JP7307886B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本開示は、コネクタに関する。
従来、コネクタとして、特開2010-170723号公報に記載のものが知られている。このコネクタは、互いに積層して合体される2つのコネクタハウジングを有するコネクタであって、第2コネクタハウジングに、第1コネクタハウジングの端子収容室の前端を塞ぐコネクタ前壁が一体に形成されており、そのコネクタ前壁に開口された端子挿入口が、両コネクタハウジングが仮係止位置に保持されたときに、第1端子の前方から外れて、第1端子を係止する第1ランスの前方に位置するように設けられている。
特開2010-170723号公報
上記のコネクタにおいては、コネクタ前壁は、両コネクタハウジングが仮係止位置に保持されたときと、本係止位置に保持されたときとで、端子挿入口との相対的な位置がずれる。このため、コネクタ前壁の内部には第1端子を収容することができない。この結果、コネクタの長さ寸法がコネクタ前壁の分だけ大きくなってしまうという問題があった。
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、前後方向についてコネクタを小型化することを目的とする。
本開示は、前後方向に延びる第1キャビティが形成されたコネクタハウジングと、前記第1キャビティに収容された第1端子と、前記コネクタハウジングの前端部に取り付けられるフロントマスクと、前記コネクタハウジングの上面に取り付けられる蓋部材と、を備えたコネクタであって、前記フロントマスクは、前記コネクタハウジングに上方から取り付けられるようになっており、前記蓋部材は前記フロントマスクの上面の少なくとも一部を覆っており、前記フロントマスクは前後方向に延びるフロントキャビティを有し、
前記フロントキャビティ内に前記第1端子の前端部が収容されている。
本開示によれば、前後方向についてコネクタを小型化できる。
図1は、実施形態1にかかるコネクタであって、図9のI-I線断面図である。 図2は、コネクタの分解斜視図である。 図3は、蓋部材の下面を示す斜視図である。 図4は、蓋部材がコネクタハウジングに対して仮係止位置に保持された状態を示す背面図である。 図5は、蓋部材がコネクタハウジングに対して仮係止位置に保持された状態を示す斜視図である。 図6は、蓋部材がコネクタハウジングに対して仮係止位置に保持された状態を示す断面図である。 図7は、蓋部材がコネクタハウジングに対して本係止位置に保持された状態を示す背面図である。 図8は、蓋部材がコネクタハウジングに対して本係止位置に保持された状態を示す斜視図である。 図9は、蓋部材がコネクタハウジングに対して本係止位置に保持された状態を示す正面図である。 図10は、実施形態2にかかるコネクタであって、図15におけるX-X線断面図である。 図11は、コネクタを示す分解斜視図である。 図12は、蓋部材の下面を示す斜視図である。 図13は、蓋部材がコネクタハウジングに対して仮係止位置に保持された状態を示す断面図である。 図14は、蓋部材がコネクタハウジングに対して本係止位置に保持された状態を示す斜視図である。 図15は、蓋部材がコネクタハウジングに対して本係止位置に保持された状態を示す正面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
(1)本開示は、前後方向に延びる第1キャビティが形成されたコネクタハウジングと、前記第1キャビティに収容された第1端子と、前記コネクタハウジングの前端部に取り付けられるフロントマスクと、前記コネクタハウジングの上面に取り付けられる蓋部材と、を備えたコネクタであって、前記フロントマスクは、前記コネクタハウジングに上方から取り付けられるようになっており、前記蓋部材は前記フロントマスクの上面の少なくとも一部を覆っており、前記フロントマスクは前後方向に延びるフロントキャビティを有し、前記フロントキャビティ内に前記第1端子の前端部が収容されている。
蓋部材がフロントマスクの上面の少なくとも一部を覆っているので、フロントマスクが上方に外れることが抑制される。
第1端子の前端部がフロントキャビティ内に収容されているので、コネクタハウジングの前後長を短くすることができる。これにより、前後方向についてコネクタを小型化できる。
(2)前記コネクタハウジングの上壁には上方に開口するとともに前記第1キャビティに連通する第1端子リテーナ挿入凹部が設けられており、前記蓋部材には下方に突出する第1端子リテーナ部が設けられており、前記蓋部材が前記コネクタハウジングに組み付けられた状態で、前記第1端子リテーナ部は前記第1端子リテーナ挿入凹部および前記第1キャビティ内に進入し、前記第1キャビティ内に収容された前記第1端子に係止することが好ましい。
