JP7308967B2 - エレベーター制御装置、エレベーター制御方法及びエレベーターシステム - Google Patents

エレベーター制御装置、エレベーター制御方法及びエレベーターシステム Download PDF

Info

Publication number
JP7308967B2
JP7308967B2 JP2021554848A JP2021554848A JP7308967B2 JP 7308967 B2 JP7308967 B2 JP 7308967B2 JP 2021554848 A JP2021554848 A JP 2021554848A JP 2021554848 A JP2021554848 A JP 2021554848A JP 7308967 B2 JP7308967 B2 JP 7308967B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pit
mode
car
maintenance
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021554848A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021090623A1 (ja
Inventor
隆行 番場
恵治 松本
寛典 金田
靖大 比氣
勇来 齊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Publication of JPWO2021090623A1 publication Critical patent/JPWO2021090623A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7308967B2 publication Critical patent/JP7308967B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/0043Devices enhancing safety during maintenance
    • B66B5/005Safety of maintenance personnel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/02Control systems without regulation, i.e. without retroactive action
    • B66B1/06Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric
    • B66B1/14Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric with devices, e.g. push-buttons, for indirect control of movements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/34Details, e.g. call counting devices, data transmission from car to control system, devices giving information to the control system
    • B66B1/3415Control system configuration and the data transmission or communication within the control system
    • B66B1/3423Control system configuration, i.e. lay-out
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/0087Devices facilitating maintenance, repair or inspection tasks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Description

本発明は、エレベーター制御装置、エレベーター制御方法及びエレベーターシステムに関する。
ビル等の建物にエレベーターを設置した時、又はエレベーターの稼動後の保守時には、エレベーターを円滑に動作させるために、電動機の磁極調整や荷重センサーの調整等といった保守点検を行う必要がある。従来の保守点検では、保守員が乗りかごの上に乗って、乗りかごに設けられた装置を点検したり、昇降路の最上部にある機械室に設置された機械を点検したりする作業があった。この保守点検では、他の階床にいる保守員が誤って乗りかごを操作できないように制御する必要がある。
そこで、特許文献1には、「複数の箇所のうち予め定められた箇所に設けられた運転モード切り替え手段により運転モードを点検運転モードに切り替えた場合に、他の箇所に設けられた運転モード切り替え手段による運転モードの切り替え、および、他の箇所に設けられた速度切り替え手段による定格速度の切り替えを阻止する」と記載された技術が開示されていた。
特開2006-117375号公報
近年のエレベーターでは、昇降路のピット内や昇降路の最下階の高さ付近に電動機が設置されることが多くなった。そして、乗りかごの下部に各種の装置が取り付けられることもある。このようなエレベーターの保守点検に際して、保守員はピット内に入って、電動機や、乗りかご下部にある装置を点検していた。
ところで、ピットは、建物の最下階(例えば、1階)よりも下に設けられる空間である。このため、ピット内に保守員がいる状態で、階床または乗りかご内にいる保守員が、乗りかごの上昇または下降運転を行った際、ピット内の状態や昇降路内の乗りかごの位置を確認できないために、保守員の安全を確保できる位置で乗りかごを停止できず、乗りかごや釣り合いおもりが保守員と接触する事故が発生している。また、ピット内にいる保守員の安全を確保するために、乗りかごの移動範囲に制限を行うと、乗りかごの停止位置が、ピット内にいる保守員が作業しやすい高さでなかったりする。このようにピット内にいる保守員の安全を確保できるように乗りかごの運転制限が行われると、保守員の作業に不便が生じるため、作業効率が低下していた。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、ピット内にいる保守員の安全を確保しつつ、作業効率を高めることを目的とする。
