JP7155722B2 - 表示装置、表示処理システム及びプログラム - Google Patents

表示装置、表示処理システム及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、表示装置、表示処理システム及びプログラムに関し、特に表示装置などの表示手段上においてユーザーに対する操作案内を行う技術に関する。
現在、MFP(Multi Function Peripherals)などの画像処理装置は、操作パネルを搭載しているものが主流である。この操作パネルは、ユーザーに対して様々な情報を表示する表示部を備えている。この表示部は、例えばカラー液晶ディスプレイで構成され、ジョブの設定を行うための操作画面などの各種画面を表示することが可能である。ユーザーはこの表示部に表示される操作画面に対して操作を行うことで、ジョブの設定を行い、任意の設定でジョブを実行させることができる。すなわち、このような操作画面は、ユーザーが画像処理装置を操作する際のユーザーインタフェース(以下、「UI」と称する。)となるものである。
また、従来、ユーザーがジョブの設定を行ってジョブを実行させる際に生じる設定ミスなどを抑制するために、印刷実行前に試し印刷を行うなどの確認機能を備えた画像処理装置が知られている。しかし、ジョブの設定ミスなどをほとんどしないユーザーに対して、試し印刷などの確認動作を毎回行うと、ユーザーは確認動作が行われることを煩わしく感じることがある。そこで、従来、ユーザーの印刷履歴に基づいて、ユーザー毎に確認動作を行わせるか否かを判断し、確認動作が必要なユーザーに対してのみ確認動作を行い、印刷ミスを抑制する画像処理装置が知られている(例えば特許文献1)。
特開2017-199090号公報
近年、画像処理装置の操作パネルに表示される操作画面などのUIは時代のニーズに応じて進化しており、画像処理装置の世代によって大きく異なる場合がある。そのため、画像処理装置を買い換えた場合や、オフィスなどに世代が異なる複数の画像処理装置が設置されている場合に、ユーザーは、使い慣れた操作画面とは画面レイアウトなどが大きく異なる操作画面に対して操作をすることがある。このような操作画面に対してユーザーがジョブの設定操作を行う際、ユーザーは操作したい設定項目の位置を見つけるのに苦労するといった問題がある。
そこで本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、他の操作画面に対して行われたユーザーの操作履歴を記録した履歴情報を取得し、履歴情報に基づく操作案内を行うことにより、操作画面に対する操作性を向上させることができる表示装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、表示装置であって、第1の操作画面に対するユーザーの操作履歴を記録した履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、前記履歴情報に基づき、前記第1の操作画面においてユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定する設定項目特定手段と、前記第1の操作画面と画面レイアウトが異なる第2の操作画面を表示する表示手段と、前記表示手段に前記第2の操作画面が表示されているとき、前記第2の操作画面において前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示される表示位置を案内する案内手段と、を備え、前記案内手段は、前記第2の操作画面が前記表示手段に表示されている状態において、前記表示手段の表示領域内に前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示されていないとき、前記設定項目特定手段により特定された設定項目を前記表示領域内に表示させるために前記第2の操作画面に対してユーザーが行うべき操作を案内することを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、請求項1に記載の表示装置において、前記第2の操作画面に対するユーザーの操作熟練度を判定し、前記案内手段による案内機能を制御する案内機能制御手段、を更に備え、前記案内機能制御手段は、ユーザーの操作熟練度が所定レベル未満である場合に前記案内手段による案内機能を動作させることを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、表示装置であって、第1の操作画面に対するユーザーの操作履歴を記録した履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、前記履歴情報に基づき、前記第1の操作画面においてユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定する設定項目特定手段と、前記第1の操作画面と画面レイアウトが異なる第2の操作画面を表示する表示手段と、前記表示手段に前記第2の操作画面が表示されているとき、前記第2の操作画面において前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示される表示位置を案内する案内手段と、前記第2の操作画面に対するユーザーの操作熟練度を判定し、前記案内手段による案内機能を制御する案内機能制御手段と、を備え、前記案内機能制御手段は、前記第2の操作画面の表示回数が所定回数未満である場合に前記案内手段による案内機能を動作させることを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、表示装置であって、第1の操作画面に対するユーザーの操作履歴を記録した履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、前記履歴情報に基づき、前記第1の操作画面においてユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定する設定項目特定手段と、前記第1の操作画面と画面レイアウトが異なる第2の操作画面を表示する表示手段と、前記表示手段に前記第2の操作画面が表示されているとき、前記第2の操作画面において前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示される表示位置を案内する案内手段と、前記第2の操作画面に対するユーザーの操作熟練度を判定し、前記案内手段による案内機能を制御する案内機能制御手段と、を備え、前記案内機能制御手段は、前記第2の操作画面に含まれる、前記設定項目特定手段により特定された設定項目に対するユーザーの操作回数が所定回数未満である場合に前記案内手段による案内機能を動作させることを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、請求項乃至のいずれかに記載の表示装置において、前記案内機能制御手段は、前記第2の操作画面に対するユーザーの操作熟練度が所定レベル以上に達した場合、前記案内手段による案内機能を動作させないことを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、表示装置であって、第1の操作画面に対するユーザーの操作履歴を記録した履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、前記履歴情報に基づき、前記第1の操作画面においてユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定する設定項目特定手段と、前記第1の操作画面と画面レイアウトが異なる第2の操作画面を表示する表示手段と、前記表示手段に前記第2の操作画面が表示されているとき、前記第2の操作画面において前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示される表示位置を案内する案内手段と、を備え、前記案内手段は、前記設定項目特定手段により特定された設定項目を操作案内用項目として前記表示手段の表示領域内に表示し、当該操作案内用項目と、前記第2の操作画面に含まれる前記設定項目特定手段により特定された設定項目とを互いに関連付けて表示させることを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、請求項に記載の表示装置において、前記案内手段は、前記操作案内用項目を、前記第2の操作画面に含まれる前記設定項目特定手段により特定された設定項目に対してリンクさせることを特徴とする構成である。
請求項に係る発明は、請求項に記載の表示装置において、前記案内手段は、ユーザーによって前記操作案内用項目が操作されることに伴い、前記第2の操作画面に含まれる前記設定項目特定手段により特定された設定項目を、前記表示手段の表示領域内に表示させることを特徴とすると構成である。
請求項に係る発明は、表示装置であって、第1の操作画面に対するユーザーの操作履歴を記録した履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、前記履歴情報に基づき、前記第1の操作画面においてユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定する設定項目特定手段と、前記第1の操作画面と画面レイアウトが異なる第2の操作画面を表示する表示手段と、前記表示手段に前記第2の操作画面が表示されているとき、前記第2の操作画面において前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示される表示位置を案内する案内手段と、を備え、前記案内手段は、前記第1の操作画面を取得して前記第2の操作画面と共に前記第1の操作画面を前記表示手段に表示させることが可能であり、前記第1の操作画面と前記第2の操作画面との双方を前記表示手段に表示させるとき、前記第1の操作画面と前記第2の操作画面とのそれぞれに含まれる、前記設定項目特定手段により特定された設定項目どうしを互いに関連付けて表示させることを特徴とする構成である。
請求項10に係る発明は、請求項に記載の表示装置において、前記案内手段は、前記表示手段に前記第1の操作画面を表示させるとき、前記第1の操作画面に含まれる前記設定項目特定手段により特定された設定項目を操作案内用項目として表示させ、当該操作案内用項目を、前記第2の操作画面に含まれる前記設定項目特定手段により特定された設定項目に対してリンクさせることを特徴とする構成である。
請求項11に係る発明は、請求項10に記載の表示装置において、前記案内手段は、ユーザーによって前記操作案内用項目が操作されることに伴い、前記第2の操作画面に含まれる前記設定項目特定手段により特定された設定項目を、前記表示手段の表示領域内に表示させることを特徴とする構成である。
請求項12に係る発明は、請求項10又は11に記載の表示装置において、前記案内手段は、前記表示手段に前記第1の操作画面を表示させるとき、前記操作案内用項目が前記第2の操作画面によって隠蔽されない表示態様で表示させることを特徴とする構成である。
請求項13に係る発明は、請求項10乃至12のいずれかに記載の表示装置において、前記案内手段は、前記表示手段に前記第1の操作画面を表示させるとき、前記第2の操作画面に含まれる前記設定項目特定手段により特定された設定項目が前記操作案内用項目によって隠蔽されない表示態様で表示させることを特徴とする構成である。
請求項14に係る発明は、表示装置であって、第1の操作画面に対するユーザーの操作履歴を記録した履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、前記履歴情報に基づき、前記第1の操作画面においてユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定する設定項目特定手段と、前記第1の操作画面と画面レイアウトが異なる第2の操作画面を表示する表示手段と、前記表示手段に前記第2の操作画面が表示されているとき、前記第2の操作画面において前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示される表示位置を案内する案内手段と、を備え、前記案内手段は、前記設定項目特定手段により特定された設定項目の項目名と、前記第2の操作画面に含まれる設定項目であって前記設定項目特定手段により特定された設定項目に対応する設定項目の項目名とが互いに異なる場合、ユーザーに対して項目名が異なることを通知することを特徴とする構成である。
請求項15に係る発明は、請求項1乃至14のいずれかの表示装置において、前記案内手段は、前記第2の操作画面において前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示される表示位置の近傍に所定の画像を表示させることを特徴とする構成である。
請求項16に係る発明は、請求項1乃至15のいずれかの表示装置において、前記案内手段は、前記第2の操作画面において表示される、前記設定項目特定手段により特定された設定項目の表示態様を通常とは異なる表示態様に変更することを特徴とする構成である。
請求項17に係る発明は、画像処理装置において、請求項1乃至16のいずれかに記載の表示装置と、前記表示装置に対するユーザーの操作に基づいてジョブの設定を行うジョブ設定手段と、前記ジョブ設定手段によって設定されるジョブの実行を制御するジョブ制御手段と、を備えることを特徴とする構成である。
