JP7276975B1 - 疲労度管理システム、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】着呼者の疲労度に応じた着呼の自動処理を可能にすること。【解決手段】疲労度管理システムは、構内交換機;発呼者からのユーザ宛の着呼があった旨の通知を該構内交換機から受信すると、該ユーザの音声データから予め求められた疲労度値に基づいて決定され予め設定された疲労度に基づいて、該着呼を該ユーザの電話端末又はボイスメールボックスへ、該構内交換機を介して転送するよう構成された疲労度管理サーバ;ユーザの音声データから該ユーザの疲労度値を求め、この疲労度値を該疲労度管理サーバへ送信するよう構成された疲労度判定サーバ;及び、該着呼が該ボイスメールボックスへ転送された旨の通知を該疲労度管理サーバから受信すると、該着呼があった旨及び、該発呼者が伝言を残した場合、該伝言が該ボイスメールボックスに録音されている旨を含むメッセージを該ユーザのユーザ端末へ通知するよう構成されたメッセージ通知サーバ、を含む。【選択図】図2

Description

本開示は、疲労度管理システム、方法及びプログラムに関する。
例えば企業において着呼があった場合、着呼者は、その疲労具合や感情に拘わらず、対応するのが通常である。そのため、着呼者は、疲労度が高かったり、怒りや気落ち等の負の感情の状態で発呼者に対応をすることにより、発呼者の用件や要望に対して間違った情報を伝達したり、適切な回答ができないことがある。これにより、着呼者は、発呼者の心証を悪くしてビジネスチャンスを逃したり、クレーム対応だった場合はさらに事態の悪化を招いたりすることがあった。
上記に関連する技術として、特許文献1に記載されたものがある。
特開2005-094487号公報
以下の分析は本発明者によってなされたものである。
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、発呼者に対し、着呼者との通話の前に、着呼者の感情状態や体調状態を予め了知させることにより、意思の疎通の円滑化を図ることを目的とするものである。更に、特許文献1に記載された技術は、サーバに登録された特定のユーザ(発呼者)に対し、その属性(着呼者の家族、友人、職場の同僚等)毎に、着呼者の感情状態や体調状態の種類(喜怒哀楽等や頭痛、腹痛、気落ち等)に応じて、特定の着呼処理を行うものであり、予めサーバに登録された特定のユーザ以外の者からの着呼は想定されておらず、また、着呼者の疲労度も考慮されていない。
本開示の課題は、任意の発呼者からの着呼に対し着呼者の疲労度に応じた自動処理を可能にすることに貢献する、疲労度管理システム及び方法を提供することである。
本開示の第1の視点により、疲労度管理システムが提供される。
該疲労度管理システムは、
構内交換機、
発呼者からのユーザ宛の着呼があった旨の通知を該構内交換機から受信すると、該ユーザの音声データから予め求められた疲労度値に基づいて決定(判定)され予め設定された疲労度に基づいて、該着呼を該ユーザの電話端末又はボイスメールボックスへ、該構内交換機を介して転送するよう構成された疲労度管理サーバ、
ユーザの音声データから該ユーザの疲労度値を求め、この疲労度値を該疲労度管理サーバへ送信するよう構成された疲労度判定サーバ、及び、
該着呼が該ボイスメールボックスへ転送された旨の通知を該疲労度管理サーバから受信すると、該着呼があった旨及び、該発呼者が伝言を残した場合、該伝言が該ボイスメールボックスに録音されている旨を含むメッセージを該ユーザのユーザ端末へ通知するよう構成されたメッセージ通知サーバ
を含む(形態1)。
本開示の第2の視点により、疲労度管理方法が提供される。
該疲労度管理方法は、
発呼者からの着呼があったとき、着呼先のユーザを特定すること、
該ユーザの音声データから予め求められた疲労度値に基づいて決定(判定)され予め設定された疲労度に基づいて該着呼を該ユーザの電話端末又はボイスメールボックスへ転送すること、及び、
該着呼を該ボイスメールボックスへ転送する場合、前記着呼があった旨及び、前記発呼者が伝言を残した場合、該伝言が該ボイスメールボックスに録音されている旨を含むメッセージを該ユーザのユーザ端末へ通知すること
を含む(形態8)。
本開示の第3の視点により、コンピュータに、本発明の方法を実行させるプログラムが提供される(形態10)。
なお、上記のプログラムは、コンピュータが読み取り可能な(非トランジエントな)記憶媒体に記録することができる。即ち、本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。プログラムは、コンピュータ装置に入力装置又は外部から通信インタフェイスを介して入力され、記憶装置に記憶されて、プロセッサを所定のステップないし処理に従って駆動させ、必要に応じ中間状態を含めその処理結果を段階毎に表示装置を介して表示することができ、あるいは通信インタフェイスを介して、外部と交信することができる。そのためのコンピュータ装置は、一例として、典型的には互いにバスによって接続可能なプロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インタフェイス、及び必要に応じ表示装置を備える。
形態1の疲労度管理システムにおいて、前記疲労度管理サーバは、更に、前記着呼が前記ボイスメールボックスへ転送された場合、該ボイスメールボックスに録音された前記伝言の音声データを前記構内交換機を介して取得し、該音声データを音声認識することにより得たテキストデータを前記メッセージ通知サーバへ送信するよう構成されていること、
