JP7178914B2 - 防振ブッシュ及び防振ブッシュの製造方法 - Google Patents
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Description
内筒ユニットと、
前記内筒ユニットと同心的に設けられる外筒と、
前記内筒ユニットの外周面と前記外筒の内周面にそれぞれ加硫接着され、これら内筒ユニットと外筒とを連結するゴム状弾性体と、
を備える防振ブッシュであって、
前記内筒ユニットは、同軸的に配置される第1筒状部材及び第2筒状部材により構成されており、
第1筒状部材の外周面は、第1小径面と、第1小径面の配置位置を介して第2筒状部材とは反対側に配置され、第1小径面よりも外径が大きな第1大径面と、これら第1小径面と第1大径面とを繋ぐ第1傾斜面とを有し、
第2筒状部材の外周面は、第2小径面と、第2小径面の配置位置を介して第1筒状部材とは反対側に配置され、第2小径面よりも外径が大きな第2大径面と、これら第2小径面と第2大径面とを繋ぐ第2傾斜面とを有すると共に、
前記外筒の内周面は、第1小径面及び第2小径面と対向する位置に配置され、かつ、その内径が、第1小径面及び第2小径面の外径よりも大きく、第1大径面及び第2大径面の外径よりも小さな中央対向面と、該中央対向面の両側で、第1傾斜面及び第2傾斜面のそれぞれに対向する位置に配置され、該中央対向面から離れるにつれて拡径する両側対向面とを有することを特徴とする。
ることができる。従って、絞り工程を省略することができる。
上記の防振ブッシュの製造方法であって、
前記外筒と、第1筒状部材と、第2筒状部材と、第1筒状部材と第2筒状部材との間の隙間を塞ぐ環状部材とを金型に配置する工程と、
前記外筒の内周面と、第1筒状部材,第2筒状部材及び前記環状部材の各外周面との間に形成されるキャビティに前記ゴム状弾性体の材料を充填し、加硫成形する工程と、
加硫成形後に、前記環状部材を取り除く工程と、
を有することを特徴とする。
図1~図6を参照して、本発明の実施例に係る防振ブッシュについて説明する。図1は本発明の実施例に係る防振ブッシュの模式的断面図である。なお、本実施例に係る防振ブッシュ10は回転対称形状であり、図1は防止ブッシュの中心軸線を含む面で防振ブッシュを切断した断面図である。図2は本発明の実施例に係る防振ブッシュの使用例を示す模式的断面図である。図3及び図4は本発明の実施例に係る防振ブッシュのメカニズム説明図である。なお、図3及び図4においては、防振ブッシュの断面図の一部を示しているが、便宜上、ハッチングは省略している。図5は本発明の実施例に係る防振ブッシュの製造工程図であり、各部材は断面にて示している。図6は本発明の実施例に係る防振ブッシュを製造する際に用いられる部品の側面図である。なお、以下の説明において、防振ブッシュの中心軸線が伸びる方向を「軸方向」と称し、中心軸線に対して垂直な方向を「径方向」と称する。
特に、図1を参照して、本実施例に係る防振ブッシュ10の構成について説明する。防振ブッシュ10は、内筒ユニット100と、内筒ユニット100と同心的に設けられる外筒200と、これら内筒ユニット100と外筒200とを連結するゴム状弾性体300と
から構成される。
図2を参照して、本実施例に係る防振ブッシュ10の使用例について説明する。防振ブッシュ10は、2部材を連結する部分に設けられる。ここでは、便宜上、2部材のうちの一方の部材を第1部材610と称し、他方の部材を第2部材620と称する。第1部材610には、嵌合孔611が設けられている。この嵌合孔611に、防振ブッシュ10が圧入により固定される。つまり、嵌合孔611の内周面に防振ブッシュ10における外筒200の外周面が密着した状態で固定される。このように、嵌合孔611に防振ブッシュ10が圧入により固定された状態で、第1部材610と第2部材620が、ボルト630とナット640により固定される。このとき、ボルト630の軸部631が防振ブッシュ10における内筒ユニット100の筒内部に挿入された状態となり、かつ、内筒ユニット100は、その両端がボルト630とナット640により締め付けられた状態となる。また、ボルト630とナット640による締め付けによって、第1筒状部材110と第2筒状部材120は互いに近付き、隙間のない状態(接触または略接触した状態)となる(図2中、矢印S0で示す部分参照)。これにより、ゴム状弾性体300は圧縮された状態となる。
