JP6866196B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は、包装箱に関する。
内フラップに外フラップを重ねて接着することで封緘される包装箱が知られている。
例えば、特許文献1に記載の包装箱は、一対の内フラップに貼り合わされる一対の外フラップを有するA式の箱である。各外フラップには、その端縁に向かって広がるように形成されたV字状の斜折罫が形成されている。V字状の斜折罫の内側には、上下方向に撓む可撓部が構成されている。この包装箱を開封する場合、作業者は、一方の外フラップの可撓部を押し込んで他方の外フラップの端縁との間に隙間を形成し、その隙間に手を入れて外フラップを内フラップから引き剥がす(分離する)。
特開2003−335323号公報
上記した包装箱では、一対の外フラップの突き合わせ部分に隙間をあけることで作業者が外フラップを掴み易くなっていたが、一対の内フラップと外フラップとを接着する複数の接着部を略同時に剥がさなければならなかった。このため、外フラップを内フラップから引き剥がすために大きな力を必要としていた。このため、力の弱い作業者が包装箱を容易に開封することができない場合があった。
本発明は、上記課題を解決するために、小さな力で容易に開封可能な包装箱を提供する。
上記した目的を達成するため、本発明の包装箱は、第1面板の端部から延びた内面板と、第2面板の端部から延びた外面板と、を含み、前記内面板に前記外面板を重ねて接着することで封緘される包装箱であって、前記内面板、または前記内面板から前記第1面板に亘って形成され、封緘状態で押し込まれることで前記外面板を掴むための開封穴を形成する押込部と、封緘状態で前記押込部に対して前記外面板の延出方向に直交する幅方向一方にずれた位置に形成され、前記第2面板側から前記外面板の先端に向かって互いに離れるように延びている折曲線対と、を備え、前記折曲線対は、封緘状態で前記押込部側に位置する正折線と、前記正折線よりも前記幅方向一方側に位置する逆折線と、を含み、前記内面板と前記外面板との接着部は、封緘状態で前記押込部を挟んで前記幅方向に離間した位置に複数設定され、前記外面板を前記内面板から分離する場合、前記外面板が前記開封穴の形成位置において分離方向に力を受けて前記正折線で山折れすると共に前記逆折線で谷折れすることによって、前記幅方向他方の前記接着部が剥がれ始めた後、前記幅方向一方の前記接着部が剥がれ始める。
この場合、前記正折線は、封緘状態で前記外面板と前記第2面板との境界線上に位置する基点から前記外面板の先端に向かって前記押込部側に傾斜して延びており、前記逆折線は、前記基点から前記外面板の先端に向かって前記幅方向一方に傾斜して延びている、または前記基点から前記外面板の前記幅方向一端に向かって傾斜して延びていることが好ましい。
この場合、前記複数の接着部は、前記押込部よりも前記幅方向他方に設けられている第1接着部と、前記折曲線対の間に設けられている第2接着部と、を含んでいることが好ましい。
この場合、封緘状態で前記押込部に対して前記外面板の前記幅方向他方にずれた位置に形成され、前記第2面板側から前記外面板の先端に向かって互いに離れるように延びている第2の折曲線対を更に備え、前記第2の折曲線対は、封緘状態で前記押込部側に位置する第2の正折線と、前記第2の正折線よりも前記幅方向他方側に位置する第2の逆折線と、を含み、前記複数の接着部は、前記第2の折曲線対の間に設けられている第3接着部を更に含み、前記外面板を前記内面板から分離する場合、前記第1接着部および前記第2接着部が剥がれ始めた後、前記外面板が前記第2の正折線で山折れすると共に前記第2の逆折線で谷折れすることによって、前記第3接着部が剥がれ始めることが好ましい。
この場合、前記第2の正折線は、封緘状態で前記外面板と前記第2面板との境界線上に位置する第2の基点から前記外面板の先端に向かって前記押込部側に傾斜して延びており、前記第2の逆折線は、前記第2の基点から前記外面板の先端に向かって前記幅方向他方に傾斜して延びている、または前記第2の基点から前記外面板の前記幅方向他端に向かって傾斜して延びており、前記第2の基点と前記押込部の幅方向中央との間の距離は、前記基点と前記押込部の幅方向中央との間の距離よりも長く設定されていることが好ましい。
この場合、前記押込部は、一部を切り込まずに残存部として残しつつ前記開封穴の輪郭に沿って切り込まれた切目線を含んでいることが好ましい。
この場合、前記切目線は、その一部を封緘状態で前記外面板から露出させるように前記内面板または前記内面板から前記第1面板に亘って形成され、前記残存部は、封緘状態で前記外面板に覆われるように前記内面板に形成されていることが好ましい。
他の場合、前記切目線は、前記内面板から前記第1面板に亘って形成され、前記残存部は、前記第1面板に形成されていることが好ましい。
この場合、前記第1面板と前記第2面板とは、対向して設けられ、前記外面板は、封緘状態で前記内面板の全体を覆うように設けられていることが好ましい。
この場合、互いに対向した一対の第3面板の端部に連なった状態で設けられ、前記内面板の内側に重なる一対の側面フラップを更に備え、前記第1面板と前記第2面板とは、前記一対の第3面板に対して周方向にずれた位置に対向して設けられ、前記一対の側面フラップは、それぞれ、封緘状態で前記押込部の押し込みを許容する切欠部を含んでいることが好ましい。
他の場合、前記第1面板は、対向して一対設けられ、前記第2面板は、前記一対の第1面板に対して周方向にずれた位置に対向して一対設けられ、前記内面板は、前記一対の第1面板の端部に連なった状態で一対設けられ、前記外面板は、前記一対の第2面板の端部に連なった状態で一対設けられ、前記一対の外面板は、封緘状態で前記一対の内面板の一部を覆うように設けられていることが好ましい。
また、他の場合、一面に開口部を有する身箱と、前記開口部を塞いだ状態で前記身箱に固定される閉塞体と、を備え、前記身箱は、前記第1面板の周縁から法線方向に延びた周壁の少なくとも一面を形成する前記内面板を含み、前記閉塞体は、前記開口部を閉塞可能に形成されている前記第2面板と、前記第2面板の端部に連なった状態で設けられ、前記第2面板によって前記開口部を閉塞した場合に前記内面板に接着される前記外面板と、を含んでいることが好ましい。
本発明によれば、包装箱を小さな力で容易に開封することができる。