該メッセージ通知サーバは、更に、該疲労度管理サーバから受信した該テキストデータを前記ユーザのユーザ端末へ送信するよう構成されていることが可能である(形態2)。
形態1又は2の疲労度管理システムにおいて、前記疲労度管理サーバは、更に、前記ユーザの電話端末が通話した旨の通知を前記構内交換機から受信すると、該通話における該ユーザの音声データを該構内交換機を介して取得し、該音声データを前記疲労度判定サーバへ送信し、該疲労度判定サーバにおいて該音声データから求められた疲労度値を該疲労度判定サーバから受信し、この疲労度値を記憶するよう構成されていることが可能である(形態3)。
形態1又は2の疲労度管理システムにおいて、前記疲労度管理サーバは、更に、前記構内交換機を介してユーザに発呼し、これに応答した該ユーザの該応答中における音声データを取得し、該音声データを前記疲労度判定サーバへ送信し、該疲労度判定サーバにおいて該音声データから求められた疲労度値を該疲労度判定サーバから受信し、この疲労度値を記憶するよう構成されていることが可能である(形態4)。
形態4の疲労度管理システムにおいて、前記疲労度管理サーバは、更に、所定の期間内に複数回取得した前記疲労度値と、この疲労度値に対応付けられた前記ユーザから取得した前記応答中に該ユーザが自ら感じる該ユーザの疲労感とに基づいて疲労度テーブルを作成するよう、及び、該疲労度テーブルの複数の疲労度値に基づいて、疲労度の高低を判断するための閾値を求めるよう、構成されていることが可能である(形態5)。
形態5の疲労度管理システムにおいて、前記疲労度管理サーバは、更に、前記疲労度値が前記閾値以上の場合疲労度が低いと判断して前記着呼を前記ユーザの電話端末へ転送し、該疲労度値が該閾値未満の場合疲労度が高いと判断して前記着呼を前記ボイスメールボックスへ転送するよう構成されていることが可能である(形態6)。
形態1~6の何れかの疲労度管理システムにおいて、該疲労度管理システムは、更に、ユーザの当日のスケジュールを記録するよう構成された勤務管理サーバを含むこと、
該勤務管理サーバは、更に、前記電話端末又は前記ユーザ端末を介して該ユーザの当日の勤務状態についての該ユーザの音声データを取得し、該音声データ及び該スケジュールを前記疲労度管理サーバへ送信するよう構成されていること、
該疲労度管理サーバは、更に、前記予め設定された疲労度と該スケジュールとに基づいて、前記着呼を該ユーザの電話端末又は前記ボイスメールボックスへ転送するよう構成されていることが可能である(形態7)。
形態8の方法において、
該方法は、更に、
複数の時点において取得した前記ユーザの複数の音声データから求められた複数の疲労度値に基づいて、疲労度の高低を決定するための閾値を求めること、及び、
該疲労度値が該閾値以上の場合疲労度が低いと判断して前記着呼を該ユーザの電話端末へ転送し、該疲労度値が該閾値未満の場合疲労度が高いと判断して該着呼を前記ボイスメールボックスへ転送すること
を含むことが可能である(形態9)。
本開示ないしその各視点は、任意の発呼者からの着呼に対し着呼者の疲労度に応じた自動処理を可能にすることに貢献することができる。
本開示の疲労度管理システムの第1実施形態の構成の一例。 本開示の疲労度管理システムの第1実施形態の動作の一例のフローチャート。 本開示の疲労度管理システムにおける疲労度テーブルの準備の一例。 本開示の疲労度管理システムにおける疲労度テーブルの一例。 本開示の疲労度管理システムにおける疲労状態の数値化に利用可能な疲労度解析エンジンの一例。 本開示の疲労度管理システムにおける疲労度の設定の一例。 本開示の疲労度管理システムの第2実施形態の構成の一例。 ハードウェア資源の構成の一例を模式的に示したブロック図。
以下に、本開示の概要について説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、専ら本開示の理解を助けるためのものであり、本開示を図示の態様に限定することは意図していない。また、各図におけるブロック間の接続線は、双方向及び単方向の双方を含む。一方向矢印は、信号、情報、データ等の流れを模式的に示すものであり、双方向性を排除するものではない。更に、各図におけるブロック間の接続は有線又は無線方式の何れでも可能である。更に、プログラムはコンピュータ装置を介して実行され、コンピュータ装置は、例えば、プロセッサ、記憶装置、入力装置、通信インタフェイス、及び必要に応じ表示装置を備え、コンピュータ装置は、通信インタフェイスを介して装置内又は外部の機器(コンピュータを含む)と、有線、無線を問わず、交信可能に構成される。
また、本開示において、「ユーザ端末」は、典型的にはスマートフォン等の携帯電話機であるが、これに限定されず、例えばPC(Personal Computer)、タブレット、PDA(Personal Digital Assistant)等のデータの送受信が可能な任意の装置を含む。
更に、本開示において、「電話端末」とは、特定の電話番号が割り当てられており、通話可能であればよく、例えば固定電話機、いわゆるフィーチャーフォン、スマートフォン等の携帯電話機等であるが、これらに限定されない。また、「電話端末」はソフトウェアによっても実現可能である。更に、「電話端末」は、ユーザ端末等の他の装置と別体の装置として実現可能であるが、ハードウェア、ソフトウェアを問わず、ユーザ端末の一部ないし一機能としても構成可能である。従って、スマートフォンは「ユーザ端末」かつ「電話端末」として構成ないし機能可能である。また、PC、タブレット、PDA等も「ユーザ端末」かつ「電話端末」として構成ないし機能可能である。更に、固定電話機やフィーチャーフォンも、データの送受信が可能であれば、「ユーザ端末」かつ「電話装置」として構成ないし機能可能である。