本発明に係るエレベーター制御装置は、エレベーターの保守点検において、昇降路を移動する乗りかごの移動速度が平常運転モードにおける移動速度よりも低速に制御される保守運転モードで乗りかごが運転される状態で、昇降路の下部にあるピットに入った保守員が行うピット内操作を受付けるピット内操作受付部と、ピットには、ピット内にいる保守員を検出すると、ピット内操作受付部に検出情報を出力する保守員検出部と、ピット内にいる保守員が乗りかごを操作可能なピット内操作部とが設けられ、ピット内操作受付部からピット内に保守員がいることが通知された場合に、エレベーターの運転モードを、保守運転モードから、乗りかごの所定階への移動を制限する第1制限モード、又はピット以外の場所から行われる乗りかごの運転操作を制限する第2制限モードに変更し、ピット内操作受付部が保守員検出部から検出情報を受け付けた場合に、運転モードを、保守運転モードから第1制限モードに変更し、保守運転モードを第1制限モードに変更した状態で、ピット内操作受付部が、ピット内操作部になされた第1制限モードにより制限された運転を解除する操作を検出した場合に、第1制限モードから第2制限モードに変更する運転モード変更部と、運転モード変更部により変更された第1制限モード又は第2制限モードに応じて、乗りかごの運転を制御し、運転モードが、第1制限モードである場合に、乗りかごを最上階に移動させる運転、及び最下階に移動させる運転を制限する運転制御部と、を備える。
本発明によれば、エレベーターの保守点検において、ピット内に保守員がいる場合には、エレベーターの運転モードが、保守運転モードから第1制限モード又は第2制限モードに変更されるので、ピット内にいる保守員の安全を確保しつつ、作業効率を高めることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施の形態に係るエレベーターの全体構成図である。 本発明の一実施の形態に係るピット内操作盤の構成例を示す外観図である。 本発明の一実施の形態に係るエレベーター制御装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る計算機のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係るエレベーターの保守点検における制御の例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[一実施の形態]
<エレベーターの全体構成例>
図1は、エレベーター1の全体構成図である。
エレベーター1は、昇降路10の内部を昇降可能な乗りかご2を備える。昇降路10には、最下階を1階、最上階をn階とする各階のほか、建屋の1階(最下階)よりさらに掘り下げて作られるピットが設けられる。
このエレベーター1は、乗りかご2、乗りかご装置3、テールコード4、プーリー5、ロープ6、巻上機7及び釣り合いおもり8を備える。昇降路10の内部には、配電盤等(不図示)を保護する金網11、エレベーター制御装置12が設けられる。
テールコード4は、乗りかご2と該乗りかご2が昇降移動する昇降路10との間を連絡する。テールコード4は、一般に、制御線や電力線等の複数の多芯ケーブルとテールコード4の重量を支えるための補強材であるスチールコード等が絶縁材料で被覆されたコードである。このテールコード4は、ねじれを防ぐために断面が略矩形状に形成されており、乗りかご2の移動範囲を考慮した長さで、常に湾曲部が生じるようにたわませてある。
乗りかご2は、ドア2a、乗客検出センサー2b、操作パネル2c及びスイッチボックス2dを備える。乗客が操作パネル2cによって指示した行き先階に乗りかご2が到着すると、ドア2aと乗り場ドア(不図示)が開く。乗りかご2の移動中には、ドア2aと乗り場ドアが閉じる。ドア2aには、乗客の乗降を検出する乗客検出センサー2bが設置される。乗客が開いているドア2aを通過すると、乗客検出センサー2bは乗客が乗りかご2を乗降していると検出し、テールコード4を通じて検出結果をエレベーター制御装置12に送る。
また、エレベーター1の保守点検の際には、乗りかご2内に設けられたスイッチボックス2dが保守員32によって開かれ、保守員32がスイッチボックス2dを通じてエレベーター1の運転モードを平常運転モードから保守運転モードに変更する。保守運転モードでは、乗客が各階床にある呼びボタンを押しても乗りかご2が移動しないように制御される。そして、保守運転モードでは、昇降路10を移動する乗りかご2の移動速度が平常運転モードにおける移動速度よりも低速に制御される。
乗りかご2の底面には、乗りかご装置3が取り付けられると共に、テールコード4の一端が接続される。乗りかご装置3は、ドア2aの開閉情報、乗りかご2に乗車した乗客の人数又は重量の情報等を、テールコード4を通じてエレベーター制御装置12に出力する。
テールコード4の他端は、昇降路内に設置されるエレベーター制御装置12に接続される。乗りかご2の運行を制御するための制御信号及び電力等はテールコード4を介してエレベーター制御装置12から乗りかご2に送られる。一方、乗りかご2に乗り込んだ乗客が指示する行き先階、乗りかご2がいる現在の階等の情報は、乗りかご2からテールコード4を介してエレベーター制御装置12に送られる。
昇降路10の天井には、二組のプーリー5が設けられる。ロープ6の一端には、プーリー5を介して乗りかご2が取り付けられ、ロープ6の他端には、巻上機7を介して釣り合いおもり8が取り付けられる。釣り合いおもり8は、ロープ6に連結された乗りかご2とバランスを取るために用いられる。
エレベーター制御装置12が設置される昇降路10内の一つの壁面には、金網11が設置される。金網11と昇降路10の壁面との間には、テールコード4の他端が接続されるエレベーター制御装置12の他、各種の機器類(不図示)が設置される。金網11は、乗りかご2の昇降に伴って、間口方向に揺れるテールコード4が昇降路10に設置された機器等に接触することを防ぐために用いられる。
