JP7320425B2 - 洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄装置に関する。
特許文献1に開示のような被加工物を研削する研削装置では、加工後のウェーハをスピンナテーブルによって保持し、スピンナテーブルをスピン回転させるとともにウェーハに洗浄水を供給することによって、ウェーハを洗浄している。
洗浄されたウェーハは、ロボットに装着されたロボットハンドに吸引保持され、スピンナテーブルから、カセットステージに載置されているカセットに搬送される。
このようなウェーハの搬送のために、ロボットには、特許文献2に開示のようなU型のロボットハンドと、特許文献3に開示のようなしゃもじ型のロボットハンドとが、選択的に装着される。U型のロボットハンドは、中央に、スピンナテーブルを通過可能とする貫通部を有する。しゃもじ型のロボットハンドでは、その全面が吸引面となる。
U型のロボットハンドは、ウェーハの厚みが100μm以上であれば、スピンナテーブルに下面を吸引保持されたウェーハを、その上面を保持して搬送することが可能である。また、U型のロボットハンドは、小さい保持面を有するスピンナテーブルに下面を吸引保持されたウェーハを、その下面の外周部分を吸引保持することにより搬送することも可能である。
しゃもじ型のロボットハンドは、スピンナテーブルに下面を保持されたウェーハを、その上面を吸引保持して搬送することが可能である。特に、しゃもじ型のロボットハンドは、100μmより薄いウェーハの下面の全面がスピンナテーブルによって保持されている場合に、このスピンナテーブルからウェーハを搬送するために使用される。
一方、スピンナテーブルには、小径テーブルと全面テーブルとが、選択的に装着される。小径テーブルの保持面は、ウェーハの直径よりも小さい直径を有する。全面テーブルの保持面は、ウェーハの直径と略同じ直径の保持面を有する。
小径テーブルが用いられている場合には、U型のロボットハンドによって、ウェーハの下面の外周部分を吸引保持することが可能である。また、厚いウェーハが小径テーブルに載置されている場合には、いずれのロボットハンドによっても、ウェーハの上面を吸引保持する事が可能である。
全面テーブルが用いられている場合には、いずれのロボットハンドによっても、ウェーハの上面を吸引保持することが可能である。一方、全面テーブルが用いられている場合には、U型のロボットハンドによってウェーハの下面の外周部分を吸引保持することはない。
特開2018-140450号公報 特開2013-202699号公報 特開2003-133390号公報
上記のように、ロボットハンドの形状と、スピンナテーブルの種類(保持面のサイズ)とに応じて、ロボットハンドによってスピンナテーブルに保持されたウェーハを受け取る受け取り方に規則性がある。
そのため、ロボットハンドもしくはスピンナテーブルなどの部品を交換した際には、作業者は、交換後の部品の種類を、研削装置に認識させるために、研削装置に設定入力している。
しかし、作業者が、設定入力の内容を誤ったり、設定入力自体を忘れて、交換前の設定が残ってしまったりすることがある。この場合、設定内容と、研削装置に実際に装着されている部品とが相違し、ロボットが、規則に反した保持方法でウェーハを保持しようと動作して、ロボットハンドが破損する可能性がある。
したがって、本発明の目的は、スピンナテーブルに保持されたウェーハを、ロボットハンドによって、不適切な保持方法で保持してしまうことを抑制することにある。
