JP7282524B2 - 表示制御装置、その制御方法およびプログラム - Google Patents

表示制御装置、その制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、表示制御装置、その制御方法、プログラムおよび記録媒体に関するものである。
デジタルカメラ等の撮影装置では撮影した画像をフォルダに格納して管理している。特許文献1には、予めフォルダ作成条件を設定しておくことで、例えば日時変化が生じた場合に新規フォルダを作成して、次に撮影された画像を新規フォルダに保存する画像処理装置が開示されている。
連続撮影やフォーカスブラケット撮影等により関連する複数の画像を撮影する場合には一度に何枚も同一の被写体を撮影することから、フォルダ単位で画像を管理し、後にまとめて画像を削除したり保存したりすることが望まれる。
特開2007-27995号公報
一方、連続撮影やフォーカスブラケット撮影等において1回の撮影の度にフォルダが作成されてしまうと作成できるフォルダの上限にすぐに達してしまう虞がある。また、フォーカスブラケット撮影ではユーザはピントをずらす幅を変えて撮影し、撮影された画像を見て再調整を行うトライアンドエラーが主である。したがって、試しに行った複数回のフォーカスブラケット撮影による画像と、記録として残すためのフォーカスブラケット撮影による画像とを格納するフォルダを分けたいという要望がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、関連する複数の画像を格納するフォルダをユーザが必要に応じて作成できるようにすることを目的とする。
本発明は、複数の関連した画像を撮影する特定のモードを設定可能な設定手段と、撮影手段により撮影されるライブビュー画像を表示手段に表示するように制御する表示制御手段と、前記撮影手段により撮影された画像をフォルダに格納するように制御する制御手段と、を有する表示制御装置であって、前記設定手段により前記特定のモードが設定された状態において、前記表示制御手段は、記撮影手段による撮影を待機している場合に、前記特定のモードで前記撮影手段により撮影される複数の関連した画像を格納するための新規のフォルダの作成を指示するための指示アイテムを、前記ライブビュー画像に重畳して表示するように制御し、前記撮影手段による複数の関連した画像の撮影が開始された後、かつ、当該複数の関連した画像の撮影が終了する前であって、次の関連した画像の撮影を待機している場合に、前記指示アイテムを前記ライブビュー画像に重畳して表示するように制御する、ことを特徴とする。
本発明によれば、関連する複数の画像を格納するフォルダをユーザが必要に応じて作成することができる。
カメラの外観構成の一例を示す図である。 カメラの内部構成の一例を示す図である。 フォーカスブラケット撮影モードの設定画面の一例を示す図である。 フォーカスブラケット撮影の概要を説明するための図である。 ファイル検索処理の一例を示すフローチャートである。 フォルダ作成のメニュー画面の一例を示す図である。 格納先フォルダ決定処理の一例を示すフローチャートである。 フォルダ作成処理の一例を示すフローチャートである。 撮影待機状態の表示画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。本実施形態では、表示制御装置がデジタルカメラ(撮像装置)である場合を例にして説明する。
図1は、デジタルカメラ100(以下、カメラ100という)を背面側から見た外観構成の一例を示す図である。
表示部101は、画像や各種情報を表示する。表示部101は表示手段の一例に対応する。シャッターボタン102は、ユーザが撮影指示を行うための操作部である。モード切替スイッチ103は、各種モードを切替えるための操作部である。コネクタ104は、外部機器と接続するための接続ケーブル105を繋げるための接続部である。
操作部106は、ユーザからの各種操作を受け付ける。操作部106には、各種スイッチ、ボタン、コントローラホイール107、タッチパネル108等の操作部材が含まれる。操作部106は受付手段の一例に対応する。
電源スイッチ109は、電源オン、電源オフを切替えるためのスイッチである。
記録媒体110は、メモリカードやハードディスク等である。記録媒体スロット111は記録媒体110を収容する。記録媒体スロット111に収容された記録媒体110は、カメラ100との間で通信が可能であり、撮影した画像を記録したり、画像を再生したりすることが可能となる。記録媒体スロット111は蓋112によって閉塞される。図1では、蓋112を開けて記録媒体スロット111から記録媒体110を取り出して、一部を露出させた状態を示している。
図2は、カメラ100の内部構成の一例を示す図である。なお、図1と同一の構成は、同一符号を付して、説明を適宜、省略する。
撮影レンズ200は、ズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。シャッター201はフォーカルプレーンシャッタである。撮像部202は、光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。撮像部202は撮影手段の一例に対応する。A/D変換器203は、撮像部202から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。バリア204は、カメラ100の撮影レンズ200を含む撮像系を覆うことにより、撮影レンズ200、シャッター201、撮像部202を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
画像処理部205は、システム制御部50による制御に基づいて各種の画像処理を行う。すなわち、画像処理部205は、A/D変換器203からの画像データまたはメモリ制御部208からの画像データに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部205は、撮影された画像データを用いて所定の演算処理が行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理が行われる。更に、画像処理部205は、撮影された画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。
また、画像処理部205は、画像合成部206、画像解析部207を有する。画像合成部206は複数枚の画像を合成する処理を行う。画像解析部207は、画像処理部205に入力された画像データの解析を行う。具体的に、画像解析部207は画像に含まれる人物等の特定の被写体を検出する。
