JP2017228872A - 画像形成装置の遠隔操作用の携帯端末、システム、およびプログラム - Google Patents

画像形成装置の遠隔操作用の携帯端末、システム、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置の操作画面をエミュレートする際に操作画面の扱い方を、その装置に不慣れなユーザーにも容易に理解されるように支援可能な携帯端末を提供する。
【解決手段】携帯端末(100)は、MFP(200)の遠隔操作に供される際、そのMFPの機種とは異なる標準機種の操作画面プログラムを実行して標準機種の操作画面(CPA)を表示する。この操作画面に対するユーザーのジェスチャーに応じて携帯端末はコマンドを生成し、そのコマンドをMFPへ送信する。そのコマンドはパラメーターとして、標準機種の操作画面においてジェスチャーが検知された座標に対応するMFPの操作画面(CPB)内の座標を含む。この座標に割り当てられたMFPの機能は、コマンド変換表により、ジェスチャーが検知された座標に割り当てられた標準機種の機能と共通し、または同等である。
【選択図】図7

Description

本発明は画像形成装置の遠隔操作に関し、特に操作画面の表示制御に関する。
近年、画像形成装置の操作画面が複雑化している。画像形成装置の多機能化と高機能化との進展に伴い、画像形成時に設定されるべき条件(以下、印刷条件という。)が多岐にわたると共に、各条件の選択肢が増えたことによる。操作画面では特に、グラフィックスユーザーインタフェース(GUI)部品のレイアウトと形態、および表示される用語が機種ごとに異なる。したがって、ユーザーは、使い慣れた機種以外の操作に戸惑うことが多い。
操作画面の複雑さに抗して画像形成装置の操作性を向上させるための工夫としてはたとえば、その装置の操作マニュアルをユーザーの携帯端末に表示させる技術(特許文献1、2参照。)と、その装置を他の電子機器で遠隔操作する技術(特許文献3−9参照。)とが知られている。前者の技術は、スマートフォン、タブレット等の携帯端末を画像形成装置と連携させて、画像形成装置に対するユーザーの操作に応じてその操作に関するマニュアルの記載を携帯端末に自動的に表示させ、または、携帯端末に表示されたマニュアルのページからユーザーが選択した項目に合わせて画像形成装置を自動的に動作させる。これにより、マニュアルの記載を目で追いながらの操作から受けるユーザーの負担感が軽減される。後者の技術は、画像形成装置の操作画面を、パソコン(PC)、携帯端末等の外部の電子機器にエミュレートさせる。このエミュレーション用のプログラム(以下、「操作画面プログラム」という。)には、様々なプラットフォームへの移植の簡単さが要求される。これにより、操作画面プログラムの機種依存性が低減し、操作画面の形態と仕様とが異なる機種間で共通化されることが図られている。
特開2014−239282号公報 特開2015−118437号公報 特開2011−120250号公報 特開2011−238006号公報 特開2013−088506号公報 特開2013−110470号公報 特開2014−022769号公報 特開2014−035723号公報 特開2015−128828号公報
上記の工夫が加えられたとしても画像形成装置の操作画面は、その装置を使い慣れていないユーザーにとって扱いやすいものとは言い難い。実際、画像形成装置の機能の多さと高さとからその操作画面そのものを、不慣れなユーザーにも一目で把握可能な程度まで簡単化することは容易でない。また、マニュアルの表示と画像形成装置の動作との間の対応が自動化されても、別画面に表示されたマニュアルの記載を目で追いながら操作画面を扱うことは、ユーザーにとってやはり煩雑である。さらに、異機種間での操作画面プログラムの共通化は急速には進まない。異機種間では機能の種類と質との組み合わせが千差万別であり、それらの機能を実現するためのソフトウェア、ハードウェアの動作に必要なプラットフォームも異なる。これらの違いを超えて、仕様が共通するように操作画面プログラムを機種ごとに移植し直すのは、その負担が過大である。特に、異なるメーカー間では一般に画像形成装置の機能またはプラットフォームの詳細は非開示であるので、それらの違いを埋めようがない。したがって、操作画面プログラムの共通化は実現困難である。
本発明の目的は上記の課題を解決することであり、特に、画像形成装置の操作画面をエミュレートする際に操作画面の扱い方を、その装置に不慣れなユーザーにも容易に理解されるように支援することが可能な携帯端末を提供することにある。
本発明の1つの観点における携帯端末は、画像形成装置の遠隔操作に供される携帯端末であり、操作対象の画像形成装置と通信する通信部と、GUI画面を表示する表示部と、その表示部の画面上に配置されたタッチパネルを含み、そのタッチパネルを通して、表示部が表示しているGUI画面に対するユーザー操作を検知する操作部と、操作対象の機種とは異なる標準機種の操作画面プログラムに従い、標準機種の操作画面を表示部に表示させると共に、その操作画面に対するユーザー操作を操作部に検知させ、そのユーザー操作に応じてコマンドを生成し、そのコマンドを通信部に操作対象へ送信させるコマンド生成部とを備えている。コマンドはパラメーターとして、標準機種の操作画面においてユーザー操作が検知された座標に対応する操作対象の操作画面内の座標を含む。
コマンド生成部は、コマンドに組み込むべき操作画面内の座標を、操作対象と標準機種との間におけるコマンドの変換表に基づいて決定してもよい。この変換表は、操作対象と標準機種との間で、各画像形成装置の同等な機能が割り当てられた操作画面内の座標の対応関係を規定してもよい。この変換表は、操作対象と標準機種との間におけるコマンドの送信プロトコルの違いを更に規定してもよい。通信部は外部サーバーと通信可能であってもよく、コマンド生成部は通信部に変換表を外部サーバーから取得させてもよい。
コマンド生成部は、操作対象からの操作画面の受信と操作対象へのコマンドの送信とをリモートパネル形式で行ってもよい。コマンド生成部は表示部に、標準機種の操作画面の含むGUI部品のうち、操作対象の操作画面の含むGUI部品のいずれにも対応しないものを無効化してもよい。コマンド生成部は表示部に、操作対象の操作画面と標準機種の操作画面との両方を同時に表示させてもよい。コマンド生成部は表示部に、操作対象の操作画面と標準機種の操作画面との間で対応するGUI部品を強調表示させてもよい。コマンド生成部は表示部に、操作対象の操作画面と標準機種の操作画面との間でタブまたはウィンドウの切り換えを同期させてもよい。
本発明の1つの観点におけるシステムは、画像形成装置の遠隔操作を実現するシステムであり、上記の携帯端末と、通信部と通信可能に接続され、標準機種の操作画面内の座標と操作対象の操作画面内の座標との間の対応関係を規定する情報をコマンド生成部へ提供する外部サーバーとを備えている。
本発明の1つの観点におけるプログラムは、画像形成装置の遠隔操作に供される携帯端末に、操作対象の機種とは異なる標準機種の操作画面を表示するステップと、タッチパネルを通して操作画面に対するユーザー操作を検知するステップと、検知されたユーザー操作に応じてコマンドを生成するステップと、そのコマンドを操作対象へ送信するステップとを実行させるためのプログラムである。コマンドはパラメーターとして、標準機種の操作画面において検知されたユーザー操作の座標に対応する操作対象の操作画面内の座標を含む。
本発明による上記の携帯端末は、標準機種の操作画面プログラムを実行して標準機種の操作画面を表示し、その操作画面に対するユーザー操作に応じてコマンドを生成し、そのコマンドを操作対象へ送信する。そのコマンドはパラメーターとして、標準機種の操作画面においてユーザー操作が検知された座標に対応する操作対象の操作画面内の座標を含む。こうしてこの携帯端末は画像形成装置の遠隔操作に、その装置とは異なる機種の操作画面を利用可能にする。これによりこの携帯端末は、操作対象の操作画面には不慣れなユーザーにも、その装置の操作を容易に理解されるように支援することができる。
本発明の実施形態によるシステムのネットワーク図である。 図1の示す携帯端末の電子制御系統の構成を示すブロック図である。 図1の示すクラウドサーバーの電子制御系統の構成を示すブロック図である。 (a)は、画像形成装置の標準機種MFP−Aに対するコマンドの一覧表であり、(b)は、図1の示す画像形成装置の機種MFP−Bに対するコマンドの一覧表である。(c)、(d)は(a)、(b)の示す各表をマークアップ言語でコード化したものを示す図である。 図1の示す画像形成装置の内部構造を模式的に示す正面図である。 図5の示す画像形成装置の電子制御系統の構成を示すブロック図である。 (a)は、遠隔操作アプリに従って携帯端末が表示する標準機種MFP−Aの操作画面を示す模式図であり、(b)は、操作対象の画像形成装置が表示する別機種MFP−Bの操作画面を示す模式図である。 (a)は、標準機種MFP−Aの操作画面に対するユーザー操作に応じてその画面から切り換わった設定画面を示す模式図である。(b)は、(a)が示すMFP−Aの操作画面に対するユーザー操作に応じて操作対象の画像形成装置が変化させた別機種MFP−Bの操作画面を示す模式図である。 図1の示すシステムにおいて、携帯端末による画像形成装置の遠隔操作時にシステム内の装置間で行われるデータ交換を示すシーケンス図である。 図1の示す携帯端末による画像形成装置の遠隔操作処理のフローチャートである。 図1の示す携帯端末がタッチパネルに同時に表示する標準機種MFP−Aの操作画面と、操作対象の機種MFP−Bの操作画面とを示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[システムの構成]
