JP7337648B2 - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
ここで用いられる帯電装置としては、帯電バイアスが印加された帯電部材が、像担持体に接触した状態で像担持体に放電することで像担持体を帯電する、接触帯電方式の構成が一般的に知られている。特許文献1には、表面層に有機微粒子を含有させ、凹凸を形成した帯電部材を用いることによって、スジ状の帯電不良を改善する方法が提案されている。
また、帯電部材は、弾性層に導電性を付与するために、カーボンブラック等の導電性粒子を配合した電子導電性の導電性ゴム組成物を用いたものが知られている。しかしながら、このようにして形成された弾性層は、その電気抵抗が導電性粒子の分散状態に強く依存し、弾性層内での抵抗ムラが大きいという課題を有している。また、導電性粒子間の電荷は印加電圧によって電場効果による伝わり易さが変化する。そのため、電気抵抗値の電圧依存性が大きい。
また、イオン導電性の材料においては、周囲の温度および湿度等によってイオンの移動速度が変化する。よって、電気抵抗値の環境依存性が大きい。このように、電子導電性、イオン導電性のいずれも、帯電性能の安定性に課題を有しており、均一な画像を安定して得ることが難しかった。
このような課題に対して、特許文献2では、電気的特性が均一で、電圧依存性や環境変動が小さい半導電性ゴム組成物として次のような半導電性ゴム組成物およびそれを用いた帯電部材が提案されている。すなわち、体積抵抗率1×1012Ω・cm以下のゴムを主体とするイオン導電性ゴム材料を含むマトリックスと、ゴムに導電性粒子を配合して導電化した電子導電性ゴム材料を含むドメインとを含んでなるマトリックスドメイン構造(海島構造)を有する半導電性ゴム組成物である。
ここで、海島構造の帯電部材の表面において、ドメインが露出している部分が汚れると
、海島構造を有する帯電部材による安定した帯電性能を維持することができない。これは、ドメインの露出部が、マトリックスの露出部より電気抵抗が低く放電しやすいため、ドメインの露出部の汚れにより電気抵抗が変化することにより、帯電部材の放電が変化しやすいためである。これに対し、帯電部材の表面に凹凸を設けることにより、汚れによるスジ状の帯電ムラをある程度低減させることはできる。しかし、そのような凹凸があっても、ドメインの露出部が汚れることにより、帯電不良による画像不良が発生する場合があった。具体的には、帯電部材の帯電性能が不安定になるため、像担持体表面の帯電電位が変化し画像濃度や線幅が所望の値からズレたり、均一に帯電できなくなり画像濃度ムラ等の画像不良が発生したりする。つまり、長期の使用などにより、海島構造の帯電部材の安定した帯電性能を維持できず、均一な画像を安定して得られないという課題があった。
記録材に画像を形成する画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジであって、
像担持体と、
前記像担持体に接触し、前記像担持体の表面を帯電する帯電部材と、
前記像担持体の表面に形成された静電像を現像剤像に現像するための現像剤を担持する現像剤担持体と、
を備え、
前記現像剤像を被転写体に転写した後に前記像担持体に残った現像剤を前記現像剤担持体で回収するように構成されたプロセスカートリッジにおいて、
前記帯電部材は、導電性の支持体と、前記支持体に支持され前記像担持体と接触する弾性層と、を有し、
前記弾性層は、第一のゴムを含むマトリックスと、第二のゴムおよび電子導電剤を含み前記マトリックス中に散在する複数のドメインと、を有し、
前記ドメインの電気抵抗は、前記マトリックスの電気抵抗より低く、
前記マトリックスは、前記弾性層の外表面に露出して複数の凹部を形成するとともに、
前記複数のドメインには、前記凹部の底部で露出するドメインが含まれることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
像担持体と、
前記像担持体に接触し、前記像担持体の表面を帯電する帯電部材と、
