JP2002295560A - 筒型ゴムマウント - Google Patents

筒型ゴムマウント

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線形的ばね特性が発揮されるストローク領域
が大きく設定され得て、軸方向の防振性能が向上され得
ると共に、軸方向の大荷重入力時におけるばね定数の滑
らかな立ち上がりが実現されて、内外筒金具の軸方向の
相対変位量を緩衝的に制限することが出来る、新規な構
造の筒型ゴムマウントを提供すること。 【解決手段】 インナ軸部材18におけるフランジ状部
24とアウタ筒部材20におけるフランジ状部28の各
対向面に対して、それぞれ軸方向外方に向かって傾斜し
て略平行に広がるテーパ状対向面30,35を形成し
て、それらテーパ状対向面30,35をゴム弾性体38
によって連結せしめた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、インナ軸部材とアウタ筒部材を
ゴム弾性体で弾性連結すると共に、それらインナ軸部材
とアウタ筒部材の各軸方向一方の端部に設けたフランジ
状部の軸方向対向面間にゴム弾性体を介在せしめた筒型
ゴムマウントおよびそれに関連する技術に係り、例えば
自動車用のメンバマウントやデフマウント,ボデーマウ
ント等として好適に採用される筒型ゴムマウントと、か
かる筒型ゴムマウントを用いて構成された防振連結体お
よび筒型ゴムマウント組立体に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、振動伝達系を構成する部材間に
介装される防振連結体の一種として、例えば、自動車に
おけるサスペンションメンバやクロスメンバ等のサブフ
レームとボデーの間に介装されてサブフレームをボデー
に対して防振支持せしめるメンバマウントの如き、筒型
マウントが知られている。かかる筒型マウントは、一般
に、互いに径方向で離隔配置せしめた内筒金具と外筒金
具を、ゴム弾性体で連結した構造とされており、防振連
結すべき一方の部材に設けられた装着孔に外筒金具を圧
入固定する一方、防振連結すべき他方の部材に設けられ
たロッドを内筒金具に挿通固定することによって、防振
連結すべき部材間に装着されるようになっている。
【0003】そして、このような筒型マウントにおいて
は、サスペンションやパワーユニットから軸方向に入力
される振動荷重に対して防振機能が要求されると共に、
軸方向の大荷重の入力時には、内外筒金具における軸方
向の相対的変位量を緩衝的に制限するストッパ機能が要
求される。
【0004】ところで、軸方向に入力される振動荷重に
対して良好な防振機能を実現するためには、軸方向の大
きなストローク領域で線形的な低ばね特性を付与するこ
とが有効であり、また、良好なストッパ機能を実現する
ためには、入力荷重が大きくなった場合に軸方向のばね
定数が滑らかに立ち上がる非線形的なばね特性を付与す
ることが有効である。
【0005】しかしながら、従来のメンバマウント等に
おいては、例えば特開2000−161434号公報や
特許第2981598号公報,特開平8−210406
号公報等に記載されているように、内筒金具と外筒金具
にそれぞれ一体形成したフランジ状部を軸方向で対向位
置せしめると共に、それら両フランジ状部の軸方向対向
面間にゴム弾性体を介在せしめた構造とされていること
から、内外筒金具の軸方向の相対変位に対してフランジ
状部間に介在せしめられたゴム弾性体が略純圧縮となっ
て、ばね特性の立ち上がりが早く且つ急激となり、線形
的な低ばね定数が発揮される荷重領域が狭いことに加え
て、大荷重入力時にばね定数が急激的に変化することと
なり、そのために、軸方向の振動に対する防振性能と軸
方向の大荷重に対する緩衝性能を、何れも十分に得るこ
とが難しいという問題があった。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、線形的ばね特性が発揮されるストローク領
域が大きく設定され得て、軸方向の防振性能が向上され
得ると共に、軸方向の大荷重入力時におけるばね定数の
滑らかな立ち上がりが実現されて、内外筒金具の軸方向
の相対変位量を緩衝的に制限することが出来る、新規な
構造の筒型ゴムマウントを提供することにある。
【0007】
【解決手段】以下、このような課題を解決するために為
された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各
態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の
組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至
は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることな
く、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの
記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づ