A/D変換器203からの画像データは、画像処理部205およびメモリ制御部208を介して、または、メモリ制御部208を介してメモリ209に直接、書き込まれる。メモリ209は、撮像部202によって得られA/D変換器203によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部101に表示するための画像データを格納する。メモリ209は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。また、メモリ209は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。
D/A変換器210は、メモリ209に格納されている表示用の画像データをアナログ信号に変換して表示部101に供給する。したがって、メモリ209に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器210を介して表示部101により表示される。表示部101は、LCD等の表示器上にD/A変換器210からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器203によって一度A/D変換されメモリ209に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器210においてアナログ変換し、表示部101に逐次転送して表示することでライブビュー画像が表示され、電子ビューファインダとして機能する。
不揮発性メモリ211は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ211には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が格納される。このプログラムは、本実施形態の後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムである。
システム制御部50は、少なくとも1つのプロセッサーまたは回路を有し、カメラ100全体を制御する。システム制御部50は、設定手段、表示制御手段、制御手段および通知手段の一例に対応する。システム制御部50は不揮発性メモリ211に格納されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。また、システム制御部50はメモリ209、D/A変換器210、表示部101等を制御することにより表示制御も行う。
システムメモリ212は、例えばRAMが用いられる。システムメモリ212は、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ211から読み出したプログラム等を展開する。システムタイマ213は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替スイッチ103、第1シャッタースイッチ214、第2シャッタースイッチ215、操作部106は、システム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。
モード切替スイッチ103は、動作モードを静止画撮影モード、動画撮影モード、再生モード等の何れかに切替える。システム制御部50は、モード切替スイッチ103により切替えられた動作モードを設定する。静止画撮影モードに含まれるモードには、オート撮影モード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、撮影シーン別の撮影設定となる各種シーンモード、プログラムAEモード、広角画像合成モード、カスタムモード、フォーカスブラケット撮影モード、パノラマ撮影モード、連続撮影モード等がある。ユーザは、モード切替スイッチ103により静止画撮影モードに含まれるモードの何れかに直接、切替えられる。あるいは、モード切替スイッチ103で静止画撮影モードに一旦、切替えた後に静止画撮影モードに含まれるモードの何れかに、他の操作部材を用いて切替えてもよい。なお、動画撮影モードにも同様に複数のモードが含まれていてもよい。
第1シャッタースイッチ214は、シャッターボタン102の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でオンとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。システム制御部50は、第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF処理、AE処理、AWB処理等の動作を開始する。
第2シャッタースイッチ215は、シャッターボタン102の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でオンとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部202からの信号読み出しから記録媒体110に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。なお、第2シャッタースイッチ信号SW2を検知して撮影開始するが、設定に応じてシャッター201を動作させるか切替えてもよい。
操作部106の各操作部材は、表示部101に表示される種々の機能アイコンを選択操作すること等により、場面ごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば、終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタン等がある。例えば、メニューボタンが押下されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部101に表示される。ユーザは表示部101に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
操作部106には、コントローラホイール107が含まれる。コントローラホイール107は、回転操作可能な操作部材であり、上下左右方向ボタンと共に設定項目を指示するとき等に使用される。
コントローラホイール107が回転操作されると、操作量に応じて電気的なパルス信号が発生する。システム制御部50は、発生したパルス信号に基づいてカメラ100の各部を制御する。すなわち、システム制御部50は、発生したパルス信号によって、コントローラホイール107が回転操作された角度や回転数等を判定することができる。なお、コントローラホイール107は、回転操作が検出できる操作部材であればどのようなものでもよい。例えば、ユーザの回転操作に応じてコントローラホイール107自体が回転してパルス信号を発生するダイヤル操作部材であってもよい。また、タッチセンサよりなる操作部材で、コントローラホイール107自体は回転せず、コントローラホイール107上でのユーザの指の回転動作等を検出する、いわゆるタッチホイールであってもよい。
