JP7313776B2 - 車両前部構造 - Google Patents

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本発明は、車両前部構造に関する。
自動車のエンジンルーム内には、様々な熱源が存在する。これら熱源は、開口部を有するフロントグリルから取り込まれる外気(走行風)を利用して冷却が図られており、例えば、外気の取り込み性能をより向上させつつ、走行中の異物や泥水の浸入は抑制することのできるインタークーラー付自動車のグリル部構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004-114984号公報
しかし、近年では、単に走行風を熱源に当てるだけではなく、より効率よく熱源を冷却することが求められている。エンジンルーム内が高温になる状態が長く続くと、部品に熱害が生じ易くなる。このような熱害を防ぎ、構成部品の機能低下を抑えるためには、高耐熱性素材を用いるなど、材質の高グレード化が必要となり、コストの増大につながっていた。そこで、より効率よく熱源を冷却することにより、例えば、熱源付近に設けられる部材について、高耐熱性素材を使用することなく構成することが可能となれば、コストダウンを図ることができ、さらに、リサイクルの容易化も可能となることから望ましい。本発明は前記課題を解決するものであり、比較的簡易な構造であるにもかかわらず、冷却能力を向上させるとともに、コストダウンも可能となる車両前部構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の車両前部構造は、エンジンルーム内の熱源を空冷するための冷却構造であって、車両前端外装部材には前記エンジンルーム内に連通する吸気口が設けられ、前記吸気口には、前記熱源の方向に導風するためのガイド部材が設けられており、前記エンジンルーム内には、前記熱源の少なくとも一部を覆うとともに側面に開口部を有するカバーが配設され、さらに、前記カバーは正面側にスリットを有しており、前記ガイド部材は、少なくとも前記カバー側面の開口端部の外側に沿うように外気を導風するとともに、前記カバー正面側の前記スリット方向に外気を導風する構造を有していることを特徴とする。
本発明によれば、比較的簡易な構造であるにもかかわらず、冷却能力を向上させるとともに、コストダウンも可能となる車両前部構造を提供することができる。
図1は、本発明にかかる車両前部構造の一例を、上側から見た概略図である。 図2は、ガイド部材の一例を、車両前側方向から見た斜視図である。 図3は、外気の導風の状態を説明する模式図である。 図4は、フロントグリルにおける吸気口の形状の一例を示す正面図である。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。ただし、本発明は、以下の例に限定および制限されない。なお、以下で参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。
図1に、本発明にかかる車両前部構造の一例を、上側から見た概略図を示す。図1においては、下方向が車両の前方である。車両の前端には、外装部材であるフロントグリル11が配置されている。フロントグリル11には、外気をエンジンルーム12の中に取り込むための吸気口13が設けられている。吸気口13は、エンジンルーム12内に連通する開口をフロントグリル11に設けることで構成されている。
エンジンルーム12の内部には、エンジン本体10、ターボ15a(リンクピン15bを含む)、インシュレータ、エキゾーストマニホールド(排気ガスパイプ)15c、インタークーラー16等が設けられている。これらのうち、ターボ15aやエキゾーストマニホールド15cは熱源となる。熱源には、周辺部品との熱害防止(熱源による故障、溶融、めっき剥がれ、部品亀裂など)、整備時等における高温部との接触を防ぐために、遮熱板や遮水板等によるカバー17が設けられている。熱源は、このカバー17によって、効率的な冷却が阻害される場合があった。
本発明においては、カバー17は、熱源の少なくとも一部を覆うとともに側面には開口部を有している。そして、吸気口13には、エンジンルーム12内に存在する熱源の方向に導風するためのガイド部材14が設けられている。本実施の形態においては、フロントグリル11後方に、ガイド部材14としてエアダクトが配置されている。エアダクトは、熱源の前方位置となるように配置されている。そして、ガイド部材14は少なくともカバー側面の開口端部18に沿うように外気を導風する構造を有している。カバー側面の開口端部18に沿うように外気を導入することで、カバー17内部の熱気を引き抜くことができるため、冷却効率の向上を実現することができる。