1階からn階までの各ホールの壁面には、無線通信装置15が設けられる。保守員30,32が使用する保守端末31,33は、無線通信装置15を通じて、エレベーター制御装置12と通信可能である。保守端末31,33には、エレベーター制御装置12から出力されたエレベーター1の運行状態が表示される。そして、ピット以外の各階(例えば、1階)で使用される保守端末33により、乗りかご2を任意の階に移動させたり、階の途中で停止させたりする制御が可能である。また、保守端末31,33からエレベーター制御装置12に対して保守結果が出力される。
なお、各階のホールの壁面には、例えば、保守端末31,32から引き伸ばしたケーブルを接続可能な通信接続部が設けられてもよい。そして、保守端末31,32は、通信接続部を通じて、エレベーター制御装置12と通信可能な構成とすることで、無線通信装置15を備えない構成としてもよい。
ピット内の床面には巻上機7が設置され、壁面にはピット内操作盤20(ピット内操作部の一例)が設置される。
ピット内操作盤20は、ピット内にいる保守員30だけが操作可能であり、ピット内操作盤20を通じて乗りかご2が運転される。ピット内操作盤20を通じて行われる操作の操作情報は、エレベーター制御装置12に出力される。エレベーター制御装置12は、ピット内操作盤20から受け取った操作情報に基づいて、ピット内に保守員がいると判断した場合、エレベーター1の運転モードを変更し、ピット以外の各階(例えば、1階)にいる保守員32が乗りかご2を操作できないように制御する。そして、ピット内にいる保守員30は、ピット内操作盤20を操作して、乗りかご2を運転し、保守端末31を操作して、乗りかご2の床下に設けられた乗りかご装置3や、ピット床に設置された巻上機7を点検する保守作業を実施する。
平常運転モードでは、エレベーター制御装置12の制御により、巻上機7がロープ6を巻き上げ、乗りかご2の移動速度を調整しながら乗客が指示した行き先階まで乗りかご2を昇降させる。保守運転モードでは、階床にいる保守員32の制御により、巻上機7がロープ6を巻き上げ、乗りかご2が移動する。
本実施の形態では、ピット内にいる保守員30が乗りかご2の運転を指示するための第1制限モード及び第2制限モードが用意される。第1制限モードでは、乗りかご2を所定階(例えば、最上階及び最下階)に移動させる運転が制限される。第2制限モードでは、保守員30がピット内操作盤20を操作することにより、乗りかご2を最上階及び最下階に移動することができる。そして、第2制限モードでは、ピット内にいる保守員30の操作により、保守員30の手が届く高さまで乗りかご2を下降させ、乗りかご装置3の点検をすることが可能となる。
本実施の形態に係る保守運転モードは、後述する図5を参照して説明する第1制限モード又は第2制限モードに変更される。第1制限モード及び第2制限モードは、いずれもピット内にいる保守員30が乗りかご2に対して安全に昇降を指示するために適用される保守運転モードの一例である。第1制限モード及び第2制限モードの詳細な内容は後述する。
<ピット内操作盤の構成例>
図2は、ピット内操作盤20の構成例を示す外観図である。
ピット内操作盤20は、人検出センサー21、モード切り替えスイッチ22、昇降指示スイッチ23を備える。人検出センサー21は、自動的に動作するデバイスであり、保守員30の操作を要さない。一方、モード切り替えスイッチ22及び昇降指示スイッチ23は、いずれもピットにいる保守員30によって操作される。
人検出センサー21は、ピット内にいる保守員30を検出すると、エレベーター制御装置12のピット内操作受付部41(後述する図3を参照)に検出情報を出力する。人検出センサー21としては、人が発する熱線を検出して、信号を出力する焦電型赤外線センサー、赤外線発光素子やこの赤外線受光素子を組み合わせて人の有無を検出する透過型光電センサー、反射型光電センサー、又は超音波を使用して、人の有無を検出する超音波センサーなどで構成してもよい。また、人検出センサー21として、ピット内を撮像可能なカメラを用いてもよい。
なお、人検出センサー21は、ピット内操作盤20から離れた箇所に取り付けられてもよい。また、複数の人検出センサー21をピット内の各壁に取り付けることで、死角をなくして、ピット内にいる保守員30を確実に検出可能としてもよい。
モード切り替えスイッチ22は、エレベーター1の運転モードを、保守運転モード又はピット内保守運転モードのいずれかに切替え可能とする。ピット内保守運転モードは、第2制限モードと言い換えてもよい。なお、モード切り替えスイッチ22をOFFの位置に回すことで、運転モードが保守運転モードに切り替わる。
昇降指示スイッチ23は、第2制限モードにおいて、ピット内にいる保守員30が乗りかご2を上昇又は下降させる操作を行うためのスイッチである。昇降指示スイッチ23を操作して移動する乗りかご2の昇降速度は、安全のため保守運転モードにおける速度よりも低速とされる。そして、保守員30が昇降指示スイッチ23の上向き矢印のボタンを押すと、エレベーター制御装置12に上昇信号が出力される。このため、ピット内にいる保守員30は、ピット内操作盤20の操作により、乗りかご2を上昇させる運転が可能である。
一方、保守員30が昇降指示スイッチ23の下向き矢印のボタンを押すと、エレベーター制御装置12に下降信号が出力される。このため、ピット内にいる保守員30は、ピット内操作盤20の操作により、乗りかご2を下降させる運転が可能である。
<エレベーター制御装置の内部構成例>
図3は、エレベーター制御装置12の内部構成例を示すブロック図である。
エレベーター制御装置12は、ピット内操作受付部41、運転モード変更部42及び運転制御部43を備える。