請求項18に係る発明は、第1の操作画面に対するユーザーの操作履歴を記録した履歴情報を保存するサーバーと、前記サーバーと通信可能な表示装置とを有する表示処理システムであって、前記サーバーは、前記履歴情報に基づき、前記第1の操作画面においてユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定する設定項目特定手段と、前記設定項目特定手段により特定された設定項目を前記表示装置に通知する通知手段と、を備え、前記表示装置は、前記第1の操作画面と画面レイアウトが異なる第2の操作画面を表示する表示手段と、前記表示手段に前記第2の操作画面が表示されているとき、前記第2の操作画面において前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示される表示位置を案内する案内手段と、を備え、前記案内手段は、前記第2の操作画面が前記表示手段に表示されている状態において、前記表示手段の表示領域内に前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示されていないとき、前記設定項目特定手段により特定された設定項目を前記表示領域内に表示させるために前記第2の操作画面に対してユーザーが行うべき操作を案内することを特徴とする構成である。
請求項19に係る発明は、表示手段を備える表示装置において実行されるプログラムであって、前記表示装置に、第1の操作画面に対するユーザーの操作履歴を記録した履歴情報を取得する履歴情報取得ステップと、前記履歴情報に基づき、前記第1の操作画面においてユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定する設定項目特定ステップと、前記第1の操作画面と画面レイアウトが異なる第2の操作画面を前記表示手段に表示させる画面表示ステップと、前記表示手段に前記第2の操作画面が表示されているとき、前記第2の操作画面において前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示される表示位置を案内する案内ステップと、を実行させ、前記案内ステップは、前記第2の操作画面が前記表示手段に表示されている状態において、前記表示手段の表示領域内に前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示されていないとき、前記設定項目特定手段により特定された設定項目を前記表示領域内に表示させるために前記第2の操作画面に対してユーザーが行うべき操作を案内することを特徴とする構成である。
本発明によれば、他の操作画面に対するユーザーの操作履歴を記録した履歴情報を取得し、履歴情報に基づく操作案内を行うことにより、操作画面に対する操作性を向上させることができる。
第1実施形態における画像処理システムのシステム全体の構成例を示す図である。 画像処理装置の表示部に表示される操作画面の一例を示す図である。 第1実施形態における画像処理装置のハードウェア構成及び機能構成の一例を示す図である。 操作画面データの階層構造の一例を示す図である。 履歴情報の一例を示す図である。 相関情報の一例を示す図である。 操作案内の一例を示す図である。 操作案内の一例を示す図である。 第1実施形態における画像処理システムの動作プロセスの例を示す図である。 第1実施形態における画像処理装置の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態における画像処理装置の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態における画像処理システムの動作プロセスの例を示す図である。 第2実施形態における画像処理装置の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 操作案内の一例を示す図である。 操作案内の一例を示す図である。 操作案内の一例を示す図である。 操作案内の一例を示す図である。 操作案内の一例を示す図である。 操作案内の一例を示す図である。 第3実施形態における画像処理装置の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 第4実施形態における画像処理システムのシステム全体の構成例を示す図である。 第4実施形態における画像処理装置のハードウェア構成及び機能構成の一例を示す図である。 第4実施形態におけるサーバーのハードウェア構成及び機能構成の一例を示す図である。 第4実施形態における画像処理システムの動作プロセスの例を示す図である。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する要素には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態における画像処理システム1のシステム全体の構成例を示す図である。この画像処理システム1は、オフィスなどに設置されるネットワークシステムとして構成されるものである。画像処理システム1は、MFPなどで構成される画像処理装置2aと、MFPなどで構成され、画像処理装置2aとは異なる操作画面を表示する画像処理装置2bとを備え、これらがLAN(Local Area Network )などのネットワーク4に接続された構成である。尚、以下においては、これら画像処理装置2a,2bを特に区別する必要がないときは、単に画像処理装置2として説明する。
画像処理装置2は、コピー機能、スキャン機能、プリント機能及びFAX機能など画像処理に関する複数の機能を有している。ただし、画像処理装置2は、必ずしも複数の機能を備えている必要はなく、例えば、コピー機、スキャナ、プリンタ、又は、FAX装置などのいずれかの機能だけを備える単機能装置であっても構わない。このような画像処理装置2は、複数のユーザーによって共有して利用される装置である。図1では、ネットワーク4に2台の画像処理装置2a,2bが接続される場合を例示しているが、ネットワーク4に接続される画像処理装置2の数は2台に限られるものではない。
画像処理装置2は、ユーザーが操作するための操作パネル21を備えている。この操作パネル21には、各種情報を表示する表示部22と、ユーザーによる各種入力操作を検知する操作部23とが設けられている。表示部22は、例えばカラー液晶ディスプレイなどで構成される。また操作部23は、表示部22の画面上に配置されたタッチパネルキーと、表示部22の周囲に配置された押しボタンキーとを備えて構成される。画像処理装置2は、記憶部に予め記憶された操作画面データに基づき、ユーザーがジョブの設定等を行うための操作画面を表示部22に表示させる。ここで、画像処理装置2aの表示部22に表示される操作画面(以下、「第1の操作画面」と称する。)と、画像処理装置2bの表示部22に表示される操作画面(以下、「第2の操作画面」と称する。)とは異なるレイアウトの操作画面となる。尚、第1の操作画面及び第2の操作画面とは、ユーザーがジョブの設定等を行うための複数の構成画面によって構成される操作画面の総称である。また、画像処理装置2aとは、表示部22に第1の操作画面を表示する画像処理装置の総称である。さらに、画像処理装置2bとは、表示部22に第2の操作画面を表示する画像処理装置の総称である。
図2は、画像処理装置2a,2bの表示部22に表示される操作画面の一例を示す図である。図2(a)は、画像処理装置2aの表示部22に表示される第1の操作画面の一例を示す図である。図2(a)に示す第1の操作画面G1は、画像処理装置2aにおいて、コピーモードが選択された場合に表示されるコピーモードのトップ画面である。ユーザーは、表示部22に表示されるこの第1の操作画面G1を見ながら、ジョブの設定を行うことができる。例えば、図2(a)に示すように、第1の操作画面G1には、画像処理装置2aの機能に関する設定項目B1~B5が配置されていると共に、機能に関する他の設定項目が配置された画面へ遷移するための画面切り替えボタンB6,B7が配置されている。設定項目B1~B5以外の設定項目に対して設定変更を行う場合、ユーザーは切り替えボタンB6,B7のいずれか一方を操作することにより、設定項目B1~B5以外の設定項目が配置された操作画面へ遷移させることが可能である。
図2(b)は、画像処理装置2bの表示部22に表示される第2の操作画面の一例を示す図である。図2(b)に示す第2の操作画面G2は、画像処理装置2bにおいて、コピーモードが選択された場合に表示されるコピーモードのトップ画面である。第1の操作画面G1と同様に、ユーザーは、表示部22に表示されるこの第2の操作画面G2を見ながら、ジョブの設定を行うことができる。例えば、図2(b)に示すように、第2の操作画面G2には、画像処理装置2bの機能に関する設定項目B8~B12と、設定項目B8~B12以外の機能に関する設定項目を表示部22に表示させるためのスライダーB13とが配置されている。設定項目B8~B12以外の設定項目に対して設定変更を行う場合、ユーザーはスライダーB13を操作することにより第2の操作画面G2の表示領域を移動させ、設定項目B8~B12以外の設定項目が表示部22に表示されるように調整することが可能である。
図2に示すように、第1の操作画面G1と第2の操作画面G2とは、設定項目の表示位置、操作方法などが異なる。そのため、例えば、普段は第1の操作画面G1を操作するユーザーが第2の操作画面G2を初めて操作する場合などには、設定項目の表示位置が分からず、第2の操作画面G2に対する操作に手間取ることがある。そこで、本実施形態の画像処理装置2bは、第1の操作画面G1においてユーザーが設定変更を行ったことのある設定項目に関する情報を画像処理装置2aから取得し、取得した情報に基づいて第2の操作画面G2における当該設定項目の表示位置をユーザーに案内する。このような操作案内が行われることにより、普段は第1の操作画面G1を操作しているユーザーが第2の操作画面G2を初めて操作する場合などであっても、第2の操作画面G2に表示される設定項目の位置を把握することができ、スムーズに操作可能となる。以下、このような画像処理装置2bについてさらに詳しく説明する。
図3は、画像処理装置2bのハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。画像処理装置2bはその構成として、ネットワークインタフェース20と、上述した操作パネル21と、スキャナ部24と、プリンタ部25と、FAX部26と、記憶部27と、制御部28とを備えている。
ネットワークインタフェース20は、画像処理装置2bをLANなどのネットワーク4に接続するためのインタフェースである。画像処理装置2bは、このネットワークインタフェース20を介して、画像処理装置2aやユーザーが所持する情報処理装置などと通信を行う。
スキャナ部24は、コピー機能又はスキャン機能が選択された場合に動作し、ユーザーによってセットされた原稿の画像を光学的に読み取って画像データを生成する。プリンタ部25は、入力する画像データに基づいて印刷出力を行うものである。FAX部26は、図示を省略する公衆電話回線などを介してFAXデータの送受信を行うものである。
記憶部27は、ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)などによって構成される不揮発性の記憶装置である。この記憶部27は、様々なプログラムやデータなどを記憶しておくものである。例えば記憶部27には、図3に示すように、プログラム29と、第2の操作画面G2に関する操作画面データ11bと、第2の操作画面G2に対する操作の履歴がユーザー毎に記録された履歴情報12bと、第2の操作画面G2に含まれる設定項目と第1の操作画面G1に含まれる設定項目とを対応付けている相関情報13、ネットワーク4に接続される複数の画像処理装置2のそれぞれの表示部22に表示される操作画面の情報が記録された装置情報14などが記憶されている。
プログラム29は、画像処理装置2bにおいて実行されるプログラムであり、予め画像処理装置2bにインストールされているプログラムである。例えば画像処理装置2bは、電源投入時にプログラム29を読み出して実行することにより、後述する各種処理部を機能させる。
装置情報14には、ネットワーク4に接続される複数の画像処理装置2が備える各表示部22に表示される操作画面の種類に関する情報が記録されている。例えば、装置情報14には、画像処理装置2aの表示部22に第1の操作画面G1が表示されることが記録されている。画像処理装置2bは、装置情報14を参照することにより、ネットワーク4に接続された他の画像処理装置2の表示部22に表示される操作画面の種類を確認することができる。このような装置情報14は、ネットワーク4に新たに画像処理装置2が接続される度に、管理者などによって更新されることが望ましい。また、このような装置情報14は、ネットワーク4にサーバーなどの情報処理装置が接続される場合、当該情報処理装置に記憶されるものであってもよい。この場合、画像処理装置2bは、必要なときにサーバーなどの情報処理装置から装置情報14を取得して参照する。
