JP2000318948A - エレベーター装置 - Google Patents

エレベーター装置

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JP2000318948A
JP2000318948A JP11125157A JP12515799A JP2000318948A JP 2000318948 A JP2000318948 A JP 2000318948A JP 11125157 A JP11125157 A JP 11125157A JP 12515799 A JP12515799 A JP 12515799A JP 2000318948 A JP2000318948 A JP 2000318948A
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guide rail
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/02Guideways; Guides
    • B66B7/021Guideways; Guides with a particular position in the shaft

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  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主制御部である制御装置を乗り場側の三方枠
内及び昇降路最下部以外の昇降路空間に設置し、建物側
の設計自由度を向上させること。 【解決手段】 昇降路内壁に設置された主ガイドレール
2aに案内されて昇降するエレベーターかご3と副ガイ
ドレール4a,4bに沿って昇降するつり合い重り5と
を、昇降路1内に設けられた巻上機7に巻掛けられた吊
りロープ8で連結し、巻上機7によってエレベーターか
ご3を昇降するエレベーター装置に関する。そして、主
ガイドレール2aまたは副ガイドレール4aの背面側
に、エレベーターの運行を制御する制御装置13を配設
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御盤を設置する
ための機械室を不要としたエレベータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多くのエレベーター装置は、利用者が乗
るエレベーターかごとつり合い重りとを巻上機に巻掛け
た吊りロープで連結し、つり合い重りとの重量バランス
をとってエレベーターかごを昇降駆動するように構成さ
れている。これをロープ式エレベーターと呼んでいる。
【0003】ところで、このような装置においては、エ
レベーターを設置する建物内のスペースとして、エレベ
ーターかごが昇降する昇降路と、巻上機と制御装置を収
納する機械室とが必要であり、この機械室は通常建物の
屋上部に設けられており、エレベーターの保守作業は主
にこの機械室で行っている。
【0004】一方、特開昭59−163270号公報の
ように、制御盤を設置するための機械室を不要としたエ
レベーター装置も提案されている。すなわち、エレベー
ター制御装置を乗り場付近やエレベーターかごに設置
し、巻上機を昇降路上部や最下部に収納する方法が採用
されてきている。
【0005】例えば、一部階床のエレベータードア収納
部である戸袋の奥行きを他階部より大きくして収納部を
形成し、その収納部にエレベーター制御装置を収納す
る。そして、巻上機はエレベーターの昇降路最上部また
は最下部の空きスペースに配置するように小型化・薄形
化してある。
【0006】図11は、機械室を省いたエレベーター装
置の概略構成を示す図であって、昇降路1内には、昇降
路壁面に設けられた左右一対の主ガイドレール2a,2
b(図にはその2aのみを示す)に沿ってエレベーター
かご3が昇降自在に配設されており、昇降路の一側壁面
に設けられた一対の副ガイドレール4a,4bに沿って
つり合い重り5が昇降するようにしてある。
【0007】上記主ガイドレール2aには巻上機取付台
6が取り付けられており、その巻上機取付台6に巻上機
7が設置されている。そして上記巻上機7に巻掛けられ
た吊りロープ8の一端部が、エレベーターかご3の下面
に設けられた転向シーブ9を介して上方に転向され昇降
路1に設けられている図示しないロープヒッチに連結さ
れ、他端部がつり合い重り5の転向シーブ10を経て上
方に転向され、その頂端がロープヒッチ11に連結され
ている。