ピット内操作受付部41は、エレベーター1の保守点検において、保守運転モードで乗りかごが運転される状態で、昇降路10の下部にあるピットに入った保守員30が行うピット内操作を受付ける。ピット内の操作は、ピット内操作盤20を通じて行われる。保守員30は、ピット内操作盤20の昇降指示スイッチ23を押下することで、ピット内から乗りかご2の底面を見ながら、乗りかご2を徐々に降下させ、保守しやすい高さで乗りかご2を停止することができる。なお、ピット内操作受付部41が受け付ける情報としては、人検出センサー21(図2を参照)から出力される検出情報も含まれる。ピット内操作受付部41は、検出情報を受け付けると、運転モード変更部42に対して、ピット内に保守員30がいることを通知する。
運転モード変更部42は、スイッチボックス2dに設定された、平常運転モード又は保守運転モードのいずれかの運転モードに変更する。そして、運転モード変更部42は、保守運転モードであるときに、ピット内操作受付部41からピット内に保守員30がいることが通知された場合には、エレベーター1の運転モードを、保守運転モードから第1制限モード又は第2制限モードに変更する。そこで、運転モード変更部42は、ピット内操作受付部41が人検出センサー21(図2を参照)から検出情報を受け付けた場合に、運転モードを、保守運転モードから第1制限モードに変更する。ただし、運転モード変更部42は、人検出センサー21から検出情報が入力しない場合には、ピットに保守員30はいないものと判断して、保守運転モードを変更しない。
運転モード変更部42は、保守運転モードを第1制限モードに変更した状態で、ピット内操作受付部41が、ピット内操作盤20になされた第1制限モードにより制限された運転を解除する操作(例えば、昇降指示スイッチ23の押下)を検出した場合に、第1制限モードから第2制限モードに変更する。その後、運転モード変更部42は、ピット内操作受付部41が、ピット内操作盤20になされた第1制限モードにより運転を制限する操作(例えば、モード切り替えスイッチ22のOFF操作)を検出した場合に、運転モードを、第2制限モードから第1制限モードに変更する。そして、運転モード変更部42は、ピット内操作受付部41が人検出センサー21から検出情報を受付けなくなった場合に、第1制限モードから保守運転モードに変更する。
運転制御部43は、運転モード変更部42により変更された運転モード(平常運転モード、保守運転モード、第1制限モード又は第2制限モード)に従って、乗りかご2の運転を制御する。保守運転モードの際には、運転制御部43に保守端末31,33からの制御信号が入力する。このため、保守員30が保守端末31を操作し、又は保守員32が保守端末33を操作することにより、乗りかご2の運転が制御される。
本実施の形態に係る運転制御部43は、運転モード変更部42により保守運転モードから変更された第1制限モード又は第2制限モードに応じて、乗りかご2の運転を制御する。具体的には、運転制御部43は、運転モードが、第1制限モードである場合に、乗りかご2を最上階に移動させる運転、及び最下階に移動させる運転を制限する。また、運転制御部43は、第2制限モードである場合に、ピット内操作盤20の操作により乗りかご2を最上階及び最下階に移動可能とする。そして、運転制御部43は、ピット内操作盤20の操作に合わせて、乗りかご2を下降させ、又は上昇させる。なお、運転制御部43は、第2制限モードで乗りかご2を下降させる速度、又は上昇させる速度を、保守運転モードで制御する移動速度よりもさらに低速に制御する。
<計算機のハードウェア構成例>
次に、エレベーター制御装置12を構成する計算機50のハードウェア構成を説明する。
図4は、計算機50のハードウェア構成例を示すブロック図である。計算機50は、エレベーター制御装置12として動作可能なコンピューターとして用いられるハードウェアの一例である。
計算機50は、バス54にそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、及びRAM(Random Access Memory)53を備える。さらに、計算機50は、不揮発性ストレージ55及びネットワークインターフェイス56を備える。
CPU51は、本実施の形態に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM52から読み出してRAM53にロードし、実行する。RAM53には、CPU51の演算処理の途中で発生した変数やパラメーター等が一時的に書き込まれ、これらの変数やパラメーター等がCPU51によって適宜読み出される。ただし、CPU51に代えてMPU(Micro Processing Unit)を用いてもよい。図3に示したエレベーター制御装置12のピット内操作受付部41、運転モード変更部42及び運転制御部43の各機能は、CPU51が実行するソフトウェアによって実現される。
不揮発性ストレージ55としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、磁気テープ又は不揮発性のメモリ等が用いられる。この不揮発性ストレージ55には、OS(Operating System)、各種のパラメーターの他に、計算機50を機能させるためのプログラムが記録されている。ROM52及び不揮発性ストレージ55は、CPU51が動作するために必要なプログラムやデータ等を永続的に記録しており、計算機50によって実行されるプログラムを格納したコンピューター読取可能な非一過性の記録媒体の一例として用いられる。不揮発性ストレージ55には、例えば、エレベーター1の運行情報、障害情報等が、各情報の発生時刻と共に記録されており、保守端末31,33により読み出し可能である。
ネットワークインターフェイス56には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、NICの端子に接続されたLAN(Local Area Network)、専用線等を介して各種のデータを装置間で送受信することが可能である。また、ネットワークインターフェイス56は、複数のエレベーター1の運行を監視する監視センターに対してエレベーター1の運行情報、障害情報等を送信可能である。監視センターでは、障害情報を受信すると、障害情報を送信したエレベーター制御装置12が設けられるエレベーター1に対して、保守員30,32を向かわせる措置をとる。
<エレベーターの制御フロー>
