JP7211036B2 - 車両電子制御装置及び診断システム - Google Patents

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Description

本開示は、車両に搭載された車両電子制御装置と、車両電子制御装置及び検査ツールを備えた診断システムとに関する。
従来、車載の電子制御装置(即ち車両電子制御装置)の機能として、例えば下記特許文献1に記載のように、OBDが知られている。OBDはOn-board Diagnosticsの略である。このOBDにより、車載の各種のセンサ、アクチュエータなどに何らかの異常が発生したことを検出し、異常に対応する故障コードを記録している。以下、故障コードをDTCともいう。DTCはDiagnostic Trouble Codeの略である。
また、近年では、車両の排ガス関連の異常を検出するために、外国及び国内において、排ガスに関するOBDを規定した各種の法律や規則等(即ち法規)が定められている。そして、この法規(即ちOBD法規)により、排ガス関連の異常を示す各種のDTCが設定されるとともに、異常の診断を行う際の異常診断ロジックや異常診断の際の判定値(即ち閾値)などが設定されている。
特開平5-172706号公報
上述したDTCは、車両の排ガス関連などの過去等の異常を示している。そのため、将来、例えば、自動車検査登録制度(即ち車検)において、このDTCを車両の状態の検査に用いることが考えられるが、十分に検討する必要がある。
そこで、下記に示すようにDTCを車検に用いる場合を検討したところ、本願発明者によって、以下に示すような課題があることが見出された。
例えば、DTCのうち、道路運送車両法の保安基準を満たさない不具合を示す所定のDTCを特定DTCとして定め、この特定DTCが検査ツール(即ちスキャンツール)で読み出されると、車検を不合格にすることが考えられる。つまり、特定DTCが車両電子制御装置に記憶されている場合には、車検を不合格にすることが考えられる。
このように、DTCを車検に用いる場合には、例えばOBD法規で設定されたDTCを、車検の際に用いる特定DTCとして採用することが考えられる。なお、以下では、OBD法規で設定されたDTCを、法規DTCと記すことがある。
ところで、法規DTCと特定DTCとは、本来、別個の法規によって規定されるDTCであるので、将来、特定DTCの基準として法規OBDの基準より高い基準(即ち厳しい基準)が求められる場合には、法規DTCと特定DTCとの調整が必要になると考えられる。
例えば、図2Aに示すように、例えば所定のセンサの出力電圧を考えた場合、法規DTCの異常判定の基準(例えばOBD法規閾値)が、特定DTCの異常判定の基準(例えば保安基準閾値)より低いときには、即ち、OBD法規閾値が保安基準閾値より厳しい値であるときには、法規DTCを特定DTCとして採用しても、支障がないように思われる。なお、ここでは、出力電圧が閾値より高い場合を異常と判定している。
しかし、例えば、図2Bに示すように、OBD法規閾値が保安基準閾値より高いときには、即ち、OBD法規閾値が保安基準閾値より厳しくない値であるときには、法規DTCを特定DTCとして採用すると、支障があるように思われる。つまり、車検の場合には、出力電圧が保安基準閾値に達した場合には異常と判定する必要があるが、厳しくないOBD法規閾値を保安基準閾値として採用すると、車検に関する異常があるにもかかわらず、異常がないと判定する恐れがある。
本開示の一つの局面は、DTCを利用して好適に車検等を行うことができる車両用電子制御装置及び診断システムを提供することにある。
a)本開示の一つの態様は、車両(3)に搭載された車両電子制御装置(5)であって、第1の診断部(27)と第2の診断部(29)と記憶部(23)とを備えている。
第1の診断部は、車両の特定の構成(即ち診断対象)に関する異常を検出するための診断の内容を規定する第1の診断規則に基づいて、車両の特定の構成の異常の診断を行う。
第2の診断部は、前記特定の構成(即ち第1の診断部の診断対象)に関する異常を検出するための診断の内容を規定する、第1の診断規則とは異なる第2の診断規則に基づいて、特定の構成の異常の診断を行う。
記憶部は、第1の診断部によって特定の構成の異常が検出された場合には、異常を示す第1の故障コードを記憶し、第2の診断部によって前記特定の構成の異常が検出された場合には、異常を示す第2の故障コードを記憶する。
