JP7230453B2 - 車両用センサの搭載構造 - Google Patents

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本発明は、車両用センサの搭載構造に関する。
下記特許文献1には、車両のフェンダパネルの車幅方向内側にセンサ(周辺情報検出センサ)を配置した構成が開示されている。この構成では、センサは、ブラケットを介してフェンダパネルの車幅方向内側に設けられたエプロンアッパメンバに取り付けられている。ところで、フェンダパネルをエプロンアッパメンバへ組み付けた状態でエプロンアッパメンバやカウルサイドパネル等のフェンダパネルの車幅方向内側でフェンダパネルと対向する対向部材へセンサを取り付ける際には、フェンダパネルの車幅方向外側から車両内側へセンサを配置しなくてはならない。また、取付作業にあたっては、作業者は、フェンダパネルの内側に配置されたセンサの対向部材への固定部分に手を入れたり等、フェンダパネルの車幅方向外側からセンサにアクセスしなくてはならない。このため、フェンダパネルに比較的大きな孔が形成される。
特開2017-193223号公報
本発明は、上記事実を考慮して、センサを車両外側から通したり、車両外側からセンサにアクセスしたりするための大きな孔をパネル部材に形成しなくてもよい車両用センサの搭載構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の車両用センサの搭載構造は、車体の外面を構成するフェンダパネルの車両内側かつ当該フェンダパネルとカウルサイドパネル又はエプロンアッパメンバとの間に配置された測距センサにおいて、センサ本体を固定するブラケットの車両幅方向外側を構成する外壁部に設けられ、雌ねじ孔が形成された固定部と、前記固定部とは別に、前記ブラケットの外壁部を切り起こして車両外側へ突出しかつ車両下側へ屈曲された鉤状に形成された爪部と、前記フェンダパネルのセンサ取付部において厚さ方向に貫通して形成され、前記測距センサが前記センサ取付部の車両内側に配置された状態で車両内側から車両外側へ向かって移動されることで、前記部が車両内側から挿入され係合される支持と、前記フェンダパネルの前記センサ取付部において前記支持孔とは別に厚さ方向に貫通して形成され、当該センサ取付部の車両内側に配置された前記測距センサの前記雌ねじ孔に螺合される固定ねじが前記フェンダパネルの車両外側から挿通される孔部と、前記ブラケットの前記外壁部において厚さ方向に貫通して形成され、前記測距センサの組付状態において、前記センサ本体の車両幅方向外側の面を前記外壁部の車両幅方向外側へ露出させる第1開口部と、前記センサ本体の車両幅方向外側の面の形状に対応する開口形状で前記フェンダパネルの前記センサ取付部において厚さ方向に貫通して形成され、前記センサ本体の車両幅方向外側の面を前記センサ取付部の車両幅方向外側へ露出させる第2開口部と、を有する
請求項1に記載の車両用センサの搭載構造によれば、測距センサがパネル部材に固定される際に、測距センサは、フェンダパネルの車両内側に配置される。この状態で、測距センサの部がフェンダパネルの支持に係合される。この状態では、測距センサがフェンダパネルにおけるセンサの取付位置で支持される。このため、この状態では、例えば、作業者自身によるフェンダパネルの車両内側での測距センサの保持が不要になる。
このように、測距センサの部がフェンダパネルの支持に支持された状態で、測距センサの固定部がフェンダパネルに固定され、測距センサがフェンダパネルにおける測距センサの取付位置で固定される。したがって、本車両用センサの搭載構造では、作業者がフェンダパネルの車両内側で測距センサを保持しなくても、測距センサをフェンダパネルに固定できる。このため、フェンダパネルへの測距センサの固定が容易であり、フェンダパネルよりも車両内側の部材へ測距センサを固定しなくてもよい。
なお、請求項1の記載において、車両内側とは、車幅方向内側、車両前後方向内側、車両上下方向内側の少なくとも1つを意味する。
