JP7311236B2 - フォークリフトおよび荷置方法 - Google Patents

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Description

荷収納空間を有する棚に自律して荷を載置するフォークリフトおよび当該フォークリフトに係る荷置方法に関する。
従来、自律して荷役作業を行う無人フォークリフトがある。例えば、特許文献1に開示の無人フォークリフトは、複数の棚を有する施設において、レーザスキャナによって自らの位置を認識しながら荷を搬送し、荷を棚に載置したり(荷置作業)、棚から荷を取り出したり(荷取作業)する。この種のフォークリフトは、フォークの角度を変更する角度変更部と、フォークを昇降する昇降部とを備えている。角度変更部としては、例えば、特許文献2に開示のように、マストの角度を変更せずにフォークの角度のみ変更する構成のものや、特許文献3に開示のように、マストを傾けることによりフォークの角度を変更するものがある。
図7に示すように、従来、この種のフォークリフトFは、荷置作業において、次の順序で荷置動作をしていた。
(i)角度変更部によってフォーク11を車体側に傾け(ティルトアップ)ながら荷Wを搬送し、荷置対象の棚Rの前で旋回して棚Rの方向に向き、荷Wを上昇させる(リフトUP)(図7i参照)。
(ii)次いで、角度変更部によってフォーク11を水平にする(ティルトダウン)(図7ii参照)。
(iii)次いで、前進し、棚Rの荷収納空間S内に荷Wを進入させる(図7iii参照)。
(iv)次いで、昇降部によって荷Wを下降させ(リフトダウン)棚Rに載置する(図7iv参照)。
(v)次いで、棚Rから後退し、パレットPからフォーク11を引き抜く(図7v参照)。
ところで、図8に示すように、この種のフォークリフトFでは、パレットPに差し込まれているフォーク11の角度が、積載荷重によって変化する。具体的には、積載荷重に基づいてマスト8の倒れ量およびフォーク11の垂れ量が変化するので、フォーク11の角度は、荷Wが所定重量よりも重たければ、ティルトアップされた状態においても水平状態になり、ティルトダウンされた状態においては下方に傾く。そして、フォーク11の角度が下方に傾くとき、フォーク11の角度が水平のときよりも、パレットPの先端が下方に配置されるとともに荷Wの前面上端が前方に配置され、それにより、パレットPの下面が棚Rの載置面に接触したり、荷Wの前面が壁に接触したりする。したがって、どのような積載荷重においてもこれら接触を防止するよう、上部クリアランスUC、下部クリアランスDCおよび背面クリアランスBC(図9参照)は、フォーク11の角度変化を考慮して設計される。すなわち、棚Rの荷収納空間Sの高さおよび奥行きは、荷Wの大きさだけでなく、上記フォーク11の角度変化を考慮して設計される。その結果、無人フォークリフト荷役用の棚Rは、有人フォークリフト荷役用棚と比較してより大きな荷収納空間Sを必要とする。これは、棚Rの大型化につながるので好ましくなく、問題であった。
特開2021-059435号公報 特開2016-044010号公報 特開2018-012576号公報
そこで、本発明が解決しようとする課題は、従来の荷収納空間よりも狭い荷収納空間を有する棚においても、適切に荷を載置することができるフォークリフトおよび荷置方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るフォークリフトは、
荷収納空間を有する棚に自律して荷を載置することができるフォークリフトであって、
車輪と、
車輪を駆動させる駆動部と、
マストと、
フォークと、
フォークをマストに沿って昇降させる昇降部と、
荷が積載されていない状態において、フォークの先端が持ち上がった状態のティルトアップ角度と、水平状態のティルトダウン角度との間で、フォークの角度を変更する角度変更部と、 積載荷重が所定のしきい値よりも重いか否かを判定する重量判定部と、
駆動部、昇降部および角度変更部を制御する荷置制御部と、を備え、
荷置制御部は、積載荷重が所定のしきい値よりも重い場合には、
フォークの角度をティルトアップ角度に保たせた状態で、荷収納空間にフォークを進入させ、
次いで、フォークの角度をティルトアップ角度に保たせた状態で、フォークを下降させ、
次いで、フォークの角度をティルトダウン角度に変更することにより、荷を棚に載置させる、ことを特徴とする。
上記フォークリフトは、好ましくは、
荷置制御部が、積載荷重が所定のしきい値以下の場合には、
