JP6504140B2 - 車両用冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンルーム内の吸気装置等を冷却する車両用冷却装置に関する。
自動車等の車両の車両用冷却装置として、特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載のものは、車両のエンジンルームに外気を導入してエンジンルームを冷却する装置において、エンジンとダッシュパネルとの間に一端を開口し、他端を車外に向けて開口するダクトを有し、このダクトの適所に外気をエンジンルーム側に送るファンを設けている。より詳しくは、特許文献1に記載のものは、ボンネットの裏面にダクトが形成され、車体前部の吸気口からダクトに外気を導入している。
実開平3−50523号公報
しかしながら、従来の車両用冷却装置は、ダクトから流出する外気でエンジンルーム内の部品類を冷却することはできるが、放熱器から流出する熱風が冷却対象の部品の周辺に流れないようにすることができないという問題があった。
また、従来の車両用冷却装置において、意匠上、フロントグリルの上端に前下がり傾斜部が設けられている場合、ボンネットと前下がり傾斜部との間の隙間に流入した外気は、ボンネットの下面に沿って後方へと流れ去ってしまう。
このため、従来の車両用冷却装置は、ダクトから流出する外気により放熱器を通過した熱風の流れ方向を変えることができず、放熱器を通過した熱風が冷却対象の部品の周辺に流れ込んでしまうという問題があった。また、従来の車両用冷却装置において、放熱器を通過した熱風が冷却対象の部品の周辺に流れ込まないようにするためには、フロントグリルの上端の形状が限定されてしまうという問題があった。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、フロントグリルの上端の形状に影響されることなく、エンジンルームに配置される吸気装置の冷却性を向上させることができる車両用冷却装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、車両の前面部に配置され、前記車両の前部のエンジンルームを前方から覆うフロントグリルと、車両上下方向に延びる本体部を有し、前記本体部の上端が前記フロントグリルの上端より低くなるように、前記エンジンルームにおける前記フロントグリルの後方に配置される放熱器と、出力軸が車両幅方向に向くように前記エンジンルームに配置されるエンジンと、前記エンジンルームの前部から取込んだ空気を前記エンジンに供給する吸気配管を有し、前記吸気配管の一部が前記放熱器の後方の空間に配置される吸気装置と、前記フロントグリルの上方および前記エンジンルームの上方を覆い、前記フロントグリルの上端との間に隙間が形成されるように配置されたボンネットと、を備え、前記隙間を介して車両前方から前記エンジンルームに走行風が導入される車両用冷却装置において、前記フロントグリルは、その上端面に前下がり傾斜部を有しており、前記放熱器の上方、かつ、前記ボンネットの下方に、後下がり傾斜部を有する導風板が設けられ、前記後下がり傾斜部は、その延長面が前記放熱器の後方の空間に配置される前記吸気配管の下部の方向に向くように傾斜されており、前記ボンネットは、その内側面にインナパネルを有し、前記導風板は、該導風板の前縁で下方に延び前記インナパネルの前部に固定される前縁部と、前記後下がり傾斜部の上面から上方へ延びて前記インナパネルに固定される脚部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、フロントグリルの上端の形状に影響されることなく、エンジンルームに配置される吸気装置の冷却性を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施例に係る車両用冷却装置を搭載する車両のエンジンルームの平面図である。 図2は、図1のII−II矢視断面図である。 図1は、本発明の一実施例に係る車両用冷却装置を搭載する車両の正面図である。 図4は、本発明の一実施例に係る車両用冷却装置を搭載する車両のエンジンルームの左側面図である。 図5は、本発明の一実施例に係る車両用冷却装置の導風板の斜視図である。 図6は、本発明の一実施例に係る車両用冷却装置の導風板の正面図である。 図7は、本発明の一実施例に係る車両用冷却装置の導風板の平面図である。 図8は、本発明の一実施例に係る車両用冷却装置の導風板の左側面図である。