請求項1に記載の車両用センサの搭載構造では、フェンダパネルよりも車両内側の部材へ測距センサを固定しなくてもよく、したがって、測距センサを車両外側から通したり、車両外側から測距センサにアクセスしたりするための大きな孔をフェンダパネルに形成しなくてもよい。
本発明の一実施の形態に係る車両用センサの搭載構造が適用された車両のフェンダパネルを車両左前側(車幅方向外側で且つ車両前側)から見た斜視図である。 センサのセンサ本体を車幅方向外側から見た側面図である。 センサのセンサ本体を車両前側から見た正面図である。 センサのブラケットを車幅方向外側から見た側面図である。 センサのブラケットを車両前側から見た正面図である。
次に、本発明の一実施の形態を図1から図5の各図に基づいて説明する。なお、各図において矢印FRは、本実施の形態が適用された車両10の前側(車両前側)を示し、矢印OUTは、車幅方向外側を示し、矢印UPは、車両上側を示す。なお、本実施の形態を説明するに際して、便宜上、車幅方向外側を各図において車両左側とし、車幅方向内側を各図において車両右側としているが、車幅方向外側を車両右側とし、車幅方向内側を車両左側とすることも当然可能である。
<本実施の形態の構成>
図1に示されるように、本実施の形態に係る車両用センサの搭載構造が適用された車両10は、パネル部材としてのフェンダパネル12を備えている。フェンダパネル12は、車両10の前側部分における車幅方向両側に設けられており、フェンダパネル12の車両外側面は、車両10の意匠面とされている。フェンダパネル12の車幅方向内側には、パネル部材に対して車両内側で対向配置される対向部材の一態様であるエプロンアッパメンバ(図示省略)が設けられている。
エプロンアッパメンバの長手方向は、概ね、車両前後方向とされ、エプロンアッパメンバをその長手直交方向に切った断面形状は、例えば、矩形の閉断面形状とされている。フェンダパネル12は、連結部(図示省略)を備えている。連結部は、フェンダパネル12の車幅方向内側に設けられており、フェンダパネル12の車両上側端部から車両下側へ延びている。連結部の車両下側端部は、直接又はブラケット等を介してエプロンアッパメンバの車両上側部分へ固定されている。
また、図1に示されるように、フェンダパネル12の車幅方向内側には、パネル部材に対して車両内側で対向配置される対向部材の一態様であるカウルサイドパネル14が設けられている。カウルサイドパネル14の厚さ方向は、概ね車幅方向とされている。カウルサイドパネル14は、車両10のウインドシールドガラスの車両下側のカウル(何れも図示省略)の車幅方向両側に設けられている。カウルサイドパネル14は、上記のエプロンアッパメンバとカウルとに連結されており、これによって、カウルが車両10の車体の強度部材の一態様であるエプロンアッパメンバへ間接的に連結されている。
フェンダパネル12とカウルサイドパネル14との間には、センサ16が設けられている。センサ16は、センサ本体18とブラケット20とを備えている。図2及び図3に示されるように、センサ本体18は、略箱形状に形成されている。センサ本体18は、車両10に搭載される周辺監視装置を構成しており、センサ本体18からは、例えば、レーザ光、紫外線、可視光、近赤外線、ミリ波レーダ等によるパルス状の光や電波等の探知測距波を車両10の周囲(例えば、車両前側や車幅方向外側)へ発射する。
センサ本体18から発射された探知測距波は、車両10の周囲の障害物等の反射物に反射されてセンサ本体18へ戻る。センサ本体18は、演算部(図示省略)へ電気的に接続されており、演算部は、センサ本体18から探知測距波が発射されてから反射物に反射されてセンサ本体18に戻るまでの時間に基づいて車両10から反射物までの距離を演算する。
