JP7173862B2 - 射出成形品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、射出成形品の製造方法に関する。
例えば、自動車のインパネやバンパーなどの大型部品のうち、インパネについては、樹脂で成形するのが一般的である。また、バンパーについても、近年、樹脂化への取り組みが進められている。これら大型部品を成形するに際しては、成形品に対応する形状のコアとキャビティとからなる一対の成形用金型と、射出用ユニットとを備えた射出成形装置を用いて、射出成形を行うのが一般的である。
ここで、例えばインパネを射出成形で製造する場合、インパネの高品質化を図る目的で、特に意匠面の品質向上を図る目的で、射出成形材料に例えば所望の色彩、光沢感、質感などを示し得る樹脂やエラストマー、ゴムなどを使用することが検討され、開発が進められている。しかしながら、インパネは大型部品であるが故に高い強度、剛性が求められることから、意匠品質に優れた材料のみでインパネを成形することは難しい。また、上述した射出材料は汎用の樹脂に比べて高価であることも、上記射出材料のみで成形することを妨げる一因となっている。
そこで、強度や剛性などの機械的特性と、色彩や光沢感、質感などの意匠品質とを共に満たし得るインパネとして、インパネのベースとなる第一層と、第一層に密着して形成され、インパネの意匠面の少なくとも一部(例えば上面部の意匠面)を有する第二層との二層構造をなす射出成形品が考えられる。この二層構造をなす射出成形品の製造方法としては、まず第一の金型で第一層を成形した後、第二層を成形するためのコア上に第一層を移動させた状態で、コアと共に第二層を成形するためのキャビティを用意し、これらコアとキャビティとからなる第二の金型でインサート状態の第一層上に第二層を射出成形する方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
あるいは、1個のコアと、成形面形状が互いに異なる2個のキャビティとを備えた射出成形装置を用いた射出成形品の製造方法であって、最初に一方のキャビティとコアとを使用して第一層を射出成形し、次に、一方のキャビティと他方のキャビティとを入れ替えて(例えば2個のキャビティを所定の軸まわりに回転又はスライドさせて)他方のキャビティをコアと対向配置した後、コアの成形面上に第一層を配置した状態で、第二層を射出成形する方法が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2015-168110号公報 特開2011-84016号公報
このように、特許文献1又は特許文献2に記載の方法を用いて射出成形を行ったのでは、一つの射出成形品に対して複数の金型が必要となるため、コスト面又は設置スペースの面で問題がある。また、第一層の移動やキャビティの回転又はスライドによる金型の交換動作が必要になる分、生産効率の低下も問題となる。そこで、インパネの第二層が第一層の表面と同じ形状にできる場合には、例えば一対のコアとキャビティからなる一つの金型でインパネのベースとなる第一層を射出成形した後、コアを型開き方向にスライドさせて(コアをバックさせて)、コア側に保持された第一層とキャビティとの間に新たに第二層を成形するための空間を形成した状態で、第二層を射出成形する方法が考えられる。この方法であれば、一種類の金型(一対のコアとキャビティ)で二層構造のインパネを得ることができるので、二種類以上の金型を用意する手間、コスト、及びスペースを省いて生産性を高めることが可能となる。
ところで、第二層が第一層の一部を覆うように形成される場合、第二層の端部における第一層の形状によっては、第一層とキャビティとの間に不要な隙間が生じることがある。すなわち、図11(a)に示すように、第一層201を成形した後、コア202を型開き方向(図11(a)では下方向)にスライドさせることにより、第二層を射出成形するための空間203が第一層201とキャビティ204との間に形成される。しかしながら、射出空間203の端部203aにおいて第一層201が型開き方向(コア202のスライド方向)に沿って延在する形状をなす場合には、抜き勾配との関係で、第一層201をコア202のスライド方向に対して傾斜させる必要が生じる。その結果、コア202の型開き動作に伴い、第一層201のスライド方向延在部とキャビティ204との間に、無視できない大きさの隙間205が生じる(図11(b)を参照)。これでは第二層の射出空間203だけでなく、上述した隙間205にまで射出材料が流れ込むおそれが高まるため、材料の使用量が増加し、重量増並びに材料コストの高騰を招く。