いて認識されるものであることが理解されるべきであ
る。
【0008】すなわち、本発明の第一の態様は、インナ
軸部材の外周側に離隔してアウタ筒部材を配設すると共
に、それらインナ軸部材とアウタ筒部材の対応する軸方
向一方の端部にそれぞれ軸直角方向外方に広がるフラン
ジ状部を一体形成して、それらインナ軸部材とアウタ筒
部材の軸直角方向対向面間および各フランジ状部の軸方
向対向面間にゴム弾性体を介在せしめて弾性的に連結し
た筒型ゴムマウントにおいて、前記インナ軸部材におけ
るフランジ状部と前記アウタ筒部材におけるフランジ状
部の各対向面に対して、それぞれ軸方向外方に向かって
傾斜して略平行に広がるテーパ状対向面を形成して、そ
れらテーパ状対向面を前記ゴム弾性体によって連結せし
めたことを、特徴とする。
【0009】このような本態様に従う構造とされた筒型
ゴムマウントにおいては、インナ軸部材とアウタ筒部材
の各フランジ状部の対向面が軸方向線に対して傾斜して
いることから、インナ軸部材とアウタ筒部材の間に及ぼ
される軸方向荷重が、それらインナ軸部材とアウタ筒部
材の各フランジ状部の対向面およびゴム弾性体の厚さ方
向に対して傾斜して入力されることとなり、かかる軸方
向荷重が、ゴム弾性体に対して圧縮方向と剪断方向の各
分力として及ぼされるものと考えることが出来る。
【0010】それ故、軸方向荷重の入力に際して軸直角
方向に広がるフランジ状部間でゴム弾性体に対して実質
的に純圧縮力だけが及ぼされる従来構造の筒型ゴムマウ
ントに比して、インナ軸部材およびアウタ筒部材におけ
る各フランジ状部の傾斜角度に対応した分だけ、ゴム弾
性体が軸方向荷重に対して低ばね化されると共に、ゴム
弾性体のストローク長が大きくされて、大きな荷重範囲
で低ばね特性が発揮されることにより防振性能の向上が
図られ得るのであり、また、軸方向荷重が大きくなった
場合の荷重−撓み曲線の立ち上りが穏やかとなって、イ
ンナ軸部材とアウタ筒部材の軸方向の相対変位量が、有
利に衝撃緩和されつつ緩衝的に制限され得ることとなる
のである。
【0011】なお、本態様に係る筒型ゴムマウントにお
いては、ばね特性のチューニングや、互いに直交する二
つの軸直角方向でのばね比の調節等を目的として、本体
ゴム弾性体に対して、インナ軸部材とアウタ筒部材の軸
直角方向対向面間を軸方向に延びるポケット状のすぐり
部等が、適宜に形成され得る。
【0012】また、本発明の第二の態様は、前記第一の
態様に従う構造とされた筒型ゴムマウントにおいて、前
記インナ軸部材のフランジ状部において、前記ゴム弾性
体を介して前記アウタ筒部材のフランジ状部に対向位置
せしめられた部分の外径寸法を、該アウタ筒部材の内径
寸法よりも大きくしたことを、特徴とする。このような
本態様においては、インナ軸部材のフランジ状部とアウ
タ筒部材のフランジ状部がゴム弾性体を挟んで軸方向に
おいても対向位置せしめられることから、軸方向荷重に
対するゴム弾性体への圧縮しろが確保されることとな
り、それによって、軸方向の耐荷重性能の向上が図られ
得る。
【0013】また、本発明の第三の態様は、前記第一又
は第二の態様に従う構造とされた筒型ゴムマウントにお
いて、前記インナ軸部材および前記アウタ筒部材におけ
る各フランジ状部の前記テーパ状対向面において、中心
軸に対する傾斜角度を40〜70度の範囲内に設定した
ことを、特徴とする。このような本態様に従う構造とさ
れた筒型ゴムマウントにおいては、インナ軸部材とアウ
タ筒部材の間への軸方向荷重によってインナ軸部材とア
ウタ筒部材の各フランジ状部の対向面間に介在せしめら
れたゴム弾性体に対して、圧縮変形と剪断変形が適度な
比率で生ぜしめられることとなり、それによって、軸方
向の防振性能の向上と軸方向のストッパ機能の向上が一
層有利に達成され得る。
【0014】また、本発明の第四の態様は、前記第一乃
至第三の何れかの態様に従う構造とされた筒型ゴムマウ
ントにおいて、前記インナ軸部材におけるフランジ状部
と前記アウタ筒部材におけるフランジ状部の各対向面
を、それぞれテーパ付き筒形状とすることにより、それ
らインナ軸部材およびアウタ筒部材の各フランジ状部に
おける前記テーパ状対向面を周方向の全周に亘って連続
して形成したことを、特徴とする。このような本態様に
おいては、インナ軸部材およびアウタ筒部材の各フラン
ジ状部の対向面積を有利に確保することが出来るのであ
り、それによって目的とする軸方向における広い荷重領
域での線形的なばね特性と、大荷重入力時におけるばね
定数の穏やかな立ち上がり特性がより有効に実現可能と
なる。
【0015】また、本発明の第五の態様は、前記第一乃
至第三の何れかの態様に従う構造とされた筒型ゴムマウ
ントにおいて、前記インナ軸部材におけるフランジ状部
の対向面をテーパ付き筒形状とすることにより、該イン
ナ軸部材のフランジ状部における前記テーパ状対向面を
周方向の全周に亘って連続して形成する一方、前記アウ
タ筒部材のフランジ状部における周上の複数箇所に軸方
向外方に向かって傾斜して突出する傾斜板部を一体形成
して、それら傾斜板部によって前記インナ軸部における
テーパ状対向面に対して対向するテーパ状対向面を形成