図1は本発明の実施形態によるシステムのネットワーク図である。このシステムは、携帯端末100、複合機(multi-function peripheral:MFP)200、およびクラウドサーバー300を含む。携帯端末100とMFP200とはアクセスポイント401とローカルエリアネットワーク(LAN)402とを通し、データ交換可能に接続されている。アクセスポイント401はたとえば無線LAN(IEEE802.11)に準拠であり、携帯端末100を無線でLAN402に接続する。LAN402はたとえば有線LAN(IEEE802.3)に準拠のTCP/IPネットワークであり、アクセスポイント401をケーブルでMFP200に接続する。クラウドサーバー300はインターネット403とルーター404とを通してLAN402に接続されている。
携帯端末100は、スマートフォン、タブレット等の携帯電子機器である。その前面にはディスプレイ101が埋め込まれ、その画面をタッチパネルが覆っている。ディスプレイ101は携帯端末100の操作画面、各種情報の入力画面等のGUI画面を表示する。タッチパネルは、そのGUI画面が含む、アイコン、ボタン、メニュー、ツールバー等のGUI部品(「ガジェット」、「ウィジェット」ともいう。)に対するユーザー操作、具体的には、タップ、フリック、スライド、ローテーション等のジェスチャーを検出する。
MFP200は、スキャナー、コピー機、およびプリンターの機能を併せ持つ画像形成装置であり、印刷機構にはたとえば電子写真方式を採用している。MFP200の筐体の上面にはADF210が開閉可能に装着され、その筐体の上部にはスキャナー220が内蔵され、筐体の下部にはプリンター230が内蔵されている。ADF210の前面にはタッチパネル240と押しボタン等の機械スイッチ250とが配置されている。
MFP200は特にリモートパネル機能を持つ。「リモートパネル」とは、自機の操作画面を他の電子機器にエミュレートさせる機能をいう。操作画面プログラムはたとえばハイパーテキストマークアップランゲージ(HTML)とJAVAスクリプト(登録商標)とによりウェブページデータとして記述されている。このプログラムは通常のウェブページと同様、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)に従ってMFP200からLAN402上の他の電子機器へ提供される。これにより、その電子機器はそのプログラムを既存のウェブブラウザーで実行可能であり、そのプログラムに従って自機のディスプレイにMFP200の操作画面を表示可能である。この電子機器は更にその操作画面に対するユーザーの、タップ、フリック、スライド等のジェスチャーを、ウェブページにおける、クリック、ダブルクリック、ドラッグ等のイベントとして検知し、その詳細を表す情報をコマンドとしてMFP200へ返信する。このコマンドは特にパラメーターとして、検知されたイベントの種類と操作画面内の座標とを表す情報を含む。このコマンドに応じてMFP200はそのコマンドからイベントの種類と操作画面内の座標とを読み出し、それらの組み合わせから特定される処理を行う。たとえば、イベントの種類が“ドラッグ”であれば、その座標に表示されたグラフィックスをドラッグに合わせて移動させるといったグラフィック処理をMFP200は行う。イベントの種類が“クリック”であれば、その座標に表示されたボタン等のGUI部品に割り当てられた自機の機能が実現するようにMFP200は動作する。
携帯端末100は遠隔操作アプリケーションプログラム(以下、「遠隔操作アプリ」と略す。)を含む。遠隔操作アプリはその起動時、携帯端末100にMFP200へその操作画面プログラムを要求させる。この要求に応じてそのプログラムがMFP200からダウンロードされると遠隔操作アプリは、そのプログラムに代えて標準機種の操作画面プログラムを携帯端末100に実行させる。標準機種はMFP200とは異なる機種であり、携帯端末100のユーザーにより予め遠隔操作アプリに設定されている。たとえば、遠隔操作アプリはその最初の実行時、携帯端末100に標準機種の選択をユーザーに対して催促させる。ユーザーはたとえば、自分が普段使い慣れた機種を標準機種に選ぶ。標準機種の操作画面プログラムに従って携帯端末100は、MFP200の操作画面に代えて標準機種の操作画面を表示する。この操作画面をユーザーは、あたかもMFP200が標準機種であるかのように操作する。これらの操作を携帯端末100は検知して各操作、すなわちイベントの種類を識別し、それが検知された操作画面内の座標を特定する。各イベントの種類と座標との組み合わせに基づき、遠隔操作アプリは携帯端末100にMFP200に対するコマンドを生成させてMFP200へ送信させる。このコマンドは特にパラメーターとして、携帯端末100が特定した標準機種の操作画面内の座標に代えて、その座標が対応するMFP200の操作画面内の座標を含む。このコマンドの生成に携帯端末100はMFP200と標準機種との間でのコマンド変換表を利用する。この表は、MFP200と標準機種との操作画面間で、両機種に共通、または同等の機能が割り当てられた座標の組み合わせを規定する。この表には更に、携帯端末100でMFP200を遠隔操作する際に両者間を接続する方法、すなわちプロトコルの種類が規定されている。
クラウドサーバー300はたとえば、パーソナルコンピュータ(PC)、サーバー専用機、またはメインフレームである。クラウドサーバー300はMFP200と標準機種との間でのコマンド変換表を管理しており、遠隔操作アプリに従って携帯端末100が発行した要求に応じて、その表を携帯端末100にダウンロードさせる。
[携帯端末の電子制御系統]
図2は、携帯端末100の電子制御系統の構成を示すブロック図である。この系統内にでは、制御部10、表示部20、操作部30、および通信部40がバス50を通して互いに通信可能に接続されている。
制御部10は、携帯端末100に内蔵の印刷回路基板に実装された集積回路であり、CPU11、RAM12、およびROM13を含む。CPU11はマイクロプロセッサー(MPU)で構成され、各種ファームウェアを実行することにより、他の要素20、30、40、50に対する制御主体として各要素にその機能を実現させる。さらに、CPU11は各種アプリケーションプログラムを実行することにより、各要素20、…の機能を組み合わせて携帯端末100の全体に特定の動作を実現させる。この動作にはたとえば、操作画面等のGUI画面を表示してその画面に対するユーザーの入力操作を受け付ける動作が含まれる。RAM12は、DRAM、SRAM等の揮発性半導体メモリー装置であり、CPU11がプログラムを実行する際の作業領域をCPU11に提供する。ROM13は書き込み不可の不揮発性記憶装置と書き換え可能な不揮発性記憶装置との組み合わせで構成されている。前者はファームウェアを格納する。後者は、EEPROM、フラッシュメモリー、ソリッドステートドライブ(SSD)等の半導体メモリー装置、またはハードディスクドライブ(HDD)を含み、アプリケーションプログラムを格納すると共に、環境変数等の保存領域をCPU11に提供する。この保存領域に格納されたデータは、携帯端末100の電源がオフである間も安定に保持される。
表示部20は、制御部10と同じ印刷回路基板、または別の基板に実装された電子回路であり、デジタルシグナルプロセッサー(DSP)と液晶ディスプレイ(LCD)101とを含む。DSPは、GUI画面を表す画像データを制御部10から受信して処理することにより、その画像データでLCD101に対する印加電圧を画素単位で変調する。LCD101は、DSPからの印加電圧の変化に合わせてバックライトの一様な光を画素単位で変調する。これにより、LCD101の輝度が画素単位で変化するので、LCD101にGUI画面が再現される。
操作部30は、制御部10もしくは表示部20と同じ印刷回路基板、またはそれらのいずれとも異なる基板に実装された電子回路であり、タッチパネル21と撮像部22とを含む。タッチパネル21はLCD101の画面上に積層され、たとえば抵抗膜方式の構造を含む。ユーザーの指がタッチパネル21に接触すると、その接触部分では上側の導電膜が凹んで下側の導電膜と短絡して導電膜の電位が変化する。この変化から操作部30は、その指が接触したタッチパネルの座標を特定し、その座標を操作情報として制御部10へ伝える。撮像部22は、相補型金属酸化膜半導体電界効果トランジスター(CMOS)、電荷結合素子(CCD)等の撮像素子を含み、その撮像素子の出力が示す光量分布を画像データに変換して制御部10へ渡す。
通信部40は、他の要素10、20、30と同じ印刷回路基板、またはそれらのいずれとも異なる基板に実装された電子回路であり、近距離無線通信(NFC)インタフェース(I/F)41とLANI/F42とを含む。NFCI/F41はBluetooth(登録商標)等のNFCに準拠の通信回路であり、制御部10をNFC準拠の他の電子機器とデータ交換可能に接続する。LANI/F42は無線LANに準拠の通信回路であり、制御部10をアクセスポイント401とデータ交換可能に接続する。
[携帯端末によるMFPの遠隔操作]
図2が示すとおり、ROM13は遠隔操作アプリ131を格納している。ユーザーは携帯端末100をMFP200の遠隔操作に利用する際、CPU11に遠隔操作アプリ131を実行させる。これにより、CPU11はコマンド生成部110として機能する。コマンド生成部110は以下に述べるように標準機種の操作画面を、真の操作対象であるMFP200の操作画面としてエミュレートする。