上述した問題は何も自動車用インパネに限ったことではなく、コアバックにより第一層の一部を覆うように第二層を射出成形する場合にも起こり得る。
以上の事情に鑑み、本発明では、コアバック時における不要な箇所への射出材料の流れ込みを防止して、第一層の一部を覆うように第二層を射出成形してなる二層構造の射出成形品を低コストに製造可能とすることを、解決すべき技術課題とする。
前記課題の解決は、本発明に係る射出成形品の製造方法によって達成される。すなわち、この製造方法は、第一層を成形する第一成形工程と、第一層の一部を覆うように第二層を成形する第二成形工程とを備えた射出成形品の製造方法であって、第一成形工程で、第一層の成形面を有するコア及びキャビティを使用して第一層を成形し、第二成形工程で、第一層が成形面に保持された状態のコアを型開き方向にスライドさせることで、第一層とキャビティとの間に第二層を形成するための空間を形成し、かつコアの型開き動作が終了した状態で、第一層とキャビティとが摺動する部分を設けることにより、第二層を形成するための空間の端部をシールする点をもって特徴付けられる。
このように、本発明では、コアを型開き方向にスライドさせることで、第一層とキャビティとの間に第二層を形成するための空間を形成する場合に、コアの型開き動作が終了した状態で、第一層とキャビティとが摺動する部分を設けることにより、第二層を射出成形するための空間の端部をシールするようにした。このように第一層とキャビティとの摺動部分により第二層の射出空間の端部をシールすることによって、第二層用の射出材料が不要な箇所(図11(b)に示す隙間205など)に流れ込む事態を防止して、第二層を所要の位置及び範囲に形成することができる。よって、材料増加に伴う射出成形品の重量増加を防止でき、またその分の材料コスト高騰を回避することが可能となる。また、型開き動作の間、キャビティと摺動できるような第一層の表面は、コアバック方向に対して大きく傾斜(実質的に直交)する向きに形成される。言い換えると、キャビティと摺動可能な第一層の表面のうちキャビティと摺動可能な部分は、近接する第二層の表面と実質的に直交する向きに形成される。そのため、仮に摺動に伴い表面に擦り傷が生じたとしても、意匠品質に影響を及ぼすおそれも低い。もちろん、本発明によれば、一種類の金型(一対のコア及びキャビティ)のみで成形することができるので、製造コスト、設置スペースの面でも良好であり、また金型の交換動作等も必要ないため、生産性の面でも良好である。以上より、本発明によれば、二層構造をなす高品質の自動車用インパネを低コストに量産することが可能となる。
以上のように、本発明に係る射出成形品の製造方法によれば、コアバック時における不要な箇所への射出材料の流れ込みを防止して、第一層の一部を覆うように第二層を射出成形してなる二層構造の射出成形品を低コストに製造することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る射出成形品の製造方法であって、インパネを射出成形品とする場合の射出成形の概要を説明するための要部斜視図である。 図1に示す射出成形装置の断面図である。 図2に示す金型の要部拡大断面図である。 図1及び図2に示す金型の型締め状態におけるA-A断面図であって、(a)第一層の射出成形前の状態と、(b)第一層の射出成形後の状態をそれぞれ示す図である。 図2に示す射出成形装置を用いた射出成形の一例を説明するための図であって、第一層を射出成形した時点における金型の要部拡大断面図である。 図2に示す射出成形装置を用いた射出成形の一例を説明するための図であって、可動型の型開き動作を開始した直後における金型の要部拡大断面図である。 図2に示す射出成形装置を用いた射出成形の一例を説明するための図であって、可動型の型開き動作が終了した時点における金型の要部拡大断面図である。 図1及び図2に示す金型のコアバック動作終了後におけるA-A断面図であって、(a)第二層の射出成形前の状態と、(b)第二層の射出成形後の状態をそれぞれ示す図である。 図2に示すスライドブロックのスライド量を概念的に説明するためのベクトル図であって、(a)スライド案内面に沿ったスライド量のベクトル分解図と、(b)スライド比調整面に沿ったスライド量のベクトル分解図である。 図2に示す射出成形装置を用いた射出成形の一例を説明するための図であって、第二層を射出成形した時点における金型の要部拡大断面図である。 