本発明の一実施の形態に係る車両用冷却装置は、車両の前面部に配置され、車両の前部のエンジンルームを前方から覆うフロントグリルと、車両上下方向に延びる本体部を有し、本体部の上端がフロントグリルの上端より低くなるように、エンジンルームにおけるフロントグリルの後方に配置される放熱器と、出力軸が車両幅方向に向くようにエンジンルームに配置されるエンジンと、エンジンルームの前部から取込んだ空気をエンジンに供給する吸気配管を有し、吸気配管の一部が放熱器の後方の空間に配置される吸気装置と、フロントグリルの上方およびエンジンルームの上方を覆い、フロントグリルの上端との間に隙間が形成されるように配置されたボンネットと、を備え、隙間を介して車両前方からエンジンルームに走行風が導入される車両用冷却装置において、フロントグリルは、その上端面に前下がり傾斜部を有しており、後下がり傾斜部を有する導風板が、放熱器の上方、かつ、ボンネットの下方に設けられ、後下がり傾斜部は、その延長面が放熱器の後方の空間に配置される吸気配管の下部の方向に向くように傾斜されていることを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る車両用冷却装置は、フロントグリルの上端の形状に影響されることなく、エンジンルームに配置される吸気装置の冷却性を向上させることができる。
以下、本発明の一実施例に係る車両用冷却装置について、図面を用いて説明する。図1から図8は、本発明の一実施例に係る車両用冷却装置を示す図である。図1から図8において、上、下、右、左で示す方向は、運転席から見た方向である。
まず、構成を説明する。図1、図2、図3、図4において、車両1は車体10を備えており、この車体10は車両1の前部にエンジンルーム14を有している。エンジンルーム14は、車体10のダッシュパネル10Aおよび左右のフェンダエプロン10Bによって、後方および側方から覆われている。
車体10の前端部の下部および上部には、フロントバンパ11およびフロントグリル12がそれぞれ設けられている。フロントバンパ11およびフロントグリル12は、車両1の前面部に配置されており、エンジンルーム14を前方から覆っている。
本実施例では、フロントバンパ11とフロントグリル12が一体で構成されている。フロントバンパ11は、車両1の前端部の下部に、車幅方向両端部に渡って設けられている。フロントグリル12は、フロントバンパ11の上方であって車両1の前端部の左右のヘッドライト18の間に設けられている。
フロントバンパ11には外気取り入れ口11Aが設けられており、車両前方からの走行風は、この外気取り入れ口11Aを介してエンジンルーム14に導入される。フロントグリル12には外気取り入れ口12Bが設けられており、車両前方からの走行風は、この外気取り入れ口12Bを介してエンジンルーム14に導入される。
車両1はボンネット15を備えており、このボンネット15は、フロントグリル12の上方およびエンジンルーム14の上方を覆い、フロントグリル12の上端との間に隙間13が形成されるように配置されている。車両前方からの走行風は、この隙間13を介してエンジンルーム14に導入される。
エンジンルーム14には、エンジン21、変速機32、放熱器31が設けられている。エンジン21は、その出力軸21Aが車両幅方向に向くように、エンジンルーム14の車両幅方向の中央部より右寄りに横置きで配置されている。変速機32は、エンジンルーム14における車両幅方向の中央より左寄りに配置されており、エンジン21の左端部に連結されている。
放熱器31は、本体部31Aを備えている。本体部31Aは、車両上下方向に延びる矩形形状のラジエータからなり、冷却ファン31Bが取り付けられている。本体部31Aの内部にはエンジン21を冷却するための冷却液が流通している。放熱器31は、外気取り入れ口11Aから取り入られた外気と冷却液とを熱交換することで冷却液を冷却し、エンジンルーム14に熱を放出する。
放熱器31は、本体部31Aの上端がフロントグリル12の上端より低くなるように、エンジンルーム14におけるフロントグリル12の後方に配置されている。より詳しくは、放熱器31は、フロントバンパ11の外気取り入れ口11Aおよびフロントグリル12の外気取り入れ口12Bの後方に配置されている。
冷却ファン31Bは、本体部31Aの後面に設けられており、本体部31Aの前方から外気を吸込み、本体部31Aを通過した外気をエンジンルーム14内に排出する。
本体部31Aの上方にはボンネット15のロック機構17が設けられており、このボンネット15のロック機構17は、ボンネット15の前端部に配置されるストライカと係合してボンネット15を閉状態に保つ。
エンジンルーム14には吸気装置30が設けられており、この吸気装置30は、エアインレット22、エアインレットダクト23、エアクリーナ24、エアクリーナアウトレットホース25、スロットルボディ26、インレットパイプ27、吸気マニホールド28を有する。
エアインレット22は、前方に開口する箱形に形成されており、エンジンルーム14の前部の上部であって車幅方向中央より右寄りに配置されている。エアインレット22は、隙間13の後方に配置されており、隙間13を介して走行風を取り入れている。エアインレットダクト23は、エアインレット22の左側面に連結されおり、エアインレット22から左方に延びた後、後方に延びている。