センサ本体18には、コネクタ22が設けられている。コネクタ22は、例えば、センサ本体18における車両前側に配置されており、車両10に搭載された制御装置(図示省略)へ電気的に接続されている。上記の演算部での演算結果に基づくレベルの電気信号がセンサ本体18から出力されると、この電気信号は、制御装置に入力される。制御装置は、車両10のステアリング装置、ブレーキ装置等(図示省略)を操作可能とされており、制御装置は、入力された電気信号、すなわち、車両10から反射物までの距離に基づいてステアリング装置、ブレーキ装置等を操作する。
一方、図4及び図5に示されるように、センサ本体18と共にセンサ16を構成するブラケット20は、上壁部24を備えている。図5に示されるように、上壁部24の車両前側端からは前壁部26が車両下側へ延びており、図4に示されるように、上壁部24の車両後側端からは後壁部28が車両下側へ延びている。さらに、上壁部24の車幅方向外側端からは、図4及び図5に示されるように、外壁部30が車両下側へ延びている。
前壁部26の車幅方向外側端は、外壁部30の車両前側端に繋がっており、後壁部28の車幅方向外側端は、外壁部30の車両後側端に繋がっている。センサ本体18とブラケット20とを組み付けたセンサ組付状態では、センサ本体18は、外壁部30の車幅方向内側における前壁部26と後壁部28との間に配置される。
図4に示されるように、外壁部30には第1開口部32が形成されている。第1開口部32は、外壁部30において車幅方向に開口されると共に外壁部30における車両下側端で開口されている。上記のセンサ組付状態では、センサ本体18の車幅方向外側面が第1開口部32と対向され、センサ本体18の車幅方向外側面がブラケット20の車幅方向外側へ露出されている。
一方、ブラケット20には、第1切欠部34、第2切欠部36、第3切欠部38が設けられている。第1切欠部34は、前壁部26及び外壁部30の車両上下方向中間部に形成されている。第1切欠部34は、前壁部26の車幅方向外側端で開口されていると共に外壁部30の車両前側端で開口されている。第1切欠部34には、第1組付片40が形成されている。第1組付片40は、第1切欠部34における前壁部26の車幅方向内側端から車両後側へ延びている。
これに対して、第2切欠部36は、後壁部28及び外壁部30の車両上下方向中間部に形成されており、第3切欠部38は、第2切欠部36よりも車両下側で後壁部28及び外壁部30に形成されている。第2切欠部36には、第2組付片42が形成されている。第2組付片42は、第2切欠部36における後壁部28の車幅方向内側端から車両前側へ延びている。また、第3切欠部38には、第3組付片44が形成されている。第3組付片44は、第3切欠部38における後壁部28の車幅方向内側端から車両前側へ延びている。
これらの第1~第3組付片40~44に対応してセンサ本体18には第1連結部46、第2連結部48、第3連結部50が形成されている。第1連結部46は、センサ本体18の車両前側端における車幅方向外側の部分から車両前側へ延びている。上記のセンサ組付状態では、第1連結部46は、車幅方向に第1組付片40と対向され、ボルト等の締結部材によって第1連結部46は、第1組付片40へ締結固定される。
これに対して、第2連結部48は、センサ本体18の車両後側端における車幅方向外側の部分から車両後側へ延びている。上記のセンサ組付状態では、第2連結部48は、車幅方向に第2組付片42と対向され、ボルト等の締結部材によって第2連結部48は、第2組付片42へ締結固定される。さらに、第3連結部50は、センサ本体18における第2連結部48の形成位置よりも車両下側の部分から車両後側へ延びている。上記のセンサ組付状態では、第3連結部50は、車幅方向に第3組付片44と対向され、ボルト等の締結部材によって第3連結部50は、第3組付片44へ締結固定される。
各連結部46~50が各組付片40~44へ締結固定されることによってセンサ本体18とブラケット20との組付状態になる。このセンサ本体18とブラケット20との組付状態でセンサ16は、上述したフェンダパネル12の車幅方向内側(更に言えば、車幅方向にフェンダパネル12とカウルサイドパネル14との間)に配置される。