フォークの角度をティルトダウン角度に保たせた状態で、荷収納空間にフォークを進入させ、
次いで、フォークの角度をティルトダウン角度に保たせた状態で、荷を棚に載置させる。
上記フォークリフトは、好ましくは、
昇降部が、作動油によって伸縮するリフトシリンダであって、
フォークリフトは、
作動油を収容するタンクと、
タンクとリフトシリンダと間の油圧を検出する油圧センサと、をさらに備え、
重量判定部が、油圧センサによって検出された油圧に基づいて、積載荷重が所定のしきい値よりも重いか否かを判定する。
上記フォークリフトは、好ましくは、
荷置制御部が、フォークリフトが荷置位置の前で棚の方向に旋回するときに重量判定部によって判定された結果に基づいて、駆動部、昇降部および角度変更部を制御する。
上記フォークリフトは、例えば、
左右一対のリーチレグと、
マストをリーチレグに沿って前後方向に移動させるリーチシリンダと、をさらに備え、
荷置制御部は、さらに、リーチシリンダを制御して、フォークを前後方向に移動させる。
上記課題を解決するために、本発明に係る荷置方法は、
荷収納空間を有する棚に自律して荷を載置することができるフォークリフト用の荷置方法であって、
フォークリフトが、
車輪と、
車輪を駆動させる駆動部と、
マストと、
フォークと、
フォークをマストに沿って昇降させる昇降部と、
荷が積載されていない状態において、フォークの先端が持ち上がった状態のティルトアップ角度と、水平状態のティルトダウン角度との間で、フォークの角度を変更する角度変更部と、 積載荷重が所定のしきい値よりも重いか否かを判定する重量判定部と、を備え、
積載荷重が所定のしきい値よりも重い場合には、
フォークの角度をティルトアップ角度に保たせた状態で、荷収納空間にフォークを進入し、
次いで、フォークの角度をティルトアップ角度に保たせた状態で、フォークを下降し、
次いで、フォークの角度をティルトダウン角度に変更することにより、荷を棚に載置する、ことを特徴とする。
上記荷置方法は、好ましくは、
積載荷重が所定のしきい値以下の場合には、
フォークの角度をティルトダウン角度に保たせた状態で、荷収納空間にフォークを進入し、
次いで、フォークの角度をティルトダウン角度に保たせた状態で、フォークを下降させて荷を棚に載置する。
上記荷置方法は、好ましくは、
昇降部が、作動油によって伸縮するリフトシリンダであって、
フォークリフトが、
作動油を収容するタンクと、
タンクとリフトシリンダと間の油圧を検出する油圧センサと、をさらに備え、
重量判定部が、油圧センサによって検出された油圧に基づいて、積載荷重が所定のしきい値よりも重いか否かを判定し、
荷置方法は、フォークリフトが荷置位置の前で棚の方向に旋回するときに重量判定部によって判定された結果に基づいて、フォークリフトの荷置動作を決定する。
本発明に係るフォークリフトおよび荷置方法は、従来の荷収納空間よりも狭い荷収納空間を有する棚においても、適切に荷を載置することができる。
本発明の一実施形態に係るフォークリフトを示す側面図である。 図1に示されたフォークリフトの平面図である。 図1に示されたフォークリフトのブロック図である。 図1に示されたフォークリフトを示す平面図であって、Aは、フォークリフトが棚の前で旋回する前を示し、Bはフォークリフトが棚の前で旋回した後を示している。 図1に示されたフォークリフトが所定重量よりも重い荷を載置するときの動作順を示す図である。 図1に示されたフォークリフトが所定重量以下の荷を載置するときの動作順を示す図である。 従来のフォークリフトが荷を載置するときの動作順を示す図である。 積載荷重によるフォークの傾きを示す側面図である。 フォークリフト用の棚の荷置収納空間を示す側面図であり、Aは上部クリアランスおよび下部クリアランスを示し、Bは背面クリアランスを示している。
以下、添付図を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るフォークリフトFおよび荷置方法について説明する。図中において、X軸は前後方向を示し、Y軸は左右方向を示し、Z軸は上下方向を示し、各軸は、互いに直交している。
<フォークリフトの構成>
まず、フォークリフトFの構成について説明する。図1は、本実施形態に係るフォークリフトFを示す側面図であり、図2は、当該フォークリフトFを示す平面図である。フォークリフトFは、自律して走行および荷役することができる無人フォークリフトである。図1に示すように、フォークリフトFは、左右一対の前輪1と、後輪2と、車体3と、駆動部4と、レーザスキャナ6と、を備えている。前輪1は、従動輪であって、後輪2は、駆動輪である。駆動部4は、後輪2と連結されており、後輪2を駆動させる。レーザスキャナ6は、車体3の上方に設けられている。レーザスキャナ6は、水平に回転しながらレーザーを周囲に照射するとともに施設内に配置された反射板によって反射されたレーザーを受け取ることにより、いずれの回転角度でレーザーが反射されたのかを認識することにより、反射板とフォークリフトFとの位置関係を取得する。
