JP3311171B2 - 防水パン構造 - Google Patents

防水パン構造

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JP3311171B2
JP3311171B2 JP26537394A JP26537394A JP3311171B2 JP 3311171 B2 JP3311171 B2 JP 3311171B2 JP 26537394 A JP26537394 A JP 26537394A JP 26537394 A JP26537394 A JP 26537394A JP 3311171 B2 JP3311171 B2 JP 3311171B2
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浩之 齋藤
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積水ホームテクノ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室ユニットなどの防
水パン構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、浴室ユニット10は、図5に示
すように、洗い場として使用される隣接床パン111お
よび浴槽据え付け部112を形成した防水パン11と、
この防水パン11の浴槽据え付け部112に設置された
浴槽12と、防水パン11の周縁部に立設されて防水パ
ン11および浴槽12の周囲を包囲する壁パネル13
と、これらの壁パネル13によって形成される上方開口
部を覆う図示しない天井パネルから構成されている。
【0003】このような浴室ユニット10を構成する防
水パン11は、前述したように隣接床パン111および
浴槽据え付け部112が一体に成形されているため、成
形が困難であり、重量が大きく、浴室スペースへの搬入
に大きな労力を必要とする他、床面に設置する際、その
レベル調整や配管接続の位置合わせが困難で施工性が悪
いという問題があった。
【0004】このため、実公平6−19658号公報に
記載されるように、隣接床パンと浴槽据え付け部をそれ
ぞれ別体に成形し、現場で両者を接続して防水パンに形
成することが提案されている。すなわち、浴槽据え付け
部における隣接床パンとの接続部端縁に係合凹部を形成
する一方、隣接床パンにおける浴槽据え付け部との接続
部端縁に係合片を形成し、床下地に浴槽据え付け部を取
り付けた後、その係合凹部に粘度の低いシール材を充填
し、隣接床パンを床下地に設置する際、その係合片を浴
槽据え付け部の係合凹部、すなわち、シール材に挿入す
ることで両者の接続部を密封するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、防水パ
ン、すなわち、隣接床パンと浴槽据え付け部は通常FR
Pで成形されているが、FRPは、あまり小さな曲率半
径で成形できないことから、前述した係合凹部の幅を比
較的大きくせざるを得ず、壁パネルを密封接続するため
のシール材とは異なった粘度のシール材が大量に必要と
なる。また、排水口近辺も同様に密封されて接続されて
いるが、常時湿っているためにシール材にカビが発生し
やすく、清掃時などにおいて、排水口化粧蓋を離脱した
場合、そのカビが露見して見苦しいという問題があっ
た。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、それぞれ別体に成形された隣接床パンと浴
槽据え付けパンを少量のシール材を用いて確実に密封す
るとともに、その密封部分を人目につくことなく接続す
ることのできる防水パン構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、浴槽を設置す
るための浴槽据え付けパンと、隣接床パンとを別体に成
形し、これらの浴槽据え付けパンと隣接床パンとを接続
して構成された防水パンにおいて、前記浴槽据え付けパ
ンにおける洗い場側の端縁に隣接床パンの床面よりも立
ち上げて堤防状壁を形成するとともに、この堤防状壁の
一部を落とし込んで排水口を開口した排水空間部を形成
し、また、隣接床パンにおける浴槽側の端縁に、浴槽据
え付けパンの堤防状壁および排水空間部に嵌合可能な堤
防状壁および排水口を開口した排水空間部を形成してな
り、前記浴槽据え付けパンの堤防状壁上面および排水空
間部の排水口周囲に塗布されたシール材を介して隣接床
パンの堤防状壁および排水空間部がそれぞれ嵌合された
ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】浴槽据え付けパンにおける堤防状壁上面および
排水空間部の排水口周囲にシール材を塗布し、これらの
堤防状壁および排水空間部に、別体に成形された隣接床
パンの堤防状壁および排水空間部を嵌合することによ
り、両者が密封しつつ接続されて防水パンが形成され
る。
【0009】この結果、少量のシール材で浴槽据え付け
パンと隣接床パンが確実に密封されると同時に、排水口
部分を含めシール材を人目につくことがなく、見栄えよ
く接続することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0011】図1には、本発明の防水パン1が示されて
おり、この防水パン1は、図2に示すように、それぞれ