すると共に、それら傾斜板部の周方向間において、該傾
斜板部の内周側端部と略同じ中心軸上の位置から軸直角
方向外方に広がる平坦な平板部を形成したことを、特徴
とする。このような本態様においては、アウタ筒部材の
フランジ状部に形成された軸直角方向に広がる平板部に
おいて、アウタ筒部材が圧入等されて取り付けられる振
動部材の装着孔の開口端面に対して重ね合わせられて位
置決めされ得ることとなり、それによって、安定した面
当りの当接位置決め部位が、インナ軸部材において軸直
角方向外方に広がる平坦面で実現され得るのであり、そ
れ故、振動部材に対して、アウタ筒部材のフランジ状部
を支持するためにテーパ状の面当り部位等を形成する必
要もないのである。
【0016】また、本発明の第六の態様は、前記第一乃
至第五の何れかの態様に従う構造とされた筒型ゴムマウ
ントにおいて、前記アウタ筒部材のフランジ状部を周方
向の少なくとも一部において軸方向外方に向かって傾斜
して突出する傾斜板部とすると共に、該アウタ筒部材の
外周縁部において、軸直角方向に広がる平坦な円環板部
を形成して、該円環板部を、中心軸上で前記傾斜板部の
内周側端部と略同じ位置としたことを、特徴とする。こ
のような本態様においては、アウタ筒部材のフランジ状
部に形成された円環板部においてアウタ筒部材が圧入等
されて取り付けられる振動部材の装着孔の開口端面に対
して重ね合わされて位置決めされることとなり、それに
よって、アウタ筒部材の振動部材に対する安定した面当
りの当接位置決め部位が軸直角方向に広がる平板部で実
現され得るのであり、前記第五の態様と同様に、振動部
材に対してアウタ筒部材のフランジ状部を支持するため
にテーパ状の面当り部位を形成する必要もなく、アウタ
筒部材の振動部材による有効な軸方向支持強度が発揮さ
れ得るのである。
【0017】さらに、本発明は、前記第一乃至第六の何
れかの態様に従う構造とされた筒型ゴムマウントを用い
て、防振連結される一方の部材に前記インナ軸部材を固
定すると共に、防振連結される他方の部材に前記アウタ
筒部材を固定することにより、それら防振連結される両
部材間に該筒型ゴムマウントを装着すると共に、かかる
装着状態下において、前記インナ軸部材と前記アウタ筒
部材の間に、軸方向の初期荷重を及ぼしめて、それらイ
ンナ軸部材とアウタ筒部材の各フランジ状部の対向面間
に介在せしめられた前記ゴム弾性体を圧縮変形せしめた
防振連結体も、特徴とする。
【0018】また、本発明は、前記第一乃至第六の何れ
かの態様に従う構造とされた筒型ゴムマウントの一対を
用いて、両筒型ゴムマウントのインナ軸部材同士とアウ
タ筒部材同士を、前記各フランジ状部と反対の軸方向端
部で対向位置せしめてそれぞれ互いに固定的に連結する
ことにより、それら各筒型ゴムマウントにおいて、該イ
ンナ軸部材と該アウタ筒部材の各フランジ状部の対向面
間に介在せしめられた前記ゴム弾性体に対して軸方向の
予圧縮が及ぼされるようにした筒型ゴムマウント組立体
も、特徴とする。
【0019】上記第七乃至第八の態様に従う構造とされ
た防振連結体乃至は筒型ゴムマウント組立体において
は、筒型ゴムマウントのゴム弾性体に対して軸方向に予
圧縮が及ぼされることにより、ゴム弾性体、延いては筒
型ゴムマウントの耐荷重性および耐久性の向上が図られ
得るのである。
【0020】
【発明の実施形態】以下、本発明を更に具体的に明らか
にするために、本発明の実施形態について、図面を参照
しつつ、詳細に説明する。
【0021】先ず、図1〜3には、本発明の第一の実施
形態として、自動車のサスペンションメンバの車体に対
する連結支持部に介装されて、該サスペンションメンバ
を車体に対して防振連結せしめる筒型ゴムマウント組立
体10が、示されている。この筒型ゴムマウント組立体
10は、一対の筒型ゴムマウントとしての防振ブッシュ
12,12が、軸方向に相互に組み合わされて、防振連
結される一方の部材としてのボデー16と防振連結され
る他方の部材としてのサスペンションメンバ14の間に
介装されて、サスペンションメンバ14をボデー16に
対して防振支持せしめるようになっている。
【0022】より詳細には、一対の防振ブッシュ12,
12としては、それぞれ、図2〜3に示されているよう
な同一構造のものが用いられている。この防振ブッシュ
12は、インナ軸部材としての内筒金具18とアウタ筒
部材としての外筒金具20を有している。内筒金具18
は、小径円筒形状の筒状部22を備えており、該筒状部
22の軸方向一方の端部(図2中,上端部)には、径方
向外方に広がるフランジ状部24が一体形成されてい
る。また、外筒金具20も、同様に、円筒形状の筒状部
26に対してその軸方向一方の端部から径方向外方に広
がるフランジ状部28が一体形成されている。なお、こ
れら内外筒金具18,20は、プレス加工や鍛造加工,
切削加工等によって有利に形成される。ここにおいて、
外筒金具20は、内筒金具18よりも薄肉で、その筒状
部26が、内筒金具18の筒状部22よりも所定寸法大
径で且つ軸方向長さが短くされており、内筒金具18に
外挿されることにより、内筒金具18の径方向外方に離
隔して内筒金具18と同一中心軸上に配されている。