図1および図2に示すように、フォークリフトFは、さらに、左右一対のマスト8と、バックレスト9と、リフトブラケット10と、左右一対のフォーク11と、リフトシリンダ12と、左右一対のキャリッジ13と、左右一対のリーチレグ14と、リーチシリンダ15(図3参照)と、角度変更部16(図3参照)と、を備えている。
左右一対のマスト8は、アウタマスト8aと、インナマスト8bとをそれぞれ有する。バックレスト9およびフォーク11は、リフトブラケット10に連結されており、リフトブラケット10は、インナマスト8bに連結されている。
リフトシリンダ12は、油圧シリンダであって、タンク17(図3参照)から供給される作動油によって伸縮させられる。リフトシリンダ12は、伸縮することによりインナマスト8bを昇降させ、インナマスト8bに連結されたバックレスト9およびフォーク11を昇降させる。左右のキャリッジ13は、左右のアウタマスト8aの外側下部にそれぞれ設けられている。
リーチレグ14は、車体3から前方に延設され前後方向に延在する。リーチレグ14は、その内側に前後方向に延在するガイドがそれぞれ設けられており、キャリッジ13をガイドに沿って前後方向に案内する。リーチシリンダ15は、マスト8と、車体3との間に設けられており(図示略)、伸縮することにより、マスト8をリーチレグ14に沿って前後方向に移動させる。
角度変更部16は、リフトブラケット10に設けられている(図示略)。角度変更部16は、荷Wがフォーク11に積載されていない状態(すなわち、積載荷重0kg)において、フォーク11の先端を上方に2°ティルトアップさせるティルトアップ動作と、フォーク11を水平にするティルトダウン動作とを有する。すなわち、角度変更部16は、非積載状態において、フォーク11先端が持ち上がった状態のティルトアップ角度と、水平状態のティルトダウン角度との間で、フォーク11の角度を変更する。ティルトアップ角度は、想定される積載荷重ならびに当該積載荷重によってフォーク11およびマスト8が傾く量に基づいて設定されてもよい。具体的は、ティルトアップ角度は、角度変更部16がティルトアップ動作時において、想定される最大積載荷重によってフォーク11の角度を水平よりも垂れさせない角度に設定されている。本実施形態では、ティルトアップ角度は2°に設定されているが単なる一例であって、これに限定されない。
図1および図3に示すように、フォークリフトFは、さらに、タンク17と、油圧センサ18と、制御部20と、を備えている。制御部20は、重量判定部21と、位置特定部22と、荷置制御部23と、を有する。
タンク17は、作動油を収容している。油圧センサ18は、タンク17とリフトシリンダ12と間に設けられており、タンク17とリフトシリンダ12との間を流れる作動油の油圧を検出する。
重量判定部21は、油圧センサ18によって検出された油圧に基づいて、積載荷重が所定のしきい値よりも重いか否かを判定する。
位置特定部22は、施設内のマップを記憶している。位置特定部22は、レーザスキャナ6によって取得された反射板とフォークリフトFとの位置関係と、施設内マップとを参照し、フォークリフトFの位置を特定する。
荷置制御部23は、駆動部4、リフトシリンダ12、リーチシリンダ15および角度変更部16を制御して荷Wを棚Rに載置する。荷置制御部23は、積載荷重が所定のしきい値よりも重いか否かに基づいて、フォークリフトFの荷置動作を変更する。
<荷置方法>
次に、図4~図6を参照して、フォークリフトFの荷置方法について具体的に説明する。
フォークリフトFは、荷Wが載置されたパレットPにフォーク11を差し込み、角度変更部16によってティルトアップし、リフトシリンダ12によってフォーク11を上昇させて荷WおよびパレットP(以下、単に「荷W」ということがある)を持ち上げる。次いで、フォークリフトFは、荷Wを荷置対象の棚Rまで搬送する。