他の発明に係る射出成形品の製造方法を説明するための図であって、(a)型締め状態における金型要部断面図と、(b)コアバック後の状態における金型要部断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る射出成形品の製造方法の内容を、インパネを射出成形する場合を例にとって説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る射出成形品の製造方法の概要を説明するための図であって、インパネ1(図10を参照)を射出成形するための射出成形装置10の概念図を斜視図として示している。この射出成形装置10は、相互に型締め及び型開き可能な固定型20及び可動型30と、固定型20と可動型30との間に形成される射出空間40と、射出空間40に向けて射出材料を射出するための射出ユニット50a~50cとを主に備える。ここで、射出空間40は、射出成形品となる自動車用インパネ1の本体形状(図1中、実線で示す形状)をなしている。本実施形態では、3個の射出ユニット50a~50cが配設されており、そのうち1個の射出ユニット50cは、後述するインパネ1の第一層2(図10を参照)の射出成形に使用され、残り2個の射出ユニット50a,50bは、インパネ1の第二層3(図10を参照)の射出成形に使用される。すなわち、1個の射出ユニット50cは、射出空間40のうち第一層2に対応した第一射出空間41に所定の射出材料P1を射出可能に構成される。また、残り2個の射出ユニット50a,50bは、射出空間40のうち第二層3に対応した第二射出空間42に所定の射出材料P2を射出可能に構成される。
ここで、各射出材料P1,P2の流路は、例えば以下のように構成される。固定型20の射出ユニット50a~50c側には、各射出材料P1,P2の入口側ゲート部22が設けられると共に、固定型20の射出空間40側には、固定型20の成形面21側(図2を参照)に開口する複数の出口側ゲート部23,24が設けられる。そして、固定型20の内部には、入口側ゲート部22から出口側ゲート部23,24に至る複数の分岐した流路が形成されている(図1中破線及び細線で示す部分を参照)。ここで、射出空間40は、インパネのベースとなる部分、ここでは前面部の一部表層領域及び上面部の表層領域を除く領域に対応する第一射出空間41と、前面部の一部表層領域と上面部の表層領域に対応する第二射出空間42とで構成されている。このうち、第一射出空間41は、固定型20と可動型30とを型締めした状態で固定型20と可動型30との間に形成され(図3を参照)、第二射出空間42は、固定型20と可動型30とが所定量だけ型開きした状態で固定型20と可動型30と間に形成される(図7を参照)。そのため、型締めした状態では、1個の射出ユニット50cから射出された射出材料P1が、1個の入口側ゲート部22を介して固定型20内に流入し、1又は複数個(図1では1個)の出口側ゲート部23を介して第一射出空間41に供給されるようになっている。また、型開きした状態では、2個の射出ユニット50a,50bから射出された射出材料P2が、それぞれ1個の入口側ゲート部22を介して固定型20内に流入し、1又は複数個(図1では1個と2個)の出口側ゲート部24を介して第二射出空間42に供給されるようになっている。
本実施形態では、各射出ユニット50a~50cと、入口側ゲート部22との間に、ホットランナ60が配設されている。この場合、各射出ユニット50a~50cのシリンダノズルを前進させて、ホットランナ60の後端部を押圧することにより、ホットランナ60が前進し(固定型20に向けて移動し)、固定型20のランナ受け部と当接することで、上述した射出材料P1,P2の流路が形成されるようになっている。
ここで、射出材料P1,P2の材質は任意であり、第一層2及び第二層3に要求される特性に応じた材料を適宜選択することが可能である。例えば本実施形態のように第一層2がインパネ1のベースとなる場合、射出材料P1には、ポリプロピレンなどの汎用熱可塑性樹脂やエンプラなど、所要の機械的特性を示すと共に相対的に廉価な樹脂を採用することが可能である。また、第二層3が主に意匠品質の向上を目的とする場合、射出材料P2には、上記樹脂の他、ゴム、エラストマーなど色彩、光沢感、質感などの所定の外観特性を示し得る射出可能な材料を採用することが可能である。