前記像担持体の表面に静電像を形成すべく、前記帯電部材により帯電された前記像担持体を露光する露光手段と、
前記静電像を現像剤像に現像する現像手段と、
前記現像剤像を前記像担持体から被転写体に転写する転写手段と、
を備え、
前記現像剤像を前記被転写体に転写した後に前記像担持体に残った現像剤を前記現像手段で回収するように構成された画像形成装置において、
前記帯電部材は、導電性の支持体と、前記支持体に支持され前記像担持体と接触する弾性層と、を有し、
前記弾性層は、第一のゴムを含むマトリックスと、第二のゴムおよび電子導電剤を含み前記マトリックス中に散在する複数のドメインと、を有し、
前記ドメインの電気抵抗は、前記マトリックスの電気抵抗より低く、
前記マトリックスは、前記弾性層の外表面に露出して複数の凹部を形成するとともに、
前記複数のドメインには、前記凹部の底部で露出するドメインが含まれることを特徴と
する。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
<画像形成装置の概略>
図1を参照して、本発明の実施形態1に係る電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置)の全体構成および画像形成動作について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置100の概略構成を示す模式的断面図である。なお、図1は、画像形成装置100が水平な設置面に載置される通常の設置状態における画像形成装置の構成を示しており、紙面左右方向が水平方向、紙面上下方向が装置上下方向にそれぞれ対応する。
ドラム1や帯電ローラ2を画像形成装置本体100に括り付け、ユーザーによる交換を不要としたものであってもよい。すなわち、本発明を適用可能なカートリッジ構成は、特定の構成に限定されない。
また、中間転写ベルト53の移動方向において、二次転写装置52の下流側にベルトクリーニング装置7が配設されており、中間転写ベルト53上に残留したトナー90を除去・回収する。
また、装置本体には、帯電ローラ2、現像ローラ42、一次転写ローラ51、二次転写ローラ52等のそれぞれに所定の電圧を印加するための、電源が取り付けられている。
図11に示す制御ブロック図は、本実施例に係る画像形成装置の制御構成の一例を概略的に示している。プロセスカートリッジ8は代表的に一つだけ示している。また、中間転写ベルト53の駆動制御構成は図示を省略している。制御部101は、CPUやメモリ等を有し、ホストコンピュータ等の外部装置から送信される画像情報及びプリント指示を受信し、画像形成装置100の画像形成動作を制御する。すなわち、ここで説明する画像形成動作の各種動作は、制御部101によって制御される。
なお、本実施の形態ではクリーナレス構成において説明を行っているが、帯電部と一次転写部の間にクリーニング部材を設けた構成でもよい。
図2を参照して、本実施形態に係る帯電ローラ2、およびその弾性層22について説明する。図2(a)は、本実施形態に係る帯電ローラ2の概略構成を示す模式的断面図であり、帯電ローラ2の回転軸方向から見た断面図となっている。図2(b)は、本実施形態に係る帯電ローラ2の表面22aを含む弾性層22を拡大し示した模式的断面図である。
図2(b)に示すように、弾性層22は、イオン導電性のゴムAを含むマトリックス23と、ゴムBと電子導電材とを含む電子導電性のドメイン24とを有する。マトリックス23は海相、ドメイン24は、マトリックス23中に複数個に分散、散在した島相を形成し、マトリックスドメイン構造(海島構造)を構築している。
ように構成されている。かかる外周面構成は、後述する製造方法により形成することができる。
これによって、放電点として機能するドメイン24は、帯電ローラ2表面の凹部26に存在するので、帯電ローラ2と被帯電体である感光ドラム1との接触位置において、トナー90の表面は、帯電部材表面のドメイン24と接触しにくくなる。その結果、ドメイン24にトナー90表面の被覆材91が付着することを抑制し、帯電ローラ2の汚れによる帯電不良を抑え、安定して良好な画質を得ることができる。以下に詳しく述べる。