蓋部材によって第1端子を係止できるので、第1端子用のリテーナを設ける必要が無い。これによりコネクタの部品点数を削減できる。
(3)前記蓋部材には、前後方向に延びる第2キャビティが形成されており、前記第2キャビティ内には、前記第1端子とは異なる第2端子が収容されていることが好ましい。
蓋部材に第2端子を収容できるので、コネクタに収容可能な端子の数を、全体として増やすことができる。
(4)前記蓋部材には、下方に開口するとともに前記第2キャビティに連通する第2端子リテーナ挿入凹部が設けられており、前記コネクタハウジングの上壁には上方に突出する第2端子リテーナ部が設けられており、前記蓋部材が前記コネクタハウジングに組み付けられた状態で、前記第2端子リテーナ部は前記第2端子リテーナ挿入凹部および前記第2キャビティ内に進入し、前記第2キャビティ内に収容された前記第2端子に係止することが好ましい。
第2端子を第2端子リテーナ部によって係止できるので、第2端子用のリテーナを設ける必要が無い。これによりコネクタの部品点数を削減できる。
(5)前記蓋部材の上面には、相手方コネクタと係合するロック部が設けられていることが好ましい。
蓋部材にロック部が設けられているので、コネクタと相手方コネクタとを係合させることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
以下に、本開示の実施形態について説明する。本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
本開示の実施形態1について、図1から図9を参照しつつ説明する。図1に示されるように、本実施形態にかかるコネクタ10は、コネクタハウジング11と、コネクタハウジング11に収容される第1端子12と、コネクタハウジング11の前端部に取り付けられるフロントマスク13と、コネクタハウジング11の上側に取り付けられる蓋部材14と、蓋部材14に収容される第2端子15と、を備える。コネクタ10は、図示しない相手方コネクタと嵌合するようになっている。以下の記載では、コネクタ10の嵌合方向を前方として説明する。上下方向については、図1における上下方向に基づいて説明する。また、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材については符号を省略する場合がある。
[コネクタハウジング11]
図2に示されるように、コネクタハウジング11は、絶縁性の合成樹脂が射出成型されることにより形成される。コネクタハウジング11は、上下方向に扁平な直方体形状をなしている。コネクタハウジング11は、前後方向に延びる複数の第1キャビティ16を有する。コネクタハウジング11には、複数(本実施形態では12個)の第1キャビティ16が左右方向に列状に並ぶとともに、上記のように形成された第1キャビティ16の列が上下方向に複数段(本実施形態では2段)に並んで形成されている。各第1キャビティ16は、前方、および後方に開口している。第1キャビティ16内には、それぞれ、第1端子12が収容されている(図1参照)。
図1に示されるように、第1キャビティ16の上壁には、斜め下前方に突出する第1ランス17が形成されている。第1ランス17の前端部は、第1端子12に形成された係止孔18の孔縁部に後方から係止するようになっている。
図2に示されるように、コネクタハウジング11の上壁には、下方に陥没する第1端子リテーナ挿入凹部19が形成されている。第1端子リテーナ挿入凹部19は、第1キャビティ16と連通している。第1端子リテーナ挿入凹部19は、上方から見て、左右方向に細長い長方形状をなしている。
図2に示されるように、コネクタハウジング11の前端部には、左右両端部のそれぞれから前方に延びる延出壁20が設けられている。延出壁20の上下方向の高さ寸法はコネクタハウジング11の高さ寸法と同じである。延出壁20には、左右方向について内側の壁面に、上下方向に延びる係合溝21が形成されている。係合溝21は、下端部に底部を有するとともに上方に開口している。係合溝21には、後述するように、フロントマスク13の側部ガイドリブ22が上方から進入するようになっている。
延出壁20には、上下方向のほぼ中央付近に、幅方向(左右方向)の外側から内側に向かって凹んだ前係合凹部23が形成されている。前係合凹部23は係合溝21に連通している。この前係合凹部23の口縁部に、後述するように、フロントマスク13の係合爪24が下方から係合するようになっている。
図2に示されるように、コネクタハウジング11の前端部には、上面から下方に凹んだ複数(本実施形態では3つ)のガイド溝25が形成されている。ガイド溝25には、後述するように、フロントマスク13の後部ガイドリブ26が進入するようになっている。
