JP7298539B2 - 部品整列装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品整列装置に関する。
従来、半導体チップやコンデンサチップ等のチップ部品を、バルクの状態から一定の方向に向いて並ぶように整列させる部品整列装置が知られている。例えば特許文献1には、上方に開口する複数のキャビティを有する整列パレットに複数のチップ部品を供給し、整列パレットが振動または揺動することにより各キャビティにチップ部品が1つずつ振り込まれ、所定の姿勢でキャビティに入り込んだチップ部品のみがキャビティ内に保持されるチップの整列装置が開示されている。
特開2003-142352号公報
しかしながら、特許文献1に示される部品配列装置においては、全てのキャビティ内にチップ部品が入り込む状態となるまでにかなりの時間を要する場合があり、効率的ではない面がある。また、例えばチップ部品の高さ寸法が幅寸法の半分以下であって比較的扁平形状を有しているチップ部品を供給すると、1つのキャビティ内に2個のチップ部品が入り込んでしまうという場合がある。
本発明は、効率よく的確にチップ部品を整列させることができる部品整列装置を提供することを目的とする。
本発明の部品整列装置は、第1の主面と第2の主面を結ぶ高さ方向のチップ高さ寸法T1および第1の側面と第2の側面を結ぶ幅方向のチップ幅寸法W1よりも、第1の端面と第2の端面を結ぶ長さ方向のチップ長さ寸法L1が長く形成された直方体状の複数のチップ部品を収容する部品容器と、前記部品容器の底部の一部に並んで配置され、前記チップ部品が通過する複数の第1の開口部と、前記複数の第1の開口部に対応して設けられ、前記複数の第1の開口部を通過した前記チップ部品を移送して整列させる複数の部品整列通路と、前記部品容器に振動を与える振動機と、を備える部品整列装置であって、前記第1の開口部は、前記チップ部品が、前記第1の端面または前記第2の端面が下方向を向いた状態で通過するように形成され、前記部品整列通路は、前記第1の開口部から所定の間隔を空けて設けられ、前記第1の開口部を通過した前記チップ部品が、前記第1の端面または第2の端面が下方を向いた状態で導入される第2の開口部と、前記第2の開口部に導入された前記チップ部品が、その向きを変更しながら自重で移送される湾曲形状に形成された断面矩形状の湾曲通路を含む通路部と、前記湾曲通路を通じて移送された前記チップ部品が、前記第1の主面もしくは前記第2の主面、または前記第1の側面もしくは前記第2の側面が上方向を向いた状態で排出可能に配置される排出部と、を有し、前記排出部に、前記排出部に配置される前記チップ部品をそのままの姿勢で上方から排出可能とする第3の開口部が配置されている。
本発明によれば、効率よく的確にチップ部品を整列させることができる部品整列装置を提供することができる。
実施形態の部品整列装置の斜視図である。 実施形態の部品整列装置の平面図である。 実施形態の部品整列装置の一部断面側面図である。 実施形態のチップ部品の斜視図であって、移送方向の姿勢を示している。 図2のV-V線に対応する部品容器および整列ブロックの断面図である。 実施形態の部品整列装置の複数の部品整列通路を備える整列ブロックを示す斜視図である。 図2のVIIで示す部分の拡大図である。 実施形態の部品整列通路を示す横断面図である。 実施形態の通路部の断面寸法とチップ部品の端面寸法を示す図である。 図5のX部分の拡大図である。 実施形態の第1の開口部と第2の開口部の寸法を示す図である。 実施形態のピックアンドプレース機構を模式的に示す正面図である。 図4に示したチップ部品と移送方向の姿勢が異なるチップ部品を示す斜視図である。 WT断面の形状が正方形である他のチップ部品を示す斜視図である。 図14に示したチップ部品と該チップ部品に対応する通路の断面寸法を示す図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について説明する。図1は、実施形態に係る部品整列装置1を示す斜視図である。図2は、部品整列装置1の平面図である。図3は、部品整列装置1の一部断面側面図である。
図1~図3に示すように、部品整列装置1は、部品容器10と、複数の部品整列通路200を有する整列ブロック20と、振動機30と、を備えている。また、図3に示すように、本実施形態の部品整列装置1は、ピックアンドプレース機構40を備えている。なお、図3ではピックアンドプレース機構40の一部を示している。
本実施形態の部品整列装置1は、部品容器10内に複数のチップ部品が投入され、振動機30により部品容器10に振動が付与される。振動により1つのチップ部品が部品容器10から1つの部品整列通路200に導入されてその部品整列通路200を通過し、複数のチップ部品が整列した状態で複数の部品整列通路200から排出される。
図1~図3には、X・Y・Zの直交座標系が示されている。部品整列装置1は、X方向においてX1側が前側、X2側が後側とされ、Y方向においてY1側が左側、Y2側が右側とされる。なお、図5~図8に示す座標系も、図1~図3で示す直交座標系を基準として表記したものである。以下の説明においては、X方向を前後方向、Y方向を左右方向、Z方向を上下方向として説明する場合がある。