このような構成によれば、第1の診断部によって特定の構成の異常が検出された場合には、異常を示す第1の故障コードを記憶するとともに、第2の診断部によって前記特定の構成の異常が検出された場合には、異常を示す第2の故障コードを記憶するので、それぞれの故障コードに応じた対応が可能となる。
つまり、記憶部には、同じ診断対象に対して、異なる診断規則(例えば異なる異常診断ロジックや異常の判定に用いる異なる閾値)に基づいて診断を行った結果に基づいて、第1の故障コードや第2の故障コードが記憶されている。そのため、必要に応じて記憶部から、第1の故障コードおよび/または第2の故障コードを読み出すことができるので、診断結果の要求内容(例えば診断レベル)に応じた故障コードを得ることができる。
すなわち、要求内容に応じた診断結果を取得することができるので、この診断結果に応じて、修理等を行ったり車検の合否を判定する等の適切な対応が可能となる。
例えば、検査ツールを用いて車両電子制御装置から特定DTCを選択して取得することによって、車両の状態の判定を確実に行うことができるので、車検の合格、不合格の判断を確実に行うことが可能となる。
b)本開示の他の態様は、車両電子制御装置と検査ツールとを備えた診断システム(13)である。
この診断システムは、上述した車両電子制御装置と、車両電子制御装置に接続されて、車両電子制御装置との通信を行う検査ツール(7)と、を備えている。さらに、車両電子制御装置は装置側コネクタ(25)を備えるとともに、検査ツールはツール側コネクタ(41)を備えている。
この診断システムは、装置側コネクタとツール側コネクタとの接続状態(例えば間接的又は直接的な接続状態)に応じて、車両電子制御装置側から前記検査ツール側に、第1の故障コードおよび/または第2の故障コードを出力するように構成されている。
このような構成によれば、上述した本開示の一つの態様と同様な効果を奏する。
c)本開示のさらに他の態様は、車両電子制御装置と検査ツールとを備えた診断システム(13)である。
この診断システムは、上述した車両電子制御装置と、車両電子制御装置に接続されて、車両電子制御装置との通信を行う検査ツールと、を備えている。
そして、この診断システムは、検査ツール側から車両電子制御装置側に送信される、第1の故障コードおよび/または第2の故障コードの出力を指示する制御信号に基づいて、車両電子制御装置側から検査ツール側に、第1の故障コードおよび/または第2の故障コードを出力するにように構成されている。
このような構成によれば、上述した本開示の一つの態様と同様な効果を奏する。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態における車検システムを示すブロック図。 保安基準閾値とOBD法規閾値との関係を示す説明図。 法規DTCと特定DTCとの関係を示す説明図。 第1実施形態の車両電子制御装置を示すブロック図。 第1の故障コード及び第2の故障コードの識別子を示す説明図。 第1実施形態の検査ツールを示すブロック図。 第1実施形態の車両電子制御装置と検査ツールとの間の通信の手順を示すシーケンス図。 第1実施形態の車両電子制御装置の処理(1)を示すフローチャート。 第1実施形態の車両電子制御装置の処理(2)を示すフローチャート。 第2実施形態の車両電子制御装置の処理を示すフローチャート。
以下に、本開示の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.全体構成]
まず、本第1実施形態の診断システムを備えた全体のシステム(即ち車検システム)について説明する。
図1に示すように、本第1実施形態における車検システム1は、車両3に車載された電子制御装置(即ち車両電子制御装置)5と、車両電子制御装置5に電気的に接続される検査ツール7と、検査ツール7にインターネットを介して接続される管理サーバ9と、を備えている。なお、以下では電子制御装置をECUと記すこともある。
ここでは、車両ECU5と検査ツール7とが、ケーブル11にて接続されている例を挙げているが、無線にて接続されていてもよい。なお、診断システム13は、車両ECU5と検査ツール7とを備えた構成となっている。
上述した車検システム1では、以下のようにして車検のための処理等が行われる。
まず、車両3の異常を示す故障コードであるDTCのうち、道路運送車両法の保安基準を満たさない不具合を示す所定のDTCを特定DTCとして定めている。なお、特定DTCが、例えば第2の故障コードに該当する。