図5は、エレベーター1の保守点検における制御の例を示すフローチャートである。本実施の形態に係るエレベーター制御装置20は、計算機50(コンピューター)がプログラムを実行することにより、図3に示した各機能ブロックが連携して行うエレベーターの制御方法を実現する。
始めに、ピット内操作受付部41は、人検出センサー21がピット内に保守員30がいることを検出したか否かを判断する(S1)。人検出センサー21から検出情報が出力されていなければ、人検出センサー21がピット内の保守員30を検出していないので(S1のNO)、スイッチボックス2dの設定により、運転制御部43が、エレベーター1の平常運転モードでの運転、又は保守運転モードでの運転を行う(S2)。
一方、人検出センサー21から検出情報が出力されていれば、人検出センサー21がピット内の保守員30を検出している(S1のYES)。この場合、ピット内操作受付部41は、ピット内に保守員30がいることを運転モード変更部42に通知する。この通知を受けた運転モード変更部42は、運転モードを第1制限モードに変更する(S3)。第1制限モードでは、乗りかご2の移動速度が、通常の速度よりも低速に制限される。
次に、運転制御部43は、第1制限モードに従って、乗りかご2を最上階に移動させる運転、及び最下階に移動させる運転を制限する(S4)。最上階への運転が制限されると、乗りかご2が最上階まで移動しないので、釣り合いおもり8はピットまで降下しない。また、乗りかご2が最下階まで移動しないので、乗りかご2がピットまで降下しない。いずれにおいても、ピット内にいる保守員30が意図しない高さまで乗りかご2又は釣り合いおもり8が降下することを防ぐことができる。
次に、ピット内操作受付部41は、ピット内で下降運転制限が解除されたか否かを判断する(S5)。ピット内で下降運転制限が解除されたことは、図2に示したピット内操作盤20のモード切り替えスイッチ22が、「OFF」から「ピット内保守運転モード」に切替えられたことを示すモード切替信号が、ピット内操作受付部41に入力されたか否かで判断される。ピット内で下降運転制限が解除されていなければ(S5のNO)、ステップS11に進む。
ピット内で下降運転制限が解除されていれば(S5のYES)、運転モード変更部42には、ピット内操作受付部41から下降運転制限が解除されたことが通知される。そこで、運転モード変更部42は、運転モードを第2制限モードに変更する(S6)。第2制限モードでは、ピット以外からの乗りかご操作が無効とされる。このため、例えば、1階にいる保守員32や、乗りかご2に乗車している保守員が、乗りかご2を移動させたり、ドア2aを開こうとしたりしても操作できなくなる。
運転制御部43は、第2制限モードに従って、ピット内操作のみで乗りかご2を下方に運転することを可能とする(S7)。ピット内にいる保守員30は、図2に示したピット内操作盤20の昇降指示スイッチ23の下向き矢印ボタンを押して、乗りかご2を任意の高さに下降させる。ピット内操作受付部41は、昇降指示スイッチ23から出力される下降信号を受け付けると、運転制御部43に対して下降信号が出力される間だけ、下降フラグをオンする。運転制御部43は、下降フラグがオンされる間、乗りかご2を下方に向けて徐々に移動させる。そして、保守員30は、昇降指示スイッチ23の下向き矢印ボタンから手を離すと、下降信号がオフされる。このため、運転制御部43は、乗りかご2の移動を停止する。そして、任意の高さまで乗りかご2が下降すると、保守員30が乗りかご装置3を点検できる。
なお、第2制限モードにおいて、乗りかご2の移動しすぎを補正するため、ピット内操作のみで乗りかご2を上方に運転することも可能である。ピット内にいる保守員30は、ピット内操作盤20の昇降指示スイッチ23の上向き矢印ボタンを押して、乗りかご2を任意の高さに上昇させる。ピット内操作受付部41は、昇降指示スイッチ23から出力される上昇信号を受け付けると、運転制御部43に対して上昇信号が出力される間だけ、上昇フラグをオンする。運転制御部43は、上昇フラグがオンされる間、乗りかご2を上方に向けて徐々に移動させる。そして、保守員30は、昇降指示スイッチ23の上向き矢印ボタンから手を離すと、上昇信号がオフされる。このため、運転制御部43は、乗りかご2の移動を停止する。
次に、ピット内操作受付部41は、ピット内で下降運転制限の解除を戻すか否かを判断する(S8)。ピット内で下降運転制限の解除を戻すことは、図2に示したピット内操作盤20のモード切り替えスイッチ22が、「ピット内保守運転モード」から「OFF」に切替えられたことを示すモード切替信号が、ピット内操作受付部41に入力されたか否かで判断される。ピット内操作受付部41は、ピット内で下降運転制限の解除を戻すと判断しなかった場合(S8のNO)、下降運転制限の解除を戻すか否かのステップS8の判断を継続して監視する。
一方、ピット内操作受付部41は、ピット内で下降運転制限の解除を戻すと判断した場合(S8のYES)、運転制御部43は、乗りかご2の最下階への運転を制限する(S9)。この時、運転モード変更部42は、運転モードを第1制限モードに変更する。第1制限モードに変更された後、乗りかご2が1階まで上昇すると、運転制御部43は、乗りかご2を1階より上階にだけ移動可能に制御する。このため、乗りかご2は、ピットまで下降しないので、保守員30はピットから安全に出ることができる。
次に、運転制御部43は、ピット以外からの乗りかご操作を有効とする(S10)。このとき、運転モード変更部42は、運転モードを、第1制限モードから保守運転モードに変更する。このため、例えば、1階にいる保守員32や、乗りかご2に乗車している保守員が、乗りかご2を移動させたり、ドア2aを開閉したりする操作が可能となる。
次に、運転制御部43は、ピット内に保守員がいるか否かを判断する(S11)。例えば、ピット内操作盤20を通じて操作が行われたことをピット内操作受付部41が受付けた場合に、運転制御部43は、ピット内に保守員がいると判断できる。運転制御部43は、ピット内に保守員がいると判断した場合(S11のYES)、ステップS5に戻り、ピット内で下降運転制限が解除されたか否かの判断を継続する。
一方、運転制御部43は、ピット内に保守員がいないと判断した場合(S11のNO)、ステップS1に戻り、人検出センサー21がピット内に保守員30がいることを検出したか否かの判断を継続する。