部品容器10は、上方に開口する直方体状の箱で構成されている。部品容器10は、平面視において矩形状の底部11と、底部11の周縁から立ち上がって周囲の4面を構成する周壁部12と、底部11に設けられた複数の第1の開口部15と、を有している。
周壁部12は、前後方向に延在する左右一対の側壁部12aおよび側壁部12bと、前後方向に延在する前壁部12cおよび後壁部12dと、を有している。図3に示すように、部品容器10内には、複数のチップ部品Cがバルクの状態で収容される。
本実施形態のチップ部品Cは、例えば積層セラミックコンデンサ等の直方体状の形状を有するコンデンサチップである。なお、本実施形態のチップ部品Cはコンデンサチップに限定されず、例えば半導体チップ等の直方体状の形状を有する電子部品等が適用可能である。
図4に示すように、チップ部品Cは、高さ方向Tに相対する第1の主面TS1および第2の主面TS2と、高さ方向Tに直交する幅方向Wに相対する第1の側面WS1および第2の側面WS2と、高さ方向Tおよび幅方向Wに直交する長さ方向Lに相対する第1の端面LS1および第2の端面LS2と、を含んでいる。
ここで、チップ部品Cにおいて、第1の主面TS1と第2の主面TS2を結ぶ高さ方向Tの寸法をチップ高さ寸法T1と定義する。また、チップ部品Cにおいて、第1の側面WS1と第2の側面WS2を結ぶ幅方向Wの寸法をチップ幅寸法W1と定義する。また、チップ部品Cにおいて、第1の端面LS1と第2の端面LS2を結ぶ長さ方向Lの寸法をチップ長さ寸法L1と定義する。
本実施形態のチップ部品Cは、チップ高さ寸法T1およびチップ幅寸法W1よりもチップ長さ寸法L1が長く形成され、かつ、チップ幅寸法W1がチップ高さ寸法T1よりも大きい直方体状の形状を有している。すなわち、本実施形態のチップ部品Cは、L1>W1>T1の関係を有している。したがって、チップ部品Cの幅方向Wと高さ方向Tとによる断面であるWT断面は、長方形である。なお、本実施形態でいう長方形は、2組の対辺はそれぞれ等しく、かつ、それぞれの組の辺の長さは異なり、4辺すべての辺が等しい正方形は含まない矩形のことをいう。
部品整列装置1の説明に戻ると、部品容器10の底部11に設けられた複数の第1の開口部15のそれぞれは、1つのチップ部品Cを部品整列通路200に導入する入口である。複数の第1の開口部15のそれぞれは、部品容器10の底部11を上下方向に貫通する断面長方形状の孔で構成されている。複数の第1の開口部15は、部品容器10の底部11の一部に並んで配置されている。
本実施形態では、複数の第1の開口部15は、部品容器10における前壁部12cの近傍において前壁部12cの延在方向である左右方向に沿って等間隔おきに1列に並んで配置されている。本実施形態では第1の開口部15の数を10として例示しており、これはすなわち整列させるチップ部品Cの数を10とするものである。なお、第1の開口部15の数、すなわち整列させるチップ部品Cの数は、必要に応じた適宜な数であって例えば5~20程度とされるが、その数に制限はない。
複数のチップ部品Cが投入される底部11の表面は、後壁部12d側から前壁部12c側に向かって下るように傾斜し、複数の第1の開口部15が形成されている領域の高さ位置が最も低くなるように形成されていると、チップ部品Cが第1の開口部15に導入されやすいため好ましい。
複数の第1の開口部15のそれぞれは、1つのチップ部品Cが、第1の端面LS1または第2の端面LS2が下方向を向いて通過するように形成されている。すなわちチップ部品Cは、長さ方向Lの一端側または他端側から、第1の開口部15に、長さ方向Lが上下方向に沿った縦向きの状態で導入される。
第1の開口部15の開口断面は、チップ部品Cの幅方向Wと高さ方向Tとによる断面であるWT断面よりも僅かに大きく、かつ、WT断面に近似する長方形状の形状を有している。本実施形態では、複数の第1の開口部15のそれぞれは、その長方形状の断面における長さ方向が左右方向と平行となる状態に、底部11に形成されている。したがって第1の開口部15を通過するチップ部品Cは、概ね、長さ方向L1が上下方向に沿っており、高さ方向T1が前後方向に沿っており、幅方向W1が左右方向に沿った姿勢となる。
図3に示すように、整列ブロック20は、部品容器10の前側の下方に配置されている。整列ブロック20は、例えば直方体状のブロック材の前側の部分を上下方向にわたって凹状に切除して形成されたものであって、その前面に上下方向にわたる凹状の湾曲面21を有している。
図5および図6に示すように、整列ブロック20は、その後側の端部に、左右方向に延在する上端面22を有している。上端面22は、前後・左右の方向に沿った略水平な面である。図5に示すように、上端面22は、部品容器10の下面11bとの間に所定の間隔を空けて対向している。本実施形態では、その間隔は、チップ部品Cの長さL1よりも短い長さとされる。
また、整列ブロック20は、図6に示すように左右方向に延在する前端面23を有している。前端面23は、上下・左右の方向に沿った略鉛直な面である。湾曲面21は、上端面22から前端面23の近傍にわたって形成されている。湾曲面21の左側の端部には、整列ブロック20と一体の左側壁部24aが形成されている。湾曲面21の右側の端部には、整列ブロック20と一体の右側壁部24bが形成されている。