図4Aおよび図4Bに示すように、フォークリフトFは、荷置位置に到着すると、棚Rの方向に旋回する。荷置制御部23は、この旋回時における重量判定部21によって判定された結果に基づいて、駆動部4、リフトシリンダ12、リーチシリンダ15および角度変更部16を制御する。リフトシリンダ12に供給される作動油の油圧は、フォークリフトFの振動によって変動するところ、旋回時のフォークリフトFの振動は、搬送時と比較して穏やかである。そこで、荷置制御部23は、旋回時に重量判定部21によって判定された判定結果に基づいて、荷置動作を決定する。
図5は、重量判定部21によって積載重量が所定のしきい値よりも重いと判定されたときの荷置方法を示している。荷置制御部23は、積載重量が所定のしきい値よりも重いと判定されると、
(i)角度変更部16によってフォーク11をティルトアップさせた状態で、リフトシリンダ12によってフォーク11を上昇させ(図5i参照)、
(ii)次いで、角度変更部16によってフォーク11をティルトアップさせた状態で、駆動部4によって後輪2を駆動させフォークリフトFを前進させるとともにリーチシリンダ15によってマスト8を前方に移動させることにより、荷Wを荷収納空間Sに進入させ(図5ii参照)、
(iii)次いで、角度変更部16によってフォーク11をティルトアップさせた状態で、リフトシリンダ12によってフォーク11を下降させパレットPの下面を棚Rの載置面に接触させ(図5iii参照)、
(iv)次いで、角度変更部16によってフォーク11をティルトダウンさせて、棚RにパレットPを載置し(図5iv参照)、
(v)次いで、駆動部4によって後輪2を駆動させフォークリフトFを後退させるとともにリーチシリンダ15によってマスト8を後方移動させることにより、パレットPからフォーク11を引き抜く(図5v参照)。
棚Rは、図9に示すように、荷Wの高さおよび奥行きと上面クリアランスUC、下面クリアランスDCおよび背面クリアランスBCを考慮して荷収納空間Sを設計されている。そして、荷Wを荷収納空間Sに進入させるとき、荷WおよびパレットPを棚Rに非接触で進入させるためには、フォーク11の角度は、水平であることが好ましい。ところが、積載荷重が軽すぎると、角度変更部16によるティルトアップ動作によるフォーク11先端の傾き量が上面クリアランスUCを上回り、その結果、荷収納空間Sにおける棚Rの下面に荷Wの上面が接触する。そのため、荷Wの上面が荷収納空間Sにおける棚Rの下面に接触しないよう、フォーク11の角度を水平から所定の角度以下に保つことが好ましい。そこで、角度変更部16によるティルトアップ動作時において、当該所定の角度以下にフォーク11の角度を保つことができる積載荷重の下限を設定することが好ましい。本発明における所定のしきい値は、当該下限以上に設定されている。これにより、本発明に係るフォークリフトFおよび荷置方法は、荷Wの上面が棚Rに接触することを防止することができる。本実施形態では、所定のしきい値は、200Kgに設定されているが単なる一例であって、これに限定されない。
次に、積載重量が所定のしきい値以下であると判定されときの荷置方法について説明する。図6は、重量判定部21によって積載重量が所定のしきい値以下であると判定されたときの荷置方法を示している。荷置制御部23は、積載重量が所定のしきい値以下であると判定されると、
(i)角度変更部16によってフォーク11をティルトアップさせた状態で、リフトシリンダ12によってフォーク11を上昇させ(図6i参照)、
(ii)次いで、角度変更部16によってフォーク11をティルトダウンさせて(図6ii参照)、
(iii)次いで、駆動部4によって後輪2を駆動させフォークリフトFを前進させるとともにリーチシリンダ15によってマスト8を前方に移動させることにより、荷Wを荷収納空間Sに進入させ(図6iii参照)、
(iv)次いで、リフトシリンダ12によってフォーク11を下降させパレットPを棚Rに載置し(図6iv参照)、
(v)次いで、駆動部4によって後輪2を駆動させフォークリフトFを後退させるとともにリーチシリンダ15によってマスト8を後方移動させることにより、パレットPからフォーク11を引き抜く(図6v参照)。
積載荷重が、重すぎると、角度変更部16によるティルトダウン動作によってフォーク11先端の下方への傾き量が下面クリアランスDCを超えたり、荷Wの前面の傾き量が背面クリアランスBCを超えたりする。すると、荷Wを荷収納空間Sに進入させるときパレットPが荷収納空間Sの入口に接触したり、荷収納空間Sに進入した荷Wの前面が棚Rの後方の壁に接触したりする。そのため、パレットPおよび荷Wの接触を防止するために、フォーク11の角度を水平から所定の角度以下に保つことが好ましい。そこで、角度変更部16によるティルトダウン動作時において、当該所定の角度以下にフォーク11の角度を保つことができる積載荷重の上限を設定することが好ましい。本発明における所定のしきい値は、当該上限以下に設定されている。これにより、本発明に係るフォークリフトFおよび荷置方法は、パレットPが荷収納空間Sの入口に接触したり、荷Wが後方の壁に接触したりすることを防止することができる。