本発明の第1実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱を封緘する手順を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱を封緘した状態を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱を開封し始めた状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱の開封途中を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱を開封した状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱を封緘した状態を示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱を開封した状態を示す側面図である。 本発明の第3実施形態に係る包装箱のブランクを示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る包装箱を開封した状態を示す側面図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例に係る包装箱を開封した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態の第2変形例に係る包装箱を示す側面図である。 本発明の第4実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本発明の第5実施形態に係る包装箱を示す斜視図である。 本発明の第5実施形態の変形例に係る包装箱を示す分解斜視図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書では、方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<第1実施形態:包装箱の概要>
図1および図2を参照して、第1実施形態に係る包装箱1について説明する。図1は包装箱1を示す斜視図である。図2は包装箱1のブランク6を示す平面図である。
図1に示すように、包装箱1は、複数の内容物M1を包むように折り曲げて端部を貼り合せることで封緘されるラップアラウンド形式のケースである。具体的には、包装箱1は、底面板12の両端部から延びた一対の内フラップ17と、天面板10の両端部から延びた一対の外フラップ18と、を含んでいる。包装箱1は、各内フラップ17に各外フラップ18を重ねて接着することで封緘されるケースである。更に具体的には、包装箱1は、各内フラップ17の略全体が各外フラップ18で覆われる、所謂フルオーバーフラップ型のケースである。なお、内容物M1は、例えば、食品(飲料)等を詰めた缶、瓶または樹脂製の容器等である。内容物M1は、例えば、下面から上面に向かって広がった略半球状に形成されている。
包装箱1は、図2に示すブランク6を組み立てることで形成されている。ブランク6は、一枚の紙製の段ボールを紙器打抜装置で打ち抜いて形成されている。段ボールは、例えば、波状の中しん9Aに表ライナ9Bと裏ライナ9C(図1参照)とを貼り合せたものである。なお、図2は、表ライナ9B側(包装箱1の外面側)を示している。本明細書では、段ボールの中しん9Aと平行な方向を「段方向」と呼び、段方向に直交する方向を「流れ方向」と呼ぶこととする。図面に示す「X」は「段方向」を示し、「Y」は「流れ方向」を示している。
<包装箱のブランク>
図2に示すように、ブランク6は、天面板10(第2面板)と、第1側面板11(第3側面)と、底面板12(第1面板)と、第2側面板13(第3面板)と、継代片14と、一対の第1側面フラップ15と、一対の第2側面フラップ16と、一対の内フラップ17(内面板)と、一対の外フラップ18(外面板)と、を含んでいる。
天面板10、第1側面板11、底面板12、第2側面板13および継代片14は、順番に段方向に連なった状態で形成されている。各板等10〜14は、それぞれ、流れ方向に略同一寸法となる略矩形板状に形成されている。天面板10の段方向の寸法は、底面板12の段方向の寸法と略同一である。第1側面板11の段方向の寸法は、第2側面板13の段方向の寸法と略同一である。継代片14の段方向の寸法は、第2側面板13の段方向の寸法よりも短く形成されている。
一対の第1側面フラップ15は、第1側面板11の流れ方向の両端に連なった状態で設けられている。一対の第2側面フラップ16は、第2側面板13の流れ方向の両端に連なった状態で設けられている。各第1側面フラップ15および各第2側面フラップ16は、それぞれ、流れ方向に略同一寸法となる略長方形状に形成されている。各側面フラップ15,16の流れ方向の寸法(延出寸法)は、天面板10(底面板12)の段方向の寸法の半分未満である。各側面フラップ15,16の段方向の寸法は、各側面板11,13の段方向の寸法と略同一である。
一対の内フラップ17は、底面板12の流れ方向の両端に連なった状態で設けられている。一対の外フラップ18は、天面板10の流れ方向の両端に連なった状態で設けられている。各内フラップ17および各外フラップ18は、それぞれ、流れ方向に略同一寸法となる略長方形状に形成されている。各フラップ17,18の流れ方向の寸法(延出寸法)は、第1側面板11(第2側面板13)の段方向の寸法と略同一である。各フラップ17,18の延出寸法は、各側面フラップ15,16の延出寸法よりも僅かに長く設定されている。各フラップ17,18の段方向の寸法は、底面板12(天面板10)の段方向の寸法と略同一である。
各面板等10〜14の境界部分には、第1罫線19Aが形成されている。各フラップ15〜16と各面板10〜13との境界部分には、第2罫線19Bが形成されている。各第1罫線19Aおよび各第2罫線19Bは、それぞれ、段ボールを裏ライナ9C側から厚み方向に直線状に潰して形成されている。各罫線19A,19Bは、裏ライナ9Cを内側に向けるように段ボールを折り曲げるための折線である。
<包装箱の封緘>
ここで、図1ないし図4を参照して、上記したブランク6によって内容物M1を包装する工程(包装箱1を封緘する手順)について説明する。図3は包装箱1を封緘する手順を示す側面図である。図4は包装箱1を封緘した状態を示す側面図である。なお、本明細書では、各フラップ17,18の延出方向(流れ方向)に直交する方向(段方向)を「幅方向」とも呼ぶ。