整列ブロック20は、上述した複数の第1の開口部15のそれぞれに対応する複数の部品整列通路200を有している。図6に示すように、複数の部品整列通路200は、湾曲面21に左右方向に並列した状態に設けられている。本実施形態では、第1の開口部15に対応して、10列の部品整列通路200が左右方向に並列して設けられている。
図5および図6に示すように、複数の部品整列通路200のそれぞれは、長方形状の形状を有する第2の開口部210と、第2の開口部210に対応して設けられチップ部品Cが自重で移送される通路部220と、通路部220の排出側の先端に設けられた排出部250と、を有している。排出部250には、第3の開口部251が配置されている。
複数の第2の開口部210のそれぞれは、整列ブロック20の上端面22に開口している。本実施形態では、第2の開口部210は、その長方形状の開口縁における長さ方向が左右方向と平行となる状態に、上端面22に形成されている。
図5に示すように、複数の第2の開口部210のそれぞれは、部品容器10の複数の第1の開口部15のそれぞれに対向して配置されるように、各第1の開口部15の直下に形成されている。複数の第2の開口部210のそれぞれは、対応する各第1の開口部15から間隔を空けて設けられている。その間隔は、整列ブロック20の上端面22と部品容器10の下面11bとの間の間隔に等しく、チップ部品Cの長さL1よりも短い長さである。
図2に示すように、整列ブロック20は、左側壁部24aと右側壁部24bとの間に、複数の通路部220をそれぞれ構成する複数の溝部230を有している。溝部230は、湾曲面21にほぼ沿った一定深さの湾曲形状に形成されている。図5に示すように、溝部230は、第2の開口部210と排出部250とに連通している。通路部220は、その溝部230と、溝部230の一部を覆うようにして設けられた内周側の壁部240と、を有している。
図7および図8に示すように、溝部230は、湾曲面21に沿って形成された凸条部25の間に形成されている。なお、図2に示すように、最も左側の溝部230は、左側壁部24aと最も左側の凸条部25との間に形成されている。また、最も右側の溝部230は、右側壁部24bと最も右側の凸条部25との間に形成されている。複数の溝部230は、例えば湾曲面21を切削加工することにより形成することができる。また、複数の溝部230は、複数の凸条部25、左側壁部24aおよび右側壁部24bがそれぞれ別体の部品として構成されたものを、整列ブロック20に固定することで設けてもよい。
内周側の壁部240は、板状部241と、板状部241の左側に形成された切欠き部242と、を有している。板状部241は、略一定の厚みを有している帯状の板材で構成されている。本実施形態では、板状部241は、溝部230の右側の凸条部25の表面に、その凸条部25の右側の溝部230の少なくとも一部を覆うようにして接合されている。なお、最も右側の溝部230に対応する板状部241は、その溝部230の右側の右側壁部24bに接合されている。板状部241は、例えば溶接や接着等の手段によって凸条部25および右側壁部24bに接合される。
切欠き部242は、各溝部230の左側の端部に沿った領域を露出させるように設けられている。切欠き部242は、湾曲面21の湾曲方向に沿ってスリット状に延在している。
溝部230と内周側の壁部240とを有する複数の通路部220のそれぞれは、図5に示すように、第2の開口部210側である上流側の端部を構成する導入通路221と、第3の開口部251側である下流側の端部を構成する排出通路222と、導入通路221と排出通路222をつなぐ湾曲形状の湾曲通路223と、を含んでいる。
導入通路221は、鉛直方向に沿って形成されており、第2の開口部210に連通している。排出通路222は、略水平方向に沿って形成されており、排出部250の第3の開口部251に連通している。湾曲通路223は一定の曲率で湾曲しており、本実施形態では略1/4円弧に形成されている。本実施形態では、導入通路221および排出通路222の長さはともに短く、湾曲通路223が通路部220の長さのほとんどを占めている。例えば導入通路221および排出通路222は、ともにチップ部品Cの長さL1と同等程度の長さを有している。一方、湾曲通路223の長さは、例えばチップ部品Cの長さLの3倍~10倍程度の長さを有している。
本実施形態では、湾曲通路223の湾曲形状内周側を形成する板状部241の内面の曲率Rは、チップ部品Cの長さ寸法L1の2倍よりも大きい。また、湾曲通路223の湾曲形状内周側の通路長である板状部241の内面の周方向長さは、少なくともチップ部品Cの長さ寸法L1の3倍以上を有する。
排出部250は、排出通路222の先に設けられている。排出部250は、上方に開口する第3の開口部251と、ストッパ部252と、を有している。ストッパ部252は、整列ブロック20と一体に形成されていてもよく、また、ストッパ部252を構成する別体の部品を整列ブロック20に固定して設けてもよい。排出通路222を通過したチップ部品Cは、ストッパ部252に当接して移送が停止させられる。チップ部品Cは、その停止位置において、第3の開口部251から上方に排出が可能となっている。第3の開口部251は、排出部250の上方に開口しており、チップ部品Cが通過可能な大きさを有する長方形状に形成されている。