FRPプレス法などによって別体に成形された浴槽据え
付けパン2および隣接床パン3を接続して形成されてい
る。
【0012】浴槽据え付けパン2には、隣接床パン3と
の接続部となる一辺側端縁に、隣接床パン3の床面より
も立ち上げられた堤防状壁21が形成されている他、こ
の堤防状壁21の略中央部を陥没させて排水口22aを
開口した排水空間部22が形成されている。
【0013】一方、隣接床パン3には、浴槽据え付けパ
ン2との接続部となる一辺側端縁に、前述した浴槽据え
付けパン2の堤防状壁21および排水空間部22に嵌合
可能な堤防状壁31および排水口32aを開口した排水
空間部32が形成されている。
【0014】なお、これらの浴槽据え付けパン2および
隣接床パン3の、互いに他方のパンとの接続部となる一
辺を除く他辺の周縁部には、壁パネルを立設するための
水平部23,33が水切り立ち上がり壁24,34に続
いて形成されている。
【0015】このような浴槽据え付けパン2および隣接
床パン3を接続して防水パン1を形成するには、まず、
浴槽据え付けパン2を図示しない床下地に固定した後、
その堤防状壁21の上面および排水空間部22の排水口
22a周囲に垂れ落ちない程度の粘度のシール材S(図
3参照)、例えば、シリコンシール材を塗布する。次い
で、浴槽据え付けパン2に隣接して床下地に隣接床パン
3を固定する。この際、浴槽据え付けパン2の堤防状壁
21および排水空間部22に合わせて隣接床パン3の堤
防状壁31および排水空間部32を嵌合する。そして、
浴槽据え付けパン2の排水口22aおよび隣接床パン3
の排水口32aには、図4に示すように、Uパッキン4
を装着した後、その表面側および裏面側から排水トラッ
プ5,6を螺合して挾着することで排水口が形成されて
いる。
【0016】この結果、浴槽据え付けパン2および隣接
床パン3がシール材Sを介して密封しつつ接続され、防
水パン1が形成される。この際、特別な粘度のシール材
は不要となり、壁パネルを密封接続するシール材と共用
することができる他、その使用量も通常の線状に塗布す
る程度で確実に密封することができる。さらに、浴槽据
え付けパン2および隣接床パン3の密封接続部は、排水
口周辺を含め重合部分の裏面となって人目につくことが
なく、見栄えよく接続することができる。
【0017】なお、本実施例における浴槽据え付けパン
2を、浴槽を嵌合載置する開口を形成した浴槽嵌合載置
体として用いることもできる。
【0018】また、本実施例における防水パン1におい
て、隣接床パン111には、洗面器や便器などのサニタ
リー機器を設置することもできる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、防水パン
を構成する浴槽据え付けパンにおける洗い場側の端縁に
隣接床パンの床面よりも立ち上げて堤防状壁を形成する
とともに、この堤防状壁の一部を落とし込んで排水口を
開口した排水空間部を形成し、また、防水パンを構成す
る隣接床パンにおける浴槽側の端縁に、浴槽据え付けパ
ンの堤防状壁および排水空間部に嵌合可能な堤防状壁お
よび排水口を開口した排水空間部を形成してなり、前記
浴槽据え付けパンの堤防状壁上面および排水空間部の排
水口周囲に塗布されたシール材を介して隣接床パンの堤
防状壁および排水空間部がそれぞれ嵌合されたことによ
り、少量のシール材で浴槽据え付けパンと隣接床パンを
確実に密封することができると同時に、排水口部分を含
めシール材が人目につくことがなく、見栄えよく接続す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防水パン構造を示す斜視図である。
【図2】図1の防水パン構造の分解斜視図である。
【図3】図2の排水空間部近傍を一部破断して示す拡大
斜視図である。
【図4】本発明の防水パン構造における排水空間部の断
面図である。
【図5】従来の浴室ユニットを一部省略して示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 防水パン 2 浴槽据え付けパン 3 隣接床パン 21,31 堤防状壁 22,32 排水空間部 22a,32a 排水口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 1/12 301 E03C 1/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽を設置するための浴槽据え付けパン
    と、隣接床パンとを別体に成形し、これらの浴槽据え付
    けパンと隣接床パンとを接続して構成された防水パンに
    おいて、前記浴槽据え付けパンにおける洗い場側の端縁
    に隣接床パンの床面よりも立ち上げて堤防状壁を形成す
    るとともに、この堤防状壁の一部を落とし込んで排水口
    を開口した排水空間部を形成し、また、隣接床パンにお
    ける浴槽側の端縁に、浴槽据え付けパンの堤防状壁およ
    び排水空間部に嵌合可能な堤防状壁および排水口を開口
    した排水空間部を形成してなり、前記浴槽据え付けパン
    の堤防状壁上面および排水空間部の排水口周囲に塗布さ
    れたシール材を介して隣接床パンの堤防状壁および排水
    空間部がそれぞれ嵌合されたことを特徴とする防水パン
    構造。
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