包装箱1は、例えば、包装装置(図示せず)によって自動または半自動で組み立てられる。まず、包装装置は、ブランク6を平面上に配置した状態で、集積された複数(例えば6つ)の内容物M1を底面板12に載置する(図1参照)。6つの内容物M1は、例えば、流れ方向に3行、段方向に2列となる配列で底面板12に載置される。続いて、包装装置は、内容物M1を覆うように第2側面板13および継代片14を第1罫線19Aに沿って折り曲げる。また、包装装置は、内容物M1を覆うように第1側面板11および天面板10を第1罫線19Aに沿って折り曲げる。そして、包装装置は、継代片14に重ねた天面板10の先端部を接着剤で接着する。なお、接着剤として、例えば、ホットメルト接着剤、合成樹脂系エマルジョン接着剤または両面テープ等を用いることができる。
以上によって、底面板12と天面板10とは互いに対向して設けられ、第1側面板11と第2側面板13とは互いに対向して設けられた状態になる。天面板等10,12は、各側面板11,13に対して周方向に90°ずれた位置に対向して設けられている。つまり、各面板10〜13が、略矩形筒状の周壁1A(図1参照)を形成し、6つの内容物M1を包み込んでいる。
次に、包装装置は、周壁1Aの流れ方向両端の開口部を各フラップ15〜18によって閉塞する。具体的には、図3に示すように、包装装置は、各第1側面フラップ15と各第2側面フラップ16とを第2罫線19Bに沿って内側に折り曲げる。この状態で、第1側面フラップ15の先端と第2側面フラップ16先端とは互いに離れている。続いて、図4に示すように、包装装置は、各内フラップ17を第2罫線19Bに沿って内側に折り曲げる。この状態で、各側面フラップ15,16は、内フラップ17の内側に重なっている。その後、包装装置は、内フラップ17の表ライナ9Bまたは外フラップ18の裏ライナ9Cに対し、幅方向に離間した2箇所に接着剤を塗布する(図3および図4の破線円参照)。最後に、包装装置は、各外フラップ18を第2罫線19Bに沿って内側に折り曲げ、内フラップ17に重ねた外フラップ18を接着剤で接着する。
以上によって、包装箱1が封緘された状態になる(図1参照)。なお、本明細書では、各内フラップ17と各外フラップ18とが接着剤を介して接着された部分を接着部21とも呼ぶ。
封緘状態で、各外フラップ18は、内フラップ17の略全体を覆うように設けられている(図4参照)。この包装箱1は、段方向両端面のうち何れか一方の外フラップ18を内フラップ17から引き剥がすことで開封されるようになっている。ところが、所謂フルオーバーフラップ型の包装箱1では、外フラップ18が内フラップ17の略全体を覆っているため、作業者が外フラップ18をしっかりと掴むことが難しかった。また、外フラップ18をしっかりと掴むことができない状況で、内フラップ17と外フラップ18との2箇所の接着部21を剥がすことは困難なことが多かった。そこで、第1実施形態に係る包装箱1では、小さな力で容易に開封することを可能にする開封構造22を備えている。
<開封構造>
図2ないし図4を参照して、開封構造22について説明する。開封構造22は、一対の押込部23と、2組の折曲線対24と、を含んでいる。各押込部23は、包装箱1を開封する場合に開口する。各折曲線対24は、包装箱1を開封する場合に外フラップ18を折り曲げるための線である。
<押込部>
図2に示すように、一対の押込部23は、各第2罫線19Bを横断するように内フラップ17から底面板12(第1面板)に亘って形成されている。詳細は後述するが、各押込部23は、封緘状態で押し込まれることで外フラップ18を掴むための開封穴Hを形成するようになっている。なお、一対の押込部23は図2において左右対称に形成されているため、以下の説明では、1つの押込部23について説明する。
押込部23は、内フラップ17等の幅方向略中央に形成されている。押込部23は、底面板12から内フラップ17に向かって僅かに広がった略台形状に形成されている。押込部23は、第2罫線19Bを基準とした場合に、底面板12側よりも内フラップ17側に長く延びている。押込部23は、一部を切り込まずに残存部23Aとして残しつつ開封穴Hの輪郭に沿って切り込まれた切目線23Bを含んでいる。
残存部23Aは、内フラップ17側で幅方向に延びた押込部23の一辺である。残存部23Aは、封緘状態で外フラップ18に覆われるように内フラップ17に形成されている(図4参照)。残存部23Aには、段方向に沿って逆罫線23Cが形成されている。逆罫線23Cは、段ボールを表ライナ9B側から厚み方向に直線状に潰して形成されている。逆罫線23Cは、表ライナ9Bを内側に向けるように段ボールを折り曲げるための折線である。
切目線23Bは、残存部23Aの両端から底面板12側に向かって延びた略U字状に形成されている。切目線23Bは、その一部を封緘状態で外フラップ18から露出させるように内フラップ17から底面板12(第1面板)に亘って形成されている。切目線23Bは、複数の切目を略等間隔に並べた所謂ミシン目で形成されている。各切目は、刃物を段ボールの厚み方向に貫通させることで形成されている。なお、切目線23Bは、所謂ミシン目に限らず、例えば、裏ライナ9Cのみを切断、または裏ライナ9Cから段ボールの厚み方向の途中(略半分)まで切断した半切り線で形成されていてもよい。また、上記した各側面フラップ15,16は、封緘状態において、その先端が切目線23Bを僅かに超える位置まで延びている(図3参照)。つまり、各側面フラップ15,16は、封緘状態で押込部23の押し込みを阻害しない延出寸法に設定されている。
<折曲線>
図2に示すように、2組の折曲線対24は、継代片14とは反対側となる各外フラップ18の幅方向一方に形成されている。なお、2組の折曲線対24は図2において左右対称に形成されているため、以下の説明では、1組の折曲線対24について説明する。
折曲線対24は、封緘状態で押込部23に対して外フラップ18の幅方向一方にずれた位置に形成されている(図4参照)。折曲線対24は、封緘状態の外フラップ18において第2側面板13側に寄った位置に形成されている(図4参照)。折曲線対24は、天面板10側から外フラップ18の先端に向かって互いに離れるように延びている。つまり、折曲線対24は、流れ方向外側に向かって広がった略V字状に形成されている。
折曲線対24は、正折線24Aと、逆折線24Bと、を含んでいる。正折線24Aは封緘状態で押込部23側に位置し、逆折線24Bは正折線24Aよりも幅方向一方側(段方向一方側)に位置している(図4参照)。詳細には、正折線24Aと逆折線24Bとは、外フラップ18と天面板10との境界線上(第2罫線19B上)に位置する基点P1から延びている。更に詳細には、図4に示すように、正折線24Aは、封緘状態で基点P1から外フラップ18の先端に向かって押込部23側に傾斜して延びている。逆折線24Bは、基点P1から外フラップ18の幅方向一端に向かって傾斜して延びている。正折線24Aと第2罫線19Bとの成す角度αは、例えば、65°に設定されている。正折線24Aと逆折線24Bとの成す角度βは、例えば、70°に設定されている。なお、上記した角度αと角度βは、それぞれ、30°〜80°の範囲で設定することができる。