そこで、本実施形態においては、帯電ローラ2の表面22aに露出し放電点となるドメイン24を凹部26の底部で露出するように構成することにより、トナー90を被覆する被覆材91と接触しにくくして被覆材91との接触に起因する汚れを抑制し、帯電不良の発生を抑制する。それにより、海島構造の帯電ローラ2の特徴である、電気的特性が均一で、電圧依存性や環境変動が小さいことによる、安定した帯電性能を維持することを可能とする。
因してマトリックス23の導電性を高くする必要が生じることや、弾性層22全体の電気抵抗が高くなり放電不足が起こることを抑制できる。
ドメイン24は、電子導電性ゴム材料からなる。電子導電性ゴム材料とは、例えば、それ自体は導電性を示さないバインダーポリマーに、導電性粒子(電子導電剤)としてカーボンブラックを分散して電気抵抗を調整したものを含む。
機酸リチウム塩を例示することができる。
導電性支持体としての芯金21は、導電性を有し、弾性層22等を支持可能であって、かつ、帯電部材としての、典型的には帯電ローラ2としての強度を維持し得るものであればよい。
本実施形態に係る帯電ローラ2の製造方法の一例として、製造工程が簡略であるという観点から有効な方法を説明する。その製造方法は、下記工程(A)~(D)を含む。
(A)カーボンブラックおよびゴムを含む、ドメイン24形成用のカーボンマスターバッチ(CMB)を調製する工程;
(B)マトリックス23となるゴム組成物を調製する工程;
(C)該カーボンマスターバッチと該ゴム組成物とを混練して、マトリックスドメイン構造を有するゴム組成物を調製する工程;
(D)該マトリックスドメイン構造を有するゴム組成物を、クロスヘッドから芯金と共に押し出して、該芯金の周囲を、該該マトリックスドメイン構造を有するゴム組成物で被覆する工程。
(i)ドメイン24となるCMB、および、マトリックス23となる未加硫ゴム組成物のそれぞれを、バンバリーミキサーや加圧式ニーダーといった密閉型混合機を使用して混合した後に、オープンロールの様な開放型の混合機を使用して、ドメイン24となるCMBとマトリックス23となる未加硫ゴム組成物と加硫剤や加硫促進剤といった原料とを混練して一体とする方法。
(ii)ドメイン24となるCMBを、バンバリーミキサーや加圧式ニーダーといった密閉型混合機を使用して混合した後に、ドメイン24となるCMBとマトリックス23となる未加硫ゴム組成物の原材料を密閉型混合機にて混合した後に、オープンロールの様な開放型の混合機を使用して加硫剤や加硫促進剤といった原料を混練して一体とする方法。
マトリックスドメイン構造の有無の確認方法、およびドメイン数、ドメイン24の体積分率の測定方法の、一例を述べる。帯電ローラ2の弾性層22から、厚さ1mmの切片を切り出す。この切片をリンタングステン酸5%水溶液に15分浸漬し、次いで、当該切片を取り出し、純水で洗浄し、更に室温(25℃)で乾燥させる。このようにして得た染色された切片を、FIB-SEM(デュアルビームSEM Helios600、FEI製)を用いてマトリックスドメイン構造の観察を行う。具体的な測定手法を以下に示す。
帯電ローラ2の弾性層22をカミソリにて切出し、かまぼこ状のゴムの切片を得た。このゴムの切断面の体積抵抗率を4端子4探針法で測定した。測定の条件としては抵抗率計(ロレスタGP、三菱化学アナリテック社製)にて、23℃/50%RH(相対湿度)の環境下で、印加電圧90V、荷重10N、ピン間距離1.0mm、ピン先0.04R、バネ圧250gとした。
帯電ローラ2の弾性層22の表面形状、および、凹部26の底部にドメイン24が存在していることの確認、および、マトリックス23とドメイン24の電流値は、原子間力顕微鏡(AFM)(Easy Scan2、Nanosurf製)を用いて、測定した測定値を採用することができる。図8に導電性測定装置の構成図を示す。帯電ローラ81の導電性基体に直流電源(PL-650-0.1、松定プレシジョン株式会社製)84を接続