更に、本開示において、「接続」は、無線方式及び有線方式の何れも含み得る。
(第1実施形態)
図1は、本開示の疲労度管理システムの第1実施形態の構成の一例を示す。該システムは、構内交換機1、疲労度管理サーバ2、疲労度判定サーバ3及びメッセージ通知サーバ4を含む。
なお、第1実施形態においては、疲労度管理サーバ2、疲労度判定サーバ3及びメッセージ通知サーバ4は別個のものとして構成されているが、これらのサーバの任意の組み合わせを1つのサーバの一部ないし一機能として構成することも可能である。例えば、疲労度管理サーバ2と疲労度判定サーバ3を1つのサーバの一部ないし一機能として構成することや、疲労度管理サーバ2、疲労度判定サーバ3及びメッセージ通知サーバ4を1つのサーバの一部ないし一機能として構成することも可能である。
また、本開示の疲労度管理システムは、例えば、サーバ等が自社等内に設置されるオンプレ(ないしオンプレミス)型CTI(Computer Telephony Integration)システム又はサーバ等がクラウド上に設置されるクラウド型CTIシステムとして構成されることも可能である。
構内交換機1は、公衆電話網に複数の構内電話端末を接続し呼制御を行う電話交換機である。構内交換機1は、外線からの発着呼、内線同士の通話の制御等を行うことができる。従って、本開示は、外線と内線の関係への適用が想定されているが、内線同士の関係への適用も可能である。
なお、図1に示した構内交換機1はボイスメールボックスを備えたボイスメール装置5を有するが、疲労度管理サーバ2、疲労度判定サーバ3及びメッセージ通知サーバ4の1つ以上に記憶されたプログラムないしソフトウェアとして具現化されることも可能である。また、ボイスメールボックスを備えたボイスメール装置5は、構内交換機1及びこれらのサーバ2~4から物理的に分離された外部装置として構成されることも可能である。
疲労度管理サーバ(これはワークフロー制御サーバとも称される。)2は、ネットワークを介して構内交換機1に接続されることが可能であり、外線、内線、ユーザの電話機(スマートフォン等)を制御する呼制御情報を構内交換機1との間で送受信することができる。
疲労度管理サーバ2は、電話番号(内線番号、携帯番号)に対応するユーザ情報(ユーザID(Identification)、ユーザ名、メールアドレス、疲労度状況データ、疲労度テーブル、疲労度等)等を記憶するデータベース6を有するが、データベース6は疲労度管理サーバ2の外部装置において具現化されることも可能である。
(疲労度値決定サーバとも称され得る)疲労度判定サーバ3は、ネットワークを介して疲労度管理サーバ2に接続されることが可能であり、疲労度管理サーバ2から受信したユーザの音声データを、例えば疲労度解析エンジン(図5参照)によって、処理することにより、ユーザの音声に表れる(客観的な)疲労状態が数値化された疲労度値を求めることができる。
メッセージ通知サーバ4は、ネットワークを介して疲労度管理サーバ2に接続されることが可能である。更に、メッセージ通知サーバ4は、組織ないしチーム内のコミュニケーションや情報共有をサポートするコラボレーションツールないしコラボレーションプラットホーム(例えばMicrosoft Teams等)のようなユーザ端末で動作するアプリケーションと連携し、該アプリケーションを介してユーザ端末へメッセージを通知することができる。なお、ユーザ端末へ通知されるメッセージは、場合により例えばメールサーバ(不図示)を介して、電子メールで送信することも可能である。
(動作例)
図2は本開示の疲労度管理システムの第1実施形態の動作の一例のフローチャートを示す。
まず、構内交換機1は、発呼者からの着呼を受けると、着呼先のユーザの電話番号に対応する電話番号データを疲労度管理サーバ2へ送信する(ステップS1;以下単に「S1」等と略称する)。
次に、疲労度管理サーバ2は、電話番号データに基づいてデータベース6からその電話番号を有するユーザを特定し、そのユーザの予め設定された疲労度を特定する(S2)。なお、この疲労度としては、例えば、S1の着呼の前に決定された最新の疲労度を使用することができる。
次に、疲労度管理サーバ2は、この予め設定された疲労度の高低を判断する(S3)。
疲労度が低い場合、例えばこの疲労度の決定(判定)に用いられた疲労度値が所定の閾値以上の場合、疲労度管理サーバ2は、着呼を構内交換機1から着呼先のユーザへ転送する(S4)。
他方、疲労度が高い場合、例えばこの疲労度の決定(判定)に用いられた疲労度値が所定の閾値未満の場合、疲労度管理サーバ2は、構内交換機1からボイスメールボックスへ着呼を転送し、ボイスメールボックスは、発呼者に対し着呼先のユーザへの伝言を残すか否か確認する(S5)。
発呼者が伝言を残すことを希望しなかった場合、構内交換機1は電話を切断し、疲労度管理サーバ2へ伝言が録音されなかった旨を通知し(S6)、疲労度管理サーバ2は、発呼者からの着呼はあったが伝言は残されなかった旨をメッセージ通知サーバ4から着呼先のユーザのユーザ端末へコラボレーションツール又は電子メールによって通知する(S7)。
他方、S5において発呼者が伝言を残すことを希望した場合、構内交換機1は着呼をボイスメールボックスへ転送し、ボイスメールボックスは発呼者の伝言を録音する(S8)。