また、操作部106には、タッチパネル108が含まれる。タッチパネル108は、表示部101に対する接触を検出する。タッチパネル108と表示部101とは一体的に構成することができる。例えば、光の透過率が表示部101の表示を妨げないように、タッチパネル108を表示部101の表示面の上層に取り付ける。そして、タッチパネル108における入力座標と、表示部101上の表示座標とを対応付けることで、あたかもユーザが表示部101上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIを構成することができる。タッチパネル108には、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等の様々な方式のうち何れかの方式を用いることができる。方式によって、タッチパネル108に対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネル108に対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式があるが、何れの方式であってもよい。
電源制御部216は、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部216は、検出結果およびシステム制御部50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体110を含む各部へ供給する。電源部217は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる。記録媒体I/F218は、記録媒体110とのインターフェースである。記録媒体110は、半導体メモリ、光ディスク、磁気ディスク等から構成される。
姿勢検知部219は、重力方向に対するカメラ100の姿勢を検知する。システム制御部50は、姿勢検知部219による検出結果からカメラ100の角度と移動量を算出する。例えば、姿勢検知部219による検出結果が角速度の場合には、システム制御部50は、それぞれ積分することで角度と位置を算出する。姿勢検知部219は、ジャイロセンサや加速度センサ等から構成される。
ストロボ220は、被写界が暗い場合等に撮影指示に応じて発光し、光量不足を補う。
次に、カメラ100によるフォーカスブラケット撮影について説明する。
フォーカスブラケット撮影とは、焦点が合った位置を撮影開始時の位置からずらして撮影する方法である。フォーカスブラケット撮影によって、1回の撮影指示で焦点位置が異なる複数の画像を撮影することができる。焦点位置が異なる複数の画像は後工程で合成されることで、画像全体に焦点が合った全焦点画像が生成される。なお、フォーカスブラケット撮影により撮影された複数の画像は、関連する複数の画像の一例に対応する。
まず、フォーカスブラケット撮影をすることができるフォーカスブラケット撮影モードに設定する場合について説明する。ここで、フォーカスブラケット撮影モードは、特定のモードの一例に対応する。ユーザが操作部106を操作することで、システム制御部50は表示部101にフォーカスブラケット撮影モードのメイン設定画面を表示する。
図3(a)は、フォーカスブラケット撮影モードのメイン設定画面300の一例を示す図である。メイン設定画面300には、設定項目301~設定項目303が表示される。ユーザは設定項目301~303のうち設定したい設定項目を選択してSETボタンを押下することで画面が遷移する。
図3(b)は、メイン設定画面300の設定項目301が選択されることで遷移して表示される詳細設定画面310の一例を示す図である。詳細設定画面310では、フォーカスブラケット撮影モードを設定するか否かを選択することができる。システム制御部50は、ユーザがフォーカスブラケット撮影「する」を選択することでフォーカスブラケット撮影モードをオンに設定し、ユーザがフォーカスブラケット撮影「しない」を選択することでフォーカスブラケット撮影モードをオフに設定する。また、システム制御部50は、ユーザがフォーカスブラケット撮影「する」を選択することに応じて、ユーザに対して新規のフォルダを作成することを推奨するガイダンス311を表示して通知する。
図3(c)は、メイン設定画面300の設定項目302が選択されることで遷移して表示される詳細設定画面320の一例を示す図である。詳細設定画面320では、フォーカスブラケット撮影モードでの撮影枚数を設定することができる。ここでは、ユーザが任意の撮影枚数を設定することができる。システム制御部50はユーザによるフォーカスブラケット撮影の指示に応じて、設定された撮影枚数の画像を撮影する。
図3(d)は、メイン設定画面300の設定項目303が選択されることで遷移して表示される詳細設定画面330の一例を示す図である。詳細設定画面330では、ステップ幅を設定することができる。ステップ幅とは、1回のフォーカスブラケット撮影において撮影ごとにピントをずらす幅、すなわち焦点移動量(デフォーカス量)である。システム制御部50はユーザによるフォーカスブラケット撮影の指示に応じて、設定された撮影枚数に到るまで撮影ごとに設定されたステップ幅だけピントをずらして画像を撮影する。
図4は、フォーカスブラケット撮影の概要を説明するための図である。
図4に示す水平方向に間隔を空けて付された各数字401は、図3(c)の詳細設定画面320で設定された撮影枚数に相当する。ここでは、撮影枚数として11枚が設定された場合の例を示している。図4に示す水平方向の間隔402は、図3(d)の詳細設定画面330で設定されたステップ幅に相当する。
システム制御部50は、ユーザによるフォーカスブラケット撮影の指示、すなわちシャッターボタン102の押下に応じて撮影を開始する。システム制御部50は、焦点が合った位置を撮影開始時の位置から設定されたステップ幅ずらしながら設定された撮影枚数に到るまで撮影する。このとき、システム制御部50は撮影枚数の1枚ごとに適切な絞り値およびシャッタースピードに設定して撮影する。このようにして、1回の撮影指示で焦点位置が異なる複数の画像を撮影することができる。システム制御部50は、撮影した複数の画像を記録媒体110に記録することで、フォーカスブラケット撮影が完了する。
なお、ユーザが撮影枚数およびステップ幅を設定する場合に限られず、システム制御部50は自らあるいは画像解析部207により解析した撮影状況に基づいて、撮影枚数およびステップ幅を設定してもよい。
次に、フォーカスブラケット撮影により得られた画像を合成して全焦点画像を生成する画像合成処理について説明する。画像合成処理は、フォーカスブラケット撮影の後工程において画像合成部206が行う。ここでは、画像合成部206はフォーカスブラケット撮影が終了した後、ユーザによる全焦点画像を生成する指示に応じて処理を開始するが、フォーカスブラケット撮影が終了した直後に処理を開始してもよい。
画像合成部206は、焦点位置が至近な画像から無限遠に向かって先に撮影した画像を記録媒体110から順次、読み出す。次に、画像合成部206は、読み出した複数の画像において最も先鋭度が高い画像、すなわち最も焦点の合った画像の画素値を選択して、合成することにより、最終画像として画面内のどの位置でも先鋭度が高い画像である全焦点画像を得ることができる。
