JP7248592B2 - 金属インク、金属インクの製造方法、および金属パターンを備える基材の製造方法 - Google Patents
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Description
金属コロイドと分散媒とを含み、
前記基材は、少なくとも前記金属パターンを形成する領域が熱可塑性樹脂を含み、
前記分散媒と前記金属コロイドとのハンセン溶解度パラメータの距離Dcが10MPa0.5以下であり、
前記分散媒と前記熱可塑性樹脂とのハンセン溶解度パラメータの距離Dsが10MPa0.5以上である、金属インクに関する。
前記基材は、少なくとも前記金属パターンを形成する領域が熱可塑性樹脂を含み、
前記分散媒と前記金属コロイドとのハンセン溶解度パラメータの距離Dcが10MPa0.5以下であり、かつ前記分散媒と前記熱可塑性樹脂とのハンセン溶解度パラメータの距離Dsが10MPa0.5以上である前記分散媒を準備する工程と、
前記金属コロイドが前記分散媒中に分散された金属インクを調製する工程と、を備える、金属インクの製造方法に関する。
前記基材は、少なくとも前記金属パターンを形成する領域が熱可塑性樹脂を含み、
前記金属インクは、金属コロイドと分散媒とを含み、
前記分散媒と前記金属コロイドとのハンセン溶解度パラメータの距離Dcが10MPa0.5以下であり、
前記分散媒と前記熱可塑性樹脂とのハンセン溶解度パラメータの距離Dsが10MPa0.5以上である、金属パターンを備える基材の製造方法に関する。
まず、金属インクを遠心分離して沈降した沈降物と、上澄み液とをそれぞれ回収する。上澄み液に含まれる分散媒の種類と、組成(混合物である場合には、混合比)とを、ガスクロマトグラフィー分析することにより求める。そして、この種類と組成から、HSP計算ソフトHSPiP(HSPおよびHSPiPの公式サイトより入手可能)を用いて分散媒のHSPの分散項dD、極性項dP、および水素結合項dHを求める。
このようにして求められる分散媒および金属コロイドのそれぞれのHSPから、距離Dc(MPa0.5)が算出される。また、分散媒および基板(熱可塑性樹脂)のそれぞれのHSPから、距離Ds(MPa0.5)が算出される。
金属インクは、分散媒と、分散媒中に分散した金属コロイドとを含む。金属コロイドは、通常、金属粒子を含んでおり、金属粒子と金属粒子に配位した分散剤とを含むことが多い。金属インクは、これらの成分以外に、重合反応性化合物、重合開始剤などを含むことができる。また、金属インクは、基材の表面に塗布して形成された塗膜を焼成することにより、金属パターンを形成させる焼成型の金属インクであることが好ましい。
金属粒子を形成する金属材料としては、金属単体や合金などが用いられる。
金属単体または合金に含まれる金属元素としては、典型金属元素、遷移金属元素などが挙げられる。典型金属元素としては、例えば、Zn、Al、Ga、In、Ge、Sn、Pb、Sb、Biなどが挙げられる。遷移金属元素としては、例えば、Ti、Zr、V、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Auなどが挙げられる。合金は、これらの金属元素を二種以上含むものが好ましい。金属元素としては、Al、Sn、Ti、Ni、Pt、Cu、Ag、Auなどが好ましい。金属材料(金属コロイドに含まれる金属)としては、Ag、Ag合金、Cu、およびCu合金が好ましく、中でも、AgおよびAg合金が好ましい。これらの金属は、導電性が高く、配線パターンなどの金属パターンを形成するのに適している。
金属インクは、金属粒子として金属ナノ粒子を含むことが好ましい。このような金属インクは金属ナノインクとも呼ばれる。金属ナノ粒子を含む金属コロイドを用いると、金属ナノ粒子のナノサイズ効果により、基材上に形成された金属インクの塗膜を比較的低温で焼成することができるため、得られる金属パターンの抵抗を低減し易くなるとともに、熱可塑性樹脂を含む基材の熱による劣化や変形を抑制することもできる。金属ナノ粒子の平均粒子径は、5nm以上1000nm未満の範囲から選択できる。金属ナノ粒子の平均粒子径は、5nm以上500nm以下(または5nm以上400nm以下)であることが好ましく、5nm以上200nm以下または5nm以上100nm以下であることがさらに好ましい。このような平均粒子径を有する金属ナノ粒子を用いることで、金属ナノ粒子間の接触を高めることができるとともに、比較的低い温度でも金属ナノ粒子同士が融着しやすくなるため、金属ナノインクを用いて形成される金属パターンの導電性が高まり易い。