コマンド生成部110はまず、MFP200のIPアドレスを取得する。具体的にはたとえば、コマンド生成部110はLCD101の表示を通してユーザーに、MFP200のIPアドレスの入力を促す。ユーザーはそのIPアドレスをタッチパネル21で入力する。そのIPアドレスを表す2次元バーコードがMFP200に表示されている場合、このバーコードをユーザーが撮像部22で撮影し、その画像をコマンド生成部110に解読させる。これらのユーザー操作に従って取得したデータからコマンド生成部110はMFP200のIPアドレスを読み取る。
コマンド生成部110は次に、ネットワーク管理プロトコル(SNMP)マネージャーとしての機能を利用して、MFP200のIPアドレスを宛先とするSNMPメッセージを通信部40に発行させる。このメッセージに対してMFP200はSNMPエージェントとして反応し、自機の管理情報ベース(MIB)が規定する情報(以下、「MIBファイル」という。)を携帯端末100へ返信する。このMIBファイルをコマンド生成部110は通信部40にクラウドサーバー300へ転送させる。MIBは画像形成装置の機種ごとに異なるので、このMIBファイルからクラウドサーバー300はMFP200の機種を識別可能である。クラウドサーバー300は更に、識別した機種に対応するコマンド変換表132を検索する。この変換表132をコマンド生成部110は、標準機種の操作画面プログラム133と共に、クラウドサーバー300からダウンロードしてROM13に保存する。
コマンド生成部110は続いて、ROM13に保存されたコマンド変換表132を参照してMFP200に対する接続プロトコルを特定する。このプロトコルに従ってMFP200との接続が確立されるように、コマンド生成部110は通信部40を制御する。
接続の確立後、コマンド生成部110はHTTPに従い、MFP200からその操作画面プログラムをダウンロードする。ただし、コマンド生成部110はMFP200の操作画面プログラムに代えて、ROM13に保存された標準機種の操作画面プログラム133を実行する。標準機種の操作画面プログラム133もHTMLとJAVAスクリプト(登録商標)とを用いてウェブページデータとして記述されているので、このプログラム133をコマンド生成部110は既存のウェブブラウザーで実行可能である。これにより、標準機種の操作画面がLCD101に表示される。
標準機種の操作画面に対するユーザーのジェスチャーをタッチパネル21が検知する。これに応じてコマンド生成部110は標準機種の操作画面プログラムに従い、まず、検知したジェスチャーの示すイベントの種類を識別し、そのイベントが生じた操作画面内の座標を特定する。コマンド生成部110は次に、識別したイベントの種類とその座標との組み合わせをパラメーターとして含むコマンドを生成する。このコマンドは標準機種に対するものであるので、コマンド生成部110はこのコマンドを、ROM13に保存されたコマンド変換表132に基づき、MFP200に対するコマンドに変換する。さらに、コマンド生成部110は変換後のコマンドを通信部40にMFP200へ、MFP200に対する接続プロトコルに従って送信させる。
[クラウドサーバーの電子制御系統]
図3は、クラウドサーバー300の電子制御系統の構成を示すブロック図である。この系統内では、制御部310、データベース320、およびネットワークI/F330がバス340を通して互いに通信可能に接続されている。
制御部310は、クラウドサーバー300に内蔵の印刷回路基板に実装された集積回路であり、CPU311、RAM312、およびROM313を含む。CPU311はMPUで構成され、各種ファームウェアを実行することにより、他の要素320、330、340に対する制御主体として各要素にその機能を実現させる。さらに、CPU311は各種アプリケーションプログラムを実行することにより、各要素320、…の機能を組み合わせてクラウドサーバー300の全体に特定の動作を実現させる。RAM312は、DRAM、SRAM等の揮発性半導体メモリー装置であり、CPU311がプログラムを実行する際の作業領域をCPU311に提供する。ROM313は書き込み不可の不揮発性記憶装置と書き換え可能な不揮発性記憶装置との組み合わせで構成されている。前者はファームウェアを格納する。後者は、EEPROM、フラッシュメモリー、SSD等の半導体メモリー装置、またはHDDを含み、アプリケーションプログラムを格納すると共に、環境変数等の保存領域をCPU311に提供する。この保存領域に格納されたデータは、携帯端末100の電源がオフである間も安定に保持される。
CPU311は特定のアプリケーションプログラムの実行により、機種識別部351またはウェブサーバー352として機能する。機種識別部351はMIBファイルに基づく画像形成装置の機種識別を行う。具体的には、機種識別部351は、携帯端末100の通信部40からクラウドサーバー300へ転送されたMIBファイルを解析する。MIBファイルが示す情報は画像形成装置の機種ごとに異なるので、機種識別部351は、解析結果の示すMIBファイルの特徴からMFP200の機種を識別する。ウェブサーバー352は、携帯端末100のウェブブラウザーとの間でデータ交換をHTTPに従って行う。ウェブサーバー352は特に、そのウェブブラウザーからの要求に応じて標準機種の操作画面プログラムとその操作画面の画像データとを提供する。この画像データは、ビットマップ(BMP)、グラフィックスインターチェンジフォーマット(GIF)等のファイル形式で表現されたラスタデータである。ウェブサーバー352は更に、機種識別部351が識別したMFP200の機種と標準機種との操作画面間でのコマンド変換表をデータベース320から検索し、この表をコマンド生成部110にダウンロードさせる。
データベース320はたとえば大容量のHDDであり、コマンド変換表群321と標準機種の操作画面プログラム322とを格納している。コマンド変換表群321は、様々なメーカーが製造する様々な機種の画像形成装置と標準機種との間でのコマンド変換表を含む。各変換表は、対応する機種の識別子に紐付けられた状態で保存されている。データベース320はその他に機種情報を含む。この情報は機種ごとにMIBの特徴を示し、機種識別部351が画像形成装置の機種を識別する際に参照される。
ネットワークI/F330は、TCP/IPネットワーク402、403を通してクラウドサーバー300内の他の要素310、320を携帯端末100とデータ交換可能に接続する。
[コマンド変換表]
コマンド変換表321はたとえば次のようなデータ構造を持つ。データベース320には、画像形成装置の各機種に対するコマンドの一覧表が保存されている。各表には、標準機種の搭載する機能別に、その機能と同等な機能を対象機種に実現させるためのコマンドが記載されている。実現すべき機能の同等性に基づき、各機種に対するコマンドが標準機種に対するコマンドと対応付けられる。これにより、その機種と標準機種との間でのコマンド変換表が構成される。
図4の(a)は、標準機種MFP−Aに対するコマンドの一覧表である。図4の(c)は、この表をマークアップ言語でコード化したものを示す図である。MFP−Aの搭載する機能にはたとえば、モノクロモード、カラーモード、片面印刷、両面印刷、および3種類のページ割り付け(1対1、2対1、4対1)が含まれる。図4の(a)が示す表では各機能の識別子である機能名に、コマンドのパラメーターとして次の3項目が対応付けられている。(1)その機能をMFP−Aに実現させるコマンドの識別子、(2)操作画面の含むGUI部品のうち、その機能が割り当てられたものが表示されるタブ/ウィンドウの識別子、および(3)その機能が割り当てられたGUI部品が表示される操作画面内の座標。タブ/ウィンドウには、メニューバー等の他のGUI部品に生じたイベントに応じてそのGUI部品の前に現れる、ポップアップメニュー、ダイアログ等が含まれる。操作画面内の座標には、スクロールバーを利用して実際の表示範囲よりも広い範囲に割り振られたものが含まれる。
たとえば、機能名“モノクロ”には、(1)モノクロモードをMFP−Aに実現させるコマンドの識別子“^esc grayscale”、(2)モノクロモードが割り当てられたGUI部品が表示されるタブ/ウィンドウの識別子“A−a”、並びに(3)そのGUI部品が表示される操作画面内の矩形領域の含む左上の頂点のxy座標(300ピクセル、150ピクセル)、およびその矩形領域の幅150ピクセルと高さ30ピクセルとが対応付けられている。この表は更に、携帯端末100でMFP−Aを遠隔操作する際に両者間を接続する方法、すなわちプロトコルの識別子として“Type1”を規定する。
図4の(b)は、MFP200の機種MFP−Bに対するコマンドの一覧表である。図4の(d)は、この表をマークアップ言語でコード化したものを示す図である。この表の構成は、図4の(a)の示す表の構成と同様である。たとえば、機能名“モノクロ”には(1)モノクロモードをMFP−Bに実現させるコマンドの識別子“@monochrome”、(2)モノクロモードが割り当てられたGUI部品が表示されるタブ/ウィンドウの識別子“B−a”、並びに(3)そのGUI部品が表示される操作画面内の矩形領域の含む左上の頂点のxy座標(50ピクセル、140ピクセル)、およびその矩形領域の幅120ピクセルと高さ30ピクセルとが対応付けられている。標準機種MFP−Aの搭載する機能のうち、操作対象MFP−Bの搭載する機能のいずれとも同等でないものについては、その名称に対応する項目が空欄で表現される。具体的には、MFP−Bは両面印刷と4対1のページ割り付けとを含まないので、機能名“両面”と“4in1”とに対応する項目は空欄である。この表は更に、携帯端末100でMFP−Bを遠隔操作する際に両者間を接続する方法、すなわちプロトコルの識別子として“Type2”を規定する。