【0023】また、内筒金具18のフランジ状部24と
外筒金具20のフランジ状部28は、軸方向の同じ側に
位置せしめられていると共に、外筒金具20が内筒金具
18に対してフランジ状部24とは反対の軸方向端部側
に偏倚して配設されている。
【0024】さらに、内筒金具18のフランジ状部24
の軸方向内側面30は、軸方向外方に行くに従って径方
向外方に広がるテーパ付き円筒形状とされている。ま
た、かかる軸方向内側面30は、略全体が、内筒金具1
8の中心軸34に対して略一定の傾斜角度:αで軸方向
外方に向かって傾斜されている。なお、かかる軸方向内
側面30の傾斜角度:αは、好ましくは、α=40〜6
5度とされる。
【0025】また一方、外筒金具20のフランジ状部2
8は、軸方向外方に向かって径方向外方に広がるテーパ
付き筒形状を有しており、外筒金具20の中心軸34に
対して略一定の傾斜角度:βで、外筒金具20の筒状部
26から軸方向外方に向かって突設されている。また、
かかるフランジ状部28における軸方向外側面35は、
中心軸34に対する傾斜角度:βが、内筒金具18のフ
ランジ状部24における軸方向内側面30の傾斜角度:
αと略同じとされており、内筒金具18のフランジ状部
24の軸方向内側面30に対して所定距離を隔てて略平
行に位置せしめられている。これにより、内外筒金具1
8,20のフランジ状部24,28の対向面間距離:W
1が、内周側端部から外周側端部にかけて略一定とされ
ている。また、外筒金具20のフランジ状部28は、内
筒金具18の筒状部22の外径寸法よりも大きく且つ内
筒金具18のフランジ状部24の最大外径寸法よりも小
さな最小内径寸法と、内筒金具18のフランジ状部24
の最大外径寸法よりも大きな最大内径寸法をもって形成
されている。
【0026】なお、このことからも明らかなように、本
実施形態では、内筒金具18のフランジ状部24の軸方
向内側面30と外筒金具20のフランジ状部28の軸方
向外側面35によって、内外筒金具18,20の各テー
パ状対向面が構成されている。また、外筒金具14のフ
ランジ状部28の外周縁部には、軸直角方向に広がる円
環板形状の環状部36が径方向に略一定幅で周方向の全
周に亘って延びるようにして一体形成されている。
【0027】さらに、内筒金具18と外筒金具20の径
方向対向面間には、ゴム弾性体38が介装されている。
そして、このゴム弾性体38に対して、内筒金具18に
おける筒状部22の外周面とフランジ状部24の軸方向
内側面30および外筒金具20における筒状部26の内
周面とフランジ状部28の軸方向外側面35が、それぞ
れ加硫接着されることにより、ゴム弾性体38がそれら
内外筒金具18,20を有する一体加硫成形品として形
成されている。要するに、ゴム弾性体38は、全体とし
て厚肉の略円筒形状を有しており、内外筒金具18,2
0間において、各筒状部22,26の径方向対向面間に
介装された略一定の肉厚寸法:W0を有する円筒形状の
筒状ゴム部40と、各フランジ状部24,28の斜め軸
方向対向面間に介装された略一定の肉厚寸法:W1を有
するテーパ付き筒状ゴム部42を含んで構成されてい
る。そして、これら筒状ゴム部40とテーパ付き筒状ゴ
ム部42によって、内外筒金具18,20の軸方向およ
び径方向の対向面間が略全体に亘って充填されるように
なっている。なお、本実施形態では、W0<W1とされ
て、筒状ゴム部40の肉厚寸法よりもテーパ付き筒状ゴ
ム部42の肉厚寸法の方が大きくされている。また、テ
ーパ付き筒状ゴム部42は、内筒金具18のフランジ状
部24の軸方向内側面30への接着面の最大径寸法が、
外筒金具20のフランジ状部28の軸方向外側面35へ
の接着面の最小径寸法よりも大きくされている。
【0028】また、ゴム弾性体38の加硫成形後には、
必要に応じて、外筒金具20の筒状部26に対して、八
方絞り加工等による縮径が施されて、筒状ゴム部40の
引張応力が軽減乃至は解消され、予圧縮が加えられるこ
ととなる。
【0029】さらに、筒状ゴム部40には、内外筒金具
18,20の筒状部22,26間の軸方向端面に開口す
る断面半円状乃至はU字状の凹所44が、周方向に連続
して形成されている。また一方、テーパ付き筒状ゴム部
42は、内外筒金具18,20の各フランジ状部24,
28の軸方向対向面間の略全体に亘って配設されてお
り、内筒金具18のフランジ状部24側端部よりも外筒
金具20のフランジ状部28側端部の方が僅かに大径と
されている。また、テーパ付き筒状ゴム部42の大径側
の軸方向端面は、周方向に延びる円弧形の凹溝形状とさ
れており、内外筒金具18,20の各フランジ状部2
4,28への接着部位には、それぞれ、フィレットアー
ルが付されている。
【0030】また、筒状ゴム部40には、径方向一方向
で内筒金具18を挟んだ両側において、内外筒金具1
8,20間を軸方向に延びる一対のすぐり部46,46
が形成されている。これらすぐり部46,46は、何れ
も、テーパ付き筒状ゴム部42と反対側の軸方向端面に
開口して、周方向に所定長さで延びる略一定の断面形状
で軸方向に直線的に延びるようにして形成されている。