一方、図1に示されるように、フェンダパネル12の車幅方向内側におけるセンサ16の配置部に対応してフェンダパネル12には、凹部52が形成されている。凹部52は、フェンダパネル12において車幅方向内側へ膨らみ、車幅方向外側へ開口している。この凹部52の底部は、センサ取付部54とされている。センサ取付部54は、概ね、平板状とされており、センサ取付部54の厚さ方向は、概ね、車幅方向とされている。センサ取付部54には、第2開口部56が形成されている。
第2開口部56は、センサ取付部54の厚さ方向にセンサ取付部54を貫通しており、第2開口部56の開口形状は、略矩形とされている。更に言えば、第2開口部56の開口形状は、センサ16のセンサ本体18の車幅方向外側の面の形状に対応しており、センサ本体18の車幅方向外側面は、第2開口部56を介してセンサ取付部54の車幅方向外側へ露出している。しかも、ブラケット20においてセンサ本体18の車幅方向外側の面よりも車両前側、車両後側、車両上側、車両下側の各部分は、第2開口部56よりもセンサ取付部54の厚さ直交方向外側でセンサ取付部54と対向されている。
センサ取付部54には、第1孔部58、第2孔部60、第3孔部62が設けられている。第1孔部58は、第2開口部56よりも車両前側に形成されている。これに対して、第2孔部60は、第2開口部56よりも車両後側に形成されており、第3孔部62は、第2開口部56よりも車両後側における第2孔部60の車両下側に形成されている。これらの第1~第3孔部58~62の各々は、センサ取付部54の厚さ方向にセンサ取付部54を貫通した孔(例えば、円孔)とされている。
図4に示されるように、これらの第1~第3孔部58~62に対応してブラケット20の外壁部30には、第1固定部64、第2固定部66、第3固定部68が設けられている。第1固定部64は、外壁部30の第1開口部32よりも車両前側に形成されている。これに対して、第2固定部66は、第1開口部32よりも車両後側に形成されており、第3固定部68は、第1開口部32よりも車両後側における第2固定部66の車両下側に形成されている。
各固定部64~68には、車幅に貫通した雌ねじ孔が形成されている。センサ16がフェンダパネル12のセンサ取付部54へ取り付けられたセンサ取付状態では、第1固定部64の雌ねじ孔は、第1孔部58(図1参照)に対して車幅方向に同軸上に対向され、車幅方向外側から第1孔部58を貫通した固定部材としての第1固定ねじ70(図1参照)が第1固定部64の雌ねじ孔に螺合される。
また、センサ取付状態では、第2固定部66の雌ねじ孔は、第2孔部60(図1参照)に対して車幅方向に同軸上に対向され、車幅方向外側から第2孔部60を貫通した固定部材としての第2固定ねじ72(図1参照)が第2固定部66の雌ねじ孔に螺合される。さらに、センサ取付状態では、第3固定部68の雌ねじ孔は、第3孔部62(図1参照)に対して車幅方向に同軸上に対向され、車幅方向外側から第3孔部62を貫通した固定部材としての第3固定ねじ74(図1参照)が第3固定部68の雌ねじ孔に螺合される。このように、各固定ねじ70~74が各固定部64~68の雌ねじ孔へ螺合されることによってブラケット20、ひいては、センサ16がフェンダパネル12に固定される。
さらに、図1に示されるように、フェンダパネル12のセンサ取付部54には、各々が支持部としての第1支持孔76、第2支持孔78が設けられている。第1支持孔76は、センサ取付部54における第2開口部56の車両前側に形成されている。これに対して、第2支持孔78は、センサ取付部54における第2開口部56の車両後側で、車両上下方向に第2孔部60と第3孔部62との間に形成されている。両支持孔76、78は、車幅方向に見て矩形状(更に言えば、車両前後方向に長い長方形状)とされており、車幅方向にセンサ取付部54を貫通している。