図2は、射出成形装置10の鉛直方向断面図を示している。正確には、型締め方向をx方向、型締め方向に直交する向きをz方向としたときのxz仮想平面で切断したときに現れる断面図である。図2に示すように、この射出成形装置10は、上述のように、固定型20と、可動型30と、射出空間40と、射出ユニット50a~50cとを備えると共に、固定型20が取付けられる固定プラテン70と、可動型30が取付けられる可動プラテン80と、固定型20に設けられるスライドブロック90、及び追従ブロック100とをさらに備える。
固定プラテン70と可動プラテン80とは図示しないタイバーを介して相対移動可能に連結されており、同じく図示しない駆動装置により可動プラテン80を固定プラテン70に向けて移動させることで、可動プラテン80に取付けられた可動型30と固定プラテン70に取付けられた固定型20とが型締め状態となる。また、可動プラテン80を固定プラテン70から遠ざける向きに移動させることで、可動型30と固定型20が型開き状態となる。また、ホットランナ60を固定プラテン70内部に配設し、型開き方向に沿って移動可能とすることで、各射出ユニット50a~50cからの押圧力を受けて、ホットランナ60を固定型20のランナ受け部に当接可能としている。
本実施形態では、固定型20はキャビティをなし、可動型30はコアをなしている。そのため、射出成形品としてのインパネ1の前面部の意匠面側が固定型20側、反意匠面側が可動型30側となるように、射出空間40が設定される。これにより、第一層2(図5)の射出成形後、第一層2がコアとしての可動型30に保持され、型開き動作時、第一層2が可動型30と共に型開き方向(図2ではx方向)に移動可能とされる。
スライドブロック90は、固定型20のうち第二層3に対応する領域に配設される。本実施形態では、インパネ1上面部の意匠面側表層領域を第二層3としているので(図10を参照)、射出空間40の上方にスライドブロック90が配設される。この場合、固定型20に設けられる成形面21のうちスライドブロック90で構成される部分が、第二層3を成形するための第二成形面21aとなり、第二成形面21aを含む成形面21全体が第一層2を成形するための第一成形面となる(以下、単に第一成形面21と称する)。よって、図3に示す型締め状態では、スライドブロック90の第二成形面21aは、可動型30に設けられた成形面31との間に第一射出空間41を形成するための第一成形面21を構成し、図7に示す型開き状態では、第二成形面21aは、第一層2の表面2aとの間に第二射出空間42を形成する。
固定型20には、スライドブロック90のスライドを案内するスライド案内面110が設けられる。このスライド案内面110は、常にスライドブロック90の上面90aと当接しており、上面90aがスライド案内面110と摺動することで、スライドブロック90を所定の方向にスライド可能としている。本実施形態では、第一層2(図5)の表面2aのうち上方を指向する領域2a1との間に所定の隙間t1(図7)を確保できるよう、スライド案内面110の型開き方向(本実施形態ではx方向)に対する傾斜角θ1(図3)が設定される。この場合、型開き方向から傾斜角θ1だけ鉛直上方に傾いた向きに沿ってスライドブロック90がスライド可能とされる。また、本実施形態では、スライドブロック90を付勢するための付勢部材91が固定型20に配設されている。この付勢部材91は、例えばばね等で構成され、スライドブロック90をスライド案内面110に沿ってスライド可能なように、その付勢方向が設定されている。
また、本実施形態では、可動型30に、スライドブロック90のスライド量を調整するスライド比調整面120が設けられている。このスライド比調整面120は、常にスライドブロック90の先端面90bと当接しており、型開きに伴い、先端面90bがスライド比調整面120と摺動することで、スライドブロック90をスライド比調整面120に沿って所定の方向にスライド可能としている。このスライド動作により、スライド比調整面120は、例えば第二層3が図10に示すようにインパネ1の上面部から前面部の一部にわたって形成される場合に、前面部に形成される部分3aの厚み寸法が上面部に形成される部分3bの厚み寸法よりも大きく減少するのを防止する役割を有する。詳細は後述する。
ここで、スライドブロック90は、スライド案内面110により型開き方向から斜め上方に向けてスライドし、その際の型開き方向(図3のx方向)のスライド量と、型開き方向に垂直な向き(図3のz方向)のスライド量との割合が、スライド案内面110の傾斜角θ1で設定される。これに対し、スライドブロック90は、スライド比調整面120により鉛直上方に移動するにつれて型開き方向と反対の向き(すなわち型締め方向)に移動し、その際の型開き方向に垂直な向き(図3のz方向)のスライド量と、型締め方向のスライド量との割合が、スライド比調整面120の傾斜角θ2で設定される。