これにより、一対のすぐり部46,46の対向位置する
径方向のばね特性が、十分に軟らかく設定されている。
なお、これらすぐり部46,46は、何れも、実質的に
内筒金具18の外周面から外筒金具20の内周面まで至
る径方向寸法を有しており、これらすぐり部46,46
が形成された部分の内外筒金具18,20の表面には、
ゴム弾性体38の成形時における型開閉性等の理由で形
成された薄肉ゴム層だけが存在しているに過ぎない。
【0031】そして、それぞれ上述の如き構造とされた
一対の防振ブッシュ12,12は、サスペンションメン
バ14に対して、各外筒金具20が、フランジ状部28
が形成されていない側の軸方向端部において、サスペン
ションメンバ14の装着孔48の軸方向両側から圧入さ
れることにより、挿入されて組み付けられている。ここ
において、外筒金具20の筒状部26においては、その
全体によってサスペンションメンバ14に対する圧入部
が構成されている。また、サスペンションメンバ14の
装着孔48は、軸方向両側の開口部分が、それぞれ、外
筒金具20のフランジ状部28の傾斜角度:βと同一の
傾斜角度でテーパ状に形成されたテーパ状開口面49と
されている。更に、各防振ブッシュ12は、外筒金具2
0の筒状部26の軸方向長さが該装着孔48の軸方向長
さの半分よりも短くされており、外筒金具20のフラン
ジ状部28が、サスペンションメンバ14のテーパ状開
口面49に当接すると共に、外筒金具20の環状部36
が、サスペンションメンバ14の装着孔48の開口周縁
部分に当接することによって、外筒金具20の装着孔4
8に対する挿入端が位置決めされるようになっている。
そして、そのような位置決め状態下、両防振ブッシュ1
2,12の外筒金具20,20の軸方向端面は、該装着
孔48内で互いに所定距離:L1をもって相互に離隔配
置されている。なお、距離:L1は、L1=(装着孔4
8のテーパ状開口面49,49を除いたストレート部の
軸方向長さ)−(外筒金具20における筒状部26の軸
方向長さ)×2とされている。
【0032】さらに、このようにしてサスペンションメ
ンバ14に組み付けられた一対の防振ブッシュ12,1
2は、図1にも示されているように、内筒金具18の軸
方向一方(図1中,上方)のフランジ状部24の軸方向
端面が車両ボデー16に重ね合わせられて、支持ボルト
54によって車両ボデー16に取り付けられている。即
ち、支持ボルト54は、車両ボデー16に形成された貫
通孔50および内筒金具18,18の内孔52,52に
挿通されて、内筒金具18の軸方向他方(図1中,下
方)のフランジ状部24に重ね合わせられた座金56を
挿通して外方に突出せしめられており、この突出せしめ
られた先端部に対して固定ナット58が螺着されること
によって、内筒金具18,18が相互に固定されている
と共に、ボデー16に取り付けられている。
【0033】また、上述の如き装着状態下において、筒
型ゴムマウント組立体10に挿通された支持ボルト56
が締め付けられることにより、各防振ブッシュ12,1
2の内筒金具18,18の軸方向端面が相互に突き合わ
されて当接されており、各防振ブッシュ12,12の内
筒金具18,18が軸方向に連結一体化されている一
方、各防振ブッシュ12,12のゴム弾性体38,38
が内外筒金具18,20のバウンド方向およびリバウン
ド方向で圧縮変形せしめられている。
【0034】すなわち、サスペンションメンバ14に組
み付けられた一対の防振ブッシュ12,12からなる筒
型ゴムマウント組立体10においては、各防振ブッシュ
12が、図2に示される如き単体での無負荷状態より
も、内筒金具18と外筒金具20が軸方向に相互に変位
せしめられて、両筒金具18,20のフランジ状部2
4,28の対向面間距離:W2が小さくされており、W
2<W1とされている。また、それら内外筒金具18,
20の軸方向の相対変位に基づいて、両フランジ状部2
4,28間に配設されたテーパ付き筒状ゴム部42に対
して軸方向に圧縮荷重が及ぼされており、該テーパ付き
筒状ゴム部42が、内外筒金具18,20の軸方向の相
対変位量:L2だけ軸方向に圧縮変形せしめられてい
る。なお、内外筒金具18,20の軸方向の相対変位
量:L2は、一対の防振ブッシュ12,12の軸方向端
面の装着孔48内での所定の離隔距離:L1の略半分と
されている。
【0035】これにより、一対の防振ブッシュ12,1
2からなる筒型ゴムマウント組立体10は、内筒金具1
8,18が固着された車両ボデー16と、外筒金具2
0,20が固着されたサスペンションメンバ14とを、
ゴム弾性体38,38を介して弾性的に連結せしめるこ
ととなり、ゴム弾性体38,38の弾性変形作用に基づ
いて、サスペンションメンバ14がボデー16に対して
防振連結されることとなるのである。
【0036】そこにおいて、かくの如く組み付けられた
筒型ゴムマウント組立体10においては、軸直角方向だ
けでなく、軸方向やこじり方向の荷重が入力されること
となるが、特に、本実施形態では、内筒金具18のフラ
ンジ状部24の軸方向内側面30と外筒金具20のフラ
ンジ状部28の軸方向外側面35が、それぞれ軸方向外