エアクリーナ24は、エンジン21の後部の上方に配置されており、このエアクリーナ24の前面にはエアインレットダクト23が連結されている。エアクリーナアウトレットホース25はエアクリーナ24の左側面に連結されており、エアクリーナ24から左方に延びた後、下方に延びている。
スロットルボディ26は、エアクリーナアウトレットホース25の吸気流れ方向下流端に連結されており、下方に延びている。インレットパイプ27は、スロットルボディ26の下端に連結されており、下方に延びた後、右方に延びて吸気マニホールド28に連結されている。吸気マニホールド28は、エンジン21の後方かつエアクリーナ24の下方に配置されており、エンジン21の後部の図示しない吸気ポートに連結されている。
これらのエアインレット22、エアインレットダクト23、エアクリーナ24、エアクリーナアウトレットホース25、スロットルボディ26、インレットパイプ27、吸気マニホールド28は、本発明における吸気配管を構成しており、エアインレット22によりエンジンルーム14の前部から取込んだ空気をエンジン21に供給している。
吸気配管を構成するこれらの部材のうち、エアクリーナアウトレットホース25、スロットルボディ26、インレットパイプ27、吸気マニホールド28は放熱器31の後方の空間に配置されており、本発明における吸気配管の一部を構成している。
なお、本実施例ではエンジン21の後部に吸気マニホールド28が連結されているが、エンジン21が後方排気型であり吸気ポートがエンジン21の前部に配置されている場合、吸気マニホールド28はエンジン21の前部に連結される。
エンジンルーム14におけるエアインレットダクト23の左方かつエアクリーナアウトレットホース25の前方には、レゾネータ29が設けられている。換言すると、吸気配管の上部側の前方にはレゾネータ29が配置されている。
レゾネータ29は、全体として箱形に形成されており、放熱器31の後方の空間の上部に配置されている。レゾネータ29は、連結管29Aを介してエアインレットダクト23に連結されており、エアインレットダクト23で発生する吸気騒音を共鳴により軽減する。
本実施例では、フロントグリル12の上端面に前下がり傾斜部12Aが形成されており、この前下がり傾斜部12Aは、前方に向かって下るように傾斜している。前下がり傾斜部12Aは、意匠上および機能上の理由から設けられている。
具体的には、前下がり傾斜部12Aは、隙間13の奥を車両1の前方の上方から見え難くする等を目的とする意匠上の理由により設けられている。また、前下がり傾斜部12Aは、隙間13の下方でフロントグリル12に当たって上方に流れてきた走行風をスムーズに隙間13に案内し、隙間13に走行風を集めるという機能上の理由により設けられている。放熱器31の上方、かつ、ボンネット15の下方には、導風板40が配置されている。
図5、図6、図7、図8において、導風板40は、この導風板40の前縁で下方に延びる前縁部41と、前縁部41の上端から後方に水平に延びる水平板部42と、水平板部42の後縁から後側斜め下方に延びる後下がり傾斜部43と、を有している。
導風板40は2つの脚部44を有しており、この脚部44は、後下がり傾斜部43の上面から上方へ延びている。2つの脚部44の上端は連結部45により連結されている。2つの脚部44の上端部には取付孔44Aがそれぞれ設けられている。導風板40の前縁部41には4つの取付孔41Aが所定の間隔で設けられている。
導風板40は、脚部44の取付孔44Aおよび前縁部41の取付孔41Aを貫通する図示しないボルトにより放熱器31の上方におけるボンネット15の内側面に締結されている。
図1、図2、図3、図4において、後下がり傾斜部43の延長面はスロットルボディ26、インレットパイプ27、吸気マニホールド28の方向に向いている。すなわち、後下がり傾斜部43は、その延長面が放熱器31の後方の空間に配置される吸気配管の下部であるスロットルボディ26、インレットパイプ27、吸気マニホールド28の方向に向くように傾斜されている。
ボンネット15は、その内側面にインナパネル16を有している。インナパネル16の前部にはフレーム部16Aが配置されており、このフレーム部16Aは、車両幅方向に延び、かつ、下方に突出している。フレーム部16Aは、袋状に形成されており、ボンネット15の前部において下方に膨出している。
導風板40の前縁部41は、フレーム部16Aの前側にてインナパネル16に固定されている。導風板40の脚部44は、フレーム部16Aの後側にてインナパネル16に固定されている。
脚部44は、この取付孔44Aを貫通する図示しないボルトによってインナパネル16に固定されている。前縁部41は、この取付孔41Aを貫通する図示しないボルトによってインナパネル16の前部に固定される。