図1、図4、図5に示されるように、上記の第1支持孔76、78に対応して、ブラケット20の外壁部30には、係合部としての第1爪部80が設けられており、第2支持孔76、78に対応して、ブラケット20の外壁部30には、係合部としての第2爪部82が設けられている(図5では、第1爪部80のみを図示している)。第1爪部80は、外壁部30の第1開口部32の車両前側の一部を車幅方向外側へ切り起こすことによって形成されている。
これに対して、第2爪部82は、外壁部30の第1開口部32の車両後側で、車両上下方向に第2固定部66と第3固定部68との間の部分を車幅方向外側へ切り起こすことによって形成されている。両爪部80、82は、車幅方向外側へブラケット20から突出されており、更に、両爪部80、82の先端部(ブラケット20からの突出方向側の端部)は、車両下側へ鉤状に曲がっている。センサ取付状態で両爪部80、82は、フェンダパネル12のセンサ取付部54の両支持孔76、78に貫通配置されている。この状態で、両爪部80、82の先端部の車両下側へ曲がった部分は、両支持孔76、78の車両下側で車幅方向にセンサ取付部54と対向されている。
また、第1爪部80及び第2爪部82の少なくとも一方が第1支持孔76、78及び第2支持孔76、78の少なくとも一方の内周部へ当接された状態で、フェンダパネル12のセンサ取付部54の第1~第3孔部58~62の各々の少なくとも一部とブラケット20の外壁部30の第1~第3固定部64~68の雌ねじ孔の各々の少なくとも一部とが車幅方向に対向される。しかも、この第1~第3孔部58~62と第1~第3固定部64~68の雌ねじ孔との対向状態では、第1~第3孔部58~62を貫通した第1~第3固定ねじ74の先端部が、第1~第3固定部64~68の雌ねじ孔に入ることができるように、フェンダパネル12のセンサ取付部54における両支持孔76、78の形成位置及び形状、ブラケット20の外壁部30における両爪部80、82の形成位置及び形状が設定されている。
さらに、センサ16が第1~第3固定ねじ70~74によってフェンダパネル12に固定される前に、両爪部80、82が両支持孔76、78に貫通配置された状態では、フェンダパネル12にセンサ16が支持される。この状態では、両爪部80、82の各々にセンサ16の質量(重量)に応じた荷重が作用する。両爪部80、82は、このような荷重によって破壊、変形されないように形状が設定されている。
<本実施の形態の作用、効果>
次に、本センサ16のフェンダパネル12への取り付けについて説明し、この説明を通して本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
本実施の形態では、センサ16をフェンダパネル12へ取り付けるに際して、センサ本体18とブラケット20とが組み付けられる。センサ本体18とブラケット20との組み付けでは、センサ本体18がブラケット20における外壁部30の車幅方向外側で且つ前壁部26と後壁部28との間に配置される。この状態で、センサ本体18の第1~第3連結部46~50が、ボルト等の締結部材によってブラケット20の第1~第3組付片40~44へ締結固定される。これによって、センサ本体18とブラケット20との組付状態になる。
このようにセンサ本体18とブラケット20とが組み付けられたセンサ16は、フェンダパネル12の外周縁部のうち、近傍に車両10のタイヤ(図示省略)が配置される湾曲部12Aの車両前下側からフェンダパネル12の車幅方向内側(更に言えば、車幅方向にフェンダパネル12とカウルサイドパネル14又はエプロンアッパメンバとの間)に配置される。次いで、この状態で、ブラケット20の第1爪部80の先端部がフェンダパネル12のセンサ取付部54の第1支持孔76に対して車幅方向に対向されると共に、ブラケット20の第2爪部82の先端部がセンサ取付部54の第2支持孔78に対して車幅方向に対向される。