車両3に特定DTCに該当する異常が検出された場合には、その特定DTCを車両ECU5に記憶する。そして、車検の際に、特定DTCが車両ECU5から検査ツール7で読み出されると、車検を不合格とする。
つまり、保安基準が設けられたDTCを特定DTCとして、特定DTCが車両ECU5に記憶されている場合には、車検を不合格にする。
なお、特定DTCやそのバージョン等の情報、即ち特定DTCに関する情報である特定DTC情報が、特定DTC管理機構の管理サーバ9に保管されている。そして、車検時等には、検査ツール7から管理サーバ9にアクセスし、特定DTC情報を取得して更新した上で、検査ツール7にて車両3に特定DTCが発生していないかを検査する。
また、上述した特定DTCとは別に、例えば排ガスに関する異常を検出するために、排ガス関連の法律等の規定であるOBD法規(例えばJ-OBDII)があり、本第1実施形態では、このOBD法規で設定されたDTC(即ち法規DTC)も、車両ECU5に記憶するようにしている。なお、法規DTCが、例えば第1の故障コードに該当する。
従って、特定DTCとは別に、車両ECU5から法規DTCを読み出すことによっても、車両3の状態を診断することが可能である。
例えば、図2Aに示すように、所定のセンサの出力電圧を考えた場合、法規DTCの異常判定の基準(例えばOBD法規閾値)が、特定DTCの異常判定の基準(例えば保安基準閾値)より低い場合(即ち判定基準が厳しい場合)が考えられる。この場合には、法規DTCを特定DTCとして採用しても、支障がないように思われる。なお、ここでは、出力電圧が閾値より高い場合を異常と判定している。
一方、例えば、図2Bに示すように、OBD法規閾値が保安基準閾値より高い場合が考えられるが、この場合には保安基準閾値の方がOBD法規閾値より判定基準が厳しいので、後述するように、保安基準閾値に基づいて、異常の診断を行う。
なお、本第1実施形態では、図3に示すように、多くのDTCのうち、例えば排ガス関連の異常を示す所定のDTCが法規DTCとして設定され、法規DTCのうち所定のDTCが特定DTCとして設定されている。
[1-2.各構成]
次に、本第1実施形態の診断システム13等の各構成について詳細に説明する。
<車両電子制御装置>
図4に示すように、車両ECU5は、車両演算処理部21を構成するマイコンを中心とする電子制御装置であり、車両の走行中等に、車載の各種のセンサ、アクチュエータなどに何らかの異常が発生したことを検出するOBD機能を有している。
具体的には、車両ECU5は、各種の演算を行う車両演算処理部21と、各種のデータを記憶する車両記憶部23と、外部との接続端子である車両コネクタ25等を備えている。なお、車両演算処理部21は、図示しないが、CPU、ROM、RAM等から構成されている。また、車両コネクタ25には、ケーブル11の一端の図示しないコネクタが接続される。
前記車両演算処理部21は、CPUがプログラムを実行することで実現される機能的な構成として、第1の診断部27と第2の診断部31とを有する。
第1の診断部27は、異常を検出する対象である特定の構成について、診断の内容を規定する第1の診断規則に基づいて、前記特定の構成の異常の診断を行う。なお、特定の構成とは、車載の各種のセンサ、アクチュエータなどのように、異常を検出する対象(検査対象)のことである。
第2の診断部29は、第1の診断部27の検査対象について、診断の内容を規定する、第1の診断規則とは異なる第2の診断規則(例えば閾値)に基づいて、前記同じ検査対象の異常の診断を行う。
例えば、第1の診断部27の検査対象が、あるセンサ(例えば酸素センサ)を含む場合には、第2の診断部29の検査対象も、同じセンサ(例えば酸素センサ)を含む。なお、第1の診断部27と第2の診断部29とでは、同じ検査対象の診断を行うが、それぞれ他の検査対象の診断を行うこともできる。
ここで、第1の診断規則と第2の診断規則とは、それぞれ、検査対象の異常を検出するための異常診断ロジック、および/または、異常か否かの判定に用いる閾値であるが、ここでは閾値を例に挙げて説明する。
車両記憶部23は、フラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性メモリである。車両記憶部23では、第1の診断部27によって検査対象の異常が検出された場合には、その異常を示す第1の故障コードを記憶する。また、第2の診断部29によって検査対象の異常が検出された場合には、その異常を示す第2の故障コードを記憶する。