正折線24Aは、外フラップ18を裏ライナ9C側から厚み方向に直線状に潰して形成されている。逆折線24Bは、外フラップ18を表ライナ9B側から厚み方向に直線状に潰して形成されている。外フラップ18は、正折線24Aに沿って裏ライナ9Cを内側に向けて折り曲げられ、且つ逆折線24Bに沿って表ライナ9Bを内側に向けて折り曲げられるようになっている。
なお、図3および図4に示すように、内フラップ17と外フラップ18との2つの接着部21は、封緘状態で押込部23を挟んで幅方向に離間した位置に設定されている。2つの接着部21は、押込部23よりも幅方向他方に設けられている第1接着部21Aと、折曲線対24の間に設けられている第2接着部21Bと、を含んでいる。
<包装箱の開封>
次に、図5ないし図7を参照して、封緘された包装箱1を開封する手順(開封構造22の作用)について説明する。図5は包装箱1を開封し始めた状態を示す斜視図である。図6は包装箱1の開封途中を示す斜視図である。図7は包装箱1を開封した状態を示す斜視図である。
図5に示すように、作業者は、底面板12側に露出した押込部23を指で押し込む。すると、押込部23は、切目線23Bに沿って切断されて第2罫線19Bで内側に折り曲げられ、外フラップ18を掴むための開封穴Hが形成される。この際、内容物M1は幅方向に2列に並び、且つ第1側面フラップ15と第2側面フラップ16とは互いに離れているため(図3参照)、押込部23は、各側面フラップ15,16に規制されることなく2列の内容物M1の間に入るように折れ曲がる。
続いて、図6に示すように、作業者は、押込部23を押した指を開封穴Hに入れた状態で外フラップ18を掴み、押込部23と共に外フラップ18を外側に引っ張る。すると、押込部23は、逆罫線23Cに沿って外側に折れ曲がる。また、第1接着部21Aが剥がれ始め、外フラップ18の幅方向他方が内フラップ17に対して略平行に離れ始める。これに対し、外フラップ18の幅方向一方は、正折線24Aに沿って山折れし、且つ逆折線24Bに沿って谷折れするため、内フラップ17に対して幅方向中央側から幅方向一方に向かって徐々に離れ始める。つまり、外フラップ18の幅方向他方は、内フラップ17に対して斜めに離れて行く。このため、第1接着部21Aが剥がれ始めた後に、第2接着部21Bが剥がれ始める。
図7に示すように、作業者が外フラップ18等を更に引っ張ると、第1接着部21Aが剥がれた後、第2接着部21Bが剥がされる。すなわち、外フラップ18が内フラップ17から分離した状態になる。以上によって。包装箱1が開封される。なお、第1および第2接着部21A,21Bが剥がれるとは、外フラップ18が接着剤から剥がれることもあるし、外フラップ18に貼り付いた接着剤が内フラップ17から剥がれることもある。
以上説明した第1実施形態に係る包装箱1によれば、押込部23を押し込んで開封穴Hを形成することで、作業者は、開封穴Hに指(または手)を入れて外フラップ18をしっかりと掴むことができる。れにより、作業者は外フラップ18を適切に引っ張ることができるため、内フラップ17から外フラップ18を引き剥がす作業を効率良く行うことができる。
また、第1実施形態に係る包装箱1では、外フラップ18を内フラップ17から分離する場合、外フラップ18が開封穴Hの形成位置において分離方向に力を受けて正折線24Aで山折れすると共に逆折線24Bで谷折れすることによって、幅方向他方の第1接着部21Aが剥がれ始めた後、幅方向一方の第2接着部21Bが剥がれ始める構成とした。この構成によれば、外フラップ18は、正折線24Aと逆折線24Bとが互いに逆向きに折れ曲がりつつ、幅方向他方から軸方向一方に向かって順番に内フラップ17から分離し始める。このように、2つの接着部21A,21Bを剥がす(接着状態を解除する)タイミングがずれるため、外フラップ18を内フラップ17から引き剥がすために必要な力を低減することができる。つまり、包装箱1を小さな力で容易に開封することができる。
また、第1実施形態に係る包装箱1によれば、正折線24Aと逆折線24Bとを1つの基点P1から延ばすことによって、外フラップ18を内フラップ17から剥がす過程において、外フラップ18を正折線24Aと逆折線24Bとに沿った適切な方向に折り曲げることができる。
また、第1実施形態に係る包装箱1によれば、押込部23は、開封穴Hを開口させた状態であっても、残存部23Aで内フラップ17に接続された状態になる(図7参照)。したがって、押込部23が開封後の包装箱1から分離して別々の廃棄物になることを抑制することができる。これにより、開封後の包装箱1と押込部23とを1つにまとめることができ、例えば、廃棄物の回収等にかかる手間を軽減することができる。
また、第1実施形態に係る包装箱1によれば、切目線23Bの一部が底面板12まで延びて外部に露出しているため、作業者は、押込部23の位置を容易に認識することができると共に、押込部23を適切に押し込むことができる。また、押込部23は、押し込まれて外フラップ18と共に外側に引っ張られ、残存部23A(逆罫線23C)を中心として回動する構成とした。これにより、押込部23が内フラップ17から千切れることを抑制することができる。
<第2実施形態>
図8ないし図10を参照して、第2実施形態に係る包装箱2について説明する。図8は包装箱2のブランク7を示す平面図である。図9は包装箱2を封緘した状態を示す側面図である。図10は包装箱2を開封した状態を示す側面図である。なお、以下の説明では、第1実施形態に係る包装箱1と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
包装箱2(周壁2A)は、第1実施形態に係る包装箱1(周壁1A)よりも幅方向の寸法が大きく(長く)形成されている。図8に示すように、包装箱2のブランク7では、天面板30、底面板32、各内フラップ37および各外フラップ38が、第1実施形態に係るものよりも段方向に長く形成されている。この包装箱2では、例えば、9つの内容物M1(流れ方向に3行、段方向に3列)が包まれた状態で封緘されるようになっている。なお、包装箱2のブランク7は、天面板30等の段方向の長さが異なること以外、第1実施形態に係る包装箱1のブランク6と略同様であるため、その詳細な説明は省略する。また、包装箱2を封緘する手順は、第1実施形態に係る包装箱1を封緘する手順と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