具体的に、画像合成部206は合成処理として、加算合成処理、加重加算合成処理、比較明合成処理、比較暗合成処理の4つの処理が可能である。合成前の画像のそれぞれの画素値をI_i(x,y)(i=1~N,x,yは画面内の座標を表す)、それらのN枚の画像の合成後の画像の画素値をI(x,y)とする。ここで画素値としては、画像処理部205から出力されるベイヤー配列のR、G1、G2、Bの各信号の値であってもよく、R、G1、G2、Bの信号のグループから得られる輝度信号の値(輝度値)であってもよい。更に、ベイヤー配列の信号を、画素毎にR、G、Bの信号が存在するように補間処理してから画素毎に輝度値を算出してもよい。輝度値の演算式としては例えば、輝度値をYとすると、Y=0.3×R+0.59×G+0.11×BというようにR、G、Bの信号を加重加算して算出する方法が挙げられる。複数の画像データ間で必要に応じて位置合わせ等の処理を行い、対応づけられた各画素値について、各処理は下記の式に従って行われる。
すなわち、加算合成処理は、
I(x,y)=I_1(x,y)+I_2(x,y)+・・・+I_N(x,y)
で表され、画素別にN枚の画像の画素値の加算処理がなされたものが合成画像データとなる。
加重加算合成処理は、akを重み付け係数として、
I(x,y)=(a1×I_1(x,y)+a2×I_2(x,y)+・・・+aN×I_N(x,y))/N
で表され、画素別にN枚の画像の画素値の加重加算処理がなされたものが合成画像データとなる。
比較明合成処理は、
I(x,y)=
max(I_1(x,y),I_2(x,y),・・・,I_N(x,y))
で表され、画素別にN枚の画像の画素値の最大値が選択されたものが合成画像データとなる。
比較暗合成処理は、
I(x,y)=
min(I_1(x,y),I_2(x,y),・・・,I_N(x,y))
で表され、画素別にN枚の画像の画素値の最小値が選択されたものが合成画像データとなる。
次に、フォーカスブラケット撮影により得られた複数の画像をフォルダで管理する場合について説明する。ここでは、まず、フォーカスブラケット撮影に限られず、新規で撮影された画像をフォルダで管理する場合の前提となる処理について、図5~図7を参照して説明する。
図5は、記録媒体110内に記録されているファイルを検索するファイル検索処理の一例を示すフローチャートである。このファイル検索処理は、新規で撮影した画像を格納するフォルダを確定するために必要な処理である。
図5のフローチャートは、カメラ100が電源オンされることにより開始される。また、図5のフローチャートにおける各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ211に格納されたプログラムをシステムメモリ212に展開して実行することにより実現される。
S501では、システム制御部50は記録媒体110内に記録された最終画像が確定済みであるか否かを判定する。最終画像が確定済みである場合にはS511に進み、そうではない場合にはS502に進む。
S502では、システム制御部50は記録媒体110からルートディレクトリエントリを読み出す。
S503では、システム制御部50は読み出したルートディレクトリエントリを解析して、“/DCIM”フォルダ(ディレクトリ)が存在するか否かを判定する。“/DCIM”フォルダが存在する場合にはS504に進み、“/DCIM”フォルダが存在しない場合には記録媒体110に画像は記録されていないとして処理を終了する。
S504では、システム制御部50は“/DCIM”のディレクトリエントリを読み出す。
S505では、システム制御部50は検索フォルダ番号(DirNum)をDCF規格における最大数である999に、ファイル数を示す変数(FileNum)を0に設定する。
S506では、システム制御部50は対応するフォルダが存在するか否かを判定する。具体的には、システム制御部50は記録媒体110に[/DCIM/"DirNumXXXXX"]が存在するか否かを判定する。ここで、フォルダ名において(DirNum)は変数DirNumの値、すなわちDCFディレクトリ番号(999~100)であり、Xは任意のASCII半角英数字である。対応するフォルダが存在する場合にはS507に進み、そうではない場合にはS512に進む。
S507では、システム制御部50は対応するフォルダのディレクトリエントリを読み出す。
S508では、システム制御部50は再生可能なファイルが存在するか否かを判定する。再生可能なファイルが存在する場合にはS509に進み、そうではない場合にはS512に進む。
S509では、システム制御部50は再生可能なファイルのうちDCFファイル番号の一番大きいファイルを最終画像として決定する。DCFファイル番号は、DCFファイル名(8文字)のうち下位4文字を構成する”0001~9999”の番号である。
S510では、システム制御部50は最終画像のDCFファイル番号を変数FileNumに設定する。
S511では、システム制御部50は最終画像関連情報をシステムメモリ212に記憶する。最終画像関連情報には、最終画像の存在するフォルダのDCFディレクトリ番号(DirNum)、フォルダに存在する総画像数、最終画像のDCFファイル番号(FileNum)、撮影時刻およびタイムスタンプ等が含まれる。
なお、S501からS511に進む場合、システム制御部50は確定済みのDCFディレクトリ番号(DirNum)およびDCFファイル番号(FileNum)を最終画像関連情報としてシステムメモリ212に記憶する。S501にて最終画像が確定済みと判定されるのは、例えば前回のファイル検索処理において最終画像のDCFディレクトリ番号(DirNum)およびDCFファイル番号(FileNum)等を既に検索している場合等である。
一方、S506からS512に進んだ場合、システム制御部50はDCFディレクトリ番号(DirNum)が最小値(=100)に達したか否かを判定する。DirNumの値が最小値である場合にはS511に進む。DirNumの値が最小値よりも大きい場合にはS513に進む。
S513では、システム制御部50はDCFディレクトリ番号(DirNum)の値を1デクリメントしてS506に戻り、次のフォルダを検索する。
システム制御部50は、上述したファイル検索処理で検索した最終画像のDCFディレクトリ番号およびDCFファイル番号に基づいて、新規の画像における格納先のフォルダおよびファイル名を決定する。
なお、図5のフローチャートでは、DCF規格上のDCFファイル番号の一番大きいファイルを最終画像として検索したが、この場合に限られない。例えば、DCF規格上の特定DCFディレクトリ内の最終画像、記録媒体110上の記録順による最終ファイル等を最終画像としてもよい。
次に、撮影時に新規のフォルダを作成して、撮影した画像を格納するフォルダを決定する方法について図6、図7を参照して説明する。図6は、通常の撮影時にユーザが新規のフォルダを作成する方法について説明するための図である。ユーザが操作部106を操作することで、システム制御部50は表示部101にフォルダ作成のメニュー画面600を表示する。
