JP2009042991A - 画像処理装置、及び画像処理装置の管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】多数のユーザ間で共用され、ユーザごとの画像処理装置の利用を管理するためにユーザ登録を必要とする場合に、そのユーザ登録に関する管理者の作業負担を軽減することができるようにする。
【解決手段】ユーザ登録部16において、ユーザから個人情報を取得して、そのユーザが未登録の場合に仮登録ユーザとしてユーザ管理部15に新規登録し、管理者による登録指示を受けた場合には、仮登録ユーザを正規登録ユーザに変更するようにユーザ管理部の登録内容を更新する。またユーザから個人情報を取得して、その個人情報が所定の正規登録条件を満足する場合には、正規登録ユーザとしてユーザ管理部に登録し、個人情報が正規登録条件を満足しない場合には、仮登録ユーザとしてユーザ管理部に登録するものとする。
【選択図】図1
【解決手段】ユーザ登録部16において、ユーザから個人情報を取得して、そのユーザが未登録の場合に仮登録ユーザとしてユーザ管理部15に新規登録し、管理者による登録指示を受けた場合には、仮登録ユーザを正規登録ユーザに変更するようにユーザ管理部の登録内容を更新する。またユーザから個人情報を取得して、その個人情報が所定の正規登録条件を満足する場合には、正規登録ユーザとしてユーザ管理部に登録し、個人情報が正規登録条件を満足しない場合には、仮登録ユーザとしてユーザ管理部に登録するものとする。
【選択図】図1
Description
本発明は、多数のユーザ間で共用され、ユーザごとの画像処理装置の利用を管理するためにユーザ登録を必要とする画像処理装置、及び画像処理装置の管理システムに関するものである。
近年、画像処理装置(例えば、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ、複合機など)を複数のユーザ間で共用する場合に、画像処理装置を効率良く使用すると共に運用コストを削減する目的で、ユーザごとの画像処理装置の利用状況を管理し、必要に応じてユーザごとに利用可能な機能や面数を制限する管理システムが導入されている。
この種の管理システムでは、管理を実効のあるものにするために、画像処理装置を利用するユーザを正確に識別する必要があり、従来、パスワードなどによるユーザ認証を行い、このユーザ認証が成功した場合に画像処理装置の利用を許可するようにした技術が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、このような管理システムでは、ユーザごとのパスワードや使用を許可する機能などに関する管理情報の登録作業を事前に管理者が行わなければならず、ユーザが多数に及ぶ場合やユーザの異動が頻繁に行われる場合には、登録に係る管理者の作業負担が重く、また管理者による登録作業が行われるまで、ユーザが画像処理装置を使用することができないという不都合がある。
そこで、このような不都合を解消するため、例えば、ネットワークを介して接続された他の画像処理装置からユーザ管理情報を取得して、そのユーザ管理情報に基づいてユーザ管理を行う技術が知られている(特許文献2参照)。また、未登録のユーザでユーザ認証が不成功となった場合に、利用可能な機能を制限した状態で利用を許可するようにした技術が知られている(特許文献3参照)。また、ユーザ認証を経ることなく装置を利用することができる利用形態(パブリックユーザ)を設定して、最低限の機能の利用を許可するようにした技術が知られている(特許文献4参照)。
特開平11−95630号公報(第6図、第9図)
特開2000−98819号公報(第10図)
特開2005−345860号公報(第3図〜第6図)
特開2007−97024号公報(第5図〜第7図)
しかしながら、前記の特許文献2に開示の技術では、他の画像処理装置に未登録のユーザについては管理者が手作業でユーザ登録を行わなければならないため、依然として相応の作業負担を管理者に強いるという問題がある。また、前記の特許文献3及び特許文献4の技術では、ユーザ登録を行わずに暫定的に画像処理装置を利用することができるものの、画像処理装置の機能を十分に利用するには正式なユーザ登録を行わなければならないため、管理者の作業負担を十分に軽減することができないという問題がある。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、ユーザ登録に関する管理者の作業負担を軽減することができるように構成された画像処理装置、及び画像処理装置の管理システムを提供することにある。