【0008】一方、特定階床の乗り場ドア12付近にエ
レベーターの運行を制御する制御装置13が設けられて
いる。なお、図中符号14はかごドアである。
【0009】図12は、昇降路1の横断面であり、エレ
ベーターかご3はその下面に設けられた2個の転向シー
ブ9,9に係合されている主ロープ8によって支承され
ており、巻上機7とつり合い重り5がエレベーターかご
3の側面と昇降路壁との間において主ガイドレール2a
の背面側に配設されている。この結果、昇降路はエレベ
ーターかご3の大きさと巻上機7の大きさのみで実現で
きる。
【0010】また、図13は、上記制御装置13が設け
られている階床の乗り場側の外観を示す図、図14はそ
の平断面図であり、乗り場三方枠15には、乗り場ドア
12を収納する戸袋部16の前部に制御装置収容室17
が形成され、その制御装置収容室17内に制御装置13
が格納されており、その収容室17の前面に制御装置ド
ア18が開閉可能に設けられている。また、乗り場ドア
12に対して上記制御装置収容室17と反対側には乗り
場操作盤19が設けられており、エレベーター利用者
は、この乗り場操作盤19の呼びボタンを押して、エレ
ベーターかごを呼ぶことができる。
【0011】ところが、この構成ではエレベータ利用者
が使用する乗り場近くにエレベーター制御装置13を設
置することになるので、いたずら等により乗り場三方枠
15などに設けた制御装置ドア18を開けた場合には、
その制御装置ドア18を開けた人は勿論、エレベーター
かご3内の利用者も危険な状態になる可能性がある。す
なわち、いたずら等によりエレベーター制御装置13の
電源を切る等の操作が行われた場合に、エレベーターか
ごを走行中でも停止し、エレベーターかご内の利用者が
閉じ込められた状態となる可能性がある。
【0012】また、従来のロープ式エレベーターでは機
械室内での作業となるため、作業中に第三者が立ち入る
ことなく安全に作業を進めることが可能であったけれど
も、上記装置においてはエレベーターの運転保守を行う
専任の保守員は、この制御装置ドア18を開けて保守作
業を実施する必要がある。しかして、制御装置13がエ
レベーター乗り場に接しているために建物利用者すなわ
ち乗降客や通行人の行き交う場所で作業することにな
り、危険性がある。制御装置13には通常3相200V
程度の電圧が印加されており、子供等が不用意に近づい
て装置に触れて感電することや、保守員にも危険が及ぶ
可能性があり、社会的にも大問題となる可能性がある。
【0013】これらの問題を防止するため、制御装置ド
ア18には制御装置ドア鍵20などを取り付け、第三者
に容易に制御装置ドア18が開けられないようにすると
ともに、制御装置ドア18を開けたときにはエレベータ
ーを停止させるように戸開閉状態を検知するための開閉
検知器21と操作回路を設けることによって安全性が高
められている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、三方枠戸袋
内に制御装置を収納する場合には、前述のように収納部
の奥行きが他階に比べ大きくなったり、第三者に対する
いたずら対策を講じているため、乗り場意匠の自由度が
少なからず制約されることになる。すなわち、三方枠を
設けない意匠を採用したくとも制御装置を設置する階床
には三方枠を設ける必要がある。
【0015】一方、制御装置を昇降路最下部のピットに
設置すると、台風などによる浸水の可能性があるため、
防水対策を施す必要がある等の問題がある。
【0016】本発明は、このような点に鑑み、主制御部
である制御装置を乗り場側の三方枠内及び昇降路最下部
以外の昇降路空間に設置し、建物側の設計自由度を向上
させることを第一の目的とする。
【0017】また、昇降路内に設置される主制御部の保
守点検作業を安全にかつ効率的に実施できるようにする
ことを第二の目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
昇降路内壁に設置された主ガイドレールに案内されて昇
降するエレベーターかごと、副ガイドレールに沿って昇
降するつり合い重りとを、昇降路内に設けられた巻上機
に巻掛けられた吊りロープで連結し、上記巻上機によっ
て上記エレベーターかごを昇降するエレベーター装置に
おいて、上記主ガイドレールまたは副ガイドレールの背
面側に、エレベーターの運行を制御する制御装置を配設
したことを特徴とする。
【0019】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、主ガイドレール或いは副ガイドレールの背