図8および図9に示すように、包装箱2の開封構造40は、一対の押込部23と、2組の折曲線対24と、2組の第2の折曲線対41と、を含んでいる。なお、2組の第2の折曲線対41は図8において左右対称に形成されているため、以下の説明では、1組の第2の折曲線対41について説明する。
第2の折曲線対41は、封緘状態で押込部23に対して外フラップ38の幅方向他方にずれた位置に形成されている(図9参照)。第2の折曲線対41は、外フラップ38において第1側面フラップ15側に寄った位置に形成されている(図8参照)。第2の折曲線対41は、天面板30(周壁2A)側から外フラップ38の先端に向かって互いに離れるように延びている。
第2の折曲線対41は、第2の正折線41Aと、第2の逆折線41Bと、を含んでいる。第2の正折線41Aは封緘状態で押込部23側に位置し、第2の逆折線41Bは第2の正折線41Aよりも幅方向他方側に位置している。詳細には、第2の正折線41Aは、封緘状態で外フラップ38と天面板30との境界線上(第2罫線19B上)に位置する第2の基点P2から外フラップ38の先端に向かって押込部23側に傾斜して延びている(図9参照)。第2の逆折線41Bは、第2の基点P2から外フラップ38の幅方向他端に向かって傾斜して延びている。第2の折曲線対41は、折曲線対24を幅方向に反転させた略V字状に形成されている。なお、第2の正折線41Aは正折線24Aと略同様であり、第2の逆折線41Bは逆折線24Bと略同様であるため、それらの詳細な説明は省略する。
なお、内フラップ37は内フラップ17よりも幅方向に長く形成されているため、各押込部23は相対的に幅方向一方に寄った位置に形成されている(図9参照)。したがって、第2の基点P2と押込部23の幅方向中央との間の距離L2は、基点P1と押込部23の幅方向中央との間の距離L1よりも長く設定されている(図9参照)。また、内フラップ37と外フラップ38とは、第1接着部21Aおよび第2接着部21Bに加えて、第3接着部21Cを介して接着されている。第3接着部21Cは、第2の折曲線対41の間に設けられている(図9参照)。
<包装箱の開封>
次に、図10を参照して、封緘された包装箱2を開封する手順(開封構造40の作用)について説明する。
第1実施形態に係る包装箱1の開封工程と同様に、作業者は、開封穴Hに指(手)を入れた状態で外フラップ38を掴み、押込部23と共に外フラップ38を外側に引っ張る。すると、第1接着部21Aと第2接着部21Bとが順番に剥がれ始める。
作業者が外フラップ38等を更に引っ張ると、外フラップ38の幅方向他方は、第2の正折線41Aに沿って山折れし、且つ第2の逆折線41Bに沿って谷折れするため、内フラップ37に対して幅方向中央側から幅方向他方に向かって徐々に離れ始める。このため、第1接着部21Aおよび第2接着部21Bが剥がれ始めた後に、第3接着部21Cが剥がれ始める。そして、第1接着部21Aと第2接着部21Bと第3接着部21Cとが順番に剥がされると、包装箱2が開封された状態になる。
以上説明した第2実施形態に係る包装箱2では、外フラップ38を内フラップ37から分離する場合、第1接着部21Aおよび第2接着部21Bが剥がれ始めた後、外フラップ38が第2の正折線41Aで山折れすると共に第2の逆折線41Bで谷折れすることによって、第3接着部21Cが剥がれ始める構成とした。また、第2の折曲線対41が折曲線対24よりも押込部23から離れた位置に形成されていた。この構成によれば、3つの接着部21(21A〜21C)による接着状態を解除するタイミングをずらすことができるため、包装箱2を小さな力で容易に開封することができる。
<第3実施形態>
図11および図12を参照して、第3実施形態に係る包装箱3について説明する。図11は包装箱3のブランク8を示す平面図である。図12は包装箱3を開封した状態を示す側面図である。なお、以下の説明では、第1実施形態に係る包装箱1と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
包装箱3(周壁3A)は、第1実施形態に係る包装箱1(周壁1A)よりも段方向(幅方向)の寸法および流れ方向の寸法が短く形成されている。図11に示すように、包装箱3のブランク8では、天面板50、底面板52、各内フラップ57および各外フラップ58が、第1実施形態に係るものよりも段方向に短く形成されている。また、天面板50、第1側面板51、底面板52、第2側面板53および継代片54が、第1実施形態に係るものよりも流れ方向に短く形成されている。この包装箱3には、第1実施形態に係る包装箱1に収容される内容物M1よりも細い(直径の小さな)内容物M2が収容されるようになっている(図12参照)。この包装箱3では、例えば、6つの内容物M2(流れ方向に2行、段方向に3列)が包まれた状態で封緘されるようになっている。なお、天面板50等は、その大きさが異なること以外、第1実施形態に係る包装箱1のブランク6の天面板10等と略同様であるため、それらの詳細な説明は省略する。
また、包装箱3のブランク8では、各内フラップ57の内側に重なる一対の第1側面フラップ55と一対の第2側面フラップ56とが、第1実施形態に係るものと異なる形状に形成されている。なお、一対の第1側面フラップ55は、図11において左右対称に形成されているため、以下の説明では、流れ方向一方の第1側面フラップ55について説明する。これと同様の理由で、以下、流れ方向一方の第2側面フラップ56について説明する。
図11および図12に示すように、第1側面フラップ55および第2側面フラップ56は、それぞれ、内フラップ57側の一角を略矩形状に切り欠いた切欠部55A,56Aを含んでいる。第1側面フラップ55と第2側面フラップ56とは、内フラップ57を挟んで段方向に対称となる略L字状に形成されている。一対の切欠部55A,56Aは、封緘状態において押込部23の押し込みを許容する開口を形成することになる(図12参照)。なお、包装箱3を封緘および開封する手順は、第1実施形態に係る包装箱1を封緘および開封する手順と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
以上説明した第3実施形態に係る包装箱3では、第1側面フラップ55および第2側面フラップ56は、それぞれ、封緘状態で押込部23の押し込みを許容する切欠部55A,56Aを含む構成とした。この構成によれば、包装箱3の開封時に押し込まれた押込部23が各側面フラップ55,56に干渉することを抑制することができる。これにより、作業者が外フラップ58を掴むための開封穴Hを適切に形成することができる。