追従ブロック100は、スライドブロック90のうち第二層3の端部に対応する位置に設けられる。この追従ブロック100は、型開き時にスライドブロック90と共に移動し、かつ可動型30に追従して型開き方向にスライドする。これにより、二層構造をなすインパネ1の第二層3をなす射出材料P2の射出時、第一層2側への漏れ出しを防止する機能を有する。本実施形態では、インパネ1前面部の上面部側に第二層3の端部が位置しているので(図10を参照)、第一射出空間41のうちインパネ1前面部の上面部側に対応する領域を成形可能な位置に、追従ブロック100が配設される。この場合、スライドブロック90に設けられる第二成形面21aのうち追従ブロック100で構成される部分が、第一層2のうち第二層3との境界付近を成形するための第三成形面21bとなる。よって、図3に示す型締め状態では、追従ブロック100の第三成形面21bは、可動型30の成形面31との間に第一射出空間41を形成するための第一成形面21を構成し、図7に示す型開き状態では、第三成形面21bは、第一層2の表面2aに密着する。
また、追従ブロック100には、図示は省略するが、追従ブロック100を第一層2の表面2aに向けて付勢する付勢部材が設けられている。この付勢部材は、例えばスライドブロックを貫通する支持ピン(図示は省略)で支持されており、スライドブロック90のスライド動作に関係なく、常に所定の方向(本実施形態では第一層2の表面2aに対向する向き)に追従ブロック100を付勢可能としている。
図4は、図1に示す射出成形装置10のA-A断面図を示している。正確には、型締め方向(x方向)と、鉛直方向(z方向)の何れとも直交する向きをy方向としたとき、射出成形装置10の金型20,30をyz仮想平面で切断したときに現れる断面図である。ここでいうy方向は、インパネ1でいえば車幅方向に一致する。そのため、図1及び図4(a)において符号42aで示す領域は、第二射出空間42の車幅方向端部42aに相当する。この車幅方向端部42aにおいて、第一射出空間41はz方向に沿って延在している。ここでいうz方向は、後述する型開き動作に伴って固定型20に設けたスライドブロック90がスライドする方向である。この場合、スライドブロック90に設けられる第二成形面21aのうちスライド方向延在部41aを区画形成する部分が、第一層2のうちスライド方向延在部2b(図4(b)を参照)を成形するための第四成形面21cとなる。
また、このスライド方向延在部41aの抜き勾配(型開き時の固定型20側の抜き角度であり、図4でいえばz方向に対する第四成形面21cの傾斜角をいう。)は、実質的に0°に設定されている。これにより、第一層2のスライド方向延在部2bとスライドブロック90の第四成形面21cとが、型開き動作の間、相互に摺動するようになっている。本実施形態では、第一層2のスライド方向延在部2bに隣接して穴部2cが形成されるよう(図4(b)を参照)、スライド方向延在部2bを成形する第四成形面21cが下方(z方向)に延長して設けられている。
次に、上記構成の射出成形装置10を用いたインパネ1の製造方法の一例を、主に図4~図10に基づいて説明する。
(S1)第一成形工程
まず図3に示すように固定型20と可動型30とを型締めした状態で、1個の射出ユニット50c(図1)を駆動して、射出材料P1を射出空間40に向けて射出する。固定型20と可動型30とを型締めした状態では、射出空間40のうち第一射出空間41のみが固定型20と可動型30との間に形成されているので(図3)、出口側ゲート部23を介して射出材料P1が第一射出空間41のみに射出され、第一射出空間41に対応した形状の成形部、すなわち第一層2が形成される(図5を参照)。また、スライドブロック90に設けた第四成形面21cにより、第一層2にz方向に延びるスライド方向延在部2bが形成されると共に、スライド方向延在部2bに隣接して第一層2に穴部2cが形成される(図4(b)を参照)。
なお、この際(第一層2の成形時)、スライドブロック90は、可動型30に設けたスライド比調整面120によってスライド案内面110に沿ったスライドを規制された状態にある。また、追従ブロック100は、可動型30に設けたスライド規制面(図示は省略)によって型開き方向に沿ったスライドを規制された状態にある。また、図5に示す状態では、付勢部材91に付勢力(ばねの場合、弾性復元力)が蓄積された状態にある。
(S2)第二成形工程