本発明の画像処理装置は、ユーザごとの個人情報及び仮登録ユーザ及び正規登録ユーザの別を示すユーザ種別に関する情報を記憶するユーザ管理手段と、自装置を利用しようとするユーザのユーザ種別に応じた利用制限条件に基づいて当該ユーザに自装置の利用を許可する制御手段と、ユーザから個人情報を取得して、そのユーザが未登録の場合に仮登録ユーザとして前記ユーザ管理手段に新規登録させ、管理者による登録指示を受けた場合には、仮登録ユーザを正規登録ユーザに変更するように前記ユーザ管理手段の登録内容を更新させるユーザ登録手段とを有する構成とする。
また、本発明の画像処理装置は、ユーザごとの個人情報及び仮登録ユーザ及び正規登録ユーザの別を示すユーザ種別に関する情報を記憶するユーザ管理手段と、自装置を利用しようとするユーザのユーザ種別に応じた利用制限条件に基づいて当該ユーザに自装置の利用を許可する制御手段と、ユーザから個人情報を取得して、その個人情報が所定の正規登録条件を満足する場合には、正規登録ユーザとして前記ユーザ管理手段に登録させ、前記個人情報が正規登録条件を満足しない場合には、仮登録ユーザとして前記ユーザ管理手段に登録させるユーザ登録手段とを有する構成とする。
本発明の画像処理装置の管理システムは、画像処理装置とユーザごとの情報処理装置とがネットワークを介して相互に接続され、ユーザごとの個人情報及び仮登録ユーザ及び正規登録ユーザの別を示すユーザ種別に関する情報を記憶するユーザ管理手段と、前記画像処理装置を利用しようとするユーザのユーザ種別に応じた利用制限条件に基づいて当該ユーザに前記画像処理装置の利用を許可する制御手段と、ユーザから個人情報を取得して、そのユーザが未登録の場合に仮登録ユーザとして前記ユーザ管理手段に新規登録させ、管理者による登録指示を受けた場合には、仮登録ユーザを正規登録ユーザに変更するように前記ユーザ管理手段の登録内容を更新させるユーザ登録手段とを有する構成とする。
また、本発明の画像処理装置の管理システムは、画像処理装置とユーザごとの情報処理装置とがネットワークを介して相互に接続され、ユーザごとの個人情報及び仮登録ユーザ及び正規登録ユーザの別を示すユーザ種別に関する情報を記憶するユーザ管理手段と、前記画像処理装置を利用しようとするユーザのユーザ種別に応じた利用制限条件に基づいて当該ユーザに前記画像処理装置の利用を許可する制御手段と、ユーザから個人情報を取得して、その個人情報が所定の正規登録条件を満足する場合には、正規登録ユーザとして前記ユーザ管理手段に登録させ、前記個人情報が正規登録条件を満足しない場合には、仮登録ユーザとして前記ユーザ管理手段に登録させるユーザ登録手段とを有する構成とする。
本発明によれば、管理者によるユーザ登録を経ることなく、仮登録ユーザとして画像処理装置の使用が可能になり、また管理者による登録指示に応じて、あるいは所定の正規登録条件を満足する場合には、正規登録ユーザとして画像処理装置の使用が可能になり、ユーザ登録に関する管理者の作業負担を軽減する上で大きな効果が得られる。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、ユーザごとの個人情報及び仮登録ユーザ及び正規登録ユーザの別を示すユーザ種別に関する情報を記憶するユーザ管理手段と、自装置を利用しようとするユーザのユーザ種別に応じた利用制限条件に基づいて当該ユーザに自装置の利用を許可する制御手段と、ユーザから個人情報を取得して、そのユーザが未登録の場合に仮登録ユーザとして前記ユーザ管理手段に新規登録させ、管理者による登録指示を受けた場合には、仮登録ユーザを正規登録ユーザに変更するように前記ユーザ管理手段の登録内容を更新させるユーザ登録手段とを有する構成とする。
これによると、管理者によるユーザ登録を経ることなく、仮登録ユーザとして画像処理装置の使用が可能になるため、ユーザ登録に関する管理者の作業負担を軽減することができ、また適宜に管理者による登録指示に応じて仮登録ユーザが正規登録ユーザに変更されるため、画像処理装置の機能を十分に利用することができるようになり、ユーザの利便性を低下させずに済む。