次に、ボイスメールボックスが録音した伝言の音声データを構内交換機1を介して疲労度管理サーバ2へ送信すると(S9)、構内交換機1は電話を切断する(S10)。
そして、疲労度管理サーバ2は、必要に応じ伝言の音声データを音声認識することによりテキストデータを生成し(S11)、音声データ及び/又はテキストデータを、メッセージ通知サーバ4から着呼先のユーザのユーザ端末へコラボレーションツール又は電子メールによって通知する(S12)。なお、音声データのテキスト化は省略可能であるためS11のボックスは破線で記載した。
なお、上記における疲労度の高低の判断の例における「閾値以上」及び「閾値未満」は夫々「閾値超」及び「閾値以下」とすることも可能である。また、疲労状態を数値化する即ち疲労度値を求める手法によっては、疲労度値が閾値未満(ないし以下)の場合を疲労度が低いと判断し、疲労度値が閾値以上(ないし超)の場合を疲労度が高いと判断することも可能である。
このように、本開示のシステムは、発呼者からの着呼があった場合、疲労度に基づいて電話を取り次ぐか又は伝言を録音するかについて自動で判断して処理するため、電話を取り次ぐために人員を割く必要は無く、そのコストを別の生産性の高い業務に配分することができる。
また、本開示のシステムは、発呼者からの着呼があった場合、該システムに記録された後述する疲労度状況データに基づいて疲労度の高いユーザには電話を取り次がず、伝言を録音することによって、着呼先のユーザは自身の疲労が回復してから発呼者に電話を折り返すことができる。
更に、コラボレーションツールを利用することにより、着呼先ユーザは伝言のテキストメッセージをユーザ端末で受信しその内容をいつでも確認することができるため、わざわざ録音された伝言を聞きに行く必要はなくなる。更には、コラボレーションツールを利用するグループ内でこの伝言を共有できるため、グループの他のメンバが電話の折り返し忘れや対応の遅れをフォローすることにより、ビジネス機会の喪失を回避することができる。
(疲労度テーブルの準備の一例)
図3は、本開示の疲労度管理システムにおける疲労度テーブルの準備の一例を示す。なお、疲労度テーブルは、疲労度の決定に利用可能な閾値を求めるために使用可能な手段の一例であるが、疲労状態ないし疲労感は人により異なるため、ユーザ毎に作成されることが望ましい。疲労度テーブルの一例については図4参照。
まず、ユーザは予め決められたURL(Uniform Resource Locator)等を使用して疲労度管理サーバ2にアクセスし、これに応答して、疲労度管理サーバ2は構内交換機1を介してユーザの電話端末の電話番号に発呼する。そして、ユーザが着呼に応答し、音声メッセージに従って会話することにより、疲労度管理サーバ2はユーザの音声データを取得する。更に、ユーザはこの会話の際に自分が感じた、例えば元気、普通、疲弊等の(主観的な)疲労感を疲労度管理サーバ2に入力する(S10)。
次に、疲労度管理サーバ2は、取得したユーザの音声データを疲労度判定サーバ3へ送信し、疲労度判定サーバ3はユーザの(客観的な)疲労状態が数値化された疲労度値を求める(S11)。
そして、疲労度管理サーバ2は、疲労度判定サーバ3から疲労度値を取得し、この疲労度値とこれに対応する疲労感とに基づき疲労度基準データを作成し(S12)、データベース6に保存された疲労度テーブルに記録する(S13)。
ユーザが自ら感じる疲労感が異なるタイミングで上記S10~S13を複数回実行することにより、疲労度をより正確に判定することができる。また、S10~S13は、所定の期間(例えば勤務時間)内において、一定間隔で又はランダムに実行されてもよい。
そして、疲労度テーブルに含まれる複数の疲労度基準データの疲労度値を平均化することにより、疲労度を決定するための閾値を求めることができる。なお、そのような複数の疲労度値の中央値を閾値とすることも可能である。また、「普通」の疲労感に対応する疲労度基準データの疲労度値を平均化したもの又はそれらの疲労度値の中央値を閾値とすることも可能である。
なお、上記の例では、S10において、まずユーザが疲労度管理サーバ2にアクセスし、これに応答して、疲労度管理サーバ2がユーザの電話端末に発呼しているが、このユーザによるアクセスを待たずに、相応のプログラムに従って疲労度管理サーバ2側からユーザにアクセスする即ちユーザの電話端末に発呼するようにしてもよい。
また、上記の例では、ユーザの音声データは、電話による通話によって取得されているが、例えばユーザ端末において音声UI(User Interface)を介して取得されてもよい。
(疲労状態の数値化)
図5は、本開示の疲労度管理システムにおける疲労状態の数値化ないし疲労度値の決定に利用可能な疲労度解析エンジンの一例を示す。
図示の疲労度解析エンジンによる疲労状態の数値化ないし疲労度値の決定は疲労度判定サーバ3において実行される。具体的には、疲労度判定サーバ3は、疲労度管理サーバ2からユーザの(疲労状態が表れる音声の)音声データを受信し、音声データを疲労度解析エンジンに入力する。疲労度解析エンジンは、音声データから得られる音声の波形に基づいて脳の活性度を測定し、一定の数値範囲(例えば0~1000)で数値化し、これを疲労度値に対応付ける。この例では、活性度0~1000は疲労度値0~1000に相当し、より高い活性度はより低い疲労度に対応し、より低い活性度はより高い疲労度に対応する。
疲労度解析については以下の文献参照。なお、これらの文献の開示内容は本書に記載されているものとする。
・特許第4989618号(カオス論的指標値計算システム)
・特許第5812265号(自律神経の状態評価システム)