図2に示されるように、コネクタハウジング11の上面には、第1端子リテーナ挿入凹部19の後方の位置に、上方に突出する第2端子リテーナ部27が形成されている。第2端子リテーナ部27は、コネクタハウジング11うち左右方向の両端部寄りの位置に形成されている。第2端子リテーナ部27は、後述するように、蓋部材14に形成された第2キャビティ28に対応する位置に設けられている。
図2に示されるように、コネクタハウジング11の左右両側壁には、後端部寄りの位置に、後係合凹部29が、幅方向(左右方向)の外側から内側に向かって凹んで形成されている。後係合凹部29の上壁には、上方に貫通する挿入孔30が形成されている。後係合凹部29の側壁には、仮係止部31と、仮係止部31の下方の位置に設けられた本係止部32とが、上下方向に並んでいる。仮係止部31、および本係止部32は、コネクタハウジング11の幅方向の外方に突出して形成されている。仮係止部31、および本係止部32は、後述するように、蓋部材14の係止溝33の内部に嵌入し、係止溝33の内壁に係止するようになっている。
図2に示されるように、コネクタハウジング11の上壁には、後端部寄りの位置であって、かつ左右両端部寄りの位置に、コネクタハウジング11の上壁を貫通して後係合凹部29に連通する挿入孔30が形成されている。挿入孔30は前後方向に細長く延びた長方形状をなしている。挿入孔30の内形状は、後述する蓋部材14の係止片34が挿通可能に形成されている。
[フロントマスク13]
図2に示されるように、フロントマスク13は、絶縁性の合成樹脂が射出成型されることにより形成される。フロントマスク13は、左右方向に細長く、前後方向に扁平な板状をなしている。図1に示されるように、上下方向について、フロントマスク13の高さ寸法は、コネクタハウジング11の高さ寸法と同じに形成されている。フロントマスク13は、前後方向に貫通する複数のフロントキャビティ35を有する。フロントキャビティ35は、フロントマスク13がコネクタハウジング11に取り付けられた状態で、コネクタハウジング11の第1キャビティ16に対応する位置に形成されている。フロントキャビティ35の個数は、第1キャビティ16の個数と同数である。
図2に示されるように、フロントマスク13の左右両端部には、外方に突出するとともに上下方向に延びる側部ガイドリブ22が形成されている。側部ガイドリブ22の前後方向の幅寸法は、コネクタハウジング11の係合溝21の前後方向の幅寸法と同じか、やや小さく設定されている。側部ガイドリブ22は、フロントマスク13の上端部から、フロントマスク13の下端部よりやや上方の位置まで形成されている。側部ガイドリブ22には、上下方向の中央付近に、外方に突出する係合爪24が形成されている。この係合爪24が、コネクタハウジング11の前係合凹部23の口縁部に、下方から係合するようになっている。これにより、フロントマスク13が、コネクタハウジング11に、上方へ抜け止め状態で組み付けられるようになっている。
図2に示されるように、フロントマスク13の後面には、後方に突出するとともに上下方向に延びる複数(本実施系板では3つ)の後部ガイドリブ26が、左右方向に間隔を空けて形成されている。後部ガイドリブ26はフロントマスク13がコネクタハウジング11に取り付けられた状態で、コネクタハウジング11のガイド溝25と対応する位置に形成されている。後部ガイドリブ26の左右方向の幅寸法は、コネクタハウジング11のガイド溝25の左右方向の幅寸法と同じか、やや小さく設定されている。
図1に示されるように、フロントマスク13がコネクタハウジング11に取り付けられた状態で、フロントマスク13の上面と、コネクタハウジング11の上面とは面一になっており、また、フロントマスク13の前面と、コネクタハウジング11の前面とは面一になっている。
[第1端子12]
図1に示されるように、第1キャビティ16の内部には、後方から第1端子12が挿入されている。第1端子12は金属板材が所定の形状にプレス加工されてなる。第1端子12は電線36の前端部に接続されている。電線36は、芯線37と、芯線37の外周を包囲する絶縁性の合成樹脂からなる絶縁被覆38と、を有する。芯線37は複数の金属細線が撚り合わされてなる。第1端子12は電線36の絶縁被覆38の外周に圧着するインシュレーションバレル39と、インシュレーションバレル39の前方に連なって芯線37の外周に圧着するワイヤーバレル40と、を有する。