図2に、ガイド部材14の一例である略角筒状のエアダクトの斜視図を示す。図2は、エアダクト14を、フロントグリル11側から見た状態である。このエアダクトは、開口の開口面積が車両前方側から車両後方側に向けて縮小する形状である。このように、エアダクト14を車両後方側に向けて先細りの形状とすることで、導風される外気の流速を上げることができるため、開口部を大きくせずに効率的に冷却効果が得られる。なお、エアダクト14を、このような先細りの形状とすると、空気抵抗を低くする、すなわち、CD値(車両においてエアダクト14が省略された場合の空気抵抗係数からの変化量)を下げる)ことができる。さらに、エンジンルーム12内の構造がフロント(Fr)側から見えにくくなることで、デザイン性の点でも有利である。エアダクトの開口内にはリブ19が形成され、左右2室に分離されている。エアダクト14の形状(外形)とリブ19の方向を、いずれも右斜め方向とすることで、リブ19の左側の開口から導入される外気を、カバー側面の開口端部18に向かわせることができる。また、リブ19の右側の開口から導入される外気は、カバー17正面に向かわせることができる。このようにエアダクト14に、導入される外気の指向性を高めるリブ19を設け、導風方向とカバー側面の開口端部18とを車幅方向で略同一とすることで、リブ19の左側の開口から導入される外気は上記の熱気の引き抜きに寄与し、他方のリブ19の右側の開口から導入される外気はカバー17への導風によりカバー17を外側から冷却可能とすることができる。なお、図1においては、カバー側面の開口端部18は、車幅方向に設けられているが、開口端部18の角度は、前記車幅方向に対して45°以下程度のばらつきは許容される。
カバー17には、側面(開口端部18)に加えて正面側(車両前方)に、別の開口部(貫通孔、スリット)を設けてもよい。カバー側面の開口端部18に沿うように外気を導入することによるカバー17内部の熱気を引き抜く際に、前記スリットから導入される外気を取り込むことで、よりカバー17内部の熱気を引き抜きやすくすることができ、冷却効率の向上を実現することができる。
ここでは、ガイド部材14の一例としてエアダクトを説明したが、ガイド部材14は、導風効果があればよく、形状は筒状であるものに限られず、リブ等をガイド部材14として用いることもできる。一例として、車両のフード下方とフロントバンパ上部との間にガイドリブを設け、ガイドリブによって熱源まで導風する構成とすることができる。
また、カバー側面の開口端部18に沿うように外気を導風するのに加えて、前記の別の開口部(貫通孔、スリット)方向に外気を導風可能となるような他のガイド部材をさらに有していると、冷却効率の観点からより好ましい。他のガイド部材として、例えば、熱源方向に導風する開口(吸気口)とは別にエンジンルーム内に貫通する開口(吸気口)を設けることができる。
図3に、外気の導風の状態を模式的に示して本発明の効果を説明する。ガイド部材(エアダクト)14から外気は、図中の矢印方向に導風される。カバー17の後側には熱源15aがあり、カバー17の内部および熱源により熱を帯びやすい部材を効率よく冷却することができれば、前記部材が過熱されることがないため、高耐熱性素材から、例えばリサイクル特性に優れた素材への置き換えが可能となる。カバー17内部および前記部材付近を効率的に冷却するためには、図中、Sで示す領域(カバー側面の開口端部18付近)に特に外気を当てることが好ましい。この領域Sに外気を当てることで、カバー17の側面の開口部から、カバー17内部の熱気を引き抜き、冷却効率の向上が実現する。
図4は、フロントグリル11における吸気口13の形状の一例を示す正面図である。フロントグリル11には、例えば、同図に示すような矩形の開口が複数設けられて、吸気口13の役割を果たしている。熱源を冷却するためには吸気口13が必要であるが、空気抵抗(CD値)を下げるためには開口面積をできるだけ小さくすることが好ましい。しかし、前記開口が例えば5mm幅程度の幅狭のスリットであると、スリット通過直後には外気に勢いがあるものの、全体的な風量が少なく、開口から外気がほとんど導風されない。使用するガイド部材(エアダクト)の形状とフロントグリルの吸気口の形状とを、最適な組み合わせとすることで、左右の風量のバランスを好適なものにしたり、所望の位置での風量を確保することができる。矩形の開口の組み合わせによって吸気口とする場合、縦桟20の幅や位置に依存して導風特性が変化することがある。そのため、縦桟20の幅、および、縦桟20の位置とエアダクト14開口部の位置との関係に留意して、エアダクト14の設置位置を調整することが好ましい。
10…エンジン本体
11…フロントグリル(車両前端外装部材)
12…エンジンルーム
13…吸気口
14…エアダクト(ガイド部材)
15a…ターボ(熱源)
15b…リンクピン
15c…エキゾーストマニホールド(熱源)
16…インタークーラー
17…カバー
18…カバー側面の開口端部
19…リブ
20…縦桟
S…要冷却領域

Claims (1)

  1. エンジンルーム内の熱源を空冷するための冷却構造であって、
    車両前端外装部材には前記エンジンルーム内に連通する吸気口が設けられ、
    前記吸気口には、前記熱源の方向に導風するためのガイド部材が設けられており、
    前記エンジンルーム内には、前記熱源の少なくとも一部を覆うとともに側面に開口部を有するカバーが配設され、さらに、前記カバーは正面側にスリットを有しており、
    前記ガイド部材は、少なくとも前記カバー側面の開口端部の外側に沿うように外気を導風するとともに、前記カバー正面側の前記スリット方向に外気を導風する構造を有していることを特徴とする車両前部構造。
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