JP7235432B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本開示は、乗物用シートに関する。
例えば車両等の後部座席に設置される乗物用シートには、シートバック内に収納された収納位置とシート前方側に倒伏した使用位置との間で揺動可能なアームレストが設けられる。
アームレストは、1対のサイドフレームがシートバックの骨格を構成するバックフレームの支持ブラケットに揺動可能に連結されている。この支持ブラケットには、アームレストのサイドフレームに固定されたストッパーピンを揺動時に案内するガイド溝が形成されている。
このようなアームレストの構造において、支持ブラケットに設けられたガイド溝には、異物が侵入しやすい。そこで、ガイド溝への異物の侵入を防止するために、アームレストと支持ブラケットとの連結部分に軸方向の隙間を詰める保護部材を設けることが考案されている(特許文献1参照)。
特開2016-78792号公報
しかし、アームレストと支持ブラケットとの隙間を詰める保護部材は一定の大きさが必要となるため、このような保護部材を追加すると、部品コスト及び部品重量の増加が避けられない。
本開示の一局面は、部品コスト及び部品重量の増加を抑えつつ、アームレストが連結される支持ブラケットへの異物の混入を抑制できる乗物用シートを提供することを目的としている。
本開示の一態様は、シートバック(3)と、シートバック(3)の骨格を構成するバックフレーム(5)と、シートバック(3)内に収納された収納位置とシート前方側に倒伏した使用位置との間で揺動可能なアームレスト(4)と、を備える乗物用シート(1)である。アームレスト(4)は、シート幅方向に離間して配置される1対のサイドフレーム(41,42)と、1対のサイドフレーム(41,42)からシート幅方向の外側に突出するストッパーピン(44)とを有する。バックフレーム(5)は、1対のサイドフレーム(41,42)が揺動可能に連結される1対の支持ブラケット(55,56)を有する。1対の支持ブラケット(55,56)は、ストッパーピン(44)が挿通され、アームレスト(4)の揺動時にストッパーピン(44)を案内するガイド溝(55C,56C)をそれぞれ有する。1対のサイドフレーム(41,42)それぞれについて、シート幅方向に垂直な仮想面に対し、対応する支持ブラケット(55,56)のガイド溝(55C,56C)がアームレスト(4)の揺動時にサイドフレーム(41,42)上に形成する軌跡(P)と、サイドフレーム(41,42)と、ストッパーピン(44)のガイド溝(55C,56C)への挿通部分と、を投影したとき、軌跡(P)のうち、サイドフレーム(41,42)及びストッパーピン(44)と重ならない領域に配置可能な最大の真円の直径は、ガイド溝(55C,56C)の幅よりも小さい。
このような構成によれば、サイドフレーム(41,42)の側面(つまりシート幅方向と垂直な面)によって、ガイド溝(55C,56C)の軌跡(P)がカバーされ、ガイド溝(55C,56C)の軌跡(P)のうちカバーされない部分は、その幅や長さがガイド溝(55C,56C)の幅よりも小さくなる。そのため、ガイド溝(55C,56C)のサイドフレーム(41,42)によってカバーされない部分において、ガイド溝(55C,56C)の幅よりも大きい異物の侵入が阻まれる。
つまり、本開示によれば、サイドフレーム(41,42)の側面形状の調整により、部品コスト及び部品重量の増加を抑えつつ、アームレスト(4)が連結される支持ブラケット(55,56)への異物の混入を抑制できる。
本開示の一態様では、少なくとも1つのサイドフレーム(41,42)は、パネル状の本体(41A,42A)と、本体(41A,42A)に取り付けられた補助ブラケット(41E,42E)と、を有してもよい。また、補助ブラケット(41E,42E)は、上記仮想面において軌跡(P)と重複する部分に配置されてもよい。このような構成によれば、比較的容易に、サイドフレーム(41,42)の側面の形状を調整できる。なお、補助ブラケット(41E,42E)は、ガイド溝(55C,56C)の軌跡(P)の一部と重複すればよく、上述した従来技術の保護部材より小型化できるため、部品コスト及び部品重量の増加は抑制される。