−コマンドの変換−
標準機種の操作画面に対するユーザーの、タップ、フリック、スライド等のジェスチャーをタッチパネル21が検知する。これらのジェスチャーからコマンド生成部110はMFP20に対するコマンドを、以下に記載された手順で生成する。
コマンド生成部110はまず、検知されたジェスチャーの種類に対応するイベントの種類を識別し、そのジェスチャーが検知された標準機種MFP−Aの操作画面内の座標を特定する。ジェスチャーの種類がたとえば、短時間の“タッチ”であればイベントの種類が“クリック”に識別され、比較的ゆっくりとした“フリック”であれば“ドラッグ”に識別される。
コマンド生成部110は次に、識別したイベントの種類とその座標とをパラメーターとして含むコマンドを、標準機種MFP−Aの操作画面プログラムに従って生成する。このコマンドは標準機種MFP−Aに対するものであり、すなわち、それが含むイベントの種類と座標との組み合わせから特定される機能をMFP−Aに実現させる。
コマンド生成部110は続いて、遠隔操作アプリ131に従い、標準機種MFP−Aに対するコマンドをMFP200の機種MFP−Bに対するコマンドに変換する。この際、ROM13に保存されたコマンド変換表132は次のように利用される。コマンド生成部110はまず、変換前のコマンドから特定されるMFP−Aの機能を、図4の(a)の示すMFP−Aに対するコマンドの一覧表から特定する。具体的には、この表からコマンド生成部110は、生成したコマンドの識別子に対応する機能名を検索する。たとえば、そのコマンドが識別子“^esc noduplex”を含む場合、この識別子に対応する機能名“片面”が検索される。この機能名に対応するコマンドをコマンド生成部110は、図4の(b)の示すMFP−Bに対するコマンドの一覧表から検索する。たとえば、機能名“片面”で検索されるMFP−Bに対するコマンドは、その機能名に対応付けられた、(1)コマンドの識別子“@simplex”、(2)タブ/ウィンドウの識別子“B−a”、および(3)xy座標(400ピクセル、140ピクセル)、幅120ピクセルと高さ30ピクセルを含む。
コマンド生成部110はその後、遠隔操作アプリに従い、生成したMFP−Bに対するコマンドを通信部40にMFP200へ送信させる。具体的には、コマンド生成部110はまず、図4の(b)の示すMFP−Bに対するコマンドの一覧表から接続プロトコルの識別子“Type2”を検索する。この識別子“Type2”からコマンド生成部110は接続プロトコルを特定し、このプロトコルに従ってコマンド生成部110は通信部40を制御する。これにより通信部40とMFP200との間の接続が確立され、コマンド生成部110の生成したコマンドが通信部40からMFP200へ送信される。このコマンドはMFP200の機種MFP−Bに対するコマンドであり、特に、図4の(b)の示す(1)そのコマンドの識別子、(2)そのコマンドが割り当てられたGUI部品を含むタブ/ウィンドウの識別子、および(3)そのGUI部品が表示されるMFP−Bの操作画面内の座標をパラメーターとして含む。これらのパラメーターについては、遠隔操作アプリを実行する携帯端末100とMFP−Bの操作画面プログラムを実行する他の携帯端末との間に違いはない。したがって、このコマンドに応じてMFP200は、そのコマンドの表す機能が実現するように動作する。
[画像形成装置の構造]
図5は、プリンター230の内部構造を模式的に示す正面図である。図5は特にプリンター230の内部の要素を、あたかも筐体の前面を透かして見えているように表す。この図が示すとおり、プリンター230は、給送部510、作像部520、定着部530、および排紙部540を含む。
給送部510は、搬送ローラー群512、513、514を利用して、給紙カセット11に収容されたシートの束SHTからシートSH1を1枚ずつ作像部520へ給送する。給紙カセット11に収容可能なシートSHTの材質は紙または樹脂等であり、紙種は、普通紙、上質紙、カラー用紙、または塗工紙等であり、サイズは、A3、A4、A5、またはB4等である。シートの姿勢は縦横のいずれにも設定可能である。
作像部520はタンデム型であり、給送部510から送られたシートSH2にカラーまたはモノクロのトナー像を形成する。具体的には、4つの感光体(PC)ユニット521Y、21M、21C、21Kのそれぞれが、感光体(PC)ドラム525の表面を帯電させ、その帯電部分に露光部527からの光を当てる。これらの光は、画像データの示すイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の階調値分布に従って変調されているので、PCドラム525の表面には異なる色の静電潜像が形成される。各PCユニット521Y、…はこの静電潜像を、Y、M、C、Kのトナーで現像する。4色のトナー像は1次転写ローラー522Y、522M、522C、522KとPCドラム521Y、…との間の電界により、PCドラム525の表面から順番に中間転写ベルト523の表面上の同じ位置へ転写される。こうして、その位置に1つのカラートナー像が構成される。このカラートナー像はその後、中間転写ベルト523の駆動プーリー523Rと2次転写ローラー524との間のニップを通過する際、両者523R、524間の電界により、同じニップへ同時に通紙されたシートSH2の表面へ転写される。このシートSH2は2次転写ローラー524から剥がされた後、定着部530へ送り出される。
定着部530は、作像部520から送り出されたシートSH2の上にトナー像を熱定着させる。具体的には、このシートSH2が加熱ローラー531と加圧ローラー532との間のニップへ通紙されるとき、加熱ローラー531はそのシートSH2の表面へ内蔵のヒーターの熱を加え、加圧ローラー532はそのシートSH2の加熱部分に対して圧力を加えて加熱ローラー531へ押し付ける。加熱ローラー531からの熱と加圧ローラー532からの圧力とにより、トナーがそのシートSH2の表面上に溶着する。その後、加熱ローラー531と加圧ローラー532とはこのシートSH2を定着部530から送出する。
排紙部540は、定着部530から送出されたシートSH3を排紙トレイ541へ搬送する。具体的には、そのシートSH3の先端が定着部530から排紙ローラー543の間のニップまで到達したとき、この先端を排紙ローラー543が排紙口542へ引き込む。これにより、そのシートSH3は先端から順に排紙口542を通過し、排紙トレイ541に積載される。
[画像形成装置の電子制御系統]
図6は、MFP200の電子制御系統の構成を示すブロック図である。この制御系統では、ADF210、スキャナー220、およびプリンター230に加え、操作部550と主制御部560とがバス590を通して互いに通信可能に接続されている。
−操作部−
操作部550はユーザーの操作または外部の電子機器との通信を通してジョブ処理の要求と印刷対象の画像データとを受け付け、それらの情報を主制御部560へ伝える。図6が示すように、操作部550は操作パネル551と外部インタフェース(I/F)552とを含む。操作パネル551は、図1の示すタッチパネル240と機械スイッチ250とを含む。タッチパネル240はたとえば抵抗膜方式である。操作パネル551は、操作画面等のGUI画面をタッチパネル240に表示し、ユーザーの指の接触に伴うタッチパネル240の電位変化から、その指が接触した画面内の座標を特定する。操作パネル551はまた、ユーザーが操作した機械スイッチ250を識別する。これらの情報を操作パネル551は操作情報として主制御部560へ伝える。外部I/F52は、メモリーI/F、NFCI/F、およびLANI/Fを含む。メモリーI/FはUSBポートまたはメモリーカードスロットを含み、それらを通してUSBメモリーまたはHDD等の外付けの記憶装置から直に印刷対象の画像データを取り込む。NFCI/FはBluetooth(登録商標)等のNFCに準拠の通信回路であり、主制御部560を携帯端末100等、NFC準拠の他の電子機器とデータ交換可能に接続する。LANI/Fは有線LANまたは無線LANに準拠の通信回路であり、主制御部560をTCP/IPネットワーク402、403とデータ交換可能に接続し、そのネットワーク402、403上の他の電子機器から印刷対象の画像データを受信する。
−主制御部−
主制御部560は、MFP200の内部に設置された1枚の印刷回路基板に実装された集積回路であり、CPU561、RAM562、およびROM563を含む。CPU561は1つのMPUで構成され、各種ファームウェアを実行することにより、他の要素550、210、220、230に対する制御主体としての多様な機能を実現する。CPU561はたとえば、操作部550に操作画面を表示させてユーザーの入力操作を受け付けさせ、受け付けた情報を操作情報として通知させる。この通知に応じてCPU561は、操作情報からMFP200の機能を特定し、その機能が実現するように他の要素550、210、…を制御する。たとえば、操作情報が、ジョブ処理の開始、その停止等、MFP200の動作モードの変更を要求するものである場合、CPU561は、稼動モード、待機(低電力)モード、スリープモード等の中から動作モードを選択し、その動作モードに応じた処理を各要素210、220、230に指示する。また、操作情報が、ジョブの処理条件、特に、シートのサイズ、紙種、姿勢(縦置きと横置きとの別)、部数、カラー/モノクロの別、画質等の印刷条件を含む場合、その条件に従って、RAM562またはROM563が保存するパラメーターの数値を更新する。たとえば、CPU561は、操作情報が示すシートの紙種に応じてシートの搬送速度の目標値を選択し、その目標値をプリンター230に指示する。RAM562は、DRAM、SRAM等の揮発性半導体メモリー装置であり、CPU561にファームウェアを実行する際の作業領域を提供すると共に、操作部550が受け付けた印刷対象の画像データを保存する。ROM563は、書き込み不可の不揮発性記憶装置と書き換え可能な不揮発性記憶装置との組み合わせで構成されている。前者はファームウェアを格納し、後者は、EEPROM、フラッシュメモリー、SSD等の半導体メモリー装置、またはHDDを含み、CPU561に環境変数等の保存領域を提供する。
主制御部560は、特定のファームウェアの実行によりリモートパネルサーバー570として機能する。リモートパネルサーバー570は操作部550と連携して、リモートパネルを利用したMFP200の遠隔操作機能を、携帯端末100等、LAN402上の他の電子機器に提供する。具体的には、リモートパネルサーバー570は、ウェブページデータとして記述されたMFP200の操作画面プログラムをHTTPに従って他の電子機器へ送信する。そのプログラムをウェブブラウザーで実行することにより、この電子機器はMFP200の操作画面をエミュレートする。この電子機器からMFP200に対するコマンドが返信されると、リモートパネルサーバー570はこのコマンドからイベントの種類と操作画面内の座標とを読み出し、それらの組み合わせから自機の機能を特定する。この機能が実現するように、主制御部560は他の要素550、210、220、230を制御する。
[操作画面間でのグラフィックスの対応]
図7の(a)は、遠隔操作アプリに従って携帯端末100が表示する標準機種MFP−Aの操作画面CPAを示す模式図であり、図7の(b)は、操作対象のMFP200が表示する別機種MFP−Bの操作画面CPBを示す模式図である。MFP200では操作部550がMFP−Bの操作画面CPBをタッチパネル240に表示させて、その画面に対するユーザー操作を受け付ける。MFP200が外部の電子機器から遠隔操作を受け付ける場合、リモートパネルサーバー570がその機器にMFP−Bの操作画面プログラムをダウンロードさせる。通常はこのプログラムがその機器により実行されるので、その機器のディスプレイにはMFP−Bの操作画面CPBが表示される。しかし、携帯端末100は遠隔操作アプリに従い、MFP−Bの操作画面プログラムに代えてMFP−Aの操作画面プログラムを実行する。したがって、携帯端末100のタッチパネル21にはMFP−Aの操作画面CPAが表示される。
図7が示すとおり、いずれの操作画面CPA、CPBも一般に複雑であり、これらの間では、GUI部品のレイアウトと形態、および表示される用語が一般に異なる。しかし、MFP−A、Bはいずれも画像形成装置であることに違いはないので、これらの間には共通の、または同等の機能が存在する。これらの機能が割り当てられたGUI部品は、いずれの操作画面CPA、CPBにおいてもいずれかのタブまたはウィンドウに表示される。具体的にはたとえば、印刷対象のシートのサイズ、紙種、姿勢、部数、カラー/モノクロの別、画質等の印刷条件は画像形成装置全般で共通するので、これらの条件を設定するためのGUI部品はいずれの操作画面CPA、CPBにも含まれる。たとえば、図7の(a)の示すMFP−Aの操作画面CPAは5つのボタンBTG、“オートカラー”、“フルカラー”、“ブラック”、“2色カラー”、“単色カラー”を含む。これらBTGはカラー/モノクロモード間での選択肢を表し、ユーザーの指が触れたボタンに対応する動作モードが選択される。一方、図7の(b)の示すMFP−Bの操作画面CPBは単一のボタンBTS、“オートカラー”を含む。このボタンBTSにユーザーの指が触れると、図7の(b)には示されていないが、カラー/モノクロモード間での選択肢を表すメニューが操作画面CPBにポップアップ表示される。一般に、各選択肢の名称は異なるが、対応する動作モードにおいて発現する機能は共通し、または同等である。図4の示すコマンド変換表では、図7の(a)の示す5つのボタンBTGの座標と、図7の(b)の示す単一のボタンBTSの座標とが互いに対応付けられている。したがって、携帯端末100のコマンド生成部110は、MFP−Aの操作画面の含む5つのボタンBTGの座標、たとえばボタン“オートカラー”の座標を、MFP−Bの操作画面の含む単一のボタンBTSの座標に正しく変換することができる。
図4の(b)の示すMFP−Bに対するコマンドの一覧表では、機能名“両面”と“4in1”とに対応する項目が空欄である。したがって、MFP200は両面印刷と4対1のページ割り付けとを含まない。このように、MFP−Aの搭載する機能の中に、MFP−Bの搭載する機能のいずれとも同等でないものが存在することをコマンド変換表が示す場合がある。この場合、コマンド生成部110はMFP−Aの操作画面CPAのうち、これらの機能が割り当てられたGUI部品DS1、DS2、DS3を無効化する。具体的にはたとえば、印刷時に動作モード“単色カラー”が選択される場合、その単色をユーザーに選択させる機能をMFP−Aは搭載しているが、MFP−Bは搭載していない。この場合、コマンド生成部110はMFP−Aの操作画面CPAにおいて、単色の選択機能が割り当てられたボタン“カラー選択”DS1を無効化し、その外観をグレーアウトさせる。これにより、そのボタンDS1が無効化されていることをユーザーは一目でわかる。
コマンド変換表が規定する操作画面CPA、CPB間での座標の対応は、現に表示されているタブ/ウィンドウ内の座標のみを対象とするものではない。その対象には、メニューバー等のGUI部品に生じたイベントに応じてそのGUI部品の前に現れる、ポップメニュー、ダイアログ等のウィンドウ内の座標も含まれる。また、スクロールバーを利用して、実際に表示されたウィンドウの範囲よりも広く設定された仮想的な範囲の中の座標も含まれる。
図8の(a)は、標準機種MFP−Aの操作画面CPAに対するユーザー操作に応じてその画面CPAから切り換わった設定画面CA2を示す模式図である。操作画面CPAの含むボタン“仕上り”BT1にユーザーの指がタッチした場合、そのボタンBT1の表示領域におけるタッチパネル21の電位変化から操作部30は、ジェスチャーの種類がタッチであることとそのタッチの座標とをコマンド生成部110へ通知する。この通知に応じてコマンド生成部110はまず、そのタッチをボタンBT1に対するクリックイベントとして識別する。コマンド生成部110は次に、通知されたタッチパネル21上の座標を、そのクリックイベントが生じた操作画面CPA内の座標に読み換える。図8の(a)の例ではタッチパネル21と操作画面CPAとの間で座標値が共通であるが、操作画面CPA内の座標には、現に表示されているウィンドウCPAの識別子が添付される。コマンド生成部110は続いて、MFP−Aの操作画面プログラムに従い、操作画面CPA内の座標におけるクリックイベントに対する処理として、操作画面CPAから設定画面CA2への切り換えをMFP−Aに対して指示するためのコマンドを生成する。この設定画面CA2は、印刷ジョブの仕上げ、すなわち印刷処理を受けたシートに対する後処理を規定するパラメーターの設定画面である。このパラメーターにはたとえば、ソートの種類(部ごと、またはページごと)、仕分け、折り、綴じ、穴開けの要否、ステープルとパンチとの位置が含まれる。生成されたコマンドに応じてMFP−Aの操作画面プログラムはコマンド生成部110に、操作画面CPAを設定画面CA2へ実際に切り換えさせる。このとき、設定画面CA2の画像データがRAM12に保存されていなければ、その画像データをコマンド生成部110はクラウドサーバー300からダウンロードする。その後、設定画面CA2の含むボタンにユーザーの指がタッチしたことを操作部30から通知された場合、この通知に応じてコマンド生成部110は、そのタッチをボタンに対するクリックイベントとして識別し、そのクリックイベントが生じた設定画面CA2内の座標を特定する。この座標には設定画面CA2の識別子が添付される。コマンド生成部110は更に、MFP−Aの操作画面プログラムに従い、設定画面CA2内の座標におけるクリックイベントに対する処理として、その座標に対応するパラメーターの値をMFP−Aに対して指定するためのコマンドを生成する。
図8の(b)は、図8の(a)が示すMFP−Aの操作画面CPAに対するユーザー操作に応じてMFP200が変化させた別機種MFP−Bの操作画面CPB、CB2を示す模式図である。携帯端末100では上記のとおり、このユーザー操作に応じてコマンド生成部110がMFP−Aに対するコマンドとして、まず、MFP−Aの操作画面CPAから後処理の設定画面CA2への切り換えを指示するためのコマンドを生成する。このコマンドをコマンド生成部110は、遠隔操作アプリに従い、MFP−Bに対するコマンドに変換する。変換後のコマンドは、図8の(b)が示すように、MFP−Bの操作画面CPBが含むボタン“仕上り”BT2に生じたクリックイベントに対する処理としてメニューCB2のポップアップ表示をMFP−Bに対して指示するためのコマンドである。このメニューCB2は複数のコンボボックスの配列を含む。各コンボボックスには、後処理を規定するパラメーターの名称が記載されている。このパラメーターにはたとえば、ソートの種類、仕分け、折り、綴じ、穴開けの要否が含まれる。各パラメーターの値の選択肢、たとえばソートの種類については“部ごと”と“ページごと”との2つはドロップダウンリストで表示される。変換後のコマンドはコマンド生成部110からMFP200のリモートパネルサーバー570へ送信される。このコマンドに応じてリモートパネルサーバー570は、操作パネル551に表示された操作画面CPBの中にメニューCB2をポップアップ表示する。その後、携帯端末100ではコマンド生成部110が、設定画面CA2内の座標におけるクリックイベントに対する処理として、その座標に対応するパラメーターの値をMFP−Aに対して指定するためのコマンドを生成する。このコマンドをコマンド生成部110は、遠隔操作アプリに従い、MFP−Bに対するコマンドに変換する。変換後のコマンドは、メニューCB2の含むパラメーターの1つに対する設定値をMFP−Bに指定するためのコマンドである。このコマンドは特に、その設定値が表示されるメニューCB2内の座標を含む。この座標は、スクロールバーを用いることで初めて画面上に現れる仮想的な範囲内の座標を含む。この座標はメニューCB2の識別子と合わせて、コマンド変換表により、携帯端末100に表示された設定画面CA2の識別子とその中の座標とに対応する。設定画面CA2内のこの座標には、メニューCB2の含むパラメーターの1つに対する設定値と同等な設定値が表示されている。したがって、コマンド変換表に基づく設定画面CA2とメニューCB2との間での座標変換により、携帯端末100がユーザーから受け付けた設定値と同等な設定値がMFP200に対して正しく指定される。
図8の(a)が示す操作画面CPAから設定画面CA2への切り換わり等、標準機種MFP−Aの操作画面におけるグラフィックスの変化に合わせてMFP200のリモートパネルサーバー570は、図8の(b)が示すメニューCB2のポップアップ表示等、自機種MFP−Bの操作画面CPBのグラフィックスを変化させる。したがって、ユーザーは携帯端末100に表示されたMFP−Aの操作画面を扱いながら、MFP200に表示されたMFP−Bの操作画面の変化を目で確認することもできる。ユーザーは特に、タッチ等のジェスチャーに応じて、外観が変化するボタンの位置、表示が切り換わるタブ/ウィンドウの種類等、両操作画面間でのグラフィックス表現の違いを対比する。これによりユーザーは、MFP−Aの操作画面の扱い方からMFP−Bの操作画面の扱い方を学ぶことも可能である。
[遠隔操作に伴うデータ交換]
図9は、携帯端末100によるMFP200の遠隔操作時にシステム内の装置100、200、300間で行われるデータ交換を示すシーケンス図である。
携帯端末100が遠隔操作アプリを実行するとコマンド生成部110が起動し、MFP200のIPアドレスの入力をユーザーから受け付ける。そのIPアドレスIPAがタッチパネル21から入力され、または、撮像部22の撮影した2次元バーコードから解読されると、コマンド生成部110はそのIPアドレス宛のSNMPメッセージMSGを通信部40にLAN402へ配信させる。このメッセージMSGに応じてMFP200は、自機のMIBファイルMBFを携帯端末100へ返信する。このファイルMBFをコマンド生成部110は通信部40にクラウドサーバー300へ転送させる。このファイルMBFからクラウドサーバー300はMFP200の機種を識別し、その機種に対応するコマンド変換表を検索する。この変換表CVTは標準機種の操作画面プログラムRCAと共に、クラウドサーバー300から携帯端末100へダウンロードされる。
このコマンド変換表CVTからコマンド生成部110はMFP200に対する接続プロトコルを特定し、このプロトコルに従ってMFP200との接続CNTを通信部40に確立させる。その後、コマンド生成部110はHTTPに従い、MFP200のリモートパネルサーバー570にMFP200の操作画面プログラムRCBを提供させる。これにより、リモートパネルサーバー570は携帯端末100をMFP200の遠隔操作元(「リモートパネルクライアント」という。)として認識する。一方、コマンド生成部110はMFP200の操作画面プログラムRCBに代えて標準機種の操作画面プログラムRCAを実行する。これにより、標準機種の操作画面が携帯端末100のLCD101に表示される。
その後、標準機種の操作画面に対するユーザーのジェスチャーGSTをタッチパネル21が検知する度に、コマンド生成部110は、まず標準機種の操作画面プログラムRCAに従って標準機種に対するコマンドを生成し、次に遠隔操作アプリに従ってこのコマンドを、コマンド変換表に基づいてMFP200に対するコマンドに変換する。さらに、コマンド生成部110は変換後のコマンドCMDを通信部40にMFP200へ送信させる。このコマンドに応じてMFP200のリモートパネルサーバー570は、このコマンドからイベントの種類と操作画面内の座標とを読み出し、それらの組み合わせから自機の機能を特定する。この特定に応じてMFP200の主制御部560は、特定された機能が実現するように他の要素550、210、220、230を制御する。
コマンドからの機能の特定に成功した場合、その成功を表す返信RPLをリモートパネルサーバー570は携帯端末100へ送る。この返信RPLには、必要に応じ、操作画面の表示変更に関するコマンドが組み込まれる。このコマンドが、図8の(b)の示すメニューCB2の消去または最初の操作画面CPBの再表示等、携帯端末100がすでにダウンロード済みの画像データで処理可能なものである場合、返信RPLのみが携帯端末100へ送られる。そのコマンドが、図8の(a)が示す操作画面CPAから別画面CA2への切り換えのように操作画面全体の切り換えを含むものである場合、切り換え後の操作画面を表す新たなウェブページデータRCBが返信RPLに添付される。
返信RPLに応じて携帯端末100のコマンド生成部110は操作画面を変更する。たとえば、その返信RPLが、図8の(b)の示すメニューCB2の消去コマンドを含む場合、コマンド生成部110はそのコマンドを、コマンド変換表に基づき、図8の(a)の示す設定画面CA2から元の操作画面CPAへの切り換えをMFP−Aに対して指示するためのコマンドと解釈し、その切り換えを実行する。一方、その返信RPLが、添付の新たなウェブページRCBを対象とする読み込みコマンドを含む場合、コマンド生成部110はそのコマンドを、コマンド変換表に基づき、新たなウェブページに対応するタブ/ウィンドウへの切り換えをMFP−Aに対して指示するためのコマンドと解釈し、その切り換えを実行する。このとき、必要に応じて、そのタブ/ウィンドウの画像データのダウンロード要求RQSをコマンド生成部110はクラウドサーバー300へ送信する。それに応じてクラウドサーバー300のウェブサーバー352はその画像データRCAを携帯端末100にダウンロードさせる。
[遠隔操作処理の流れ]
図10は携帯端末100によるMFP200の遠隔操作処理のフローチャートである。この処理は、携帯端末100がユーザー操作に応じて遠隔操作アプリを実行することにより開始する。
ステップS101では、コマンド生成部110が起動し、操作対象であるMFP200のIPアドレスを取得する。すなわち、コマンド生成部110はそのIPアドレスの入力を画面表示でユーザーに促し、タッチパネル21を用いた文字入力、または撮像部22の撮影した2次元バーコードからそのIPアドレスを読み取る。その後、処理はステップS102へ進む。
ステップS102では、コマンド生成部110は、ステップS101で取得したIPアドレス宛のSNMPメッセージを通信部40にLAN402へ配信させる。このメッセージに応じてMFP200から返信されるMIBファイルをコマンド生成部110は取得する。その後、処理はステップS103へ進む。
ステップS103では、コマンド生成部110は、ステップS102で取得したMIBファイルを通信部40にクラウドサーバー300へ転送させる。このMIBファイルからクラウドサーバー300が検索したMFP200の機種MFP−Bと標準機種MFP−Aとの間でのコマンド変換表をコマンド生成部110は、標準機種MFP−Aの操作画面プログラムと共に、クラウドサーバー300からダウンロードする。その後、処理はステップS104へ進む。
ステップS104では、コマンド生成部110はまず、ステップS103でダウンロードしたコマンド変換表からMFP−Bに対する接続プロトコルを特定し、このプロトコルに従ってMFP200との接続を通信部40に確立させる。コマンド生成部110は次にHTTPに従い、MFP200のリモートパネルサーバー570にMFP−Bの操作画面プログラムを提供させる。その後、処理はステップS105へ進む。
ステップS105では、コマンド生成部110は、ステップS103で提供を受けたMFP−Bの操作画面プログラムに代えて、ステップS103でダウンロードした標準機種MFP−Aの操作画面プログラムを実行する。これにより、MFP−Aの操作画面が携帯端末100のLCD101に表示される。その後、処理はステップS106へ進む。
ステップS106では、MFP−Aの操作画面に対するユーザーのジェスチャーをタッチパネル21が検知したか否かをコマンド生成部110は確認する。検知していれば処理はステップS107へ進み、検知していなければ処理はステップS106を繰り返す。
ステップS107では、MFP−Aの操作画面に対するユーザーのジェスチャーをタッチパネル21が検知している。コマンド生成部110はまず、このジェスチャーの種類に対応するイベントの種類を識別し、このジェスチャーが検知されたMFP−Aの操作画面内の座標を特定する。コマンド生成部110は次にMFP−Aの操作画面プログラムに従い、識別したイベントの種類とその座標とをパラメーターとして含むMFP−Aに対するコマンドを生成する。その後、処理はステップS108へ進む。
ステップS108では、コマンド生成部110は遠隔操作アプリに従い、まず、ステップS107で生成したMFP−Aに対するコマンドを、コマンド変換表に基づいてMFP−Bに対するコマンドに変換する。コマンド生成部110は次に、このコマンドを通信部40にMFP200へ送信させる。その後、処理はステップS109へ進む。
ステップS109では、ステップS107で生成したMFP−Aに対するコマンドが遠隔操作の終了コマンドであるか否かをコマンド生成部110は確認する。終了コマンドであれば処理はステップS110へ進み、なければ処理はステップS111へ進む。
ステップS110では、ステップS107で生成されたMFP−Aに対するコマンドが遠隔操作の終了コマンドである。したがって、コマンド生成部110はMFP−Aの操作画面プログラムを終了させて、通信部40にMFP200との接続を切断させる。この場合、ステップS108でMFP200へ送信されたコマンドは、遠隔操作の終了をMFP−Bに対して指示するためのコマンドに変換されている。このコマンドに応じてMFP200のリモートパネルサーバー570は、携帯端末100から遠隔操作を受け付ける処理を終える。その後、処理は終了する。
ステップS111では、ステップS107で生成されたMFP−Aに対するコマンドが遠隔操作の終了コマンドではない。コマンド生成部110は、そのコマンドの表す処理が操作画面の表示変更を含むか否かを確認する。操作画面の表示変更を含む場合、コマンド生成部110はMFP−Aの操作画面プログラムに従い、その表示変更を実行する。このときに必要な画像データがRAM12に保存されていなければ、その画像データをコマンド生成部110はクラウドサーバー300からダウンロードする。その後、処理はステップS112へ進む。
ステップS112では、ステップS108でMFP200へ送信したコマンドに対する返信がMFP200から届くのをコマンド生成部110は待つ。その返信が届けば、その返信が、操作画面の表示変更をMFP−Bに対して指示するためのコマンドを含むか否かをコマンド生成部110は確認する。返信がそのコマンドを含む場合、コマンド生成部110はそのコマンドを、コマンド変換表に基づき、MFP−Aに対するコマンドに変換する。変換前のコマンドがMFP−Bに対して指示する操作画面の表示変更が、図8が示すように、MFP−Aの操作画面の表示変更に対応している場合、コマンド生成部110はMFP−Aの操作画面のこの表示変更を実行する。このとき、その表示変更に新たな画像データが必要である場合、その画像データをコマンド生成部110はクラウドサーバー300からダウンロードする。その後、処理はステップS106から繰り返す。
[実施形態の利点]
本発明の実施形態による携帯端末100は、MFP200の遠隔操作に供される際、MFP200の機種とは異なる標準機種の操作画面プログラムを実行して標準機種の操作画面を表示する。この操作画面に対するユーザーのジェスチャーに応じて携帯端末100はコマンドを生成し、そのコマンドをMFP200へ送信する。そのコマンドはパラメーターとして、標準機種の操作画面においてジェスチャーが検知された座標に対応するMFP200の操作画面内の座標を含む。この座標に割り当てられたMFP200の機能は、コマンド変換表により、ジェスチャーが検知された座標に割り当てられた標準機種の機能と共通し、または同等である。したがって、そのコマンドに応じてMFP200は、携帯端末100が受け付けたジェスチャーの表す機能を正しく実現させることができる。こうして携帯端末100はMFP200の遠隔操作に標準機種の操作画面を利用可能にする。これにより携帯端末100は、MFP200の操作画面には不慣れなユーザーにも、MFP200の操作を容易に理解されるように支援することができる。
また、MFP200と標準機種との間における操作画面内の座標の対応により、図8が示すように、携帯端末100が表示した標準機種の操作画面CPAにおけるグラフィックスの変化に合わせて、MFP200は自機の操作画面CPBのグラフィックスを変化させる。したがって、ユーザーは、携帯端末100に表示された標準機種の操作画面CPAを扱いながら、MFP200に表示されたその操作画面CPBの変化を目で確認することもできる。これによりユーザーは、標準機種の操作画面の扱い方からMFP200の操作画面の扱い方を学ぶことも可能である。
[変形例]
(A)図1の示すシステムでは、操作対象の画像形成装置が電子写真方式のMFP200である。本発明の実施形態による画像形成装置はその他にインクジェット方式の複合機であってもよく、レーザープリンター、インクジェットプリンター、ファクシミリ、またはコピー機等、いずれの単機能機であってもよい。
(B)図1の示すシステムでは、MFP200が外部の電子機器に提供する遠隔操作機能が無線LANを利用する。その他に、この遠隔操作機能がBluetooth(登録商標)等のNFCを利用してもよい。この場合、遠隔操作アプリは携帯端末100に、MFP200との間の通信をNFCで実行させればよい。
(C)図7の(a)が示す標準機種の操作画面CPAは、標準機種の実機に表示されるものと同じデザインである。その他に、携帯端末100のタッチパネル21とMFP200のタッチパネル240との間でのサイズまたは解像度の違いに応じて、操作画面に表示されるフォントの字体とサイズ、ボタン等のGUI部品の形態、およびそれらのレイアウトが変更されていてもよい。変更後の操作画面がユーザーにとって使いやすいものでありさえすれば、携帯端末100はユーザーに、MFP200の操作を容易に理解されるように支援することができる。
(D)図4では、標準機種の機能の中に、MFP200の機能のいずれとも同等でないものが存在する。したがって、図7が示すように、コマンド生成部110は標準機種の操作画面CPAのうち、これらの機能が割り当てられたGUI部品DS1、DS2、DS3を無効化し、それらの外観をグレーアウトさせる。逆に、MFP200の機能の中に、標準機種の機能のいずれとも同等でないものが存在する場合、その旨を示すメッセージをコマンド生成部110は標準機種の操作画面の中にダイアログ等で表示してもよい。さらに、これらの機能の遠隔操作については、遠隔操作アプリは携帯端末100に、標準機種の操作画面プログラムに代えてMFP200の操作画面プログラムを実行させて、MFP200本来の遠隔操作機能を携帯端末100に利用させてもよい。
(E)MFP200は自機の遠隔操作機能をリモートパネル方式で、携帯端末100等、LAN402上の他の電子機器に提供する。この場合、MFP200の操作画面プログラムは、HTMLとJAVAスクリプト(登録商標)とを用いてウェブページデータとして記述され、提供先の電子機器が備えたウェブブラウザーで実行され、そのプログラムに添付された画像データからMFP200の操作画面がその電子機器のディスプレイに表示される。この操作画面に対するユーザーのジェスチャーに応じてその電子機器からMFP200へ送信されるコマンドは、そのジェスチャーに対応するイベントの種類とその操作画面内の座標とをパラメーターとして含む。
これに合わせて、遠隔操作アプリが携帯端末100に実行させる標準機種の操作画面プログラムも、リモートパネル方式に準拠したウェブページデータとして記述される。この場合、標準機種の操作画面に対するユーザーのジェスチャーに応じて生成されるコマンドはパラメーターとして、そのジェスチャーに対応するイベントの種類とその操作画面内の座標とを含む。この座標はコマンド変換表により、MFP200の操作画面内の座標に対応付けられている。この対応は、各座標に割り当てられたMFPの機能が共通し、または同等であることを保証する。
しかし、画像形成装置の遠隔操作機能はリモートパネル方式には限られず、操作画面プログラムはウェブページデータ以外の形式でも記述されていてもよい。この場合、遠隔操作アプリは、操作対象の操作画面プログラムと同じ言語、同じデータ形式で記述されていればよい。それらがどのようなものであれ、操作画面プログラムが操作画面に対するユーザー操作に応じて生成するコマンドは、そのユーザー操作が検知された座標に割り当てられた操作対象の機能を表すパラメーターを含む。したがって、遠隔操作アプリは携帯端末に標準機種に対するコマンドを、そのパラメーターが表す標準機種の機能と同等な操作対象の機能を表す操作対象に対するコマンドへ変換させればよい。
(F)図1の示すシステムでは、クラウドサーバー300が携帯端末100に、操作対象の画像形成装置の機種識別機能、操作対象の機種と標準機種との操作画面プログラム、および両機種間でのコマンド変換表を提供する。データベース320の容量は携帯端末100の記憶容量よりも大きいので、MFP200に限らず多様な機種の操作画面プログラムとそれらの機種に対するコマンド変換表とを格納可能である。したがって、このシステムは、操作対象がどのような機種であっても、その機種に対応する操作画面プログラムとコマンド変換表とがデータベース320の中に存在する限り、その遠隔操作を標準機種の操作画面で実行可能である。
その他に、操作対象がMFP200の機種に限られる等、操作対象の機種に対応する操作画面プログラムとコマンド変換表とのデータ総量が比較的少ない場合、データベース320がクラウドサーバー300に代えて携帯端末100に構築されてもよい。この場合、MFP200の遠隔操作の際、携帯端末100はクラウドサーバー300にアクセスする必要はない。
(G)コマンド生成部110はMFP200の遠隔操作を開始する前に、MFPB200の機種に対応するコマンド変換表をクラウドサーバー300からダウンロードする。これにより、MFP200の遠隔操作中、コマンドの変換処理をコマンド生成部110はスタンドアローンで行う。コマンド生成部110はその他に、コマンド変換表を一切、クラウドサーバー300からダウンロードしなくてもよい。この場合、コマンド生成部110はたとえば、MFP200の遠隔操作前には、MFP200に対する接続プロトコルの種類のみをクラウドサーバー300から取得してもよい。これにより、通信部40とMFP200との接続は確立可能である。遠隔操作中、コマンド生成部110は、標準機種の操作画面プログラムに従って標準機種に対するコマンドを生成する度に、そのコマンドからMFP200に対するコマンドへの変換処理をクラウドサーバー300に依頼すればよい。
(H)図7では携帯端末100がLCD101に標準機種の操作画面CPAのみを表示する。その他に、携帯端末が1つのディスプレイに標準機種の操作画面と操作対象の操作画面とを同時に表示してもよい。
図11は、携帯端末100がタッチパネル21に同時に表示する標準機種MFP−Aの操作画面CPAと、MFP200の機種MFP−Bの操作画面CPBとを示す模式図である。MFP200の遠隔操作の際に携帯端末100は、図9が示すように、MFP200からMFP−Bの操作画面プログラムRCBをダウンロードしているので、MFP−AとMFP−Bとの両方の操作画面を表す画像データを取得済みである。コマンド生成部110はMFP−AとMFP−Bとの両方の操作画面プログラムを実行する。コマンド生成部110は更に表示部20に、図11の示すように、LCD101の上半分にMFP−Bの操作画面CPBを表示させ、下半分にMFP−Aの操作画面CPAを表示させる。タッチパネル21は、いずれの操作画面に対するユーザーのジェスチャーも検知可能である。この場合、コマンド生成部110は表示部20に、両操作画面CPA、CPBの間で対応するボタン等のGUI部品を強調表示させ、タブ/ウィンドウの切り換えを同期させる。
図11の例では、MFP−Aの操作画面CPAの含むボタン“2in1”BT3にユーザーの指がタッチした場合、このタッチをコマンド生成部110はボタンBT3に対するクリックイベントとして識別し、このクリックイベントに対する処理をMFP−Aに対して指示するためのコマンドを生成する。このコマンドは特にMFP−Aの操作画面CPAにおけるボタンBT3の座標を含む。このコマンドに応じてMFP−Aの操作画面プログラムはコマンド生成部110に、ボタンBT3の選択状態への遷移が強調されるように、その色、明るさ、または形を変更させる。
この処理と並行し、コマンド生成部110は、生成したMFP−Aに対するコマンドを遠隔操作アプリに従い、MFP−Bに対するコマンドに変換する。変換後のコマンドは、MFP−Bの操作画面CPBが含むボタン“2 in 1”BT4に生じたクリックイベントに対する処理をMFP−Bに対して指示するためのコマンドである。このコマンドは特に、MFP−Bの操作画面CPBにおけるボタンBT4の座標を含む。変換後のコマンドに応じてMFP−Bの操作画面プログラムはコマンド生成部110に、ボタンBT4の選択状態への遷移が強調されるように、その色、明るさ、または形を変更させる。
MFP−Aの操作画面CPAで検知されたユーザーのジェスチャーの表す処理が、図8が示すように、MFP−AとMFP−Bとのいずれの操作画面CPA、CPBにおいてもグラフィックスの変化を伴う場合がある。この場合、遠隔操作アプリはコマンド生成部110に、両方の操作画面CPA、CPBの間でグラフィックスの変化を同期させる。図8の例ではコマンド生成部110は、MFP−Aの操作画面CPAが設定画面CA2へ切り換わるタイミングと、MFP−Bの操作画面CPBにメニューCB2がポップアップ表示で出現するタイミングとを一致させる。
このように、両操作画面CPA、CPBの間では、対応するボタン等のGUI部品が強調表示され、タブ/ウィンドウの切り換えが同期する。したがって、ユーザーがMFP−Aの操作画面CPAに対してジェスチャーを行う度に、そのジェスチャーに対応するMFP−Bの操作画面の変化がユーザーの目に映る。これによりユーザーは、MFP−Aの操作画面の扱い方からMFP−Bの操作画面の扱い方を学ぶことができる。
標準機種の機能の中に、MFP200の機能のいずれとも同等でないものが存在する場合、またはその逆に、MFP200の機能の中に、標準機種の機能のいずれとも同等でないものが存在する場合、コマンド生成部110は、操作画面CPA、CPBのうち、これらの機能が割り当てられたGUI部品を無効化し、それらの外観をグレーアウトさせてもよい。これにより、これらのGUI部品が無効化されていることをユーザーに一目で理解させることができる。
本発明は、携帯端末による画像形成装置の遠隔操作に関し、上記のとおり、携帯端末に操作対象の操作画面に代えて標準機種の操作画面を表示させ、その操作画面に対するユーザー操作に応じて生成される標準機種に対するコマンドを操作対象に対するコマンドへ変換させる。このように、本発明は明らかに産業上利用可能である。
100 携帯端末
101 LCD
110 コマンド生成部
131 遠隔操作アプリ
132 コマンド変換表
133 標準機種の操作画面プログラム
200 画像形成装置
240 タッチパネル
570 リモートパネルサーバー
300 クラウドサーバー
320 データベース
321 コマンド変換表
322 標準機種の操作画面プログラム
351 機種識別部
352 ウェブサーバー
CPA 標準機種MFP−Aの操作画面
CA2 後処理の設定画面
CPB 操作対象MFP−Bの操作画面
CB2 ポップアップメニュー

Claims (11)

  1. 画像形成装置の遠隔操作に供される携帯端末であり、
    操作対象の画像形成装置と通信する通信部と、
    グラフィックユーザーインタフェース(GUI)画面を表示する表示部と、
    前記表示部の画面上に配置されたタッチパネルを含み、前記タッチパネルを通して、前記表示部が表示しているGUI画面に対するユーザー操作を検知する操作部と、
    前記操作対象の機種とは異なる標準機種の操作画面プログラムに従い、前記標準機種の操作画面を前記表示部に表示させると共に、当該操作画面に対するユーザー操作を前記操作部に検知させ、当該ユーザー操作に応じてコマンドを生成し、当該コマンドを前記通信部に前記操作対象へ送信させるコマンド生成部と、
    を備え、
    前記コマンドはパラメーターとして、前記標準機種の操作画面においてユーザー操作が検知された座標に対応する前記操作対象の操作画面内の座標を含む
    ことを特徴とする携帯端末。
  2. 前記コマンド生成部は、前記コマンドに組み込むべき操作画面内の座標を、前記操作対象と前記標準機種との間におけるコマンドの変換表に基づいて決定し、
    前記変換表は、前記操作対象と前記標準機種との間で、各画像形成装置の同等な機能が割り当てられた操作画面内の座標の対応関係を規定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記変換表は、前記操作対象と前記標準機種との間におけるコマンドの送信プロトコルの違いを更に規定することを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。
  4. 前記通信部は外部サーバーと通信可能であり、
    前記コマンド生成部は前記通信部に前記変換表を前記外部サーバーから取得させる
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の携帯端末。
  5. 前記コマンド生成部は、前記操作対象からの操作画面の受信と前記操作対象へのコマンドの送信とをリモートパネル形式で行うことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の携帯端末。
  6. 前記コマンド生成部は前記表示部に、前記標準機種の操作画面の含むGUI部品のうち、前記操作対象の操作画面の含むGUI部品のいずれにも対応しないものを無効化することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の携帯端末。
  7. 前記コマンド生成部は前記表示部に、前記操作対象の操作画面と前記標準機種の操作画面との両方を同時に表示させることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載の携帯端末。
  8. 前記コマンド生成部は前記表示部に、前記操作対象の操作画面と前記標準機種の操作画面との間で対応するGUI部品を強調表示させることを特徴とする請求項7に記載の携帯端末。
  9. 前記コマンド生成部は前記表示部に、前記操作対象の操作画面と前記標準機種の操作画面との間でタブまたはウィンドウの切り換えを同期させることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の携帯端末。
  10. 画像形成装置の遠隔操作を実現するシステムであり、
    請求項1から請求項9までのいずれかに記載の携帯端末と、
    前記通信部と通信可能に接続され、前記標準機種の操作画面内の座標と前記操作対象の操作画面内の座標との間の対応関係を規定する情報を前記コマンド生成部へ提供する外部サーバーと、
    を備えたシステム。
  11. 画像形成装置の遠隔操作に供される携帯端末に、
    操作対象の機種とは異なる標準機種の操作画面を表示するステップと、
    タッチパネルを通して前記操作画面に対するユーザー操作を検知するステップと、
    検知されたユーザー操作に応じてコマンドを生成するステップと、
    前記コマンドを前記操作対象へ送信するステップと、
    を実行させるためのプログラムであり、
    前記コマンドはパラメーターとして、前記標準機種の操作画面において検知されたユーザー操作の座標に対応する前記操作対象の操作画面内の座標を含む
    ことを特徴とするプログラム。
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