操作画面データ11bは、画像処理装置2bが第2の操作画面G2を表示部22に表示させる際に必要となるデータである。ここで、本実施形態における操作画面データ11bは、複数の構成画面を階層構造で保持している。図4は、操作画面データ11bに含まれる構成画面の階層構造の一例を示す図である。尚、図2(b)において示した第2の操作画面G2は、図4に示す最上層に位置する構成画面G10に基づいて表示される。図4に示す画面構成において、例えば、表示部22に最上層の構成画面G10が表示されている状態でユーザーが構成画面G10に対する操作を行ったとする。この場合、図中実線矢印で示すように表示部22に表示される構成画面G10は、ユーザーによって選択された項目に応じて第1中間層の構成画面G21,G22,…のうちのいずれかの画面に遷移する。すなわち、第2の操作画面G2は、ユーザーの操作に応じた複数の階層に渡る画面遷移を生じさせる。そのため、各構成画面上でスムーズに操作を行うためには、ユーザーは各階層の構成画面に表示される設定項目の位置を把握するなど、各構成画面に対する操作に慣れる必要がある。そこで、本実施形態の画像処理装置2bは、構成画面毎にユーザーの操作熟練度を判定し、ユーザーの操作熟練度に応じてユーザーに対する操作案内を行うかどうかを判断する。ユーザーの操作熟練度が所定レベル未満であれば、画像処理装置2bはユーザーに対して操作案内を行う。各階層の構成画面毎に操作案内が行われることにより、ユーザーは、各構成画面に表示される設定項目の内容や位置を把握することが出来、操作をスムーズに行うことができる。また、ユーザーはそういった操作案内に沿って操作を行うことにより、各構成画面に慣れることが可能である。尚、図4の例では、コピーモードで表示される第2の操作画面G2が4階層の構成画面で構成される場合を例示しているが、これに限定されるものではなく、2階層以上であれば階層数は特に限定されるものではない。また、図4ではコピーモードのみを示しているが、他のFAX/スキャンモードであっても同様である。
図3に戻り、制御部28は、図示を省略するCPUやメモリなどを備えて構成される。CPUは、プログラム29を実行するためのものであり、メモリは、CPUがプログラム29を実行する際に発生する一時的なデータなどを記憶するためのものである。
制御部28のCPUは、画像処理装置2bに電源が投入されることにより、記憶部27からプログラム29を読み出して実行する。これにより、制御部28は、ログイン制御部31、履歴情報取得部32、設定項目特定部33、案内部34、案内機能制御部35、表示制御部36、ジョブ制御部37、履歴情報管理部38として機能する。以下、これら各部の詳細について説明する。
ログイン制御部31は、画像処理装置2bの動作状態をユーザーが利用可能なログイン状態に移行させたり、ログイン状態をログアウト状態に戻したりする制御を行うものである。例えばログイン制御部31は、操作部23に対してユーザーが手動で入力する識別情報や、図示を省略するICカードリーダーがユーザーの所持するICカードから読み取る識別情報に基づき、画像処理装置2bを利用しようとするユーザーを認証するための認証処理を行う。このとき、ログイン制御部31は、ネットワーク4に接続される図示を省略する認証サーバーに対して識別情報を添付した認証要求を送信し、認証サーバーから認証処理の結果を取得するようにしてもよい。そして認証処理の結果、ユーザーが認証された場合、ログイン制御部31はその認証されたユーザーをログインユーザーとして、画像処理装置2bの動作状態をログイン状態へ移行させる。
履歴情報管理部38は、ユーザーによる第2の操作画面G2に対する操作の履歴を履歴情報12bに記録する処理部である。履歴情報管理部38は、画像処理装置2bの動作状態がログイン制御部31によってログイン状態へと移行されることに伴って機能する。履歴情報管理部38は、表示部22に表示される第2の操作画面G2に対するユーザーの操作を一時的に記憶しておき、ジョブが実行されるとユーザーの操作履歴を履歴情報12bに記録する。具体的には、第2の操作画面G2を利用するユーザーのログイン回数と、第2の操作画面G2に含まれる各構成画面の表示回数と、各構成画面に表示される設定項目に対する操作回数についての操作履歴を履歴情報12bに記録する。
図5は、画像処理装置2bの記憶部27に記憶される履歴情報12bの一例を示す図である。履歴情報12bは、ログイン回数50と、ユーザーの操作を受け付ける各構成画面51と、各構成画面51の表示回数52と、と、各構成画面51に表示される設定項目53と、設定項目53に対する操作回数54とがユーザー毎に関連付けて記録されている。このような履歴情報12bは、画像処理装置2bによってユーザーの操作熟練度が判定される際に使用される。また、ネットワーク4に接続される画像処理装置2aなどの、画像処理装置2bと異なる操作画面を表示する他の画像処理装置2から、履歴情報12bの送信要求があった場合、画像処理装置2bは履歴情報12bを他の画像処理装置2に送信する。この場合、履歴情報12bは、他の画像処理装置2が、どの設定項目に対して操作案内を行うのかを決定する際に使用される。尚、ネットワーク4に第2の操作画面G2を表示させる他の画像処理装置2bが接続されている場合、画像処理装置2bの履歴情報管理部38は定期的に他の画像処理装置2bと通信を行い、第2の操作画面G2関する履歴情報12bを共有しておくことが望ましい。普段から他の画像処理装置2bに表示される第2の操作画面G2を使用し、第2の操作画面G2の操作に慣れているユーザーに対して、操作案内が行われることを防ぐためである。
履歴情報取得部32は、第1の操作画面G1を表示する画像処理装置2aから、第1の操作画面G1を表示させてユーザーが行った操作に関する履歴を記録した履歴情報12aを取得する処理部である。履歴情報取得部32は、ログイン制御部31によって画像処理装置2bの動作状態がログイン状態に移行されると、ネットワーク4を介して画像処理装置2aから履歴情報12aを取得する。この履歴情報12aは、履歴情報12bと同様に、各ユーザーに対応する、ログイン回数50と、ユーザーの操作を受け付ける各構成画面51と、各構成画面51に対する表示回数52と、各構成画面51に表示される設定項目53と、設定項目53に対する操作回数54とが関連付けて記録されており、画像処理装置2aに記憶される。履歴情報12aには、上述の通り第1の操作画面G1を表示させてユーザーが行った操作に関する履歴が記録されており、第2の操作画面G2を表示させてユーザーが行った操作の履歴が記録されている履歴情報12bとは、互いに異なる。履歴情報12bは、ユーザーが第2の操作画面G2に含まれる各構成画面51に対する操作に慣れているかどうかを判断するために使用されるのに対し、このような履歴情報12aは、第2の操作画面G2に含まれる各構成画面51に表示される設定項目53のうち、ユーザーが操作する可能性が高い設定項目を特定する際に使用される。具体的には、画像処理装置2bは、履歴情報12bに基づいて、ユーザーに対する操作案内が必要かどうかを判断し、履歴情報12aに基づいて、どの設定項目に対して操作案内を行うかを判断するのである。履歴情報取得部32は、画像処理装置2aから取得した履歴情報12aを設定項目特定部33に出力する。尚、ネットワーク4に画像処理装置2a,2bとは異なる別の画像処理装置2が接続されている場合、履歴情報取得部32は別の画像処理装置2に記憶された履歴情報も取得するようにしてもよい。
案内機能制御部35は、操作案内を行うか否かの制御を行う処理部である。案内機能制御部35は、履歴情報12bを参照して、第2の操作画面G2に対するユーザーの操作熟練度を判定し、判定の結果に応じて、操作案内を行うか否かを決定する。操作熟練度が所定レベル未満のユーザーに対しては操作案内を行うことで、第2の操作画面G2に対するユーザーの操作をサポートする。一方、操作熟練度が所定レベル以上のユーザーに対しては操作案内を行わないことで、不要な案内画像が表示されることを防ぐことが可能である。案内機能制御部35は、履歴情報12bを参照し、ユーザーのログイン回数50、各構成画面の表示回数52、各構成画面に表示される設定項目に対する操作回数54などに基づいてユーザーの操作熟練度を判定する。尚、普段からユーザーが画像処理装置2aを使用しており、画像処理装置2bを初めて使用するような場合、履歴情報12bは存在しない。履歴情報12bが存在しない場合、ユーザーが画像処理装置2bを初めて使用することが明らかである。そのため、このような場合、案内機能制御部35は、ユーザーに対する操作案内が必要であると判断する。
設定項目特定部33は、履歴情報12aに基づき、第1の操作画面G1に含まれる各構成画面に表示される設定項目のうち、ユーザーによって操作された設定項目を特定する処理部である。設定項目特定部33は、履歴情報取得部32から履歴情報12aを受信すると、受信した履歴情報12aを参照する。設定項目特定部33は、ユーザーによって少なくとも1回以上操作がなされた設定項目を特定する。このとき、管理者などが予め設定項目に対する操作回数を所定回数以上に設定しておき、設定項目特定部33は、その設定に基づいて所定回数以上の設定操作がなされた設定項目を特定するようにしてもよい。設定項目特定部33は、特定した設定項目を案内部34に通知する。
案内部34は、設定項目特定部33によって特定された設定項目(以下、「特定設定項目」と称することがある。)に基づき、第2の操作画面G2に含まれる各構成画面における当該設定項目の表示位置をユーザーに案内する処理部である。案内部34は、設定項目特定部33から特定設定項目が通知されると、記憶部27に記憶される相関情報13を参照する。案内部34は、相関情報13を参照することにより、設定項目特定部33から通知される第1の操作画面G1に含まれる各構成画面においてユーザーによって操作された設定項目と、第2の操作画面G2に含まれる各構成画面に表示される設定項目との対応関係を把握する。
図6は、相関情報13の一例を示す図である。相関情報13は、第1の操作画面G1に含まれる各構成画面に表示される設定項目と、第2の操作画面G2に含まれる各構成画面に表示される設定項目とを関連付けた情報である。図中の欄55には第1の操作画面G1に含まれる各構成画面に表示される設定項目が列挙されており、欄56には、第2の操作画面G2に含まれる各構成画面に表示され、欄55に列挙された設定項目に対応する設定項目が列挙されている。例えば、第1の操作画面G1に含まれる構成画面において「集約」と表示される設定項目には、第2の操作画面G2に含まれる構成画面において「集約」と表示される設定項目が対応している。基本的には、第1の操作画面G1に含まれる各構成画面で表示される設定項目の項目名と、第2の操作画面G2に含まれる各構成画面で表示される設定項目の項目名とは同一である。しかし、第1の操作画面G1に含まれる各構成画面で表示される設定項目の項目名と、それに対応する第2の操作画面G2に含まれる各構成画面で表示される設定項目との項目名とが異なっている場合がある。例えば、第1の操作画面G1には「ステープル」という項目名の設定項目が存在するのに対して、第2の操作画面G2には「ステープル」という項目名の設定項目は存在せず、「用紙綴じ」という項目名の設定項目が存在する。この「ステープル」という項目名の設定項目と、「用紙綴じ」という項目名の設定項目とは、設定項目の項目名は異なるものの、同一の機能に関する設定項目である。相関情報13は、第1の操作画面G1に含まれる各構成画面で表示される設定項目と、当該設定項目と同一の機能に関して第2の操作画面G2に含まれる各構成画面で表示される設定項目とを関連付けている。
しかし、第1の操作画面G1で表示される設定項目に対応する設定項目が第2の操作画面G2に存在しない場合がある。例えば、第1の操作画面G1には「8in1」という設定項目が存在するが、第2の操作画面G2には当該設定項目と同一の機能に関する設定項目が存在しないような場合である。このような場合、相関情報13は、第1の操作画面G1における設定項目と第2の操作画面G2における設定項目とを関連付けない。ただし、同一の機能ではないが、類似する機能に関する設定項目が第2の操作画面G2に表示される場合は、当該設定項目を関連付けてもよい。本実施形態では、第1の操作画面G1に含まれる各構成画面で表示される設定項目と第2の操作画面G2に含まれる各構成画面で表示される設定項目とを対応付けた相関情報13を例示したが、これに限られるものではない。第1の操作画面G1及び第2の操作画面G2と異なる他の操作画面を表示する画像処理装置2がネットワーク4に接続される場合、相関情報13は、第1の操作画面G1に含まれる各構成画面で表示される設定項目と、第2の操作画面G2に含まれる各構成画面で表示される設定項目と、他の操作画面に含まれる各構成画面で表示される設定項目とを関連付けた情報であってもよい。このような相関情報13は、ネットワーク4に新たな画像処理装置2が接続される都度、管理者などによって更新される。そのため、画像処理装置2bは、ネットワーク4に接続される複数の画像処理装置2のそれぞれの表示部22に表示される各操作画面間の相関関係を把握することが可能である。
案内部34は、第1の操作画面G1に含まれる各構成画面に表示される特定設定項目に対応する第2の操作画面G2に含まれる各構成画面に表示される設定項目(以下、「対応設定項目」と称することがある。)を把握すると、第2の操作画面G2に含まれる各構成画面における対応設定項目の表示位置をユーザーに案内するための画像を生成する。案内部34は、例えば、対応設定項目の表示位置の近傍に表示される案内用画像を生成したり、対応設定項目の表示態様を通常とは異なる表示態様に変更したりする。また、表示部22の表示領域内に対応設定項目が表示されていないときには、対応設定項目を表示領域内に表示させるために現在表示されている第2の操作画面G2の構成画面に対してユーザーが行うべき操作を案内する画像を生成する。案内部34は、案内用画像を生成すると、案内用画像を表示部22に表示させるための情報と共に、後述する表示制御部36に出力することにより、ユーザーに対する操作案内を行う。
