JP7276226B2 - キャブ支持体 - Google Patents

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Description

本開示は、キャブ支持体に関する。
従来から、車両の前後方向に延びるように配置された車体フレームに対して、キャブを支持するキャブフレームをリンクアームで連結するキャブ支持体が実用化されている。このキャブ支持体は、車両の前後方向に延びるように配置されたリンクアームで連結することにより、車体フレームに対してキャブを前後方向に支持することができる。
ここで、キャブフレームが、車体フレームに対してリンクアームで強固に連結されると、車体フレームの振動がキャブフレームにそのまま伝達されて、キャブの乗り心地が低下するおそれがある。
そこで、キャブの振動を抑制する技術として、例えば、特許文献1には、シャシからキャブに伝達される振動の減衰性能を低下させることなく、キャブのピッチングおよびローリングを改善して乗心地を改善するキャブサスペンション装置が開示されている。このキャブサスペンション装置は、リンクアームの両端部に配置されるラバーブッシュの前後方向の弾性力を小さくするため、キャブに伝達される前後方向の振動を吸収することができる。
特開2001-301651号公報
しかしながら、特許文献1の装置は、リンクアームの両端部に弾性力を小さくしたラバーブッシュを配置するため、リンクアームおよびリンクアームに接続されたフレーム、すなわち車体フレームに接続された車体側フレーム全体が車両の前後方向に動くおそれがある。リンクアームの周辺には、例えばラジエータ、エンジン、配線類などの様々な車両機器が配置されており、これらの車両機器に前後方向に移動した車体側フレームが衝突して損傷するおそれがあった。
本開示は、車体側フレームの動きを規制しつつキャブの振動を抑制するキャブ支持体を提供することを目的とする。
本開示に係るキャブ支持体は、車両の前後方向に延びるように配置され、車体を支持する車体フレームと、車体フレームの上側に配置され、キャブを支持するキャブフレームと、車両の上下方向に延びるように配置され、一端部がキャブフレームに固定されたキャブブラケットと、車両の上下方向に延びるように配置され、一端部が車体フレームに固定された車体ブラケットと、車幅方向に延びるように配置されたスタビライザーと、前後方向に延びるように配置され、後端部車体ブラケットの他端部に接続されると共に前端部キャブブラケットの他端部およびスタビライザーに接続されて、車体フレームに対してキャブを前後方向に支持するリンクアームとを備え、キャブブラケットの他端部およびスタビライザーとリンクアームの前端部とを接続するキャブ側接続部分は、車体ブラケットの他端部とリンクアームの後端部とを接続する車体側接続部分と比較して、前後方向の移動量が大きくなるように形成されるものである。
本開示によれば、車体側フレームの動きを規制しつつキャブの振動を抑制することが可能となる。
本開示の実施の形態1に係るキャブ支持体を備えた車両の構成を示す図である。 キャブ支持体の構成を示す図である。 車体側接続部分およびキャブ側接続部分の構成を示す図である。 車体側ブッシュの構成を示す図である。 キャブ側ブッシュの構成を示す図である。 実施の形態2に係るキャブ支持体の構成を示す図である。 実施の形態3のキャブ側ブッシュの構成を示す図である。
以下、本開示に係る実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に、本開示の実施の形態に係るキャブ支持体を備えた車両の構成を示す。車両は、キャブ1と、架装部2と、キャブ支持体3とを有する。車両は、例えば、トラックなどの商用車が挙げられる。
キャブ1は、搭乗者が搭乗するためのもので、車両の前部に配置されている。
架装部2は、例えば荷物を載せるためのもので、キャブ1に対して車両後方に配置されている。
キャブ支持体3は、一対の車体フレーム4aおよび4bと、一対のキャブフレーム5aおよび5bと、一対のリンクアーム6aおよび6bとを有する。