して80Vを印加し、表面層にはカンチレバー82の自由端を接触させ、AFM本体83を通して電流像を得る。測定の条件は、カンチレバー:ANSCM-PC、測定環境:大気中、動作モード:広がり抵抗、セットポイント:20nN、P-ゲイン:3000、I-ゲイン:600、D-ゲイン:0、ティップ電圧:3V、画像幅:100μm、線数:256とした。
本実施形態において、ドメイン24の電流値A2は、マトリックス23の電流値A1よりも大きい。つまり、ドメイン24の電気抵抗は、マトリックス23の電気抵抗よりも低い。A2/A1が大きいほど、マトリックス23に比べてドメイン24の電気抵抗が低いことを示す。
図3は、帯電ローラ2の弾性層22の表面22aを垂直方向から見た図である。図3を用いて、凹部26のフェレー径Fiの測定方法について述べる。本実施形態における帯電ローラ2の凹部26のフェレー径Fiの測定には、上述の凹部26の深さの測定同様に、原子間力顕微鏡(AFM)を用いることができる。
AFMの形状像から、上述のドメイン24が底面に存在している凹部26の領域Jを特定することで、フェレー径Fiを測定する。測定に使用する部分の高さは、領域Jの高さ方向Zμmの平均値と、領域J以外の部分の平均値との中間点として、フェレー径Fiを測定した。測定条件は、上述の凹部26の深さの測定と同じ条件を用いた。帯電ローラ2の長手方向の位置が異なる任意の5ヶ所に対して測定し、測定した全ての孤立した各凹部Ciにおけるフェレー径Fiの最大値を、最大フェレー径2Rsとする。
そして、そのようにして得られた凹部26の最大フェレー径2Rsの測定値から、凹部26の最大フェレー径2Rsの半分の値である凹部半径Rsを算出する。
トナー90の体積平均粒径2Rtは、以下の測定方法により測定した測定値を採用することができる。測定装置としては、コールターマルチサイザーIV(べックマン・コールター製)を用いる。電解液としては、特級塩化ナトリウムをイオン交換水に溶解して濃度が約1質量%となるようにしたもの、例えば、ISOTON II(ベックマン・コールター製)が使用できる。測定方法としては、電解水溶液100ml中に分散剤として、アルキルベンゼンスルホン酸塩を0.5ml加え、更に測定試料を10mg加える。測定試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で1分間分散処理を行い、測定装置により30μmアパーチャーを用いて体積粒度分布を測定し、測定されたメディアン径(D50)を体積平均粒径2Rtとする。また、トナー90の体積平均粒径2Rtの測定値からその半分の値であるトナー半径Rtを算出する。
被覆剤91の個数平均粒径pの測定は、走査電子顕微鏡(SEM)(S-4800、株式会社日立ハイテクノロジーズ製)を用いて行う。被覆剤91が被覆されたトナー90を観察して、最大20万倍に拡大した視野において、ランダムに100個の被覆剤91の一次粒子の長径を測定してその個数平均粒径pを求める。観察倍率は、被覆剤91の大きさによって適宜調整する。
(カーボンマスターバッチ(CMB)1の調製)
下記の表1に記載のカーボンマスターバッチ(CMB)原料を表1に示す配合量で混合してCMB1を調製した。混合機は、6リットル加圧ニーダー(製品名:TD6-15MDX、トーシン社製)を用いた。混合条件は、充填率70vol%、ブレード回転数30rpm、16分間とした。
上記で調製したCMB1について、以下の方法によってダイスウェルの値(DS(d))を算出した。
すなわち、ダイスウェルの測定は、キャピラリーレオメーター(商品名:キャピログラフ1D型、株式会社東洋精機製)を用い、JIS K 7199:1999に準拠して行う。
キャピラリー長:10mm、キャピラリー直径D:2mm、炉体径:9.55mm、ロードセルタイプ:20kN、測定温度=80℃にて測定した。ダイスウェルとしては、ピストンスピード:100mm/分(剪断速度:1.52×102)において押し出された
ストランドの直径R[mm]を測定し、ダイスウェルDS=R/Dとして算出した。
A練りゴム組成物の原料として、表2に記載の材料を用意した。