このように導風板40をボンネット15のインナパネル16の下面に取付けることで、放熱器31の上面付近に配置された部品に導風板40が干渉することを防止しつつ、導風板40を固定することができる。
なお、放熱器31やフロントグリル12の上端に導風板40を取付けることが可能な場合は、導風板40を放熱器31やフロントグリル12の上端に取付けてもよい。この場合、脚部44に相当する取付部材が導風板40の下面に設けられ、この取付部材を介して導風板40が放熱器31やフロントグリル12の上端に取付けられることになる。
レゾネータ29の底面は、フロントグリル12の上端よりも低い位置に配置されている。レゾネータ29の底面には、平面状の後下がり傾斜部29Bが設けられており、この後下がり傾斜部29Bは、後方かつ下方に向かって傾斜している。
導風板40の後下がり傾斜部43を第1の傾斜部とし、レゾネータ29の後下がり傾斜部29Bを第2の傾斜部とした場合、第2の傾斜部としての後下がり傾斜部29Bは、第1の傾斜部としての後下がり傾斜部43を車両後方へ延長した面より上側かつこの延長面の近傍に配置されている。
次に、作用を説明する。図4において、外気取り入れ口11A、12Bに取り込まれた外気は、矢印52で示すように放熱器31に水平に流れ込む。放熱器31を通過して昇温した外気は、昇温により浮力が増加した状態で変速機32の前面に当たる。
そして、放熱器31を通過した外気は、浮力が増加したこと、および変速機32の前面に当たったことにより、矢印53で示すように、エアクリーナアウトレットホース25、スロットルボディ26、インレットパイプ27、吸気マニホールド28のある後側斜め上方に向きを変えて流れる。
本実施例の車両用冷却装置では、フロントグリル12がその上端面に前下がり傾斜部12Aを有している。このため、フロントグリル12とボンネット15との間の隙間13に導入された走行風は、矢印56で示すように、フロントグリル12の上方において前下がり傾斜部12Aに沿って後側斜め上方に向かって流れる。
また、本実施例の車両用冷却装置では、後下がり傾斜部43を有する導風板40が、放熱器31の上方、かつ、ボンネット15の下方に設けられている。このため、フロントグリル12の前下がり傾斜部12Aに沿って後側斜め上方に流れる外気を、矢印57で示すように、導風板40の後下がり傾斜部43によって後側斜め下方に変向することができる。
また、本実施例の車両用冷却装置では、導風板40の後下がり傾斜部43は、その延長面が吸気配管の下部であるスロットルボディ26、インレットパイプ27、吸気マニホールド28の方向に向くように傾斜されている。このため、矢印58で示すように、走行風をスロットルボディ26、インレットパイプ27、吸気マニホールド28等の吸気配管の周辺に導いて吸気配管を冷却できる。
また、矢印57で示すこの走行風の流れにより、放熱器31から矢印53で示すように車両後方に排出される熱風を、矢印54で示すようにスロットルボディ26、インレットパイプ27、吸気マニホールド28等の吸気配管より下方へ変向し、エンジンルーム14の下方から外部に排出することができる。
本実施例では、フロントグリル12が、意匠上その上端面に前下がり傾斜部12Aを有している場合であっても、走行風をスロットルボディ26、インレットパイプ27、吸気マニホールド28等の吸気配管の周辺に導いて吸気配管を冷却できる。
この結果、フロントグリル12の上端の形状に影響されず、エンジンルーム14に配置される吸気装置30の冷却性を向上させることができる。
本実施例の車両用冷却装置において、導風板40は、放熱器31の上方におけるボンネット15の内側面に取付けられている。
この構成により、放熱器31の上端面等に導風板40を取付けることが他の部材との干渉により困難な場合であっても、導風板40をボンネット15の内側面に支持させることができる。
本実施例の車両用冷却装置において、ボンネット15は、その内側面にインナパネル16を有し、導風板40は、この導風板40の前縁で下方に延びインナパネル16の前部に固定される前縁部41と、後下がり傾斜部43の上面から上方へ延びてインナパネル16に固定される脚部44とを有する。
この構成により、走行風の圧力を受ける後下がり傾斜部43を、後下がり傾斜部43の上側から上方へ延びる脚部44によってボンネット15のインナパネル16に固定でき、走行風の圧力により導風板40が変形するのを抑制できる。
本実施例の車両用冷却装置において、インナパネル16の前部には、車両幅方向に延び、かつ、下方に突出するフレーム部16Aが配置され、前縁部41がフレーム部16Aの前側にてインナパネル16に固定され、脚部44がフレーム部16Aの後側にてインナパネル16に固定されている。
この構成により、インナパネル16のフレーム部16Aに影響されることなく、導風板40をフロントグリル12の前下がり傾斜部12Aに対する適切な位置に配置できる。