この状態で、センサ16は、フェンダパネル12に対して車幅方向外側へ移動され、各爪部80、82が各支持孔76、78に貫通配置される。この状態で、センサ16に対する車両下側からの支持(例えば、作業者によるセンサ16の保持)が解消されると、センサ16が下降され、各爪部80、82における先端部よりも基端側の部分が各支持孔76、78の内周部における車両下側の部分へ当接される。
この状態では、各爪部80、82の先端部が車幅方向にフェンダパネル12のセンサ取付部54に対向される。このため、各爪部80、82のセンサ取付部54に対する車幅方向内側への移動が抑制され、各爪部80、82は、車両下側から各支持孔76、78の内周部、すなわち、フェンダパネル12によって支持される。この状態では、両爪部80、82の各々にセンサ16の質量(重量)に応じた荷重が作用する。ここで、上述したように、両爪部80、82は、このような荷重によって破壊、変形されないように形状が設定されている。このため、各爪部80、82における先端部よりも基端側の部分が各支持孔76、78の内周部における車両下側の部分へ当接された状態で、センサ16は、センサ取付部54、すなわち、フェンダパネル12によってフェンダパネル12の車幅方向内側の所定の取付位置で支持(仮支持)される。
さらに、この状態では、センサ取付部54の第1~第3孔部58~62の各々の少なくとも一部と、ブラケット20の外壁部30の第1~第3固定部64~68の雌ねじ孔の各々の少なくとも一部とが車幅方向に対向される。この状態で第1~第3固定ねじ70~74の各々が車幅方向外側から第1~第3孔部58~62の各々に貫通配置されると、第1~第3固定ねじ70~74の先端部が第1~第3固定部64~68の雌ねじ孔に入る。この状態で、第1~第3固定ねじ70~74の各々を車幅方向内側へ移動させながら締結方向へ回転させると、第1~第3固定ねじ70~74が第1~第3固定部64~68に螺合される。これによって、ブラケット20がセンサ取付部54に固定され、センサ16をフェンダパネル12に固定できる。
このように、本実施の形態では、ブラケット20の各爪部80、82がフェンダパネル12の各支持孔76、78に貫通配置されると、例えば、作業者がセンサ16から手を離しても、センサ16は、フェンダパネル12に支持(仮支持)される。このため、作業者は、両手で(すなわち、作業者は、センサ16を保持することなく)各固定ねじ70~74をブラケット20の各固定部64~68の雌ねじ孔へ螺合させることができる。
このように、本実施の形態では、センサ16がフェンダパネル12の車幅方向内側に配置された状態でセンサ16をフェンダパネル12へ固定できる。このため、センサ16をカウルサイドパネル14やエプロンアッパメンバ等のフェンダパネル12の車幅方向内側に設定される部材に固定する必要がない。
このため、フェンダパネル12の車幅方向内側に設定される部材にセンサ16を固定する際にセンサ16をフェンダパネル12の車幅方向外側から車幅方向内側へ通したり、センサ16の締結固定作業を行なうためのアクセスをしたりするため大きな孔をフェンダパネル12に形成しなくてもよい。このような孔がフェンダパネル12に形成されないことによってフェンダパネル12の意匠性の低下を抑制できる。
さらに、本実施の形態では、センサ16は、カウルサイドパネル14やエプロンアッパメンバ等を介さずにフェンダパネル12に直接固定される。このため、フェンダパネル12のセンサ取付部54の第2開口部56に対するセンサ16のセンサ本体18の位置的な誤差(ばらつき)を小さくできる。これによって、例えば、第2開口部56を特に大きくしなくてもよく、この意味でもフェンダパネル12の意匠性の低下を抑制できる。
また、本実施の形態では、フェンダパネル12と、カウルサイドパネル14やエプロンアッパメンバ等のフェンダパネル12の車両内側でフェンダパネル12と対向される対向部材との間の隙間は、センサ本体18とブラケット20とが組み付けられた状態のセンサ16を、センサ取付部54の車幅方向内側へ配置する作業ができ、この状態で、各支持孔76、78に各爪部80、82を通す作業ができる広さがあればよい。このため、このような隙間の、特に、車幅方向の間隔を小さくすることができる。