これらの材料を表2に記載の配合量で混合した。混合機は、6リットル加圧ニーダー(製品名:TD6-15MDX、トーシン社製)を用いた。混合条件は、充填率70vol%、ブレード回転数30rpm、16分間とした。得られた混合物について、CMBのダイスウェルの算出方法と同様にして、当該混合物のダイスウェルの値(DS(m))を算出した。
上記CMB1に対して、表2に示す原料を加えて混練することにより、A練りゴム組成物を得た。混合機は、6リットル加圧ニーダー(製品名:TD6-15MDX、トーシン社製)を用いた。混合条件は、充填率70vol%、ブレード回転数30rpm、16分間とした。
得られたA練りゴム組成物に、表3に示す原料を加えてさらに混練することにより、B練りゴム組成物としての未加硫ゴム組成物1を得た。混合機は、ロール径12インチ(0.30m)のオープンロールを用いた。混合条件は、前ロール回転数10rpm、後ロール回転数8rpmで、ロール間隙2mmとして合計20回左右の切り返しを行った後、ロール間隙を0.5mmとして10回薄通しを行った。
まず、加硫ゴム層を接着する接着層を有する芯金を得るため、次の操作を行った。すなわち、直径6mm、長さ252mmの円柱形の導電性芯金(鋼製、表面はニッケルメッキ)の軸方向の中央部222mmに導電性加硫接着剤(商品名:メタロックU-20;東洋
化学研究所製)を塗布し、80℃で30分間乾燥した。
この接着層を有する芯金に、上記で調製した未加硫ゴム組成物1をクロスヘッド押出成型機にて被覆し、クラウン形状の未加硫ゴムローラを得た。成型温度は100℃、スクリュ回転数は10rpmとして、芯金の送り速度を変えながら成型した。クロスヘッド押出成型機のダイス内径は8.4mmに対し、未加硫ゴムローラが太くなるように成形し、未加硫ゴムローラの軸方向の中央の外径は8.6mm、端部の外径は8.5mmであった。
その後、電気炉にて温度160℃で40分間加熱して未加硫ゴム組成物1の層を加硫して加硫ゴム層とした。加硫ゴム層の両端部を切断し、軸方向の長さを232mmとして、加硫ゴムローラとした。
得られた加硫ゴムローラの表面に電子線を照射して、弾性層(表面層)の表面に硬化された領域を有する帯電ローラc1を得た。電子線の照射には、最大加速電圧150kV・最大電子電流40mAの電子線照射装置(岩崎電気株式会社製)を用い、照射時には窒素を充填した。電子線の照射条件は加速電圧:150kV、電子電流:35mA、線量:1323kGy、処理速度:1m/min、酸素濃度:100ppmであった。
(CMB2~CMB7の調製)
表4に記載の材料を、表4に示す配合量(質量部)にて用いた以外は、CMB1と同様にしてCMB2~CMB7を調製した。また、CMB1と同様にしてダイスウェル値を算出した。
表5に記載の材料を表5に記載の配合量(質量部)にて用いた以外は、実施例1-1と同様にしてA練りゴム組成物形成用原料のダイスウェル値を算出した。
上記CMB2~CMB7およびA練りゴム組成物形成用原料2~7を用いた以外は、実施例1-1に係る未加硫ゴム組成物1と同様にして、未加硫ゴム組成物2~7を調製した
。
そして、未加硫ゴム組成物2~7を用いた以外は、実施例1-1と同様にして帯電ローラc2~c7を作製し、評価した。
実施例1-8~1-21は、実施例1-1~1-7に対して、使用する帯電ローラ2と、トナー90のトナー粒子と被覆材91の組合せが異なる。実施例1-8~1-21において帯電ローラ2には、それぞれ図9および図10の各表に示す実施例1-1~1-7の帯電ローラc1~c7のうちの1つを使用した。そしてトナー90には、それぞれ図9および図10の各表に示すように実施例1-1~1-7とはトナー90または被覆材91の大きさ(トナー半径Rtまたは被覆材91の個数平均粒径p)が異なるものを使用した。
実施例1-1の(未加硫ゴム組成物1の調製)において、CMB1、および表2に示す原料に加え、球状アクリル樹脂粒子(商品名:テクポリマーMBX-20、粒子径20μm、積水化成品工業社製)を、配合量にして10質量部追加した。これ以外は、実施例1-1と同様にして、帯電ローラc8を作成し、評価した。
球状アクリル樹脂粒子は、架橋されているのでマトリックスを構成するNBRとは相溶しない。