第3の開口部251は、溝部230の両側の略水平な排出面251aの間に開口するように形成されている。排出面251aは、複数の凸条部25、左側壁部24aおよび右側壁部24bの下端部である排出側の端部であって、排出部250に対応する領域の面で構成される。この排出面251aは、上端面22と略平行となるように水平に形成されている。すなわち本実施形態の部品整列通路200においては、第2の開口部210を形成する面である上端面22と、第3の開口部251を形成する面である排出面251aとは、略平行である。
通路部220の断面の形状および寸法は、導入通路221、排出通路222および湾曲通路223のいずれの領域でも同一である。通路部220の断面は第1の開口部15と同様であって、チップ部品Cの幅方向Wと高さ方向Tとによる断面であるWT断面よりも僅かに大きく、かつ、WT断面に近似する長方形状の形状を有している。通路部220は、その断面の長さ方向が左右方向と平行となる状態に設けられている。
通路部220において、チップ部品Cは、第2の開口部210から、幅方向Wが左右方向に沿った状態で、縦向きすなわち第1の端面LS1または第2の端面LS2が下方向に向いた状態で導入通路221を通過し、次いで、湾曲通路223を通過することにより、その向きを、横向き、すなわち、第1の主面TS1または第2の主面TS2が上下方向に向くように変更され、排出部250のストッパ部252に当接するまで自重で移送される。チップ部品Cは、移送中において前後方向に向いていた第1の主面TS1または第2の主面TS2がしだいに上方向に向くように移送され、排出部250に到達したチップ部品Cは、第1の主面TS1または第2の主面TS2が上方向を向いた状態で第3の開口部251の位置に配置される。複数の部品整列通路200のそれぞれを通過した複数のチップ部品Cは、第3の開口部251にそれぞれ配置されることにより、長さ方向Lが前後方向に沿うとともに第1の主面TS1または第2の主面TS2が上方に向き、互いに等間隔をおいて左右方向に一列に並んだ状態に整列する。
導入通路221、湾曲通路223および排出通路222で構成される通路部220の断面寸法は、チップ部品CのWT断面の寸法に対して次のように設定される。
図9に示すように、チップ部品Cが通過する際にチップ部品Cの第1の主面TS1または第2の主面TS2に対向する通路部220の、チップ幅寸法W1に対応する幅方向の通路幅寸法をW2、チップ部品Cが通過する際にチップ部品Cの第1の側面WS1または第2の側面WS2に対向する通路部220の、チップ高さ寸法T1に対応する高さ方向の通路高さ寸法をT2とし、チップ部品Cの第1の端面LS1の対角寸法および第2の端面LS2の対角寸法をD1としたとき、これら寸法は、「W1<W2<L1、T1<T2<W1およびT1<T2<D1」を満たす。
振動機30は、部品容器10に3次元の振動を与える3軸振動機である。図3に示すように、振動機30は、設置台31の上に配置されている。部品容器10は、振動機30の上に載置されるとともに、振動機30によって振動が付与されるように振動機30に連結されている。振動機30は、部品容器10の底部11の下面11bに接触して、部品容器10に3軸方向の振動を付与する。例えば振動機30は、部品容器10に対し、左右方向および上下方向に所定の振幅の振動を付与する。
振動機30は、設置台31の上に、振動吸収部材32を介して設置されていてもよい。また、整列ブロック20は、設置台31の上に直接載置されている。したがって、振動機30および部品容器10と、整列ブロック20とは、振動吸収部材32を介して間接的に接続された状態となっている。振動吸収部材32は、例えばスプリング等のコイル状部品や防振ゴム等の弾性材からなる部材であって、振動機30と設置台31との間に、振動機30と設置台31の両者に接触するように配置されている。振動吸収部材32は、振動機30の振動を吸収して、設置台31に振動機30の振動が直接伝達することを緩和する機能を有する。なお、振動吸収部材32を省略して振動機30を設置台31の上に直接設置してもよいが、振動緩和が得られるため、振動吸収部材32を備えると好ましい。
図10は、部品容器10の第1の開口部15と、部品整列通路200の第2の開口部210とが連続する部分を示している。図10に示すように、第1の開口部15の上側の開口縁部15aは、チップ部品Cを導入しやすいように面取り形状に形成されている。また、第2の開口部210は、第1の開口部15から落下するチップ部品Cを導入しやすいように面取り形状に形成されている。
本実施形態の第1の開口部15における面取り部分である開口縁部15aを除く断面寸法と、第2の開口部210の寸法は、振動機30の振動成分と合わせて次のように設定される。なお、ここでいう第2の開口部210の寸法は、第2の開口部210の上端面22に開口する開口縁201aの寸法をいう。