図7は表示部22に表示される操作案内の一例を示す図である。図7(a)は、第2の操作画面G2に含まれる構成画面に表示される対応設定項目の表示位置の近傍に案内用画像を表示する操作案内の一例を示す図である。尚、図7は、特定設定項目が「集約」の設定項目である場合を例示している。ユーザーは、「集約」の設定項目B11の近傍に表示される案内用画像AG1を確認することにより、第1の操作画面G1に含まれる構成画面において自身が操作したことのある設定項目に対応する設定項目B11の表示位置を把握することができる。図7(b)は、第2の操作画面G2に含まれる構成画面に表示される対応設定項目を通常とは異なる態様にて表示する操作案内の一例を示す図である。ユーザーは、第2の操作画面の構成画面に表示される設定項目B11が通常とは異なる表示態様に変更されているため、第1の操作画面G1の構成画面において自身が設定変更したことのある設定項目に対応する設定項目B11の表示位置を容易に把握することが可能である。
図8は、表示部22に表示される操作案内の一例を示す図である。図8(a)に示すように、表示部22の表示領域内に、対応設定項目が表示されていない場合、対応設定項目を表示領域内に表示させるための操作案内が行われる。ここでは、対応設定項目が「ステープル」の設定項目である場合を例示している。案内用画像AG2,3を表示することによって、ユーザーに、対応設定項目を表示領域内に表示させるための操作を促す。図8(b)に示すように、ユーザーが案内用画像AG2,3の指示に従い、スライダーB13をスライドさせると、設定項目B14が表示領域に表示される。また、設定項目B14が通常とは異なる態様で表示されているため、ユーザーは、設定項目B14の表示位置を容易に把握することが可能である。
表示制御部36は、表示部22の表示画面を制御するものである。表示制御部36は、ユーザーがログインしていないログアウト状態のとき、ユーザーに対してログイン操作を案内するログイン操作案内画面を表示部22に表示させる。そしてユーザーがログイン操作を行い、画像処理装置2bがログイン状態へ移行すると、表示制御部36は、第2の操作画面G2を表示部22に表示させる。また、表示制御部36は、案内用画像を表示部22に表示させるための情報を案内部34から入力すると、当該情報に基づき案内用画像を表示部22に表示させる。
ジョブ制御部37は、画像処理装置2bにおけるジョブの実行を制御するものである。ジョブ制御部37は、操作パネル21を介してユーザーによって設定されたジョブの設定を反映した状態でスキャナ部24、プリンタ部25及びFAX部26の少なくとも1つを動作させることにより、ジョブの実行を制御する。
次に、上記のような画像処理装置2bと画像処理装置2aで行われる動作について説明する。図9は、画像処理装置2b及び画像処理装置2aで行われる動作プロセスを示す図である。この動作プロセスでは、画像処理装置2aのみを使用していたユーザーが、画像処理装置2bを初めて使用する場合の動作を例示している。まず、画像処理装置2aが認証処理を行うことなどによりユーザーを認証すると、画像処理装置2aの動作状態はログイン状態に移行する(プロセスP1)。ログイン状態へ移行すると、画像処理装置2aは、ユーザーの履歴情報12bを送信するよう要求する履歴情報要求を画像処理装置2bに送信する(プロセスP2)。ここで、ユーザーは、画像処理装置2bを使用したことがないため、画像処理装置2bにはユーザーの履歴情報12bは存在しない。画像処理装置2bは、ユーザーの履歴情報12bは存在しないことを画像処理装置2aに通知する(プロセスP3)。次に、画像処理装置2aは、第1の操作画面G1に含まれる構成画面を表示部22に表示させる(プロセスP4)。そして画像処理装置2aは、自身の記憶部27に記憶するユーザーの履歴情報12aに基づいて、ユーザーの第1の操作画面G1に含まれる各構成画面に対する操作熟練度を判定する(プロセスP5)。ここで、ユーザーによって行われた第1の操作画面G1に含まれる各構成画面に対する操作回数は所定回数以上であり、ユーザーの操作熟練は所定レベル以上であると判定されるものとする。画像処理装置2aは、操作熟練度が所定レベル以上であるユーザーに対して操作案内を行わない。画像処理装置2aは、第1の操作画面G1に含まれる各構成画面に対するユーザーの操作に応じてジョブの設定を行い(プロセスP6)、ジョブを実行する(プロセスP7)。画像処理装置2aは第1の操作画面G1に対するユーザーの操作履歴を一時的に記憶しておき、ジョブを実行すると、一時的に記憶していたユーザーの操作履歴を履歴情報12aに記録する(プロセスP8)。
次に、ユーザーは画像処理装置2bにログインする(プロセスP9)。ログイン状態へ移行した画像処理装置2bは、ユーザーの履歴情報12aを送信するよう要求する履歴情報要求を画像処理装置2aに送信する(プロセスP10)。履歴情報要求を受信すると、画像処理装置2aは、ユーザーの履歴情報12aを画像処理装置2bに送信する(プロセスP11)。履歴情報12aを取得すると、画像処理装置2bは、履歴情報12aに基づき、第1の操作画面G1に含まれる各構成画面に表示される設定項目のうち、ユーザーによって操作されたことのある設定項目を特定する(プロセスP12)。次に、画像処理装置2bは第2の操作画面G2に含まれる構成画面を表示部22に表示させる(プロセスP13)。そして画像処理装置2bは、ユーザーの履歴情報12bに基づいてユーザーの第2の操作画面G2に含まれる各構成画面に対する操作熟練度を判定する(プロセスP14)。ここで、上述したとおり、ユーザーは第2の操作画面G2に対する操作を初めて行うため、ユーザーの履歴情報12bは存在しない。この場合、ユーザーが初めて第2の操作画面G2に対する操作を行うことは明らかである。そのため、画像処理装置2bは、ユーザーの操作熟練度が所定レベル未満であると判定する。そして、画像処理装置2bは、操作熟練度が所定レベル未満であるユーザーに対する操作案内を開始する(プロセスP15)。この操作案内が開始されることより、ユーザーは、第1の操作画面G1に含まれる各構成画面において操作したことのある設定項目が、第2の操作画面G2に含まれる各構成画面のどの位置に表示されているかを容易に把握できる。そのため、ユーザーは、初めて第2の操作画面G2に対する操作を行うにも関わらず、所望の設定項目の表示位置を容易に把握でき、第2の操作画面G2に対する操作をスムーズに行うことが可能である。画像処理装置2bは、第2の操作画面G2に含まれる各構成画面に対するユーザーの操作に応じてジョブの設定を行い(プロセスP16)、ジョブの実行を行う(プロセスP17)。画像処理装置2bは、第2の操作画面G2に含まれる各構成画面に対するユーザーの操作履歴を一時的に記憶しておき、ジョブを実行すると、一時的に記憶していたユーザーの操作履歴を履歴情報12bに記録する(プロセスP18)。
次に、画像処理装置2bにおける具体的な動作の一例について説明する。図10は、画像処理装置2bにおいて行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理は、画像処理装置2bを操作するユーザーが認証されることに伴って開始される処理である。ユーザーが認証されることにより、画像処理装置2bの動作状態がログイン状態へ移行すると(ステップS1)、画像処理装置2bは、履歴情報取得部32を機能させ、画像処理装置2aからユーザーの履歴情報12aを取得する(ステップS2)。ユーザーの履歴情報12aを取得すると、画像処理装置2bは、設定項目特定部33を機能させ、その履歴情報12aに基づき、第1の操作画面G1に含まれる各構成画面においてユーザーが操作したことのある設定項目を特定する(ステップS3)。次に、画像処理装置2bは第2の操作画面G2に含まれる構成画面を表示部22に表示させる(ステップS4)。
次に、画像処理装置2bは、案内機能制御部35を機能させ、記憶部27に記憶されるユーザーの履歴情報12bを参照し、熟練度判定処理を行う(ステップS5)。図11は、熟練度判定処理(ステップS5)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。案内機能制御部35は、現在表示部22に表示されている第2の操作画面G2の構成画面の表示回数が所定回数未満であるか否かを確認する(ステップS20)。ここで、所定回数とは、例えば管理者やユーザーによって予め設定された回数である。所定回数未満であれば(ステップS20でYES)、案内機能制御部35は、ユーザーの操作熟練度が所定レベル未満であると判定し(ステップS23)、操作案内を行うよう案内部34に通知する。一方、所定回数以上であれば(ステップS20でNO)、案内機能制御部35は、現在表示部22に表示されている構成画面に、対応設定項目が存在するか否かを確認する(ステップS21)。構成画面に対応設定項目が存在する場合(ステップS21でYES)、対応設定項目に対する操作回数が所定回数未満であるか否かを確認する(ステップS22)。対応設定項目に対する操作回数が所定回数未満であれば(ステップS22でYES)、案内機能制御部35は、ユーザーの操作熟練度が所定レベル未満であると判定し(ステップS23)、操作案内を行うよう案内部34に通知する。一方、ステップS21において、対応設定項目が存在しない場合(ステップS21でNO)、ユーザーに表示位置を案内する必要のある設定項目は存在しない。この場合、ユーザーに対する操作案内を行う必要がないため、案内機能制御部35は、ユーザーの操作熟練度が所定レベル以上であると判定し(ステップS24)、操作案内を行わないよう案内部34に通知する。また、ステップS22において対応設定項目に対する操作回数が所定回数以上であれば(ステップS22でNO)、案内機能制御部35は、ユーザーの操作熟練度が所定レベル以上であると判定し(ステップS24)、操作案内を行わないよう案内部34に通知する。尚、この熟練度判定処理は、第2の操作画面G2に含まれる各構成画面のうち、表示部22に表示される構成画面が新たな構成画面に遷移するたびに行われる。以上で、熟練度判定処理(ステップS5)が終了する。
図10に戻り、熟練度判定処理の結果、ユーザーの操作熟練度が所定レベル未満であれば(ステップS6でYES)、画像処理装置2bは、案内部34を機能させ、案内用画像を作成し(ステップS7)、ユーザーに対する操作案内を開始する(ステップS8)。一方、熟練度判定処理の結果、ユーザーの操作熟練度が所定レベル以上であれば(ステップS6でNO)、処理はステップS9に進む。そして、画像処理装置2bは、表示部22に表示されている第2の操作画面G2の構成画面に対するユーザーの操作を検知するまで待機する(ステップS9)。ユーザーの操作があれば(ステップS9でYES)、画像処理装置2は、その操作履歴を一時的に記憶し(ステップS10)、その操作が、構成画面の画面遷移を行わせるものであるか否かを確認する(ステップS11)。画面遷移を行わせる操作であれば(ステップS11でYES)、処理はステップS5に戻る。一方、画面遷移を行わせる操作でなければ(ステップS11でNO)、画像処理装置2bは、その操作がジョブを実行させる操作であるか否かを確認する(ステップS12)。ジョブを実行させる操作でなければ(ステップS12でNO)、ジョブを実行させる操作が行われるまでステップS9~S11の処理を繰り返す。一方、ジョブを実行させる操作であれば(ステップS12でYES)、画像処理装置2bはジョブ制御部37を機能させ、ユーザーによって設定されたジョブ設定を反映した状態でジョブを実行する(ステップS13)。ジョブの実行を完了すると、画像処理装置2bは、一時的に記憶していたユーザーの操作履歴を履歴情報12bに記録して履歴情報12bを更新し(ステップS14)、処理を終了する。
上述したように、本実施形態における画像処理装置2bは、第1の操作画面G1に対するユーザーの操作履歴を記録した履歴情報12aを画像処理装置2aから取得する履歴情報取得部32と、取得した履歴情報12aに基づき、第1の操作画面G1の各構成画面においてユーザーによって操作された設定項目を特定する設定項目特定部33と、第1の操作画面G1の構成画面とそれに対応する画面レイアウトの異なる第2の操作画面G2の構成画面を表示する表示部22と、表示部22に第2の操作画面G2の構成画面が表示されているとき、設定項目特定部33により特定された設定項目が第2の操作画面G2の構成画面上で表示される表示位置を案内する案内部34と、を備える構成である。この構成により、ユーザーが第2の操作画面G2に対する操作熟練度が低い場合であっても、当該ユーザーが第1の操作画面G1の各構成画面において操作したことのある設定項目が、第2の操作画面G2の各構成画面のどこに表示されるのかを容易に把握することが可能となる。
また、本実施形態における画像処理装置2bは、第2の操作画面G2に対するユーザーの操作熟練度を判定し、案内部34による案内機能を制御する案内機能制御部35をさらに備えている。この構成により、第2の操作画面G2における操作熟練度が低いユーザーに対しては、操作案内を行うことで、第2の操作画面G2に対するユーザーの操作をサポートすることが可能である。一方で、第2の操作画面G2における操作熟練度が高いユーザーに対しては、操作案内を行なわないため、画像処理装置2bの処理負担を軽減すると共に、不要な操作案内を表示させてユーザーにストレスを与えることがなくなる。
また、本実施形態における画像処理システム1のうち、主に画像処理装置2bについて説明したが、画像処理装置2aも画像処理装置2bと同様の構成であってもよい。さらに、第1の操作画面G1及び第2の操作画面G2とは異なる操作画面を表示し、画像処理装置2bと同様の機能構成を備える他の画像処理装置2が画像処理システム1に接続されてもよい。このような画像処理システム1であれば、ユーザーはオフィスなどの環境に設置された複数の画像処理装置2のうちのいずれの画像処理装置2を使用する場合であっても、上述の操作案内を受けることが可能となる。