本発明にかかる第1の洗浄装置は、被洗浄物を保持するための保持面を有するスピンナテーブル、および、該スピンナテーブルを高速回転させる回転機構を備えるスピンナ洗浄手段と、該スピンナ洗浄手段によって洗浄された被洗浄物を吸引保持し、該スピンナテーブルから搬出するロボットとを備えた洗浄装置であって、該ロボットは、被洗浄物を保持する吸着面を有するロボットハンド、該ロボットハンドを上下方向に移動させる上下移動手段、および、該ロボットハンドを水平方向に移動させる水平移動手段を備え、少なくとも該スピンナテーブルの該保持面を撮像する第1カメラと、作業者に情報を通知する通知部と、制御手段と、をさらに備え、該制御手段は、該スピンナテーブルの該保持面のサイズと該ロボットハンドの該吸着面の形状とに応じて、該スピンナテーブルの該保持面に保持された被洗浄物を該ロボットハンドに保持させる保持方法を定めた対応表と、該ロボットハンドによる被洗浄物の保持方法が設定されている設定部と、を有し、該制御手段は、該第1カメラによって該スピンナテーブルを撮像した画像から、該スピンナテーブルの該保持面のサイズを取得するとともに、該第1カメラの直下に位置づけた該ロボットハンドの該吸着面を撮像した画像から、該ロボットハンドの該吸着面の形状を取得し、取得した該スピンナテーブルの該保持面のサイズおよび該ロボットハンドの該吸着面の形状に対応する保持方法を、該対応表から選択し、選択された保持方法と該設定部に設定されている保持方法とが一致しない場合には、該通知部を介して、一致しない旨を作業者に通知し、選択された保持方法と該設定部に設定されている保持方法とが一致した場合には、該設定部に設定されている保持方法を用いて、該ロボットハンドによって、該スピンナテーブルの該保持面に保持されている被洗浄物を保持するように構成されている。
また、第1の洗浄装置は、該ロボットハンドの該吸着面を撮像する第2カメラをさらに備えてもよい。この場合、制御手段は、該第2カメラによって該ロボットハンドの該吸着面を撮像した画像から、該ロボットハンドの該吸着面の形状を取得してもよい。
本発明にかかる第2の洗浄装置は、被洗浄物を保持するための保持面を有するスピンナテーブル、および、該スピンナテーブルを高速回転させる回転機構を備えるスピンナ洗浄手段と、該スピンナ洗浄手段によって洗浄された被洗浄物を吸引保持し、該スピンナテーブルから搬出するロボットとを備えた洗浄装置であって、該ロボットは、被洗浄物を保持する吸着面を有するロボットハンド、該ロボットハンドを上下方向に移動させる上下移動手段、該ロボットハンドを水平方向に移動させる水平移動手段、および、該スピンナテーブルの該保持面および該ロボットハンドの該吸着面を撮像するカメラを備え、作業者に情報を通知する通知部と、制御手段と、をさらに備え、該制御手段は、該スピンナテーブルの該保持面のサイズと該ロボットハンドの該吸着面の形状とに応じて、該スピンナテーブルの該保持面に保持された被洗浄物を該ロボットハンドに保持させる保持方法を定めた対応表と、該ロボットハンドによる被洗浄物の保持方法が設定されている設定部と、を有し、該制御手段は、該カメラによって撮像された画像から、該スピンナテーブルの該保持面のサイズを取得するとともに、該カメラによって撮像された画像から、該ロボットハンドの該吸着面の形状を取得し、取得した該スピンナテーブルの該保持面のサイズおよび該ロボットハンドの該吸着面の形状に対応する保持方法を、該対応表から選択し、選択された保持方法と該設定部に設定されている保持方法とが一致しない場合には、該通知部を介して、一致しない旨を作業者に通知し、選択された保持方法と該設定部に設定されている保持方法とが一致した場合には、該設定部に設定されている保持方法を用いて、該ロボットハンドによって、該スピンナテーブルの該保持面に保持されている被洗浄物を保持するように構成されている。
第1の洗浄装置および第2の洗浄装置では、制御手段が、設定部に設定されている保持方法と、スピンナテーブルの保持面のサイズおよびロボットハンドの吸着面の形状に応じて定められている保持方法とが一致しているか否かを判断している。そして、これらが一致していない場合、制御手段は、一致していない旨を、通知部を介して作業者に通知する。したがって、スピンナテーブルの保持面に保持されている被洗浄物を、ロボットハンドにより、不適切な保持方法を用いて保持してしまうことを、抑制することができる。その結果、ロボットハンドによる被洗浄物の破損を抑制することが可能である。