以上説明した一実施の形態に係るエレベーター1では、ピット内に保守員30がいる場合に乗りかご2の運転が制限される。ここで、第1制限モードでは、乗りかご2が最上階及び最下階へ移動しないように運転が制限されるので、保守員30が意図しない高さに乗りかご2及び釣り合いおもり8が下降する運転が回避される。
また、第2制限モードでは、ピット外からの乗りかご操作が無効とされる。言い換えれば、保守員30によるピット内操作盤20を通じた操作だけが有効となる。このため、保守員30は、安全な高さまで乗りかご2を下降させて、乗りかご装置3を点検することが可能となる。このように、ピット内に保守員30がいる場合には、エレベーターの運転モードが、保守運転モードから第1制限モード又は第2制限モードに変更されるので、ピット内にいる保守員の安全を確保しつつ、作業効率を高めることができる。
[変形例]
なお、上述した実施の形態では、ピット内操作盤20の操作を通じてエレベーターの運転モードが、保守運転モードから第1制限モードに変更された後、第2制限モードでの乗りかご2の運転が可能となった。しかし、ピット内には、ピット内操作盤20の代わりに、エレベーター制御装置12に接続される通信接続部が設けられてもよい。そして、ピット内にいる保守員30は、ピット内に設けられた通信接続部に保守端末31を接続することで、保守端末31を通じて運転モードを、保守運転モードから第1制限モードに変更する指示を行った後、第2制限モードでの乗りかご2の運転を可能としてもよい。
また、保守員30がピットから出たにも関わらず、モード切り替えスイッチ22が「ピット内保守運転モード」のままで戻し忘れていると、乗りかご2を昇降路10内で任意の場所に移動させる点検が行えない。そこで、運転モード変更部42は、運転モードが、第1制限モード又は第2制限モードである場合であって、所定時間以上にわたってピット内操作受付部41が人検出センサー21から検出情報を受け付けない場合に、運転モードを、第1制限モード又は第2制限モードから保守運転モードに変更する。保守運転モードに変更されることで、フロアにいる保守員32が、乗りかご2を運転操作することが可能となる。なお、モード切り替えスイッチ22が「ピット内保守運転モード」のまま所定時間を経過した場合には、運転制御部43が、保守端末31,32に対して、モード切り替えスイッチ22の戻し忘れを通知するアラームを発報してもよい。
本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するためにエレベーターの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、本実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…エレベーター、3…乗りかご装置、7…巻上機、10…昇降路、12…エレベーター制御装置、20…ピット内操作盤、21…人検出センサー、22…モード切り替えスイッチ、23…昇降指示スイッチ、31…保守端末、41…ピット内操作受付部、42…運転モード変更部、43…運転制御部

Claims (9)

  1. エレベーターの保守点検において、昇降路を移動する乗りかごの移動速度が平常運転モードにおける移動速度よりも低速に制御される保守運転モードで前記乗りかごが運転される状態で、前記昇降路の下部にあるピットに入った保守員が行うピット内操作を受付けるピット内操作受付部と、
    前記ピットには、前記ピット内にいる前記保守員を検出すると、前記ピット内操作受付部に検出情報を出力する保守員検出部と、前記ピット内にいる前記保守員が前記乗りかごを操作可能なピット内操作部とが設けられ、前記ピット内操作受付部から前記ピット内に前記保守員がいることが通知された場合に、前記エレベーターの運転モードを、前記保守運転モードから、前記乗りかごの所定階への移動を制限する第1制限モード、又は前記ピット以外の場所から行われる前記乗りかごの運転操作を制限する第2制限モードに変更し、前記ピット内操作受付部が前記保守員検出部から前記検出情報を受け付けた場合に、前記運転モードを、前記保守運転モードから前記第1制限モードに変更し、前記保守運転モードを前記第1制限モードに変更した状態で、前記ピット内操作受付部が、前記ピット内操作部になされた前記第1制限モードにより制限された運転を解除する操作を検出した場合に、前記第1制限モードから第2制限モードに変更する運転モード変更部と、
    前記運転モード変更部により変更された前記第1制限モード又は第2制限モードに応じて、前記乗りかごの運転を制御し、前記運転モードが、前記第1制限モードである場合に、前記乗りかごを最上階に移動させる運転、及び最下階に移動させる運転を制限する運転制御部と、を備える
    エレベーター制御装置。
  2. 前記運転制御部は、前記第2制限モードである場合に、前記ピット内操作部の操作により前記乗りかごを前記最上階及び前記最下階に移動可能とする
    請求項に記載のエレベーター制御装置。
  3. 前記ピット内にいる前記保守員は、前記ピット内操作部の操作により、前記乗りかごを下降させる運転が可能であり、
    前記運転制御部は、前記ピット内操作部の操作に合わせて、前記乗りかごを下降させる
    請求項に記載のエレベーター制御装置。
  4. 前記運転制御部は、前記第2制限モードで前記乗りかごを下降させる速度を、前記保守運転モードで制御する前記移動速度よりもさらに低速に制御する
    請求項に記載のエレベーター制御装置。
  5. 前記ピット内にいる前記保守員は、前記ピット内操作部の操作により、前記乗りかごを上昇させる運転が可能であり、
    前記運転制御部は、前記ピット内操作部の操作に合わせて、前記乗りかごを上昇させる
    請求項に記載のエレベーター制御装置。
  6. 前記運転モード変更部は、前記ピット内操作受付部が、前記ピット内操作部になされた前記第1制限モードにより運転を制限する操作を検出した場合に、前記運転モードを、前記第2制限モードから前記第1制限モードに変更する
    請求項に記載のエレベーター制御装置。