ここで、第2の故障コードは、道路運送車両法によって規定される保安基準に適合するか否かの判定(即ち車検の合否判定)に用いられる故障コード、即ち特定DTCに該当する故障コードである。一方、第1の故障コードは、道路運送車両法とは異なる法規(例えばJ-OBDII)によって規定される基準に適合するか否かの判定に用いられる故障コード、即ち法規DTCに該当する故障コードである。
前記第1の故障コード(即ち法規DTC)と第2の故障コード(即ち特定DTC)とは、付与されている識別子によって区別されている。
例えば、図5に示すように、例えばあるセンサの異常を示すDTCとして、例えば「P1234」が規定されている場合には、第1の診断部27にて異常が検出されたときでも第2の診断部29にて異常が検出されたときでも、該当するDTCは「P1234」となる。
しかし、本第1実施形態では、第1の故障コード(即ち法規DTC)と第2の故障コード(即ち特定DTC)とを区別するために、データの送受信や記憶の際の最小単位のデータに、識別子が付与されている。例えば、図5(a)に示すように、DTCを含むデータの最小単位には、DTCである「P1234」の直後に、そのDTCが法規DTCであることを示す「01」の識別子が付与されている。また、図5(b)に示すように、DTCを含むデータの最小単位には、そのDTCが特定DTCであることを示す「02」の識別子が付与されている。
従って、故障コードの直後の識別子によって、故障コードが第1の故障コード(即ち法規DTC)か第2の故障コード(即ち特定DTC)かを区別することができる。
なお、第1の故障コードか第2の故障コードかを区別する方法としては、前記識別子による方法以外に、例えば、第1の故障コードのみを記憶する第1記憶領域と、第2の故障コードのみを記憶する第2記憶領域を設定する方法などが挙げられる。この場合には、取得したい故障コードに対応した記憶領域を検索することによって、所望の種類の故障コードを取得することができる。
また、例えば、前記のような識別子を付与するのではなく、第1の故障コードと第2の故障コードとを異なるコードとすることによって、第1の故障コードと第2の故障コードとを区別してもよい。
<検査ツール>
図6に示すように、検査ツール7は、各種の表示を行うディスプレイ33と、検査ツール7の動作を制御するツール電子制御装置(即ちツールECU)35と、作業者のマニュアルでの操作が可能な操作部37と、管理サーバ9との通信を行うツール通信部39と、ケーブル11の他端のコネクタ12(図1参照)が接続されるツールコネクタ41と、を備えている。
ツールECU35は、各種の演算を行うツール演算処理部43と、各種のデータを記憶するツール記憶部45とを備えている。
前記ツール演算処理部43は、図示しないが、CPU、ROM、RAM等から構成されている。このツール演算処理部43では、例えば、管理サーバ9に対して、特定DTC情報の送信を要求して取得したり、車両ECU5に対して、特定DTCや法規DTCの送信を要求して取得する等の制御を行う。
前記ツール記憶部45は、フラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性メモリであり、管理サーバ9から取得した特定TDC情報等を記憶するように構成されている。また、車両ECU5から取得した特定DTCや法規DTCを記憶するように構成されている。
ツール通信部39は、無線にて、インターネットを介して、管理サーバ9との通信を行う通信装置である。このツール通信部39は、通常は管理サーバ9に接続されておらず、作業者の操作によって、必要な場合に管理サーバ9に接続されて、例えば最新の特定DTC情報のダウンロード等が行われる。
つまり、検査ツール7は、スタンドアローン型であり、常時オンラインにて管理サーバ9と接続して使用するのでなく、オフラインにて使用される。なお、検査ツール7は、常時オンラインで管理サーバ9と接続されるものであってもよい。
なお、前記車両ECU5とツールECU35との各種機能は、CPUが非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、車両記憶部23及びツール記憶部45が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。なお、車両ECU5とツールECU35とは、それぞれ1個のマイクロコンピュータで構成されてもよいし、複数のマイクロコンピュータで構成されてもよい。