研削装置の構成を示す斜視図である。 対応表を示す説明図である。 研削装置の他の構成を示す斜視図である。 1台のカメラを有する研削装置の構成を示す斜視図である。
図1に示す研削装置1は、ウェーハWに対して、搬入処理、研削処理、洗浄処理および搬出処理を含む一連の処理を実施するように構成されている。
図1に示すウェーハWは、被洗浄物の一例であり、たとえば、円形の半導体ウェーハである。ウェーハWの表面Waには、図示しないデバイスが形成されている。ウェーハWの表面Waは、図1においては下方を向いており、保護テープSが貼着されることによって保護されている。ウェーハWの裏面Wbは、研削処理が施される被研削面であり、洗浄処理が実施される被洗浄面である。
研削装置1は、略矩形の第1の装置ベース11、第1の装置ベース11の後方(+Y方向側)に連結された第2の装置ベース12、上方に延びるコラム13、ならびに、第1の装置ベース11および第2の装置ベース12を覆う筐体14を備えている。
第1の装置ベース11の正面側(-Y方向側)には、第2のカセットステージ152が設けられている。第2のカセットステージ152には、加工後のウェーハWが収容される第2のカセット152aが載置されている。また、第2のカセットステージ152の+X側には、第2のカセットステージ152に隣接して、第1のカセットステージが取り付けられている(図示せず)。第1のカセットステージには、加工前のウェーハWが収容される第1のカセット(図示せず)が載置されている。
第1のカセットおよび第2のカセット152aは、内部に複数の棚を備えており、各棚に一枚ずつウェーハWが収容されている。
第1のカセットおよび第2のカセット152aの開口(図示せず)は、+Y方向側を向いている。これらの開口の+Y方向側には、ロボット155が配設されている。
ロボット155は、ウェーハWを保持するロボットハンド156を有し、ロボットハンド156に保持されたウェーハWを搬送する。ロボットハンド156は、ウェーハWを吸着保持するための吸着面156aを備えている。
また、ロボット155は、ロボットハンド156を駆動する駆動部157を有している。駆動部157は、ロボットハンド156の位置を制御(調整)する。詳細には、駆動部157は、上下移動手段158および水平移動手段159を備えている。上下移動手段158は、ロボットハンド156をZ軸方向に沿って上下方向に移動させる。水平移動手段159は、ロボットハンド156を水平方向に移動させる。
このような構成を有するロボット155は、ロボットハンド156の吸着面156aに保持された加工後のウェーハWを、第2のカセット152aに搬入する。また、ロボット155は、第1のカセットから加工前のウェーハWをロボットハンド156によって取り出して、仮置きテーブル61に載置する。
仮置きテーブル61は、ウェーハWを仮置きするためのものであり、ロボット155に隣接する位置に設けられている。仮置きテーブル61には、複数の位置合わせ手段63が配設されている。位置合わせ手段63は、縮径する位置合わせピンであり、仮置きテーブル61の径方向に沿って移動することにより、仮置きテーブル61に裏面Wbを上にして載置されたウェーハWを、所定の位置に位置合わせ(センタリング)する。
仮置きテーブル61に隣接する位置には、搬入機構31が設けられている。搬入機構31は、仮置きテーブル61に仮置きされたウェーハWを、吸引保持して、チャックテーブル30に搬送し、そのテーブル面300に、裏面Wbを上にして載置する。
第2の装置ベース12の上面側には、開口部12aが設けられている。そして、開口部12a内には、チャックテーブル30が配置されている。チャックテーブル30は、保持手段の一例であり、ウェーハWを保持するテーブル面300を備えている。テーブル面300は、吸引源(図示せず)に連通されており、保護テープSを介してウェーハWを吸引保持する。チャックテーブル30は、図示しない回転手段により、テーブル面300によってウェーハWを保持した状態で、テーブル面300の中心を通るZ軸方向に延在する中心軸を中心として回転可能である。