本実施例に係る防振ブッシュ10によれば、防振ブッシュ10に対して径方向に力が作用した場合におけるゴム状弾性体300のバネ定数を低くし、かつ、軸方向に力が作用した場合におけるゴム状弾性体300のバネ定数を高くすることができる。この点について、図3及び図4を参照して、より詳しく説明する。
特に、図5及び図6を参照して、本実施例に係る防振ブッシュ10の製造方法について説明する。本実施例に係る防振ブッシュ10は、内筒ユニット100及び外筒200をインサート部品として、インサート成形により得ることができる。なお、インサート成形に用いる金型については、公知技術であるので、その説明は省略する。
100 内筒ユニット
110 第1筒状部材
111 第1小径面
112 第1大径面
113 第1傾斜面
120 第2筒状部材
121 第2小径面
122 第2大径面
123 第2傾斜面
200 外筒
210 中央対向面
220,230 両側対向面
300 ゴム状弾性体
500 環状部材
510 合口部
520 取っ手
610 第1部材
611 嵌合孔
620 第2部材
630 ボルト
631 軸部
640 ナット
S 隙間
Claims (2)
- 内筒ユニットと、
前記内筒ユニットと同心的に設けられる外筒と、
前記内筒ユニットの外周面と前記外筒の内周面にそれぞれ加硫接着され、これら内筒ユニットと外筒とを連結するゴム状弾性体と、
を備える防振ブッシュであって、
前記内筒ユニットは、同軸的に配置される第1筒状部材及び第2筒状部材により構成されており、
第1筒状部材の外周面は、第1小径面と、第1小径面の配置位置を介して第2筒状部材とは反対側に配置され、第1小径面よりも外径が大きな第1大径面と、これら第1小径面と第1大径面とを繋ぐ第1傾斜面とを有し、
第2筒状部材の外周面は、第2小径面と、第2小径面の配置位置を介して第1筒状部材とは反対側に配置され、第2小径面よりも外径が大きな第2大径面と、これら第2小径面と第2大径面とを繋ぐ第2傾斜面とを有すると共に、
前記外筒の内周面は、第1小径面及び第2小径面と対向する位置に配置され、かつ、その内径が、第1小径面及び第2小径面の外径よりも大きく、第1大径面及び第2大径面の外径よりも小さな中央対向面と、該中央対向面の両側で、第1傾斜面及び第2傾斜面のそれぞれに対向する位置に配置され、該中央対向面から離れるにつれて拡径する両側対向面とを有すると共に、
第1筒状部材と第2筒状部材との間には隙間が設けられていることを特徴とする防振ブッシュ。 - 請求項1に記載の防振ブッシュの製造方法であって、
前記外筒と、第1筒状部材と、第2筒状部材と、第1筒状部材と第2筒状部材との間の隙間を塞ぐ環状部材とを金型に配置する工程と、
前記外筒の内周面と、第1筒状部材,第2筒状部材及び前記環状部材の各外周面との間に形成されるキャビティに前記ゴム状弾性体の材料を充填し、加硫成形する工程と、
加硫成形後に、前記環状部材を取り除く工程と、
を有することを特徴とする防振ブッシュの製造方法。
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JP2019012342A JP7178914B2 (ja) | 2019-01-28 | 2019-01-28 | 防振ブッシュ及び防振ブッシュの製造方法 |
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