本開示の一態様では、本体(41A,42A)は、シート幅方向に垂直な側面(41B,42B)と、側面(41B,42B)のアームレスト(4)の使用位置における上方に連結された上面(41C,42C)とを有してもよい。また、ストッパーピン(44)は、本体(41A,42A)の上面(41C,42C)に固定さてもよい。補助ブラケット(41E,42E)は、ストッパーピン(44)を覆うように本体(41A,42A)の上面(41C,42C)に配置されてもよい。このような構成によれば、補助ブラケット(41E,42E)を最低限の大きさにできるため、部品コスト及び部品重量を低減できる。
本開示の一態様では、上記仮想面において、軌跡(P)の全体が、サイドフレーム(41,42)又はストッパーピン(44)と重なっていてもよい。このような構成によれば、ガイド溝(55C,56C)への異物の侵入をより確実に抑制することができる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
図1は、実施形態における乗物用シートの模式的な斜視図である。 図2は、図1の乗物用シートにおけるアームレストの模式的な斜視図である。 図3は、図2のアームレストを上側から視た模式的な平面図である。 図4は、図2のアームレストを左側から視た模式的な側面図である。 図5は、図1の乗物用シートにおけるバックフレームの模式的な斜視図である。 図6は、図5のバックフレームにおける第1支持ブラケットの模式的な部分拡大図である。 図7は、図5のバックフレームにおける第2支持ブラケットの模式的な部分拡大図である。 図8は、仮想面に投影したサイドフレームとストッパーピンとガイド溝とを示す模式的な図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す乗物用シート1は、シートクッション2と、シートバック3と、アームレスト4と、バックフレーム5とを備える。
シートクッション2は、着席者の臀部等を支持するための部位である。シートバック3は、着席者の背部を支持するための部位である。アームレスト4は、着席者の肘掛け等を構成する部位である。また、バックフレーム5は、シートバック3の骨格を構成する。
本実施形態の乗物用シート1は、普通乗用車の後部座席シートとして使用される。なお、以下の説明及び各図面における方向は、乗物用シート1を乗物(つまり車両)に組み付けた状態における方向を意味する。また、本実施形態では、シート幅方向は、乗物の左右方向に一致し、シート前方は、乗物の前方に一致する。
<アームレスト>
アームレスト4は、図1に破線で示すシートバック3の凹部3A内に収納された収納位置と、図1に実線で示すシート前方側に倒伏した使用位置との間で揺動可能に構成されている。
アームレスト4は、図1ないし図4に示すように、カバー4Aと、1対のサイドフレーム41,42と、複数の連結部43と、ストッパーピン44とを有する。なお、図2ないし図4は、アームレスト4が使用位置にある状態を表している。また、図2ないし図4では、カバー4Aは図示していない。
(サイドフレーム)
1対のサイドフレーム41,42のうち、左側の第1サイドフレーム41は、アームレスト4が使用位置にある状態で前後方向に延伸する部材である。
第1サイドフレーム41は、パネル状の本体41Aと、本体41Aに取り付けられた補助ブラケット41Eとを有する。
本体41Aは、側面41Bと、上面41Cと、ボルト挿通部41Dとを有する。
側面41Bは、シート幅方向(本実施形態では左右方向)に垂直な面である。上面41Cは、側面41Bのアームレスト4の使用位置における上方に連結された面である。
ボルト挿通部41Dは、側面41Bを貫通する貫通孔を有する。ボルト挿通部41Dには、後述するバックフレーム5の第1支持ブラケット55のボルト挿通孔55Bを貫通するボルトが挿通される。これにより、第1サイドフレーム41は、第1支持ブラケット55に揺動可能に連結される。
補助ブラケット41Eは、側壁部41Fと、固定部41Gと、貫通孔41Hとを有する板状の部材である。