チャックテーブル30の周囲は、カバー39によって囲まれている。このカバー39には、Y軸方向に伸縮する蛇腹カバー39aが連結されている。そして、カバー39および蛇腹カバー39aの下方には、図示しないY軸方向移動手段が配設されている。チャックテーブル30は、このY軸方向移動手段によって、Y軸方向に往復移動することが可能となっている。
本実施形態では、チャックテーブル30は、大まかにいえば、テーブル面300にウェーハWを載置するための-Y方向側のウェーハ載置領域と、ウェーハWが研削される+Y方向側の研削領域との間を移動する。
第2の装置ベース12上の後方(+Y方向側)には、コラム13が立設されている。コラム13の前面には、ウェーハWを研削する研削手段5、および、研削手段5を研削送り方向であるZ軸方向に移動させる研削送り手段2が設けられている。
研削送り手段2は、Z軸方向に平行な一対のZ軸ガイドレール21、このZ軸ガイドレール21上をスライドするZ軸移動テーブル23、Z軸ガイドレール21と平行なZ軸ボールネジ20、Z軸サーボモータ22、および、Z軸移動テーブル23の前面(表面)に取り付けられたホルダ24を備えている。ホルダ24は、研削手段5を保持している。
Z軸移動テーブル23は、Z軸ガイドレール21にスライド可能に設置されている。図示しないナット部が、Z軸移動テーブル23の後面側(裏面側)に固定されている。このナット部には、Z軸ボールネジ20が螺合されている。Z軸サーボモータ22は、Z軸ボールネジ20の一端部に連結されている。
研削送り手段2では、Z軸サーボモータ22がZ軸ボールネジ20を回転させることにより、Z軸移動テーブル23が、Z軸ガイドレール21に沿って、Z軸方向に移動する。これにより、Z軸移動テーブル23に取り付けられたホルダ24、および、ホルダ24に保持された研削手段5も、Z軸移動テーブル23とともにZ軸方向に移動する。
研削手段5は、加工手段の一例であり、ホルダ24に固定されたスピンドルハウジング51、スピンドルハウジング51に回転可能に保持されたスピンドル50、スピンドル50を回転駆動するモータ52、スピンドル50の下端に取り付けられたホイールマウント53、および、ホイールマウント53に支持された研削ホイール54を備えている。
スピンドルハウジング51は、Z軸方向に延びるようにホルダ24に保持されている。スピンドル50は、チャックテーブル30のテーブル面300と直交するようにZ軸方向に延び、スピンドルハウジング51に回転可能に支持されている。
モータ52は、スピンドル50の上端側に連結されている。このモータ52により、スピンドル50は、Z軸方向に延びる回転軸を中心として回転する。
ホイールマウント53は、円板状に形成されており、スピンドル50の下端(先端)に固定されている。ホイールマウント53は、研削ホイール54を支持する。
研削ホイール54は、ホイールマウント53と略同径を有するように形成されている。研削ホイール54は、ステンレス等の金属材料から形成された円環状のホイール基台(環状基台)540を含む。ホイール基台540の下面には、全周にわたって、環状に配置された複数の研削砥石541が固定されている。研削砥石541は、チャックテーブル30に保持されたウェーハWの裏面Wbを研削する。
チャックテーブル30に隣接する位置には、厚み測定器38が配設されている。厚み測定器38は、研削中に、ウェーハWの厚みを、たとえば接触式にて測定することができる。
研削後のウェーハWは、搬出機構36によって搬出される。すなわち、搬出機構36は、チャックテーブル30に載置されている研削処理後のウェーハWの裏面Wbを吸引保持し、チャックテーブル30から搬出して、枚葉式のスピンナ洗浄ユニット26のスピンナテーブル27に搬送する。