図6(a)は、フォルダを新規で作成するためのメニュー画面600の一例を示す図である。メニュー画面600には、フォルダ作成の選択項目601が表示される。ユーザは選択項目601を選択してSETボタンを押下することで画面が遷移する。
図6(b)は、メニュー画面600の選択項目601が選択されることで遷移して表示される確認画面610の一例を示す図である。確認画面610には、新規に作成されるフォルダのDCFディレクトリ番号を表示したメッセージ611が表示される。システム制御部50は、ユーザによるOKを押下するフォルダ作成指示に応じて、新規のフォルダを作成する。
次に、格納先のフォルダを決定する格納先フォルダ決定処理について図7を参照して説明する。図7のフローチャートは、例えば、上述した図6(b)の確認画面610が表示されることで開始される。また、図7のフローチャートにおける各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ211に格納されたプログラムをシステムメモリ212に展開して実行することにより実現される。
S701では、システム制御部50はフォルダ作成指示があるか否かを判定する。ここで、フォルダ作成指示は、上述した図6(b)に示す確認画面610において、ユーザがOKボタンを押下する場合に相当する。ただし、フォルダ作成指示は、ユーザにより指示に限られず、最終画像関連情報に含まれる撮影時刻の日付が現在の日付と異なっている場合にシステム制御部50自身による指示であってもよい。フォルダ作成指示があった場合にはS702に進み、そうではない場合にはS703に進む。
S702では、システム制御部50はフォルダ作成フラグをセットする。具体的には、システム制御部50はシステムメモリ212にフォルダ作成フラグを記憶する。
S703では、システム制御部50はフォルダ作成フラグをクリアする。具体的には、システム制御部50はシステムメモリ212にフォルダ作成フラグが記憶されている場合にフォルダ作成フラグを消去する。
S704では、システム制御部50はフォルダ作成フラグがセットされているか否かを判定する。具体的には、システム制御部50はシステムメモリ212にフォルダ作成フラグが記憶されているか否かを判定する。フォルダ作成フラグがセットされていない場合にはS705に進み、フォルダ作成フラグがセットされている場合にはS706に進む。
S705では、システム制御部50は新規に撮影された画像を格納する既存フォルダおよびファイル名を決定する。具体的には、システム制御部50は最終画像関連情報に含まれるDCFディレクトリ番号(DirNum)を持つ既存フォルダを格納先のフォルダに決定する。また、システム制御部50は最終画像関連情報に含まれるDCFファイル番号(FileNum)に続く次の番号を画像のファイル名に決定する。
S706では、システム制御部50は新規のフォルダを作成する。システム制御部50は作成した新規のフォルダのDCFディレクトリ番号を、最終画像関連情報に含まれるDCFディレクトリ番号(DirNum)に1を加算した値に決定する。
S707では、システム制御部50はフォルダ作成フラグをクリアする。具体的には、システム制御部50はシステムメモリ212に記憶されているフォルダ作成フラグを消去する。このようにフォルダ作成フラグをクリアすることにより、重複してフォルダを作成することを防止できる。また、システム制御部50はフォルダ作成フラグを参照することにより、新規のフォルダが既に作成されフォルダ作成指示がクリアされたことを認識することができる。
S708では、システム制御部50は新規に撮影された画像を格納するフォルダおよびファイル名を決定する。具体的には、システム制御部50はS706で作成した新規のフォルダを格納先フォルダに決定する。また、システム制御部50はDCFファイル番号を”0001”にしたファイル名に決定する。
次に、フォーカスブラケット撮影により得られた複数の画像を格納するフォルダを必要に応じて作成するフォルダ作成処理の一例について図8を参照して説明する。
図8のフローチャートは、ユーザがモード切替スイッチ103により静止画撮影モードに切替えられることにより開始される。また、図8のフローチャートにおける各処理は、システム制御部50が不揮発性メモリ211に格納されたプログラムをシステムメモリ212に展開して実行することにより実現される。
S801では、システム制御部50は撮影待機状態に遷移したか否かを判定する。撮影待機状態に遷移した場合にはS802に進み、そうではない場合には撮影待機状態に遷移するのを待機する。なお、システム制御部50は撮影待機状態において表示部101にライブビュー画像を表示する。
S802では、システム制御部50はフォーカスブラケット撮影モードがオンに設定されているか否かを判定する。具体的に、システム制御部50はユーザが図3(b)に示す詳細設定画面310からフォーカスブラケット撮影「する」を選択して、フォーカスブラケット撮影モードをオンに設定しているか否かを判定する。フォーカスブラケット撮影モードがオンに設定されている場合にはS803に進む。一方、フォーカスブラケット撮影モードがオフに設定されている場合には通常の静止画撮影モードと同様の処理であるために図8のフローチャートの処理を終了する。
S803では、システム制御部50は新規にフォルダを作成できるか否かを判定する。例えば、システム制御部50は作成できるフォルダの上限に達しているか否かを最終画像関連情報に含まれるDCFディレクトリ番号に基づいて判定する。上限に達していない場合には新規にフォルダを作成できると判定してS804に進む。一方、上限に達している場合には新規にフォルダを作成できないと判定してS805に進む。
S804では、システム制御部50は表示部101に新規のフォルダの作成を指示する指示アイテムをライブビュー画像に重畳して表示する。本実施形態では指示アイテムとしてフォルダ作成ショートカットボタンを表示するものとする。
図9は、撮影待機状態で表示画面900に表示するフォルダ作成ショートカットボタン904の一例を示す図である。
表示画面900には、ライブビュー画像901に重畳して、フォーカスブラケット撮影アイコン902、撮影情報アイコン903、フォルダ作成ショートカットボタン904等が表示される。
フォーカスブラケット撮影アイコン902は、フォーカスブラケット撮影モードがオンに設定されていることを示す表示アイテムである。図9に示す表示画面900では、フォーカスブラケット撮影アイコン902に近接して、設定された撮影枚数「100」が表示されている。
撮影情報アイコン903は、設定された撮影情報を表示するための表示アイテムである。図9に示す表示画面900には、撮影情報アイコン903として撮影情報の一つであるISO感度が表示されている。