車体フレーム4aおよび4bは、車体を支持するもので、車幅方向に離間しつつ車両の前後方向D1に延びるように配置されている。車体フレーム4aおよび4bは、車両の前部から後部にわたって延びるように配置されている。この車体フレーム4aおよび4bの上側には、キャブ1および架装部2が配置されている。
キャブフレーム5aおよび5bは、キャブ1を支持するもので、車体フレーム4aおよび4bの上側に配置されている。キャブフレーム5aおよび5bは、車幅方向に離間しつつキャブ1の底面に沿って前後方向D1に延びるように配置されている。
リンクアーム6aおよび6bは、車体フレーム4aおよび4bに対応して車幅方向に離れて配置されている。リンクアーム6aおよび6bは、車体フレーム4aおよび4bに対してキャブ1を前後方向D1に支持するもので、車体フレーム4aおよび4bとキャブフレーム5aおよび5bとの間を前後方向D1に延びるように配置されている。そして、リンクアーム6aおよび6bの一端部が車体フレーム4aおよび4bにそれぞれ対応して接続され、リンクアーム6aおよび6bの他端部がキャブフレーム5aおよび5bにそれぞれ対応して接続されている。
次に、キャブ支持体3の構成について詳細に説明する。
図2に示すように、キャブ支持体3は、一対のキャブブラケット7aおよび7bと、一対の車体ブラケット8aおよび8bと、スタビライザー9と、一対のサスペンション10aおよび10bとを有する。
キャブブラケット7aおよび7bは、キャブフレーム5aおよび5bにそれぞれ対応して配置され、車両の上下方向D2に延びるように形成されている。キャブブラケット7aの一端部はキャブフレーム5aに固定され、キャブブラケット7bの一端部はキャブフレーム5bに固定されている。キャブブラケット7aおよび7bの一端部は、例えば溶接およびボルトなどによりキャブフレーム5aおよび5bに固定することができる。一方、キャブブラケット7aの他端部はスタビライザー9の一端部が連結され、キャブブラケット7bの他端部はスタビライザー9の他端部が連結されている。
車体ブラケット8aおよび8bは、車体フレーム4aおよび4bにそれぞれ対応して配置され、上下方向D2に延びるように形成されている。車体ブラケット8aの一端部は車体フレーム4aに固定され、車体ブラケット8bの一端部が車体フレーム4bに固定されている。車体ブラケット8aおよび8bの一端部は、例えば溶接およびボルトなどにより固定することができる。一方、車体ブラケット8aの他端部はリンクアーム6aの一端部と連結され、車体ブラケット8bの他端部はリンクアーム6bの一端部と連結されている。
スタビライザー9は、車体を車幅方向D3に支持するもので、車幅方向D3に延びるように配置され、自らの周りに捻れるように変形可能に形成されている。
サスペンション10aおよび10bは、キャブ1を上下方向D2に弾性的に支持するもので、上下方向D2に延びるように配置されている。サスペンション10aの一端部は車体フレーム4aに固定され、サスペンション10bの一端部は車体フレーム4bに固定されている。一方、サスペンション10aの他端部はスタビライザー9の一端部に固定され、サスペンション10bの他端部はスタビライザー9の他端部に固定されている。サスペンション10aおよび10bは、例えばボルトなどで固定することができる。また、サスペンション10aおよび10bは、例えばスプリングおよびショックアブソーバーなどから構成することができる。
ここで、リンクアーム6aおよび6bの一端部は、車体ブラケット8aおよび8bの他端部に連結されている。すなわち、リンクアーム6aおよび6bの一端部は、車体ブラケット8aおよび8bを介して車体フレーム4aおよび4bに接続されている。このため、リンクアーム6aおよび6bの一端部および車体ブラケット8aおよび8bの他端部は、車体フレーム4aおよび4bとリンクアーム6aおよび6bを接続する車体側接続部分13aおよび13bを構成する。