ワイヤーバレル40の前方には、図示しない相手方端子と接続する筒状をなす接続筒部41が設けられている。接続筒部41の内部には弾性変形可能な弾性片42が配されている。接続筒部41の内部に前方から挿入された相手方端子が、弾性片42と接続筒部41の内壁との間に挟まれることにより、相手方端子と第1端子12とが電気的に接続されるようになっている。
接続筒部41は前後方向に延びる角筒状をなしている。接続筒部41の上壁には、係止孔18が貫通されている。係止孔18の孔縁部に、第1ランス17の先端部が後方から係止することにより、第1端子12が第1キャビティ16内に、後方への移動が規制された状態で保持されるようになっている。
第1端子12に形成された接続筒部41の前端部は、コネクタハウジング11に組み付けられたフロントマスク13のフロントキャビティ35内に位置するようになっている。
[蓋部材14]
図2に示されるように、蓋部材14は、絶縁性の合成樹脂が射出成型されることにより形成される。蓋部材14は、上下方向に扁平な直方体形状をなしている。蓋部材14の前後方向の長さ寸法は、コネクタハウジング11の前後方向の長さ寸法と同じ、または、同じでない場合であっても実質的に同じと認められる程度の長さ寸法に設定されている。
図2に示されるように、蓋部材14には、前後方向に延びる複数(本実施形態では4つ)の第2キャビティ28が形成されている。4つの第2キャビティ28は、蓋部材14の左端部寄りの位置、および右端部寄りの位置に、それぞれ2つずつ、並んで形成されている。各第2キャビティ28は、前方、および後方に開口している。図1に示されるように、第2キャビティ28内には、それぞれ、第2端子15が収容されている。
図2に示されるように、蓋部材14には、左右方向の中央位置に、蓋部材14の前端部から後方に延びるロックアーム43が形成されている。ロックアーム43の前端部は蓋部材14の上壁とつながっている。ロックアーム43は、前端部を支点として、上下方向に弾性変形可能に形成されている。ロックアーム43の上面には上方に突出するロック部44が形成されている。ロック部44が図示しない相手方コネクタと係止することにより、相手方コネクタとコネクタ10とが嵌合状態で保持されるようになっている。
図1に示されるように、第2キャビティ28の下壁には、斜め上前方に突出する第2ランス45が形成されている。第2ランス45の前端部は、第2端子15に形成された係止孔46の孔縁部に後方から係止するようになっている。
図1に示されるように、蓋部材14の下壁には、上方に凹んだ第2端子リテーナ挿入凹部47が形成されている。第2端子リテーナ挿入凹部47は、第2キャビティ28と連通している。コネクタハウジング11に形成された第2端子リテーナ部27の外形状は、第2端子リテーナ挿入凹部47の内形状と同じか、やや小さく形成されている。蓋部材14がコネクタハウジング11に組み付けられた状態で、第2端子リテーナ部27は、第2端子リテーナ挿入凹部47内に挿入可能に形成されている。
[第1端子リテーナ部48]
図3に示されるように、蓋部材14の下面には、第2端子リテーナ挿入凹部47の前方の位置に、下方に突出する第1端子リテーナ部48が形成されている。第1端子リテーナ部48は、左右方向に延びた壁状に形成されている。第1端子リテーナ部48の外形状は、コネクタハウジング11の第1端子リテーナ挿入凹部19の内形状と同じか、やや小さく設定されている。蓋部材14がコネクタハウジング11に組み付けられた状態で、第1端子リテーナ部48は、第1端子リテーナ挿入凹部19内に挿入可能に形成されている。
[第2端子15]
図1に示されるように、第2キャビティ28の内部には、後方から第2端子15が挿入されている。第2端子15は金属板材が所定の形状にプレス加工されてなる。第2端子15は電線36の前端部に接続されている。第2端子15は絶縁被覆38の外周に圧着するインシュレーションバレル49と、インシュレーションバレル49の前方に連なって芯線37の外周に圧着するワイヤーバレル50と、を有する。
ワイヤーバレル50の前方には、図示しない相手方端子と接続する筒状をなす接続筒部51が設けられている。接続筒部51の内部には弾性変形可能な弾性片52が配されている。接続筒部51の内部に前方から挿入された相手方端子が、弾性片52と接続筒部51の内壁との間に挟まれることにより、相手方端子と第2端子15とが電気的に接続されるようになっている。
接続筒部51は前後方向に延びる角筒状をなしている。接続筒部51の下壁には、係止孔46が貫通されている。係止孔46の孔縁部に、第2ランス45の先端部が後方から係止することにより、第2端子15が第2キャビティ28内に、後方への移動が規制された状態で保持されるようになっている。
[係止片34]
図3に示されるように、蓋部材14の下面には、後端部寄りの位置であって、かつ左右両端部寄りの位置に、それぞれ、下方に突出する係止片34が形成されている。係止片34は、前後方向に延びるとともに、左右方向に扁平な板状をなしている。