なお、球状アクリル樹脂粒子は電気絶縁性であるため、ゴムを含みドメイン24よりも高い電気抵抗を有するマトリックス23の一部として扱い、ドメイン24の体積分率を算出し、DS(m)/DS(d)、ドメイン数、A2/A1を測定した。
実施例1-1の(未加硫ゴム組成物1の調製)において、CMB1、および表2に示す原料に加え、球状ウレタン樹脂粒子(商品名:アートパールC-400透明、粒子径20μm、根上化学工業社製)を、配合量にして10質量部追加した。これ以外は、実施例1-1と同様にして帯電ローラc9を作成し、評価した。
球状ウレタン樹脂粒子は、架橋されているため、マトリックスを構成するNBRとは相溶しない。
なお、球状ウレタン樹脂粒子は電気絶縁性であるため、ゴムを含みドメイン24よりも高い電気抵抗を有するマトリックス23の一部として扱い、ドメイン24の体積分率を算出し、DS(m)/DS(d)、ドメイン数、A2/A1を測定した。
球状ポリエチレン樹脂粒子マスターバッチPE-MB1を以下のようにして調製した。
原材料として、表6に記載の材料を用意した。これらの材料を表6に記載の配合量で混合して、球状ポリエチレン樹脂粒子マスターバッチPE-MB1を得た。
混合機は、6リットル加圧ニーダー(商品名:TD6-15MDX、トーシン社製)を用いた。混合条件は、充填率:50vol%、ブレード回転数10rpm、5分間とした。混合時の最大到達温度は、80℃であり、ポリエチレンの融点である120℃よりも十分に低い値であった。
オープンロール混練時の未加硫ゴム組成物8の最大到達温度は92℃であった。
球状ポリエチレン樹脂粒子は、溶融温度以下で混練しているのでマトリックス23のNBRとは相溶しない。
なお、球状ポリエチレン樹脂粒子は電気絶縁性であるため、ゴムを含みドメイン24よりも高い電気抵抗を有するマトリックス23の一部として扱い、ドメイン24の体積分率を算出し、DS(m)/DS(d)、ドメイン数、A2/A1を測定した。
未加硫ゴム組成物1に変えて未加硫ゴム組成物8を用いた以外は、実施例1-1と同様に帯電ローラc10を作成し、評価した。
比較例1(1-1~1-2)の帯電ローラ2の弾性層22について説明する。帯電ローラ2の弾性層22以外の構成に関しては、実施例1とほぼ変わらないため、ここでは説明を省略する。比較例1の弾性層22は、実施例1と同様の、ゴムAを含むマトリックス23(海相)と、マトリックス23より低い電気抵抗を有する、ゴムBと電子導電材とを含むドメイン24(島相)とを含んでなるマトリックスドメイン構造(海島構造)を構築している。また、弾性層22の表面22aには、マトリックス23とドメイン24とが、露出している。ただし実施例1と異なり、帯電ローラ2の弾性層22の表面22aは、複数の凹部26を有さないものを採用した。
実施例1-1の工程において、(加硫ゴム層の成形)後(押出後の加硫ゴム層の電子線照射)前の加硫ゴムローラの加硫ゴム層の表面をプランジカットの研磨方式の研磨機で研磨し、端部直径8.3mm、中央部直径8.5mmのクラウン形状とした。研磨工程の後に、実施例1-1の(押出後の加硫ゴム層の電子線照射)工程を行うこと以外は、実施例1-1と同様の方法で帯電ローラc11を作製し、同様に評価した。
実施例1-1の工程における、(加硫ゴム層の成形)を押出ではなく型で成形し、端部直径8.5mm、中央部直径8.6mmのクラウン形状とした以外は、実施例1-1と同様の方法で帯電ローラc12を作製し、同様に評価した。
型の成形条件は、割型とプレス機を用い、加圧:10MPa、温度:160℃、時間:40分とした。
画像評価は以下のように行った。画像形成装置100により、室温15℃、相対湿度10%Rh環境で、印字率1%の8,000枚の画像形成を行った。画像形成2枚ごとに間欠時間3秒を設けた。8,000枚の画像形成後のハーフトーン画像の画像濃度ムラを、目視にて以下の基準に基づき評価した。
A:画像濃度ムラ発生なし
B:画像濃度ムラの軽微な発生があるが実使用上問題なし
C:画像濃度ムラが顕著に発生し実使用上問題あり