側壁部41Fは、シート幅方向に厚みを有する板状の部位である。側壁部41Fは、アームレスト4が使用位置にある状態で前後方向に延伸している。側壁部41Fの中央部には、下端から上方に向かって切り欠かれた凹部が設けられている。側壁部41Fは、本体41Aの上方に配置され、側壁部41Fの凹部には、後述するストッパーピン44が挿通される。
固定部41Gは、側壁部41Fの下端部と連結され、シート幅方向に延伸する板状の部位である。固定部41Gは、本体41Aの上面41Cに溶接により固定されている。また、固定部41Gは、本体41Aの後端側でストッパーピン44よりも後方に固定されている。なお、固定部41Gには、位置決め用の貫通孔41Hが設けられている。
1対のサイドフレーム41,42のうち、右側の第2サイドフレーム42は、第1サイドフレーム41と対向するように、第1サイドフレーム41とシート幅方向に離間して配置されている。
第2サイドフレーム42は、パネル状の本体42Aと、本体42Aに取り付けられた補助ブラケット42Eとを有する。
第2サイドフレーム42の本体42Aは、側面42Bと、上面42Cと、固定ピン42Dとを有する。第2サイドフレーム42の本体42Aは、細かい仕様を除いて、基本的に第1サイドフレーム41の本体41Aを左右反転させ、ボルト挿通部41Dの替わりに固定ピン42Dを設けたものである。
固定ピン42Dは、側面42Bからシート幅方向の外側に突出した円柱状の部材である。固定ピン42Dは、後述するバックフレーム5の第2支持ブラケット56のピン挿通孔56Bに挿通され、アームレスト4のバックフレーム5に対する揺動軸として機能する。
補助ブラケット42Eは、側壁部42Fと、固定部42Gと、貫通孔42Hとを有する。第2サイドフレーム42の補助ブラケット42Eは、第1サイドフレーム41の補助ブラケット41Eを左右反転させたものである。
(連結部)
複数の連結部43は、それぞれパイプ又はワイヤー状の部材である。複数の連結部43は、それぞれ第1サイドフレーム41と第2サイドフレーム42とをシート幅方向に連結する。
(ストッパーピン)
ストッパーピン44は、第1サイドフレーム41及び第2サイドフレーム42からアームレスト4のシート幅方向における外側に突出する棒状の部材である。
ストッパーピン44は、図2及び図3に示すように、シート幅方向に延伸し、第1サイドフレーム41の本体41Aの上面41Cと、第2サイドフレーム42の本体42Aの上面42Cにそれぞれ溶接により固定されている。
ストッパーピン44は、本体41A,42Aの後端側で第1サイドフレーム41の補助ブラケット41E及び第2サイドフレーム42の補助ブラケット42Eの前方に固定されている。また、ストッパーピン44は、補助ブラケット41E,42Eの凹部を貫通している。つまり、補助ブラケット41E,42Eは、ストッパーピン44を覆うように本体41A,42Aの上面41C,42Cに配置されている。
なお、ストッパーピン44の両端部における断面は矩形状である。具体的には、ストッパーピン44の両端部の断面は、角が面取りされた長方形状である。ストッパーピン44は、この断面の長辺を構成する面でサイドフレーム41,42に固定されている。ただし、ストッパーピン44の両端部の断面は矩形状に限定されない。
<バックフレーム>
バックフレーム5は、図5に示すように、1対のサイドフレーム51,52と、アッパフレーム53と、ロアフレーム54と、1対の支持ブラケット55,56とを有する。
(サイドフレーム)
1対のサイドフレーム51,52は、それぞれ上下方向に延びると共に、シート幅方向に離間して配設されるパイプ状又はワイヤー状の部材である。
(アッパフレーム及びロアフレーム)
アッパフレーム53は、シート幅方向に延伸し、1対のサイドフレーム51,52の上端を連結するパイプ状又はワイヤー状の部材である。
ロアフレーム54は、シート幅方向に延伸し、1対のサイドフレーム51,52の下端を連結するパイプ状又はワイヤー状の部材である。
なお、アッパフレーム53及びロアフレーム54は、延伸方向と直交する断面形状が例えばC字状又はJ字状に構成された開断面形状のパネル状の部材であってもよい。
(支持ブラケット)
1対の支持ブラケットのうち、左側の第1支持ブラケット55は、アームレスト4の第1サイドフレーム41が揺動可能に連結される部材である。
第1支持ブラケット55は、図6に示すように、本体55Aと、ボルト挿通孔55Bと、ガイド溝55Cとを有する。
本体55Aは、シート前後方向及び上下方向に延伸する板状の部材である。本体55Aの一端部は、バックフレーム5の左側のサイドフレーム51に取り付けられている。本体55Aの他端部は、一端部よりも前方かつ下方に位置する。他端部には、ボルト挿通孔55B及びガイド溝55Cが設けられている。
ボルト挿通孔55Bには、アームレスト4のバックフレーム5に対する揺動軸となるボルトが挿通される。このボルトは、第1サイドフレーム41のボルト挿通部41Dに挿通される。
ガイド溝55Cには、アームレスト4のストッパーピン44の左側の先端が挿通される。また、ガイド溝55Cは、アームレスト4の揺動時にストッパーピン44を案内する。つまり、ガイド溝55Cは、アームレスト4が収納位置と使用位置との間で揺動する際に、ストッパーピン44の軌跡と重なるように形成されている。
また、ガイド溝55Cのシート前方側の先端部55Dは、アームレスト4を使用位置に揺動させる際に、ストッパーピン44が当接することによりアームレスト4の揺動を規制する。つまり、アームレスト4が使用位置にある状態では、ストッパーピン44はガイド溝55Cの先端部55Dに当接している。
なお、本実施形態では、第1支持ブラケット55のガイド溝55Cは、本体55Aに設けられた開口である。本体55Aは、下端部がシート幅方向に延伸するように湾曲しており、ガイド溝55Cの先端部55Dと反対側の後端部55Eは、この湾曲部まで到達している。したがって、ガイド溝55Cの後端部55Eからストッパーピン44の出し入れが可能である。
1対の支持ブラケットのうち、右側の第2支持ブラケット56は、アームレスト4の第2サイドフレーム42が揺動可能に連結される部材である。第2支持ブラケット56は、図5に示すように、第1支持ブラケット55と対向するように、第1支持ブラケット55とシート幅方向に離間して配置されている。
第2支持ブラケット56は、図7に示すように、本体56Aと、ピン挿通孔56Bと、ガイド溝56Cとを有する。
本体56Aは、シート前後方向及び上下方向に延伸する板状の部材である。本体56Aの一端部は、図5に示すように、バックフレーム5のロアフレーム54に取り付けられている。本体56Aの他端部は、一端部よりも前方かつ上方に位置する。他端部には、ピン挿通孔56B及びガイド溝56Cが設けられている。
ピン挿通孔56Bには、第2サイドフレーム42の固定ピン42Dが挿通される。固定ピン42Dは、第1支持ブラケット55のボルト挿通孔55Bに挿通されるボルトと共に、アームレスト4のバックフレーム5に対する揺動軸を構成する。
ガイド溝56Cには、アームレスト4のストッパーピン44の右側の先端が挿通される。また、ガイド溝56Cは、第1支持ブラケット55のガイド溝55Cと同様に、アームレスト4の揺動時にストッパーピン44を案内する。
そのため、第2支持ブラケット56のガイド溝56Cは、第1支持ブラケット55のガイド溝55Cと左右対称の形状を有する。ただし、第2支持ブラケット56のガイド溝56Cの後端部は、本体56Aの下端部まで到達しておらず、第1支持ブラケット55のガイド溝55Cのように、ストッパーピン44の出し入れが可能な領域は有さない。
<アームレストのサイドフレームとガイド溝との関係>
アームレスト4の1対のサイドフレーム41,42がそれぞれ1対の支持ブラケット55,56に連結された状態における1対のサイドフレーム41,42とガイド溝55C,56Cとの位置関係を以下に説明する。
図8に示すように、シート幅方向(つまり揺動軸と平行な方向)に垂直な仮想面に対し、第1サイドフレーム41に対応する第1支持ブラケット55のガイド溝55Cがアームレスト4の揺動時に第1サイドフレーム41上に形成する軌跡Pと、第1サイドフレーム41と、ストッパーピン44のガイド溝55Cへの挿通部分(つまりストッパーピン44の先端部の断面)とを投影する。
ここで、ガイド溝55Cの軌跡Pは、図8に示されるように、アームレスト4が使用位置にあるときのガイド溝55Cと重なる領域P1と、アームレスト4が収納位置にあるときのガイド溝55Cと重なる領域P2とを合成したものである。
このとき、ガイド溝55Cの軌跡Pのうち、第1サイドフレーム41及びストッパーピン44と重ならない領域S1,S2,S3に配置可能な最大の真円の直径は、ガイド溝55Cの幅D0よりも小さい。また、補助ブラケット41Eは、仮想面においてガイド溝55Cの軌跡Pと重複する部分に配置されている。
なお、「ガイド溝の幅」とは、ガイド溝におけるストッパーピン44の移動方向と垂直な方向におけるガイド溝の長さであり、アームレスト4の揺動軸Oを中心とした半径方向におけるガイド溝の長さを意味する。
例えば、ガイド溝55Cの軌跡Pのうち第1サイドフレーム41の本体41Aの後方下側にはみ出した領域S1では、図示した円C1が配置可能な最大の真円である。したがって、領域S1に配置可能な最大の真円の直径は、円C1の直径D1となる。この直径D1は、ガイド溝55Cの幅D0よりも小さい。
また、図示は省略するが、シート幅方向に垂直な仮想面に対し、第2サイドフレーム42に対応する第2支持ブラケット56のガイド溝56Cがアームレスト4の揺動時に第2サイドフレーム42上に形成する軌跡と、第2サイドフレーム42と、ストッパーピン44のガイド溝56Cへの挿通部分とを投影する。
このときも、ガイド溝56Cの軌跡のうち、第2サイドフレーム42及びストッパーピン44と重ならない領域に配置可能な最大の真円の直径は、ガイド溝56Cの幅よりも小さい。また、補助ブラケット42Eは、仮想面においてガイド溝56Cの軌跡と重複する部分に配置されている。
さらに、ガイド溝55Cの軌跡Pのうち、第1サイドフレーム41及びストッパーピン44と重ならない領域S1,S2,S3を無くすとよい。つまり、上記仮想面において、ガイド溝55C,56Cの軌跡Pの全体が、サイドフレーム41,42又はストッパーピン44と重なっているとよい。このようにすることで、ガイド溝55C,56Cへの異物の侵入をより確実に抑制することができる。
[1-2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)サイドフレーム41,42の側面によって、ガイド溝55C,56Cの軌跡Pがカバーされ、ガイド溝55C,56Cの軌跡Pのうちカバーされない部分は、その幅や長さがガイド溝55C,56Cの幅D0よりも小さくなる。そのため、ガイド溝55C,56Cのサイドフレーム41,42によってカバーされない部分において、ガイド溝55C,56Cの幅D0よりも大きい異物の侵入が阻まれる。
つまり、本開示によれば、サイドフレーム41,42の側面形状の調整により、部品コスト及び部品重量の増加を抑えつつ、アームレスト4が連結される支持ブラケット55,56への異物の混入を抑制できる。
(1b)補助ブラケット41E,42Eを仮想面においてガイド溝55C,56Cの軌跡Pと重複する部分に配置することで、比較的容易に、サイドフレーム41,42の側面の形状を調整できる。
(1c)補助ブラケット41E,42Eは、ストッパーピン44を覆うように本体41A,42Aの上面41C,42Cに配置されるので、補助ブラケット41E,42Eを最低限の大きさにできる。その結果、部品コスト及び部品重量を低減できる。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(2a)上記実施形態の乗物用シート1において、サイドフレーム41,42は、補助ブラケット41E,42Eを必ずしも有しなくてもよい。つまり、サイドフレーム41,42は、本体41A,42Aの側面41B,42B及びストッパーピン44のみによって、ガイド溝55C,56Cの軌跡Pをカバーしてもよい。
(2b)上記実施形態の乗物用シート1において、補助ブラケット41E,42Eを含むサイドフレーム41,42の形状は一例である。したがって、補助ブラケット41E,42Eの形状は任意に変更可能であり、例えばストッパーピン44を上方から覆うように配置されなくてもよい。
(2c)上記実施形態の乗物用シート1において、支持ブラケット55,56の形状は一例である。したがって、支持ブラケット55,56の形状や取付位置は任意に変更可能である。
(2d)上記実施形態の乗物用シート1は、普通乗用車以外の自動車に用いられるシートや、自動車以外の例えば鉄道車両、船舶、航空機等の乗物に用いられるシートにも適用できる。