また、本実施形態では、画像処理装置2bに履歴情報12b及び相関情報13が記憶される場合について例示した。しかし、これに限られるものではない。ネットワーク4にサーバーなどの情報処理装置が接続される場合、当該情報処理装置に、ネットワーク4に接続される全ての画像処理装置2に関する履歴情報と、相関情報13とが記憶されるものであってもよい。この場合、画像処理装置2は履歴情報及び相関情報13を記憶部27に記憶しておく必要がなくなる。そのため、記憶部27の記憶領域が圧迫されることを防ぐことが可能である。また、情報処理装置に、ネットワーク4に接続される全ての画像処理装置2に関する履歴情報が記憶されるため、画像処理装置2は情報処理装置から所望の他の画像処理装置2に関する全ての履歴情報を取得することが可能である。そのため、画像処理装置2は他の画像処理装置2に記憶される履歴情報を取得する際に、複数の他の画像処理装置2から各履歴情報を取得する必要がなくなる。そのため、画像処理装置2が複数の他の画像処理装置2から各履歴情報を取得する場合と比べて、画像処理装置2の処理負担が軽減される。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、画像処理装置2bがユーザーのログイン回数に基づいて操作案内を行うか否かを判定する一形態について説明する。
本実施形態の画像処理システム1のシステム全体の構成及び画像処理装置2bのハードウェア構成及び機能構成は第1実施形態と同様である。本実施形態の画像処理装置2bは、ログイン状態に移行すると、ユーザーのログイン回数を確認する。画像処理装置2bは、ユーザーのログイン回数が所定回数未満であれば、操作案内を行う。一方、画像処理装置2bは、ユーザーのログイン回数が所定回数以上であれば、操作案内を行わない。画像処理装置2bは、操作案内を行う場合にのみ、画像処理装置2aから履歴情報12aを取得する。そのため、ログイン状態に移行する度に画像処理装置2aから履歴情報12aを取得する第1実施形態の画像処理装置2bと比較して、画像処理装置2bの通信による処理負担が軽減される。以下、このような画像処理装置2bについてさらに詳しく説明する。
本実施形態の画像処理装置2aと画像処理装置2bで行われる動作について説明する。図12は、画像処理装置2a及び画像処理装置2bで行われる動作プロセスを示す図である。この動作プロセスでは、普段から画像処理装置2aを使用しているユーザーが、画像処理装置2bを初めて使用する場合の動作を例示している。尚、プロセスP1,P4,P6~P13,P15~P18の動作は図9で示した動作と同様である。まず、画像処理装置2aがユーザーを認証すると、画像処理装置2aの動作状態はログイン状態に移行する(プロセスP1)。ログイン状態へ移行した画像処理装置2aは、ユーザーのログイン回数を確認する(プロセスP20)。すなわち、画像処理装置2aは、記憶部27に記憶される履歴情報12aを参照し、ユーザーのログイン回数50を確認する。ここで、ユーザーは画像処理装置2aを普段から使用しており、所定回数以上ログインしている。そのため、画像処理装置2aは、ユーザーに対して操作案内を行わない。操作案内を行わないことを決定した画像処理装置2aは、第1の操作画面G1の構成画面を表示部22に表示させる(プロセスP4)。さらに、画像処理装置2aは、第1の操作画面G1に含まれる各構成画面に対するユーザーの操作に応じてジョブの設定を行い(プロセスP6)、ジョブの実行を行う(プロセスP7)。画像処理装置2aは、第1の操作画面G1の各構成画面に対するユーザーの操作履歴を一時的に記憶しておき、ジョブを実行すると、一時的に記憶していたユーザーの操作履歴を履歴情報12aに記録する(プロセスP8)。
次に、ユーザーは画像処理装置2bにログインする(プロセスP9)。ログイン状態へ移行した画像処理装置2bは、ユーザーのログイン回数を確認する(プロセスP21)。画像処理装置2bは、記憶部27に記憶される履歴情報12bを参照し、ユーザーのログイン回数50を確認する。ただし、ユーザーは初めてログインするため、当該ユーザーの履歴情報12bは存在しない。ユーザーが画像処理装置2bにログインするのは初めてであるため、画像処理装置2bは、ユーザーに対して操作案内を行うことを決定する。操作案内を行うことを決定すると、画像処理装置2bは、ユーザーの履歴情報12aを送信するよう要求する履歴情報要求を画像処理装置2aに送信する(プロセスP10)。履歴情報要求を受信すると、画像処理装置2aはユーザーの履歴情報12aを画像処理装置2bに送信する(プロセスP11)。履歴情報12aを取得すると、画像処理装置2bは、履歴情報12aに基づき、第1の操作画面G1に含まれる構成画面に表示される設定項目のうち、ユーザーによって操作されたことのある設定項目を特定する(プロセスP12)。次に、画像処理装置2bは第2の操作画面G2の構成画面を表示部22に表示させ(プロセスP13)、
ユーザーに対する操作案内を開始する(プロセスP15)。その後、画像処理装置2bは、第2の操作画面G2の各構成画面に対するユーザーの操作に応じてジョブの設定を行い(プロセスP16)、ジョブの実行を行う(プロセスP17)。画像処理装置2bは、第2の操作画面G2の各構成画面に対するユーザーの操作履歴を一時的に記憶しておき、ジョブを実行すると、一時的に記憶していたユーザーの操作履歴を履歴情報12bに記録する(プロセスP18)。
次に、本実施形態の画像処理装置2bにおける具体的な動作の一例について説明する。図13は、画像処理装置2bにおいて行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理は、画像処理装置2bを操作するユーザーが認証されることに伴って開始される処理である。尚、ステップS1~S4,S7~S10,S12~S14の処理については図10で示した処理と同様である。図10の処理と異なる点は、画像処理装置2bがログイン状態に移行した後すぐに、ユーザーのログイン回数に基づいて操作案内を行うかどうかを決定することである。まず、ユーザーが認証されることにより、画像処理装置2bの動作状態がログイン状態へ移行すると(ステップS1)、画像処理装置2bは案内機能制御部35を機能させ、ユーザーのログイン回数を確認する(ステップS30)。案内機能制御部35は、記憶部27に記憶される履歴情報12bを参照してユーザーのログイン回数50を確認する。確認の結果、ユーザーのログイン回数が所定回数以上であれば(ステップS31でNO)、案内機能制御部35は、ユーザーの操作熟練度が所定レベル以上であると判定し、操作案内を行わないことを決定する。そして、画像処理装置2bは第2の操作画面G2の構成画面を表示部22に表示させ(ステップS32)、ステップS9の処理に進む。一方、ステップS31の処理において、ユーザーのログイン回数が所定回数未満であれば(ステップS31でYES)、案内機能制御部35は、ユーザーの操作熟練度が所定レベル未満であると判定し、操作案内を行うことを決定する。次に画像処理装置2bは、履歴情報取得部32を機能させ、画像処理装置2aからユーザーの履歴情報12aを取得する(ステップS2)。ユーザーの履歴情報12aを取得すると、画像処理装置2bは、設定項目特定部33を機能させ、その履歴情報12aに基づき、第1の操作画面G1に含まれる各構成画面においてユーザーが操作したことのある設定項目を特定する(ステップS3)。次に、画像処理装置2bは第2の操作画面G2の構成画面を表示部22に表示させる(ステップS4)。画像処理装置2bは、案内部34を機能させ、案内用画像を作成し(ステップS7)、ユーザーに対する操作案内を開始する(ステップS8)。その後、画像処理装置2bは、表示部22に表示されている第2の操作画面G2の構成画面に対するユーザーの操作を検知するまで待機する(ステップS9)。ユーザーの操作があれば(ステップS9でYES)、画像処理装置2は、その操作履歴を一時的に記憶する(ステップS10)。そして画像処理装置2は、その操作がジョブを実行させる操作であるか否かを確認する(ステップS12)。ジョブを実行させる操作でなければ(ステップS12でNO)、ジョブを実行させる操作が行われるまでステップS9,S10の処理を繰り返す。一方、ジョブを実行させる操作であれば(ステップS12でYES)、画像処理装置2bはジョブ制御部37を機能させ、ユーザーによって設定されたジョブ設定を反映した状態でジョブを実行する(ステップS13)。ジョブの実行を完了すると、画像処理装置2bは、一時的に記憶していたユーザーの操作履歴を履歴情報12bに記録して履歴情報12bを更新し(ステップS14)、処理を終了する。
上述したように、本実施形態の画像処理装置2bは、ログイン状態に移行するとユーザーのログイン回数を確認し、ユーザーのログイン回数が所定回数以上であれば、第2の操作画面G2に対するユーザーの操作熟練度が所定レベル以上であると判定し、操作案内を行わない構成である。また、本実施形態の画像処理装置2bは操作案内を行わない場合、画像処理装置2aから履歴情報12aを取得しない構成である。そのため、ログイン状態に移行する度に画像処理装置2aから履歴情報12aを取得する第1実施形態の画像処理装置2bと比較して、画像処理装置2bの通信による処理負担が軽減される。
尚、本実施形態において上述した点以外については、第1実施形態で説明したものと同様である。そのため、本実施形態の画像処理システム1は、第1実施形態と同様の作用効果を奏するものである。
(第3実施形態)
次に本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、設定項目特定部33によって特定された設定項目を操作案内用項目として表示部22に表示し操作案内を行う一形態について説明する。
本実施形態の画像処理システム1のシステム全体の構成及び画像処理装置2bのハードウェア構成及び機能構成は第1実施形態と同様である。本実施形態の案内部34は、設定項目特定部33によって特定された設定項目を操作案内用項目として、表示部22の表示領域内に表示させる。そして、案内部34は、操作案内用項目と、第2の操作画面G2の構成画面に含まれる設定項目特定部33より特定された設定項目とを互いに関連付けて表示させる操作案内を行う。操作案内用項目が表示されることで、ユーザーは、第1の操作画面G1の各構成画面において自身が操作したことがある設定項目を把握しやすくなる。
図14は、操作案内用項目が表示部22に表示される操作案内の一例を示す図である。図14(a)は、第2の操作画面G2の構成画面に表示される対応設定項目B10、B11に、操作案内用項目AG5、AG6を関連付ける案内用画像AG7a,7bを表示する操作案内の一例を示す図である。図14(a)に示すように、第2の操作画面G2の構成画面と共に、操作案内用項目表示枠AG4及び操作案内用項目AG5,6が表示部22に表示されている。ユーザーは、操作案内用項目表示枠AG4内に一覧表示される操作案内用項目AG5,6を確認することにより、第1の操作画面G1の構成画面において自身が操作したことのある設定項目を把握することができる。また、操作案内用項目AG5と設定項目B10とを矢印で結ぶ案内用画像AG7aと、操作案内用項目AG6と設定項目B11とを矢印で結ぶ案内用画像AG7bとが表示部22に表示されている。ユーザーは、このような案内用画像AG7a,7bが表示部22に表示されることにより、第2の操作画面G2の構成画面に表示される設定項目B10,B11の表示位置を容易に把握することが可能である。
また、図14(b)に示すように、案内部34は、操作案内用項目AG5の表示態様と、操作案内用項目AG5に対応する設定項目B10の表示態様とを通常とは異なる表示態様に統一して表示させる。さらに案内部34は、操作案内用項目AG6の表示態様と、操作案内用項目AG6に対応する設定項目B11の表示態様とを通常とは異なる表示態様であって、操作案内用項目AG5及び設定項目B10の表示態様と異なる表示態様に統一して表示させる。そのため、ユーザーは第2の操作画面G2の構成画面に表示される設定項目B10,B11の表示位置を容易に把握することが可能である。
また、本実施形態の案内部34は、操作案内用項目を、第2の操作画面G2の構成画面に含まれる設定項目特定部33により特定された設定項目に対してリンクさせることが可能である。例えば、案内部34は、表示部22に操作案内用項目を表示させておき、操作案内用項目に対するユーザーの操作があった場合に、第2の操作画面G2の構成画面に表示される対応設定項目の表示位置を案内する。こうすることで、案内部34は、ユーザーの任意のタイミングで操作案内を開始することができる。そのため、ユーザーが操作案内を必要としていない場合に、案内部34が、表示部22に案内用画像を表示させて第2の操作画面G2の視認性を低下させてしまうといった事態を避けることができる。
図15は、表示部22に表示される操作案内用項目に対する操作により開始される操作案内の一例を示す図である。図15(a)は、操作案内用項目AG8に対応する第2の操作画面G2の構成画面に含まれる設定項目が、表示部22の表示領域内に表示されていない場合の一例を示す図である。このような場合に、ユーザーによって操作案内用項目AG8が操作されると、案内部34は操作案内を開始し、図15(b)に示す画面に遷移する。表示部22には、操作案内用項目AG8に対応する第2の操作画面G2の構成画面に含まれる設定項目を表示領域内に表示させるための操作をユーザーに案内する案内用画像AG2が表示されている。ユーザーが表示部22に表示される案内用画像AG2に従い、スライダーB13を操作することにより、図15(c)に示す画面に遷移する。図15(c)に示すように、操作案内用項目AG8の表示態様と、操作案内用項目AG8に対応する設定項目B14の表示態様とが通常とは異なる表示態様で統一されている。このように、ユーザーは任意のタイミングで操作案内を受けることができ、第2の操作画面G2の構成画面に表示される対応する設定項目B14の表示位置を容易に把握することが可能である。