図11に示すように、チップ部品Cが通過する際にチップ部品Cの第1の主面TS1または第2の主面TS2が通過する側の、第1の開口部15の幅方向の開口幅寸法をW3、チップ部品Cが通過する際にチップ部品Cの第1の側面WS1または第2の側面WS2が通過する側の、第1の開口部15の高さ方向の開口高さ寸法をT3とし、チップ部品Cが通過する際にチップ部品Cの第1の主面TS1または第2の主面TS2が通過する側の、第2の開口部210の幅方向の開口幅寸法をW4、チップ部品Cが通過する際にチップ部品Cの第1の側面WS1または第2の側面WS2が通過する側の、第2の開口部210の高さ方向の開口高さ寸法をT4とし、振動機30により与えられた部品容器10の振動のうち、幅方向すなわち左右方向の振動成分の振幅をAw、高さ方向すなわち前後方向の振動成分の振幅をAtとしたとき、「W4>W3+(2×Aw)」および「T4>T3+(2×At)」を満たす。
ピックアンドプレース機構40は、複数の第3の開口部251にそれぞれ配置されて整列された複数のチップ部品Cを同時にピックアップし、別の任意の場所に移動させるものである。図12に示すように、ピックアンドプレース機構40は、ロボットアーム41と、ロボットアーム41の先端に接続部42を介して接続されたエアー吸引機構43と、を有する。なお、接続部42を介さずにロボットアーム41とエアー吸引機構43を直接接続してもよい。
エアー吸引機構43は、中空部材からなる吸引ヘッド431と、吸引ヘッド431に支持ステー432を介して設けられた複数の吸引ノズル433と、複数の吸引ノズル433のそれぞれと吸引ヘッド431とを連通する複数の分岐ホース434と、一端側が吸引ヘッド431に連通して接続されるとともに、他端側が不図示のバキュームポンプ等の空気吸引源に接続された吸引ホース435と、を有する。
エアー吸引機構43は、上記空気吸引源が作動して吸引ノズル433が空気を吸引することにより、吸引ノズル433がチップ部品Cを吸引してピックアップする。複数の吸引ノズル433は一列の状態で並列配置されている。複数の吸引ノズル433は、少なくとも整列されるチップ部品Cの数が備えられる。複数の吸引ノズル433は、上述した複数の部品整列通路200の第3の開口部251に配置されて整列した複数のチップ部品Cのそれぞれの上面に当接可能となっている。複数の吸引ノズル433は、ロボットアーム41により、吸引ヘッド431ごと、整列した複数のチップ部品Cに対して移動可能となっている。
以上の構成を備えた本実施形態に係る部品整列装置1は、振動機30で振動を付与された部品容器10内の複数のチップ部品Cが、第1の開口部15から第2の開口部210に縦向きの姿勢で1つずつ導入され、部品整列通路200を自重で通過して排出部250の第3の開口部251に到達することにより、複数のチップ部品Cが整列する。チップ部品Cは、部品整列通路200の通路部220における湾曲通路223を通過することにより、第1の主面TS1または第2の主面TS2が上方向に向くように向きが変更し、第1の主面TS1または第2の主面TS2が上方向を向いた状態で第3の開口部251に配置される。複数の部品整列通路200のそれぞれを通過した複数のチップ部品Cは、複数の第3の開口部251に配置されることにより、長さ方向Lが前後方向に沿うとともに第1の主面TS1または第2の主面TS2が上方に向き、互いに等間隔をおいて左右方向に一列に並んだ状態に整列する。
整列した複数のチップ部品Cは、ピックアンドプレース機構40の複数の吸引ノズル433によってそれぞれピックアップされ、ロボットアームの作動により、例えば基板への実装工程を行う場所などの別の場所に整列状態が保持されたまま運ばれる。
以上説明した本実施形態に係る部品整列装置1によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態に係る部品整列装置1は、第1の主面TS1と第2の主面TS2を結ぶ高さ方向のチップ高さ寸法T1および第1の側面WS1と第2の側面WS2を結ぶ幅方向のチップ幅寸法W1よりも、第1の端面LS1と第2の端面LS2を結ぶ長さ方向のチップ長さ寸法L1が長く形成された直方体状の複数のチップ部品Cを収容する部品容器10と、部品容器10の底部11の一部に並んで配置され、チップ部品Cが通過する複数の第1の開口部15と、複数の第1の開口部15に対応して設けられ、複数の第1の開口部15を通過したチップ部品Cを移送して整列させる複数の部品整列通路200と、部品容器10に振動を与える振動機30と、を備え、第1の開口部15は、チップ部品Cが、第1の端面LS1または第2の端面LS2が下方向を向いた状態で通過するように形成され、部品整列通路200は、第1の開口部15から所定の間隔を空けて設けられ、第1の開口部15を通過したチップ部品Cが、第1の端面LS1または第2の端面LS2が下方を向いた状態で導入される第2の開口部210と、第2の開口部210に導入されたチップ部品Cが、その向きを変更しながら自重で移送される湾曲形状に形成された断面矩形状の湾曲通路223を含む通路部220と、湾曲通路223を通じて移送されたチップ部品Cが、第1の主面TS1もしくは第2の主面TS2が上方向を向いた状態で排出可能に配置される排出部250と、を有し、排出部250に、排出部250に配置されるチップ部品Cをそのままの姿勢で上方から排出可能とする第3の開口部251が配置されている。
