JP7290483B2 - シャワールームユニット及び壁下アングル部材 - Google Patents
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また、日本国内では日々の身体洗浄をシャワーのみで済ませる若者や単身者も増加する傾向にある。
上述した理由の他に、大都市圏の狭小アパートでは室内空間の有効活用やコスト低減も含め、シャワールームのニーズが今後とも高まっていくと考えられる。
図5に従来の浴室ユニット100の一例を示すが、洗い場パン123と浴槽パン124を設置し、これらの周囲を取り囲むように壁パネル102と戸104を立設し、壁パネル102の上部に天井パネル103を設置している。また、浴槽パン124の上に浴槽110を設置し、この浴槽110と洗い場パン123との間に浴槽エプロン112を設置し、壁パネル102の一部に水栓105を取り付けている。
前記壁パネルの上部に天井パネルを設置し、水栓等を取り付け、シャワールームが完成する。
図7に従来のシャワールーム131の一例を示すが、排水口142を有する床パン141を設置し、床パン141の周囲を取り囲むように壁パネル132と戸134を立設し、壁パネル132の上部に天井パネル133を設置している。また、壁パネル132の一部に水栓135を取り付け、この水栓135にシャワーホース136とシャワーヘッド137を接続し、壁パネル132の必要位置に鏡138を設置してシャワールーム131が構成されている。
従来、浴室ユニット用洗い場パンとシャワールームユニット用床パンとは、外周部の形状(特に浴室ユニット用洗い場パンの浴槽パン嵌合部)が異なるため、各々を専用部材として別々に設計し、製造し、設置されている。
そのため、シャワールームユニット専用の床パンを新たに用意するためには、新たな設計、評価に加え、金型や設備への新たな投資や、品種増に伴う管理費用の増加が起きるなどの問題点があった。
図5に示す一般的な浴室ユニット100においては、洗い場パン123の浴槽パン側に浴槽エプロン112の下端と浴槽パン124の端部を受けるための浴槽パン嵌合部120を有する堤121が設けられている。
浴槽パン嵌合部120と堤121の部分の詳細構造を図6に示す。
洗い場パン123の浴槽側に堤121が設けられ、更に外側に凹凸部を有する浴槽パン嵌合部120が設けられている。浴槽パン嵌合部120の凹凸部に係合するように浴槽パン124の端縁部が重ねられ、ビス156により連結されている。
浴槽エプロン112の下端部は堤121の洗い場パン側の上端部に当接され、堤121の浴槽パン側の上端部にエプロン受け材125が設置されている。エプロン受け材125の下部と堤121の一部を貫通したビス157によりエプロン受け材125が堤121に固定されるとともに、浴槽エプロン112の下端部とエプロン受け材125の上端部を貫通したビス158により浴槽エプロン112が固定されている。
また、堤121は、浴室ユニット100に浴槽パン124、または浴槽エプロン112を設置する際に防水構造で接続しやすい形状にはなっているが、堤121の上面に直接壁パネルを立設できる様に検討・設計されてはいない。
(1)本発明に係るシャワールームユニットは、平面視矩形状であり、排水口を有する床パンと、該床パンの一辺外縁に上方に突出して設けられた堤と、該堤の外方に延出するように設けられた浴槽パン嵌合部と、前記床パンの他の3辺の外縁に設けられた壁載置部と、前記床パンの下面側四方に設けられた脚とを有する浴室ユニット用洗い場パンと、前記堤の上と前記壁載置部の上に立設される壁パネルまたは戸と、前記壁パネルの上部に配置される天井パネルを具備するシャワールームユニットであって、前記堤の上に前記壁パネルまたは前記戸を連設するための壁下アングル部材が設けられたことを特徴とする。
(3)本発明に係るシャワールームユニットにおいて、前記壁下アングル部材が、前記堤にその上方から被せられる逆U字型の固定部と、前記固定部の上方に設けられて中空部を有する胴体部と、前記胴体部上面に形成された壁受け部と、前記壁受け部において前記浴槽パン嵌合部側に立設された壁支え部材を備えた構成を採用できる。
(5)本発明に係るシャワールームユニットにおいて、前記室外側堤受け部と前記室内側堤受け部の少なくとも一方と前記堤との間、または、前記固定部と前記堤との間に防水部材が配置された構成を採用できる。
(6)本発明に係るシャワールームユニットにおいて、前記床パンに設けられた排水口が、前記堤の長手方向中央側、かつ、前記堤近傍に配置され、前記浴槽パン嵌合部の裏面側であって、前記浴槽パン嵌合部の長手方向端部より、前記浴槽パン嵌合部の全長の1/4から2/5の位置に補助脚が設けられた構成を採用できる。
(10)本発明に係る壁下アングル部材は、前記固定部において、前記堤に被せられる部分の内面に防水部材収納用の凹部が形成された構成を採用できる。
このため、シャワールームユニット専用の床パンを新たに設計し、用意する必要がなくなり、シャワールームユニット専用の評価を行うことも不要となり、シャワールームユニット用の新たな金型や設備への投資は不要となる。このため、浴室ユニット用の床パンを必要品種設計し、製造して用意しておくならば、シャワールーム用に別途設計開発や製造と、評価を行う必要がなくなり、浴室用とシャワールーム用の床パンを別々に用意していた場合に比べ、品種増に伴う管理費用の増加を抑制できる効果がある。
この構成の場合、逆U字型の堤受け部で堤を狭持し、挟持した防水部材により止水することで、コーキング剤の塗布等の後加工が不要となり、施工性が向上するとともに防水部分の意匠性が向上する。
また、逆U字型の固定部を堤に被せて壁下アングル部材を堤に固定することで、堤に対し壁下アングル部材を強固に接合した構造を得ることができ、壁下アングル部材で壁パネルや戸を安定支持した構成のシャワールームユニットを提供できる。
また、排水口近傍に体重をかけたとしても、床パンの変形量を少なくできることから、床パンの設置作業時に床パンの浮きを防止でき、床パン設置作業時の位置ずれ発生を防止できる効果がある。
以下、本発明の第1実施形態を挙げて本発明の詳細を説明する。
図1(a)は、本発明に係る第1実施形態のシャワールームユニット1の平面図、図1(b)は、図1(a)に示すX1-X2線に沿う断面図、図1(c)は、シャワールームユニット1の底面図、図1(d)は、図1(a)に示すY1-Y2線に沿う断面図を示す。
本実施形態のシャワールームユニット1は、平面視矩形状の床パン11と、その周囲3辺の外縁に立設された壁パネル2及び戸(開閉戸)4と、壁パネル2の上部に設置された天井パネル3を備えている。また、壁パネル2の一部に水栓5が取り付けられ、図1(b)、(d)にも示すようにこの水栓5にシャワーホース6、シャワーヘッド7が連結され、壁パネル2において水栓5の上方に図示略の鏡が設置されている。
床パン11の底壁下面側には図1(c)に示すように4隅に近い部分に脚30が取り付けられ、4本の脚30に支持されて床パン11が水平に設置されている。脚30は台座部30aに設けたねじ孔に対しねじ軸30bをねじ込み貫通させたもので、ねじ軸30bの長さを個々に微調節可能な構造とされている。床パン11は、脚30の長さを微調整することでシャワールームユニット1の設置面上に水平支持されている。
なお、床パン11の底面側には図1(c)に示すように井桁状に組まれた補強リブ19が複数形成され、床パン11の構造強度が向上されている。
図4に示すように縁板部20aと補強リブ20b、20bと堤21は、床パン11の一方の長辺側全長に沿うように形成され、縁板部20aと補強リブ20b、20bと堤21の長さ方向両端部はそれらに対応する位置に形成された端板部23に一体化されている。
本実施形態の構造において、床パン11には、図3に示すように浴槽パン嵌合部20から室内15側に連続し、該浴槽パン嵌合部20よりも高い位置に上面を持つ堤21が設けられている。この堤21は、浴室ユニットとして使用した際に、浴槽パン嵌合部20側へ湯水が流出しにくいように床パン11の長辺側の1辺の端から端まで連続して設けられている。
床パン11の排水口12は、図1、図4に示すように堤21の近傍であり、かつ、左右勝手違いを生じない位置として、浴槽パン嵌合部20側の中央近傍の底壁11aに設けられている。なお、底壁11aの上面には排水口12に向かう勾配が付与されている。
壁下アングル部材40aは、それぞれ板状の固定部41aと室外側堤受け部44aと室内側堤受け部42aと胴体部48aと壁受け部47aと壁支え部材50とからなる。
図2に示すように、固定部41aに対し室外側堤受け部44aが直角に延出され、室外側堤受け部44aに対し室内側堤受け部42aが直角に延出され、室内側堤受け部42aに対し胴体部48aが直角に延出され、胴体部48aに対し壁受け部47aが直角に延出されている。
壁下アングル部材40aは堤21における堤ヘリ部21bの上面側から堤外壁部21cの上部外側面側にかけて設置された防水部材53を介し堤21の上方に設置されている。
図3に示すように固定部41aと縁板部20aを貫通したビス56により壁下アングル部材40aが浴槽パン嵌合部20と堤21に対し固定されている。
壁下アングル部材40aは床パン11の長辺側の1辺と同等長さに、即ち、堤21と同等長さに形成されている。即ち、床パン11の堤21をほぼ全長に渡り壁下アングル部材40aが覆うように壁下アングル部材40aが配置されている。
そして、壁受け部47aの上に防水部材54を介し壁パネル2が立設されている。図3の構造では具体的に、壁パネル2の下端に位置するフレーム2aが防水部材54の上に設置されている。
なお、ビス止めした固定部41aはシャワールームにおいて室外16側に配置されるとともに、防水部材53、54で止水がなされるため、ビス56で固定した箇所の止水には影響が出ない。
壁受け部47aに壁パネル2を立設した後、堤21と堤受け部42aとの間の部分、及び、壁パネル2と壁受け部47aとの間の部分にそれぞれコーキング剤55が注入されており、これらの部分がコーキング剤55の充填により、より完全に止水されている。
この床パン11に対し、壁下アングル部材40aを設置した場所以外の壁載置部13に壁パネル2、戸(開閉戸)4を立設し、それらの上に天井パネル3を設置し、水栓5等の水廻りの設備を取り付けると、図1に示す構成のシャワールームユニット1が完成する。
また、例えば、浴室用の床パン11の堤21が浴槽パン嵌合部側よりの位置に設けられている構造の場合、胴体部48aの位置と壁受け部47aの位置を室内15の中央側よりの位置とすることでシャワールームユニット1における壁パネル2の位置よりも外側よりの位置に床パン11の堤21が配置されることとなる。堤21の位置が壁パネル2の位置よりも若干でも室外側にあると、使用者の位置が壁パネル2に近付いた場合に足先周りに余裕が生じるので、足先が堤21に当たりにくい構造とすることができる。
なお、図3に示す構造において、堤21を構成する堤内壁部21a、堤外壁部21cにより壁下アングル部材40aを支持しているので、壁パネル2を支持するための構造強度を十分に確保することができる。
以下、図8、図9を基に、本発明に係る第2実施形態のシャワールームユニット用壁下アングル部材40bを挙げて本発明の詳細を説明する。
本発明の第2実施形態に係る壁下アングル部材40bは、図8、図9に示す通り、堤受け部42bが縦断面逆U字型であり、この堤受け部42bを堤21の上方から堤21の上端部に嵌合することで堤21を狭持することができる。
図8と図9には描かれていないが、壁下アングル部材40bは第1実施形態の壁下アングル部材40aと同様に、床パン11の堤21とほぼ同等長さに形成されている。このため、縦断面逆U字型に配置されている室外側受け部44bと室内側受け部45は床パン11の堤21についてそのほぼ全長を挟持できる。
堤受け凹部43と室内側堤受け凹部46には、防水部材52Aと防水部材52Bが貼り付けられている。
防水部材52Aと防水部材52Bを設けることで、図9に示すように壁下アングル部材40bを堤21に取り付けた場合、堤受け部42bを介して室外16へ流出しようとする湯水を止めることができる。
また、図3に示す壁下アングル40aでは壁下アングル40aと堤21の間にコーキング剤55を充填する必要があったが、逆U字型の堤受け部42bで堤21を狭持し止水することで、図9の構造ではコーキング剤が不要となり、意匠性が向上する。
さらに、胴体部48bの内側に中空部49を設けたことにより、壁パネル2を支える強度が向上する効果と、中空部49の存在による断熱効果によって結露抑制効果を得ることができる。
図5に示す通り、浴室ユニット100用に利用する場合、従来の洗い場パン123は、浴槽パン124や浴槽エプロン112と連接された状態で排水口周りの強度を確保している。
しかし、床パン11をシャワールームユニット1に適用する場合、床パン11は単独で使用されることとなる。この場合、床パン11用の脚30は底壁11aの底面の4隅近くに1本ずつ、合計4本設けられている。
このままの構成で、施工時(壁パネル2が立設される前)に浴槽パン嵌合部20に足を乗せ、床パン1に作業者の体重をかけてしまうと、てこの原理により床パン11の反対側に浮きが生じたり、床パン11の設置位置が移動してしまうなどの問題を生じるおそれがある。
補助脚31を設けることで床パン11の変形量を抑制することができ、施工時の床パン11の浮きも抑えることができる。
浴槽パン嵌合部20に補助脚31を取り付けることで、排水トラップ17に排水管18を接続する際、図1(c)に示すように、4方向のうち、どの方向でも真っ直ぐ取り出すことができるため、現地での排水経路の選択範囲が多様となる。
補助脚31の取付位置は、浴槽パン嵌合部20の裏面側であって、浴槽パン嵌合部20の長手方向端部より、浴槽パン嵌合部20の全長(全幅)の1/4~2/5の範囲の位置に補助脚31を取り付けることが好ましい。
また、図1(b)に示す方向から補助脚31を見ると、補助脚31は隣接する他の脚30とともに排水トラップ17を挟む位置にあり、図1(d)に示す方向から補助脚31を見ると他の脚30よりも排水トラップ17の近傍を支持しているので、1本の補助脚31を設けることで床パン11をより安定的に支持することができるようになる。
Claims (10)