(2e)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…乗物用シート、2…シートクッション、3…シートバック、3A…凹部、
4…アームレスト、4A…カバー、5…バックフレーム、41…第1サイドフレーム、
41A…本体、41B…側面、41C…上面、41D…ボルト挿通部、
41E…補助ブラケット、41F…側壁部、41G…固定部、41H…貫通孔、
42…第2サイドフレーム、42A…本体、42B…側面、42C…上面、
42D…固定ピン、42E…補助ブラケット、42F…側壁部、42G…固定部、
42H…貫通孔、43…連結部、44…ストッパーピン、
51,52…サイドフレーム、53…アッパフレーム、54…ロアフレーム、
55…第1支持ブラケット、55A…本体、55B…ボルト挿通孔、
55C…ガイド溝、55D…先端部、55E…後端部、56…第2支持ブラケット、
56A…本体、56B…ピン挿通孔、56C…ガイド溝。

Claims (5)

  1. シートバックと、
    前記シートバックの骨格を構成するバックフレームと、
    前記シートバック内に収納された収納位置とシート前方側に倒伏した使用位置との間で揺動可能なアームレストと、
    を備える乗物用シートであって、
    前記アームレストは、
    シート幅方向に離間して配置される1対のサイドフレームと、
    前記1対のサイドフレームからシート幅方向の外側に突出するストッパーピンと、
    を有し、
    前記バックフレームは、前記1対のサイドフレームが揺動可能に連結される1対の支持ブラケットを有し、
    前記1対の支持ブラケットは、前記ストッパーピンが挿通され、前記アームレストの揺動時に前記ストッパーピンを案内するガイド溝をそれぞれ有し、
    前記1対のサイドフレームそれぞれについて、シート幅方向に垂直な仮想面に対し、前記アームレストの揺動時に対応する前記支持ブラケットの前記ガイド溝が前記アームレストに対して相対的に動くことによって、前記ガイド溝が揺動している前記サイドフレーム上に形成する軌跡と、前記サイドフレームと、前記ストッパーピンの前記ガイド溝への挿通部分と、を投影したとき、
    前記軌跡のうち、前記サイドフレーム及び前記ストッパーピンと重ならない領域に配置可能な最大の真円の直径は、前記ガイド溝のうち前記ストッパーピンを案内する案内部分の幅よりも小さい、乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    少なくとも1つの前記サイドフレームは、
    パネル状の本体と、
    前記本体に取り付けられた補助ブラケットと、
    を有し、
    前記補助ブラケットは、前記仮想面において前記軌跡と重複する部分に配置されている、乗物用シート。
  3. 請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記本体は、シート幅方向に垂直な側面と、前記側面の前記アームレストの使用位置における上方に連結された上面とを有し、
    前記ストッパーピンは、前記本体の前記上面に固定され、
    前記補助ブラケットは、前記ストッパーピンを覆うように前記本体の前記上面に配置される、乗物用シート。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用シートであって、
    前記仮想面において、前記軌跡の全体が、前記サイドフレーム又は前記ストッパーピンと重なっている、乗物用シート。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乗物用シートであって、
    前記1対のサイドフレームそれぞれについて、シート幅方向に垂直な仮想面に対し、前記アームレストが使用位置にあるときの前記ガイド溝と、前記サイドフレームと、前記ストッパーピンの前記ガイド溝への挿通部分と、を投影したとき、
    前記ガイド溝のうち、前記サイドフレーム及び前記ストッパーピンと重ならない領域に配置可能な最大の真円の直径は、前記ガイド溝の前記案内部分の幅よりも小さい、乗物用シート。
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