これにより、簡素な構造ながら、効率よく的確に、第1の主面TS1または第2の主面TS2が上方向を向き、かつ、隣り合うチップ部品Cの第1の側面WS1または第2の側面WS2が互いに平行に対向する状態に、複数のチップ部品Cを整列させることができる。
本実施形態に係る部品整列装置1は、チップ部品Cが通過する際にチップ部品Cの第1の主面TS1または第2の主面TS2に対向する湾曲通路223の、チップ幅寸法W1に対応する幅方向の通路幅寸法をW2、チップ部品Cが通過する際にチップ部品Cの第1の側面WS1または第2の側面WS2に対向する湾曲通路223の、チップ高さ寸法T1に対応する高さ方向の通路高さ寸法をT2とし、チップ部品Cの第1の端面LS1の対角寸法および第2の端面LS2の対角寸法をD1としたとき、整列させるチップ部品Cのチップ幅寸法W1が、チップ高さ寸法T1よりも大きい場合、W1<W2<L1、T1<T2<W1およびT1<T2<D1を満たす。
これにより、チップ部品Cが湾曲通路223を移送される際に、チップ部品Cが、チップ部品Cの移送方向を軸心として回転することが確実に防がれ、このため、回転して向きが変わることなくチップ部品Cを所望の方向に向けて移送させることができる。また、排出部250の第3の開口部251において、常に第1の主面TS1もしくは第2の主面TS2を上方向に向いた状態に整列させることができる。
本実施形態に係る部品整列装置1は、通路部220の湾曲通路223の湾曲形状内周側の曲率Rは、チップ長さ寸法L1の2倍よりも大きく、湾曲通路223の湾曲形状内周側の通路長は、チップ長さ寸法L1の3倍以上である。
これにより、チップ部品Cが湾曲通路223を円滑に通過することができるとともに、湾曲通路223内に複数のチップ部品Cが待機する状態を得ることもできる。よって、部品容器10からのチップ部品Cの供給ばらつきを吸収して、常に複数のチップ部品Cを複数の排出部250に整列させておくことができる。
本実施形態に係る部品整列装置1は、チップ部品Cが通過する際にチップ部品Cの第1の主面TS1または第2の主面TS2が通過する側の、第1の開口部15の幅方向の開口幅寸法をW3、チップ部品Cが通過する際にチップ部品Cの第1の側面WS1または第2の側面WS2が通過する側の、第1の開口部15の高さ方向の開口高さ寸法をT3とし、チップ部品Cが通過する際にチップ部品Cの第1の主面TS1または第2の主面TS2が通過する側の、第2の開口部210の幅方向の開口幅寸法をW4、チップ部品Cが通過する際にチップ部品Cの第1の側面WS1または第2の側面WS2が通過する側の、第2の開口部210の高さ方向の開口高さ寸法をT4とし、振動機30により与えられた部品容器10の振動のうち、幅方向の振動成分の振幅をAw、高さ方向の振動成分の振幅をAtとしたとき、W4>W3+(2×Aw)および T4>T3+(2×At)を満たす。
これにより、第1の開口部15から部品整列通路200の第2の開口部210にチップ部品Cを円滑に導入させていくことができ、その結果、チップ部品Cを効率的に部品整列通路200に導入していくことができる。
本実施形態に係る部品整列装置1において、振動機30は、部品容器10に3次元の振動を与える3軸振動機であり、振動機30は、部品容器10の下面に接触するように設けられている。
これにより、部品容器10内に収容されるチップ部品Cに上下方向への振動も確実に付与できることから、第1の開口部15にチップ部品Cを導入させやすくなり、処理速度を速めることができる。
本実施形態に係る部品整列装置1の通路部220は、湾曲通路223の湾曲形状内周側を形成する内周側の壁部240を有し、その内周側の壁部240は、略一定厚みを有している板状部241を含む。
これによると、内周側の壁部240が板状部241を含むことにより、通路部220を軽くすることができ、その結果、装置全体を軽量化することができる。また、板状部241を湾曲させて整列ブロック20に接合することにより通路部220を形成することもできるため、加工性や製造性が良好であり、装置コストを低減することも可能となる。
本実施形態に係る部品整列装置1においては、湾曲通路223を含む通路部220を構成する内周側の壁部240が、切欠き部242を有している。
これにより、湾曲形状を有している通路部220を通過するチップ部品Cを目視により確認できる。また、チップ部品Cが通路部220で止まるなどの通過不良が起こった場合には、切欠き部242を利用してチップ部品Cを排出部250の方向に押し出すことができるため、通路部220におけるチップ部品Cの詰まり等の不具合を簡単に解消することができる。
本実施形態に係る部品整列装置1において、切欠き部242は、第3の開口部251に連通している。
これにより、通路部220を移送されるチップ部品Cに通過不良が起こった場合には、切欠き部242を利用してチップ部品Cを第3の開口部251まで押し出すなどの処理を行うことができる。このため、チップ部品Cの詰まり等の不具合を簡単に解消しながら、チップ部品Cを第3の開口部251に到達させることができる。
本実施形態に係る部品整列装置1は、第2の開口部210を形成する面である整列ブロック20の上端面22と、第3の開口部251を形成する整列ブロック20の排出面251aとは略平行である。
これにより、第2の開口部210にチップ部品Cを導入しやすいとともに、第3の開口部251においては、チップ部品Cを、第1の主面TS1もしくは第2の主面TS2が上方向を向いた状態で確実に排出させることができる。
