JP2641116B2 - 荷役車両 - Google Patents
荷役車両Info
- Publication number
- JP2641116B2 JP2641116B2 JP6994092A JP6994092A JP2641116B2 JP 2641116 B2 JP2641116 B2 JP 2641116B2 JP 6994092 A JP6994092 A JP 6994092A JP 6994092 A JP6994092 A JP 6994092A JP 2641116 B2 JP2641116 B2 JP 2641116B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driver
- seat
- cargo handling
- mast
- handling vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はリーチ機能とピッキン
グ機能を備えた荷役車両に関する。
グ機能を備えた荷役車両に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来車体の後部にカウンタウエイトを備
えたカウンタバランス式のフォークリフトに比べて、リ
ーチフォークリフトは狭い通路でも効率よく作業できる
ことから倉庫内での荷役作業によく使用されているが、
運転席が上昇しないため、棚の高所に収容された荷物を
複数個取出すなどのピッキング作業ができないなどの欠
点がある。一方オーダピッキングは、運転席が上下動
し、また運転席を上昇させたままでも走行することがで
きることから、高所の荷を取出すピッキング作業には好
適である。
えたカウンタバランス式のフォークリフトに比べて、リ
ーチフォークリフトは狭い通路でも効率よく作業できる
ことから倉庫内での荷役作業によく使用されているが、
運転席が上昇しないため、棚の高所に収容された荷物を
複数個取出すなどのピッキング作業ができないなどの欠
点がある。一方オーダピッキングは、運転席が上下動
し、また運転席を上昇させたままでも走行することがで
きることから、高所の荷を取出すピッキング作業には好
適である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のオーダピ
ッキングは、操舵用のハンドルが走行方向に対して垂直
に設けられているため、目的の方向へ車体を走行させる
のに熟練を要すると共に、特にパレットに荷物を積載し
て荷役するような場合、リーチ機能がないため、車体を
前後動させて棚などにパレットを移載する必要があり、
狭い通路ではリーチフォークリフトのような荷役作業が
できない不具合がある。
ッキングは、操舵用のハンドルが走行方向に対して垂直
に設けられているため、目的の方向へ車体を走行させる
のに熟練を要すると共に、特にパレットに荷物を積載し
て荷役するような場合、リーチ機能がないため、車体を
前後動させて棚などにパレットを移載する必要があり、
狭い通路ではリーチフォークリフトのような荷役作業が
できない不具合がある。
【０００４】またピッキング作業を前提に設計されてい
るため、ハンドルの取付け位置や走行レバーの取付け位
置の関係から、リーチフォークリフトのような速度は出
しにくいため作業能率が悪いなどの不具合があった。こ
の発明は上記不具合を改善するためになされたもので、
リーチ機能とピッキング機能を併せ持った荷役車両を提
供して、荷役作業の能率化を図ることを目的とするもの
である。
るため、ハンドルの取付け位置や走行レバーの取付け位
置の関係から、リーチフォークリフトのような速度は出
しにくいため作業能率が悪いなどの不具合があった。こ
の発明は上記不具合を改善するためになされたもので、
リーチ機能とピッキング機能を併せ持った荷役車両を提
供して、荷役作業の能率化を図ることを目的とするもの
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、自走自在な車体の前部に前後動自在にマ
ストを設け、このマストに上下動自在にフォークを取付
けると共に、上記車体に上下方向へ伸縮自在な主柱を設
け、この主柱にマストの前後動やフォークの上下動、車
体の走行制御及び運転席の上下動などを制御する操作系
の設けられた運転席を取付けたものである。
成するために、自走自在な車体の前部に前後動自在にマ
ストを設け、このマストに上下動自在にフォークを取付
けると共に、上記車体に上下方向へ伸縮自在な主柱を設
け、この主柱にマストの前後動やフォークの上下動、車
体の走行制御及び運転席の上下動などを制御する操作系
の設けられた運転席を取付けたものである。
【０００６】
【作用】上記構成により運転席を下降させた状態では従
来のリーチフォークリフトと同様なリーチ機能が得られ
ると共に、運転席を上昇させることによって高所のピッ
キング作業も容易に行えるようになる。
来のリーチフォークリフトと同様なリーチ機能が得られ
ると共に、運転席を上昇させることによって高所のピッ