<第1変形例>
なお、第1〜第3実施形態に係る包装箱1〜3では、押込部23の残存部23Aが内フラップ17,37,57に形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図13に示すように、切目線23Bは、内フラップ17(37,57)から底面板12(32,52)に亘って形成され、残存部23Aは、底面板12(32,52)に形成されていてもよい。この構成によれば、押込部23は、押し込まれると残存部23Aを中心として内側に回動して外フラップ18(38,58)から離れる。作業者は、開封穴Hに指(手)を入れて外フラップ18(38,58)だけを外側に引っ張ることができる。これにより、押込部23が外フラップ18(38,58)と共に引っ張られることがないため、押込部23が内フラップ17(37,57)から千切れることを有効に抑制することができる。
<第2変形例>
また、第1〜第3実施形態に係る包装箱1〜3はフルオーバーフラップ型のラップアラウンドケースであったため、押込部23は第2罫線19Bを横断して底面板12,32,52と内フラップ17,37,57とに形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図14に示すように、外フラップ18(38,58)が内フラップ17(37,57)の全体を覆うことなく、内フラップ17(37,57)の下部が大きく露出している場合には、押込部23が内フラップ17(37,57)にのみ形成されていてもよい。この場合、切目線23Bは、その一部を封緘状態で外フラップ18(38,58)から露出させるように内フラップ17(37,57)に形成されていることが好ましい。
また、第1〜第3実施形態に係る包装箱1〜3では、外フラップ18,38,58が天面板10,30,50に連設されていたため、押込部23が内フラップ17,37,57から底面板12,32,52に亘って形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、外フラップ18,38,58が底面板12,32,52に連設され、内フラップ17,37,57が天面板10等に連設されている場合、押込部23は内フラップ17,37,57から天面板10,30,50に亘って形成されていてもよい。
<第4実施形態>
また、第1〜第3実施形態に係る包装箱1〜3では、開封構造22,40がラップアラウンドケースに適用されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図15に示すように、第4実施形態に係る包装箱4は、所謂A式の段ボール箱であってもよい。なお、以下の説明では、第1〜第3実施形態(各変形例を含む。以下同じ。)に係る包装箱1〜3と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
包装箱4は、一対の端面板60と一対の側面板62とを交互に連ねた略矩形筒状の周壁4Aを含んでいる。一対の側面板62(第1面板)は、互いに対向して設けられている。一対の端面板60(第2面板)は、一対の側面板62に対して周方向に90°ずれた位置に対向して設けられている。内フラップ67(内面板)は、一対の側面板62の上端部に連なった状態で一対設けられている。外フラップ68(外面板)は、一対の端面板60の上端部に連なった状態で一対設けられている。
一対の内フラップ67は周壁4Aの上面開口部を塞ぐように折り曲げると、一対の内フラップ67の先端部は略中央で付き合わされた状態になる。一対の外フラップ68は、封緘状態で一対の内フラップ67の一部を覆うように設けられている。一対の外フラップ68は、第1および第2接着部21A,21Bを介して一対の内フラップ67に接着されている。なお、図示は省略するが、一対の側面板62の下端部には底面外フラップが連設され、一対の端面板60の下端部には底面内フラップが連設されている。周壁4Aの下面開口部は、一対の底面内フラップを折り曲げた後に一対の底面外フラップを折り曲げることで塞がれる。一対の底面外フラップは、中央で突き合わせられている。
包装箱4では、押込部23は、一対の内フラップ67の少なくとも何れか一方に形成されている。押込部23は、封緘状態で外フラップ68に半分程度覆われる位置に形成されている。押込部23の残存部23Aは、外フラップ68に覆われる位置に形成されている。なお、残存部23Aは、外フラップ68から露出する位置に形成されていてもよい。また、折曲線対24は、封緘状態で第2接着部21Bを跨ぐように外フラップ68に形成されている。折曲線対24は、端面板60側から外フラップ68の先端に向かって広がった略V字状に形成されている。なお、第2の折曲線対41が外フラップ68に形成されていてもよい。
以上説明した第4実施形態に係る包装箱4によれば、上記した第1〜第3実施形態に係る包装箱1〜3と同様の効果を得ることができる。
<第5実施形態>
また、第1〜第4実施形態に係る包装箱1〜4では、開封構造22,40が所謂ワンピース構造の段ボール箱に適用されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図16に示すように、第5実施形態に係る包装箱5は、身箱5Bから分離可能な蓋体5Cを含む所謂ツーピース構造の段ボール箱であってもよい。なお、以下の説明では、第1〜第4実施形態に係る包装箱1〜4と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
包装箱5は、身箱5Bと、蓋体5C(閉塞体)と、を備えている。身箱5Bは、上面に開口部5Dを有している。蓋体5Cは、開口部5Dを塞いだ状態で身箱5Bに固定されるようになっている。身箱5Bは、底面板72(第1面板)の周縁から上方(法線方向)に延びた周壁5Aを含んでいる。周壁5Aは、一対の側面板71と、一対の端面板77(内面板)と、によって略矩形筒状に形成されている。一対の側面板71は互いに対向して設けられ、一対の端面板77は一対の側面板71に対して周方向に90°ずれた位置に対向して設けられている。蓋体5Cは、蓋面板70(第2面板)と、一対の外フラップ78と、を含んでいる。蓋面板70は、一対の端面板77の間に架け渡され、開口部5Dを閉塞可能に形成されている。一対の外フラップ78は、蓋面板70の両端部に連なった状態で設けられている。