前記課題を解決するためになされた第2の発明は、ユーザごとの個人情報及び仮登録ユーザ及び正規登録ユーザの別を示すユーザ種別に関する情報を記憶するユーザ管理手段と、自装置を利用しようとするユーザのユーザ種別に応じた利用制限条件に基づいて当該ユーザに自装置の利用を許可する制御手段と、ユーザから個人情報を取得して、その個人情報が所定の正規登録条件を満足する場合には、正規登録ユーザとして前記ユーザ管理手段に登録させ、前記個人情報が正規登録条件を満足しない場合には、仮登録ユーザとして前記ユーザ管理手段に登録させるユーザ登録手段とを有する構成とする。
これによると、管理者によるユーザ登録を経ることなく、所定の正規登録条件を満足する場合には正規登録ユーザとして画像処理装置の使用が可能になり、正規登録条件を満足しない場合でも仮登録ユーザとして画像処理装置の使用が可能になり、ユーザ登録に関する管理者の作業負担を軽減することができる。
前記課題を解決するためになされた第3の発明は、画像処理装置とユーザごとの情報処理装置とがネットワークを介して相互に接続され、ユーザごとの個人情報及び仮登録ユーザ及び正規登録ユーザの別を示すユーザ種別に関する情報を記憶するユーザ管理手段と、前記画像処理装置を利用しようとするユーザのユーザ種別に応じた利用制限条件に基づいて当該ユーザに前記画像処理装置の利用を許可する制御手段と、ユーザから個人情報を取得して、そのユーザが未登録の場合に仮登録ユーザとして前記ユーザ管理手段に新規登録させ、管理者による登録指示を受けた場合には、仮登録ユーザを正規登録ユーザに変更するように前記ユーザ管理手段の登録内容を更新させるユーザ登録手段とを有する構成とする。
これによると、管理者によるユーザ登録を経ることなく、仮登録ユーザとして画像処理装置の使用が可能になるため、ユーザ登録に関する管理者の作業負担を軽減することができ、また適宜に管理者による登録指示に応じて仮登録ユーザが正規登録ユーザに変更されるため、画像処理装置の機能を十分に利用することができるようになり、ユーザの利便性を低下させずに済む。
前記課題を解決するためになされた第4の発明は、画像処理装置とユーザごとの情報処理装置とがネットワークを介して相互に接続され、ユーザごとの個人情報及び仮登録ユーザ及び正規登録ユーザの別を示すユーザ種別に関する情報を記憶するユーザ管理手段と、前記画像処理装置を利用しようとするユーザのユーザ種別に応じた利用制限条件に基づいて当該ユーザに前記画像処理装置の利用を許可する制御手段と、ユーザから個人情報を取得して、その個人情報が所定の正規登録条件を満足する場合には、正規登録ユーザとして前記ユーザ管理手段に登録させ、前記個人情報が正規登録条件を満足しない場合には、仮登録ユーザとして前記ユーザ管理手段に登録させるユーザ登録手段とを有する構成とする。
これによると、管理者によるユーザ登録を経ることなく、所定の正規登録条件を満足する場合には正規登録ユーザとして画像処理装置の使用が可能になり、正規登録条件を満足しない場合でも仮登録ユーザとして画像処理装置の使用が可能になり、ユーザ登録に関する管理者の作業負担を軽減することができる。
前記の第1〜第4の発明において、仮登録ユーザの利用制限条件は、正規登録ユーザより狭く制限されるように設定される。また、ユーザ登録手段は、ユーザから取得した個人情報が、ユーザ管理のために必要な項目を入力必須項目とした仮登録条件を満足する場合に、仮登録ユーザとして登録する構成とすると良い。
また前記の第3・第4の発明において、ユーザ管理手段やユーザ登録手段は、第1・第2の発明と同様に、画像処理装置に設ければ良いが、この他に、例えば画像処理装置とネットワーク接続された管理サーバ装置に設けることも可能である。
前記課題を解決するためになされた第5の発明は、前記の第3・第4の発明において、前記ユーザ登録手段が、ユーザに前記情報処理装置の入力手段を操作させて個人情報を取得する構成とする。
これによると、操作性に優れた情報処理装置で入力作業を行うことができるため、ユーザの作業負担を軽減することができる。
前記課題を解決するためになされた第6の発明は、前記の第1・第2・第3・第4の発明において、画像処理装置を利用しようとするユーザからユーザ認証情報を取得してユーザ認証を行うユーザ認証手段をさらに有し、前記制御手段が、前記ユーザ認証手段でのユーザ認証が成功した場合にのみ当該ユーザに前記画像処理装置の利用を許可し、前記ユーザ管理手段が、ユーザごとのユーザ認証情報を記憶し、前記ユーザ登録手段が、ユーザ登録時に前記ユーザ認証手段にてユーザからユーザ認証情報を取得して前記管理手段に登録する構成とする。