各係止片34には、左右方向について内側の面に、係止溝33が、係止片34の後端部から前方に延びて形成されている。係止溝33は、係止片34の前端よりもやや後方の位置まで延びている。係止溝33の内形状は、コネクタハウジング11に形成された仮係止部31、および本係止部32が嵌入可能に形成されている。
図4に示されるように、係止片34の係止溝33に仮係止部31が嵌入することにより、蓋部材14は、コネクタハウジング11に対して仮係止位置に保持される。図5に示されるように、蓋部材14が仮係止位置に保持された状態では、蓋部材14の下面と、コネクタハウジング11の上面とは離れている。
図6に示されるように、蓋部材14が仮係止位置に保持された状態では、蓋部材14の第1端子リテーナ部48は、第1キャビティ16およびフロントキャビティ35に後方から挿入される第1端子12と干渉しないようになっている。また、蓋部材14が仮係止位置に保持された状態では、コネクタハウジング11の第2端子リテーナ部27は、第2キャビティ28に後方から挿入される第2端子15と干渉しないようになっている。
図7に示されるように、係止片34の係止溝33に本係止部32が嵌入することにより、蓋部材14は、コネクタハウジング11に対して本係止位置に保持される。図8および図9に示されるように、蓋部材14が本係止位置に保持された状態では、蓋部材14の下面と、コネクタハウジング11の上面とが接触するようになっている。
図1に示されるように、蓋部材14が本係止位置に保持された状態では、蓋部材14の第1端子リテーナ部48は、第1キャビティ16およびフロントキャビティ35に挿入された第1端子12の接続筒部41の後端部に後方から係止するようになっている。また、蓋部材14が本係止位置に保持された状態では、コネクタハウジング11の第2端子リテーナ部27は、第2キャビティ28に挿入された第2端子15の接続筒部51の後端部に後方から係止するようになっている。
[コネクタ10の組み立て工程]
続いて、本実施形態にかかるコネクタ10の組み立て工程について説明する。まず、コネクタハウジング11の前端部にフロントマスク13が組み付けられる。フロントマスク13の側部ガイドリブ22が、コネクタハウジング11の係合溝21内に、上方から挿入されるとともに、フロントマスク13の後部ガイドリブ26が、コネクタハウジング11のガイド溝25内に、上方から挿入される。側部ガイドリブ22の係合爪24が、コネクタハウジング11の前係合凹部23の口縁部に、下方から係合することにより、フロントマスク13が、上方へ抜け止め状態で、コネクタハウジング11に組み付けられる。フロントマスク13のガイド溝25が、係合溝21の内壁と、前方から、または後方から当接することにより、フロントマスク13がコネクタハウジング11に対して前後方向について位置決めされる。フロントマスク13の後部ガイドリブ26が、ガイド溝25の内壁と、左方から、または右方から当接することにより、フロントマスク13がコネクタハウジング11に対して左右方向について位置決めされる。
次に、蓋部材14が、コネクタハウジング11に、上方から組み付けられる。蓋部材14の係止片34が、コネクタハウジング11の挿入孔30内に上方から挿入される。係止片34の係止溝33内に、仮係止部31が嵌入することにより、仮係止部31が、係止溝33の内壁に係止する。これにより、蓋部材14がコネクタハウジング11に対し、仮係止位置に保持される(図4、図5、および図6参照)。
蓋部材14がコネクタハウジング11に対して仮係止位置に保持された状態で、コネクタハウジング11の第1キャビティ16内に後方から第1端子12が挿入される。蓋部材14がコネクタハウジング11に対して仮係止位置に保持された状態では、第1端子リテーナ部48は第1キャビティ16内に後方から挿入される第1端子12と干渉しない位置にある。
第1キャビティ16内に後方から第1端子12が挿入されると、第1ランス17が第1端子12の接続筒部41と接触して上方に弾性変形する。さらに第1端子12が前方に押し込まれると、第1ランス17が復帰変形し、第1端子12の係止孔18の孔縁部に後方から係止する。このとき、第1端子12の接続筒部41の前端部は、フロントマスク13のフロントキャビティ35内に進入している。
蓋部材14がコネクタハウジング11に対して仮係止位置に保持された状態で、蓋部材14の第2キャビティ28内に後方から第2端子15が挿入される。蓋部材14がコネクタハウジング11に対して仮係止位置に保持された状態では、第2端子リテーナ部27は第2キャビティ28内に後方から挿入される第2端子15と干渉しない位置にある。