方に向かって径方向に拡がるテーパ状対向面とされてお
り、これら軸方向内外面30,35間にテーパ付き筒状
ゴム部42が介装されていることから、内筒金具18と
外筒金具20の間に及ぼされる軸方向荷重が、軸方向内
側面30と軸方向外側面35の対向方向での圧縮荷重
と、それに直交する軸方向内外面30,35に沿った剪
断荷重として作用せしめられることとなる。
【0037】それ故、本実施形態における筒型ゴムマウ
ント組立体10においては、内筒金具18と外筒金具2
0が軸方向変位せしめられた際の線形的なばね特性が大
きなストローク範囲で発揮され得ると共に、過大な荷重
入力時において滑らかなばね定数の立ち上がり特性が発
揮され得るのであり、これにより、優れた防振効果と大
荷重入力時における緩衝作用が両立して有効に発揮され
得るのである。
【0038】因みに、上述の如き本実施形態に従う構造
とされた筒型ゴムマウント組立体10の荷重−撓み特性
を測定した結果を、実施例として、図4に示す。また、
内筒金具のフランジ状部と外筒金具のフランジ状部が、
それぞれ軸直角方向に広がり円環板形状とされて、それ
らを軸方向で対向位置せしめた従来構造の筒型ゴムマウ
ント組立体についても、同様な試験を行い、その荷重−
撓み特性の測定結果を、比較例として、図4に併せ示
す。
【0039】すなわち、図4に示された測定結果から
も、比較例の筒型ゴムマウントでは、線形的なばね特性
のストローク範囲:x1が比較的狭いのに対して、本実
施例の筒型ゴムマウント組立体10にあっては、充分に
広いストローク範囲:x2に亘って線形的なばね特性を
発揮し得ることが明らかである。また、本実施例の筒型
ゴムマウント組立体10においては、軸方向の大荷重入
力時における荷重−撓み特性の立ち上がりが比較例に比
して滑らかで小さな変化率をもってばね定数が変化して
いることが、かかる図4に示された実測データから、明
らかである。
【0040】また、本実施形態では、内外筒金具18,
20の径方向対向面間に一対のすぐり部46,46が形
成されていることから、互いに直交する径方向でのばね
比が大きく設定されており、これによって、車両の左右
方向での硬いばね特性と前後方向での柔らかいばね特性
が実現されて、乗心地と操縦安定性の両立が有利に図ら
れ得る。
【0041】次に、図5〜8には、本発明の第二の実施
形態としての筒型ゴムマウント組立体60が、示されて
いる。なお、本実施形態においては、前記第一の実施形
態と同様な構造とされた部材および部位について、それ
ぞれ、図中に、第一の実施形態と同一の符号を付するこ
とにより、それらの詳細な説明を省略する。
【0042】すなわち、本実施形態の筒型ゴムマウント
組立体60は、図6〜8に示される如き、一対の筒型ゴ
ムマウントとしての防振ブッシュ62,62によって構
成されている。かかる防振ブッシュ62における外筒金
具20のフランジ状部28には、周方向の四箇所におい
て軸直角方向に広がる平板部64が、周方向に所定幅で
形成されており、これらの平板部64によって、外筒金
具20のフランジ状部28が周方向で分断されている。
即ち、外筒金具20のフランジ状部28は、四つの平板
部64,64,64,64と、それら平板部64の周方
向間に位置して内外筒金具18,20の中心軸34に対
して内筒金具18のフランジ状部24の軸方向内側面3
0と略同一の傾斜角度:βで、該軸方向内側面30と略
平行に所定距離を隔てて配置せしめられた周上四つの傾
斜板部66,66,66,66とを、含んで構成されて
いる。なお、各傾斜板部66は、平板部64よりも周方
向長さが大きくされている。また、フランジ状部28の
最外周縁部には、平板部64と略同じ軸方向位置におい
て軸直角方向に拡がる環状部68が、傾斜板部66の外
周部分も含んで周方向の全周に亘って連続して延びるよ
うにして一体形成されている。なお、内筒金具18のフ
ランジ状部24と外筒金具20の平板部64の軸方向対
向面間には、ゴム弾性体38の筒状ゴム部40と一体形
成されたブロック状ゴム部70が介装されている。
【0043】また、内筒金具18のフランジ状部24と
外筒金具20の傾斜板部66の対向面間には、前記第一
の実施形態と同様に、テーパ付き筒状ゴム部42が介在
せしめられており、内外筒金具18,20において中心
軸34に対して傾斜したテーパ状のそれら対向面間で軸
方向の荷重を受けるようにされている。
【0044】そして、このような構造とされた一対の防
振ブッシュ62,62は、図5に示されているように、
第一の実施形態と同様、軸方向に重ね合わされた状態
で、支持ボルト54等によって連結一体化されて筒型ゴ
ムマウント組立体60を構成し、車両ボデー16とサス
ペンションメンバ14の間に装着されている。
【0045】そこにおいて、本実施形態の筒型ゴムマウ
ント組立体60は、各防振ブッシュ62,62におい
て、平板部64および環状部68が、何れも、軸直角方
向に拡がる平板形状とされていることから、サスペンシ
ョンメンバ14の部材両端面に対して、それぞれ重ね合
わせることが出来るのであり、装着孔48に対して第一
の実施形態のようなテーパ状開口面49を設ける必要が
ないことから、サスペンションメンバ14の加工が不要