スピンナ洗浄ユニット26は、スピンナ洗浄手段の一例である。スピンナ洗浄ユニット26は、ウェーハWを保持する保持面27aを有するスピンナテーブル27、スピンナテーブル27の上部を覆う透明カバー28、スピンナテーブル27の側部を覆う側部カバー28a、および、スピンナテーブル27を高速回転させる回転機構29を備えている。また、スピンナ洗浄ユニット26は、スピンナテーブル27に向けて洗浄水を噴射するノズル25を備えている。
スピンナ洗浄ユニット26では、ウェーハWを保持したスピンナテーブル27の周囲を覆うように、側部カバー28aが上昇される。そして、回転機構29によって、スピンナテーブル27が高速回転される。それとともに、スピンナテーブル27に保持されているウェーハWの裏面Wbに向けて洗浄水が噴射されて、ウェーハWの裏面Wbがスピンナ洗浄される。その後、ウェーハWに乾燥エアが吹き付けられて、ウェーハWが乾燥される。
スピンナ洗浄ユニット26によってウェーハWが洗浄された後、ロボット155は、ロボットハンド156の吸着面156aによって、スピンナテーブル27に保持されているウェーハWを吸引保持し、スピンナ洗浄ユニット26から搬出して、第2のカセット152aに搬入する。
また、筐体14における-Y側の側面には、タッチパネル40が設置されている。タッチパネル40には、研削装置1の加工状況(洗浄に関する情報を含む)、および、研削装置1によるウェーハWに対する加工に関する加工条件等の各種情報が表示される。また、タッチパネル40は、加工条件等の各種情報を入力するためにも用いられる。このように、タッチパネル40は、作業者に対して各種の情報を通知(表示)する通知部として機能するとともに、情報を入力するための入力手段としても機能する。
また、スピンナ洗浄ユニット26の上方には、第1カメラ41が設置されている。第1カメラ41は、透明カバー28を介して、スピンナ洗浄ユニット26におけるスピンナテーブル27の保持面27aを撮像する。
さらに、ロボット155の上方には、第2カメラ42が設置されている。第2カメラ42は、ロボット155の吸着面156aを撮像する。
また、研削装置1は、筐体14の内部に、研削装置1の各部材を制御する制御手段70を備えている。制御手段70は、上述した研削装置1の各部材を制御して、ウェーハWに対して、作業者の所望する加工を実施する。
図1に示すように、制御手段70は、記憶部71および設定部73を備えている。設定部73には、作業者等によって、スピンナテーブル27に保持されているウェーハWをロボットハンド156に保持させる際の保持方法(保持ルール)が設定される。
記憶部71は、適切な保持方法(保持ルール)が定められた対応表を記憶している。すなわち、制御手段70は、保持方法を定めた対応表を備えている。
本実施形態にかかる研削装置1では、ロボットハンド156の吸着面156aの形状は、図1に示したようなしゃもじ型であるか、あるいは、図3に示すようなU型である。
一方、スピンナテーブル27の保持面27aは、図1に示したような大径の保持面、あるいは、図3に示すような小径の保持面である。すなわち、スピンナテーブル27の保持面27aのサイズには、大径と小径とがある。
したがって、研削装置1において用いられる図2に示す対応表Tでは、ロボットハンド156の吸着面156aの形状(U型、しゃもじ型)と、スピンナテーブル27のスピンナテーブル27の保持面27aのサイズ(大径、小径)とに応じて、保持ルールが定められている。
保持方法は、下取りおよび上取りを含んでいる。下取りは、スピンナテーブル27に保持されたウェーハWの下にロボットハンド156を差し込み、ウェーハWの下面の外周部分を、ロボットハンド156の吸着面156aによって吸引保持することを意味する。
一方、上取りは、スピンナテーブル27に保持されたウェーハWの上面を、ロボットハンド156の吸着面156aによって吸引保持することを意味する。
そして、図2示す対応表Tには、ロボットハンド156の吸着面156aの形状がU型である場合であって、スピンナテーブル27の保持面27aのサイズが小径である場合、下取りが可能であること、および、ウェーハWの厚さが100μm以上であれば、上取りも可能であることが示されている。