一対の外フラップ78は、蓋面板70によって開口部5Dを閉塞した場合に下方に折り曲げられて一対の端面板77に接着されるようになっている。一対の外フラップ78は、第1および第2接着部21A,21Bを介して一対の端面板77に接着されている。
包装箱5では、押込部23は、一対の端面板77の少なくとも何れか一方に形成されている。押込部23は、封緘状態で外フラップ78に半分程度覆われる位置に形成されている。押込部23の残存部23Aは、外フラップ78に覆われる位置に形成されている。なお、残存部23Aは、外フラップ78から露出する位置に形成されていてもよい。また、折曲線対24は、封緘状態で第2接着部21Bを跨ぐように外フラップ78に形成されている。折曲線対24は、蓋面板70側から外フラップ78の先端に向かって広がった略V字状に形成されている。なお、第2の折曲線対41が外フラップ78に形成されていてもよい。
以上説明した第5実施形態に係る包装箱5によれば、上記した第1〜第4実施形態に係る包装箱1〜4と同様の効果を得ることができる。
なお、第5実施形態に係る包装箱5では、蓋面板70の対向する端部に一対の外フラップ78が連設されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図17に示すように、第5実施形態の変形例に係る包装箱5として、蓋体5Fが蓋面板70の四辺に連設された4つの外側面板88を含み、下方を開口した略トレイ状に形成されていてもよい。身箱5Eは、上面に開口部5Dを有したトレイ状に形成されている。この場合、蓋体5Fは身箱5Eの全体を覆うように上方から被せられ、対向する一対の外側面板88が身箱5Eの一対の端面板77に接着されることが好ましい。また、押込部23は、第1実施形態に係る包装箱1等と同様に、各端面板77から底面板72に亘って形成されていることが好ましい。また、折曲線対24は、各端面板77に接着する各外側面板88に形成されていることが好ましい。
なお、包装箱5では、閉塞体の一例として蓋体5C,5Fが身箱5B,5Eの上面を構成していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、包装箱は、下面を開口した身箱と、身箱の下面開口部を閉塞するトレイ(閉塞体の他の例)と、を備えていてもよい(図示せず)。
なお、第1〜第3,第5実施形態(第5実施形態の変形例を含む。以下同じ。)に係る包装箱1〜3,5では、内フラップ17,37,57毎または端面板77毎に1つの押込部23が形成されていたが、これに限らず、内フラップ17,37,57毎または端面板77毎に複数の押込部23が形成されていてもよい。また、第1,第3実施形態に係る包装箱1,3では、内フラップ17,57の幅方向略中央に押込部23が形成されていたが、これに限らず、押込部23は内フラップ17,57の幅方向一方または他方にずれた位置に形成されていてもよい。
また、第1〜第5実施形態に係る包装箱1〜5では、折曲線対24(正折線24A,逆折線24B)および第2の折曲線対41(第2の正折線41A,第2の逆折線41B)が外フラップ18,38,58,68,78(外側面板88)の基端から先端(外端)まで延びていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、折曲線対24の端末および第2の折曲線対41の端末は、それぞれ、外フラップ18,38,58,68,78(外側面板88)の基端や先端(外端)に達していなくてもよい。つまり、折曲線対24等は、外フラップ18,38,58,68,78(外側面板88)の基端と先端との間に形成されていればよい。また、正折線24Aと逆折線24Bとは、1つの基点P1から延びていたが、これに限らず、異なる2つの基点から延びていてもよい。つまり、正折線24Aと逆折線24Bとの基端は互いに離れていてもよい。これと同様に、第2の正折線41Aと第2の逆折線41Bとが異なる基点から延びていてもよい。
また、第1〜第5実施形態に係る包装箱1〜5では、逆折線24Bが外フラップ18,38,58,68,78(外側面板88)の幅方向一端に向かって傾斜していたが、これに限らず、逆折線24Bは、基点P1から外フラップ18,38,58,68,78(外側面板88)の先端に向かって幅方向一方に傾斜して延びていてもよい(図示せず)。また、第2実施形態に係る包装箱2では、第2の逆折線41Bが外フラップ38の幅方向他端に向かって傾斜していたが、これに限らず、第2の逆折線41Bは、第2の基点P2から外フラップ38の先端に向かって幅方向他方に傾斜して延びていてもよい。
また、第1〜第5実施形態に係る包装箱1〜5では、外フラップ18,38,58,68,78(外側面板88)毎に折曲線対24が形成されていたが、これに限らず、一対の外フラップ18,38,58,68,78(一対の外側面板88)の何れか一方のみに折曲線対24が形成されていてもよい。これと同様に、一対の外フラップ38(68,78等)の何れか一方のみに第2の折曲線対41が形成されていてもよい。これらの場合、押込部23も一対の内フラップ17,37,57,67の何れか一方のみ、または一対の端面板77の何れか一方のみに形成されていてもよい。
また、第1、第3、第4および第5実施形態に係る包装箱1,3,4,5では、接着部21が2箇所であったが、これに限らず、2箇所以上に設けられていてもよい。これと同様に、第2実施形態に係る包装箱2において、接着部21が3箇所以上に設けられていてもよい。また、第1〜第5実施形態に係る包装箱1〜5では、第2接着部21Bや第3接着部21Cが、折曲線対24や第2の折曲線対41の間に設定されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第2接着部21Bや第3接着部21Cが、逆折線24Bや第2の逆折線41Bよりも幅方向外側に設定されていてもよい。
また、第1〜第5実施形態に係る包装箱1〜5の開封構造22,40は、ラップアラウンドケース、A式等の箱に限らず、内フラップに外フラップを重ねて接着する様々な形式の箱に適用することができる。第1〜第5実施形態に係る包装箱1〜5は、紙製の段ボールで形成されていたが、これに限らず、例えば、厚紙や樹脂製の板等で形成されていてもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る包装箱における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。
1〜5 包装箱
1A〜5A 周壁
5B,5E 身箱
5C,5F 蓋体(閉塞体)
5D 開口部
10,30,50 天面板(第2面板)
11,51 第1側面板(第3面板)