第2キャビティ28内に後方から第2端子15が挿入されると、第2ランス45が第2端子15の接続筒部51と接触して下方に弾性変形する。さらに第2端子15が前方に押し込まれると、第2ランス45が復帰変形し、第2端子15の係止孔46の孔縁部に後方から係止する。
蓋部材14が下方に押されることにより、蓋部材14が下方に移動する。蓋部材14の係止片34がコネクタハウジング11の本係止部32に上方から当接することにより、係止片34が左右方向の外方に弾性変形する。さらに蓋部材14が下方に押し込まれると、係止片34が復帰変形し、係止片34の係止溝33内に、本係止部32が嵌入する。これにより、本係止部32が、係止溝33の内壁に係止し、蓋部材14がコネクタハウジング11に対し、本係止位置に保持される(図1、図8、および図9参照)。
蓋部材14がコネクタハウジング11に対して本係止位置に保持された状態では、第1端子リテーナ部48は第1キャビティ16内に進入し、第1端子12の接続筒部41の後端部よりも後方の位置に配される。これにより、第1端子12が電線36を介して後方に引っ張られたときに、第1端子リテーナ部48が第1端子12の接続筒部41の後端部に後方から係止することにより、第1端子12の、後方への抜け止めがされるようになっている。
また、蓋部材14がコネクタハウジング11に対して本係止位置に保持された状態では、第2端子リテーナ部27は第2キャビティ28内に進入し、第2端子15の接続筒部51の後端部よりも後方の位置に配される。これにより、第2端子15が電線36を介して後方に引っ張られたときに、第2端子リテーナ部27が第2端子15の接続筒部51の後端部に後方から係止することにより、第2端子15の、後方への抜け止めがされるようになっている。
図1に示されるように、蓋部材14がコネクタハウジング11に対して本係止位置に保持された状態では、蓋部材14の前端部は、フロントマスク13の上方に位置して、フロントマスク13の上面に上方から当接している。フロントマスク13の上面は、蓋部材14に覆われている。
[本実施形態の作用効果]
続いて、本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態にかかるコネクタ10は、前後方向に延びる第1キャビティ16が形成されたコネクタハウジング11と、第1キャビティ16に収容された第1端子12と、コネクタハウジング11の前端部に取り付けられるフロントマスク13と、コネクタハウジング11の上面に取り付けられる蓋部材14と、を備えたコネクタ10であって、フロントマスク13は、コネクタハウジング11に上方から取り付けられるようになっており、蓋部材14はフロントマスク13の上面の少なくとも一部を覆っており、フロントマスク13は前後方向に延びるフロントキャビティ35を有し、フロントキャビティ35内に第1端子12の前端部が収容されている。
蓋部材14がフロントマスク13の上面の少なくとも一部を覆っているので、フロントマスク13が上方に外れることが抑制される。
第1端子12の前端部がフロントキャビティ35内に収容されているので、コネクタハウジング11の前後長を短くすることができる。これにより、前後方向についてコネクタ10を小型化できる。
本実施形態によれば、コネクタハウジング11の上壁には上方に開口するとともに第1キャビティ16に連通する第1端子リテーナ挿入凹部19が設けられており、蓋部材14には下方に突出する第1端子リテーナ部48が設けられており、蓋部材14がコネクタハウジング11に組み付けられた状態で、第1端子リテーナ部48は第1端子リテーナ挿入凹部19および第1キャビティ16内に進入し、第1キャビティ16内に収容された第1端子12に係止する。
蓋部材14によって第1端子12を係止できるので、第1端子12用のリテーナを設ける必要が無い。これによりコネクタ10の部品点数を削減できる。
本実施形態によれば、蓋部材14には、前後方向に延びる第2キャビティ28が形成されており、第2キャビティ28内には、第1端子12とは異なる第2端子15が収容されている。
蓋部材14に第2端子15を収容できるので、コネクタ10に収容可能な端子の数を、全体として増やすことができる。
本実施形態によれば、蓋部材14には、下方に開口するとともに第2キャビティ28に連通する第2端子リテーナ挿入凹部47が設けられており、コネクタハウジング11の上壁には上方に突出する第2端子リテーナ部27が設けられており、蓋部材14がコネクタハウジング11に組み付けられた状態で、第2端子リテーナ部27は第2端子リテーナ挿入凹部47および第2キャビティ28内に進入し、第2キャビティ28内に収容された第2端子15に係止する。