また、この対応表Tには、ロボットハンド156の吸着面156aの形状がU型である場合であって、スピンナテーブル27の保持面27aのサイズが大径である場合、上取りが可能である一方、下取りは困難であることが示されている。
さらに、ロボットハンド156の吸着面156aの形状がしゃもじ型である場合であって、スピンナテーブル27の保持面27aのサイズが小径である場合、下取りは困難であるものの、ウェーハWの厚さが100μm以上であれば、上取りが可能であることが示されている。
そして、ロボットハンド156の吸着面156aの形状がしゃもじ型である場合であって、スピンナテーブル27の保持面27aのサイズが大径である場合、下取りは困難であるものの、上取りが可能であることが示されている。
本実施形態では、制御手段70は、たとえば、研削加工の開始前に、第1カメラ41を制御して、スピンナテーブル27における保持面27aの画像を撮像するとともに、第2カメラ42を制御して、ロボットハンド156の吸着面156aを撮像する。
その後、制御手段70は、第1カメラ41によって撮像された画像から、スピンナテーブル27の保持面27aのサイズ(大径あるいは小径)を取得する。さらに、制御手段70は、第2カメラ42によって撮像された画像から、ロボットハンド156の吸着面156aの形状(U型あるいはしゃもじ型)を取得する。そして、制御手段70は、取得したスピンナテーブル27の保持面27aのサイズ、および、ロボットハンド156の吸着面156aの形状に対応する保持方法(下取りあるいは上取り)を、対応表Tから選択する。
さらに、制御手段70は、選択された保持方法と、設定部73に設定されている保持方法とが一致しているか否かを確認する。制御手段70は、選択された保持方法と、設定部73に設定されている保持方法とが一致していない場合には、通知部としてのタッチパネル40を介して、選択された保持方法と設定されている保持方法とが一致していないこと、すなわち、設定されている保持方法が不適切であること(エラーがあること)を、作業者に通知する。
一方、制御手段70は、選択された保持方法と設定部73に設定されている保持方法とが一致した場合には、設定部73に設定されている保持方法を用いて、ロボットハンド156によって、スピンナテーブル27の保持面27aに保持されているウェーハWを保持する。そして、制御手段70は、ロボットハンド156を制御して、ロボットハンド156に保持されたウェーハWを、第2のカセット152aに搬入する。
以上のように、本実施形態では、制御手段70が、設定部73に設定されている保持方法と、スピンナテーブル27の保持面27aのサイズおよびロボットハンド156の吸着面156aの形状に応じて定められている保持方法とが一致しているか否かを判断している。そして、これらが一致していない場合、制御手段70は、一致していない旨を、タッチパネル40を介して作業者に通知する。したがって、スピンナテーブル27の保持面27aに保持されているウェーハWを、ロボットハンド156により、不適切な保持方法を用いて保持してしまうことを、抑制することができる。その結果、ロボットハンド156によるウェーハWの破損を抑制することが可能である。
なお、本実施形態では、上述したロボット155、スピンナ洗浄ユニット26、第1カメラ41、第2カメラ42、タッチパネル40および制御手段70が、洗浄装置の一例を構成する。
また、本実施形態では、スピンナテーブル27の保持面27aのサイズとして、保持面27aの径が採用されている。これに代えて、スピンナテーブル27の保持面27aのサイズは、保持面27aの面積でもよい。すなわち、制御手段70の記憶部71に記憶されている対応表では、スピンナテーブル27の保持面27aの面積と、ロボットハンド156の吸着面156aの形状とに応じて、保持ルールが定められてもよい。