一方、リンクアーム6aおよび6bの他端部は、サスペンション10aおよび10bとの間でキャブブラケット7aおよび7bを車幅方向D3に挟むようにスタビライザー9に固定されている。すなわち、リンクアーム6aおよび6bの他端部は、スタビライザー9およびキャブブラケット7aおよび7bを介してキャブフレーム5aおよび5bに接続されている。このため、リンクアーム6aおよび6bの他端部、スタビライザー9の両端部およびキャブブラケット7aおよび7bの他端部は、キャブフレーム5aおよび5bとリンクアーム6aおよび6bを接続するキャブ側接続部分14aおよび14bを構成する。リンクアーム6aおよび6bの他端部は、例えば溶接などによりスタビライザー9に固定することができる。
次に、車体側接続部分13aおよび13b、キャブ側接続部分14aおよび14bの構成について詳細に説明する。
図3に、車体側接続部分13bおよびキャブ側接続部分14bの構成を示す。リンクアーム6bの一端部に形成される車体側接続部分13bには、車体側ブッシュ11が配置されている。
車体側ブッシュ11は、リンクアーム6bの一端部を車体ブラケット8bに弾性的に連結するものである。すなわち、車体側ブッシュ11は、車体ブラケット8bを介してリンクアーム6bの一端部を車体フレーム4bに接続する。また、車体側ブッシュ11は、車体ブラケット8bに対して、リンクアーム6bの一端部を車幅方向D3に延びる軸の周りに回動可能に連結する。
また、キャブブラケット7bの他端部に形成されるキャブ側接続部分14bには、キャブ側ブッシュ12が配置されている。
キャブ側ブッシュ12は、キャブブラケット7bの他端部をスタビライザー9に弾性的に連結するものである。すなわち、キャブ側ブッシュ12は、スタビライザー9およびキャブブラケット7bを介して、キャブフレーム5bをリンクアーム6bの他端部に接続する。また、キャブ側ブッシュ12は、キャブブラケット7bに対して、スタビライザー9の他端部を車幅方向D3に延びる軸の周りに回動可能に連結する。これにより、スタビライザー9の他端部に固定されたリンクアーム6bの他端部が、スタビライザー9の動きに応じて、車幅方向D3に延びる軸の周りに回動することになる。
なお、車体側接続部分13aおよびキャブ側接続部分14aは、車体側接続部分13bおよびキャブ側接続部分14bと同様の構成を有するため説明を省略する。
このように、リンクアーム6aおよび6bの一端部は、車体側接続部分13aおよび13bに配置された車体側ブッシュ11により、車体ブラケット8aおよび8bに連結されている。また、リンクアーム6aおよび6bの一端部は、車体側接続部分13aおよび13bに配置された車体側ブッシュ11により、車幅方向D3に延びる軸の周りに回動可能に車体ブラケット8aおよび8bに連結されている。
一方、キャブブラケット7aおよび7bは、キャブ側接続部分14aおよび14bに配置されたキャブ側ブッシュ12により、リンクアーム6aおよび6bの他端部にスタビライザー9を介して連結されている。また、キャブブラケット7aおよび7bは、キャブ側接続部分14aおよび14bに配置されたキャブ側ブッシュ12により、車幅方向D3に延びる軸の周りにリンクアーム6aおよび6bが回動可能にスタビライザー9を介してリンクアーム6aおよび6bの他端部を連結する。
次に、車体側ブッシュ11およびキャブ側ブッシュ12の構成について詳細に説明する。
図4に示すように、車体側ブッシュ11は、内壁部11aと、外壁部11bと、車体側弾性部11cとを有する。
内壁部11aは、車体側弾性部11cを内側から支持するもので、円筒形状に形成されている。内壁部11aの内側には、車体ブラケット8aおよび8bの他端部が固定される。内壁部11aは、所定の剛性を有する材料から構成され、例えば金属から構成することができる。
外壁部11bは、車体側弾性部11cを外側から支持するもので、円筒形状に形成されている。外壁部11bは、リンクアーム6aおよび6bの一端部に圧入されることにより、リンクアーム6aおよび6bに固定される。外壁部11bは、所定の剛性を有する材料から構成され、例えば金属から構成することができる。
車体側弾性部11cは、所定の弾性力を有し、内壁部11aと外壁部11bとの間を満たす、すなわち車体側ブッシュ11全体を満たすように配置されている。車体側弾性部11cは、例えば、ゴム材料から構成することができる。
図5に示すように、キャブ側ブッシュ12は、内壁部12aと、外壁部12bと、キャブ側弾性部12cとを有する。