図16は、表示部22に表示される操作案内用項目に対する操作により開始される操作案内の一例を示す図である。図16(a)は、操作案内用項目AG9に対応する第2の操作画面G2の構成画面に含まれる設定項目が、表示部22の表示領域内に表示されていない場合の一例を示す図である。このような場合に、ユーザーによって操作案内用項目AG9が操作されると、案内部34は操作案内を開始し、図16(b)に示す画面に遷移する。ここで、操作案内用項目AG9に対応する第2の操作画面G2の構成画面に含まれる設定項目は、設定項目B11が表示される構成画面の下層の構成画面に含まれている。そこで、案内部34は、ユーザーに設定項目B11を操作させるための操作案内を行う。ユーザーによって設定項目B11が操作されると、表示部22に表示される画面は図16(c)に示す画面に遷移する。図16(c)に示すように、操作案内用項目AG9の表示態様と、操作案内用項目AG9に対応する設定項目B15の表示態様とが通常とは異なる表示態様で統一されている。このように、ユーザーは任意のタイミングで操作案内を受けることができ、第2の操作画面G2の構成画面に表示される対応する設定項目B15の表示位置を容易に把握することが可能である。
また、案内部34は、操作案内用項目に対応する第2の操作画面G2の構成画面に含まれる設定項目が、表示部22の表示領域内に表示されていない場合に、操作案内用項目に対するユーザーの操作に応じて、当該設定項目を表示部22の表示領域内に表示させることが可能である。例えば、図15(a)に示す画面において、ユーザーによって設定項目AG8が操作されると、案内部34は、表示部22に表示される画面を、図15(a)に示す画面から図15(c)に示す画面に遷移させる。また、図16(a)に示す画面おいて、ユーザーによって設定項目AG9が操作されると、案内部34は、表示部22に表示される画面を、図16(a)に示す画面から図16(c)に示す画面に遷移させる。尚、表示部22に表示される操作用案内項目が操作されることに応じて、ジョブ制御部37は、ジョブの設定を変更するようにしてもよい。例えば、ジョブ制御部37は、図16(a)に示すように「2in1」の操作案内用項目AG9が操作されることに応じて、ジョブのページ集約設定を「2in1」に設定するようにしてもよい。
また、案内部34は、設定項目特定部33によって特定される設定項目の項目名と、第2の操作画面G2の各構成画面に含まれる対応する設定項目の項目名とが互いに異なる場合に、ユーザーに対して項目名が異なることを通知する案内を行うことが可能である。図17(a)は、特定設定項目の項目名と、対応設定項目の項目名とが異なる場合に、案内部34によって行われる案内の一例を示す図である。案内部34は、このような場合に、項目名が異なることをユーザーに通知する案内用画像AG10を表示部22に表示させる。さらに、案内部34は、操作案内用項目AG8と設定項目B14aとを関連付けて表示させる。そのため、特定設定項目の項目名と、対応設定項目の項目名とが異なる場合であっても、ユーザーは項目名が異なることを認識することが可能であると共に、対応設定項目の表示位置を容易に把握することが可能である。
また、案内部34は、設定項目特定部33によって特定される設定項目に対応する設定項目が第2の操作画面G2に存在しない場合に、ユーザーに対して対応設定項目が第2の操作画面G2に存在しないことを通知する案内を行うことが可能である。図17(b)は、第2の操作画面G2に対応設定項目が存在しない場合に、案内部34によって行われる案内の一例を示す図である。案内部34は、このような場合に、操作案内用項目AG8に対応する対応設定項目が第2の操作画面G2に存在しないことをユーザーに通知する案内用画像AG11を表示部22に表示させる。ユーザーは、このような案内用画像AG11を視認することにより、対応設定項目が存在しないことを容易に確認することが可能である。
また、案内部34は、表示部22に第1の操作画面G1の構成画面と第2の操作画面G2の構成画面とを表示させて操作案内を行うことが可能である。案内部34は、第1の操作画面G1の構成画面を表示部22に表示させる操作案内を行う場合、画像処理装置2aから操作画面データ11aを取得する。案内部34は、第2の操作画面G2の構成画面と第1の操作画面G1の構成画面との双方を表示部22に表示させるとき、第1の操作画面G1の構成画面と第2の操作画面G2の構成画面のそれぞれに含まれる、各特定設定項目を互いに関連づけて表示させる操作案内を行う。
図18は、第1の操作画面G1の構成画面を表示部22に表示させる操作案内の一例を示す図である。図18に示すように、例えば、案内部34は、第2の操作画面G2の構成画面と、第1の操作画面G1の構成画面とを並列に表示部22に表示させ、第1の操作画面G1の構成画面に含まれる設定項目B1と第2の操作画面G2の構成画面に含まれる設定項目B9とを関連付ける案内用画像AG7を表示させている。ユーザーは、第1の操作画面G1の構成画面を視認しながら第2の操作画面G2の構成画面を操作することが可能となるため、第1の操作画面G1と第2の操作画面G2との画面レイアウトの違いを把握しやすくなる。尚、案内部34は、第1の操作画面G1の構成画面に含まれる特定設定項目を設定案内用項目として表示させ、当該設定項目を、第2の操作画面G2の構成画面に含まれる特定設定項目に対してリンクさせるようにしてもよい。この場合、ユーザーが第1の操作画面G1の構成画面に表示される特定された設定項目に対して操作を行うと、案内部34bは第2の操作画面G2の構成画面に含まれる対応する設定項目の表示位置を案内する。この場合、案内部34は、第1の操作画面G1の構成画面に表示される特定された設定項目に対するユーザー操作に基づく操作案内を行うことが可能である。この第1の操作画面G1に対するユーザー操作に基づく操作案内は、前述の操作案内用項目に対するユーザー操作に基づく操作案内と同様である。
また、案内部34は、図18に示すように第1の操作画面G1と第2の操作画面G2を並べて表示部22に表示させるだけでなく、第1の操作画面G1と第2の操作画面G2を重ねて表示部22に表示させることができる。第1の操作画面G1と第2の操作画面G2を重ねて表示部22に表示させることにより、それぞれの操作画面が小さく表示され、視認性が低下することも防ぐことが可能となる。図19は、第1の操作画面G1の構成画面の表示態様の一例を示す図である。図19に示すように、例えば、案内部34は、第2の操作画面G2の構成画面と、第1の操作画面G1の構成画面とを重ねて表示部22に表示させ、第1の操作画面G1の構成画面に含まれる設定項目B1と第2の操作画面G2の構成画面に含まれる設定項目B9とを関連付ける案内用画像AG7を表示させている。ここで、案内部34は、図19に示すように、第1の操作画面G1の構成画面と第2の操作画面G2の構成画面を重ねて表示させる場合に、第1の操作画面G1の構成画面に含まれる特定設定項目B1が、第2の操作画面G2の構成画面によって隠蔽されない表示態様で表示させることが可能である。また、案内部34は、表示部22に第1の操作画面G1の構成画面を表示させるとき、第2の操作画面G2の構成画面に含まれる特定設定項目B9が、第1の操作画面G1の構成画面によって隠蔽されない表示態様で表示させることが可能である。さらに、案内部34は、表示部22に第1の操作画面G1の構成画面を表示させるとき、第1の操作画面G1の構成画面のうち、設定項目B1の周辺のみ表示させることが可能である。このように第1の操作画面G1の構成画面を表示させることで、第1の操作画面G1の構成画面に含まれる特定設定項目B1が第2の操作画面G2の構成画面に隠蔽される、又は、第2の操作画面G2の構成画面に含まれる特定設定項目B9が第1の操作画面G1の構成画面に隠蔽されることがなくなる。そのため、ユーザーは、第1の操作画面G1の構成画面に表示される特定設定項目B1及び第2の操作画面G2の構成画面に表示される特定設定項目B9を、常に視認することができる。
次に、本実施形態の画像処理装置2bにおける具体的な動作の一例について説明する。図20は、画像処理装置2bにおいて行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理は、画像処理装置2bを操作するユーザーが認証されることに伴って開始される。尚、ステップS1~S14の処理については図10で示した処理と同様である。そのため、ステップ5で熟練度判定処理を行うまでの処理は図10で示したステップS1~5まで処理と同様のため、説明は省略する。熟練度判定処理の結果、ユーザーの操作熟練度が所定レベル以上であれば(ステップS6でNO)、処理はステップS9までスキップする。一方、熟練度判定処理の結果、ユーザーの操作熟練度が所定レベル未満であれば(ステップS6でYES)、画像処理装置2bは、案内部34を機能させ、画像処理装置2aから操作画面データ11aを取得する(ステップS40)。操作画面データ11aを取得すると、画像処理装置2bは、表示制御部36を機能させ、第2の操作画面G2の構成画面と共に第1の操作画面G1の構成画面を表示部22に表示させる(ステップS41)。画像処理装置2bは、第1の操作画面G1の構成画面又は第2の操作画面G2の構成画面に対するユーザーの操作を検知するまで待機する(ステップS9)。ユーザーの操作を検知すると(ステップS9でYES)、画像処理装置2は、その操作履歴を一時的に記憶し(ステップS10)、その操作が第2の操作画面G2の各構成画面への遷移を伴う操作であるか否かを確認する(ステップS11)。第2の操作画面G2の各構成画面への遷移を伴う操作であれば(ステップS11でYES)、処理はステップS5に戻る。一方、第2の操作画面G2の各構成画面への遷移を伴う操作でなければ(ステップS11でNO)、画像処理装置2bは、その操作が第1の操作画面G1の構成画面に含まれる操作案内用項目に対する操作であるか否かを確認する(ステップS42)。操作案内用項目に対する操作であれば(ステップS42でYES)、画像処理装置2bは、案内部34を機能させ、案内用画像を作成し(ステップS7)、ユーザーに対する操作案内を開始する(ステップS8)。一方、操作案内用項目に対する操作でなければ(ステップS42でNO)、画像処理装置2bは、その操作がジョブを実行させる操作であるか否かを確認する(ステップS12)。ジョブを実行させる操作でなければ(ステップS12でNO)、処理はステップS9に戻る。一方、ジョブを実行させる操作であれば(ステップS12でYES)、画像処理装置2bはジョブ制御部37を機能させ、ユーザーによって設定されたジョブ設定を反映した状態でジョブを実行する(ステップS13)。ジョブの実行を完了すると、画像処理装置2bは、一時的に記憶していたユーザーの操作履歴のうちから第2の操作画面G2に対する操作履歴を履歴情報12bに記録して履歴情報12bを更新し(ステップS14)、処理を終了する。
上述したように、本実施形態における画像処理装置2bは、設定項目特定部33により特定された設定項目を操作案内用項目として表示部22の表示領域内に表示する操作案内を行うことが可能な構成である。操作案内用項目が表示されることで、ユーザーは、第1の操作画面G1の各構成画面において自身が操作したことがある設定項目を把握しやすくなる。また、ユーザーは操作案内項目を任意のタイミングで操作することにより、当該タイミングにて操作案内を開始させることが可能である。
尚、本実施形態において上述した点以外については、第1実施形態又は第2実施形態と同様である。そのため、本実施形態の画像処理システム1は、第1実施形態又は第2実施形態と同様の作用効果を奏するものである。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、ネットワーク4に接続されたサーバー3が履歴情報12aに基づき第1の操作画面G1に含まれる構成画面に表示される設定項目のうち、ユーザーによって設定変更がなされた設定項目を特定し、特定した設定項目を画像処理装置2bに送信する一形態について説明する。
図21は、本実施形態における画像処理システム1aのシステム全体の構成例を示す図である。この画像処理システム1aは、オフィスなどにおけるネットワークシステムとして構成されるものである。画像処理システム1aは、MFPなどで構成される画像処理装置2aと、MFPなどで構成され、画像処理装置2aとは異なる操作画面を表示する画像処理装置2bと、画像処理装置2a,2bを使用するユーザーの操作に関する履歴情報12a,12bなどを記憶する記憶部5を有するサーバー3とを備え、それらがLANなどのネットワーク4に接続された構成である。尚、図21では、ネットワーク4に2台の画像処理装置2a,2bが接続される場合を例示しているが、ネットワーク4に接続される画像処理装置2の数は2台に限られるものではない。
本実施形態の画像処理装置2bは、ログイン状態に移行すると、第1の操作画面G1に含まれる構成画面に表示される設定項目のうち、ユーザーによる操作がなされた設定項目の情報を、サーバー3から取得する。図22は、本実施形態の画像処理装置2bのハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。画像処理装置2bはその構成として、ネットワークインタフェース20と、操作パネル21と、スキャナ部24と、プリンタ部25と、FAX部26と、記憶部27と、制御部28とを備えている。尚、記憶部27と及び制御部28以外の構成は第1実施形態における画像処理装置2bと同じ構成である。
記憶部27は、不揮発性の記憶装置である。記憶部27には、例えば図22に示すように、プログラム70と、操作画面データ11bと、履歴情報12bと、相関情報13などが記憶されている。尚、操作画面データ11b、履歴情報12b及び相関情報13は、第1の実施形態において説明したものと同様である。
プログラム70は、画像処理装置2bにおいて実行されるプログラムであり、予め画像処理装置2bにインストールされているプログラムである。例えば画像処理装置2bは、電源投入時にプログラム70を読み出して実行することにより、後述する各種処理部を機能させる。
制御部28は、図示を省略するCPUやメモリなどを備えて構成される。CPUは、プログラム29を実行するためのものであり、メモリは、CPUがプログラム70を実行する際に発生する一時的なデータなどを記憶するためのものである。
制御部28のCPUは、画像処理装置2bに電源が投入されることにより、記憶部27からプログラム70を読み出して実行する。これにより、制御部28は、ログイン制御部31、特定情報取得部71、案内部34、案内機能制御部35,表示制御部36、ジョブ制御部37、履歴情報管理部38として機能する。尚、ログイン制御部31、案内機能制御部35、表示制御部36、ジョブ制御部37及び履歴情報管理部38は、第1の実施形態において説明したものと同様である。
特定情報取得部71は、サーバー3から、第1の操作画面G1に含まれる構成画面に表示される設定項目のうち、ユーザーにより操作がなされた設定項目を特定した情報などを取得する処理部である。特定情報取得部71は、ログイン制御部31によって、画像処理装置2bの動作状態がログイン状態に移行されると、ネットワーク4を介してサーバー3から特定情報を取得する。ここで、特定情報とは、サーバー3によって特定される第1の操作画面G1に含まれる構成画面に表示される設定項目のうち、ユーザーにより操作がなされた設定項目(以下、「特定設定項目」と称することがある。)と、第1の操作画面G1の操作画面データ11aとを含む情報である。特定情報取得部71は、サーバー3に対して特定情報を送信することを要求する特定情報要求を、サーバー3に送信する。ここで、特定情報要求には、ログインしているユーザーの識別情報と、画像処理装置2bの識別情報とが含まれる。サーバー3は、特定情報要求を受信すると、画像処理装置2bに特定情報を送信する。そして、特定情報取得部71は、サーバー3から送信される特定情報を受信することで特定情報を取得するのである。特定情報取得部71は、サーバー3から特定情報を取得すると、取得した特定情報を案内部34に出力する。
案内部34は、特定情報取得部71から入力する特定情報に基づき、第2の操作画面G2の各構成画面における特定設定項目の表示位置をユーザーに案内する処理部である。案内部34によって行われる操作案内は、第1乃至第3実施形態における案内部34によって行われる操作案内と同様である。
本実施形態の画像処理装置2bは、第1の操作画面G1の各構成画面においてユーザーにより設定変更がなされた設定項目を特定することなく、第1乃至第3実施形態における画像処理装置2bと同様の操作案内を行うことが可能である。そのため、本実施形態における画像処理装置2bは第1乃至第3実施形態における画像処理装置2bと比べて、処理負担が低減されている。
図23は、サーバー3のハードウェア構成及び機能構成の一例を示すブロック図である。サーバー3はその構成として、ネットワークインタフェース80と、制御部81と、記憶部5とを備えている。
ネットワークインタフェース80は、サーバー3をLANなどのネットワーク4に接続するためのインタフェースである。サーバー3は、このネットワークインタフェース80を介して、画像処理装置2などと通信を行う。
記憶部5は、ハードディスクドライブやソリッドステートドライブなどによって構成される不揮発性の記憶装置である。この記憶部5は、様々なプログラムやデータなどを記憶しておくものである。例えば記憶部5には、図22に示すように、プログラム82と、操作画面データ11aと操作画面データ11bとを含む複数の操作画面データ11と、履歴情報12aと履歴情報12bとを含む複数の履歴情報12と、装置情報14などが記憶されている。
プログラム82は、サーバー3において実行されるプログラムであり、予めサーバー3にインストールされているプログラムである。例えばサーバー3は、電源投入時にプログラム82を読み出して実行することにより、後述する各種処理部を機能させる。
制御部81は、図示を省略するCPUやメモリなどを備えて構成される。CPUは、プログラム82を実行するためのものであり、メモリは、CPUがプログラム82を実行する際に発生する一時的なデータなどを記憶するためのものである。
制御部81のCPUは、サーバー3に電源が投入されることにより、記憶部5からプログラム82を読み出して実行する。これにより、制御部81は、履歴情報取得部83、要求受信部84、設定項目特定部85、特定情報送信部86として機能する。以下、これら各部の詳細について説明する。
履歴情報取得部83は、ネットワーク4を介して、複数の画像処理装置2から履歴情報12を取得する処理部である。履歴情報取得部83は、定期的に複数の画像処理装置2から履歴情報12を取得し、取得した履歴情報12を記憶部5に保存する。この際、同一の操作画面を表示する複数の画像処理装置2から複数の履歴情報12を取得した場合、それらの複数の履歴情報12を一の履歴情報12に統合して記憶するようにしてもよい。
要求受信部84は、画像処理装置2bから送信される特定情報要求を受信する処理部である。要求受信部84は、特定情報要求を受信すると、当該要求を設定項目特定部85に出力する。
設定項目特定部85は、履歴情報12aに基づき、第1の操作画面G1の各構成画面においてユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定する処理部である。設定項目特定部85は、要求受信部84から特定情報要求を入力すると、特定情報要求に含まれる画像処理装置2bの識別情報に基づいて、画像処理装置2bによって表示される操作画面を特定する。そして、設定項目特定部85は、装置情報14を参照し、画像処理装置2bとは異なる操作画面を表示する画像処理装置2aを特定する。その後、設定項目特定部85は、特定情報に含まれるユーザー識別情報により特定されるユーザーの履歴情報12aを参照する。そして設定項目特定部85は、第1の操作画面G1の各構成画面において当該ユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定する。設定項目を特定した設定項目特定部85は、特定した設定項目に関する情報を特定情報送信部86に出力する。
特定情報送信部86は、設定項目特定部85によって特定された設定項目に関する情報を、画像処理装置2bに送信する処理部である。特定情報送信部86は、特定された設定項目に関する情報を設定項目特定部85から入力すると、操作画面データ11aと共に、特定された設定項目に関する情報を画像処理装置2bに送信する。
次に、複数の画像処理装置2とサーバー3とで行われる動作について説明する。図24は、複数の画像処理装置2及びサーバー3で行われる動作プロセスを示す図である。この動作プロセスでは、画像処理装置2aのみを使用していたユーザーが、画像処理装置2bを初めて使用する場合の動作を例示している。尚、プロセスP9,P13~P18の動作は図9で示した動作と同様である。サーバー3は定期的に複数の画像処理装置2から履歴情報12を取得する(プロセスP30)。
次に、ユーザーは画像処理装置2bにログインする(プロセスP9)。ログイン状態へ移行すると、画像処理装置2bは、特定情報15を送信することを要求する特定情報要求をサーバー3に送信する(プロセスP31)。この際、画像処理装置2bは、ユーザーに関する情報と画像処理装置2bの識別情報とをサーバー3に送信する。特定情報要求を受信すると、サーバー3は、画像処理装置2bより受信した識別情報を基に、記憶部5に記憶している装置情報14を参照して、画像処理装置2bとは異なる操作画面を表示する画像処理装置2aを特定する。また、画像処理装置2bにログインしているユーザーを、画像処理装置2bより受信したユーザー識別情報に基づいて特定する。次に、サーバー3は、画像処理装置2bとは異なる操作画面を表示する画像処理装置2aを使用する際の、特定したユーザーの履歴情報12aを参照し、第1の操作画面G1の各構成画面においてユーザーにより操作がなされた設定項目を特定する(プロセスP32)。サーバー3は、特定した設定項目と、操作画面データ11aとを含む特定情報15を画像処理装置2bに送信する(プロセスP33)。
特定情報15を受信した画像処理装置2bは、第2の操作画面G2の構成画面を表示部22に表示させる(プロセスP13)。そして画像処理装置2bは、ユーザーの履歴情報12bに基づいてユーザーの第2の操作画面G2の各構成画面に対する操作熟練度を判定する(プロセスP14)。ここで、ユーザーは第2の操作画面G2に対する操作を初めて行うため、ユーザーの履歴情報12bは存在しない。この場合、ユーザーが初めて第2の操作画面G2に対する操作を行うことは明らかである。そのため、画像処理装置2bは、ユーザーの操作熟練度が所定レベル未満であると判定する。そして、画像処理装置2bは、操作熟練度が所定レベル未満であるユーザーに対する操作案内を開始する(プロセスP15)。画像処理装置2bは、第2の操作画面G2に対するユーザーの操作に応じてジョブの設定を行い(プロセスP16)、ジョブを実行する(プロセスP17)。画像処理装置2bは、第2の操作画面G2の各構成画面に対するユーザーの操作履歴を一時的に記憶しておき、ジョブを実行すると、一時的に記憶していたユーザーの操作履歴を履歴情報12bに記録する(プロセスP18)。
上述したように、本実施形態の画像処理システム1aは、第1の操作画面G1の各構成画面に対する操作履歴を記録した履歴情報12aを保存するサーバー3と、サーバー3と通信可能な画像処理装置2bとを有し、サーバー3は、第1の操作画面G1に含まれる各構成画面に表示される設定項目のうち、ユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定し、特定した設定項目を画像処理装置2bに送信し、画像処理装置2bは、サーバー3によって特定された設定項目が表示される表示位置を案内する操作案内を行うことができる構成である。ネットワーク4に接続された全ての画像処理装置2の履歴情報12がサーバー3に記憶されているため、画像処理装置2bは、他の複数の画像処理装置2と通信を行って履歴情報12を取得する必要がない。そのため、画像処理装置2bの通信処理の負担が低減される。また、サーバー3が第1の操作画面G1の各構成画面においてユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定するため、画像処理装置2bによって行われる、第1の操作画面G1に含まれる各構成画面に表示される設定項目のうち、ユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定するための処理負担が低減される。
尚、本実施形態において上述した点以外については、第1乃至第3実施形態と同様である。そのため、本実施形態の画像処理システム1aは、第1乃至第3実施形態と同様の作用効果を奏するものである。
(変形例)
以上、本発明に関する幾つかの実施形態について説明した。しかし、本発明は、上記各実施形態において説明した内容のものに限られるものではなく、種々の変形例が適用可能である。
例えば、上記第1乃至第4実施形態のそれぞれにおいて説明した構成及び動作は、他の実施形態においても適用することが可能である。
上記実施形態では、画像処理装置2bの表示部22に表示される第2の操作画面G2の各構成画面についての操作案内が行われる場合を例示した。しかし、これに限られるものではなく、第2の操作画面G2を表示させ、第2の操作画面G2に対するユーザーの操作に応じてジョブの設定を行うことが可能な情報処理端末や携帯端末において操作案内が行われるものであっても構わない。また、画像処理装置2bが、情報処理端末や携帯端末の表示部に表示させるための第2の操作画面G2をWebページとして生成する場合、ユーザーに対する操作案内を含むWebページを生成するものであっても構わない。
上記実施形態では、プログラム29(70)が画像処理装置2bに予めインストールされている場合を例示した。しかし、プログラム29(70)は、画像処理装置2bに予めインストールされているものに限られず、それ単独で取引の対象となるものであっても構わない。この場合、プログラム29(70)は、インターネットなどを介してユーザー自身がダウンロードする形態で画像処理装置2bに提供されるものであっても良いし、CD-ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された状態で画像処理装置2に提供されるものであっても構わない。
1 画像処理システム(表示処理システム)
2,2a,2b 画像処理装置(表示装置)
3 サーバー(サーバー)
4 ネットワーク
11 操作画面データ
12、12a,12b 履歴情報(履歴情報)
13 相関情報
14 装置情報
20 ネットワークインタフェース
22 表示部(表示手段)
29 プログラム(プログラム)
31 ログイン制御部
32 履歴情報取得部(履歴情報取得手段)
33 設定項目特定部(設定項目特定手段)
34 案内部(案内手段)
35 案内機能制御部(案内機能制御手段)
36 表示制御部
37 ジョブ制御部(ジョブ設定手段、ジョブ制御手段)
70 プログラム(プログラム)
82 プログラム
85 設定項目特定部(設定項目特定手段)
86 特定情報送信部(通知手段)

Claims (19)

  1. 第1の操作画面に対するユーザーの操作履歴を記録した履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、
    前記履歴情報に基づき、前記第1の操作画面においてユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定する設定項目特定手段と、
    前記第1の操作画面と画面レイアウトが異なる第2の操作画面を表示する表示手段と、
    前記表示手段に前記第2の操作画面が表示されているとき、前記第2の操作画面において前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示される表示位置を案内する案内手段と、
    を備え
    前記案内手段は、前記第2の操作画面が前記表示手段に表示されている状態において、前記表示手段の表示領域内に前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示されていないとき、前記設定項目特定手段により特定された設定項目を前記表示領域内に表示させるために前記第2の操作画面に対してユーザーが行うべき操作を案内することを特徴とすることを特徴とする表示装置。
  2. 前記第2の操作画面に対するユーザーの操作熟練度を判定し、前記案内手段による案内機能を制御する案内機能制御手段、
    を更に備え、
    前記案内機能制御手段は、ユーザーの操作熟練度が所定レベル未満である場合に前記案内手段による案内機能を動作させることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  3. 第1の操作画面に対するユーザーの操作履歴を記録した履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、
    前記履歴情報に基づき、前記第1の操作画面においてユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定する設定項目特定手段と、
    前記第1の操作画面と画面レイアウトが異なる第2の操作画面を表示する表示手段と、
    前記表示手段に前記第2の操作画面が表示されているとき、前記第2の操作画面において前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示される表示位置を案内する案内手段と、
    前記第2の操作画面に対するユーザーの操作熟練度を判定し、前記案内手段による案内機能を制御する案内機能制御手段と、
    を備え
    前記案内機能制御手段は、前記第2の操作画面の表示回数が所定回数未満である場合に前記案内手段による案内機能を動作させることを特徴とする表示装置。
  4. 第1の操作画面に対するユーザーの操作履歴を記録した履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、
    前記履歴情報に基づき、前記第1の操作画面においてユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定する設定項目特定手段と、
    前記第1の操作画面と画面レイアウトが異なる第2の操作画面を表示する表示手段と、
    前記表示手段に前記第2の操作画面が表示されているとき、前記第2の操作画面において前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示される表示位置を案内する案内手段と、
    前記第2の操作画面に対するユーザーの操作熟練度を判定し、前記案内手段による案内機能を制御する案内機能制御手段と、
    を備え
    前記案内機能制御手段は、前記第2の操作画面に含まれる、前記設定項目特定手段により特定された設定項目に対するユーザーの操作回数が所定回数未満である場合に前記案内手段による案内機能を動作させることを特徴とする表示装置。
  5. 前記案内機能制御手段は、前記第2の操作画面に対するユーザーの操作熟練度が所定レベル以上に達した場合、前記案内手段による案内機能を動作させないことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 第1の操作画面に対するユーザーの操作履歴を記録した履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、
    前記履歴情報に基づき、前記第1の操作画面においてユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定する設定項目特定手段と、
    前記第1の操作画面と画面レイアウトが異なる第2の操作画面を表示する表示手段と、
    前記表示手段に前記第2の操作画面が表示されているとき、前記第2の操作画面において前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示される表示位置を案内する案内手段と、
    を備え
    前記案内手段は、前記設定項目特定手段により特定された設定項目を操作案内用項目として前記表示手段の表示領域内に表示し、当該操作案内用項目と、前記第2の操作画面に含まれる前記設定項目特定手段により特定された設定項目とを互いに関連付けて表示させることを特徴とする表示装置。
  7. 前記案内手段は、前記操作案内用項目を、前記第2の操作画面に含まれる前記設定項目特定手段により特定された設定項目に対してリンクさせることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  8. 前記案内手段は、ユーザーによって前記操作案内用項目が操作されることに伴い、前記第2の操作画面に含まれる前記設定項目特定手段により特定された設定項目を、前記表示手段の表示領域内に表示させることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  9. 第1の操作画面に対するユーザーの操作履歴を記録した履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、
    前記履歴情報に基づき、前記第1の操作画面においてユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定する設定項目特定手段と、
    前記第1の操作画面と画面レイアウトが異なる第2の操作画面を表示する表示手段と、
    前記表示手段に前記第2の操作画面が表示されているとき、前記第2の操作画面において前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示される表示位置を案内する案内手段と、
    を備え
    前記案内手段は、前記第1の操作画面を取得して前記第2の操作画面と共に前記第1の操作画面を前記表示手段に表示させることが可能であり、前記第1の操作画面と前記第2の操作画面との双方を前記表示手段に表示させるとき、前記第1の操作画面と前記第2の操作画面とのそれぞれに含まれる、前記設定項目特定手段により特定された設定項目どうしを互いに関連付けて表示させることを特徴とする表示装置。
  10. 前記案内手段は、前記表示手段に前記第1の操作画面を表示させるとき、前記第1の操作画面に含まれる前記設定項目特定手段により特定された設定項目を操作案内用項目として表示させ、当該操作案内用項目を、前記第2の操作画面に含まれる前記設定項目特定手段により特定された設定項目に対してリンクさせることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  11. 前記案内手段は、ユーザーによって前記操作案内用項目が操作されることに伴い、前記第2の操作画面に含まれる前記設定項目特定手段により特定された設定項目を、前記表示手段の表示領域内に表示させることを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
  12. 前記案内手段は、前記表示手段に前記第1の操作画面を表示させるとき、前記操作案内用項目が前記第2の操作画面によって隠蔽されない表示態様で表示させることを特徴とする請求項10又は11に記載の表示装置。
  13. 前記案内手段は、前記表示手段に前記第1の操作画面を表示させるとき、前記第2の操作画面に含まれる前記設定項目特定手段により特定された設定項目が前記操作案内用項目によって隠蔽されない表示態様で表示させることを特徴とする請求項10乃至12のいずれかに記載の表示装置。
  14. 第1の操作画面に対するユーザーの操作履歴を記録した履歴情報を取得する履歴情報取得手段と、
    前記履歴情報に基づき、前記第1の操作画面においてユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定する設定項目特定手段と、
    前記第1の操作画面と画面レイアウトが異なる第2の操作画面を表示する表示手段と、
    前記表示手段に前記第2の操作画面が表示されているとき、前記第2の操作画面において前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示される表示位置を案内する案内手段と、
    を備え
    前記案内手段は、前記設定項目特定手段により特定された設定項目の項目名と、前記第2の操作画面に含まれる設定項目であって前記設定項目特定手段により特定された設定項目に対応する設定項目の項目名とが互いに異なる場合、ユーザーに対して項目名が異なることを通知することを特徴とする表示装置。
  15. 前記案内手段は、前記第2の操作画面において前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示される表示位置の近傍に所定の画像を表示させることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の表示装置。
  16. 前記案内手段は、前記第2の操作画面において表示される、前記設定項目特定手段により特定された設定項目の表示態様を通常とは異なる表示態様に変更することを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の表示装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれかに記載の表示装置と、
    前記表示装置に対するユーザーの操作に基づいてジョブの設定を行うジョブ設定手段と、
    前記ジョブ設定手段によって設定されるジョブの実行を制御するジョブ制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  18. 第1の操作画面に対するユーザーの操作履歴を記録した履歴情報を保存するサーバーと、
    前記サーバーと通信可能な表示装置と
    を有する表示処理システムであって、
    前記サーバーは、
    前記履歴情報に基づき、前記第1の操作画面においてユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定する設定項目特定手段と、
    前記設定項目特定手段により特定された設定項目を前記表示装置に通知する通知手段と、
    を備え、
    前記表示装置は、
    前記第1の操作画面と画面レイアウトが異なる第2の操作画面を表示する表示手段と、
    前記表示手段に前記第2の操作画面が表示されているとき、前記第2の操作画面において前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示される表示位置を案内する案内手段と、
    を備え、
    前記案内手段は、前記第2の操作画面が前記表示手段に表示されている状態において、前記表示手段の表示領域内に前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示されていないとき、前記設定項目特定手段により特定された設定項目を前記表示領域内に表示させるために前記第2の操作画面に対してユーザーが行うべき操作を案内することを特徴とする表示処理システム。
  19. 表示手段を備える表示装置において実行されるプログラムであって、前記表示装置に、
    第1の操作画面に対するユーザーの操作履歴を記録した履歴情報を取得する履歴情報取得ステップと、
    前記履歴情報に基づき、前記第1の操作画面においてユーザーによる設定変更がなされた設定項目を特定する設定項目特定ステップと、
    前記第1の操作画面と画面レイアウトが異なる第2の操作画面を前記表示手段に表示させる画面表示ステップと、
    前記表示手段に前記第2の操作画面が表示されているとき、前記第2の操作画面において前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示される表示位置を案内する案内ステップと、
    を実行させ
    前記案内ステップは、前記第2の操作画面が前記表示手段に表示されている状態において、前記表示手段の表示領域内に前記設定項目特定手段により特定された設定項目が表示されていないとき、前記設定項目特定手段により特定された設定項目を前記表示領域内に表示させるために前記第2の操作画面に対してユーザーが行うべき操作を案内することを特徴とするプログラム。
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