以上のように、本実施形態に係るフォークリフトFおよび荷置方法は、従来よりも水平に近い状態で荷Wを荷収納空間Sに進入させることができるので、従来の荷収納空間Sよりも狭い荷収納空間Sを有する棚Rにおいても、適切に荷Wを載置することができる。したがって、本実施形態に係るフォークリフトFおよび荷置方法によれば、荷Wの大きさに対する棚Rの荷収納空間Sの大きさを小さくすることができる。
以上、本発明に係るフォークリフトおよび荷置方法の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明に係るフォークリフトおよび荷置方法は、以下の変形例によって実施されてもよい。
角度変更部16は、マスト8に連結されたティルトシリンダであって、伸縮することによりマスト8を後傾させてフォーク11をティルトアップする構成でもよい。
積載荷重は、油圧センサ18によって検出された油圧に基づいて検出されているが、本発明に係る積載重量を検出する構成は、これに限定されない。例えば、フォークリフトFは、秤量器を備え、重量判定部21は、秤量器によって検出された積載重量に基づいて、積載重量が所定のしきい値より重いか否かを判定してもよい。
本発明に係るフォークリフトは、有人無人兼用のフォークリフトであって、自律して棚Rに荷置作業を行うとき、上記荷置方法を実行するよう構成されていてもよい。
F フォークリフト
R 棚
S 荷収納空間
W 荷
P パレット
1 前輪
2 後輪
3 車体
4 駆動部
6 レーザスキャナ
8 マスト
8a アウタマスト
8b インナマスト
9 バックレスト
10 リフトブラケット
11 フォーク
12 リフトシリンダ
13 キャリッジ
14 リーチレグ
15 リーチシリンダ
16 角度変更部
17 タンク
18 油圧センサ
20 制御部
21 重量判定部
22 位置特定部
23 荷置制御部

Claims (6)

  1. 荷収納空間を有する棚に自律して荷を載置することができるフォークリフトであって、
    車輪と、
    前記車輪を駆動させる駆動部と、
    マストと、
    フォークと、
    前記フォークを前記マストに沿って昇降させる昇降部と、
    前記荷が積載されていない状態において、前記フォークの先端が持ち上がった状態のティルトアップ角度と、水平状態のティルトダウン角度のいずれかに前記フォークの角度を切り替える角度変更部と、
    積載荷重が所定のしきい値よりも重いか否かを判定する重量判定部と、
    前記駆動部、前記昇降部および前記角度変更部を制御する荷置制御部と、を備え、
    前記角度変更部は、前記荷積載時における前記棚までの走行時は、前記ティルトアップ角度を維持するよう構成されており、
    前記荷置制御部は、
    前記積載荷重が前記所定のしきい値を超えているか否かに基づいて、前記荷収納空間に前記フォークを進入させる際の前記角度変更部による前記フォークの角度切り替え動作を異ならせるよう構成されており、
    前記積載荷重が前記所定のしきい値よりも重い場合には、前記フォークの角度を前記ティルトアップ角度に維持した状態で、前記荷収納空間に前記フォークを進入させ、
    前記積載荷重が前記所定のしきい値以下の場合には、前記フォークの角度を前記ティルトダウン角度に切り替えさせた後、前記荷収納空間に前記フォークを進入させる、ことを特徴とするフォークリフト。
  2. 前記昇降部は、作動油によって伸縮するリフトシリンダであって、
    前記フォークリフトは、
    前記作動油を収容するタンクと、
    前記タンクと前記リフトシリンダと間の油圧を検出する油圧センサと、をさらに備え、
    前記重量判定部は、前記油圧センサによって検出された前記油圧に基づいて、前記積載荷重が前記所定のしきい値よりも重いか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のフォークリフト。
  3. 荷収納空間を有する棚に自律して荷を載置することができるフォークリフトであって、
    車輪と、
    前記車輪を駆動させる駆動部と、
    マストと、
    フォークと、
    前記フォークを前記マストに沿って昇降させる昇降部と、
