JP7329521B2 - 高屈折率光学ホウ酸塩ガラス - Google Patents

高屈折率光学ホウ酸塩ガラス Download PDF

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Description

優先権
本出願は、その内容が依拠され、ここに全て引用される、2018年1月17日に出願された米国仮特許出願第62/618329号に優先権の恩恵を主張するものである。
本明細書は、広く、例えば、光学機器用の光学レンズ、拡張現実(AR)装置または仮想現実(VR)装置用のディスプレイなど、光学ディスプレイ、光学装置および光ファイバへの使用に適したガラス組成物に関する。より詳しくは、本明細書は、拡張現実装置または仮想現実装置用のディスプレイに使用されることのあるホウ酸塩ガラスに関する。
この十年において、高屈折率(すなわち、1.60超の屈折率(RI))を有する光学ガラスの需要が、拡張現実および仮想現実装置の市場の成長とともに、増加してきた。拡張現実または仮想現実装置に使用されるこれらの光学ガラスの他の要件に、可視範囲における良好な透過率、良好なガラス成形性、化学的耐久性、および比較的低い製造コストがある。屈折率が高いガラスの製造は、そのような高屈折率を要求しないディスプレイ用ガラスの製造とは極めて異なる。成形は、光学的物体を調製するために使用される典型的な方法であり、通常、所望の表面特性を達成するために、研削および研磨が必要であり、これは、ディスプレイ用ガラスには要求されないであろう。低い液相温度は、加工にとって有益であり、例えば、金型の寿命およびエネルギーの節約にとって有益である。したがって、光学ガラスの要求は、ディスプレイ用ガラスの要求とは同じではなく、光学ガラスには、ディスプレイ用ガラスとは異なるガラス組成物が必要であろう。
拡張現実または仮想現実装置に使用する光学ガラスの別の要件は、低い密度(すなわち、4.00g/cm未満の密度)である。多くの拡張現実または仮想現実装置がウェアラブル装置として製造されるので、その装置の質量は使用者により支えられる。長期間に亘り、比較的軽量の装置でさえも、身に付けているのが煩わしくなり得る。それゆえ、拡張現実または仮想現実装置における光学ガラスに使用するには、軽量の低密度ガラスが望ましい。
高屈折率および低密度に加え、拡張現実または仮想現実装置に使用するための光学ガラスは、洗浄および様々な環境条件に耐えられるような良好な化学的耐久性、並びにその光学ガラスが拡張現実または仮想現実装置において使用されている最中に損傷を受けるのを防ぐであろう他の機械的性質も有することがある。
したがって、上述した属性を有し、拡張現実または仮想現実装置に使用するのに適したガラスが必要とされている。
実施の形態によれば、ホウ酸塩ガラスは、25.0モル%以上から70.0モル%以下までのB、0.0モル%以上から10.0モル%以下までのSiO、0.0モル%以上から15.0モル%以下までのAl、3.0モル%以上から15.0モル%以下までのNb、0.0モル%以上から12.0モル%以下までのアルカリ金属酸化物、0.0モル%以上から5.0モル%以下までのZnO、0.0モル%以上から8.0モル%以下までのZrO、0.0モル%以上から15.0モル%以下までのTiO、0.5モル%未満のBi、および0.5モル%未満のPを含み、B+Al+SiOの合計は、35.0モル%以上から76.0モル%以下までであり、CaO+MgOの合計は、0.0モル%以上から35.5モル%以下までであり、このホウ酸塩ガラスは、587.6nmで測定された、1.70以上の屈折率を有し、このホウ酸塩ガラスは、4.50g/cm以下の密度を有し、このホウ酸塩ガラスは、20.0以上から47.0以下までのアッベ数Vを有する。
追加の特徴および利点は、以下の詳細な説明に述べられており、一部は、その説明から当業者に明白となるか、または以下の詳細な説明、特許請求の範囲、並びに添付図面を含む、ここに記載された実施の形態を実施することによって、認識されるであろう。
先の一般的な説明および以下の詳細な説明の両方とも、様々な実施の形態を記載しており、請求項の主題の性質および特徴を理解するための概要または骨子を提供する意図があることが理解されよう。
ここで、様々な実施の形態による光学ホウ酸塩ガラスを詳しく参照する。ホウ酸塩ガラスには、従来のケイ酸塩ガラスを上回る多くの利点があり、例えば、その密度は、高屈折率ガラスの割りに小さく(例えば、4.4g/cm未満の密度など)、分散は低く(例えば、低いアッベ数など:Vは21.0~46.3である)、ホウ酸塩ガラスは、ケイ酸塩ガラスと比べて比較的低い溶融温度を有し、ケイ酸塩ガラスおよびリン酸塩ガラスよりもずっと多量のBaO、LaおよびZrOを受け入れることができ、例えば、ヒ素(As)、鉛(Pb)、カドミウム(Cd)、水銀(Hg)、クロム(Cr)、タリウム(Tl)、またはバナジウム(V)などの健康や環境に有害な成分を含まない組成物により、匹敵する屈折率を達成することができるであろう。ハロゲン化物ガラスと比べると、ホウ酸塩ガラスの良好な化学的耐久性および熱的性質により、そのガラスが、増幅用途のための希土類の優れた母材となる。
ここに記載されたガラス組成物のいくつかの実施の形態において、構成成分(例えば、B、Al、SiO、など)の濃度は、特に明記のない限り、酸化物基準のモルパーセント(モル%)で与えられている。実施の形態による光学ホウ酸塩ガラス組成物の成分は、下記に個別に述べられている。1つの成分の様々に列挙された範囲のいずれも、任意の他の成分に関して様々に列挙された範囲のいずれと個別に組み合わされてもよいことを理解すべきである。
ここに開示された光学ホウ酸塩ガラス組成物のいくつかの実施の形態において、Bは、最大成分であり、それゆえ、Bは、そのガラス組成物から形成されたガラス網状構造の主成分である。Bは、ガラス組成物から形成されたガラス溶融物中のBO四面体配位のために、ガラス組成物の粘度を増すことがある。Bの濃度が、他のガラス網状構造形成材の濃度およびそのガラス組成物中のアルカリ酸化物の濃度に対してバランスがとられている場合、Bは、ガラス溶融物の液相温度を低下させ、それによって、液相粘度を向上させ、そのガラス組成物の特定の成形過程との適合性を改善することができる。それゆえ、Bは、これらの性質を過剰に低下させない量で添加されるであろうし、ガラスの安定性を改善するであろう。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、25.0モル%以上から70.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の量でBを含むことがある。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、30.0モル%以上、35.0モル%以上、40.0モル%以上、45.0モル%以上、50.0モル%以上、55.0モル%以上、60.0モル%以上、または65.0モル%以上の量でBを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、65.0モル%以下、60.0モル%以下、55.0モル%以下、50.0モル%以下、45.0モル%以下、40.0モル%以下、35.0モル%以下、または30.0モル%以下の量でBを含む。いくつかの実施の形態において、上記範囲のいずれを、どの他の範囲と組み合わせてもよいことを理解すべきである。しかしながら、他の実施の形態において、そのガラス組成物は、30.0モル%以上から65.0モル%以下まで、35.0モル%以上から60.0モル%以下まで、40.0モル%以上から55.0モル%以下まで、または45.0モル%以上から50.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の量でBを含む。
のように、Alは、いくつかの実施の形態において、ガラス網状構造形成材として前記ガラス組成物に添加されることがあり、Alは、ガラス組成物から形成されたガラス溶融物中のAlO四面体またはAlO八面体配位のために、そのガラス組成物の粘度を増加させることがあるが、Alの量が多すぎると、ガラス組成物の成形性を低下させることがある。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、一般に、0.0モル%以上から15.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の濃度でAlを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、2.0モル%以上、4.0モル%以上、6.0モル%以上、8.0モル%以上、10.0モル%以上、12.0モル%以上、または14.0モル%以上の量でAlを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、12.0モル%以下、10.0モル%以下、8.0モル%以下、6.0モル%以下、4.0モル%以下、または2.0モル%以下の量でAlを含む。いくつかの実施の形態において、上記範囲のいずれを、どの他の範囲と組み合わせてもよいことを理解すべきである。しかしながら、他の実施の形態において、そのガラス組成物は、4.0モル%以上から10.0モル%以下まで、または6.0モル%以上から8.0モル%以下までなど、2.0モル%以上から12.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の量でAlを含む。