面にそのガイドレールの幅より長い支持部材を取り付
け、その支持部材に制御装置をエレベーターかご側より
点検可能に装着したことを特徴とする。
【0020】請求項3に係る発明は、昇降路内壁に設置
された主ガイドレールに案内されて昇降するエレベータ
ーかごと副ガイドレールに沿って昇降するつり合い重り
とを、昇降路内に設けられた巻上機に巻掛けられた吊り
ロープで連結し、上記巻上機によって上記エレベーター
かごを昇降するエレベーター装置において、エレベータ
ーの運行を制御する制御装置を、最上階の乗り場出入り
口上部の昇降路内側に配設したことを特徴とする。
【0021】また、請求項4に係る発明は、請求項3に
係る発明において、制御装置は、最上階の乗り場出入り
口上部の昇降路内側から最上階の乗り場位置まで引き降
し可能としてあることを特徴とする。
【0022】請求項5に係る発明は、請求項1乃至4の
いずれかに係る発明において、エレベーターの状態を表
示するための状態表示部と制御装置を遠隔操作するため
の操作部とを有する操作パネルを乗り場側に設置したこ
とを特徴とする。
【0023】請求項6に係る発明は、請求項1乃至4の
いずれかに係る発明において、エレベーターの保守用装
置を接続するための接続端子を乗り場側に設けたことを
特徴とする。
【0024】さらに、請求項7に係る発明は、請求項1
または2に係る発明において、保守時オペレーションへ
の切換起動によって、既登録かご呼びに応答した後エレ
ベーターかごを特定階床に呼び戻し、戸開放待機とする
保守時オペレーション切換装置を、特定階床の乗り場近
傍に設置したことを特徴とする。
【0025】請求項8に係る発明は、請求項1,2及び
7のいずれかに係る発明において、かご上点検オペレー
ションへの切換起動によって、特定階床の乗り場からエ
レベーターかごに乗りやすい位置までエレベーターかご
を移動させる保守時オペレーション切換装置を、特定階
床の乗り場近傍に設置したことを特徴とする。
【0026】さらに、請求項9に係る発明は、請求項7
または8に係る発明において、保守時オペレーション切
換装置は、少なくとも2つの特定階床の乗り場近傍に設
けられていることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図10を参照して
本発明の実施の形態について説明する。なお、図中図1
1乃至14と同一部分には同一符号を付し、その詳細な
説明は省略する。
【0028】図1〜図3は本発明の第1の実施の形態を
示す図であり、図1及び図2に示すように、主ガイドレ
ール2aの背面側には主ガイドレール2aと昇降路1の
一側内壁面との間に巻上機7が配設されている。そし
て、上記主ガイドレール2aとつり合い重り用の副ガイ
ドレール4aと昇降路1内壁面との間に形成される巻上
機7の厚み分の空間に、エレベーターの動作を司る主制
御部で構成される制御装置13が設置されている。
【0029】すなわち、主ガイドレール2aは、図3に
示すように、昇降路1の一側内壁面1aに対して複数の
レールブラケット25によって取り付けられており、通
常このレールブラケット25は5m間隔で設置されてい
る。したがって、このレールブラケット25で区切られ
る空間部は上記制御装置13を収納するスペースとして
は十分であり、主ガイドレール2aと昇降路1の一側内
壁面1aとの間であって、上下のレールブラケット25
間に制御装置13が図示しない支持装置を介して設置さ
れている。
【0030】しかして、この実施の形態においては、制
御装置13の設置場所をエレベーターかごの昇降距離分
のスペースから選択的に決定することができる。また、
このように制御装置13を昇降路の内壁面部に設ける場
合には、その保守点検はエレベーターかご上から行う
が、制御装置が高さ方向に大きくなった場合であって
も、エレベーターかごを上下に移動させることで、最適
な点検位置を容易に確保することができる。
【0031】なお、上記実施の形態においては制御装置
13を一つの大きな構成品としたものを示したが、例え
ば、電源部、主回路部、制御回路部のように機能別に複
数の制御装置部に分けて構成し、各制御装置部をそれぞ
れ所定の設置位置に設置してもよい。
【0032】図4は、本発明の第2の実施の形態を示す
図であり、つり合い重り用の副ガイドレール4aの背面
に断面L字状の支持部材26が固着され、その支持部材
26上に制御装置13が設置されている。
【0033】すなわち、主ガイドレール2aと副ガイド
レール4a間の空間は一般に200mm程度しかなく、