これによると、画像処理装置が誤ってあるいは不正に使用されることを避けることができる。
前記の第6の発明において、ユーザ認証手段とは、ユーザが携帯するカード(盗み見防止機能を備えた電気的な記憶手段を有するもの)に記憶されたカード情報や、ユーザの生体認証情報(指紋や手の静脈パターンなど)に基づいてユーザ認証を行うものである。
このような安全性を重視したユーザ認証を行う場合、ユーザ認証情報、すなわちカード情報や生体認証情報の登録時に、ユーザがその場にいることが必要で、管理者単独ではできないが、前記のようにユーザ自身が仮登録のために個人情報を入力する際に併せてカード情報や生体認証情報の登録を行うようにすれば、管理者がユーザを呼び寄せて登録作業を行う不便が解消される。
前記課題を解決するためになされた第7の発明は、前記の第4の発明において、前記画像処理装置が、自装置を利用しようとするユーザからユーザ認証情報を取得してユーザ認証を行うユーザ認証手段を備え、前記ユーザ管理手段が、ユーザごとのユーザ認証情報を記憶し、前記ユーザ登録手段が、ユーザに前記情報処理装置の入力手段を操作させて個人情報を取得した後、ユーザ認証情報登録のためのパスワードをユーザに発行し、ユーザがユーザ認証情報を登録する際に、入力したパスワードが真正の場合に、前記ユーザ認証手段にて取得したユーザ認証情報を前記ユーザ管理手段に登録する構成とする。
これによると、ユーザ認証情報が誤ってあるいは不正に登録されることを避けることができる。
前記課題を解決するためになされた第8の発明は、前記の第2・第4の発明において、前記ユーザ登録手段が、利用制限条件が互いに異なる複数のユーザ種別ごとの正規登録条件に基づいて、複数のユーザ種別の正規登録ユーザに振り分けて登録する構成とする。
これによると、正規登録ユーザとして利用制限条件が互いに異なる複数のユーザ種別を設定した場合でも、管理者の操作を経ることなく登録が行われるため、管理者の作業負担を軽減することができる。
前記課題を解決するためになされた第9の発明は、前記の第8の発明において、前記正規登録条件が、所定の項目ごとに設定された条件の組合せを論理式で定義して設定された構成とする。
これによると、複雑な条件を明確に定義し、また多様な条件を簡単に設定することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明が適用される複合機を示すシステム構成図である。図2は、図1に示した複合機のハードウェアの機能構成を示すブロック図である。図3は、図1に示した複合機のソフトウェアの機能構成を示すブロック図である。図4は、図1に示した複合機のコントロールパネルを示している。
ここでは、複合機1と、ユーザPC2と、管理者PC3と、メールサーバ4とが、ネットワーク(LAN)を介して接続されている。
複合機1は、コピー、ファクシミリ、スキャナ、及びプリンタの各機能ごとの処理を行う画像処理部11と、この画像処理部11での処理を制御する制御部(制御手段)12と、ユーザによる指示や所要の情報の入力を行うコントロールパネル(入力手段)13と、自装置を利用しようとするユーザを識別するユーザ認証部(ユーザ認証手段)14と、ユーザごとの自装置の使用を管理するユーザ管理部(ユーザ管理手段)15と、ユーザからの登録要求に応じてそのユーザをユーザ管理部15に登録する処理を行うユーザ登録部(ユーザ登録手段)16とを有している。
制御部12では、ユーザ認証部14で取得したユーザ認証情報に基づいて、ユーザ管理部15のユーザ登録テーブルを参照して、操作するユーザの種別(グループ)を判別し、そのユーザ種別に応じて予め設定された利用制限条件に基づいて当該ユーザに自装置の利用を許可する制御が行われる。
コントロールパネル13には、図4に示すように、コピー、ファクシミリ、スキャナ、及びプリンタの各機能を選択する機能選択キーや、タッチパネルディスプレイが設けられており、このタッチパネルディスプレイに所定の配列で文字キーを表示させて後述する個人情報をユーザに入力させることができる。またこのコントロールパネル13上には、図1のユーザ認証部14を構成するカードリーダ及び指紋認証センサが設けられている。カードリーダは、ユーザが携帯するICカードを読み取るものである。