キング作業も容易に行えるようになる。
【０００７】
【実施例】この発明の一実施例を図面を参照して詳述す
る。図において１は前輪２と後輪３により自走自在な車
体で、前輪２は車体１の両側より前方へ突設されたリー
チレッグ１ａの前端側下部に、そして後輪３は車体１の
後部に設けられている。上記後輪３はバッテリ４により
駆動される駆動輪３ａと、キャスタ輪３ｂとより構成さ
れていて、前後進と操舵が自在となっていると共に、リ
ーチレッグ１ａ間には前後方向へリーチ自在なマスト５
の下部が支承されている。上記マスト５はアウタマスト
５ａとこのアウタマスト５ａに対して上下方向へ伸縮自
在なインナマスト５ｂよりなり、インナマスト５ｂにロ
ーラサポート６を介してフォーク７が取付けられてい
る。なお図中８はバックレスト、９はフォーク７をチル
トさせるチルトシリンダを示す。
る。図において１は前輪２と後輪３により自走自在な車
体で、前輪２は車体１の両側より前方へ突設されたリー
チレッグ１ａの前端側下部に、そして後輪３は車体１の
後部に設けられている。上記後輪３はバッテリ４により
駆動される駆動輪３ａと、キャスタ輪３ｂとより構成さ
れていて、前後進と操舵が自在となっていると共に、リ
ーチレッグ１ａ間には前後方向へリーチ自在なマスト５
の下部が支承されている。上記マスト５はアウタマスト
５ａとこのアウタマスト５ａに対して上下方向へ伸縮自
在なインナマスト５ｂよりなり、インナマスト５ｂにロ
ーラサポート６を介してフォーク７が取付けられてい
る。なお図中８はバックレスト、９はフォーク７をチル
トさせるチルトシリンダを示す。
【０００８】一方上記車体１には両側に２本の主柱１２
が立設されている。これら主柱１２は下端が車体１に固
着された外側主柱１２ａと、これら外側主柱１２ａに対
して上下動自在に支承された内側主柱１２ｂとよりな
り、内側主柱１２ｂの下部間に運転席１３が取付けら
れ、内側主柱１２ｂの上端間には格子状のヘッドガード
１４が運転席１３の上方を覆うように取付けられてい
る。またヘッドガード１４と車体１の間にはリフトシリ
ンダ１５が設けられていて、このリフトシリンダ１５に
より運転席１３が上下動自在となっていると共に、運転
席１３内には、フォーク７の上下動とチルト及びマスト
５の前後動を制御する操作レバー１７や、車体１の操舵
を行うステアリングハンドル１８及び前後進操作レバー
１９、運転席１３の上下動と任意な位置で停止させる押
釦スイッチ２０、そして運転席１３がどの高さにあって
も車体１を停止できるデットマンブレーキ２１などが設
けられている。
が立設されている。これら主柱１２は下端が車体１に固
着された外側主柱１２ａと、これら外側主柱１２ａに対
して上下動自在に支承された内側主柱１２ｂとよりな
り、内側主柱１２ｂの下部間に運転席１３が取付けら
れ、内側主柱１２ｂの上端間には格子状のヘッドガード
１４が運転席１３の上方を覆うように取付けられてい
る。またヘッドガード１４と車体１の間にはリフトシリ
ンダ１５が設けられていて、このリフトシリンダ１５に
より運転席１３が上下動自在となっていると共に、運転
席１３内には、フォーク７の上下動とチルト及びマスト
５の前後動を制御する操作レバー１７や、車体１の操舵
を行うステアリングハンドル１８及び前後進操作レバー
１９、運転席１３の上下動と任意な位置で停止させる押
釦スイッチ２０、そして運転席１３がどの高さにあって
も車体１を停止できるデットマンブレーキ２１などが設
けられている。
【０００９】次に作用を説明すると、いまパレット２２
上に載置された荷物２３を荷役するに当って、まず運転
席１３を図１に示す位置に下降させた状態でマスト５を
パレット２２側へ前進させ、フォーク７をパレット２２
に挿入してフォーク７上にパレット２２を載設すること
によりリーチ機能を使用してリーチフォークリフトと同
様に荷取りを行うことができる。
上に載置された荷物２３を荷役するに当って、まず運転
席１３を図１に示す位置に下降させた状態でマスト５を
パレット２２側へ前進させ、フォーク７をパレット２２
に挿入してフォーク７上にパレット２２を載設すること
によりリーチ機能を使用してリーチフォークリフトと同
様に荷取りを行うことができる。
【００１０】次にパレット２２上の荷物２３を棚２４の
高所へ収納したり、棚２４の荷物２３をピッキングする
ときには、図６に示すようにリフトシリンダ１５により
運転席１３を所望の高さまで上昇させる。そして運転席
１３内のオペレータがパレット２２上の荷物２３を棚２
４の所定の位置へ収納したり、棚２４から所定の数の荷
物をピッキングしてパレット２２上へ載置する。またパ
レット２２上に載置した荷物２３の高さが図７に示すよ
うに高くなると荷物２３の移載がしにくくなるので、こ
の場合はフォーク７を下降させて、パレット２２上の荷
物２３の高さを常に移載しやすい高さに維持することに
より、ピッキング作業が能率よく行えるようになる。
高所へ収納したり、棚２４の荷物２３をピッキングする
ときには、図６に示すようにリフトシリンダ１５により