ここに開示された光学ホウ酸塩ガラス組成物のいくつかの実施の形態において、SiOは、追加のガラス網状構造形成材として添加されることがある。純粋なSiOは、比較的低い熱膨張係数(CTE)を有し、無アルカリである。しかしながら、純粋なSiOは高い融点を有する。それゆえ、SiOを添加すると、ガラスの熱安定性は増加するであろう。したがって、ガラス組成物中のSiOの濃度が高すぎると、より高濃度のSiOがガラスを溶融する難しさを増し、これは、転じて、ガラスの成形性に悪影響を及ぼすで、そのガラス組成物の成形性は低下するであろう。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、一般に、0.0モル%以上から10.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の量でSiOを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、0.5モル%以上、1.0モル%以上、2.0モル%以上、4.0モル%以上、6.0モル%以上、または8.0モル%以上の量でSiOを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、8.0モル%以下、6.0モル%以下、4.0モル%以下、3.0モル%以下、2.0モル%以下、1.0モル%以下、または0.5モル%以下の量でSiOを含む。いくつかの実施の形態において、上記範囲のいずれを、どの他の範囲と組み合わせてもよいことを理解すべきである。しかしながら、他の実施の形態において、そのガラス組成物は、0.5モル%以上から8.0モル%以下まで、1.0モル%以上から6.0モル%以下まで、または2.0モル%以上から4.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の量でSiOを含む。
いくつかの実施の形態において、前記ガラス網状構造形成材B+Al+SiOの合計は、35.0モル%以上から76.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲である。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、38.0モル%以上、40.0モル%以上、42.0モル%以上、44.0モル%以上、46.0モル%以上、48.0モル%以上、50.0モル%以上、52.0モル%以上、54.0モル%以上、56.0モル%以上、58.0モル%以上、60.0モル%以上、62.0モル%以上、64.0モル%以上、66.0モル%以上、68.0モル%以上、70.0モル%以上、72.0モル%以上、または74.0モル%以上など、36.0モル%以上のガラス網状構造形成材B+Al+SiOの合計を含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス網状構造形成材B+Al+SiOの合計は、72.0モル%以下、70.0モル%以下、68.0モル%以下、66.0モル%以下、64.0モル%以下、62.0モル%以下、60.0モル%以下、58.0モル%以下、56.0モル%以下、54.0モル%以下、52.0モル%以下、50.0モル%以下、48.0モル%以下、46.0モル%以下、44.0モル%以下、42.0モル%以下、40.0モル%以下、38.0モル%以下、または36.0モル%以下など、74.0モル%以下である。いくつかの実施の形態において、上記範囲のいずれを、どの他の範囲と組み合わせてもよいことを理解すべきである。しかしながら、他の実施の形態において、そのガラス組成物は、36.0モル%以上から74.0モル%以下まで、40.0モル%以上から70.0モル%以下まで、45.0モル%以上から65.0モル%以下まで、または50.0モル%以上から60.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の量でガラス網状構造形成材B+Al+SiOの合計を含む。
ガラス網状構造形成材に加え、CaOを添加すると、ガラスの粘度が低下する。しかしながら、ガラス組成物に多すぎるCaOが添加されると、結晶化および失透が生じる。ガラス中のCaOの他の効果が、先に述べられている。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、一般に、0.0モル%以上から35.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の濃度でCaOを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、5.0モル%以上、10.0モル%以上、15.0モル%以上、20.0モル%以上、25.0モル%以上、または30.0モル%以上の量でCaOを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、30.0モル%以下、25.0モル%以下、20.0モル%以下、15.0モル%以下、10.0モル%以下、または5.0モル%以下の量でCaOを含む。いくつかの実施の形態において、上記範囲のいずれを、どの他の範囲と組み合わせてもよいことを理解すべきである。しかしながら、他の実施の形態において、そのガラス組成物は、10.0モル%以上から30.0モル%以下まで、15.0モル%以上から30.0モル%以下まで、または15.0モル%以上から25.0モル%以下までなど、5.0モル%以上から30.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の量でCaOを含む。
MgOは、CaOの代替物として使用されることのある一般的なアルカリ土類金属であるが、ここに開示され、記載された光学ホウ酸塩ガラスのいくつかの実施の形態において、MgOは、そのガラス組成物中にどのような実質的な量でも含まれない。それゆえ、いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物中のMgOの量は0.5モル%未満であり、他の実施の形態において、そのガラス組成物は、MgOをどの測定可能な量でも含有しない。したがって、少なくともいくつかの実施の形態において、光学ホウ酸塩ガラス組成物中のCaO+MgOのモル%で表された合計は、その光学ホウ酸塩ガラス組成物中のCaOの量とほぼ等しい。
BaOは、ガラスの粘度を低下させ、またガラスの成形性を向上させることがあり、ヤング率を向上させることがあり、ガラスのRIを改善することがある。しかしながら、ガラス組成物に多すぎるBaOが添加されると、ガラス組成物の密度が上昇し、結晶化および失透が生じる。少なくともいくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、一般に、0.0モル%以上から55.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の濃度でBaOを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、5.0モル%以上、10.0モル%以上、15.0モル%以上、20.0モル%以上、25.0モル%以上、30.0モル%以上、35.0モル%以上、40.0モル%以上、または45.0モル%以上の量でBaOを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、45.0モル%以下、40.0モル%以下、35.0モル%以下、30.0モル%以下、25.0モル%以下、20.0モル%以下、15.0モル%以下、10.0モル%以下、または5.0モル%以下の量でBaOを含む。いくつかの実施の形態において、上記範囲のいずれを、どの他の範囲と組み合わせてもよいことを理解すべきである。しかしながら、他の実施の形態において、そのガラス組成物は、10.0モル%以上から40.0モル%以下まで、15.0モル%以上から40.0モル%以下まで、20.0モル%以上から40.0モル%以下まで、20.0モル%以上から35.0モル%以上まで、または25.0モル%以上から35.0モル%以下までなど、5.0モル%以上から45.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の量でBaOを含む。