第2端子15を第2端子リテーナ部27によって係止できるので、第2端子15用のリテーナを設ける必要が無い。これによりコネクタ10の部品点数を削減できる。
本実施形態によれば、蓋部材14の上面には、相手方コネクタと係合するロック部44が設けられている。
蓋部材14にロック部44が設けられているので、コネクタ10と相手方コネクタとを係合させることができる。
<実施形態2>
次に、本開示の実施形態2にかかるコネクタ60について、図10から図15を参照しつつ説明する。図10に示されるように、本実施形態にかかるコネクタ60は、コネクタハウジング61と、コネクタハウジング61に収容される第1端子12と、コネクタハウジング61の前端部に取り付けられるフロントマスク62と、コネクタハウジング61の上側に取り付けられる蓋部材63と、を備える。
[コネクタハウジング61]
図11に示されるように、本実施形態にかかるコネクタハウジング61には、左右両端部寄りの部分に、上方に突出したハウジング側凸部64が形成されている。コネクタハウジング61には、左右方向に複数の第1キャビティ16が列状に並ぶとともに、第1キャビティ16の列が上下方向に複数段(本実施形態では3段)に並んで形成されている。
上記のように、コネクタハウジング61には、左右方向に並んだ第1キャビティ16の列が、上段、中段、および下段の3段に重なって形成されている。中段、および下段の第1キャビティ16の列には、それぞれ、本実施形態では12個の第1キャビティ16が左右方向に並んでいる。
本実施形態では、上段の列には、6つの第1キャビティ16が並んでいる。6つの第1キャビティ16は、コネクタハウジング61の左端部に形成されたハウジング側凸部64と、右端部に形成されたハウジング側凸部64に、それぞれ3つずつ並んで形成されている。
[フロントマスク62]
図11に示されるように、本実施形態にかかるフロントマスク62は、左右方向に細長く、前後方向に扁平な板状をなしている。フロントマスク62の左右両端部には、コネクタハウジング61のハウジング側凸部64に対応する位置に、それぞれ、上方に突出したフロントマスク側凸部65が形成されている。フロントマスク側凸部65には、コネクタハウジング61の上段に形成された各第1キャビティ16に対応する位置に、フロントキャビティ66が形成されている。
フロントマスク62のうち、フロントマスク側凸部65よりも下方の部分には、コネクタハウジング61に形成された第1キャビティ16のうち、中段および下段に形成された第1キャビティ16に対応する位置にも、フロントキャビティ66が形成されている。これらのフロントキャビティ66内には、第1端子12の接続筒部41の前端部が位置するようになっている。
[蓋部材63]
図11に示されるように、本実施形態にかかる蓋部材63は、上下方向に扁平な板状をなしている。蓋部材63の左右両端部には、コネクタハウジング61のハウジング側凸部64に対応する位置に、前後方向に延びるとともに上方に突出した蓋側突部67が形成されている。
図12に示されるように、蓋部材63の下面には、コネクタハウジング61の第1端子リテーナ挿入凹部68に対応する位置に、下方に突出する第1端子リテーナ部69が形成されている。第1端子リテーナ部69は、左右方向に延びた壁状に形成されている。第1端子リテーナ部69の外形状は、コネクタハウジング61の第1端子リテーナ挿入凹部68の内形状と同じか、やや小さく設定されている。蓋部材63がコネクタハウジング61に組み付けられた状態で、第1端子リテーナ部69は、第1端子リテーナ挿入凹部68内に挿入可能に形成されている。
図13に示されるように、蓋部材63がコネクタハウジング61に対して仮係止位置に保持された状態では、第1端子リテーナ部69は第1キャビティ16内に後方から挿入される第1端子12と干渉しない位置にある。
図10に示されるように、蓋部材63がコネクタハウジング61に対して本係止位置に保持された状態では、第1端子リテーナ部69は第1キャビティ16内に進入し、第1端子12の接続筒部41の後端部よりも後方の位置に配される。これにより、第1端子12が電線36を介して後方に引っ張られたときに、第1端子リテーナ部69が第1端子12の接続筒部41の後端部に後方から係止することにより、第1端子12の、後方への抜け止めがされるようになっている。
図14および図15に示されるように、蓋部材63がコネクタハウジング61に対して本係止位置に保持された状態では、蓋部材63の前端部は、フロントマスク62の上方に位置して、フロントマスク62の上面に上方から当接している。フロントマスク62の上面は、蓋部材63に覆われている。