運転席１３を所望の高さまで上昇させる。そして運転席
１３内のオペレータがパレット２２上の荷物２３を棚２
４の所定の位置へ収納したり、棚２４から所定の数の荷
物をピッキングしてパレット２２上へ載置する。またパ
レット２２上に載置した荷物２３の高さが図７に示すよ
うに高くなると荷物２３の移載がしにくくなるので、こ
の場合はフォーク７を下降させて、パレット２２上の荷
物２３の高さを常に移載しやすい高さに維持することに
より、ピッキング作業が能率よく行えるようになる。
【００１１】またピッキングが終了したら運転席１３を
図１に示す位置へ下降させることにより、通常のリーチ
フォークリフトと同様な操作で荷役作業が行えるように
なる。なお図８ないし図１２は運転席１３の前部に出入
れ自在なフック２５を、そしてインナマスト５ｂに上記
フック２５が係合するストッパ２６を設けた別の実施例
を示すもので、インナマスト５ｂの上下動を利用して運
転席１３を上下動させることによりリフトシリンダ１５
を省略したものである。上記のように構成することによ
り、運転席１３を上昇させるときには運転席１３からの
操作でフック２５を突出し、この状態でインナマスト５
ｂを上昇させることにより、図１０に示すように運転席
１３を所望の高さにまで上昇させることができる。なお
荷役状態を図１１及び図１２にそれぞれ示す。
図１に示す位置へ下降させることにより、通常のリーチ
フォークリフトと同様な操作で荷役作業が行えるように
なる。なお図８ないし図１２は運転席１３の前部に出入
れ自在なフック２５を、そしてインナマスト５ｂに上記
フック２５が係合するストッパ２６を設けた別の実施例
を示すもので、インナマスト５ｂの上下動を利用して運
転席１３を上下動させることによりリフトシリンダ１５
を省略したものである。上記のように構成することによ
り、運転席１３を上昇させるときには運転席１３からの
操作でフック２５を突出し、この状態でインナマスト５
ｂを上昇させることにより、図１０に示すように運転席
１３を所望の高さにまで上昇させることができる。なお
荷役状態を図１１及び図１２にそれぞれ示す。
【００１２】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、運転席
を下降させた状態では従来のリーチフォークリフトと同
様なリーチ機能が得られるため、通路の狭い倉庫内でも
能率よく荷役作業が行える。また運転席を上昇させるこ
とにより棚の高所などでのピッキング作業が容易かつ安
全に行えるなど、１台の車両でリーチ作業とピッキング
作業が効率よく行えると共に、リーチ機能とピッキング
機能を有する荷役車両をそれぞれ揃える必要がないため
経済的である。
を下降させた状態では従来のリーチフォークリフトと同
様なリーチ機能が得られるため、通路の狭い倉庫内でも
能率よく荷役作業が行える。また運転席を上昇させるこ
とにより棚の高所などでのピッキング作業が容易かつ安
全に行えるなど、１台の車両でリーチ作業とピッキング
作業が効率よく行えると共に、リーチ機能とピッキング
機能を有する荷役車両をそれぞれ揃える必要がないため
経済的である。
【図１】この発明の一実施例になる荷役車両の左側面図
である。
である。
【図２】この発明の一実施例になる荷役車両の後面図で
ある。
ある。
【図３】この発明の一実施例になる荷役車両の右側面図
である。
である。
【図４】図１のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図５】図１のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
【図６】この発明の一実施例になる荷役車両の作用説明
図である。
図である。
【図７】この発明の一実施例になる荷役車両の作用説明
図である。
図である。
【図８】この発明の他の実施例になる荷役車両の左側面
図である。
図である。
【図９】この発明の他の実施例になる荷役車両の後面図
である。
である。
【図１０】この発明の他の実施例になる荷役車両の右側
面図である。
面図である。
【図１１】この発明の他の実施例になる荷役車両の作用
説明図である。
説明図である。
【図１２】この発明の他の実施例になる荷役車両の作用
説明図である。
説明図である。
１ 車体 ５ マスト ５ｂ インナマスト ７ フォーク １２ 主柱 １３ 運転席 １５ リフトシリンダ
Claims (3)
- 【請求項１】 自走自在な車体１の前部に前後動自在に
マスト５を設け、このマスト５に上下動自在にフォーク
７を取付けると共に、上記車体１に上下方向へ伸縮自在
な主柱１２を設け、この主柱１２にマスト６の前後動や
フォーク７の上下動、車体１の走行制御及び運転席１３
の上下動などを制御する操作系の設けられた運転席１３
を取付けてなる荷役車両。 - 【請求項２】 上記運転席１３をリフトシリンダ１５に
より上下させてなる請求項１記載の荷役車両。 - 【請求項３】 上記運転席１３をインナマスト５ｂの上
下を利用して上下動させてなる請求項１記載の荷役車