なお、本実施の形態では、第1爪部80、第2爪部82の先端部は、車両下側へ曲がった構成であった。しかしながら、第1爪部80及び第2爪部82の少なくとも一方の先端部が車両上側、車両前側、車両後側へ曲がった構成であってもよい。
また、本実施の形態では、先端部が曲がった第1爪部80、第2爪部82を係合部とした構成であった。しかしながら、例えば、第1支持孔76、第2支持孔78を貫通した状態でセンサ16を車幅方向内側へ移動させなければ第1支持孔76、第2支持孔78から抜けない棒状の突起等を係合部としてもよい。すなわち、センサ16の係合部は、フェンダパネル12の支持部に係合された状態で作業者等がセンサ16を保持しなくてもフェンダパネル12の支持部に支持される構成であれば、その形状等の具体的な態様に限定されることなく広く適用が可能である。
さらに、本実施の形態では、フェンダパネル12がパネル部材とされた構成であったが、パネル部材は、車両10の外面を形成する部材であれば、車両10における設置位置に限定されることなく広く適用できる。また、本実施の形態では、エプロンアッパメンバやカウルサイドパネル14がパネル部材の車両内側でパネル部材に対向される対向部材とされていた。しかしながら、パネル部材の具体的な態様(車両10におけるパネル部材の設置位置等)によって対向部材が車両10において具体的にどの部材になるかは、当然、変わるものである。したがって、対向部材は、エプロンアッパメンバやカウルサイドパネル14に限定されることなく広く適用できる。
また、本実施の形態では、センサ16は、レーザ光、紫外線、可視光、近赤外線、ミリ波レーダ等を用いて対象物(反射物)までの距離を検出する所謂「測距センサ」とされていた。しかしながら、例えば、車両10の衝突時に車両10に作用される荷重を検出するための荷重センサを本発明におけるセンサとして適用してもよい。すなわち、センサは、検出する態様に限定されることなく広く適用が可能である。
10 車両
12 フェンダパネル(パネル部材)
16 センサ
54 センサ取付部
64 第1固定部(固定部)
66 第2固定部(固定部)
68 第3固定部(固定部)
76 第1支持孔(支持部)
78 第2支持孔(支持部)
80 第1爪部(係合部)
82 第2爪部(係合部)

Claims (1)

  1. 車体の外面を構成するフェンダパネルの車両内側かつ当該フェンダパネルとカウルサイドパネル又はエプロンアッパメンバとの間に配置された測距センサにおいて、センサ本体を固定するブラケットの車両幅方向外側を構成する外壁部に設けられ、雌ねじ孔が形成された固定部と、
    前記固定部とは別に、前記ブラケットの外壁部を切り起こして車両外側へ突出しかつ車両下側へ屈曲された鉤状に形成された爪部と、
    前記フェンダパネルのセンサ取付部において厚さ方向に貫通して形成され、前記測距センサが前記センサ取付部の車両内側に配置された状態で車両内側から車両外側へ向かって移動されることで、前記部が車両内側から挿入され係合される支持と、
    前記フェンダパネルの前記センサ取付部において前記支持孔とは別に厚さ方向に貫通して形成され、当該センサ取付部の車両内側に配置された前記測距センサの前記雌ねじ孔に螺合される固定ねじが前記フェンダパネルの車両外側から挿通される孔部と、
    前記ブラケットの前記外壁部において厚さ方向に貫通して形成され、前記測距センサの組付状態において、前記センサ本体の車両幅方向外側の面を前記外壁部の車両幅方向外側へ露出させる第1開口部と、
    前記センサ本体の車両幅方向外側の面の形状に対応する開口形状で前記フェンダパネルの前記センサ取付部において厚さ方向に貫通して形成され、前記センサ本体の車両幅方向外側の面を前記センサ取付部の車両幅方向外側へ露出させる第2開口部と、
    を有する車両用センサの搭載構造。
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