SrOは、ガラスの粘度を低下させ、また成形性を向上させることがあり、ヤング率を向上させることがあり、ガラスのRIを改善することがある。しかしながら、ガラス組成物に多すぎるSrOが添加されると、ガラス組成物の密度が上昇し、結晶化および失透が生じる。少なくともいくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、一般に、0.0モル%以上から8.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の濃度でSrOを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、0.1モル%以上、0.5モル%以上、1.0モル%以上、1.5モル%以上、2.0モル%以上、2.5モル%以上、3.0モル%以上、3.5モル%以上、4.0モル%以上、4.5モル%以上、5.0モル%以上、5.5モル%以上、6.0モル%以上、6.5モル%以上、7.0モル%以上、または7.5モル%以上の量でSrOを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、7.5モル%以下、7.0モル%以下、6.5モル%以下、6.0モル%以下、5.5モル%以下、5.0モル%以下、4.5モル%以下、4.0モル%以下、3.5モル%以下、3.0モル%以下、2.5モル%以下、2.0モル%以下、1.5モル%以下、1.0モル%以下、0.5モル%以下、または0.1モル%以下の量でSrOを含む。実施の形態において、上記範囲のいずれを、どの他の範囲と組み合わせてもよいことを理解すべきである。しかしながら、他の実施の形態において、そのガラス組成物は、0.5モル%以上から4.0モル%以下まで、または0.5モル%以上から3.0モル%以下までなど、0.1モル%以上から5.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の量でSrOを含む。
Laは、光学ホウ酸塩ガラス組成物のRIを上昇させるために、光学ホウ酸塩ガラス組成物に添加されることがある。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、一般に、0.0モル%以上から30.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の濃度でLaを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、4.0モル%以上、5.0モル%以上、10.0モル%以上、15.0モル%以上、20.0モル%以上、または25.0モル%以上の量でLaを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、25.0モル%以下、20.0モル%以下、15.0モル%以下、10.0モル%以下、5.0モル%以下、または4.0モル%以下の量でLaを含む。実施の形態において、上記範囲のいずれを、どの他の範囲と組み合わせてもよいことを理解すべきである。しかしながら、他の実施の形態において、そのガラス組成物は、4.0モル%以上から20.0モル%以下まで、4.0モル%以上から15.0モル%以下まで、5.0モル%以上から20.0モル%以下まで、または5.0モル%以上から15.0モル%以下までなど、4.0モル%以上から25.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の量でLaを含む。
Nbが、前記光学ホウ酸塩ガラスのRIおよびガラスの成形性を増すために、その光学ホウ酸塩ガラス組成物に添加されることがある。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、一般に、3.0モル%以上から15.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の濃度でNbを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、4.0モル%以上、6.0モル%以上、8.0モル%以上、10.0モル%以上、12.0モル%以上、または14.0モル%以上の量でNbを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、14.0モル%以下、12.0モル%以下、10.0モル%以下、8.0モル%以下、6.0モル%以下、または4.0モル%以下の量でNbを含む。実施の形態において、上記範囲のいずれを、どの他の範囲と組み合わせてもよいことを理解すべきである。しかしながら、他の実施の形態において、そのガラス組成物は、4.0モル%以上から12.0モル%以下まで、4.0モル%以上から10.0モル%以下まで、5.0モル%以上から12.0モル%以下まで、または5.0モル%以上から10.0モル%以下までなど、4.0モル%以上から14.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の量でNbを含む。
上記成分に加え、1つ以上の実施の形態による光学ホウ酸塩ガラスは、例えば、LiO、NaO、およびKOなどのアルカリ金属酸化物を含むことがある。このアルカリ金属酸化物は、例えば、溶融温度、粘度、機械的強度、および化学的耐久性など、ガラス組成物の様々な性質を変えるために加えられることがある。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、一般に、0.0モル%以上から12.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の濃度でLiOを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、1.0モル%以上、2.0モル%以上、4.0モル%以上、6.0モル%以上、8.0モル%以上、または10.0モル%以上の量でLiOを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、10.0モル%以下、8.0モル%以下、6.0モル%以下、4.0モル%以下、2.0モル%以下、または1.0モル%以下の量でLiOを含む。いくつかの実施の形態において、上記範囲のいずれを、どの他の範囲と組み合わせてもよいことを理解すべきである。しかしながら、他の実施の形態において、そのガラス組成物は、1.0モル%以上から8.0モル%以下まで、2.0モル%以上から10.0モル%以下まで、または2.0モル%以上から8.0モル%以下までなど、1.0モル%以上から10.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の量でLiOを含む。
いくつかの実施の形態において、前記ガラス組成物は、一般に、0.0モル%以上から10.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の濃度でNaOを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、0.5モル%以上、1.0モル%以上、2.0モル%以上、4.0モル%以上、6.0モル%以上、または8.0モル%以上の量でNaOを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、8.0モル%以下、6.0モル%以下、4.0モル%以下、2.0モル%以下、1.0モル%以下、または0.5モル%以下の量でNaOを含む。実施の形態において、上記範囲のいずれを、どの他の範囲と組み合わせてもよいことを理解すべきである。しかしながら、他の実施の形態において、そのガラス組成物は、0.0モル%以上から6.0モル%以下まで、0.0モル%以上から4.0モル%以下まで、0.5モル%以上から8.0モル%以下まで、または1.0モル%以上から4.0モル%以下までなど、0.0モル%以上から8.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の量でNaOを含む。
少なくともいくつかの実施の形態において、前記光学ホウ酸塩ガラス組成物中の全てのアルカリ金属酸化物の合計は、1.0モル%以上から10.0モル%以下まで、1.0モル%以上から8.0モル%以下まで、2.0モル%以上から10.0モル%以下まで、または2.0モル%以上から8.0モル%以下までなど、0.0モル%以上から12.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲であることがある。
例えば、ZnO、TiO、ZrO、およびYなど、上述したNbの他の遷移金属酸化物が、屈折率を上昇させるために、実施の形態による光学ホウ酸塩ガラスに添加されることがある。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、一般に、0.0モル%以上から5.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の濃度でZnOを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、1.0モル%以上、2.0モル%以上、3.0モル%以上、または4.0モル%以上の量でZnOを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、4.0モル%以下、3.0モル%以下、2.0モル%以下、または1.0モル%以下の量でZnOを含む。実施の形態において、上記範囲のいずれを、どの他の範囲と組み合わせてもよいことを理解すべきである。しかしながら、他の実施の形態において、そのガラス組成物は、1.0モル%以上から3.0モル%以下までなど、0.0モル%以上から4.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の量でZnOを含む。
いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、一般に、0.0モル%以上から8.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の濃度でZrOを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、1.0モル%以上、2.0モル%以上、3.0モル%以上、4.0モル%以上、5.0モル%以上、6.0モル%以上、または7.0モル%以上の量でZrOを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、7.0モル%以下、6.0モル%以下、5.0モル%以下、4.0モル%以下、3.0モル%以下、2.0モル%以下、または1.0モル%以下の量でZrOを含む。実施の形態において、上記範囲のいずれを、どの他の範囲と組み合わせてもよいことを理解すべきである。しかしながら、他の実施の形態において、そのガラス組成物は、2.0モル%以上から6.0モル%以下まで、3.0モル%以上から6.0モル%以下まで、または4.0モル%以上から6.0モル%以下までなど、1.0モル%以上から7.0モル%以下、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の量でZrOを含む。
いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、一般に、0.0モル%以上から15.0モル%以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の濃度でTiOを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、1.0モル%以上、2.0モル%以上、3.0モル%以上、4.0モル%以上、5.0モル%以上、6.0モル%以上、7.0モル%以上、8.0モル%以上、9.0モル%以上、10.0モル%以上、11.0モル%以上、12.0モル%以上、13.0モル%以上、または14.0モル%以上の量でTiOを含む。いくつかの実施の形態において、そのガラス組成物は、14.0モル%以下、13.0モル%以下、12.0モル%以下、11.0モル%以下、10.0モル%以下、9.0モル%以下、8.0モル%以下、7.0モル%以下、6.0モル%以下、5.0モル%以下、4.0モル%以下、3.0モル%以下、2.0モル%以下、または1.0モル%以下の量でTiOを含む。実施の形態において、上記範囲のいずれを、どの他の範囲と組み合わせてもよいことを理解すべきである。しかしながら、他の実施の形態において、そのガラス組成物は、2.0モル%以上から12.0モル%以下まで、4.0モル%以上から10.0モル%以下まで、または5.0モル%以上から10.0モル%以下までなど、1.0モル%以上から14.0モル%以下、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の量でTiOを含む。
他の成分が、実施の形態において、清澄剤として少量、前記光学ホウ酸塩ガラスに添加されることがある。そのような清澄剤としては、CeO、F、Cl、硫酸塩、および硫化物が挙げられる。いくつかの実施の形態において、その光学ホウ酸塩ガラス組成物中の全ての清澄剤の合計は、0.5モル%以上から1.5モル%以下までなど、0.0モル%以上から2.0モル%以下であることがある。他の実施の形態において、その光学ホウ酸塩ガラスは、1.0モル%以下、0.7モル%以下、0.5モル%以下、0.2モル%以下、または0.1モル%以下、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の量で清澄剤を含むことがある。
1つ以上の実施の形態において、様々な成分が、限られた量で前記光学ホウ酸塩ガラス組成物中に存在する。これらの成分の量は、例えば、それらの成分が、環境に有害である、ヒトにとって毒性である、費用がかかる、またはそのガラス組成物の性質に悪影響を与えるなど、様々な理由のために制御されることがある。例えば、Biは、ガラス組成物の屈折率を上昇させるが、Biは、ガラス組成物の密度も急激に上昇させる。したがって、実施の形態において、ガラス組成物にわずかしかまたは全くBiは添加されない。光学ホウ酸塩ガラス組成物のいくつかの実施の形態は、0.2モル%以下のBi、または0.1モル%以下のBiなど、0.5モル%未満のBiを含む。その光学ホウ酸塩ガラスのいくつかの実施の形態は、どのような測定可能な量でもBiを含まない。
少なくともいくつかの実施の形態において、前記ガラス組成物にほとんどまたは全くPは添加されない。その光学ホウ酸塩ガラスのいくつかの実施の形態は、0.2モル%以下のP、または0.1モル%以下のPなど、0.5モル%未満のPを含む。その光学ホウ酸塩ガラスの他の実施の形態は、どのような測定可能な量でもPを含まない。
BiおよびPに加え、前記光学ホウ酸塩ガラス中の他の成分の量が制御されることがある。いくつかの実施の形態において、Ta+酸化タングステン+Er+TeO+Gdのモル%で表された合計は、0.2モル%以下、または0.1モル%以下など、0.5モル%未満である。その光学ホウ酸塩ガラスの他の実施の形態において、Ta+酸化タングステン+Er+TeO+Gdの合計は、測定可能ではない。
いくつかの実施の形態において、前記光学ホウ酸塩ガラスは、鉛、ヒ素、タリウム、カドミウム、バナジウム、水銀、およびクロムの1つ以上を含まないことがある。ここに用いられているように、「含まない」という用語は、そのガラス成分が、ガラス設計に含まれず、存在した場合でも、100ppm未満の量でしか存在しないことを示す。
ここに開示され、記載された実施の形態による光学ホウ酸塩ガラスは、有益な特徴を有するように配合できることが分かった。特に、光学ホウ酸塩ガラスのRIを上昇させるために、そのホウ酸塩ガラス組成物に遷移金属元素が添加されることがある。遷移金属元素などの成分が、ガラス転移温度(T)、液相温度、および液相粘度など、ガラス組成物の他の性質を阻害もせずに、そのガラス組成物のRIを著しく上昇させ得る量でホウ酸塩ガラスに添加できることは、以前は予測されていなかった。しかしながら、光学ホウ酸塩ガラス組成物の他の性質を過度に阻害せずに、RIを著しく上昇させるために、十分な量の遷移金属元素をそのガラス組成物に添加できることが分かった。ここでの実施の形態に開示され、記載された光学ホウ酸塩ガラスの様々な性質が下記に論じられている。
実施の形態に開示された光学ホウ酸塩ガラスの屈折率は、ガラス組成物への遷移金属元素の添加により影響を受けることがある。特に、ガラス組成物に酸化ランタンおよび酸化ニオブを添加すると、ガラス組成物のRIが上昇する。1つ以上の実施の形態において、RIは、Metricon Model 2010 Prism Couplerで測定した。屈折率の測定は、様々なレーザ源を使用して、406nm、473nm、532nm、633nm、790nmおよび981nmの波長にてMetricon Model 2010 Prism Couplerで行った。このMetricon Model 2010 Prism Couplerは、バルク材および/またはフイルムの屈折率を測定できる、全自動屈折計として作動する。提供したガラス試料などのバルク材の屈折率は、Metricon Model 2010 Prism Couplerで測定される。屈折率の測定結果を、コーシーの分散式に当て嵌め、定数を決定した。光学ガラスの屈折率nは、587.6nm(ヘリウムのd線)の波長で規定される。近似屈折率分散値を使用して、各ガラス組成物について、アッベ数Vを計算する。1つ以上の実施の形態において、光学ホウ酸塩ガラスは、1.70以上、1.71以上、1.72以上、1.73以上、1.74以上、1.75以上、1.76以上、1.77以上、1.78以上、1.79以上、または1.80以上の、587.6nmで測定されたRIを有することがある。いくつかの実施の形態において、その光学ホウ酸塩ガラスは、1.82以下、1.81以下、1.80以下、1.79以下、1.78以下、1.77以下、1.76以下、1.75以下、1.74以下、1.73以下、1.72以下、または1.71以下の、587.6nmで測定されたRIを有することがある。実施の形態において、上記範囲のいずれを、どの他の範囲と組み合わせてもよいことを理解すべきである。しかしながら、他の実施の形態において、その光学ホウ酸塩ガラスは、1.72以上から1.81以下まで、1.74以上から1.78以下まで、または1.76以上から1.78以下までなど、1.70以上から1.82以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲の、587.6nmで測定されたRIを有することがある。