ユーザ管理部15は、ユーザ管理に関わる管理情報をユーザ管理データベースとして記憶する記憶部21を有しており、この記憶部21は、ハードディスク(図2中のHDD)で構成され、ユーザ登録部16からの登録要求や、ユーザ認証部14及び制御部12からの問い合わせに応じて、管理処理部22が記憶部21に対する書き込み及び読み出しの処理を行う。
ユーザ登録部16では、ユーザから個人情報を取得してそのユーザが未登録の場合に仮登録ユーザとしてユーザ管理部15に新規登録させ、管理者による登録指示を受けた場合には、仮登録ユーザを正規登録ユーザに変更するようにユーザ管理部15の登録内容を更新させる処理(自動仮登録と管理者登録との組合せ処理)が行われる。
またユーザ登録部16では、ユーザから個人情報を取得して、その個人情報が所定の正規登録条件を満足する場合には、正規登録ユーザとしてユーザ管理部15に登録させ、前記個人情報が所定の正規登録条件を満足しない場合には、仮登録ユーザとしてユーザ管理部15に登録させる処理(自動振り分け登録処理)が行われる。
このユーザ登録部16で行われる2通りのユーザ登録処理は、管理者の必要に応じて、選択することができる。
さらに複合機1は、Webサーバ(図3中のnetworkユーザI/F制御部)26と、メール作成部27とを有している。
Webサーバ26では、ユーザPC2及び管理者PC3のWebブラウザ31・33からの要求に応じて所要の画面を生成し、その画面データをネットワーク制御部18を介してユーザPC2及び管理者PC3に送信し、ユーザPC2及び管理者PC3に表示された画面上で入力された情報を取得する処理が行われる。
メール作成部27では、ユーザ登録部163からの要求に応じて、ユーザや管理者に通知する情報を格納した電子メールが作成され、その電子メールがメールサーバ4を介してユーザPC2及び管理者PC3に送られる。
ユーザ登録では、複合機1に対してユーザ登録を要求して個人情報を入力する操作がユーザ自身により行われ、このユーザ登録操作は、複合機1のコントロールパネル13を用いて行う方法と、ユーザPC2から複合機1にアクセスして行う方法とがある。さらにユーザPC2から行う場合には、ユーザPC2のWebブラウザ31と複合機1のWebサーバ26との間のやりとりで行う方法と、ユーザPC2のプリンタドライバ32と複合機1のネットワーク印刷制御部28との間のやりとりで行う方法とがある。
図5は、図1に示した複合機の運用を開始する際に管理者により行われる設定操作の手順を示すフロー図である。図6は、図1に示した管理者PCのWebブラウザの表示画面を示している。
複合機の運用を開始するにあたって必要な設定は、管理者が最初にログインした際に、ウイザードにより図5に示す順序で順次実施される。また、図6に示す管理者モードでのトップ画面上のメニューから必要な項目を選択して設定内容を変更することも可能である。
ここではまず、ユーザの個人情報の登録項目を選択し、後述するユーザ登録テーブル(図7参照)の初期設定が行われる(ステップ101)。次に、ユーザ種別を設定する作業が行われ、ここでは管理者の必要に応じてユーザ種別の追加・削除が行われる。また基本的な登録条件となる入力必須項目の選択が行われる。ここでは後述する登録条件テーブル(図11参照)が対象となる(ステップ102)。次に、ユーザ種別ごとの利用制限条件を設定する作業が行われる(ステップ103)。ここでは後述する機能制限テーブル(図14参照)が対象となる。次に、ユーザ登録部16で行われる自動振り分け登録処理での条件を設定する作業が行われる(ステップ104)。ここでは後述する自動登録条件テーブル(図17参照)が対象となる。
図7は、図1に示した複合機のユーザ管理部に記憶されるユーザ登録テーブルを示している。図8・図9は、図1に示した管理者PCのWebブラウザの表示画面を示している。
図7に示すユーザ登録テーブルには、ユーザごとの個人情報、ここでは社員番号、メールアドレス、名前、内線番号、使用PC台数、所属コード、役職コード、ICカード情報または生体認証情報(例えば指紋データのファイル名)、パスワード、仮ユーザ登録日、正規登録日(管理者承認済み)、ユーザ種別の各項目ごとの情報が格納される。