両。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6994092A JP2641116B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 荷役車両 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6994092A JP2641116B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 荷役車両 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05229787A JPH05229787A (ja) | 1993-09-07 |
| JP2641116B2 true JP2641116B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=13417166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6994092A Expired - Fee Related JP2641116B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 荷役車両 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2641116B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003146595A (ja) * | 2001-11-13 | 2003-05-21 | Nippon Yusoki Co Ltd | 低揚高型ピックアップリフト |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP6994092A patent/JP2641116B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003146595A (ja) * | 2001-11-13 | 2003-05-21 | Nippon Yusoki Co Ltd | 低揚高型ピックアップリフト |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05229787A (ja) | 1993-09-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6571913B2 (en) | Multipurpose machine | |
| US6345677B1 (en) | Industrial truck with a battery block | |
| US3272365A (en) | Industrial lift truck | |
| JP2641116B2 (ja) | 荷役車両 | |
| JP5921183B2 (ja) | 荷役車両 | |
| US3485391A (en) | Lift truck with extendable and retractable load supporting means | |
| EP3962795A1 (en) | Pallet truck | |
| JP3678410B2 (ja) | ピッキングフォークリフト | |
| JP6162201B2 (ja) | フォークカバー | |
| JP3767848B2 (ja) | ピッキングフォークリフト | |
| EP4316968A1 (en) | Electric pallet truck with self-levelling forks | |
| JP3734425B2 (ja) | フォークリフトの前後進切換装置 | |
| JPH0479805U (ja) | ||
| JPH0714570Y2 (ja) | 格納装置用自走パレット | |
| JP2003201095A (ja) | オーダーピッカー | |
| JPS6247800B2 (ja) | ||
| JP3041440U (ja) | 重量物運搬用台車 | |
| JP2002087774A (ja) | ピッキングフォークリフト | |
| JP3650024B2 (ja) | フォークリフト | |
| JPH0638865Y2 (ja) | 無人荷役車両の自動荷役装置 | |
| JPH0615975Y2 (ja) | 積卸装置 | |
| JPH1111892A (ja) | フォークリフト | |
| JPH1121091A (ja) | ピッキングフォークリフト | |
| CN116409732A (zh) | 一种轻型重载三向叉车式agv及货物接驳转运方法 | |
| JP2998490B2 (ja) | 移動棚設備 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |