JP2006263381A - 浴槽 - Google Patents
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Abstract
【課題】 浴槽据置部に防水パンを設置する場合にも、また、これを設置しない場合にも、共用して浴室ユニットを形成することができる浴槽を提供する。
【解決手段】 洗い場と浴槽載置部とが連設された防水パンの四周に壁パネルが立設された浴室ユニット、および、洗い場を形成した防水パン9の浴槽側を除く周囲3辺に壁パネル3が立設されるとともに浴槽框部13の洗い場側を除く周囲3辺に壁パネル31が立設された浴室ユニット14に用いられる浴槽であって、浴槽框部周縁が平面視矩形に形成され、浴槽框部の洗い場側を除く周囲3辺の周縁に、壁パネル載置部132とその外方に立設された水返し壁131とが形成されていることを特徴とする浴槽1。
【選択図】 図6
【解決手段】 洗い場と浴槽載置部とが連設された防水パンの四周に壁パネルが立設された浴室ユニット、および、洗い場を形成した防水パン9の浴槽側を除く周囲3辺に壁パネル3が立設されるとともに浴槽框部13の洗い場側を除く周囲3辺に壁パネル31が立設された浴室ユニット14に用いられる浴槽であって、浴槽框部周縁が平面視矩形に形成され、浴槽框部の洗い場側を除く周囲3辺の周縁に、壁パネル載置部132とその外方に立設された水返し壁131とが形成されていることを特徴とする浴槽1。
【選択図】 図6
Description
本発明は、浴室ユニットに用いる浴槽に関するものである。
従来、浴室ユニットは、例えば、洗い場および浴槽載置部が連設された防水パンと、この防水パンの浴槽載置部(浴槽下の防水パン)に設置された浴槽と、防水パンの周縁(四周)に立設され、防水パンおよび浴槽の周囲を包囲する壁パネルと、これらの壁パネルによって形成された上方開口部を覆う天井パネルとから構成される構造が多く採用されている。
浴室ユニットは、基本的には、上記の様な構成からなるが、浴室を形成する部材の構成としては、大きく別けて2つの方式がとられている。その1つは、上記の様に、洗い場と浴槽載置部とが連設された防水パン(以下、浴槽載置型防水パンという場合がある)と、この周囲を包囲する壁パネルと、天井パネルと、浴槽とからなる、浴槽下に防水パンを配置した構造である。この場合、洗い場および浴槽載置部が別体として形成されて、適宜の連結具で両者が連結されてなる防水パンが用いられていても良い(例えば、特許文献1参照)。
また、他の1つは、防水パンが洗い場パンのみからなるものであり、これと周囲壁パネル、天井パネル、浴槽とからなる、浴槽下に防水パンを持たない構造である(例えば、特許文献2参照)。
前者の例として、特許文献1に具体的に記載されている浴室ユニットは、洗い場部と浴槽据置部とを有し、該浴槽据置部上に浴槽が据え置かれる形式の「浴槽据置式の防水パン」を用い、前記洗い場部と浴槽据置部とを別体に構成し、且つ該浴槽据置部周縁の周壁部を実質上同じ高さにして構成されたものである。
また、後者の例として、特許文献2に記載されている浴室ユニットは、浴槽と防水パンの周囲に壁パネルが立設された浴室ユニットにおいて、浴槽嵌め込み口と立壁部を有する浴槽設置部材の浴槽嵌め込み口に浴槽の周縁部を掛止めさせて浴槽が設置される構造をとったものである。
然しながら、上記浴室ユニットの2つの方式において、従来の浴槽は方式間の互換性が無く、防水パンの種類毎に異なる仕様のものを揃える必要があった。この為、両方を製造する場合にはそれぞれ専用の金型、部材を必要とするために、多大の設備投資、製造コストを要するという問題があった。
本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑み、浴槽載置型防水パンを配設する場合にも、また、洗い場のみからなる防水パンを配設する場合、即ち浴槽下に防水パンを配設しない場合にも、共用して浴室ユニットを形成することができる浴槽を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、洗い場と浴槽載置部とが連設された防水パンの四周に壁パネルが立設された浴室ユニット、および、洗い場を形成した防水パンの浴槽側を除く周囲3辺に壁パネルが立設されるとともに浴槽框部の洗い場側を除く周囲3辺に壁パネルが立設された浴室ユニットに用いられる浴槽であって、浴槽框部周縁が平面視矩形に形成され、浴槽框部の洗い場側を除く周囲3辺の周縁に、壁パネル載置部とその外方に立設された水返し壁とが形成されていることを特徴とする浴槽である。
本発明の浴槽は、底面部と、その周囲に立設された側壁部と、この側壁部の上縁に形成された框部とを備えている。
上記浴槽本体の材質は、従来から浴槽の材質に使用されているものが使用できるものであって、特に限定されないが、例えば、FRP、アクリル樹脂等の合成樹脂や木材やホウロウ引き鋳鉄、ステンレス鋼等の金属や人造大理石等の無機質材料等が使用できる。
上記浴槽本体の材質は、従来から浴槽の材質に使用されているものが使用できるものであって、特に限定されないが、例えば、FRP、アクリル樹脂等の合成樹脂や木材やホウロウ引き鋳鉄、ステンレス鋼等の金属や人造大理石等の無機質材料等が使用できる。
上記框部は、平板形状でも良く、屈折形状にして、端部を下方に折り返しても良い。また、側壁部の上縁から上方に2段階以上の階段状にしても良い。入浴者の快適な触感を得る為に、角部、隅部にはアールを施しても良い。框部周縁は平面視矩形に形成される。
洗い場側を除く周囲3辺の框部の周縁には、壁パネル厚さ以上の平坦部が設けられ、壁パネル載置部として用いられる。この場合、周縁とは、框部の最も上位面の浴槽から外側の部位を指すものとする。壁パネル厚さは、壁パネルの材質、構成にもよるが、通常1mm〜20mm程度であるので、平坦部の幅は通常1mm〜20mm以上とされる。框部は入浴者の手摺り、肘掛け、ヘッドレストとして機能するものであり、また、視覚的にも安楽感を覚える程度の幅を持つことが望ましいので、框部の幅は、全体として通常30mm〜300mm程度であることが望ましい。小さすぎると、上記の機能が損なわれる。大きすぎると、浴槽が大きくなり高価になる。
洗い場側を除く周囲3辺の框部の周縁には、壁パネル厚さ以上の平坦部が設けられ、壁パネル載置部として用いられる。この場合、周縁とは、框部の最も上位面の浴槽から外側の部位を指すものとする。壁パネル厚さは、壁パネルの材質、構成にもよるが、通常1mm〜20mm程度であるので、平坦部の幅は通常1mm〜20mm以上とされる。框部は入浴者の手摺り、肘掛け、ヘッドレストとして機能するものであり、また、視覚的にも安楽感を覚える程度の幅を持つことが望ましいので、框部の幅は、全体として通常30mm〜300mm程度であることが望ましい。小さすぎると、上記の機能が損なわれる。大きすぎると、浴槽が大きくなり高価になる。
洗い場側を除く周囲3辺の框部の周縁には、壁パネル載置部の外方に垂直方向に連なる水返し壁を備える。水返し壁の高さは平坦部より、通常10mm〜100mm程度であることが望ましい。小さすぎると、浴槽からの水が、壁パネルとの間を通って漏れる場合がある。大きすぎると、浴槽が大きくなり高価になる。水返し壁の厚さは、浴槽本体の厚さ程度が望ましい。通常1mm〜20mm程度であることが望ましい。薄すぎると破損し易い。厚すぎると重量が増大し、高価になる。
水返し壁は、框部の下方への水返し壁が延設された垂下壁と一体となり、全体として框部周縁より垂直方向に上下に広がる平板を形成しても良い。この場合、壁パネルと当接するために、外側は平坦な面を形成することが必要である。また、平坦部と水返し壁の隅部は直角形状であっても良く、幾分アールを設けても良い。水返し壁の内面、外面共に、壁パネルが接する配置を取る場合があるので、平坦であることが望ましい。
水返し壁の材質は、上記の浴槽の材質と同様のものが使用できる。特に限定されないが、例えば、FRP、アクリル樹脂等の合成樹脂や木材やホウロウ引き鋳鉄、ステンレス鋼等の金属や人造大理石等の無機質材料等が使用できる。
水返し壁の形成方法は、浴槽と同時に一体成形しても良いし、予め板材を成形加工しておいて、浴槽本体に接着加工しても良い。
水返し壁の形成方法は、浴槽と同時に一体成形しても良いし、予め板材を成形加工しておいて、浴槽本体に接着加工しても良い。
壁パネルとしては、例えば塩ビ鋼板やFRP板の裏面に裏打材である石膏ボードを貼り合わせて形成されたもの、2層の塩ビ鋼板やFRP板の中間層に裏打材である石膏ボードを貼り合わせて形成されたもの、塩ビ鋼板やFRP板の裏面に裏打材としてプラスチック発泡材などを貼り合わせて形成されたものなどが用いられる。塩ビ鋼板やFRPの左右両端縁は、層間への水の侵入を防ぐ為に、背面側に折曲されて折り曲げ部が形成されたものが好んで用いられる。
隣接する壁パネルの突き合わせ部や壁パネルの下端縁と防水パンの周縁、浴槽周囲3辺の周縁の壁パネル載置部との間、また、場合によっては、壁パネルと水返し壁の内面、外面の間などには、シリコンコーキングが充填され、水密性が確保される。シリコンコーキングは、エポキシなどの接着剤で接着した後、充填されても良い。
洗い場を形成した防水パン、および、浴槽載置型防水パンの材質は、防水機能があり、強度に優れる材質が使用される。特に限定されないが、例えば、FRP、アクリル樹脂等の合成樹脂や木材やホウロウ引き鋳鉄、ステンレス鋼等の金属や人造大理石等の無機質材料等が使用できる。洗い場の防水パンには、タイルなどを貼り付けて洗い場床を形成しても良い。
なお、本発明において、洗い場と浴槽載置部とが連設された防水パンとは、浴槽下に配設される防水パンであって、洗い場と浴槽載置部とが一体成形されて連設されてなる場合が多いが、両者が別体として成形されていて、適宜の連結具によって連結されてなる防水パンをも包含する概念である。
以下、洗い場と浴槽載置部とが連設された防水パンを浴槽載置型防水パンという場合がある。
また、本発明において、洗い場を形成した防水パンとは、浴槽据置部が形成されていない、洗い場のみからなる防水パンであって、浴槽下に防水パンを配設しない場合に用いられる。
なお、本発明において、洗い場と浴槽載置部とが連設された防水パンとは、浴槽下に配設される防水パンであって、洗い場と浴槽載置部とが一体成形されて連設されてなる場合が多いが、両者が別体として成形されていて、適宜の連結具によって連結されてなる防水パンをも包含する概念である。
以下、洗い場と浴槽載置部とが連設された防水パンを浴槽載置型防水パンという場合がある。
また、本発明において、洗い場を形成した防水パンとは、浴槽据置部が形成されていない、洗い場のみからなる防水パンであって、浴槽下に防水パンを配設しない場合に用いられる。
本発明は、洗い場と浴槽載置部とが連設された防水パンの四周に壁パネルが立設された浴室ユニット、および、洗い場を形成した防水パンの浴槽側を除く周囲3辺に壁パネルが立設されるとともに浴槽框部の洗い場側を除く周囲3辺に壁パネルが立設された浴室ユニットに用いられる浴槽であって、浴槽框部周縁が平面視矩形に形成され、浴槽框部の洗い場側を除く周囲3辺の周縁に、壁パネル載置部とその外方に立設された水返し壁とが形成されている浴槽であるので、浴槽下に浴槽載置型防水パンを設置する場合にも、また、洗い場を形成した防水パンを用いる場合、即ち、浴槽下に防水パンを設置しない場合にも、共用して壁パネルと収まり良く浴室ユニットを作ることができる浴槽を提供できる。
従って、従来の如く、防水パンの上記種類毎に異なる浴槽を準備する必要がないので、製造コストの低減を図ることができる。
従って、従来の如く、防水パンの上記種類毎に異なる浴槽を準備する必要がないので、製造コストの低減を図ることができる。
以下、本発明の浴槽、およびこれを用いた浴室ユニットの実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の浴槽の例を示す斜視図であり、(a)は、エプロンが設けられていない浴槽を示し、(b)は、洗い場側の框部とエプロンとが一体となった浴槽を示す斜視図である。(a)、(b)共に、浴槽の長手方向の一端の框部は構造を示すために切断した部分断面図としている。
浴槽は、底面部11と、その周囲に立設された側壁部12と、この側壁部の上縁に形成された框部13とを備えている。洗い場側(図における右側手前に位置する)を除く框部13の周囲3辺の周縁には、後述する壁パネルの厚さ以上の幅を有する平坦部からなる壁パネル載置部132と、この外方に垂直方向に立設して連なる水返し壁131を備えている。133は水返し壁が延設された垂下壁であり、水返し壁131と平板を形成し、この平板外面は垂直方向に平坦な面を形成している。
浴槽1には、洗い場側の框部に、例えばFRP製の、エプロン5が一体に形成されていても良い。
浴槽は、底面部11と、その周囲に立設された側壁部12と、この側壁部の上縁に形成された框部13とを備えている。洗い場側(図における右側手前に位置する)を除く框部13の周囲3辺の周縁には、後述する壁パネルの厚さ以上の幅を有する平坦部からなる壁パネル載置部132と、この外方に垂直方向に立設して連なる水返し壁131を備えている。133は水返し壁が延設された垂下壁であり、水返し壁131と平板を形成し、この平板外面は垂直方向に平坦な面を形成している。
浴槽1には、洗い場側の框部に、例えばFRP製の、エプロン5が一体に形成されていても良い。
図2は、本発明の浴槽の洗い場側を除く周囲3辺の框部の種々の例を示す断面図である。
(a)、(b)、(c)、(d)に示す各々の框部13は、共に、浴槽の側壁部12の上縁に位置するものである。(a)では、框部13の周縁に、壁パネルの厚さ以上の幅を有する平坦部からなる壁パネル載置部132と、この外方に垂直方向に立設して連なる水返し壁131が備えられており、(b)では、水返し壁131の下方に延設された垂下壁133が設けられており、図1と同様に両者によって平板が形成されている。
(c)では、側壁部の上縁から上方に2段階の階段状の框部が形成され、周縁には水返し壁131のみが形成されている。
(d)では、(c)における水返し壁131の下方に垂下壁133が延設されている。
(a)、(b)、(c)、(d)に示す各々の框部13は、共に、浴槽の側壁部12の上縁に位置するものである。(a)では、框部13の周縁に、壁パネルの厚さ以上の幅を有する平坦部からなる壁パネル載置部132と、この外方に垂直方向に立設して連なる水返し壁131が備えられており、(b)では、水返し壁131の下方に延設された垂下壁133が設けられており、図1と同様に両者によって平板が形成されている。
(c)では、側壁部の上縁から上方に2段階の階段状の框部が形成され、周縁には水返し壁131のみが形成されている。
(d)では、(c)における水返し壁131の下方に垂下壁133が延設されている。
以下、上記本発明の浴槽を用いて構成される浴室ユニットについて説明する。
図3は、本発明の浴槽に壁パネルを施工した例を示す部分断面斜視図であり、浴槽の洗い場側を除くニ方のコーナーのうち、一つの浴槽コーナーを示している。これは、3辺の框部のうち2辺が形成するコーナーであり、浴槽下には浴槽載置型防水パン(図示せず)が併設されている場合である。
コーナーの2辺の壁パネル31が、浴槽の框部13の水返し壁131の外面に当接する位置で、防水パンの周縁に立設されている。壁パネルの下端縁(図示せず)と防水パンの周縁並びに、壁パネル31と水返し壁131および垂下壁133の外側の平面の間には、シリコンコーキング(図示せず)が充填され、水密性が確保される。
図3は、本発明の浴槽に壁パネルを施工した例を示す部分断面斜視図であり、浴槽の洗い場側を除くニ方のコーナーのうち、一つの浴槽コーナーを示している。これは、3辺の框部のうち2辺が形成するコーナーであり、浴槽下には浴槽載置型防水パン(図示せず)が併設されている場合である。
コーナーの2辺の壁パネル31が、浴槽の框部13の水返し壁131の外面に当接する位置で、防水パンの周縁に立設されている。壁パネルの下端縁(図示せず)と防水パンの周縁並びに、壁パネル31と水返し壁131および垂下壁133の外側の平面の間には、シリコンコーキング(図示せず)が充填され、水密性が確保される。
また、図4は、本発明の浴槽に壁パネルを施工した他の例を示す部分断面斜視図であり、洗い場を形成した防水パン(図示せず)を配設した場合、即ち浴槽下に防水パンを併設しない場合である。コーナーの2辺の壁パネル31が、水返し壁131内面に接する状態で、壁パネル載置部132に載置され、浴室ユニットを形成している。この場合、壁パネル3の下端縁と、壁パネル載置部132および、水返し壁131の内側の間は、エポキシなどの接着剤で接着した後、シリコンコーキング(図示せず)が充填され、水密性が確保される。
この様に、浴室ユニットの異なる方式間でも、共用して本発明の浴槽を使うことができる。
この様に、浴室ユニットの異なる方式間でも、共用して本発明の浴槽を使うことができる。
図5および図6は、本発明の浴槽を用いて構成される浴室ユニットの例を示す断面図であり、図5は、浴槽載置型防水パンを、図6は、洗い場を形成した防水パンを用いる場合、即ち浴槽下に防水パンを配設しない場合を示している。
図5において、浴室ユニット10は、浴槽載置型防水パン2と、この上に設置された浴槽1と、防水パン2の周縁に立設され、防水パン2および浴槽1の周囲を包囲する壁パネル3と、これらの壁パネル3によって形成された上方開口部を覆う天井パネル4とから構成されている。なお、防水パン2は洗い場21と浴槽載置部22とを有し、一体成形されてなるものであるが、別体として構成されていて、図示しない締結具によって締結されていても良い。浴室ユニット10は、本発明の浴槽1を用い、浴槽載置型防水パン2を併設されている場合であるので、洗い場側を除く三方の壁パネル31が、浴槽1の框部13の水返し壁131外面に当接する位置で、防水パン2の浴槽載置部22の周縁212に立設されている。51はエプロンであり、7は支持脚である。
図6において、浴室ユニット14は、防水パンとしては洗い場を形成した防水パン9を用いており、浴槽1は、浴槽載置体6の上に設置されている。浴槽載置体6は、特に防水機能を持つものではない。浴室ユニット14も、本発明の浴槽1を用いるが、浴槽載置型防水パンを併設しない場合であるので、洗い場側を除く三方の壁パネル31が、水返し壁131内面の框部周縁の壁パネル載置部132に立設されている。従って、この場合、三方の壁パネル31は浴槽1の框部13より上方に形成される。一方、図5および図6において、洗い場の浴槽側を除く部分に設けられる壁パネル32は、浴槽載置型防水パン2の洗い場21の周縁、または、洗い場を形成した防水パン9の周縁211に立設され、これらの壁パネル31および32によって形成された上方開口部を覆う天井パネル4が構成される。
この様に、本発明の浴槽は、浴室ユニットの異なる方式間でも、共用して使える浴槽である。
この様に、本発明の浴槽は、浴室ユニットの異なる方式間でも、共用して使える浴槽である。
図7および図8は、本発明の浴槽を用いた浴室ユニットの構成を示すための模式的斜視図であり、図7は浴槽載置型防水パンを用いる場合、図8は洗い場を形成した防水パンを用いる場合である。両図共に、(a)は分解図、(b)は組み立て図を示す。
図7(a)において、本発明の浴室ユニットの主な部材構成は、洗い場21、および浴槽載置部22を形成した浴槽載置型防水パン2と、この上に設置されるエプロン5を備えた浴槽1と、防水パン2の周縁に立設され、防水パン2および浴槽1の周囲を包囲する壁パネル3(31と32からなる)と、天井パネル4とから構成される。図7(b)に示すように、浴槽載置型防水パンを用いる場合、壁パネル31は、浴槽載置部22の周縁より天井パネル4までの高さとなり、浴槽の框部の水返し壁131外面に当接する位置で、浴槽載置部22の周縁に立設され組み立てられる。洗い場パン21には、洗い場床が設けられる。15はドアである。
図8において、壁パネル31は、框部13の周縁の平坦部より天井パネル4までの高さとなり、水返し壁131内側の壁パネル載置部に立設されて、浴室ユニット14が組み立てられる。
この様に、本発明の浴槽は、浴室ユニットの異なる方式間でも、即ち、浴槽載置型防水パンを設置する場合にも、また、これを設置せずに洗い場を形成した防水パンを用いる場合にも、共用して使える浴槽である。
本発明の活用例としては、浴槽下に防水パンを設置する場合にも、また、これを設置しない場合にも、共用して、浴室ユニットを作ることができる浴槽として活用できる。
1:浴槽
11:底面
12:側壁部
13:框部
131:水返し壁
132:壁パネル載置部
133:垂下壁
2:洗い場と浴槽載置部とが連設された防水パン(浴槽載置型防水パン)
21:洗い場
22:浴槽載置部
211,212:周縁
3:壁パネル
31:壁パネル(浴槽の洗い場側を除く三方)
32:壁パネル(洗い場の浴槽側を除く三方)
4:天井パネル
5: エプロン
6:浴槽載置体
7:支持脚
8:洗い場床
9:洗い場を形成した防水パン
10:浴室ユニット
14:浴室ユニット
15:ドア
11:底面
12:側壁部
13:框部
131:水返し壁
132:壁パネル載置部
133:垂下壁
2:洗い場と浴槽載置部とが連設された防水パン(浴槽載置型防水パン)
21:洗い場
22:浴槽載置部
211,212:周縁
3:壁パネル
31:壁パネル(浴槽の洗い場側を除く三方)
32:壁パネル(洗い場の浴槽側を除く三方)
4:天井パネル
5: エプロン
6:浴槽載置体
7:支持脚
8:洗い場床
9:洗い場を形成した防水パン
10:浴室ユニット
14:浴室ユニット
15:ドア
Claims (1)
- 洗い場と浴槽載置部とが連設された防水パンの四周に壁パネルが立設された浴室ユニット、および、洗い場を形成した防水パンの浴槽側を除く周囲3辺に壁パネルが立設されるとともに浴槽框部の洗い場側を除く周囲3辺に壁パネルが立設された浴室ユニットに用いられる浴槽であって、浴槽框部周縁が平面視矩形に形成され、浴槽框部の洗い場側を除く周囲3辺の周縁に、壁パネル載置部とその外方に立設された水返し壁とが形成されていることを特徴とする浴槽。
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JP2005089988A JP2006263381A (ja) | 2005-03-25 | 2005-03-25 | 浴槽 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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---|---|---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009153608A (ja) * | 2007-12-25 | 2009-07-16 | Panasonic Electric Works Bath & Life Co Ltd | 浴室外縁の水返し突条 |
JP2017217093A (ja) * | 2016-06-03 | 2017-12-14 | ダイワ化成株式会社 | 浴槽用三方エプロンの取付構造 |
-
2005
- 2005-03-25 JP JP2005089988A patent/JP2006263381A/ja active Pending
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