制御装置13を直接主ガイドレール2a或いは副ガイド
レール4aに固定すると、その後の保守が困難になるこ
とが考えられる。そこで、本実施の形態においては上述
のように副ガイドレール4aに固着された支持部材26
に制御装置13を取り付け、保守時においては上記制御
装置13を主ガイドレール2aの側方(図示矢印方向)
に引き出すことができるようにしてある。
【0034】しかして、この場合、制御装置13の保守
が通常エレベーターかごから主ガイドレール2aの方向
に向って実施されることから、主ガイドレール2aが保
守作業に邪魔となることがない。
【0035】ところで、上記実施の形態においては、支
持部材26を副ガイドレール4aの背面に固着したもの
を示したが、主ガイドレール2aの背面に支持部材26
を固着してもよく、また主ガイドレール2aを固定する
レールブラケット25に固着してもよい。さらに、支持
部材26はL字形のみでなく、制御装置13を設置する
ことができ、しかも主ガイドレール2aの側方に引き出
せる構成であればよい。
【0036】また、図5は本発明の第3の実施の形態を
示す図であり、エレベーターの動作を司る主制御部で構
成される制御装置13が、昇降路最上部の乗り場側の昇
降路内壁面1bに取付部材27を介して設置されてい
る。
【0037】しかして、この構成においては昇降路最上
部の乗り場側上部の空間を有効に使用することができ、
しかも制御装置13の前面にはガイドレール等の保守面
を遮るものがないため、エレベーターかご3を最上階位
置付近に停止した状態で、かご上作業者が安全に制御装
置13の保守点検を行うことができる。
【0038】図6及び図7は第4の実施の形態を示す図
であり、基本構成は第3の実施の形態と同一であるが、
乗り場側から保守点検ができるようにしてある。
【0039】すなわち、制御装置13の両側には支持腕
28の一端が水平軸線回りに揺動可能に装着してあり、
その支持腕28の他端が昇降路最上部の乗り場側の昇降
路内壁面1bに軸29を介して枢着してある。
【0040】しかして、通常時においては制御装置13
が図6(a)に点線で示すように、昇降路最上部の乗り
場側の昇降路内壁面1bに垂直状態に固定されている。
そこで、保守点検時には、支持腕28が図6(b)に示
すように軸29を中心として回動される。したがって、
制御装置13は垂直状態を保持したまま回動し、図6
(a)に実線で示すように乗り場入り口空間に引き出す
ことができる。図7は、上記制御装置13を保守点検位
置に移動させた状態を乗り場側から見た状態を示す。
【0041】このように、本実施の形態においては、通
常時と保守時で制御装置13の位置を変えることによっ
て、通常時と保守時の作業性を両立させることができ
る。すなわち、通常時には制御装置13は昇降路内に収
納されているため、一般利用者によるいたずらにさらさ
れる危険性がなく、一方保守時には乗り場側から点検で
きる位置まで制御装置13を引き出すので、昇降路に比
べ明るい場所で点検ができ、作業効率を向上させること
ができる。しかも、制御装置13内から外部への配線
は、支持腕28に沿って敷設することで、制御装置の回
転動作によるストレスを生じさせないようにすることが
できる。
【0042】一方、上記制御装置13に対する遠隔操作
を可能にするために乗り場側に操作パネルを設けること
もできる。図8は上記操作パネル30の正面図であっ
て、この操作パネル30には、エレベーターの状態を表
示するための状態表示部31と、制御装置13の内部デ
ータの参照や変更等の機能を可能にする、例えばモード
切替ボタン、選択ボタン、決定ボタン等の操作ボタン群
32と、エレベーターの上昇/下降、戸開/戸閉、点検
/平常等の動作を操作するための操作スイッチ群33
と、リミットスイッチなどのデジタル信号やエレベータ
ーかごの速度等のアナログ波形を出力設定可能なデータ
出力用端子34が設けられている。そして、この操作パ
ネル30はエレベーターの保守専任作業者のみが操作で
きるように、通常時はカバーしてある。
【0043】しかして、制御装置13を操作する場合に
は、この操作パネル30を使用して遠隔操作することも
でき、制御装置13の近くまで行かなくても制御装置1
3を操作することができる。
【0044】上記実施の形態は、乗り場側に制御装置遠
隔制御用の操作パネル30を設けたものであるが、乗り
場側に図9(a)を示すような光通信接続端子35を設
けておき、図9(b)に示すエレベーターの保守用装置
36に取り付けられている光通信ケーブル37を上記光
通信接続端子35に挿入接続することによって、上記エ