上記以外の構成については、実施形態1と略同様なので、同一部材については同一符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態によれば、蓋部材63がフロントマスク62の上面を覆っているので、フロントマスク62が上方に外れることが抑制される。
第1端子12の前端部がフロントキャビティ66内に収容されているので、コネクタハウジング61の前後長を短くすることができる。これにより、前後方向についてコネクタ60を小型化できる。
<他の実施形態>
(1)コネクタハウジングには、左右方向に列状に並ぶ複数のキャビティが1段のみ設けられる構成としてもよいし、また、4段以上のキャビティの列が上下方向に重ねて設けられる構成としてもよい。
(2)実施形態1にかかる蓋部材14には、横一列に第2キャビティ28が並ぶ構成であったが、これに限られず、蓋部材14には、第2キャビティ28が上下方向に2段以上に重ねて設けられる構成としてもよい。
(3)実施形態1および2にかかる蓋部材14,63は、フロントマスク13、62の上面を覆う構成としたが、これに限られず、フロントマスク13、62の上面の一部が蓋部材14、63に覆われ、他の部分が露出する構成としてもよい。
10、60: コネクタ
11、61: コネクタハウジング
12: 第1端子
13、62: フロントマスク
14、63: 蓋部材
15: 第2端子
16: 第1キャビティ
17: 第1ランス
18: 係止孔
19、68: 第1端子リテーナ挿入凹部
20: 延出壁
21: 係合溝
22: 側部ガイドリブ
23: 前係合凹部
24: 係合爪
25: ガイド溝
26: 後部ガイドリブ
27: 第2端子リテーナ部
28: 第2キャビティ
29: 後係合凹部
30: 挿入孔
31: 仮係止部
32: 本係止部
33: 係止溝
34: 係止片
35、66: フロントキャビティ
36: 電線
37: 芯線
38: 絶縁被覆
39、49: インシュレーションバレル
40、50: ワイヤーバレル
41、51: 接続筒部
42、52: 弾性片
43: ロックアーム
44: ロック部
45: 第2ランス
46: 係止孔
47: 第2端子リテーナ挿入凹部
48、69: 第1端子リテーナ部
64: ハウジング側凸部
65: フロントマスク側凸部
67: 蓋側突部

Claims (5)

  1. 前後方向に延びる第1キャビティが形成されたコネクタハウジングと、
    前記第1キャビティに収容された第1端子と、
    前記コネクタハウジングの前端部に取り付けられるフロントマスクと、
    前記コネクタハウジングの上面に上方から取り付けられる蓋部材と、を備えたコネクタであって、
    前記フロントマスクは、前記コネクタハウジングに上方から取り付けられるようになっており、
    前記蓋部材は前記フロントマスクの上面の少なくとも一部を覆っており、
    前記フロントマスクは前後方向に延びるフロントキャビティを有し、
    前記フロントキャビティ内に前記第1端子の前端部が収容されているコネクタ。
  2. 前記コネクタハウジングの上壁には上方に開口するとともに前記第1キャビティに連通する第1端子リテーナ挿入凹部が設けられており、
    前記蓋部材には下方に突出する第1端子リテーナ部が設けられており、
    前記蓋部材が前記コネクタハウジングに組み付けられた状態で、前記第1端子リテーナ部は前記第1端子リテーナ挿入凹部および前記第1キャビティ内に進入し、前記第1キャビティ内に収容された前記第1端子に係止する請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記蓋部材には、前後方向に延びる第2キャビティが形成されており、前記第2キャビティ内には、前記第1端子とは異なる第2端子が収容されている請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記蓋部材には、下方に開口するとともに前記第2キャビティに連通する第2端子リテーナ挿入凹部が設けられており、
    前記コネクタハウジングの上壁には上方に突出する第2端子リテーナ部が設けられており、
    前記蓋部材が前記コネクタハウジングに組み付けられた状態で、前記第2端子リテーナ部は前記第2端子リテーナ挿入凹部および前記第2キャビティ内に進入し、前記第2キャビティ内に収容された前記第2端子に係止する請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記蓋部材の上面には、相手方コネクタと係合するロック部が設けられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ。
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