先に開示されたように、前記光学ホウ酸塩ガラスの密度は、1つ以上の実施の形態において、比較的低いことがある。いくつかの実施の形態において、密度はASTM C693にしたがって測定され、その光学ホウ酸塩ガラスの密度は、4.40g/cm以下、4.30g/cm以下、4.20g/cm以下、4.10g/cm以下、4.00g/cm以下、3.90g/cm以下、3.80g/cm以下、3.70g/cm以下、3.60g/cm以下、3.50g/cm以下、または3.40g/cm以下など、4.50g/cm以下であることがある。1つ以上の実施の形態において、その光学ホウ酸塩ガラス組成物の密度は、3.00g/cm以上から4.40g/cm以下まで、3.00g/cm以上から4.30g/cm以下まで、3.00g/cm以上から4.20g/cm以下まで、3.00g/cm以上から4.10g/cm以下まで、3.00g/cm以上から4.00g/cm以下まで、3.00g/cm以上から3.90g/cm以下まで、3.00g/cm以上から3.80g/cm以下まで、3.00g/cm以上から3.70g/cm以下まで、3.00g/cm以上から3.60g/cm以下まで、3.00g/cm以上から3.50g/cm以下まで、または3.00g/cm以上から3.40g/cm以下までなど、3.00g/cm以上から4.50g/cm以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲であることがある。
実施の形態による光学ホウ酸塩ガラスは、アッベ数(V数とも称される)により定義されるように、比較的低い分散を有する。近似屈折率分散値を使用して、各ガラス組成物について、アッベ数Vを計算する。光学ガラスのアッベ数Vは、以下の式1:
Figure 0007329521000001
によって決定されることがある。式中、nは587.6nmで測定されたガラスの屈折率であり、nは486.1nmで測定されたガラスの屈折率であり、nは656.3nmで測定されたガラスの屈折率である。いくつかの実施の形態において、その光学ホウ酸塩ガラスのV値は、20.0以上から47.0以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲である。いくつかの実施の形態において、その光学ホウ酸塩ガラスのV値は、22.0以上、24.0以上、26.0以上、28.0以上、30.0以上、32.0以上、34.0以上、36.0以上、38.0以上、40.0以上、42.0以上、または44.0以上である。1つ以上の実施の形態において、その光学ホウ酸塩ガラスのV値は、44.0以下、42.0以下、40.0以下、38.0以下、36.0以下、34.0以下、32.0以下、30.0以下、28.0以下、26.0以下、24.0以下、または22.0以下である。実施の形態において、上記範囲のいずれを、どの他の範囲と組み合わせてもよいことを理解すべきである。しかしながら、他の実施の形態において、その光学ホウ酸塩ガラスのV値は、22.0以上から44.0以下まで、24.0以上から42.0以下まで、26.0以上から40.0以下まで、28.0以上から38.0以下まで、または30.0以上から36.0以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲である。
いくつかの実施の形態において、ヤング率、剛性率およびポアソン比は、共鳴超音波スペクトロスコピーにより測定した。機器モデルは、MagnafluxによるQuasar RUSpec 4000である。実施の形態において、光学ホウ酸塩ガラスのヤング率は、80.0GPa以上から115.0GPa以下まで、85.0GPa以上から110.0GPa以下まで、90.0GPa以上から105.0GPa以下まで、または95.0GPa以上から100.0GPa以下までなど、75.0GPa以上から120.0GPa以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲である。
実施の形態において、Tは、アルゴン中10℃/分の昇温速度で示差走査熱量測定法(Netzsch DSC 404 F1 Pegasus)により測定した。Tは、510℃以上から680℃以下まで、520℃以上から670℃以下まで、530℃以上から660℃以下まで、540℃以上から650℃以下まで、550℃以上から640℃以下まで、560℃以上から630℃以下まで、570℃以上から620℃以下まで、580℃以上から610℃以下まで、または590℃以上から600℃以下までなど、500℃以上から690℃以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲である。
実施の形態によれば、前記ガラス組成物の液相温度は、910℃以上から1240℃以下まで、920℃以上から1230℃以下まで、930℃以上から1220℃以下まで、940℃以上から1210℃以下まで、950℃以上から1200℃以下まで、960℃以上から1190℃以下まで、970℃以上から1180℃以下まで、980℃以上から1170℃以下まで、990℃以上から1160℃以下まで、1000℃以上から1150℃以下まで、1010℃以上から1140℃以下まで、1020℃以上から1130℃以下まで、1030℃以上から1120℃以下まで、1040℃以上から1110℃以下までなど、900℃以上から1250℃以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲である。液相温度は、ASTM C829-81 Standard Practices for Measurement of Liquidus Temperature of Glass by the Gradient Furnace Methodにしたがって測定される。
1つ以上の実施の形態において、前記ガラス組成物のTx開始-T値は、105℃以上から195℃以下まで、110℃以上から190℃以下まで、115℃以上から185℃以下まで、120℃以上から180℃以下まで、125℃以上から175℃以下まで、130℃以上から170℃以下まで、135℃以上から165℃以下まで、140℃以上から160℃以下まで、または145℃以上から155℃以下までなど、100℃以上から200℃以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲である。Tx開始-Tは、DCS曲線における最初の結晶化開始ピークとガラス転移温度との間の温度差である。
実施の形態において、前記ガラス組成物の熱膨張係数(CTE)は、6.10ppm/℃以上から9.40ppm/℃以下まで、6.20ppm/℃以上から9.30ppm/℃以下まで、6.25ppm/℃以上から9.25ppm/℃以下まで、6.30ppm/℃以上から9.20ppm/℃以下まで、6.40ppm/℃以上から9.10ppm/℃以下まで、6.50ppm/℃以上から9.00ppm/℃以下まで、6.60ppm/℃以上から8.90ppm/℃以下まで、6.70ppm/℃以上から8.80ppm/℃以下まで、6.75ppm/℃以上から8.75ppm/℃以下まで、6.80ppm/℃以上から8.70ppm/℃以下まで、6.90ppm/℃以上から8.60ppm/℃以下まで、7.00ppm/℃以上から8.50ppm/℃以下まで、7.100ppm/℃以上から8.40ppm/℃以下まで、7.20ppm/℃以上から8.30ppm/℃以下まで、7.25ppm/℃以上から8.25ppm/℃以下まで、7.30ppm/℃以上から8.20ppm/℃以下まで、7.40ppm/℃以上から8.10ppm/℃以下まで、7.50ppm/℃以上から8.00ppm/℃以下まで、7.60ppm/℃以上から7.90ppm/℃以下まで、または7.70ppm/℃以上から7.80ppm/℃以下までなど、6.00ppm/℃以上から9.50ppm/℃以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲である。CTEは、ASTM E228にしたがって測定される。