レベーターの保守用装置36により制御装置13を遠隔
制御するようにしてもよい。
【0045】図10は、保守時オペレーションを実現す
るために例えば通用口の乗り場近傍に設置する保守時オ
ペレーションスイッチ38の外観を示す図である。この
保守時オペレーションスイッチ38は従来から用いられ
ているパーキングスイッチと同系統のスイッチであっ
て、上述のように例えば通用口の乗り場近傍に設置され
ている。
【0046】しかして、保守員携帯のキースイッチを保
守時オペレーションスイッチ38のキー溝39に差込ん
で、キーポジションを切り替えることでエレベーターの
動作モードを切換えることができる。
【0047】すなわち、平常運転時にRUN(平常)に
なっているポジションをPAK(パーキング)に切り替
えるとパーキング運転が起動される。
【0048】また、保守時オペレーションスイッチ38
のポジションをCALL(呼び戻し)にすると、保守時
オペレーションが起動され、既登録かご呼びに応答した
後エレベーターかごが通用口のある階床に引き戻され、
停止後戸開待機状態となる。
【0049】このように、ポジションをCALLにする
と、エレベーターかごが戸開放で待機状態となるため、
保守作業中に第三者による操作で不用意にエレベーター
かごが引き戻される心配がない。
【0050】また、保守時オペレーションスイッチ38
のポジションをMNT(保守)にすると、かご上点検位
置移動オペレーションが起動され、通用口の乗り場から
エレベーターかご上に乗り易い位置まで、点検速度(1
5m/分程度)でエレベーターかごが移動して停止す
る。そして、それ以後は点検運転モードで待機となる。
一方、エレベーターかごが走行中にMNT(保守)に切
り替えられた場合には、既登録かご呼びに応答した後、
エレベーターかごが一旦通用口のある階床に引き戻され
てから上記かご上点検位置移動オペレーションが実施さ
れる。
【0051】このように、保守員オペレーションスイッ
チを設けることにより、かご上点検を実施するのに適切
な位置にエレベーターかごが自動的に移動するので、保
守員による手間が削減され、保守作業にスムーズに移行
することができる。
【0052】また、保守時オペレーションスイッチ38
は、通用口だけでなく、例えば制御装置13が設置され
ている高さ近傍の階床にも設置することもできる。この
場合には保守作業からの平常復帰をスムーズに行うこと
ができる。すなわち、通用口でエレベーターかご上に乗
り込んだ保守員が昇降路内を走行し、制御装置13の点
検を終えたときに近くの乗り場に降り立てば保守時オペ
レーションスイッチ38のポジションを速やかにRUN
(平常)に戻すことができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は主ガイド
レールまたは副ガイドレールの背面側にエレベーターの
運行を制御する制御装置を配設したので、その制御装置
が第三者によって誤操作される危険性が全くなく、しか
も制御装置の設置場所を昇降距離分のスペースから選択
的に決定することができ、また、制御装置が高さ方向に
大きくなった場合であっても、エレベーターかごを上下
に移動させることで最適な点検位置を容易に確保するこ
とができる。
【0054】また、制御装置を最上階の乗り場出入り口
上部の昇降路内側に配設した場合には、制御装置の保守
を行なう面側に遮るものがないため、エレベーターかご
を最上階位置付近に停止した状態でかご上作業者が安全
に制御装置の保守点検を行うことができる。さらに、制
御装置を最上階の乗り場位置まで引き降し可能としたも
のにおいては、通常時には一般利用者によるいたずらに
さらされる危険性がないとともに、保守時には乗り場側
から点検でき、昇降路に比べ明るい場所で点検できる利
点がある。
【0055】また、制御装置を遠隔操作する操作パネル
や保守用装置を接続するための接続端子を乗り場側に設
置したり、或いは特定階床の乗り場近傍に保守時オペレ
ーション切換装置を設けたものにおいては、制御装置の
近くまで行かなくても制御装置を遠隔操作することがで
き、保守作業を能率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における昇降路縦断
面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における昇降路横断
面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態における制御装置取