フォルダ作成ショートカットボタン904は、フォーカスブラケット撮影において得られる複数の画像をまとめて格納する新規のフォルダを作成するか否かをユーザが指示できるボタンである。ユーザはフォーカスブラケット撮影において得られる複数の画像を既存のフォルダではなく、新規のフォルダに格納したい場合にフォルダ作成ショートカットボタン904を選択する。本実施形態のフォルダ作成ショートカットボタン904は、タッチパネル108を介してユーザが直接、押下できるタッチGUIボタンである。ただし、フォルダ作成ショートカットボタン904は、タッチGUIボタンに限られず、ユーザが上下左右の4方向ボタンやSETボタン等の操作部106を介して選択できるように構成してもよい。
S805では、システム制御部50は表示画面900に撮影情報をライブビュー画像に重畳して表示する。具体的に、システム制御部50は、図9に示すような撮影情報アイコン903を表示する。ここで、S803からNoに分岐してS805に進んだ場合にはS804がスキップされることから、システム制御部50は表示部101の表示画面にフォルダ作成ショートカットボタン904を表示しない。
なお、S803からS805に進んだ場合に、ユーザが新規のフォルダを生成できないことを把握できるように、システム制御部50はフォルダ作成ショートカットボタン904を例えばグレーアウトで表示してもよい。更に、システム制御部50は新規のフォルダを生成できない要因をガイダンスで表示してもよい。
S806では、システム制御部50は表示画面900に表示した指示アイテムが選択されたか否かを判定する。具体的には、システム制御部50はユーザによりタッチパネル108を介してフォルダ作成ショートカットボタン904が押下されたか否かを判定する。指示アイテムが選択された場合にはS807に進み、指示アイテムが選択されない場合にはS808に進む。
S807では、システム制御部50は新規のフォルダを作成するか否かの確認画面を表示する。具体的に、システム制御部50は、図6(b)に示すような確認画面610を表示する。ここで、システム制御部50は、図6(b)のメッセージ611中に表示するフォルダのDCFディレクトリ番号として、最終画像関連情報に含まれるDCFディレクトリ番号(DirNum)に1を加算した値を表示する。
S808では、システム制御部50は格納先フォルダ決定処理を行う。具体的に、システム制御部50は、図7のフローチャートのS701からS708までの処理を行う。すなわち、S701において図6(b)の確認画面610によりユーザによるフォルダ作成指示が判定される。フォルダ作成指示がない場合にはS705において既存フォルダが、フォーカスブラケット撮影により得られる複数の画像を格納する格納先フォルダに決定される。一方、フォルダ作成指示があった場合にはS708において新規のフォルダが、フォーカスブラケット撮影により得られる複数の画像を格納する格納先フォルダに決定される。
S809では、システム制御部50は操作部106を介してユーザによる撮影指示を受け付けたか否かを判定する。具体的に、システム制御部50はユーザによりシャッターボタン102が全押しされたか否かを判定する。撮影指示を受け付けた場合にはS810に進み、撮影指示を受け付けていない場合には撮影指示を待機する。
S810では、システム制御部50は撮影指示に応じてフォーカスブラケット撮影を行う。具体的には、上述したように、システム制御部50は設定された撮影枚数に到るまで撮影ごとに設定されたステップ幅だけピントをずらして複数の画像を撮影し、撮影した複数の画像を記録媒体110に記録する。
S811では、システム制御部50はフォーカスブラケット撮影により得られた画像を決定した格納先のフォルダに格納する。具体的に、システム制御部50は、フォルダ作成指示があった場合に格納先フォルダとして決定した新規のフォルダに、フォーカスブラケット撮影により得られた画像を格納する。一方、システム制御部50は、フォルダ作成指示がなかった場合に格納先フォルダとして決定した既存フォルダに、フォーカスブラケット撮影により得られた画像を格納する。このとき、システム制御部50はフォーカスブラケット撮影により得られた画像ごとに決定したファイル名を付与し、最後に撮影された画像に基づいて最終画像関連情報を更新する。
S812では、システム制御部50はフォーカスブラケット撮影モードがオフに設定されたか否かを判定する。フォーカスブラケット撮影モードが継続してオンに設定されている場合にはS813に進み、フォーカスブラケット撮影モードがオフに設定された場合にはS814に進む。
S813では、システム制御部50は次のフォーカスブラケット撮影に備えるために撮影待機状態に遷移してS803に戻る。したがって、システム制御部50は再び新規にフォルダを作成できるか否かを判定して、新規にフォルダを作成できる場合にはS804に進み、再び表示部101の表示画面に新規のフォルダの作成を指示する指示アイテムをライブビュー画像に重畳して表示する。このように、新規のフォルダの作成を指示する指示アイテムを表示することで、1回のフォーカスブラケット撮影ごとに、フォーカスブラケット撮影により得られた画像を格納するフォルダを作成するか否かをユーザが選択することができる。
S814では、システム制御部50はフォーカスブラケット撮影モードを解除して、通常の静止画撮影モード(1回の撮影で1枚の画像を撮影するモード)に設定する。次に、システム制御部50は、通常の静止画撮影モードで撮影された画像を格納するための新規のフォルダを作成して、図8のフローチャートの処理を終了する。すなわち、システム制御部50は、フォーカスブラケット撮影により撮影された画像が格納されたフォルダとは別に新規のフォルダを作成する。このとき、システム制御部50は新規のフォルダのDCFディレクトリ番号を、最終画像関連情報に含まれるDCFディレクトリ番号(DirNum)に1を加算した値に決定する。
システム制御部50がS814において新規のフォルダを作成することで、フォーカスブラケット撮影により得られた画像が格納されたフォルダに、通常の静止画撮影モードで撮影された画像が混在することが防止することができる。なお、S814において、新規のフォルダが作成されるタイミングは、上述したタイミングに限られず、実際に通常の静止画撮影モードで画像が撮影されたタイミングであってもよい。また、システム制御部50はフォーカスブラケット撮影モードを解除して、ユーザの選択に応じてフォーカスブラケット撮影モード以外の他のモードに設定した場合であっても新規のフォルダを生成してもよい。
図8のフローチャートが終了することによりフォーカスブラケット撮影により得られた画像だけがフォルダに格納される。したがって、フォーカスブラケット撮影により得られた画像を容易に管理することができる。
例えば、ユーザがフォーカスブラケット撮影による画像を確認したい場合には、ユーザによるフォルダ内を確認する操作に応じて、システム制御部50はフォルダに格納された画像を表示部101に表示する。したがって、ユーザは迅速にフォーカスブラケット撮影により得られた画像だけを確認することができる。