また、車両ECU5とツールECU35とが実行する各処理を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その1部または全部の機能は、1個あるいは複数のハードウェアを用いて実現してもよい。例えば、上記機能がハードウェアである電子回路によって実現される場合、その電子回路は多数の論理回路を含むデジタル回路、またはアナログ回路、あるいはこれらの組合せによって実現してもよい。
[1-3.制御処理]
まず、車検システム1に行われる処理について、その概略を説明する。
図7に示すように、例えば車検の際に、検査ツール7から車両ECU5に対して、(A)特定DTCおよび/または法規DTCの読み出し要求を行う。
車両ECU5では、検査ツール7から特定DTCおよび/または法規DTCの読み出し要求を受信すると、検査ツール7に対して、(B)特定DTCおよび/または法規DTCの送信を行う。
検査ツール7では、車両ECU5から受信した特定DTCおよび/または法規DTCに基づいて、その検査結果の報知を行う。
例えば、特定DTCおよび/または法規DTCがある場合には、その検査結果を、例えばディスプレイ33に表示し、ツール記憶部45に記憶する。
次に、車両ECU5にて行われる処理について、具体的に説明する。
<車両ECUにおける処理(1)>
この処理(1)は、車両ECU5において、通常に実施される処理である。
車両ECU5においては、図8に示すように、ステップ100では、車両においてOBDにより、異常の診断を行うタイミング(即ち診断開始タイミング)か否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ110に進み、一方否定判断されると一旦本処理を終了する。
なお、診断開始タイミングとしては、例えば所定期間毎など、各DTCを検出するために設定された従来の診断開始タイミングなどを採用できる。
ステップ110では、OBD法規閾値による診断を行う。つまり、法規DTCの異常判定の基準(例えばOBD法規閾値)を用いて、法規DTCに対応する異常診断を実施する。つまり、法規DTCに該当する異常を検出するための検査を行う。
続くステップ120では、前記OBD法規閾値による診断の結果、法規DTCに対応する異常が検出されたか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ130に進み、一方否定判断されるとステップ140に進む。
ステップ130では、前記ステップ120にて、法規DTCに対応する異常が検出されたので、OBD法規でのDTC記憶を実施する。つまり、法規DTCに対応する異常が検出されたことを示す第1の故障コード(即ち法規DTC)を車両記憶部23に記憶する。なお、第1の故障コードを記憶する際には、第1の故障コードであることを示すために、所定の識別子も合わせて記憶する。その後、ステップ140に進む。
一方、ステップ140では、前記ステップ120にて、法規DTCに対応する異常が検出されなかったので、保安基準閾値による診断を行う。つまり、特定DTCの異常判定の基準(例えば保安基準閾値)を用いて、特定DTCに対応する異常診断を実施する。つまり、特定DTCに該当する異常を検出するための検査を行う。
続くステップ150では、前記保安基準閾値による診断の結果、特定DTCに対応する異常が検出されたか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ160に進み、一方否定判断されると一旦本処理を終了する。
ステップ160では、前記ステップ150にて、特定DTCに対応する異常が検出されたので、保安基準でのDTC記憶を実施する。つまり、特定DTCに対応する異常が検出されたことを示す第2の故障コード(即ち特定DTC)を車両記憶部23に記憶し、一旦本処理を終了する。なお、第2の故障コードを記憶する際には、第2の故障コードであることを示すために、所定の識別子も合わせて記憶する。
<車両ECUにおける処理(2)>
この処理(2)は、検査ツール7から車両ECU5に対して、DTCの読み出し要求があった場合に実施される処理である。