・特許第4317898号(カオス論的指標値計算システム)
・特許第4500955号(大脳評価装置)
・「発話分析から考える脳機能モデル」、塩見格一、感性工学研究論文集vol.4、2004
・「カオス論的な音声分析による心身状態の評価」、日本航海学会誌「NAVIGATION」、vol.190、2014
・「カオス論的音声評価技術」、Kakuichi Shiomi、人間工学会、第51巻
・「聴感上の演出に対してロバストな音声信号特徴量について」、人間工学会、2020(塩見-NECPF共著)
・「音声信号に定義する覚醒度評価特徴量に現れる個人差に関する調査結果」、人間工学会、2020
・“Voice Processing Technique for Human Cerebral Activity Measurement”, Kakuichi Shiomi, IEEE Conference on System SMC-2008 Singapore
・“Experimental Results of Measuring Human Fatigue by Utilizing Uttered Voice Procesing”, Kakuichi Shiomi, Kiyoshi Sato et. Al., 2008 IEEE Conference on System
・“Chaotic Voice Analysis Method of Human Performance Monitoring”, Kakuichi Shiomi, ESREL 2009 Annual Conference of the European Safety and Reliability Association, 2009
図6は、本開示の疲労度管理システムにおける疲労度の設定の一例を示す。なお、この設定されるべき疲労度は、発呼者からの着呼があったときに該着呼を着呼先のユーザに転送するか又はボイスメールボックスへ転送するかを判断ないし決定するために利用される。
疲労度の設定は、ユーザが電話応対をすることにより行われる。着呼の場合を説明すると、発呼者からの着呼を受け、疲労度管理サーバ2は、構内交換機1を介して着呼先のユーザへ転送する。ユーザが着呼に応答すると、疲労度管理サーバ2はユーザの音声データを取得する(S20)。例えば、疲労度管理サーバ2は、構内交換機1と疲労度管理サーバ2の間に音声パスを接続し、音声データを取得してもよい。
次に、疲労度管理サーバ2は、取得したユーザの音声データを疲労度判定サーバ3へ送信し、疲労度判定サーバ3は、例えば上記の疲労度解析エンジンを用いて、ユーザの疲労度値を決定する(S21)。
そして、疲労度管理サーバ2は、疲労度判定サーバ3から疲労度値を取得し、この疲労度値を日時と共に当該ユーザの疲労度状況データとしてデータベース6に記録する。これにより、特定時点における疲労度値によって(その高低が)決定された疲労度が設定される(S22)。
なお、上記の例では、着呼の場合を説明したが、発呼の場合も同様に疲労度の設定が行なわれる。
また、上記S20は以下のように行うことも可能である(変形例):ユーザは予め決められたURL等を使用して疲労度管理サーバ2にアクセスし、これに応答して、疲労度管理サーバ2は構内交換機1を介してユーザの電話端末の電話番号に発呼する;そして、ユーザが着呼に応答し、音声メッセージに従って会話することにより、疲労度管理サーバ2はユーザの音声データを取得する。
なお、この変形例では、まずユーザが疲労度管理サーバ2にアクセスし、これに応答して、疲労度管理サーバ2がユーザの電話端末に発呼しているが、このユーザによるアクセスを待たずに、相応のプログラムに従って疲労度管理サーバ2側からユーザにアクセスする即ちユーザの電話端末に発呼するようにしてもよい。
また、上記の各例では、ユーザの音声データは、電話による通話によって取得されているが、例えばユーザ端末において音声UIを介して取得されてもよい。
更に、この疲労度の設定は、必ずしも上記「疲労度テーブルの準備」と独立に実行される必要はなく、疲労度テーブルを更新するために疲労度テーブルに追加される最新の疲労度値によって決定された疲労度をこの「疲労度の設定」のための疲労度としてもよい。
(第2実施形態)
図7は、本開示の疲労度管理システムの第2実施形態の構成の一例を示す。該システムは、構内交換機1、疲労度管理サーバ2、疲労度判定サーバ3及びメッセージ通知サーバ4に加えて、勤務管理サーバ7を含む。なお、構内交換機1、疲労度管理サーバ2、疲労度判定サーバ3及びメッセージ通知サーバ4は、基本的に、第1実施形態の構内交換機1、疲労度管理サーバ2、疲労度判定サーバ3及びメッセージ通知サーバ4と同様である。
勤務管理サーバ7は、ユーザの電話端末の電話番号に発呼し、該ユーザの音声による当日の勤務状態や(例えば疲労感等に関する)コメント等を取得し、この音声を音声認識することによって得たテキストデータを、例えばそのデータベースに、記録する機能を有する。更に、勤務管理サーバ7には、ユーザのスケジュールも記録されている。
疲労度管理サーバ2は、勤務管理サーバ7とユーザとの通話の通知を構内交換機1から受けると、構内交換機1を介してこの通話の音声データを取得し、この音声データを疲労度判定サーバ3へ送信し、疲労度判定サーバ3において決定された疲労度値を疲労度判定サーバ3から受信することにより、該ユーザの当日の疲労度を確実に記録することができる。