また、複数回のフォーカスブラケット撮影により複数のフォルダが存在する場合には、ユーザによるフォルダごとの画像送りの操作に応じて、システム制御部50はフォルダに格納された画像のうち先頭または後尾の画像をそれぞれ表示する。すなわち、システム制御部50はフォルダごとの画像送りを行って、先頭または後尾の画像を表示することで、ユーザは容易に複数のフォルダに格納されている画像を把握することができる。
また、ユーザがフォーカスブラケット撮影による画像をまとめて削除したい場合、ユーザがフォルダごとに削除する操作あるいはフォルダ内の画像をまとめて削除する操作に応じて、システム制御部50はフォルダごとあるいはフォルダ内の全ての画像を削除する。したがって、ユーザは所望するフォーカスブラケット撮影ができなかった場合には容易に画像をまとめて削除することができる。
また、図8のフローチャートにおいて、フォーカスブラケット撮影モードを解除することなく複数回のフォーカスブラケット撮影を行い、1回目(最初)のループで新規のフォルダを作成し、2回目のループでは新規のフォルダを作成しない場合を想定する。この場合、図8のフローチャートによれば、システム制御部50は2回目のループでフォーカスブラケット撮影により得られた画像も1回目(前回)のループで作成したフォルダに格納する。したがって、試しに行う複数回のフォーカスブラケット撮影による画像と、記録として残すためのフォーカスブラケット撮影による画像とで格納するフォルダを分けることができる。この場合、ユーザはフォルダごと削除する操作をすることで、試しに行った複数回のフォーカスブラケット撮影による画像を一度に削除することができる。
以上、本実施形態によれば、システム制御部50はフォーカスブラケット撮影モードで撮影を待機している場合に撮影により得られた複数の関連する画像を格納するための新規のフォルダの作成を指示する指示アイテムを、ライブビュー画像に重畳して表示する。ユーザはフォーカスブラケット撮影モードにより撮影された複数の関連する画像をまとめて新規のフォルダに格納したい場合には指示アイテムから指示し、複数の関連する画像を新規のフォルダに格納する必要がない場合には指示アイテムから指示しないようにする。したがって、ユーザは関連する複数の画像を格納するフォルダを必要に応じて、作成する指示を行うことができる。
なお、本実施形態では、画像合成部206がフォーカスブラケット撮影により得られた画像を合成して全焦点画像を生成する場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、フォーカスブラケット撮影により得られた画像をカメラ100からパーソナルPC等の情報処理装置に転送し、情報処理装置の制御部がプログラムを実行することにより画像を合成して全焦点画像を生成してもよい。このとき、フォーカスブラケット撮影により得られた画像が格納されたフォルダごと情報処理装置に転送されることで、情報処理装置の制御部あるいは情報処理装置のユーザは全焦点画像を生成するための画像を容易に選択することができる。
また、本実施形態では、複数の関連する画像を撮影する特定のモードが、フォーカスブラケット撮影モードである場合について説明したが、この場合に限られない。特定のモードは、例えば、カメラ100を一方向にスイングしながら撮影した複数の画像を後工程で合成するパノラマ画像を撮影するためのパノラマ撮影モードであってもよく、複数枚を連続撮影する連続撮影モード等であってもよい。
また、本実施形態では、図3(b)の詳細設定画面310において、新規のフォルダを作成することを推奨するガイダンス311を表示する場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、システム制御部50は図9に示す撮影待機状態の表示画面900において、フォルダ作成ショートカットボタン904に近接して新規のフォルダを作成することを推奨する表示をしてもよい。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するプログラムをネットワークまたは各種記録媒体を介してシステムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(CPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、該プログラムおよび該プログラムを格納した記録媒体は本発明を構成する。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能であり、上述した実施形態を適時組み合わせてもよい。
なお、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェア(例えば、複数のプロセッサーや回路)が処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、上述した実施形態では、本発明を撮像装置に適用する場合について説明したが、この場合に限られず、ライブビュー画像を表示できる装置であれば適用可能である。すなわち、本発明は、スマートフォン、タブレットPC、携帯型のパーソナルコンピュータ、PDA、携帯型の画像ビューワ、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダ等に適用可能である。
また、上述した実施形態では、本発明を撮像装置本体に適用する場合について説明したが、この場合に限られず、有線または無線通信を介して撮像装置(ネットワークカメラを含む)と通信し、撮像装置を遠隔で制御する制御装置にも適用可能である。撮像装置を遠隔で制御する装置としては、例えば、スマートフォン、タブレットPC、デスクトップPC等の装置である。制御装置側で行われた操作や制御装置側で行われた処理に基づいて、制御装置側から撮像装置に各種動作や設定を行わせるコマンドを通知することにより、撮像装置を遠隔から制御可能である。また、撮像装置で撮影したライブビュー画像を有線または無線通信を介して受信して制御装置側で表示できるようにしてもよい。
100:カメラ 101:表示部 102:シャッタースイッチ 106:操作部 108:タッチパネル 202:撮像部 205:画像処理部 206:画像合成部 901:ライブビュー画像 904:フォルダ作成ショートカットボタン(指示アイテム) 50:システム制御部

Claims (18)

  1. 複数の関連した画像を撮影する特定のモードを設定可能な設定手段と、
    撮影手段により撮影されるライブビュー画像を表示手段に表示するように制御する表示制御手段と、
    前記撮影手段により撮影された画像をフォルダに格納するように制御する制御手段と、を有する表示制御装置であって、
    前記設定手段により前記特定のモードが設定された状態において、前記表示制御手段は、