12,32,52,72 底面板(第1面板)
13,53 第2側面板(第3面板)
17,37,57,58 内フラップ(内面板)
18,38,58,68,78 外フラップ(外面板)
21 接着部
21A 第1接着部
21B 第2接着部
21C 第3接着部
23 押込部
23A 残存部
23B 切目線
24 折曲線対
24A 正折線
24B 逆折線
41 第2の折曲線対
41A 第2の正折線
41B 第2の逆折線
55 第1側面フラップ
55A,56A 切欠部
56 第2側面フラップ
60 端面板(第2面板)
62 側面板(第1面板)
70 蓋面板(第2面板)
77 端面板(内面板)
88 外側面板(外面板)
H 開封穴
P1 基点
P2 第2の基点

Claims (7)

  1. 第1面板(12,32,52,72)の端部から延びた内面板(17,37,57,77)と、第2面板(10,30,50,70)の端部から延びた外面板(18,38,58,88)と、を含み、前記内面板に前記外面板を重ねて接着することで封緘される包装箱(1〜3、5)であって、
    記内面板から前記第1面板に亘って形成され、封緘状態で押し込まれることで前記外面板を掴むための開封穴(H)を形成する押込部(23)と、
    封緘状態で前記押込部に対して前記外面板の延出方向に直交する幅方向一方にずれた位置に形成され、前記第2面板側から前記外面板の先端に向かって互いに離れるように延びている折曲線対(24)と、を備え、
    前記押込部は、一部を切り込まずに残存部(23A)として残しつつ前記開封穴の輪郭に沿って切り込まれた切目線(23B)を含み、
    前記押込部は、前記残存部に向かって前記幅方向に広がった台形状に形成され、
    前記切目線は、その一部を封緘状態で前記外面板から露出させるように前記内面板から前記第1面板に亘って形成され、
    前記残存部は、封緘状態で前記外面板に覆われるように前記内面板に形成され、
    前記残存部には前記押込部を外側に向かって折り曲げるための逆罫線(23C)が形成され、
    前記折曲線対は、封緘状態で前記押込部側に位置する正折線(24A)と、前記正折線よりも前記幅方向一方側に位置する逆折線(24B)と、を含み、
    前記正折線は、封緘状態で前記外面板と前記第2面板との境界線上に位置する基点(P1)から前記外面板の先端に向かって前記押込部側に傾斜して延びており、
    前記逆折線は、前記基点から前記外面板の前記幅方向一端に向かって傾斜して延びており、
    前記内面板と前記外面板との接着部(21)は、封緘状態で前記押込部を挟んで前記幅方向に離間した位置に複数設定され、
    前記外面板を前記内面板から分離する場合、前記開封穴を形成した前記押込部が前記外面板と共に分離方向に引っ張られて前記逆罫線に沿って折れ曲がり、前記外面板が前記開封穴の形成位置において分離方向に力を受けて前記正折線で山折れすると共に前記逆折線で谷折れすることによって、前記幅方向他方の前記接着部(21A)が剥がれ始めた後、前記幅方向一方の前記接着部(21B)が剥がれ始め、
    前記外面板が前記内面板から分離した状態において、前記押込部は前記残存部を介して前記内面板に接続されていることを特徴とする包装箱。
  2. 前記複数の接着部は、
    前記押込部よりも前記幅方向他方に設けられている第1接着部(21A)と、
    前記折曲線対の間に設けられている第2接着部(21B)と、を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 封緘状態で前記押込部に対して前記外面板の前記幅方向他方にずれた位置に形成され、前記第2面板側から前記外面板の先端に向かって互いに離れるように延びている第2の折曲線対(41)を更に備え、
    前記第2の折曲線対は、封緘状態で前記押込部側に位置する第2の正折線(41A)と、前記第2の正折線よりも前記幅方向他方側に位置する第2の逆折線(41B)と、を含み、
    前記複数の接着部は、前記第2の折曲線対の間に設けられている第3接着部(21C)を更に含み、
    前記外面板を前記内面板から分離する場合、前記第1接着部および前記第2接着部が剥がれ始めた後、前記外面板が前記第2の正折線で山折れすると共に前記第2の逆折線で谷折れすることによって、前記第3接着部が剥がれ始めることを特徴とする請求項に記載の包装箱。
  4. 前記第2の正折線は、封緘状態で前記外面板と前記第2面板との境界線上に位置する第2の基点(P2)から前記外面板の先端に向かって前記押込部側に傾斜して延びており、
    前記第2の逆折線は、前記第2の基点から前記外面板の前記幅方向他端に向かって傾斜して延びており、
    前記第2の基点と前記押込部の幅方向中央との間の距離(L2)は、前記基点と前記押込部の幅方向中央との間の距離(L1)よりも長く設定されていることを特徴とする請求項に記載の包装箱。
  5. 前記第1面板と前記第2面板とは、対向して設けられ、
    前記外面板(18,38,58)は、封緘状態で前記内面板(17,37,57)の全体を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1ないし4に記載の包装箱。
  6. 互いに対向した一対の第3面板(51,53)の端部に連なった状態で設けられ、前記内面板の内側に重なる一対の側面フラップ(55,56)を更に備え、
    前記第1面板と前記第2面板とは、前記一対の第3面板に対して周方向にずれた位置に対向して設けられ、
    前記一対の側面フラップは、それぞれ、封緘状態で前記押込部の押し込みを許容する切欠部(55A,56A)を含んでいることを特徴とする請求項1ないしに記載の包装箱。
  7. 一面に開口部(5D)を有する身箱(5B,5E)と、
    前記開口部を塞いだ状態で前記身箱に固定される閉塞体(5C,5F)と、を備え、
    前記身箱は、前記第1面板(72)の周縁から法線方向に延びた周壁(5A)の少なくとも一面を形成する前記内面板(77)を含み、
    前記閉塞体は、
    前記開口部を閉塞可能に形成されている前記第2面板(70)と、
    前記第2面板の端部に連なった状態で設けられ、前記第2面板によって前記開口部を閉塞した場合に前記内面板に接着される前記外面板(78,88)と、を含んでいることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の包装箱。
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