第一層2を形成した後、可動プラテン80を駆動して可動型30の型開き動作を開始する(図6を参照)。この際、可動型30の型開き動作に伴って、スライド比調整面120が型開き方向に移動するので、スライドブロック90のスライド規制状態が解消される。これにより、スライドブロック90が付勢部材91から付勢力を受けて、スライド案内面110に沿った向きのスライドを開始する。図3でいえば、型開き方向(左方向)から時計回りに傾斜角θ1だけ傾斜した向きに、スライドブロック90がスライドを開始する。
一方、本実施形態では、可動型30にスライド比調整面120を設けているので、スライドブロック90がスライドを開始することで、スライドブロック90の先端面90bは、スライド比調整面120との摺動を開始する。これにより、スライドブロック90がスライド案内面110に沿った向きのスライドを開始すると共に、スライド比調整面120に沿った向きのスライドを開始する。図3でいえば、型開き方向と反対の向き(右方向)から反時計回りに傾斜角θ2だけ傾斜した向きに、スライドブロック90がスライドを開始する。
また、可動型30の型開き動作に伴って、第一層2は可動型30の成形面31に保持された状態で可動型30と一体的に型開き方向への移動を開始すると共に、可動型30に設けた図示しないスライド規制面も移動を開始するので、追従ブロック100のスライド規制状態が解消される。これにより、追従ブロック100は、スライドブロック90のスライド方向に移動しながら、図示しない付勢部材から付勢力を受けて、型開き方向に向けたスライドを開始する。この場合、追従ブロック100の第三成形面21bが第一層2の表面2aに密着した状態を保ちながら、追従ブロック100が可動型30及び第一層2に追従して型開き方向に移動する。
このようにしてスライドブロック90がスライドするにつれて、スライドブロック90とその下方に位置する第一層2との間には鉛直方向(図6のz方向)の隙間が形成され、拡大していく。この隙間が最終的に第二層3を成形するための第二射出空間42となる(図7)。一方、上述のようにして追従ブロック100がスライドすることで、追従ブロック100に設けた第三成形面21bと第一層2の表面2aとの密着状態が維持されるので、型開き動作の終了時まで、追従ブロック100と第一層2との間に隙間が生じることはない(図7)。
そして、可動型30を所定量だけ型開きした状態で停止させる。これにより、可動型30に保持された状態の第一層2の表面2aのうち上方を指向する領域2a1と、スライドブロック90との間に所定の鉛直方向隙間t1が形成される(図7)。また、第一層2の表面2aのうち前方(型開き方向と反対の向き)を指向する領域でかつ第二層3が形成される領域2a2と、スライドブロック90との間に所定の水平方向隙間t2が形成される(図7)。これら隙間t1,t2を有する空間が、第二層3を射出成形するための第二射出空間42となる。
ここで、図5に示す状態から図7に示す状態に至るまでの、スライドブロック90のスライド案内面110に沿った向きのスライド量(以後、第一スライド量と称する。)をS1としたとき、第一スライド量S1は、鉛直方向成分S1zと、水平方向成分S1xとに分解することができる(図9(a)を参照)。また、上記スライドブロック90のスライド比調整面120に沿った向きのスライド量(以後、第二スライド量と称する。)をS2としたとき、第二スライド量S2は、鉛直方向成分S2zと、水平方向成分S2xとに分解することができる(図9(b)を参照)。このうち、第一スライド量S1の鉛直方向成分S1zは、第二射出空間42のインパネ1上面部における鉛直方向隙間t1に相当し、また、スライド案内面110とスライド比調整面120とで鉛直方向のスライド量は同じ(S1z=S2z)になることを考慮すれば、図7に示す状態における第二射出空間42の水平方向隙間t2は、S1x-S2xに等しいと考えることができる。以上より、可動型30の型開き量と、スライド案内面110の傾斜角θ1と、スライド比調整面120の傾斜角θ2とを適宜設定することにより、第二射出空間42における鉛直方向隙間t1と水平方向隙間t2がそれぞれ所定の大きさに制御される。
また、上述のように、型開き動作に伴い、スライドブロック90がx方向及びz方向に移動したとき、スライドブロック90の第四成形面21cは、図8(a)に示すように、z方向に移動する。この際、スライドブロック90のスライド方向(ここではz方向成分)に対する第四成形面21cの傾斜角が実質的に0°であるため、型開き動作の間、第四成形面21cと第一層2のスライド方向延在部2bの表面とは摺動した状態を維持する。これにより、型開き動作の終了後において、当該摺動部分に、第二層3を射出成形するための射出材料P2(図1)をシールするためのシール部130が形成された状態となる。
以上のようにして、第二射出空間42を形成した後、可動型30を図7に示す位置に維持した状態で、2個の射出ユニット50a,50b(図1)を駆動して、射出材料P2を射出空間40に向けて射出する。固定型20と可動型30とを図7に示す如く型開きした状態では、射出空間40のうち第二射出空間42のみが固定型20と可動型30との間、正確には、固定型20及び固定型20に設けたスライドブロック90と、可動型30に保持された第一層2との間に形成されているので(図7)、出口側ゲート部24を介して射出材料P2が第二射出空間42のみに射出され、第二射出空間42に対応した形状の成形部、すなわち第二層3が形成される(図10を参照)。
また、インパネ1上面部の車幅方向端部においては、図8(b)に示すように、第二層3が第一層2の上に形成されると共に、第二層3の端部には、第一層2のスライド方向延在部2bの表面とスライドブロック90の第四成形面21cとの間にシール部130が形成された状態であるため、スライド方向延在部2bの表面と第四成形面21cとの間に射出材料が流れ込む事態が防止される。
図10に示すように射出成形を行った後、可動型30を図10に示す状態からさらに型開き方向に移動させることで、インパネ1を固定型20と可動型30との間から取り出す。これにより、前面部及び上面部の表層部を除く領域をなす第一層2と、第一層2の上面部の表層部をなす第二層3とを一体に有する二層構造の射出成形品であるインパネ1が得られる。
このように、本発明に係るインパネ1の製造方法では、コアとしての可動型30を型開き方向にスライドさせることで、可動型30の成形面31に保持された状態の第一層2とキャビティとしての固定型20との間に第二層3を形成するための第二射出空間42を形成する場合に、可動型30の型開き動作の間、第一層2と固定型20のスライドブロック90とが摺動する部分を設けることにより、第二射出空間42の端部42aをシールするようにした。このように第一層2とスライドブロック90との摺動部分により第二射出空間42の端部42aをシールすることによって、射出材料P2の不要な箇所(図11(b)に示す隙間205など)への流れ込みを防止して、第二層3を所要の位置及び範囲に形成することができる。よって、材料増加に伴うインパネ1の重量増加を防止でき、またその分の材料コスト高騰を回避することが可能となる。また、型開き動作の間、スライドブロック90と摺動できるような第一層2のスライド方向延在部2bの表面は、この表面に近接する第二層3の表面(図8のz方向)と実質的に直交する向きに形成される(図8(b)を参照)。そのため、仮に摺動に伴いスライド方向延在部2bの表面に擦り傷が生じたとしても、第二層2の表面を含むインパネ1の意匠品質に影響を及ぼす心配もない。
また、本実施形態では、第一層2のスライド方向延在部2bに隣接して穴部2cが形成されるよう(図4(b)を参照)、スライド方向延在部2bを成形する第四成形面21cがz方向に延長して設けられている。そのため、型開き動作によるスライドブロック90のスライド量z方向成分S1zを大きくした場合であっても、スライド方向延在部2bと第四成形面21cとの摺動状態を維持して、シール性を確保することが可能となる。言い換えると、スライド方向延在部2bのz方向長さが小さい場合であっても穴部2cの寸法の分だけ、摺動距離を稼いで、シール性を確保することが可能となる。
もちろん、本発明に係るインパネ1の製造方法によれば、一種類の金型(一対の固定型20及び可動型30)のみで二層構造のインパネ1を射出成形することができるので、製造コスト、設置スペースの面でも良好であり、また金型(固定型20及び可動型30)の交換動作等も必要ないため、生産性の面でも良好である。以上より、本発明によれば、二層構造をなす高品質の自動車用インパネ1を低コストに量産することが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明に係る射出成形品の製造方法は、その趣旨を逸脱しない範囲において、上記以外の構成を採ることも可能である。