また、研削装置1は、少なくも第1カメラ41を備え、第1カメラ41で、スピンナテーブル27の保持面27aおよびロボット155の吸着面156aを撮像してもよい。この場合、研削装置1は、第2カメラ42を備えないでもよい。
この場合、制御手段70は、たとえば研削加工の開始前に、第1カメラ41を制御して、スピンナテーブル27における保持面27aの画像を撮像する。また、制御手段70は、ロボットハンド156が第1カメラ41の直下、すなわち、スピンナテーブル27の上方に配置されたときに、第1カメラ41を制御して、ロボットハンド156の吸着面156aを撮像する。
そして、制御手段70は、第1カメラ41によって撮像されたスピンナテーブル27の画像から、スピンナテーブル27の保持面27aのサイズを取得する。さらに、制御手段70は、第1カメラによって撮像されたロボットハンド156の吸着面156aの画像から、吸着面156aの形状を取得する。さらに、制御手段70は、取得したスピンナテーブル27の保持面27aのサイズ、および、ロボットハンド156の吸着面156aの形状に対応する保持方法(下取りあるいは上取り)を、対応表T(図2参照)から選択する。
また、本実施形態では、選択された保持方法と設定されている保持方法とが一致していないことを作業者に通知する通知部として、タッチパネル40が用いられいる。これに代えて、通知部は、研削装置1に設けられたスピーカであってもよいし、シグナルタワーであってもよい。
また、図1に示した実施形態では、研削装置1が、スピンナ洗浄ユニット26におけるスピンナテーブル27の保持面27aを撮像する第1カメラ41、および、ロボット155の吸着面156aを撮像する第2カメラ42を備えている。
これに代えて、研削装置1は、図4に示すように、1台のロボットカメラ43を備えてもよい。
図4に示す例では、ロボットカメラ43は、ロボット155の水平移動手段159におけるロボットハンド156の付け根に、ロボットハンド156(吸着面156a)側を向くように配置されている。すなわち、この構成では、ロボット155が、ロボットカメラ43を有している。
ロボットカメラ43は、ロボットハンド156の吸着面156aを撮像可能である。さらに、ロボットカメラ43は、ロボットハンド156が、その先端がスピンナテーブル27を向くように配置されたときに、スピンナテーブル27の保持面27aを撮像範囲に入れて、これを撮像することが可能である。
この構成では、制御手段70は、ロボットカメラ43によって撮像された画像から、スピンナテーブル27の保持面27aのサイズ、および、ロボットハンド156の吸着面156aの形状を取得し、対応表T(図2参照)から保持方法を選択する。その後、制御手段70は、図1に示した実施形態と同様に、選択された保持方法と設定部73に設定されている保持方法とが一致しているか否かを確認し、一致していない場合に、その旨を作業者に通知する。
この構成では、研削装置1は、1台のロボットカメラ43によって、スピンナテーブル27の保持面27aのサイズ、および、ロボットハンド156の吸着面156aの形状を取得することができる。したがって、より簡単な構成で、ロボットハンド156により不適切な保持方法を用いてウェーハWを保持してしまうことを、抑制することができる。
1:研削装置、2:研削送り手段、5:研削手段、
30:チャックテーブル、300:テーブル面、
26:スピンナ洗浄ユニット、27:スピンナテーブル、27a:保持面、
28:透明カバー、29:回転機構、
41:第1カメラ、42:第2カメラ、43:ロボットカメラ、
31:搬入機構、36:搬出機構、
40:タッチパネル、
70:制御手段、71:記憶部、73:設定部、
155:ロボット、156:ロボットハンド、156a:吸着面、
157:駆動部、158:上下移動手段、159:水平移動手段、
T:対応表、
W:ウェーハ

Claims (3)

  1. 被洗浄物を保持するための保持面を有するスピンナテーブル、および、該スピンナテーブルを高速回転させる回転機構を備えるスピンナ洗浄手段と、該スピンナ洗浄手段によって洗浄された被洗浄物を吸引保持し、該スピンナテーブルから搬出するロボットとを備えた洗浄装置であって、