内壁部12aは、キャブ側弾性部12cを内側から支持するもので、円筒形状に形成されている。内壁部12aの内側には、スタビライザー9の端部が固定される。内壁部12aは、所定の剛性を有する材料から構成され、例えば金属から構成することができる。
外壁部12bは、キャブ側弾性部12cを外側から支持するもので、円筒形状に形成されている。外壁部12bは、キャブブラケット7aおよび7bの他端部に圧入されることにより、キャブブラケット7aおよび7bに固定される。外壁部12bは、所定の剛性を有する材料から構成され、例えば金属から構成することができる。
キャブ側弾性部12cは、車体側弾性部11cと同じ材料から構成され、内壁部12aと外壁部12bとの間に配置されている。キャブ側弾性部12cは、例えば、ゴム材料から構成することができる。また、キャブ側弾性部12cは、前後方向D1からの押圧に応じて変形するように、内壁部12aの前側および後側に上下方向D2に延びる孔12dが形成されている。これにより、キャブ側弾性部12cは、車体側弾性部11cと比較して前後方向D1の弾性力が小さくなるように形成される。
このように、キャブ側弾性部12cに孔12dが形成されることにより、キャブ側ブッシュ12は、車体側ブッシュ11と比較して前後方向D1に小さい弾性力で、キャブブラケット7aおよび7bを介してキャブフレーム5aおよび5bをリンクアーム6aおよび6bの他端部に接続する。これにより、キャブ側接続部分14aおよび14bは、車体側接続部分13aおよび13bと比較して、前後方向D1の移動量が大きくなるように形成されることになる。
次に、本実施の形態の動作について説明する。
まず、図1に示すように、車両が運転されると、路面からの振動が車体フレーム4aおよび4bを介して伝達される。
このとき、図2に示すように、車体フレーム4aおよび4bとキャブブラケット7aおよび7bが、サスペンション10aおよび10bを介して上下方向D2に接続されている。このため、車体フレーム4aおよび4bから上下方向D2の振動が伝達された場合には、サスペンション10aおよび10bが、その振動を吸収し、キャブ1の振動を抑制することができる。
このとき、前後方向D1に延びるリンクアーム6aおよび6bが、車幅方向D3に延びる軸の周りに回動可能にキャブブラケット7aおよび7bに接続されている。このため、サスペンション10aおよび10bの動きを妨げることなく、キャブブラケット7aおよび7bを前後方向D1に支持することができる。
また、キャブブラケット7aおよび7bは、車幅方向D3に延びるスタビライザー9により互いに連結されている。このため、車体フレーム4aおよび4bから車幅方向D3の振動が伝達された場合には、スタビライザー9が捻れるように変形して、その振動を吸収し、キャブ1の振動を抑制することができる。
また、リンクアーム6aおよび6bが、車幅方向D3に延びる軸の周りに回動可能にキャブブラケット7aおよび7bに接続されているため、スタビライザー9の変形を妨げることなく、キャブブラケット7aおよび7bを前後方向D1に支持することができる。
さらに、図3に示すように、キャブブラケット7aおよび7bの他端部にキャブ側ブッシュ12が配置されて、このキャブ側ブッシュ12がスタビライザー9を介してリンクアーム6aおよび6bに接続されている。キャブ側ブッシュ12は、図5に示すように、前後方向D1からの押圧に応じて変形する孔12dが形成されている。これにより、車体フレーム4aおよび4bから前後方向D1の振動が伝達された場合には、キャブ側ブッシュ12の孔12dが変形して、その振動を吸収し、キャブ1の振動を抑制することができる。
このとき、例えば、リンクアーム6aおよび6bの一端部に配置された車体側ブッシュ11を、キャブ側ブッシュ12と同じ弾性力で、前後方向D1からの押圧に応じて変形するように形成すると、車体フレーム4aおよび4bに接続された車体側フレームが前後方向D1に移動するおそれがある。例えば、車体フレーム4aおよび4bに接続されたリンクアーム6a,6bおよびスタビライザー9などの車体側フレームが、前後方向D1に移動するおそれがある。