なお、電話の通話を介してではなく、例えばユーザ端末における音声UIを介してユーザの音声データを取得する場合は、勤務管理サーバ7からの通知を受けた疲労度管理サーバ2がユーザの音声による当日の勤務状態や(例えば疲労感等に関する)コメント等を取得し、これを勤務管理サーバ7へ送信するように構成されることも可能である。
(動作例)
本開示の疲労度管理システムの第2実施形態の動作は、基本的に、図2に示した第1実施形態の動作の一例のフローチャートに示したものと同一であるが、図2のS2において、疲労度管理サーバ2が着呼先のユーザの疲労度に加えて、勤務管理サーバ7から該ユーザの当日のスケジュールを取得する点、及び、S3において、疲労度管理サーバ2がユーザへ着呼を転送するか否かについて、該スケジュールを考慮して判断する点において第1実施形態の動作と相違する。
例えば、設定された疲労度が低い場合であっても、ユーザが会議中の場合には、疲労度管理サーバ2は着呼をボイスメールへ転送することができる。また、設定された疲労度が高い場合であっても、疲労度の(最後の)設定の時点から一定時間経過しており着呼の時点でスケジュールに予定が無い場合は、疲労度管理サーバ2は、疲労は回復したと判断し、ユーザに着呼を転送することも可能である。
(他の実施形態)
疲労度管理サーバ2は、Web会議システムから通知を受けて、該システムからユーザの音声データを取得することも可能である。これにより、疲労度の設定を更新する機会(場合により、疲労度テーブルを更新する機会)を増やすことができる。
ユーザの疲労度はユーザの映像から決定することも可能である(例えば<https://jp.ricoh.com/technology/institute/research/tech_human_fatigue_detection.html>参照)。従って、疲労度管理サーバ2は、カメラ等の映像取得手段を更に備え、これによって定期的にユーザの撮影し、その映像からユーザの疲労度を決定することにより、「疲労度の設定」のための疲労度を更新することができる。
疲労度管理サーバ2は、記録した疲労度値とその時刻に基づいて1日の疲労のサイクルや疲労の回復時間を推測することも可能である。これにより、発呼者からの着呼の直近に疲労度が設定されていない場合であっても、疲労度管理サーバ2は、ユーザの疲労度を推測し、着呼をユーザに転送するか、ボイスメールボックスへ転送するかを判断することができる。
なお、上記各実施形態に係るサーバは、いわゆるハードウェア資源(情報処理装置、コンピュータ)により構成することができ、図8に例示する構成を備えたものを用いることができる。例えば、ハードウェア資源100は、内部バス104により相互に接続される、プロセッサ101、メモリ102、ネットワークインタフェイス103等を備える。
なお、図8に示す構成は、ハードウェア資源100のハードウェア構成を限定する趣旨ではない。ハードウェア資源100は、図示しないハードウェア(例えば、入出力インタフェイス)を含んでもよい。あるいは、装置に含まれるプロセッサ101等のユニットの数も図8の例示に限定する趣旨ではなく、例えば、複数のプロセッサ101がハードウェア資源100に含まれていてもよい。プロセッサ101には、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等を用いることができる。
メモリ102には、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等を用いることができる。
ネットワークインタフェイス103には、例えば、LAN(Local Area Network)カード、ネットワークアダプタ、ネットワークインタフェイスカード等を用いることができる。
ハードウェア資源100の機能は、上述の処理モジュールにより実現される。当該処理モジュールは、例えば、メモリ102に格納されたプログラムをプロセッサ101が実行することで実現される。また、そのプログラムは、ネットワークを介してダウンロードするか、あるいは、プログラムを記憶した記憶媒体を用いて、更新することができる。さらに、上記処理モジュールは、半導体チップにより実現されてもよい。即ち、上記処理モジュールが行う機能は、何らかのハードウェアにおいてソフトウェアが実行されることによって実現できればよい。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
[付記1]疲労度管理システムは、
構内交換機、
発呼者からのユーザ宛の着呼があった旨の通知を該構内交換機から受信すると、該ユーザの音声データから予め求められた疲労度値に基づいて決定され予め設定された疲労度に基づいて、該着呼を該ユーザの電話端末又はボイスメールボックスへ、該構内交換機を介して転送するよう構成された疲労度管理サーバ、
ユーザの音声データから該ユーザの疲労度値を求め、この疲労度値を該疲労度管理サーバへ送信するよう構成された疲労度判定サーバ、及び、
該着呼が該ボイスメールボックスへ転送された旨の通知を該疲労度管理サーバから受信すると、該着呼があった旨及び、該発呼者が伝言を残した場合、該伝言が該ボイスメールボックスに録音されている旨を含むメッセージを該ユーザのユーザ端末へ通知するよう構成されたメッセージ通知サーバ
を含む。
[付記2]疲労度管理システムにおいて、
前記疲労度管理サーバは、更に、前記着呼が前記ボイスメールボックスへ転送された場合、該ボイスメールボックスに録音された前記伝言の音声データを前記構内交換機を介して取得し、該音声データを音声認識することにより得たテキストデータを前記メッセージ通知サーバへ送信するよう構成されている;