となって製作性が向上され得ると共に、外筒金具20の
サスペンションメンバ14による支持強度も、有利に発
揮され得るのである。
【0046】なお、外筒金具20のフランジ状部28に
は、傾斜板部66が形成されており、前記第一の実施形
態と同様に、略平行とされた内筒金具18のフランジ状
部24と外筒金具の傾斜板部66の対向面間にテーパ付
き筒状ゴム部42が介装されていることから、広い軸方
向荷重領域で線形的なばね特性が発揮されると共に、ゴ
ム弾性体38のストローク長が大きくされて、大荷重範
囲入力時に緩やかなストッパ機能が発揮されて、前記第
一の実施形態と同様な作用効果が何れも有効に発揮され
得ることは、言うまでもない。
【0047】以上、本発明の実施形態について詳述して
きたが、これらはあくまでも例示であって、本発明はこ
れら実施形態における具体的な記載によって、何等、限
定的に解釈されるものでない。
【0048】例えば、前記実施形態において、内筒金具
18のフランジ状部24(軸方向内側面30)と外筒金
具20のフランジ状部28(軸方向外側面35)が軸方
向の全体に亘って略平行とされていたが、ゴム弾性体3
8に生ぜしめられる応力を考慮したり、或いは内外筒金
具18,20の製作性を考慮して、かかる軸方向内外面
30,35の傾斜角度を相互に僅かに或いは部分的に異
ならせても良い。
【0049】また、例えば、内筒金具18と外筒金具2
0の対向面間を周方向に連続して延びる中間筒金具や或
いは周方向に所定長さで延びる中間板金具等を配設して
ゴム弾性体38内に埋設固着することも可能である。な
お、実開平2−11244号公報等に記載されているよ
うに、内外筒金具18,20の対向面間において、それ
ら両金具18,20のフランジ状部24,28間にまで
延びるフランジ状部を備えた中間筒金具を採用する場合
には、かかる中間筒金具のフランジ状部にも、内外筒金
具18,20のフランジ状部と略平行なテーパを付する
ことが望ましい。
【0050】さらに、内筒金具18や外筒金具20は、
例えば、略一定の内外径寸法を有する筒状金具の軸方向
端部にフランジ状部を溶接等で固着した構造のものを採
用することも可能である。
【0051】更にまた、前記実施形態における筒型ゴム
マウント組立体では、軸方向一方の端部にフランジ状部
やテーパ付き筒状ゴム部等を備えた一対の防振ブッシュ
を、サスペンションメンバの軸方向両側開口部から嵌入
して組み付けるようになっていたが、その他、予め一対
の防振ブッシュを軸方向で連結一体化せしめた後、周方
向に分割された筒状部を径方向両側から外筒金具に嵌め
込むことによって、防振ブッシュを装着することも可能
である。また、そのような装着構造を採用する場合に
は、軸方向両端部にそれぞれフランジ状部を備えた各単
一部材からなる内筒金具と外筒金具を採用することも可
能であり、それによって、前記実施形態における筒型ゴ
ムマウント組立体を、単一の防振ブッシュで実現するこ
とも可能である。
【0052】加えて、前記実施形態では、本発明を自動
車のサスペンションメンバの車体に対する防振連結体に
対して適用したものの一具体例を示したが、本発明は、
その他、枢支連結部に介装される弾性連結体等に対し
て、広く適用され得るものであることは、勿論である。
【0053】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等
を加えた態様において実施され得るものであり、また、
そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限
り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであること
は、言うまでもないところである。
【0054】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた筒型ゴムマウントにおいては、イン
ナ軸部材とアウタ筒部材の間に及ぼされる軸方向荷重
が、インナ軸部材とアウタ筒部材のそれぞれ軸方向に傾
斜して対向位置せしめられた各フランジ状部によって、
ゴム弾性体に対して圧縮方向と剪断方向の各分力として
及ぼされることから、インナ軸部材とアウタ筒部材が軸
方向変位せしめられた際の線形的なばね特性が大きなス
トローク範囲で発揮され得ると共に、過大な荷重入力時
において滑らかなばね定数の立ち上がり特性が実現され
得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態としての筒型ゴムマウ
ント組立体の車両への装着状態を示す縦断面図である。
【図2】図1に示された筒型ゴムマウント組立体を構成
する防振ブッシュの単体を示す図3におけるII−II断面
図である。
【図3】図2に示された防振ブッシュの側面図である。
【図4】図1に示された筒型ゴムマウント組立体におけ
る軸方向荷重の荷重−撓み特性を測定した結果を、比較
例と併せ示すグラフである。
【図5】本発明の第二の実施形態としての筒型ゴムマウ
ント組立体の車両への装着状態を示す縦断面図である。
【図6】図5に示された筒型ゴムマウント組立体を構成