    記撮影手段による撮影を待機している場合に、前記特定のモードで前記撮影手段により撮影される複数の関連した画像を格納するための新規のフォルダの作成を指示するための指示アイテムを、前記ライブビュー画像に重畳して表示するように制御し、
    前記撮影手段による複数の関連した画像の撮影が開始された後、かつ、当該複数の関連した画像の撮影が終了する前であって、次の関連した画像の撮影を待機している場合に、前記指示アイテムを前記ライブビュー画像に重畳して表示するように制御する、
    ことを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記特定のモードが設定された状態において、前記指示アイテムへの操作を介して新規のフォルダの作成指示がなされたことに応じて、新規のフォルダを作成し、当該作成指示の後に撮影された画像を前記作成した新規のフォルダに格納するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記特定のモードが設定された状態において、前記撮影手段による複数の関連した画像の撮影が開始された後、当該複数の関連した画像の撮影が終了するまでにおいて、次の連した画像を撮影するために待機する状態に遷移する度に、前記指示アイテムを前記ライブビュー画像に重畳して表示するように制御する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示制御装置。
  4. 記制御手段は、
    前記指示アイテムに対するユーザ操作に応じて新規のフォルダを作成し、前記撮影手段により撮影された複数の関連した画像を、前記新規のフォルダに格納するように制御する
    ことを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示制御手段は、
    前記指示アイテムに対するユーザ操作に応じて、新規のフォルダの作成の指示を確定する所定のアイテムを表示するように制御し、
    前記制御手段は、
    前記所定のアイテムに対するユーザ操作に応じて、新規のフォルダを作成するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の表示制御装置。
  6. 前記表示制御手段は、
    記特定のモードが設定された状態において、前記撮影手段による撮影を待機している場合であっても、前記新規のフォルダを作成できない場合には前記指示アイテムを表示しない、あるいは、前記新規のフォルダを作成できないことを表示するように制御する
    ことを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の表示制御装置。
  7. 記特定のモードが設定されたことに応じて、複数の関連した画像を格納するための新規のフォルダの作成を推奨するようにユーザに通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の表示制御装置。
  8. 前記制御手段は、
    記特定のモードが設定された状態において、前記撮影手段による1回目の撮影を待機している場合に、前記指示アイテムに対するユーザ操作に応じて新規のフォルダを作成し、
    記特定のモードが設定された状態において、前記撮影手段による2回目の撮影を待機している場合に、前記指示アイテムに対するユーザ操作がないことに応じて新規のフォルダを作成しなかった場合には、
    前記撮影手段により2回目に撮影された複数の関連した画像を、前記撮影手段により1回目の撮影を待機している場合に前記指示アイテムに対するユーザ操作に応じて作成した新規のフォルダに格納するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の表示制御装置。
  9. 前記制御手段は、
    記特定のモードの設定が解除された場合に、前記撮影手段により新たに撮影される画像を格納する新規のフォルダを作成するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の表示制御装置。
  10. 前記制御手段は、
    ユーザ操作に応じて、フォルダに格納された複数の関連した画像をまとめて削除するように制御する
    ことを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の表示制御装置。
  11. 前記表示制御手段は、
    ユーザによるフォルダごとの画像送りの操作に応じて、フォルダに格納された複数の関連した画像のうち先頭または後尾の画像を表示するように制御する
    ことを特徴とする請求項1ないし10の何れか1項に記載の表示制御装置。
  12. 前記特定のモードは、
    後工程で複数の関連した画像を合成するために撮影するモードであることを特徴とする請求項1ないし11の何れか1項に記載の表示制御装置。
  13. 前記特定のモードは、
    焦点が合った位置を撮影開始時の位置からずらして撮影するモードであることを特徴とする請求項1ないし12の何れか1項に記載の表示制御装置。
  14. 前記特定のモードは、
    パノラマ画像を撮影するモードであることを特徴とする請求項1ないし12の何れか1項に記載の表示制御装置。
  15. 前記特定のモードは、
    連続撮影するモードであることを特徴とする請求項1ないし11の何れか1項に記載の表示制御装置。
  16. 複数の関連した画像を撮影する特定のモードを設定可能な設定ステップと、
    撮影手段により撮影されるライブビュー画像を表示手段に表示するように制御する表示制御ステップと、
    前記撮影手段により撮影された画像をフォルダに格納するように制御する制御ステップと、を有する表示制御装置の制御方法であって、
    前記設定ステップにより前記特定のモードが設定された状態において、前記表示制御ステップでは、
    記撮影手段による撮影を待機している場合に、前記特定のモードで前記撮影手段により撮影される複数の関連した画像を格納するための新規のフォルダの作成を指示するための指示アイテムを、前記ライブビュー画像に重畳して表示するように制御し、
    前記撮影手段による複数の関連した画像の撮影が開始された後、かつ、当該複数の関連した画像の撮影が終了する前であって、次の関連した画像の撮影を待機している場合に、前記指示アイテムを前記ライブビュー画像に重畳して表示するように制御する、ことを特徴とする制御方法。
  17. コンピュータを、請求項1ないし15の何れか1項に記載された表示制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  18. コンピュータを、請求項1ないし15の何れか1項に記載された表示制御装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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