JP7270345B2 - ボトル - Google Patents
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Description
特に、ボトルの軽量化のために胴部を薄肉にすると、胴部にクリープ変形が生じやすくなる。
また、パネル面部における補強凹部の開口周縁部の周方向の両端部が、上下方向に延びる直線部となっているので、パネル面部における周方向の端縁と、補強凹部と、の間に、上下方向に延びる平滑な柱部が画成されることとなり、胴部がクリープ変形することだけでなく、座屈変形することも抑制することができる。
以上より、胴部を薄肉にしても、座屈強度の低下を抑えつつ、胴部にクリープ変形が生ずるのを抑えることができる。
また、前記縦断面視において、補強凹部のうち、前記平坦部より上下方向の外側に位置し、曲線部で囲まれた部分の深さが、上下方向の外側に向かうに従い漸次、浅くなっているので、ボトルに上下方向の圧縮荷重が継続して加えられたときに、補強凹部の内面を偏り少なく変形させやすくなり、補強凹部の内面に応力集中箇所が生ずるのを抑制することができる。
以上より、胴部のクリープ変形を抑制しつつ、ボトルの軽量化を図ることができる。
補強凹部の中央部の窪み量が、0.5mm未満になると、前述した胴部のクリープ変形を抑えることが困難になり、0.9mm以上になると、座屈強度が低下するおそれがある。
ボトル1は、図1に示されるように、口部11、肩部12、胴部13、および底部14が、ボトル軸O方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連設されて構成されている。
以下、上下方向から見て、ボトル軸Oに交差する方向を径方向といい、ボトル軸O回りに周回する方向を周方向という。
なお、ボトル1は、単層構造であってもよく、また、射出成形により形成したプリフォームを二軸延伸ブロー成形して形成してもよい。
底部14は扁平な有底円筒状に形成されている。底部14の底壁部の外周縁部は、全周にわたって連続して延びる環状の接地部14aとなっており、このボトル1は自立可能に形成されている。底部14の上端部と胴部13の下端部との接続部分に、全周にわたって連続して延びる周溝23が形成されている。
なお、肩部12として、パネル面部24を有さず、全域にわたって平滑面に形成された構成を採用してもよい。
ここで、胴部13の平均肉厚は、例えば約0.7mmとされ、現行のボトルの胴部と比べて薄く、口部11、肩部12および底部14の各平均肉厚は、現行のボトルにおける口部、肩部、および底部と同等になっている。ボトルの軽量化を図るために、口部を薄肉にすると、例えばキャッピング時に口部が変形してシール性を確保することが困難になり、また、底部を薄肉にすると、接地部が変形して接地安定性が阻害されたり、ピンチオフ部を精度よく形成することが困難になったりするなどのおそれがある。
なお、曲線部19に代えて、例えば周方向に延びる直線部を採用し、胴部13のパネル面部15における補強凹部17の開口周縁部が、4つの直線部からなる構成を採用してもよい。
径方向の外側から見た平面視で、上下一対の曲線部19の曲率半径は、互いに同等になっている。
胴部13のパネル面部15における周方向の端縁、つまり区画稜線部16と、補強凹部17と、の周方向の距離は、補強凹部17の周方向の幅の半分未満となっている。区画稜線部16および前記直線部18は互いに平行になっている。
平坦部21の上下方向の長さは、各傾斜部22の上下方向の大きさの2倍以上となっている。図2に示されるように、ボトル軸Oに直交する横断面視において、補強凹部17は、上下方向の全長にわたって、径方向の内側に向けて窪む凹曲線状を呈する。
以上より、胴部13を薄肉にしても、座屈強度の低下を抑えつつ、胴部13にクリープ変形が生ずるのを抑えることができる。
しかも、胴部13のパネル面部15に、突部ではなく、補強凹部17が形成されていることから、ボトル1に上下方向の圧縮荷重が継続して加えられたときに、補強凹部17の内面が、仮に径方向の外側に膨出変形しても、胴部13のパネル面部15の外周面より径方向の外側に膨出して復元不能になるのを抑制することができる。
以上より、胴部13のクリープ変形を抑制しつつ、ボトル1の軽量化を図ることができる。
補強凹部17の中央部の窪み量が、0.5mm未満になると、前述した胴部13のクリープ変形を抑えることが困難になり、0.9mm以上になると、座屈強度が低下するおそれがある。
また、前記縦断面視において、補強凹部17のうち、平坦部21より上下方向の外側に位置し、曲線部19で囲まれた傾斜部22の深さが、上下方向の外側に向かうに従い漸次、浅くなっているので、ボトル1に上下方向の圧縮荷重が継続して加えられたときに、補強凹部17の内面を偏り少なく変形させやすくなり、補強凹部17の内面に応力集中箇所が生ずるのを抑制することができる。
11 口部
12 肩部
13 胴部
14 底部
15 パネル面部
17 補強凹部
18 直線部
19 曲線部
21 平坦部
22 傾斜部
O ボトル軸
Claims (3)
- 口部、肩部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連設され、
前記肩部は、上方に向かうに従い漸次、縮径し、
前記肩部の上下方向の長さは、前記胴部の上下方向の長さの半分より長く、
前記胴部は、複数のパネル面部がボトル軸回りの周方向に連設された構成とされ、
前記パネル面部に、その中央部を上下方向に跨いで配設された補強凹部が形成され、
前記補強凹部は、このボトルに上下方向の圧縮荷重が継続して加えられたときに、前記胴部が膨出変形する起点となる、前記パネル面部の中央部を補強し、
前記パネル面部における前記補強凹部の開口周縁部の周方向の両端部は、上下方向に延びる直線部となっており、
前記パネル面部における前記補強凹部の開口周縁部は、
一対の前記直線部と、
一対の前記直線部における上下方向の端部同士を周方向に連結し、上下方向の外側に向けて突となるように湾曲した曲線部と、により構成され、
ボトル軸に直交する横断面視において、前記補強凹部は、上下方向の全長にわたって、径方向の内側に向けて窪む凹曲線状を呈し、
上下方向に沿う縦断面視において、前記補強凹部のうち、一対の前記直線部同士の間に位置する部分より上下方向の外側に位置し、前記曲線部で囲まれた部分の深さは、上下方向の外側に向かうに従い漸次、浅くなっており、
前記補強凹部の中央部の窪み量は、0.5mm以上0.9mm未満となっている、ボトル。 - 上下方向に沿う縦断面視において、前記補強凹部のうち、一対の前記直線部同士の間に位置する部分の深さは、上下方向の全長にわたって同等されている、請求項1に記載のボトル。
- 前記パネル面部の中央部の肉厚は、0.6mm以上0.8mm以下となっている、請求項1または2に記載のボトル。
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