付け状態説明図。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す図。
【図5】本発明の第3の実施の形態における昇降路縦断
面図。
【図6】本発明の第4の実施の形態を示す図であって、
(a),(b)はそれぞれ制御装置の移動説明図。
【図7】本発明の第4の実施の形態における乗り場から
見た外観図。
【図8】本発明の第5の実施の形態における操作パネル
の正面図。
【図9】(a)は本発明の他の実施の形態における光通
信接続端子の正面図。(b)はその端子に接続される保
守用装置の概略形状を示す図。
【図10】保守時オペレーションスイッチの正面図。
【図11】従来のエレベーター装置の概略構成を示す昇
降路縦断面図。
【図12】従来のエレベーター装置の昇降路横断面図。
【図13】従来のエレベーター装置の乗り場の一部切り
欠き外観図。
【図14】図13の横断面図。
【符号の説明】
1 昇降路 2a 主ガイドレール 3 エレベーターかご 4a,4b 副ガイドレール 5 つり合い重り 7 巻上機 9,10 転向シーブ 12 乗り場ドア 13 制御装置 25 レールブラケット 26 支持部材 27 取付部材 28 支持腕 30 操作パネル 35 光通信接続端子 36 保守用装置 37 光通信ケーブル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降路内壁に設置された主ガイドレールに
    案内されて昇降するエレベーターかごと、副ガイドレー
    ルに沿って昇降するつり合い重りとを、昇降路内に設け
    られた巻上機に巻掛けられた吊りロープで連結し、上記
    巻上機によって上記エレベーターかごを昇降するエレベ
    ーター装置において、上記主ガイドレールまたは副ガイ
    ドレールの背面側に、エレベーターの運行を制御する制
    御装置を配設したことを特徴とするエレベーター装置。
  2. 【請求項2】主ガイドレール或いは副ガイドレールの背
    面にそのガイドレールの幅より長い支持部材を取り付
    け、その支持部材に制御装置をエレベーターかご側より
    点検可能に装着したことを特徴とする、請求項1記載の
    エレベーター装置。
  3. 【請求項3】昇降路内壁に設置された主ガイドレールに
    案内されて昇降するエレベーターかごと副ガイドレール
    に沿って昇降するつり合い重りとを、昇降路内に設けら
    れた巻上機に巻掛けられた吊りロープで連結し、上記巻
    上機によって上記エレベーターかごを昇降するエレベー
    ター装置において、エレベーターの運行を制御する制御
    装置を、最上階の乗り場出入り口上部の昇降路内側に配
    設したことを特徴とするエレベーター装置。
  4. 【請求項4】制御装置は、最上階の乗り場出入り口上部
    の昇降路内側から最上階の乗り場位置まで引き降し可能
    としてあることを特徴とする、請求項3記載のエレベー
    ター装置。
  5. 【請求項5】エレベーターの状態を表示するための状態
    表示部と制御装置を遠隔操作するための操作部とを有す
    る操作パネルを乗り場側に設置したことを特徴とする、
    請求項1乃至4のいずれかに記載のエレベーター装置。
  6. 【請求項6】エレベーターの保守用装置を接続するため
    の接続端子を乗り場側に設けたことを特徴とする、請求
    項1乃至4のいずれかに記載のエレベーター装置。
  7. 【請求項7】保守時オペレーションへの切換起動によっ
    て、既登録かご呼びに応答した後エレベーターかごを特
    定階床に呼び戻し、戸開放待機とする保守時オペレーシ
    ョン切換装置を、特定階床の乗り場近傍に設置したこと
    を特徴とする、請求項1または2記載のエレベーター装
    置。
  8. 【請求項8】かご上点検オペレーションへの切換起動に
    よって、特定階床の乗り場からエレベーターかごに乗り
    やすい位置までエレベーターかごを移動させる保守時オ
    ペレーション切換装置を、特定階床の乗り場近傍に設置
    したことを特徴とする、請求項1,2及び7のいずれか
    に記載のエレベーター装置。
  9. 【請求項9】保守時オペレーション切換装置は、少なく
    とも2つの特定階床の乗り場近傍に設けられていること
    を特徴とする、請求項7または8記載のエレベーター装
    置。
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