本実施形態に係る部品整列装置1は、複数の第3の開口部251のそれぞれに整列した複数のチップ部品Cを、エアー吸引機構43によって同時にピックアップし、かつ、別の場所に移動させるピックアンドプレース機構40をさらに備える。
例えば、従来のパレット型の部品整列装置では、複数のチップ部品が整列したパレットを次々と交換して多数のチップ部品を処理していたが、この場合にはパレットの交換作業等によって作業が分断されていた。しかし本実施形態の部品整列装置1によれば、作業が分断されることなく、整列した複数のチップ部品Cを連続的に別の場所に移動させることができるため、作業効率が向上する。
本実施形態に係る部品整列装置1は、振動機30および部品容器10と、複数の部品整列通路200を有する整列ブロック20とは、振動吸収部材32を介して間接的に接続されている。これにより、複数の部品整列通路200は振動が抑制され、チップ部品Cを円滑に搬送することができる。また、部品整列通路200により排出部250に移送されて整列したチップ部品Cが振動することも抑制され、ピックアンドプレース機構40によるピックアップを円滑に行うことができる。
上記実施形態では、チップ部品Cは、幅方向Wが部品整列装置1の左右方向に沿った状態で移送されるが、その姿勢を、移送方向を軸心として90°転動させ、図13に示すように高さ方向Tが部品整列装置1の左右方向に沿った状態で移送されてもよい。その場合には、長方形状の第1の開口部15および第2の開口部210は、その長さ方向が前後方向に沿うとともに幅方向が左右方向に沿うように形成される。また、通路部220はそのような第1の開口部15および第2の開口部210に対応して形成され、チップ部品Cは、第1の側面WS1もしくは第2の側面WS2が上方向を向いた状態で、排出部250の第3の開口部251に排出される。
また、上記実施形態は、チップ部品CのWT断面が長方形であったが、図14に示すように、WT断面が正方形のチップ部品Cを整列させるように構成することもできる。その場合、第1の開口部15および第2の開口部210も、正方形状に形成される。また、通路部220の断面寸法は、チップ部品CのWT断面の寸法に対して次のように設定される。
図15に示すように、チップ部品Cが通過する際にチップ部品Cの第1の主面TS1または第2の主面TS2に対向する湾曲通路223の、チップ幅寸法W1に対応する幅方向の通路幅寸法をW2、チップ部品Cが通過する際にチップ部品Cの第1の側面WS1または第2の側面WS2に対向する通路部220の、チップ高さ寸法に対応する高さ方向の通路高さ寸法をT2とし、チップ部品Cの第1の端面LS1の対角寸法および第2の端面LS2の対角寸法をD1としたとき、整列させるチップ部品Cのチップ幅寸法W1が、チップ高さ寸法T1と略同じである場合、「T1<T2、W1<W2、T1<W2、W1<T2、T2<L1、W2<L1、T2<D1およびW2<D1」を満たす。また、通路幅寸法W2と通路高さ寸法T2は略等しい。
このように通路部220の断面寸法を設定することにより、WT断面が正方形のチップ部品Cを通路部220において移送させる際に、チップ部品Cが、チップ部品Cの移送方向を軸心として回転することが確実に防がれる。このため、向きが変わることなくチップ部品Cを所望の方向に向けて移送させることができる。
1 部品整列装置
10 部品容器
11 部品容器の底部
11b 部品容器の下面
15 第1の開口部
22 上端面(第2の開口部を形成する面)
30 振動機
32 振動吸収部材
40 ピックアンドプレース機構
43 エアー吸引機構
200 部品整列通路
210 第2の開口部
220 通路部
221 導入通路(通路)
222 排出通路(通路)
223 湾曲通路(通路)
240 内周側の壁部
241 板状部
242 切欠き部
250 排出部
251 第3の開口部
251a 排出面(第3の開口部を形成する面)
Aw 幅方向の振動成分の振幅
At 高さ方向の振動成分の振幅
C チップ部品
D1 対角寸法
L 長さ方向
L1 チップ長さ寸法
LS1 第1の端面
LS2 第2の端面
R 通路の湾曲形状内周側の曲率
T 高さ方向
T1 チップ高さ寸法
T2 通路高さ寸法
T3 第1の開口部の開口高さ寸法
T4 第2の開口部の開口高さ寸法
TS1 第1の主面
TS2 第2の主面
W 幅方向
W1 チップ幅寸法
W2 通路幅寸法
W3 第1の開口部の開口幅寸法
W4 第2の開口部の開口幅寸法
WS1 第1の側面
WS2 第2の側面

Claims (13)

  1. 第1の主面と第2の主面を結ぶ高さ方向のチップ高さ寸法T1および第1の側面と第2の側面を結ぶ幅方向のチップ幅寸法W1よりも、第1の端面と第2の端面を結ぶ長さ方向のチップ長さ寸法L1が長く形成された直方体状の複数のチップ部品を収容する部品容器と、
    前記部品容器の底部の一部に並んで配置され、前記チップ部品が通過する複数の第1の開口部と、
    前記複数の第1の開口部に対応して設けられ、前記複数の第1の開口部を通過した前記チップ部品を移送して整列させる複数の部品整列通路と、
    前記部品容器に振動を与える振動機と、を備える部品整列装置であって、