本実施例の車両用冷却装置において、スロットルボディ26、インレットパイプ27、吸気マニホールド28の上部側の前方にレゾネータ29が配置され、レゾネータ29の底面は、フロントグリル12の上端よりも低い位置に配置され、レゾネータ29の底面に、後下がり傾斜部29Bが設けられている。
そして、導風板40の後下がり傾斜部43を第1の傾斜部とし、レゾネータ29の後下がり傾斜部29Bを第2の傾斜部とした場合、第2の傾斜部としての後下がり傾斜部29Bは、第1の傾斜部としての後下がり傾斜部43を車両後方へ延長した面より上側に配置されている。
この構成により、第1の傾斜部としての導風板40の後下がり傾斜部43から車両後方に流れる走行風を、第2の傾斜部としてのレゾネータ29の後下がり傾斜部29Bにより補足して後方下側へ流すことができ、走行風が上方へ拡散することを抑制できる。
このため、より確実に走行風をスロットルボディ26、インレットパイプ27、吸気マニホールド28等の吸気配管へ導くことができ、スロットルボディ26、インレットパイプ27、吸気マニホールド28等の吸気配管の冷却性を向上させることができる。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1...車両、12...フロントグリル、12A...前下がり傾斜部、13...隙間、14...エンジンルーム、15...ボンネット、16...インナパネル、16A...フレーム部、21...エンジン、21A...出力軸、22...エアインレット(吸気配管)、23...エアインレットダクト(吸気配管)、24...エアクリーナ(吸気配管)、25...エアクリーナアウトレットホース(吸気配管)、26...スロットルボディ(吸気配管)、27...インレットパイプ(吸気配管)、28...吸気マニホールド(吸気配管)、29...レゾネータ、29B...後下がり傾斜部(第2の傾斜部)、30...吸気装置、31...放熱器、31A...本体部、40...導風板、41...前縁部、43...後下がり傾斜部(第1の傾斜部)、44...脚部

Claims (4)

  1. 車両の前面部に配置され、前記車両の前部のエンジンルームを前方から覆うフロントグリルと、
    車両上下方向に延びる本体部を有し、前記本体部の上端が前記フロントグリルの上端より低くなるように、前記エンジンルームにおける前記フロントグリルの後方に配置される放熱器と、
    出力軸が車両幅方向に向くように前記エンジンルームに配置されるエンジンと、
    前記エンジンルームの前部から取込んだ空気を前記エンジンに供給する吸気配管を有し、前記吸気配管の一部が前記放熱器の後方の空間に配置される吸気装置と、
    前記フロントグリルの上方および前記エンジンルームの上方を覆い、前記フロントグリルの上端との間に隙間が形成されるように配置されたボンネットと、を備え、
    前記隙間を介して車両前方から前記エンジンルームに走行風が導入される車両用冷却装置において、
    前記フロントグリルは、その上端面に前下がり傾斜部を有しており、
    後下がり傾斜部を有する導風板が、前記放熱器の上方、かつ、前記ボンネットの下方に設けられ、
    前記後下がり傾斜部は、その延長面が前記放熱器の後方の空間に配置される前記吸気配管の下部の方向に向くように傾斜されており、
    前記ボンネットは、その内側面にインナパネルを有し、
    前記導風板は、該導風板の前縁で下方に延び前記インナパネルの前部に固定される前縁部と、前記後下がり傾斜部の上面から上方へ延びて前記インナパネルに固定される脚部とを有することを特徴とする車両用冷却装置。
  2. 前記導風板は、前記放熱器の上方における前記ボンネットの内側面に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用冷却装置。
  3. 前記インナパネルの前部には、車両幅方向に延び、かつ、下方に突出するフレーム部が配置され、
    前記前縁部が前記フレーム部の前側にて前記インナパネルに固定され、前記脚部が前記フレーム部の後側にて前記インナパネルに固定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用冷却装置。
  4. 前記吸気配管の上部側の前方にレゾネータが配置され、
    前記レゾネータの底面は、前記フロントグリルの上端よりも低い位置に配置され、
    前記レゾネータの底面に、後下がり傾斜部が設けられ、
    前記導風板の前記後下がり傾斜部を第1の傾斜部とし、前記レゾネータの前記後下がり傾斜部を第2の傾斜部とした場合、
    前記第2の傾斜部は、前記第1の傾斜部を車両後方へ延長した面より上側に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用冷却装置。
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