車両ECU5においては、図9に示すように、ステップ200では、ツール要求があるか否かを判定する。つまり、検査ツール7から車両ECU5に対して、DTCの読み出し要求があるか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ210に進み、一方否定判断されると一旦本処理を終了する。
なお、操作部37による操作によって、即ち操作部37から入力される信号(即ち制御信号)によって、特定DTCの読み出しか法規DTCの読み出しかを指示することができる。
ステップ210では、ツール要求があるので、読み出し方法の認識を行う。例えば、検査ツール7からCAN(登録商標)通信等で送信される信号が、特定DTCの読み出しを要求する信号か、法規DTCの読み出しを要求する信号かの認識を行う。
なお、例えばコネクタ12、41の結線状態等によるハード識別や、検査ツール7から車両EUC5に送信される通信情報(例えば固有サービスID等)に基づくソフト識別により、特定DTCの読み出しを要求する信号か、法規DTCの読み出しを要求する信号かの認識を行うことができる。
ステップ220では、ツール要求に関する信号が、OBD法規のDTC読み出し要求の信号か否か、即ち、法規DTCの読み出しを要求する信号か否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ230に進み、一方否定判断されるとステップ240に進む。
ステップ230では、法規DTCの読み出し要求がなされたので、OBD法規閾値によって検出されたDTCの応答を行う。つまり、法規DTCを車両ECU5に送信し、一旦本処理を終了する。
一方、ステップ240では、特定DTCの読み出し要求がなされたと判断して、保安基準閾値によって検出されたDTCの応答を行う。つまり、特定DTCを車両ECU5に送信し、一旦本処理を終了する。
[1-4.効果]
上記第1実施形態では、以下の効果を得ることができる。
(1a)本第1実施形態では、法規DTCの一部を特定DTCとして採用している。また、第1の診断規則(例えばOBD法規閾値)に基づいて車両3の異常を診断する第1の診断部27を備えている。そして、第1の診断部27によって、センサやアクチュエータ等の特定の構成(即ち検査対象)の異常が検出された場合には、法規DTCに対応する異常を示す第1の故障コード(即ち法規DTC)を記憶する。
さらに、第1の診断規則とは異なる第2の診断規則(例えば保安基準閾値)に基づいて車両3の異常を診断する第2の診断部29を備えている。そして、第2の診断部29によって、同じ検査対象の異常が検出された場合には、車検の保安基準にて規定される異常を示す第2の故障コード(即ち特定DTC)を記憶する。
つまり、車両記憶部23には、同じ検査対象に対して、異なる閾値を用いて診断を行った結果(即ち第1の故障コードや第2の故障コード)が記憶されているので、必要に応じて車両記憶部23から、第1の故障コードおよび/または第2の故障コードを読み出すことにより、診断の要求レベルに応じた故障コードを得ることができる。
従って、車検の際には、車両ECU5から車検に用いる特定DTCのみを取得することができる。よって、この特定DTCにより、車両3の状態の判定を確実に行うことができるので、車検の合格、不合格の判断を確実に行うことが可能となる。
(1b)本第1実施形態では、特定DTCと法規DTCとを識別するために、各DTCに識別子を付与している。従って、識別子によって、車両記憶部23に記憶されている特定DTCや法規DTCを識別することができるので、検査ツール7は、所望のDTCを確実に取得することができる。
[1-5.文言の対応関係]
前記第1実施形態において、車両3が車両に対応し、車両電子制御装置5が車両電子制御装置に対応し、検査ツール7が検査ツールに対応し、診断システム13が診断システムに対応し、車両記憶部23が記憶部に対応し、第1の診断部27が第1の診断部に対応し、第2の診断部29が第2の診断部に対応している。
[2.第2実施形態]
本第2実施形態は、基本的には第1実施形態と同様であるので、主に相違点について以下に説明する。なお、相違点以外は第1実施形態と同様である。また、第1実施形態と同様な構成には同一の符号を付す。
本第2実施形態は、検査ツール7からの指示によって、車両ECU5にて、特定DTCや法規DTCに関する異常の診断を行うものである。
<車両ECUにおける処理>
この処理は、検査ツール7から車両ECU5に対して、異常診断の要求及びDTCの読み出し要求があった場合に実施される処理である。