する防振ブッシュの単体を示す平面図である。
【図7】図6におけるVII −VII 断面図である。
【図8】図6に示された防振ブッシュの底面図である。
【符号の説明】
12 防振ブッシュ 18 内筒金具 20 外筒金具 24 フランジ状部 28 フランジ状部 30 軸方向内側面 35 軸方向外側面 38 ゴム弾性体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナ軸部材の外周側に離隔してアウタ
    筒部材を配設すると共に、それらインナ軸部材とアウタ
    筒部材の対応する軸方向一方の端部にそれぞれ軸直角方
    向外方に広がるフランジ状部を一体形成して、それらイ
    ンナ軸部材とアウタ筒部材の軸直角方向対向面間および
    各フランジ状部の軸方向対向面間にゴム弾性体を介在せ
    しめて弾性的に連結した筒型ゴムマウントにおいて、 前記インナ軸部材におけるフランジ状部と前記アウタ筒
    部材におけるフランジ状部の各対向面に対して、それぞ
    れ軸方向外方に向かって傾斜して略平行に広がるテーパ
    状対向面を形成して、それらテーパ状対向面を前記ゴム
    弾性体によって連結せしめたことを特徴とする筒型ゴム
    マウント。
  2. 【請求項2】 前記インナ軸部材のフランジ状部におい
    て、前記ゴム弾性体を介して前記アウタ筒部材のフラン
    ジ状部に対向位置せしめられた部分の外径寸法を、該ア
    ウタ筒部材の内径寸法よりも大きくした請求項1に記載
    の筒型ゴムマウント。
  3. 【請求項3】 前記インナ軸部材および前記アウタ筒部
    材における各フランジ状部の前記テーパ状対向面におい
    て、中心軸に対する傾斜角度を40〜70度の範囲内に
    設定した請求項1又は2に記載の筒型ゴムマウント。
  4. 【請求項4】 前記インナ軸部材におけるフランジ状部
    と前記アウタ筒部材におけるフランジ状部の各対向面
    を、それぞれテーパ付き筒形状とすることにより、それ
    らインナ軸部材およびアウタ筒部材の各フランジ状部に
    おける前記テーパ状対向面を周方向の全周に亘って連続
    して形成した請求項1乃至3の何れかに記載の筒型ゴム
    マウント。
  5. 【請求項5】 前記インナ軸部材におけるフランジ状部
    の対向面をテーパ付き筒形状とすることにより、該イン
    ナ軸部材のフランジ状部における前記テーパ状対向面を
    周方向の全周に亘って連続して形成する一方、前記アウ
    タ筒部材のフランジ状部における周上の複数箇所で軸方
    向外方に向かって傾斜して突出する傾斜板部をそれぞれ
    周方向に所定長さで一体形成して、それら傾斜板部によ
    って前記インナ軸部材におけるテーパ状対向面に対して
    対向するテーパ状対向面を形成すると共に、それら傾斜
    板部の周方向間において、該傾斜板部の内周側端部と略
    同じ中心軸上の位置から軸直角方向外方に広がる平坦な
    平板部を形成した請求項1乃至3の何れかに記載の筒型
    ゴムマウント。
  6. 【請求項6】 前記アウタ筒部材のフランジ状部を周方
    向の少なくとも一部において軸方向外方に向かって傾斜
    して突出する傾斜板部とすると共に、該アウタ筒部材の
    外周縁部において、軸直角方向に広がる平坦な円環板部
    を形成して、該円環板部を、中心軸上で前記傾斜板部の
    内周側端部と略同じ位置とした請求項1乃至5の何れか
    に記載の筒型ゴムマウント。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れかに記載の筒型ゴ
    ムマウントを用いて、防振連結される一方の部材に前記
    インナ軸部材を固定すると共に、防振連結される他方の
    部材に前記アウタ筒部材を固定することにより、それら
    防振連結される両部材間に該筒型ゴムマウントを装着す
    ると共に、かかる装着状態下において、前記インナ軸部
    材と前記アウタ筒部材の間に、軸方向の初期荷重を及ぼ
    しめて、それらインナ軸部材とアウタ筒部材の各フラン
    ジ状部の対向面間に介在せしめられた前記ゴム弾性体を
    圧縮変形せしめたことを特徴とする防振連結体。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6の何れかに記載の筒型ゴ
    ムマウントの一対を用いて、両筒型ゴムマウントのイン
    ナ軸部材同士とアウタ筒部材同士を、前記各フランジ状
    部と反対の軸方向端部で対向位置せしめてそれぞれ互い
    に固定的に連結することにより、それら各筒型ゴムマウ
    ントにおいて、該インナ軸部材と該アウタ筒部材の各フ
    ランジ状部の対向面間に介在せしめられた前記ゴム弾性
    体に対して軸方向の予圧縮が及ぼされるようにしたこと
    を特徴とする筒型ゴムマウント組立体。
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