該メッセージ通知サーバは、更に、該疲労度管理サーバから受信した該テキストデータを前記ユーザのユーザ端末へ送信するよう構成されている。
[付記3]疲労度管理システムにおいて、
前記疲労度管理サーバは、更に、前記ユーザの電話端末が通話した旨の通知を前記構内交換機から受信すると、該通話における該ユーザの音声データを該構内交換機を介して取得し、該音声データを前記疲労度判定サーバへ送信し、該疲労度判定サーバにおいて該音声データから求められた疲労度値を該疲労度判定サーバから受信し、この疲労度値を記憶するよう構成されている。
[付記4]疲労度管理システムにおいて、
前記疲労度管理サーバは、更に、前記構内交換機を介してユーザに発呼し、これに応答した該ユーザの該応答中における音声データを取得し、該音声データを前記疲労度判定サーバへ送信し、該疲労度判定サーバにおいて該音声データから求められた疲労度値を該疲労度判定サーバから受信し、この疲労度値を記憶するよう構成されている。
[付記5]疲労度管理システムにおいて、
前記疲労度管理サーバは、更に、所定の期間内に複数回取得した前記疲労度値と、この疲労度値に対応付けられた前記ユーザから取得した前記応答中に該ユーザが自ら感じる該ユーザの疲労感とに基づいて疲労度テーブルを作成するよう、及び、該疲労度テーブルの複数の疲労度値に基づいて、疲労度の高低を判断するための閾値を求めるよう、構成されている。
[付記6]疲労度管理システムにおいて、
前記疲労度管理サーバは、更に、前記疲労度値が前記閾値以上の場合疲労度が低いと判断して前記着呼を前記ユーザの電話端末へ転送し、該疲労度値が該閾値未満の場合疲労度が高いと判断して前記着呼を前記ボイスメールボックスへ転送するよう構成されている。
[付記7]疲労度管理システムにおいて、
該疲労度管理システムは、更に、ユーザの当日のスケジュールを記録するよう構成された勤務管理サーバを含む;
該勤務管理サーバは、更に、前記電話端末又は前記ユーザ端末を介して該ユーザの当日の勤務状態についての該ユーザの音声データを取得し、該音声データ及び該スケジュールを前記疲労度管理サーバへ送信するよう構成されている;
該疲労度管理サーバは、更に、前記予め設定された疲労度と該スケジュールとに基づいて、前記着呼を該ユーザの電話端末又は前記ボイスメールボックスへ転送するよう構成されている。
[付記8]疲労度管理方法は、
発呼者からの着呼があったとき、着呼先のユーザを特定すること、
該ユーザの音声データから予め求められた疲労度値に基づいて決定され予め設定された疲労度に基づいて該着呼を該ユーザの電話端末又はボイスメールボックスへ転送すること、及び、
該着呼を該ボイスメールボックスへ転送する場合、前記着呼があった旨及び、前記発呼者が伝言を残した場合、該伝言が該ボイスメールボックスに録音されている旨を含むメッセージを該ユーザのユーザ端末へ通知すること
を含む。
[付記9]疲労度管理方法において、
該方法は、更に、
複数の時点において取得した前記ユーザの複数の音声データから求められた複数の疲労度値に基づいて、疲労度の高低を決定するための閾値を求めること、及び、
該疲労度値が該閾値以上の場合疲労度が低いと判断して前記着呼を該ユーザの電話端末へ転送し、該疲労度値が該閾値未満の場合疲労度が高いと判断して該着呼を前記ボイスメールボックスへ転送すること
を含む。
[付記10]疲労度管理方法において、
該方法は、更に、前記着呼が前記ボイスメールボックスへ転送された場合、該ボイスメールボックスに録音された前記伝言の音声データを音声認識することにより得たテキストデータを前記ユーザのユーザ端末へ送信すること
を含む。
[付記11]疲労度管理方法において、
該方法は、更に、前記ユーザの電話端末が通話した旨の通知を受信すると、該通話における該ユーザの音声データから求められた疲労度値を記憶すること
を含む。
[付記12]疲労度管理方法において、
該方法は、更に、ユーザに発呼し、これに応答した該ユーザの該応答中における音声データから求められた疲労度値を記憶すること
を含む。
[付記13]疲労度管理方法において、
該方法は、更に、所定の期間内に複数回取得した前記疲労度値と、この疲労度値に対応付けられた前記ユーザから取得した前記応答中に該ユーザが自ら感じる該ユーザの疲労感とに基づいて疲労度テーブルを作成すること、及び、該疲労度テーブルの複数の疲労度値に基づいて、疲労度の高低を判断するための閾値を求めること
を含む。
[付記14]疲労度管理方法において、
該方法は、更に、前記疲労度値が前記閾値以上の場合疲労度が低いと判断して前記着呼を前記ユーザの電話端末へ転送し、該疲労度値が該閾値未満の場合疲労度が高いと判断して前記着呼を前記ボイスメールボックスへ転送すること
を含む。
[付記15]疲労度管理方法において、
該方法は、更に、前記予め設定された疲労度とユーザの当日のスケジュールとに基づいて、前記着呼を該ユーザの電話端末又は前記ボイスメールボックスへ転送するよう構成されている。
[付記16]コンピュータに、疲労度管理方法を実行させるプログラム。
本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態ないし実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択(部分的削除を含む)が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1 構内交換機
2 疲労度管理サーバ
3 疲労度判定サーバ
4 メッセージ通知サーバ
5 ボイスメール装置
6 データベース
7 勤務管理サーバ

100 ハードウェア資源