一般的に、これらの車体側フレームの周辺には、車体フレーム4aおよび4bに固定されたラジエータ、エンジンおよび配線類などの図示しない様々な車両機器が配置されている。例えば、スタビライザー9の近傍には、ラジエータが対向配置されている。このため、車体フレーム4aおよび4bに接続された車体側フレームが、車体フレーム4aおよび4bと別々に移動すると、車体フレーム4aおよび4bに固定されたラジエータなどの車両機器と衝突するおそれがある。
そこで、図4に示すように、車体側ブッシュ11は、全体を満たすように車体側弾性部11cが配置されている。これにより、車体フレーム4aおよび4bに対するリンクアーム6aおよび6bの移動が規制されるため、リンクアーム6aおよび6bの動きを車体フレーム4aおよび4bと一体にすることができる。また、リンクアーム6aおよび6bにはスタビライザー9が固定されているため、スタビライザー9の動きも車体フレーム4aおよび4bと一体にすることができる。このようにして、リンクアーム6aおよび6bおよびスタビライザー9が、車体フレーム4aおよび4bに固定された車両機器と衝突することを抑制することができる。
このように、キャブ側接続部分14aおよび14bが、車体側接続部分13aおよび13bと比較して、前後方向D1の移動量が大きくなるように形成されている。これにより、車体フレーム4aおよび4bに接続されたリンクアーム6aおよび6bの動きを規制しつつキャブ1の前後方向D1の振動を抑制することができる。
また、リンクアーム6aおよび6bとスタビライザー9が固定されている。これにより、リンクアーム6aおよび6bと共にスタビライザー9の動きも規制して、車体フレーム4aおよび4bに固定された車両機器との衝突を確実に抑制することができる。
また、キャブブラケット7aおよび7bの他端部にキャブ側接続部分14aおよび14bを形成し、このキャブ側接続部分14aおよび14bにキャブ側ブッシュ12を配置している。これにより、車体フレーム4aおよび4bに対してキャブブラケット7aおよび7bの移動量のみが大きくなるため、車体フレーム4aおよび4bに接続された車体側フレーム全体の動きを確実に規制することができる。
また、キャブ側ブッシュ12は、前後方向D1の弾性力が小さくなるように孔12dを形成するだけでよく、車体側フレームの動きの規制とキャブ1の振動の抑制を容易に両立することができる。
このようにして、車体フレーム4aおよび4bに接続された車体側フレームの動きを規制しつつキャブ1の振動を前後方向D1、上下方向D2および車幅方向D3に抑制することができる。
本実施の形態によれば、キャブ側接続部分14aおよび14bが、車体側接続部分13aおよび13bと比較して、前後方向D1の移動量が大きくなるように形成される。これにより、車体フレーム4aおよび4bに接続された車体側フレームの動きを規制しつつキャブ1の振動を抑制することができる。
(実施の形態2)
以下、本開示の実施の形態2について説明する。ここでは、上記の実施の形態1との相違点を中心に説明し、上記の実施の形態1との共通点については、共通の参照符号を使用して、その詳細な説明を省略する。
上記の実施の形態1では、キャブ側接続部分14aおよび14bは、車体側接続部分13aおよび13bより前側に配置されたが、車体側接続部分13aおよび13bと比較して前後方向D1の移動量が大きくなるように形成されていればよく、これに限られるものではない。
例えば、図6に示すように、実施の形態1のキャブブラケット7aおよび7b、リンクアーム6aおよび6bに換えて、キャブブラケット21aおよび21b、リンクアーム22aおよび22bを配置することができる。
キャブブラケット21aおよび21bは、車体ブラケット8aおよび8bの後方に配置されて、上下方向D2に延びるように形成されている。キャブブラケット21aおよび21bの一端部はキャブフレーム5aおよび5bに固定され、キャブブラケット21aおよび21bの他端部にはキャブ側接続部分23aおよび23bが形成されている。キャブ側接続部分23aおよび23bには、実施の形態1と同様に、キャブ側ブッシュ12が配置されており、このキャブ側ブッシュ12にリンクアーム22aおよび22bの他端部が連結されている。これにより、リンクアーム6aおよび6bの他端部は、キャブブラケット21aおよび21bを介してキャブフレーム5aおよび5bに接続されることになる。