    前記荷が積載されていない状態において、前記フォークの先端が持ち上がった状態のティルトアップ角度と、水平状態のティルトダウン角度との間で、前記フォークの角度を変更する角度変更部と、
    積載荷重が所定のしきい値よりも重いか否かを判定する重量判定部と、
    前記駆動部、前記昇降部および前記角度変更部を制御する荷置制御部と、を備え、
    前記荷置制御部は、
    前記フォークリフトが荷置位置の前で前記棚の方向に旋回するときに前記重量判定部によって判定された結果に基づいて、前記駆動部、前記昇降部および前記角度変更部を制御するよう構成されており、
    前記積載荷重が前記所定のしきい値よりも重い場合には、
    前記フォークの角度を前記ティルトアップ角度に保たせた状態で、前記荷収納空間に前記フォークを進入させ、
    次いで、前記フォークの角度を前記ティルトアップ角度に保たせた状態で、前記フォークを下降させ、
    次いで、前記フォークの角度を前記ティルトダウン角度に変更することにより、前記荷を前記棚に載置させる
    ことを特徴とするフォークリフト。
  4. 左右一対のリーチレグと、
    前記マストを前記リーチレグに沿って前後方向に移動させるリーチシリンダと、をさらに備え、
    前記荷置制御部は、さらに、前記リーチシリンダを制御して、前記フォークを前後方向に移動させることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のフォークリフト。
  5. 荷収納空間を有する棚に自律して荷を載置することができるフォークリフト用の荷置方法であって、
    前記フォークリフトは、
    車輪と、
    前記車輪を駆動させる駆動部と、
    マストと、
    フォークと、
    前記フォークを前記マストに沿って昇降させる昇降部と、
    前記荷が積載されていない状態において、前記フォークの先端が持ち上がった状態のティルトアップ角度と、水平状態のティルトダウン角度のいずれかに前記フォークの角度を切り替える角度変更部と、
    積載荷重が所定のしきい値よりも重いか否かを判定する重量判定部と、を備え、
    前記荷積載時における前記棚までの走行時は、前記ティルトアップ角度を維持するよう構成されており、
    前記荷置方法は、
    前記積載荷重が前記所定のしきい値よりも重い場合には、前記フォークの角度を前記ティルトアップ角度に維持した状態で、前記荷収納空間に前記フォークを進入させ
    前記積載荷重が前記所定のしきい値以下の場合には、前記フォークの角度を前記ティルトダウン角度に切り替えさせた後、前記荷収納空間に前記フォークを進入させる、
    ことを特徴とする荷置方法。
  6. 荷収納空間を有する棚に自律して荷を載置することができるフォークリフト用の荷置方法であって、
    前記フォークリフトは、
    車輪と、
    前記車輪を駆動させる駆動部と、
    マストと、
    フォークと、
    前記フォークを前記マストに沿って昇降させる昇降部と、
    前記荷が積載されていない状態において、前記フォークの先端が持ち上がった状態のティルトアップ角度と、水平状態のティルトダウン角度との間で、前記フォークの角度を変更する角度変更部と、
    積載荷重が所定のしきい値よりも重いか否かを判定する重量判定部と、を備え、
    前記昇降部は、作動油によって伸縮するリフトシリンダであって、
    前記フォークリフトは、
    前記作動油を収容するタンクと、
    前記タンクと前記リフトシリンダと間の油圧を検出する油圧センサと、をさらに備え、
    前記重量判定部は、前記油圧センサによって検出された前記油圧に基づいて、前記積載荷重が前記所定のしきい値よりも重いか否かを判定し、
    前記荷置方法は、
    前記フォークリフトが荷置位置の前で前記棚の方向に旋回するときに前記重量判定部によって判定された結果に基づいて、前記フォークリフトの荷置動作を決定し、
    前記積載荷重が前記所定のしきい値よりも重い場合には、
    前記フォークの角度を前記ティルトアップ角度に保たせた状態で、前記荷収納空間に前記フォークを進入し、
    次いで、前記フォークの角度を前記ティルトアップ角度に保たせた状態で、前記フォークを下降し、
    次いで、前記フォークの角度を前記ティルトダウン角度に変更することにより、前記荷を前記棚に載置することを特徴とする荷置方法。
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