101 プロセッサ
102 メモリ
103 ネットワークインタフェイス
104 内部バス

Claims (10)

  1. 構内交換機、
    発呼者からのユーザ宛の着呼があった旨の通知を該構内交換機から受信すると、該ユーザの音声データから予め求められた疲労度値に基づいて決定され予め設定された疲労度に基づいて、該着呼を該ユーザの電話端末又はボイスメールボックスへ、該構内交換機を介して転送するよう構成された疲労度管理サーバ、
    ユーザの音声データから該ユーザの疲労度値を求め、この疲労度値を該疲労度管理サーバへ送信するよう構成された疲労度判定サーバ、及び、
    該着呼が該ボイスメールボックスへ転送された旨の通知を該疲労度管理サーバから受信すると、該着呼があった旨及び、該発呼者が伝言を残した場合、該伝言が該ボイスメールボックスに録音されている旨を含むメッセージを該ユーザのユーザ端末へ通知するよう構成されたメッセージ通知サーバ
    を含む、疲労度管理システム。
  2. 請求項1に記載の疲労度管理システムにおいて、
    前記疲労度管理サーバは、更に、前記着呼が前記ボイスメールボックスへ転送された場合、該ボイスメールボックスに録音された前記伝言の音声データを前記構内交換機を介して取得し、該音声データを音声認識することにより得たテキストデータを前記メッセージ通知サーバへ送信するよう構成されていること、
    該メッセージ通知サーバは、更に、該疲労度管理サーバから受信した該テキストデータを前記ユーザのユーザ端末へ送信するよう構成されていること
    を特徴とする疲労度管理システム。
  3. 請求項1又は2に記載の疲労度管理システムにおいて、
    前記疲労度管理サーバは、更に、前記ユーザの電話端末が通話した旨の通知を前記構内交換機から受信すると、該通話における該ユーザの音声データを該構内交換機を介して取得し、該音声データを前記疲労度判定サーバへ送信し、該疲労度判定サーバにおいて該音声データから求められた疲労度値を該疲労度判定サーバから受信し、この疲労度値を記憶するよう構成されていること
    を特徴とする疲労度管理システム。
  4. 請求項1又は2に記載の疲労度管理システムにおいて、
    前記疲労度管理サーバは、更に、前記構内交換機を介してユーザに発呼し、これに応答した該ユーザの該応答中における音声データを取得し、該音声データを前記疲労度判定サーバへ送信し、該疲労度判定サーバにおいて該音声データから求められた疲労度値を該疲労度判定サーバから受信し、この疲労度値を記憶するよう構成されていること
    を特徴とする疲労度管理システム。
  5. 請求項4に記載の疲労度管理システムにおいて、
    前記疲労度管理サーバは、更に、所定の期間内に複数回取得した前記疲労度値と、この疲労度値に対応付けられた前記ユーザから取得した前記応答中に該ユーザが自ら感じる該ユーザの疲労感とに基づいて疲労度テーブルを作成するよう、及び、該疲労度テーブルの複数の疲労度値に基づいて、疲労度の高低を判断するための閾値を求めるよう、構成されていること
    を特徴とする疲労度管理システム。
  6. 請求項5に記載の疲労度管理システムにおいて、
    前記疲労度管理サーバは、更に、前記疲労度値が前記閾値以上の場合疲労度が低いと判断して前記着呼を前記ユーザの電話端末へ転送し、該疲労度値が該閾値未満の場合疲労度が高いと判断して前記着呼を前記ボイスメールボックスへ転送するよう構成されていること
    を特徴とする疲労度管理システム。
  7. 請求項1~6の何れかに記載の疲労度管理システムにおいて、
    該疲労度管理システムは、更に、ユーザの当日のスケジュールを記録するよう構成された勤務管理サーバを含むこと、
    該勤務管理サーバは、更に、前記電話端末又は前記ユーザ端末を介して該ユーザの当日の勤務状態についての該ユーザの音声データを取得し、該音声データ及び該スケジュールを前記疲労度管理サーバへ送信するよう構成されていること、
    該疲労度管理サーバは、更に、前記予め設定された疲労度と該スケジュールとに基づいて、前記着呼を該ユーザの電話端末又は前記ボイスメールボックスへ転送するよう構成されていること
    を特徴とする疲労度管理システム。
  8. 疲労度管理方法であって、
    発呼者からの着呼があったとき、着呼先のユーザを特定すること、
    該ユーザの音声データから予め求められた疲労度値に基づいて決定され予め設定された疲労度に基づいて該着呼を該ユーザの電話端末又はボイスメールボックスへ転送すること、及び、
    該着呼を該ボイスメールボックスへ転送する場合、前記着呼があった旨及び、前記発呼者が伝言を残した場合、該伝言が該ボイスメールボックスに録音されている旨を含むメッセージを該ユーザのユーザ端末へ通知すること
    を含む、方法。
  9. 請求項8に記載の方法において、
    該方法は、更に、
    複数の時点において取得した前記ユーザの複数の音声データから求められた複数の疲労度値に基づいて、疲労度の高低を決定するための閾値を求めること、及び、
    該疲労度値が該閾値以上の場合疲労度が低いと判断して前記着呼を該ユーザの電話端末へ転送し、該疲労度値が該閾値未満の場合疲労度が高いと判断して該着呼を前記ボイスメールボックスへ転送すること
    を含むこと
    を特徴とする方法。
  10. コンピュータに、請求項8又は9に記載の方法を実行させるプログラム。
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