車両ECU5においては、図10に示すように、ステップ300では、ツール要求があるか否かを判定する。つまり、検査ツール7から車両ECU5に対して、法規DTCの検出のためや特定DTCの検出のための異常診断を実施し、且つ、それによって得られたDTCの読み出しの要求があるか否かを判定する。ここで肯定判断されるとステップ310に進み、一方否定判断されると一旦本処理を終了する。
なお、操作部37による操作によって、即ち操作部37から入力される信号(即ち制御信号)によって、法規DTCの検出のためや特定DTCの検出のための異常診断を実施するとともに、それによって検出された、法規DTCや特定DTCの読み出しかを指示することができる。
ステップ310では、ツール要求があるので、第1実施形態のステップ210と同様に、読み出し方法の認識を行う。
ステップ320では、ツール要求に含まれる信号に基づいて、判定閾値を切り替える。つまり、特定DTCに関する異常診断及び特定DTCの読み出しが指示されている場合には、異常判定の閾値として、保安基準にて規定される閾値(即ち保安基準閾値)を設定する。一方、法規DTCに関する異常診断及び法規DTCの読み出しが指示されている場合には、OBD法規にて規定される規定される閾値(即ちOBD法規閾値)を設定する。
続くステップ330では、ツール要求に含まれる信号に基づいて設定された判定閾値を用いて異常診断を実施し、その診断結果を車両記憶部23に記憶する。
つまり、特定DTCを検出するための異常診断が指示されている場合には、異常判定の閾値として、保安基準にて規定される閾値(即ち保安基準閾値)を設定する。一方、法規DTCを検出するための異常診断が指示されている場合には、OBD法規にて規定される規定される閾値(即ちOBD法規閾値)を設定する。
続くステップ340では、前記ステップ330にて実施された異常診断の応答を行う。つまり、異常診断の診断結果として、検査ツール7からの要求に応じて、法規DTCや特定を検査ツール7に送信し、一旦本処理を終了する。
本第2実施形態は、第1実施形態と同様な効果を奏する。また、検査ツール7からの要求に応じて、所望のタイミングで異常診断を実施して、その診断結果を検査ツール7に送信することができるという利点がある。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)前記実施形態では、特定DTC(即ち第2の故障コード)と法規DTC(即ち第1の故障コード)に関する異常診断を行う場合に、異常か否かの判定に用いる閾値を切り替えたが、異常診断ロジックを切り替えてもよい。
例えば法規DTCに関する異常診断は、車両のエンジンのアイドル状態の場合に実施し、特定DTCに関する異常診断は、車両の走行状態の場合に実施するように、異常診断の手法を切り替えてもよい。なお、異常診断ロジックを切り替える際に、閾値の切り替えも行ってもよい。
(2)第2の故障コードとして、道路運送車両法によって規定される保安基準に適合するか否かの判定に用いられる故障コードを用いる場合には、第1の故障コードとして、道路運送車両法とは異なる法規(例えばJ-OBDII)によって規定される基準に適合するか否かの判定に用いられる故障コードを用いてもよい。
(3)前記実施形態では、特定DTCと法規DTCとに、それらを区別する識別子を付与したが、全てのDTCに、例えばDTCの内容に応じて、各DTCを識別できる識別子を付与してもよい。
(4)前記実施形態では、検査ツールを用いて、特定DTCや法規DTCの検査を行ったが、スマートフォン等の通信端末やパソコン等に、検査ツールと同様な機能を実現できるアプリケーションを格納して、スマートフォン等の通信端末やパソコン等に、前記実施形態の検査ツールと同様な機能を持たせてもよい。
(5)また、車両ECUのコネクタのポートに、周知のVCIを接続する場合には、VCIと通信するように、検査ツール、スマートフォン等の通信端末、パソコン等を構成することにより、前記実施形態と同様な効果を得ることができる。なお、VCIは、Vehicle Communication Interfaceの略である。
(6)前記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
(7)上述した各電子制御装置の他、当該電子制御装置を構成要素とするシステム、当該電子制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、電子制御方法など、種々の形態で本開示を実現することもできる。