- 平面視矩形状であり、排水口を有する床パンと、該床パンの一辺外縁に上方に突出して設けられた堤と、該堤の外方に延出するように設けられた浴槽パン嵌合部と、前記床パンの他の3辺の外縁に設けられた壁載置部と、前記床パンの下面側四方に設けられた脚とを有する浴室ユニット用洗い場パンと、
前記堤の上と前記壁載置部の上に立設される壁パネルまたは戸と、前記壁パネルの上部に配置される天井パネルを具備するシャワールームユニットであって、
前記堤の上に前記壁パネルまたは前記戸を連設するための壁下アングル部材が設けられたことを特徴とするシャワールームユニット。 - 前記壁下アングル部材が、前記浴槽パン嵌合部上面側に固着される固定部と、前記固定部より上方に延設され前記堤の室外側に沿わせられる室外側堤受け部と、前記室外側堤受け部より前記堤の上端側を覆うように延設された室内側堤受け部と、前記室内側堤受け部より上方に延設された胴体部と、前記胴体部から室外側に延設された壁受け部と、前記壁受け部の室外側の端部に立設された壁支え部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載のシャワールームユニット。
- 前記壁下アングル部材が、前記堤にその上方から被せられる逆U字型の固定部と、前記固定部の上方に設けられて中空部を有する胴体部と、前記胴体部上面に形成された壁受け部と、前記壁受け部において前記浴槽パン嵌合部側に立設された壁支え部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載のシャワールームユニット。
- 前記逆U字型の固定部において、前記堤に被せられる部分が、室外側堤受け部と室内側堤受け部により形成されたことを特徴とする請求項3に記載のシャワールームユニット。
- 前記室外側堤受け部と前記室内側堤受け部の少なくとも一方と前記堤との間、または、前記固定部と前記堤との間に防水部材が配置されたことを特徴とする請求項2または請求項4に記載のシャワールームユニット。
- 前記床パンに設けられた排水口が、前記堤の長手方向中央側、かつ、前記堤近傍に配置され、前記浴槽パン嵌合部の裏面側であって、前記浴槽パン嵌合部の長手方向端部より、前記浴槽パン嵌合部の全長の1/4から2/5の位置に補助脚が設けられたことを特徴とする請求項1~請求項5のいずれか一項に記載のシャワールームユニット。
- 平面視矩形状の床パンと、該床パンの一辺外縁に上方に突出して設けられた堤と、該堤の外方に延出するように設けられた浴槽パン嵌合部と、前記床パンの他の3辺の外縁に設けられた壁載置部と、前記床パンに形成された排水口と、前記床パンの下面側四方に設けられた脚とを有する浴室ユニット用洗い場パンに適用され、
前記堤の上と前記壁載置部の上に立設される壁パネルまたは戸と、前記壁パネルの上部に配置される天井パネルを具備するシャワールームユニットに適用される壁下アングル部材であって、
前記浴槽パン嵌合部上面側に固着される固定部と、前記固定部より上方に延設され前記堤の室外側に沿わせられる室外側堤受け部と、前記室外側堤受け部より前記堤の上端側を覆うように延設された室内側堤受け部と、前記室内側堤受け部より上方に延設された胴体部と、前記胴体部から室外側に延設された壁受け部と、前記壁受け部の室外側の端部に立設された壁支え部材を備え、
前記堤の上に前記壁パネルまたは前記戸を連設するために配置されることを特徴とする壁下アングル部材。 - 平面視矩形状の床パンと、該床パンの一辺外縁に上方に突出して設けられた堤と、該堤の外方に延出するように設けられた浴槽パン嵌合部と、前記床パンの他の3辺の外縁に設けられた壁載置部と、前記床パンに形成された排水口と、前記床パンの下面側四方に設けられた脚とを有する浴室ユニット用洗い場パンに適用され、
前記堤の上と前記壁載置部の上に立設される壁パネルまたは戸と、前記壁パネルの上部に配置される天井パネルを具備するシャワールームユニットに適用される壁下アングル部材であって、
前記堤にその上方から被せられる逆U字型の固定部と、前記固定部の上方に設けられて中空部を有する胴体部と、前記胴体部上面に形成された壁受け部と、前記壁受け部において前記浴槽パン嵌合部側に立設された壁支え部材を備え、
前記堤の上に前記壁パネルまたは前記戸を連設するために配置されることを特徴とする壁下アングル部材。 - 前記逆U字型の固定部において、前記堤に被せられる部分が、室外側堤受け部と室内側堤受け部により形成されたことを特徴とする請求項8に記載の壁下アングル部材。
- 前記固定部において、前記堤に被せられる部分の内面に防水部材収納用の凹部が形成されたことを特徴とする請求項9に記載の壁下アングル部材。
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