    前記第1の開口部は、前記チップ部品が、前記第1の端面または前記第2の端面が下方向を向いた状態で通過するように形成され、
    前記部品整列通路は、
    前記第1の開口部から所定の間隔を空けて設けられ、前記第1の開口部を通過した前記チップ部品が、前記第1の端面または第2の端面が下方を向いた状態で導入される第2の開口部と、
    前記第2の開口部に導入された前記チップ部品が、その向きを変更しながら自重で移送される湾曲形状に形成された断面矩形状の湾曲通路を含む通路部と、
    前記湾曲通路を通じて移送された前記チップ部品が、前記第1の主面もしくは前記第2の主面、または前記第1の側面もしくは前記第2の側面が上方向を向いた状態で排出可能に配置される排出部と、を有し、
    前記排出部に、前記排出部に配置される前記チップ部品をそのままの姿勢で上方から排出可能とする第3の開口部が配置されている、部品整列装置。
  2. 前記チップ部品が通過する際に前記チップ部品の前記第1の主面または前記第2の主面に対向する前記湾曲通路の、前記チップ幅寸法W1に対応する幅方向の通路幅寸法をW2、
    前記チップ部品が通過する際に前記チップ部品の前記第1の側面または前記第2の側面に対向する前記湾曲通路の、前記チップ高さ寸法T1に対応する高さ方向の通路高さ寸法をT2とし、
    前記チップ部品の前記第1の端面の対角寸法および前記第2の端面の対角寸法をD1としたとき、
    整列させる前記チップ部品の前記チップ幅寸法W1が、前記チップ高さ寸法T1よりも大きい場合、
    W1<W2<L1、T1<T2<W1およびT1<T2<D1を満たす、請求項1に記載の部品整列装置。
  3. 前記チップ部品が通過する際に前記チップ部品の前記第1の主面または前記第2の主面に対向する前記湾曲通路の、前記チップ幅寸法W1に対応する幅方向の通路幅寸法をW2、
    前記チップ部品が通過する際に前記チップ部品の前記第1の側面または前記第2の側面に対向する前記湾曲通路の、前記チップ高さ寸法に対応する高さ方向の通路高さ寸法をT2とし、
    前記チップ部品の前記第1の端面の対角寸法および第2の端面の対角寸法をD1としたとき、
    整列させる前記チップ部品の前記チップ幅寸法W1が、前記チップ高さ寸法T1と略同じである場合、
    T1<T2、W1<W2、T1<W2、W1<T2、T2<L1、W2<L1、T2<D1およびW2<D1を満たす、請求項1に記載の部品整列装置。
  4. 前記通路幅寸法W2と前記通路高さ寸法T2は略等しい、請求項3に記載の部品整列装置。
  5. 前記湾曲通路の湾曲形状内周側の曲率Rは、前記チップ長さ寸法L1の2倍よりも大きく、前記湾曲通路の湾曲形状内周側の通路長は、前記チップ長さ寸法L1の3倍以上である、請求項1~3のいずれか1項に記載の部品整列装置。
  6. 前記チップ部品が通過する際に前記チップ部品の前記第1の主面または前記第2の主面が通過する側の、前記第1の開口部の幅方向の開口幅寸法をW3、
    前記チップ部品が通過する際に前記チップ部品の前記第1の側面または前記第2の側面が通過する側の、前記第1の開口部の高さ方向の開口高さ寸法をT3とし、
    前記チップ部品が通過する際に前記チップ部品の前記第1の主面または前記第2の主面が通過する側の、前記第2の開口部の幅方向の開口幅寸法をW4、
    前記チップ部品が通過する際に前記チップ部品の前記第1の側面または前記第2の側面が通過する側の、前記第2の開口部の高さ方向の開口高さ寸法をT4とし、
    前記振動機により与えられた前記部品容器の振動のうち、前記幅方向の振動成分の振幅をAw、前記高さ方向の振動成分の振幅をAtとしたとき、
    W4>W3+(2×Aw) および T4>T3+(2×At)を満たす、請求項1~5のいずれか1項に記載の部品整列装置。
  7. 前記振動機は、前記部品容器に3次元の振動を与える3軸振動機であり、前記3軸振動機は、前記部品容器の下面に接触するように設けられている、請求項1~6のいずれか1項に記載の部品整列装置。
  8. 前記通路部は、前記湾曲通路の湾曲形状内周側を形成する内周側の壁部を有し、前記内周側の壁部は、略一定厚みを有している板状部を含む、請求項1~7のいずれかに記載の部品整列装置。
  9. 前記内周側の壁部は、前記湾曲通路に沿って形成された切欠き部を有している、請求項8に記載の部品整列装置。
  10. 前記切欠き部は、前記第3の開口部に連通している、請求項9に記載の部品整列装置。
  11. 前記第2の開口部を形成する面と、前記第3の開口部を形成する面とは略平行である、請求項1~10のいずれか1項に記載の部品整列装置。
  12. 前記第3の開口部に整列した複数の前記チップ部品を、エアー吸引機構によって同時にピックアップし、かつ、別の場所に移動させるピックアンドプレース機構をさらに備える、請求項1~11のいずれか1項に記載の部品整列装置。
  13. 前記振動機および前記部品容器と、前記部品整列通路とは、振動吸収部材を介して間接的に接続されている、請求項1~12のいずれか1項に記載の部品整列装置。
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