実施例1(1-1~1-24)および比較例1(1-1~1-2)における、帯電ローラ2やトナー90、被覆材91の各測定結果、および画像評価した結果を図9および図10の各表に示す。
図5を用いて、本実施例における帯電ローラ2の表面22aの形状について、特に凹部26とトナー90と被覆材91との大きさの関係について詳細に述べる。図5は、帯電ローラ2の表面22aにトナー90が接触したときに、トナー90およびトナー90表面の被覆材91が、凹部26の底面に最も近くなる位置にあるときの、被覆材91と、凸部25および凹部26との位置関係を示した模式図である。
なお、図5では被覆材91と凹部26をそれぞれ一つだけ示しているが、実際には、被
覆材91は、トナー90の表面全体に渡り複数散在しており、凹部26も、帯電ローラ2の表面22aの全体に渡って複数散在している。
2Rs<2Rt … 式1
h>Rt-(Rt2-Rs2)1/2+p … 式2
なお、本実施形態では、被転写体として中間転写体である中間転写ベルト53へ感光ドラム1からトナー像を転写する装置構成について例示したが、被転写体として記録材に直接、感光ドラム1からトナー像を転写する直接転写方式の装置構成であってもよい。
本発明の実施形態2において、現像剤としてのトナー90以外の構成に関しては、実施形態1と変わらないため、ここでは説明を省略する。
実施形態2におけるトナー90は、本体である有機化合物を含むトナー粒子の表面を無機化合物としての有機ケイ素重合体を含む被覆材91で被覆することで、表面に複数の半球状の凸部が形成されたものを用いる。
子の表面に無機化合物である有機ケイ素重合体を含有する被覆材91を有し、該有機ケイ素重合体は、下記式(3)で表される構造を有する。
R-SiO3/2 … 式(3)
(前記Rは、炭素数が1以上、6以下の炭化水素基を示す。)
また、上記Rは、炭素数が1以上、3以下の炭化水素基であることが、帯電性のさらなる向上のためにより好ましい。帯電性が良好であると、転写性が良く転写残トナーが少ないためドラム、帯電部材及び転写部材の汚染が良化する。
炭素数が1以上、3以下の炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、又はビニル基が好ましく例示できる。環境安定性と保存安定性の観点から、より好ましくは、Rはメチル基である。
トナー粒子の表層に存在する被覆材91を形成する有機ケイ素重合体は、具体的には、アルコキシシランに代表されるケイ素化合物の加水分解及び縮重合によって生成されることが好ましい。
このような有機ケイ素重合体を含有する表層をトナー粒子に設けることによって、環境安定性が向上し、かつ、長期使用時におけるトナー90の性能低下が生じにくく、保存安定性に優れたトナー90を得ることができる。
、実施形態2では、外添を行わずにトナー90とした。
実施形態2のようなトナー90を用いた場合でも、実施形態1と同様に、本発明の帯電ローラ2により、帯電部材の汚れによる帯電不良を抑制し、安定して良好な画質を得る効果が得られた。
Claims (13)
- 記録材に画像を形成する画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジであって、
像担持体と、
前記像担持体に接触し、前記像担持体の表面を帯電する帯電部材と、
前記像担持体の表面に形成された静電像を現像剤像に現像するための現像剤を担持する現像剤担持体と、
を備え、
前記現像剤像を被転写体に転写した後に前記像担持体に残った現像剤を前記現像剤担持体で回収するように構成されたプロセスカートリッジにおいて、
前記帯電部材は、導電性の支持体と、前記支持体に支持され前記像担持体と接触する弾性層と、を有し、
前記弾性層は、第一のゴムを含むマトリックスと、第二のゴムおよび電子導電剤を含み前記マトリックス中に散在する複数のドメインと、を有し、
前記ドメインの電気抵抗は、前記マトリックスの電気抵抗より低く、
前記マトリックスは、前記弾性層の外表面に露出して複数の凹部を形成するとともに、