リンクアーム22aおよび22bは、一端部から他端部に向かって後方に延びるように配置され、一端部に車体側接続部分24aおよび24bが形成され、他端部がキャブブラケット21aおよび21bに連結されている。車体側接続部分24aおよび24bには、実施の形態1と同様に、車体側ブッシュ11が配置されており、この車体側ブッシュ11に車体ブラケット8aおよび8bの他端部が連結されている。すなわち、リンクアーム22aおよび22bの一端部は、車体ブラケット8aおよび8bを介して車体フレーム4aおよび4bに接続される。
このような構成により、キャブフレーム5aおよび5bをリンクアーム22aおよび22bに接続するキャブ側ブッシュ12が、リンクアーム22aおよび22bを車体フレーム4aおよび4bに接続する車体側ブッシュ11と比較して、前後方向D1の移動量が大きくなるように接続される。これにより、車体フレーム4aおよび4bに接続されたリンクアーム22aおよび22bの動きを規制しつつキャブ1の前後方向D1の振動を抑制することができる。
本実施の形態によれば、キャブ側接続部分23aおよび23bが、車体側接続部分24aおよび24bと比較して、前後方向D1の移動量が大きくなるように形成される。これにより、車体フレーム4aおよび4bに接続された車体側フレームの動きを規制しつつキャブ1の振動を抑制することができる。
(実施の形態3)
以下、本開示の実施の形態3について説明する。ここでは、上記の実施の形態1および2との相違点を中心に説明し、上記の実施の形態1および2との共通点については、共通の参照符号を使用して、その詳細な説明を省略する。
上記の実施の形態1および2では、キャブ側ブッシュ12は、内壁部12aの前側と後側に同じ形状の孔12dが形成されたが、前後方向D1からの押圧に応じて変形することができればよく、これに限られるものではない。
例えば、図7に示すように、実施の形態1の孔12dに換えて孔31aおよび31bを形成することができる。
孔31aは、実施の形態1と同様に、内壁部12aの前側に配置されて、上下方向D2に延びるように形成されている。
孔31bは、内壁部12aの後側に配置されて、上下方向D2に延びるように形成されている。ここで、孔31bは、内面から前方に突出する突出部32を有する。
このような構成により、キャブ側ブッシュ12は、前後方向D1からの振動に応じて孔31aおよび31bが変形して、その振動を吸収し、キャブ1の振動を抑制することができる。このとき、突出部32が、孔31bの内面を支持するため孔31bの変形量を調節することができる。
本実施の形態によれば、キャブ側ブッシュ12は、孔31bの内面から突出する突出部32を有するため、突出部32が孔31bの内面を支持し、孔31bの変形量を調節することができる。
なお、上記の実施の形態1~3では、キャブ側接続部分にキャブ側ブッシュ12が配置されると共に車体側接続部分に車体側ブッシュ11が配置されたが、キャブ側接続部分が、車体側接続部分と比較して、前後方向D1の移動量が大きくなるように形成されていればよく、これに限られるものではない。
例えば、キャブ側接続部分に前後方向D1に延びる長孔を形成し、この長孔を移動可能にキャブブラケットの他端部を接続することができる。
また、上記の実施の形態1~3では、キャブ側ブッシュ12は、孔が形成されたが、車体側ブッシュ11と比較して前後方向D1に小さい弾性力で接続すればよく、これに限られるものではない。例えば、キャブ側ブッシュ12は、車体側ブッシュ11の車体側弾性部11cと比較して、小さい弾性力を有する材料でキャブ側弾性部12cを構成することができる。
また、上記の実施の形態1では、キャブブラケット7aおよび7bのキャブ側接続部分14aおよび14bには、スタビライザー9が連結されたが、スタビライザー9およびリンクアーム6aおよび6bの他端部の少なくとも一方が連結されていればよく、これに限られるものではない。