分散剤を用いることで、金属インク中で金属粒子が凝集することが抑制され、金属インク中で金属コロイドを安定化させることができる。分散剤は、金属インクを調製する際に添加して金属粒子に配位させてもよいが、金属インクの調製に先立って、金属粒子に配位させることが好ましい。分散剤は、金属粒子とともに混合し、必要により加熱することで金属粒子に配位させてもよく、金属粒子の作製過程で分散剤を用いることにより金属粒子に配位させてもよい。
分散媒としては、分散媒と金属コロイドとのHSPの距離Dcが、10MPa0.5以下で、かつ、分散媒と基材(熱可塑性樹脂)とのHSPの距離Dsが、10MPa0.5以上である媒体が使用される。このような媒体としては、室温(25℃)で液状であるものが使用される。分散媒としては、一種の媒体を単独で用いてもよく、二種以上の媒体を組み合わせて用いてもよい。二種以上の媒体を用いる場合には、二種以上の媒体の混合物のHSPの距離が上記の範囲となるように、媒体を選択し、および/または各媒体の比率を調節すればよい。媒体としては、有機媒体が好ましい。
なお、本明細書において、表面張力は、接触角計を用いて懸滴法により求められる。
重合反応性化合物は、金属インクの所望の物性に応じて選択すればよい。活性化した重合反応開始剤の作用により重合(架橋や硬化も含む)して高分子を形成可能であればよく、公知の重合反応性化合物が使用できる。重合反応性化合物としては、高分子の原料、例えば、モノマーまたはモノマーがいくつか連なったオリゴマーなどの前駆体が挙げられ、硬化性樹脂(光硬化性樹脂、熱硬化性樹脂など)も使用できる。
重合性化合物は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
重合開始剤は、金属インクの所望の物性や重合反応性化合物の種類などに応じて選択すればよい。重合開始剤は、熱および/または光の作用により活性化して重合反応性化合物の重合を進行させるものが使用され、公知の重合開始剤が使用できる。重合開始剤としては、例えば、ラジカル重合開始剤やイオン重合開始剤などが使用される。また、重合反応開始剤としては、熱硬化性樹脂や光硬化性樹脂などの硬化性樹脂で使用されるその他の硬化剤も使用できる。
重合開始剤は、一種を単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
金属インクは、必要に応じて、公知の添加剤を含んでもよい。例えば、金属インクは、バインダ(樹脂バインダなど)を含んでもよく、金属インクが重合反応性化合物および重合開始剤を含む場合、重合反応性化合物の種類に応じて、硬化促進剤、反応性希釈剤、表面調整剤などを含んでもよい。
なお、本明細書中、粘度は、E型粘度計を用いて、回転速度20rpmで測定したときの粘度である。
金属インクは、HSPの距離Dcが10MPa0.5以下であり、かつHSPの距離Dsが10MPa0.5以上である分散媒を準備する工程と、金属コロイドが分散媒中に分散された金属インクを調製する工程と、を備える製造方法により得ることができる。
本工程では、金属インクの調製に用いる分散媒を準備する。具体的には、金属コロイドおよび基材の金属パターンを形成する領域に含まれる熱可塑性樹脂のそれぞれのHSPに応じて、距離Dcおよび距離Dsが上記の範囲となるような分散媒を準備する。例えば、分散媒の種類を選択し、および/または複数の分散媒の混合比を調節することにより、距離Dcおよび距離Dsを調節する。また、距離Dcおよび距離Dsが上記の範囲となるように、一旦決定した分散媒を準備してもよく、一旦決定した分散媒の混合比に応じて複数の分散媒を混合することにより分散媒を準備してもよい。
本工程では、分散媒中に金属コロイドが分散した状態の金属インクを調製できればよい。例えば、金属インクの構成成分(例えば、金属粒子と分散媒と)を混合することにより金属インクを調製することができる。構成成分をより均一に分散させるため、公知の攪拌機、ミキサーなどが用いられる。
金属パターンを備える基材の製造方法は、基材上に、金属インクを塗布して金属パターンを形成する工程を備える。金属パターン形成工程は、金属インクを基材に塗布して塗膜を形成する工程と、塗膜を焼成して金属パターン(金属膜)を形成する工程とを含むことができる。本発明の一局面には、本製造方法における上記金属インクの使用、および基材上に塗布して金属パターンを形成するための上記金属インクの使用も包含される。
(塗膜形成工程)
塗膜形成工程では、基材の表面に金属インクを塗布する。金属インクの塗布は、特に制限されず、公知の塗布方法(スピンコート、スプレーコート、ブレードコート、スクリーン印刷、インクジェットなど)により行うことができる。また塗膜は、配線や穴埋めといったパターン膜であってよく、ベタ膜でもよい。
塗膜形成工程で得られた塗膜を有する基材は、焼成工程に先立って、必要に応じて乾燥してもよい。乾燥条件は、金属インクの構成成分などに応じて適宜決定できる。乾燥工程では、揮発性の成分(分散媒など)を除去することが好ましい。
乾燥温度は特に制限されず、揮発性の成分を除去できる温度で行ってもよい。乾燥温度は、後述の焼成の温度よりも低いことが望ましい。
焼成工程では、塗膜形成工程で得られた塗膜を有する基材を焼成する。焼成により、塗膜内に含まれる金属粒子同士が融着して、得られる金属膜の抵抗を大幅に低減することができる。金属ナノ粒子の場合には、粒子のナノサイズ効果により、金属の融点よりも低い温度で融着するため、焼成は比較的低温であっても十分に金属膜の抵抗を低減する効果が得られる。
焼成は、不活性ガス雰囲気下で行ってもよく、大気中で行ってもよい。
焼成時間は、特に制限されないが、例えば、5分以上120分以下であってもよい。
以下、本発明を実施例および比較例に基づいて具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(1)金属コロイドの作製
硝酸銀20g、イソブタノール100g、ドデシルアミン(分散剤)100gを混合した。得られた混合物を、温度が100℃になるまで加熱し、5時間還流した。得られた混合物中の固形分を遠心分離で沈降させて回収した。回収した固形分を、メタノールで3回洗浄したのち、遠心分離することにより、ドデシルアミンが配位した銀ナノ粒子を回収した。銀ナノ粒子と銀ナノ粒子に配位したドデシルアミンとの質量比は、100:0.5であった。
上記(1)で回収された銀ナノ粒子を含む金属コロイドを、表2に示す分散媒に、ホモジナイザーを用いて分散させた後、目開き1μmのディスクフィルターを用いてろ過し、金属インクを調製した。金属インク中の金属コロイドの濃度は40質量%とした。
以下の評価を行なった。
(a)HSPの測定、ならびに距離DcおよびDsの算出
金属インクを用いて、既述の手順で、分散媒および金属コロイドのそれぞれのHSPを求めた。分散媒のHSPを表2に示す。金属コロイドのHSPは、dDが19.5であり、dPが4.1であり、dHが8.8であった。
また、ポリカーボネート樹脂(帝人(株)製、パンライトL-1225Y)で形成された板状の基板(基板A)およびアクリロニトリルスチレンブタジエン樹脂(UMG ABS(株)製、UMG ABS EX18A 11001)で形成された板状の基板(基板B)のそれぞれについて、既述の手順で、それぞれのHSPを求めた。いずれの基板も、dDは、18.4であり、dPは10.1であり、dHは2.4であった。なお、HSP計算ソフトとしては、HSPiP 4th Edition 4.1.07を用いた。
これらのHSPから、距離DcおよびDsを算出した。
金属インクを、25℃で1ヶ月保管したあと、沈殿の有無を目視で観察し、下記の基準で評価した。
A:沈殿が確認されない。
B:沈殿が確認される。
金属インクを、基板Aおよび基板Bのそれぞれにバーコーターを用いて塗布し、送風乾燥機により、120℃いて30分間加熱焼成することにより金属パターンを形成した。形成した金属パターンについて、抵抗率計((株)三菱ケミカルアナリテック製、ロレスタ)を用いて、四端子法により体積抵抗率(μΩ・cm)を測定した。
(a)~(c)の評価結果を、表2に示す。
Claims (13)
- 基材上に塗布されて金属パターンを形成するための金属インクであって、
金属コロイドと分散媒とを含み、
前記金属コロイドは、銀または銀合金で形成された金属粒子を含み、
前記分散媒は、アルコール、エステル、およびエーテルからなる群より選択される少なくとも一種を含み、
前記基材は、少なくとも前記金属パターンを形成する領域が熱可塑性樹脂を含み、
前記分散媒と前記金属コロイドとのハンセン溶解度パラメータの距離Dcが8.6MPa0.5以下であり、
前記分散媒と前記熱可塑性樹脂とのハンセン溶解度パラメータの距離Dsが10.0MPa0.5以上である、金属インク。 - 前記熱可塑性樹脂は、ポリカーボネート樹脂、スチレン樹脂、およびポリエステル樹脂からなる群より選択される少なくとも一種を含む、請求項1に記載の金属インク。
- 前記距離Dcは、3MPa0.5以上である、請求項1または2に記載の金属インク。
- 前記距離Dsは、15MPa0.5以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の金属インク。
- 前記分散媒のハンセン溶解度パラメータの分散項dDは、10以上20以下であり、極性項dPは、10以下であり、水素結合項dHは、20以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の金属インク。
- 前記熱可塑性樹脂のハンセン溶解度パラメータの分散項dDは、15以上25以下であり、極性項dPは、0以上20以下であり、水素結合項dHは、1以上23以下である、請求項1~5のいずれか1項に記載の金属インク。
- 前記金属コロイドは、前記金属粒子としての金属ナノ粒子と、前記金属ナノ粒子に配位した分散剤とを含み、
前記金属ナノ粒子の平均粒子径は、5nm以上400nm以下である、請求項1~6のいずれか1項に記載の金属インク。 - 前記分散剤は、C4-16アルキルアミンを含む、請求項7に記載の金属インク。
- 前記金属インク中の前記分散媒の割合は、25質量%以上95質量%以下である、請求項1~8のいずれか1項に記載の金属インク。
- 金属コロイドと分散媒とを含み、かつ基材上に塗布されて金属パターンを形成するための金属インクの製造方法であって、
前記金属コロイドは、銀または銀合金で形成された金属粒子を含み、
前記分散媒は、アルコール、エステル、およびエーテルからなる群より選択される少なくとも一種を含み、
前記基材は、少なくとも前記金属パターンを形成する領域が熱可塑性樹脂を含み、
前記分散媒と前記金属コロイドとのハンセン溶解度パラメータの距離Dcが8.6MPa0.5以下であり、かつ前記分散媒と前記熱可塑性樹脂とのハンセン溶解度パラメータの距離Dsが10.0MPa0.5以上である前記分散媒を準備する工程と、
前記金属コロイドが前記分散媒中に分散された金属インクを調製する工程と、を備える、金属インクの製造方法。 - 前記熱可塑性樹脂は、ポリカーボネート樹脂、スチレン樹脂、およびポリエステル樹脂からなる群より選択される少なくとも一種を含む、請求項10に記載の金属インクの製造方法。
- 基材上に、金属インクを塗布して金属パターンを形成する工程、を備え、
前記基材は、少なくとも前記金属パターンを形成する領域が熱可塑性樹脂を含み、
前記金属インクは、金属コロイドと分散媒とを含み、
前記金属コロイドは、銀または銀合金で形成された金属粒子を含み、
前記分散媒は、アルコール、エステル、およびエーテルからなる群より選択される少なくとも一種を含み、
前記分散媒と前記金属コロイドとのハンセン溶解度パラメータの距離Dcが8.6MPa0.5以下であり、
前記分散媒と前記熱可塑性樹脂とのハンセン溶解度パラメータの距離Dsが10.0MPa0.5以上である、金属パターンを備える基材の製造方法。 - 前記熱可塑性樹脂は、ポリカーボネート樹脂、スチレン樹脂、およびポリエステル樹脂からなる群より選択される少なくとも一種を含む、請求項12に記載の金属パターンを備える基材の製造方法。
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