前記複数のドメインには、前記凹部の底部で露出するドメインが含まれることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 前記弾性層は、前記弾性層の表面を垂直な方向から見た時に、孤立した前記凹部の輪郭線上の任意の2点を結ぶ直線のうち、前記2点の間の最長なる距離Fiの最大値が、前記現像剤の体積平均粒径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記現像剤は、有機化合物を含むトナー粒子と、前記トナー粒子を被覆し、無機化合物を含む被覆材と、を含み、
前記凹部の平均深さは、前記凹部の前記距離Fiの最大値の半分をRs、前記トナー粒子の体積平均粒径の半分をRt、前記被覆材の個数平均粒径をpとして、Rt-(Rt2-Rs2)1/2+pよりも大きいことを特徴とする請求項2に記載のプロセスカートリッジ。 - 前記被覆材は、前記無機化合物として有機ケイ素重合体を含むことを特徴とする請求項3に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記帯電部材は、前記支持体が円柱状の支持体であり、該円柱状の支持体の外周面に前記弾性層を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記帯電部材は、回転する前記像担持体に追従して回転するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記帯電部材が前記像担持体を帯電する帯電部は、前記像担持体の回転方向において、前記像担持体から前記被転写体へ現像剤像を転写する転写部より下流で、前記静電像が現像剤像に現像される現像部よりも上流に位置することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記被転写体は、記録材であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記被転写体は、前記像担持体から前記現像剤像が転写される中間転写体であることを
特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。 - 前記マトリックスは、前記第一のゴムに球状粒子が添加されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
- 記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
像担持体と、
前記像担持体に接触し、前記像担持体の表面を帯電する帯電部材と、
前記像担持体の表面に静電像を形成すべく、前記帯電部材により帯電された前記像担持体を露光する露光手段と、
前記静電像を現像剤像に現像する現像手段と、
前記現像剤像を前記像担持体から被転写体に転写する転写手段と、
を備え、
前記現像剤像を前記被転写体に転写した後に前記像担持体に残った現像剤を前記現像手段で回収するように構成された画像形成装置において、
前記帯電部材は、導電性の支持体と、前記支持体に支持され前記像担持体と接触する弾性層と、を有し、
前記弾性層は、第一のゴムを含むマトリックスと、第二のゴムおよび電子導電剤を含み前記マトリックス中に散在する複数のドメインと、を有し、
前記ドメインの電気抵抗は、前記マトリックスの電気抵抗より低く、
前記マトリックスは、前記弾性層の外表面に露出して複数の凹部を形成するとともに、
前記複数のドメインには、前記凹部の底部で露出するドメインが含まれることを特徴とする画像形成装置。 - 前記被転写体は、記録材であることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
- 前記被転写体として、第1の転写手段としての前記転写手段により前記像担持体から前記現像剤像が転写される中間転写体と、
前記中間転写体から記録材に前記像担持体を転写する第2の転写手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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