3:車両、5:車両電子制御装置、7:検査ツール、13:診断システム、23:車両記憶部、27:第1の診断部、29:第2の診断部

Claims (6)

  1. 車両(3)に搭載された車両電子制御装置(5)であって、
    前記車両の特定の構成に関する異常を検出するための診断の内容を規定する第1の診断規則に基づいて、前記特定の構成の前記異常の診断を行って、前記異常を検出した場合に前記第1の診断規則による前記異常が検出されたことを確定するように構成されている第1の診断部(27)と、
    前記特定の構成に関する前記異常を検出するための診断の内容を規定する、前記第1の診断規則とは異なる第2の診断規則に基づいて、前記特定の構成の前記異常の診断を行って、前記異常を検出した場合に前記第2の診断規則による前記異常が検出されたことを確定するように構成されている第2の診断部(29)と、
    前記第1の診断部によって前記特定の構成の前記異常が検出された場合には、当該異常が検出されて確定されたものであることを示す第1の故障コードを記憶し、前記第2の診断部によって前記特定の構成の前記異常が検出された場合には、当該異常が検出されて確定されものであることを示す第2の故障コードを記憶するように構成されている記憶部(23)と、
    を備え
    検査ツールからの要求に応じて、前記第1の診断部による診断と、前記第2の診断部による診断と、を切り替えることができるように構成されている、
    車両電子制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両電子制御装置であって、
    前記第1の診断規則と前記第2の診断規則とは、それぞれ、前記特定の構成に関する前記異常を検出するための異常診断ロジック、および/または、前記異常か否かの判定に用いる閾値である、
    車両電子制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両電子制御装置であって、
    前記第2の故障コードは、道路運送車両法によって規定される保安基準に適合するか否かの判定に用いられる故障コードであり、
    前記第1の故障コードは、前記道路運送車両法とは異なる法規によって規定される基準に適合するか否かの判定に用いられる故障コードである、
    車両電子制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の車両電子制御装置であって、
    前記第1の故障コードと前記第2の故障コードとは、付与されている識別子によって区別されている構成、前記第1の故障コードと前記第2の故障コードとが記憶されている領域が異なることによって区別されている構成、前記第1の故障コードと前記第2の故障コードとの各コード自体が異なることによって区別されている構成、のうちいずれか1種の構成を有する、
    車両電子制御装置。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載の車両電子制御装置と、
    前記車両電子制御装置に接続されて、前記車両電子制御装置との通信を行う検査ツールと、
    を備えており、
    前記車両電子制御装置は装置側コネクタを備えるとともに、前記検査ツールはツール側コネクタを備え、
    前記装置側コネクタと前記ツール側コネクタとの接続状態に応じて、前記車両電子制御装置側から前記検査ツール側に、前記第1の故障コードおよび/または前記第2の故障コードを出力するように構成されている、
    診断システム。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の車両電子制御装置と、
    前記車両電子制御装置との通信を行う検査ツールと、
    を備えており、
    前記検査ツール側から前記車両電子制御装置側に送信される、前記第1の故障コードおよび/または前記第2の故障コードの出力を指示する制御信号に基づいて、前記車両電子制御装置側から前記検査ツール側に、前記第1の故障コードおよび/または前記第2の故障コードを出力するにように構成されている、
    診断システム。
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