また、上記の実施の形態1~3では、リンクアームは、一端部が車体ブラケット8aおよび8bに連結されると共に他端部がキャブブラケットに連結されたが、一端部が車体フレーム4aおよび4bに接続されると共に他端部がキャブフレーム5aおよび5bに接続されていればよく、これに限られるものではない。
例えば、リンクアームは、一端部を車体フレーム4aおよび4bに直接連結すると共に他端部をキャブフレーム5aおよび5bに直接連結することができる。
その他、上記の実施の形態は、何れも本発明の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば、上記の実施の形態で説明した各部の形状や個数などについての開示はあくまで例示であり、適宜変更して実施することができる。
本開示に係るキャブ支持体は、車体フレームに対してキャブをリンクアームで支持する支持体に利用できる。
1 キャブ
2 架装部
3 キャブ支持体
4a,4b 車体フレーム
5a,5b キャブフレーム
6a,6b,22a,22b リンクアーム
7a,7b,21a,21b キャブブラケット
8a,8b 車体ブラケット
9 スタビライザー
10a,10b サスペンション
11 車体側ブッシュ
11a 内壁部
11b 外壁部
11c 車体側弾性部
12 キャブ側ブッシュ
12a 内壁部
12b 外壁部
12c キャブ側弾性部
12d,31a,31b 孔
13a,13b,24a,24b 車体側接続部分
14a,14b,23a,23b キャブ側接続部分
32 突出部
D1 前後方向
D2 上下方向
D3 車幅方向

Claims (6)

  1. 車両の前後方向に延びるように配置され、車体を支持する車体フレームと、
    前記車体フレームの上側に配置され、キャブを支持するキャブフレームと、
    前記車両の上下方向に延びるように配置され、一端部が前記キャブフレームに固定されたキャブブラケットと、
    前記車両の上下方向に延びるように配置され、一端部が前記車体フレームに固定された車体ブラケットと、
    車幅方向に延びるように配置されたスタビライザーと、
    前記前後方向に延びるように配置され、後端部前記車体ブラケットの他端部に接続されると共に前端部前記キャブブラケットの他端部および前記スタビライザーに接続されて、前記車体フレームに対して前記キャブを前記前後方向に支持するリンクアームと
    を備え、
    前記キャブブラケットの他端部および前記スタビライザーと前記リンクアームの前端部とを接続するキャブ側接続部分は、前記車体ブラケットの他端部と前記リンクアームの後端部とを接続する車体側接続部分と比較して、前記前後方向の移動量が大きくなるように形成されるキャブ支持体。
  2. 前記車体側接続部分に配置され、前記リンクアームの後端部前記車体ブラケットの他端部に接続する車体側ブッシュと、
    前記キャブ側接続部分に配置され、前記車体側ブッシュと比較して前記前後方向に小さい弾性力で前記キャブブラケットの他端部および前記スタビライザーを前記リンクアームの前端部に接続するキャブ側ブッシュとをさらに有する請求項1に記載のキャブ支持体。
  3. 前記車体側ブッシュは、所定の弾性力を有し、全体を満たすように配置された車体側弾性部を有し、
    前記キャブ側ブッシュは、前記車体側弾性部と比較して弾性力が小さくなるように前後方向からの押圧に応じて変形する孔が形成され、前記孔の内面に前方に突出する突出部が形成されたキャブ側弾性部を有する請求項2に記載のキャブ支持体。
  4. 前記キャブブラケットは、他端部に前記キャブ側接続部分が配置され請求項1~3のいずれか一項に記載のキャブ支持体。
  5. 前記車両の上下方向に延びるように配置され、一端部が前記車体フレームに接続されると共に他端部が前記スタビライザーに接続されるサスペンションをさらに有する請求項1~4に記載のキャブ支持体。
  6. 記リンクアームは、一端部に前記車体側接続部分が配置され請求項1~5のいずれか一項に記載のキャブ支持体。
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