  7. 前記運転モード変更部は、前記運転モードが、前記第1制限モード又は前記第2制限モードである場合であって、所定時間以上にわたって前記ピット内操作受付部が前記保守員検出部から前記検出情報を受け付けない場合に、前記運転モードを、前記第1制限モード又は前記第2制限モードから前記保守運転モードに変更する
    請求項に記載のエレベーター制御装置。
  8. エレベーターの保守点検において、昇降路を移動する乗りかごの移動速度が平常運転モードにおける移動速度よりも低速に制御される保守運転モードで前記乗りかごが運転される状態で、前記昇降路の下部にあるピットに入った保守員が行うピット内操作をピット内操作受付部が受付けるステップと、
    前記ピットには、前記ピット内にいる前記保守員を検出すると、前記ピット内操作受付部に検出情報を出力する保守員検出部と、前記ピット内にいる前記保守員が前記乗りかごを操作可能なピット内操作部とが設けられ、前記ピット内に前記保守員がいることが通知された場合に、前記保守運転モードから、前記乗りかごの所定階への移動を制限する第1制限モード、又は前記ピット以外の場所から行われる前記乗りかごの運転操作を制限する第2制限モードに変更し、前記ピット内操作受付部が前記保守員検出部から前記検出情報を受け付けた場合に、前記運転モードを、前記保守運転モードから前記第1制限モードに変更し、前記保守運転モードを前記第1制限モードに変更した状態で、前記ピット内操作受付部が、前記ピット内操作部になされた前記第1制限モードにより制限された運転を解除する操作を検出した場合に、前記第1制限モードから第2制限モードに変更するステップと、
    変更された前記第1制限モード又は第2制限モードに応じて、前記乗りかごの運転を制御し、前記運転モードが、前記第1制限モードである場合に、前記乗りかごを最上階に移動させる運転、及び最下階に移動させる運転を制限するステップと、を含む
    エレベーター制御方法。
  9. 昇降路を移動する乗りかごと、
    前記昇降路の下部にあるピットに入った保守員によりピット内で操作されるピット内操作部と、
    エレベーターの保守点検において、前記ピット内操作に従って、前記乗りかごの運転を制御するエレベーター制御装置と、を備え、
    前記エレベーター制御装置は、
    昇降路を移動する乗りかごの移動速度が平常運転モードにおける移動速度よりも低速に制御される保守運転モードで前記乗りかごが運転される状態で、前記昇降路の下部にあるピットに入った保守員が行うピット内操作を受付けるピット内操作受付部と、
    前記ピットには、前記ピット内にいる前記保守員を検出すると、前記ピット内操作受付部に検出情報を出力する保守員検出部と、前記ピット内にいる前記保守員が前記乗りかごを操作可能なピット内操作部とが設けられ、前記ピット内操作受付部から前記ピット内に前記保守員がいることが通知された場合に、前記エレベーターの運転モードを、前記保守運転モードから、前記乗りかごの所定階への移動を制限する第1制限モード、又は前記ピット以外の場所から行われる前記乗りかごの運転操作を制限する第2制限モードに変更し、前記ピット内操作受付部が前記保守員検出部から前記検出情報を受け付けた場合に、前記運転モードを、前記保守運転モードから前記第1制限モードに変更し、前記保守運転モードを前記第1制限モードに変更した状態で、前記ピット内操作受付部が、前記ピット内操作部になされた前記第1制限モードにより制限された運転を解除する操作を検出した場合に、前記第1制限モードから第2制限モードに変更する運転モード変更部と、
    前記運転モード変更部により変更された前記第1制限モード又は第2制限モードに応じて、前記乗りかごの運転を制御し、前記運転モードが、前記第1制限モードである場合に、前記乗りかごを最上階に移動させる運転、及び最下階に移動させる運転を制限する運転制御部と、を有する
    エレベーターシステム。
JP2021554848A 2019-11-05 2020-10-05 エレベーター制御装置、エレベーター制御方法及びエレベーターシステム Active JP7308967B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019200511 2019-11-05
JP2019200511 2019-11-05
PCT/JP2020/037740 WO2021090623A1 (ja) 2019-11-05 2020-10-05 エレベーター制御装置、エレベーター制御方法及びエレベーターシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021090623A1 JPWO2021090623A1 (ja) 2021-05-14
JP7308967B2 true JP7308967B2 (ja) 2023-07-14

Family

ID=75849878

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021554848A Active JP7308967B2 (ja) 2019-11-05 2020-10-05 エレベーター制御装置、エレベーター制御方法及びエレベーターシステム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7308967B2 (ja)
CN (1) CN114555505B (ja)
WO (1) WO2021090623A1 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006044844A (ja) 2004-08-02 2006-02-16 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エレベーターの運転制御装置
JP2009511383A (ja) 2005-10-05 2009-03-19 オーチス エレベータ カンパニー 昇降路立入り検知に応答するエレベータ装置の制御
JP2012041116A (ja) 2010-08-17 2012-03-01 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの点検システム