例えば、上記実施形態では、第一層2のスライド方向延在部2bに隣接して穴部2cが形成されるよう(図4(b)を参照)、スライド方向延在部2bを成形する第四成形面21cがz方向に延長して設けられる場合を例示したが、もちろんこれには限られない。型開き動作が終了した状態において、第一層2のスライド方向延在部2bと第四成形面21cとの間にシール部130となる摺動部分が維持されるのであれば、穴部2cは必ずしも必要でない。意匠面、強度面等の観点から穴部2cを省略することも可能である。
あるいは、型開き動作が終了した状態において、第一層2と第四成形面21cとの間にシール部130となる摺動部分が維持されるのであれば、スライド方向延在部2bは必ずしも必要でない。図示は省略するが、第一層2の穴部2cの深さ寸法(z方向寸法)を調整することによって、型開き動作の間、第一層2と第四成形面21cとの間に摺動部分を維持することも可能である。
また、上記実施形態では、スライドブロック90に設けた第四成形面21cと第一層2との間に摺動部分を設けて、第一層2とスライドブロック90との間をシールする場合を例示したが、もちろん場所によっては、これ以外の構成をとることも可能である。すなわち、図示は省略するが、固定型20に設けた第一成形面21のうち、スライドブロック90を除く領域と、第一層2との間に摺動する部分を設けて、この摺動部分をシールしてもよい。また、この場合、摺動方向はz方向に限らず、例えばx方向であってもよい。
また、上記実施形態では、第二層3をインパネ1の上面部から前面部の一部にわたって形成する場合を例示したが、第二層3をインパネ1の上面部のみに形成してもよい。この場合には、可動型30に設けたスライド比調整面120を省略してもよい。もちろん、第二層3を第一層2の表面2aの全域にわたって形成してもよい。
また、上記実施形態では、スライドブロック90とスライド案内面110を設けて、型開き動作に伴い、スライドブロック90をスライド案内面110に沿ってスライドさせることで、第一層2の表面2aのうち上方を指向する領域2a1と固定型20(キャビティ)との間に第二射出空間42を形成する場合を例示したが、もちろん第二射出空間42の形成手段は、これには限られない。例えば設置スペース等の点で問題がないようであれば、シリンダなど所定の駆動装置でスライドブロック90を型開き方向と異なる向きにスライドさせる構成を採ることも可能である。この場合、スライド案内面110を省略してもよい。
また、以上の説明では、射出成形品としてインパネ1を射出成形品として製造する場合を例示したが、もちろん、インパネ1以外の種類の射出成形品を二層構造とする場合にも、本発明を適用することが可能である。
1 インパネ
2 第一層
2a 表面
2b スライド方向延在部
3 第二層
10 射出成形装置
20 固定型
21 成形面(第一成形面)
21a 第二成形面
21b 第三成形面
21c 第四成形面
22 入口側ゲート部
23,24 出口側ゲート部
30 可動型
31 成形面
40 射出空間
41 第一射出空間
42 第二射出空間
42 端部
50a,50b,50c 射出ユニット
60 ホットランナ
70 固定プラテン
80 可動プラテン
90 スライドブロック
91 付勢部材
100 追従ブロック
110 スライド案内面
120 スライド比調整面
130 シール部
P1,P2 射出材料
S1 第一スライド量(スライド案内面)
S1x 水平方向成分
S1z 鉛直方向成分
S2 第二スライド量(スライド比調整面)
S2x 水平方向成分
S2z 鉛直方向成分
t1 鉛直方向隙間
t2 水平方向隙間

Claims (1)

  1. 第一層を成形する第一成形工程と、前記第一層の一部を覆うように第二層を成形する第二成形工程とを備えた射出成形品の製造方法であって、
    前記第一成形工程で、前記第一層の成形面を有するコア及びキャビティを使用して前記第一層を成形し、
    前記第二成形工程で、前記第一層が前記成形面に保持された状態の前記コアを型開き方向にスライドさせることで、前記コアと一体にスライドする前記第一層と前記キャビティとの間に前記第二層を形成するための空間を形成し、かつ
    前記キャビティに、前記コアの前記型開き動作に伴い前記キャビティに対して前記型開き方向と異なる向きにスライドするスライドブロックを設け、
    前記コアの前記型開き動作の間、前記第一層のうち前記型開き方向及び前記スライドブロックのスライド方向の何れとも直交する向きの端部において、前記第一層と前記スライドブロックとが摺動する部分を設けることにより、前記第二層を形成するための空間の前記何れとも直交する向きの端部をシールする、射出成形品の製造方法。
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