    該ロボットは、被洗浄物を保持する吸着面を有するロボットハンド、該ロボットハンドを上下方向に移動させる上下移動手段、および、該ロボットハンドを水平方向に移動させる水平移動手段を備え、
    少なくとも該スピンナテーブルの該保持面を撮像する第1カメラと、
    作業者に情報を通知する通知部と、
    制御手段と、をさらに備え、
    該制御手段は、該スピンナテーブルの該保持面のサイズと該ロボットハンドの該吸着面の形状とに応じて、該スピンナテーブルの該保持面に保持された被洗浄物を該ロボットハンドに保持させる保持方法を定めた対応表と、該ロボットハンドによる被洗浄物の保持方法が設定されている設定部と、を有し、
    該制御手段は、
    該第1カメラによって該スピンナテーブルを撮像した画像から、該スピンナテーブルの該保持面のサイズを取得するとともに、該第1カメラの直下に位置づけた該ロボットハンドの該吸着面を撮像した画像から、該ロボットハンドの該吸着面の形状を取得し、取得した該スピンナテーブルの該保持面のサイズおよび該ロボットハンドの該吸着面の形状に対応する保持方法を、該対応表から選択し、
    選択された保持方法と該設定部に設定されている保持方法とが一致しない場合には、該通知部を介して、一致しない旨を作業者に通知し、
    選択された保持方法と該設定部に設定されている保持方法とが一致した場合には、該設定部に設定されている保持方法を用いて、該ロボットハンドによって、該スピンナテーブルの該保持面に保持されている被洗浄物を保持するように構成されている、
    洗浄装置。
  2. 該ロボットハンドの該吸着面を撮像する第2カメラをさらに備え、
    制御手段は、該第2カメラによって該ロボットハンドの該吸着面を撮像した画像から、該ロボットハンドの該吸着面の形状を取得する、
    請求項1記載の洗浄装置。
  3. 被洗浄物を保持するための保持面を有するスピンナテーブル、および、該スピンナテーブルを高速回転させる回転機構を備えるスピンナ洗浄手段と、該スピンナ洗浄手段によって洗浄された被洗浄物を吸引保持し、該スピンナテーブルから搬出するロボットとを備えた洗浄装置であって、
    該ロボットは、被洗浄物を保持する吸着面を有するロボットハンド、該ロボットハンドを上下方向に移動させる上下移動手段、該ロボットハンドを水平方向に移動させる水平移動手段、および、該スピンナテーブルの該保持面および該ロボットハンドの該吸着面を撮像するカメラを備え、
    作業者に情報を通知する通知部と、
    制御手段と、をさらに備え、
    該制御手段は、該スピンナテーブルの該保持面のサイズと該ロボットハンドの該吸着面の形状とに応じて、該スピンナテーブルの該保持面に保持された被洗浄物を該ロボットハンドに保持させる保持方法を定めた対応表と、該ロボットハンドによる被洗浄物の保持方法が設定されている設定部と、を有し、
    該制御手段は、
    該カメラによって撮像された画像から、該スピンナテーブルの該保持面のサイズを取得するとともに、該カメラによって撮像された画像から、該ロボットハンドの該吸着面の形状を取得し、取得した該スピンナテーブルの該保持面のサイズおよび該ロボットハンドの該吸着面の形状に対応する保持方法を、該対応表から選択し、
    選択された保持方法と該設定部に設定されている保持方法とが一致しない場合には、該通知部を介して、一致しない旨を作業者に通知し、
    選択された保持方法と該設定部に設定されている保持方法とが一致した場合には、該設定部に設定されている保持方法を用いて、該ロボットハンドによって、該スピンナテーブルの該保持面に保持されている被洗浄物を保持するように構成されている、
    洗浄装置。
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