前記ガラスの化学的耐久性は、以下の最新光学(advanced optics)(AO)試験により測定されることがある。このAO試験は、25℃で10分間に亘り10質量%のHCl中で乾燥試料をエッチングすることによって行われる。10分間のエッチング後、試料を脱イオン(DI)水中で急冷し、18MΩ水中で濯ぎ、次に、高純度窒素ガスにより乾燥させ、一晩デシケータに入れた。次いで、表面積に正規化された質量損失(mg/mm)が計算され、AO試験結果として与えられる。1つ以上の実施の形態において、そのガラス組成物のAO試験結果は、0.0005mg/mm以上から0.6000mg/mm以下まで、0.0010mg/mm以上から0.5500mg/mm以下まで、0.0020mg/mm以上から0.5000mg/mm以下まで、0.0050mg/mm以上から0.4500mg/mm以下まで、0.0060mg/mm以上から0.4000mg/mm以下まで、0.0070mg/mm以上から0.3500mg/mm以下まで、0.0080mg/mm以上から0.3000mg/mm以下まで、0.0090mg/mm以上から0.2500mg/mm以下まで、0.0100mg/mm以上から0.2000mg/mm以下まで、0.0200mg/mm以上から0.1500mg/mm以下まで、0.0300mg/mm以上から0.1000mg/mm以下まで、0.0400mg/mm以上から0.0900mg/mm以下まで、0.0500mg/mm以上から0.0800mg/mm以下まで、または0.0600mg/mm以上から0.0700mg/mm以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲である。
前記ガラス組成物の化学的耐久性は、Nano Strip 2X試験により測定されることもあり、この試験は、400rpmの速度で撹拌しながら、70℃で50分間に亘り600mlのNanostrip 2X溶液(Capitol Scientific、85%のHSOおよび1%未満のHCl)中に乾燥試料を浸すことによって行われる。この試験に使用される表面積対体積比は、0.08cm-1である。50分後、試料をDI水中で急冷し、18MΩ水中で濯ぎ、次に、高純度窒素ガスにより乾燥させ、一晩デシケータに入れた。表面積に正規化された質量損失(mg/mm)が計算され、Nano Strip 2X結果として与えられる。実施の形態において、Nano Strip 2X結果は、0.002mg/mm以上から0.011mg/mm以下まで、0.003mg/mm以上から0.010mg/mm以下まで、0.004mg/mm以上から0.009mg/mm以下まで、0.005mg/mm以上から0.008mg/mm以下まで、または0.006mg/mm以上から0.007mg/mm以下までなど、0.001mg/mm以上から0.013mg/mm以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲である。
前記ガラス組成物のポアソン比は、1つ以上の実施の形態において、0.265以上から0.315以下まで、0.270以上から0.310以下まで、0.275以上から0.305以下まで、0.280以上から0.300以下まで、または0.285以上から0.295以下までなど、0.260以上から0.320以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲であることがある。ポアソン比は、共鳴超音波スペクトロスコピーにより測定され、機器モデルは、MagnafluxによるQuasar RUSpec 4000である。
実施の形態において、前記ガラス組成物の剛性率は、30.0GPa以上から46.5GPa以下まで、30.5GPa以上から46.0GPaまで、31.0GPa以上から45.5GPa以下まで、31.5GPa以上から45.0GPaまで、32.0GPa以上から44.5GPa以下まで、32.5GPa以上から44.0GPaまで、33.0GPa以上から43.5GPa以下まで、33.5GPa以上から43.0GPaまで、34.0GPa以上から42.5GPa以下まで、34.5GPa以上から42.0GPaまで、35.0GPa以上から41.5GPa以下まで、35.5GPa以上から41.0GPaまで、36.0GPa以上から40.5GPa以下まで、36.5GPa以上から40.0GPaまで、37.0GPa以上から39.5GPa以下まで、37.5GPa以上から39.0GPaまで、または38.0GPa以上から38.5GPa以下までなど、29.5GPa以上から47.0GPaまで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲であることがある。剛性率は、共鳴超音波スペクトロスコピーにより測定され、機器モデルは、MagnafluxによるQuasar RUSpec 4000である。
1つ以上の実施の形態によれば、前記ガラス組成物の応力光学係数(SOC)は、2.40nm/mm/MPa以上から2.65nm/mm/MPa以下まで、2.45nm/mm/MPa以上から2.60nm/mm/MPa以下まで、または2.50nm/mm/MPa以上から2.55nm/mm/MPa以下までなど、2.35nm/mm/MPa以上から2.70nm/mm/MPa以下まで、および先の値の間の全ての範囲と部分的範囲である。SOCは、多数点/点のフィッティングに関する、ASTM C770-16手順C、ガラスディスク法にしたがって測定される。
上述したように、ここに開示され、記載された実施の形態による光学ホウ酸塩ガラスは、拡張現実装置、仮想現実装置、光ファイバ、または光学レンズに使用されることがある。
第1の条項によれば、ここに記載されたホウ酸塩ガラスは、25.0モル%以上から70.0モル%以下までのB、0.0モル%以上から10.0モル%以下までのSiO、0.0モル%以上から15.0モル%以下までのAl、3.0モル%以上から15.0モル%以下までのNb、0.0モル%以上から12.0モル%以下までのアルカリ金属酸化物、0.0モル%以上から5.0モル%以下までのZnO、0.0モル%以上から7.5モル%以下までのZrO、0.0モル%以上から15.0モル%以下までのTiO、0.5モル%未満のBi、および0.5モル%未満のPを含み、B+Al+SiOの合計は、35.0モル%以上から76.0モル%以下までであり、CaO+MgOの合計は、0.0モル%以上から35.5モル%以下までであり、このホウ酸塩ガラスは、587.6nmで測定された、1.70以上の屈折率を有し、このホウ酸塩ガラスは、4.50g/cm以下の密度を有し、このホウ酸塩ガラスは、20.0以上から47.0以下までのアッベ数Vを有する。
第2の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、0.0モル%以上から30.0モル%以下までのLaを含む、第1の条項によるホウ酸塩ガラスを含む。
第3の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、5.0モル%以上から15.0モル%以下までのLaを含む、第1および第2の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第4の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、4.0モル%以上から10.0モル%以下までのNbを含む、第1から第3の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第5の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、0.0モル%以上から55.0モル%以下までのBaOを含む、第1から第4の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第6の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、10.0モル%以上から40.0モル%以下までのBaOを含む、第1から第5の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第7の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、0.0モル%以上から8.0モル%以下までのSrOを含む、第1から第6の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第8の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、35.0モル%以上から60.0モル%以下までのBを含む、第1から第7の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第9の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、0.0モル%以上から12.0モル%以下までのLiOを含む、第1から第8の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第10の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、0.0モル%以上から10.0モル%以下までのNaOを含む、第1から第9の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第11の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、BiおよびPを含まない、第1から第10の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第12の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、0.5モル%以下の量でCeOを含む、第1から第11の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第13の条項は、Ta+酸化タングステン+Er+TeO+Gdの合計が0.5モル%未満である、第1から第12の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第14の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、鉛、ヒ素、タリウム、カドミウム、バナジウム、水銀、およびクロムの1つ以上を含まない、第1から第13の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第15の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、4.0モル%以上から10.0モル%以下までのAlを含む、第1から第14の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第16の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、40.0モル%以上から55.0モル%以下までのBを含む、第1から第15の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第17の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、5.0モル%以上から30.0モル%以下までのCaOを含む、第1から第16の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第18の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、589.3nmで測定された、1.70以上から1.82以下までの屈折率を有する、第1から第17の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第19の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、3.00g/cm以上から4.50g/cm以下までの密度を有する、第1から第18の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第20の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、24.0以上から42.0以下までのアッベ数Vを有する、第1から第19の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第21の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、75.0GPa以上から120.0GPa以下までのヤング率を有する、第1から第20の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第22の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、500℃以上から690℃以下までのガラス転移温度を有する、第1から第21の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第23の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、6.00ppm/℃以上から9.50ppm/℃以下までのCTEを有する、第1から第22の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第24の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、100℃以上から200℃以下までの前記ガラス組成物のTx開始-T値を有する、第1から第23の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
第25の条項は、前記ホウ酸塩ガラスが、900℃以上から1250℃以下までの液相温度を有する、第1から第24の条項のいずれか1つによるホウ酸塩ガラスを含む。
実施の形態を、以下の実施例によりさらに明確にする。これらの実施例は、先に記載された実施の形態に限定されないことを理解すべきである。
代表的なガラス組成物および性質が、それぞれ、表1および2に纏められている。表1は、ガラス組成物の開示された実施例を列挙している。ガラスは、アルミニウムカバーを備えた白金坩堝内で空気中において1300℃から1500℃で溶融した、例えば、B(Chemical Distributors Inc.、98.69%)、Al(Almatis、99.78%)、SiO(MinTec、99.999%)、LiCO(ChemPoint(FMC))、NaCO(Fisher Scientific、99.99%)、CaCO(Fisher Scientific、99.9%)、BaCO(AMREX Chemical)、ZnO(Zochem Inc.Distributor:Meyers Chemical Inc.)、ZrO(MEL Chemicals PRC)、TiO(Harry W Gaffney、99.68%)、La(MolyCorp)、およびNb(Alfa Aesar)を含む供給または出発材料のバッチ(例えば、1000g 100%の理論的収量のガラス溶融物;典型的な収量は、例えば、機械損失のために、約900gまたは90質量%であった)から製造した。
Figure 0007329521000002
表1により形成されたガラスの様々な性質が、下記に表2において与えられており、それらは、先に記載されたように測定される。
Figure 0007329521000003
Figure 0007329521000004
本明細書に記載された全ての組成成分、関係、および比は、特に明記のない限り、モル%で与えられている。本明細書に開示された全ての範囲は、範囲が開示された前または後に、具体的に述べられているか否かにかかわらず、広く開示された範囲により包含される任意と全ての範囲および部分的範囲を含む。
請求項の主題の精神および範囲から逸脱せずに、ここに記載された実施の形態に様々な改変および変更を行えることが当業者に明白であろう。それゆえ、本明細書は、ここに記載された様々な実施の形態の改変および変更を、そのような改変および変更が特許請求の範囲およびその等価物の範囲内に入るという条件で、含むことが意図されている。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
ホウ酸塩ガラスであって、
25.0モル%以上から70.0モル%以下までのB
0.0モル%以上から10.0モル%以下までのSiO
0.0モル%以上から15.0モル%以下までのAl
3.0モル%以上から15.0モル%以下までのNb
0.0モル%以上から12.0モル%以下までのアルカリ金属酸化物、
0.0モル%以上から5.0モル%以下までのZnO、
0.0モル%以上から8.0モル%以下までのZrO
0.0モル%以上から15.0モル%以下までのTiO
0.5モル%未満のBi、および
0.5モル%未満のP
を含み、
+Al+SiOの合計は、35.0モル%以上から76.0モル%以下までであり、
CaO+MgOの合計は、0.0モル%以上から35.5モル%以下までであり、
該ホウ酸塩ガラスは、587.6nmで測定された、1.70以上の屈折率を有し、
該ホウ酸塩ガラスは、4.50g/cm以下の密度を有し、
該ホウ酸塩ガラスは、20.0以上から47.0以下までのアッベ数Vを有する、ホウ酸塩ガラス。
実施形態2
前記ホウ酸塩ガラスが、0.0モル%以上から30.0モル%以下までのLaを含む、実施形態1に記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態3
前記ホウ酸塩ガラスが、5.0モル%以上から15.0モル%以下までのLaを含む、実施形態1または2に記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態4
前記ホウ酸塩ガラスが、4.0モル%以上から10.0モル%以下までのNbを含む、実施形態1から3のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態5
前記ホウ酸塩ガラスが、0.0モル%以上から55.0モル%以下までのBaOを含む、実施形態1から4のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態6
前記ホウ酸塩ガラスが、10.0モル%以上から40.0モル%以下までのBaOを含む、実施形態1から5のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態7
前記ホウ酸塩ガラスが、0.0モル%以上から8.0モル%以下までのSrOを含む、実施形態1から6のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態8
前記ホウ酸塩ガラスが、35.0モル%以上から60.0モル%以下までのBを含む、実施形態1から7のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態9
前記ホウ酸塩ガラスが、0.0モル%以上から12.0モル%以下までのLiOを含む、実施形態1から8のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態10
前記ホウ酸塩ガラスが、0.0モル%以上から10.0モル%以下までのNaOを含む、実施形態1から9のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態11
前記ホウ酸塩ガラスが、BiおよびPを含まない、実施形態1から10のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態12
前記ホウ酸塩ガラスが、0.5モル%以下の量でCeOを含む、実施形態1から11のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態13
Ta+酸化タングステン+Er+TeO+Gdの合計が0.5モル%未満である、実施形態1から12のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態14
前記ホウ酸塩ガラスが、鉛、ヒ素、タリウム、カドミウム、バナジウム、水銀、およびクロムの1つ以上を含まない、実施形態1から13のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態15
前記ホウ酸塩ガラスが、4.0モル%以上から10.0モル%以下までのAlを含む、実施形態1から14のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態16
前記ホウ酸塩ガラスが、40.0モル%以上から55.0モル%以下までのBを含む、実施形態1から15のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態17
前記ホウ酸塩ガラスが、5.0モル%以上から30.0モル%以下までのCaOを含む、実施形態1から16のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態18
前記ホウ酸塩ガラスが、587.6nmで測定された、1.70以上から1.82以下までの屈折率を有する、実施形態1から17のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態19
前記ホウ酸塩ガラスが、3.00g/cm以上から4.50g/cm以下までの密度を有する、実施形態1から18のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態20
前記ホウ酸塩ガラスが、24.0以上から42.0以下までのアッベ数Vを有する、実施形態1から19のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態21
前記ホウ酸塩ガラスが、75.0GPa以上から120.0GPa以下までのヤング率を有する、実施形態1から20のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態22
前記ホウ酸塩ガラスが、500℃以上から690℃以下までのガラス転移温度を有する、実施形態1から21のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態23
前記ホウ酸塩ガラスが、6.00ppm/℃以上から9.50ppm/℃以下までのCTEを有する、実施形態1から22のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態24
前記ホウ酸塩ガラスが、100℃以上から200℃以下までの該ホウ酸塩ガラスのTx開始-T値を有する、実施形態1から23のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。
実施形態25
前記ホウ酸塩ガラスが、900℃以上から1250℃以下までの液相温度を有する、実施形態1から24のいずれか1つに記載のホウ酸塩ガラス。

Claims (9)

  1. 光学ホウ酸塩ガラス物品であって、
    25.0モル%以上から70.0モル%以下までのB
    0.0モル%以上から10.0モル%以下までのSiO
    0.0モル%以上から15.0モル%以下までのAl
    3.0モル%以上から15.0モル%以下までのNb
    0.0モル%以上から12.0モル%以下までのアルカリ金属酸化物、
    0.0モル%以上から5.0モル%以下までのZnO、
    0.0モル%以上から8.0モル%以下までのZrO
    0.0モル%以上から15.0モル%以下までのTiO
    0.5モル%未満のBi
    0.0モル%以上から10.0モル%以下までのLa
    10.0モル%以上から30.0モル%以下までのCaO、および
    0.5モル%未満のP
    を含み、
    +Al+SiOの合計は、35.0モル%以上から76.0モル%以下までであり、
    CaO+MgOの合計は、0.0モル%以上から35.5モル%以下までであり、
    該光学ホウ酸塩ガラス物品は、587.6nmで測定された、1.70以上の屈折率を有し、
    該光学ホウ酸塩ガラス物品は、4.50g/cm以下の密度を有し、
    該光学ホウ酸塩ガラス物品は、20.0以上から47.0以下までのアッベ数Vを有する、光学ホウ酸塩ガラス物品。
  2. 前記光学ホウ酸塩ガラス物品が
    0.0モル%以上から55.0モル%以下までのBaO、
    0.0モル%以上から8.0モル%以下までのSrO、
    0.0モル%以上から12.0モル%以下までのLiO、
    0.0モル%以上から10.0モル%以下までのNaO、
    を含み、
    0.5モル%以下の量でCeO
    を含む、請求項1記載の光学ホウ酸塩ガラス物品。
  3. 前記光学ホウ酸塩ガラス物品が、4.0モル%以上から10.0モル%以下までのNbを含む、請求項1または2記載の光学ホウ酸塩ガラス物品。
  4. Ta+酸化タングステン+Er+TeO+Gdの合計が0.5モル%未満である、請求項1から3いずれか1項記載の光学ホウ酸塩ガラス物品。
  5. 前記光学ホウ酸塩ガラス物品が、75.0GPa以上から120.0GPa以下までのヤング率を有する、請求項1からいずれか1項記載の光学ホウ酸塩ガラス物品。
  6. 前記光学ホウ酸塩ガラス物品が、500℃以上から690℃以下までのガラス転移温度を有する、請求項1からいずれか1項記載の光学ホウ酸塩ガラス物品。
  7. 前記光学ホウ酸塩ガラス物品が、6.00ppm/℃以上から9.50ppm/℃以下までのCTEを有する、請求項1からいずれか1項記載の光学ホウ酸塩ガラス物品。
  8. 前記光学ホウ酸塩ガラス物品が、100℃以上から200℃以下までの該光学ホウ酸塩ガラス物品のTx開始-T値を有する、請求項1からいずれか1項記載の光学ホウ酸塩ガラス物品。
  9. 前記光学ホウ酸塩ガラス物品が、900℃以上から1250℃以下までの液相温度を有する、請求項1からいずれか1項記載の光学ホウ酸塩ガラス物品。
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