JP2013216425A (ja) 2012-04-06 2013-10-24 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ制御システム
JP2013216411A (ja) 2012-04-06 2013-10-24 Hitachi Ltd 運転切替システム付きエレベータ
JP2013220895A (ja) 2012-04-17 2013-10-28 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの運転制御システム
JP2019085220A (ja) 2017-11-06 2019-06-06 株式会社日立ビルシステム エレベーター
JP6545840B1 (ja) 2018-01-30 2019-07-17 東芝エレベータ株式会社 エレベータの点検システム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11162662A (ja) * 1997-11-27 1999-06-18 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エレベータのピット内作業灯装置
JP3176548U (ja) * 2011-12-21 2012-06-28 オーチス エレベータ カンパニー エレベータの安全装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006044844A (ja) 2004-08-02 2006-02-16 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エレベーターの運転制御装置
JP2009511383A (ja) 2005-10-05 2009-03-19 オーチス エレベータ カンパニー 昇降路立入り検知に応答するエレベータ装置の制御
JP2012041116A (ja) 2010-08-17 2012-03-01 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの点検システム
JP2013216425A (ja) 2012-04-06 2013-10-24 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ制御システム
JP2013216411A (ja) 2012-04-06 2013-10-24 Hitachi Ltd 運転切替システム付きエレベータ
JP2013220895A (ja) 2012-04-17 2013-10-28 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの運転制御システム
JP2019085220A (ja) 2017-11-06 2019-06-06 株式会社日立ビルシステム エレベーター
JP6545840B1 (ja) 2018-01-30 2019-07-17 東芝エレベータ株式会社 エレベータの点検システム
JP2019131334A (ja) 2018-01-30 2019-08-08 東芝エレベータ株式会社 エレベータの点検システム

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2021090623A1 (ja) 2021-05-14
CN114555505B (zh) 2023-08-01
WO2021090623A1 (ja) 2021-05-14
CN114555505A (zh) 2022-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4742591B2 (ja) エレベータの終端安全装置
JP7360569B2 (ja) エレベーター制御システム及びエレベーター制御方法
JP2006044844A (ja) エレベーターの運転制御装置
JP2012025558A (ja) エレベータ制御装置
JP7257934B2 (ja) エレベーター制御装置、エレベーターシステム、及びエレベーター制御方法
JP7308967B2 (ja) エレベーター制御装置、エレベーター制御方法及びエレベーターシステム
JP7138773B2 (ja) エレベーターシステム
KR102512225B1 (ko) 엘리베이터의 이용자 갇힘을 회피시키는 감시 장치
JP2015231890A (ja) エレベータ装置及びその制御方法
JP6776457B2 (ja) エレベーター制御装置、エレベーター、およびエレベーター制御方法
JP3412401B2 (ja) エレベーターの非常時運転装置
US20190389695A1 (en) Elevator system
JP7147900B1 (ja) エレベータ
WO2011104816A1 (ja) エレベータの制御装置
JP2010215318A (ja) エレベータ
JP3152001B2 (ja) エレベーター装置
JP6927105B2 (ja) エレベーター装置
JP6471202B1 (ja) エレベータの制御システム
JP2000318948A (ja) エレベーター装置
JP6537539B2 (ja) エレベーターの制御装置および制御方法
JP7369668B2 (ja) エレベータ制御装置、および、エレベータ制御方法
JP2002356283A (ja) エレベータのロープ伸び検出装置および安全運転方法
JP2001002340A (ja) エレベータのブレーキ解放装置
JP2007308220A (ja) エレベータ
JP5637643B2 (ja) ウェイト可変エレベータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230704

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7308967

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150