このユーザ登録テーブルの各項目ごとの登録内容は、図8に示す画面で編集することができ、この画面は、運用開始時のウイザードあるいは図6の画面上のメニュー(ユーザ管理のユーザ編集)を選択することで表示される。この画面上の編集ボタンを操作すると、ユーザごとの登録内容が編集可能となり、ここで、管理者は必要に応じてユーザごとの登録内容を変更することができ、例えば仮登録ユーザ(Guest)を他のユーザ種別(User及びPowerUserなど)に変更し、また自動振り分け登録処理で登録された正規登録ユーザを他のユーザ種別に変更し、また既に登録されたユーザを削除するなどの操作が可能である。
また図7のユーザ登録テーブルの構成は、図9に示す画面で設定することができ、この画面は、運用開始時のウイザードあるいは図6の画面上のメニュー(ユーザ管理のテーブル設定)を選択することで表示される。この画面では、ユーザ登録テーブルで利用する項目の選択と、主キー(ソート時に優先される項目)の選択、並びに所属コード及び役職コードの選択値の設定を行う。
図10は、図1に示した複合機のユーザ管理部に記憶されるユーザPC登録テーブルを示している。このユーザPC登録テーブルは、ユーザPCに関する情報、ここでは主キーに設定されたユーザの社員番号、ユーザ登録テーブルにおける使用PC台数の項目で指定した各ユーザごとの台数に応じた番号(ローカルID使用台数とLink)、コンピュータ名、ログインユーザ名の各情報が格納されている。
なお、このユーザPC登録テーブルの設定内容は、運用開始時のウイザードあるいは図6の画面上のメニュー(ユーザ管理のユーザPC編集)を選択することで表示される画面(図示せず)上で編集することができる。
図11は、図1に示した複合機のユーザ管理部に記憶される登録条件テーブルを示している。図12・図13は、図1に示した管理者PCのWebブラウザの表示画面を示している。
図11に示す登録条件テーブルには、ユーザ種別ごとに、図9の画面で設定された項目、ここでは社員番号、メールアドレス、名前、内線番号、所属コード、役職コード、ICカード情報または生体認証情報の各項目ごとに必須か否かの情報が格納されており、必須と設定された項目に何らかの値が入力されていない場合には、そのユーザ種別での登録が拒否される。
この登録条件テーブルのユーザ種別は、図12に示す画面で設定することができ、この画面は、運用開始時のウイザードあるいは図6の画面上のメニュー(グループ管理のグループ編集)を選択することで表示される。ここでは、標準のユーザ種別(Systemのグループ)、すなわち仮登録ユーザ(Guest)及び正規登録ユーザ(User及びPowerUser)以外のユーザ種別(グループ)を、管理者の必要に応じて、アルバイト、契約社員、正社員など、新規に追加したり、削除したりすることができる。
また図11の登録条件テーブルの各項目ごとの設定内容は、図13に示す画面で設定することができ、この画面は、運用開始時のウイザードあるいは図6の画面上のメニュー(グループ管理の機能制限)を選択することで表示される。ここでは、図9の画面で設定された各項目を登録条件として採用する、すなわち必須入力項目とするか否かをユーザ種別ごとに設定する。
図14は、図1に示した複合機のユーザ管理部に記憶される機能制限テーブルを示している。図15は、図1に示した管理者PCのWebブラウザの表示画面を示している。図16は、図1に示した複合機のユーザ管理部に記憶されるユーザ利用管理テーブルを示している。
図14に示す機能制限テーブルには、ユーザ種別ごとの利用制限情報、ここでは有効期限と、コピー、プリント、ファクシミリ送信、メール、及びスキャンの各機能ごとの制限内容に関する情報が格納されており、コピー、プリント、及びスキャンの各機能では、カラー及びモノクロ別の面数、ファクシミリ送信の機能では、外線及び内線ごとの利用の可否(ON/OFF)、メールの機能では、メイン外及びドメイン内ごとの利用の可否(ON/OFF)に関する設定がなされている。なお、メールは、スキャンデータやファクシミリ受信データを電子メールで送付する機能である。また、デフォルトは全て利用可能となっている。
この図14に示す例では、正規登録ユーザ(User及びPowerUser)は、コピー、プリント、ファクシミリ送信、メール、及びスキャンの各機能を全て使用することができ、一方、仮登録ユーザ(Guest)は、コピー及びプリンタの機能を使用することができるが、カラーの使用が禁止され、またモノクロの面数が制限されており、さらにファクシミリ送信、及びメールの機能は使用することができない設定となっている。この機能制限テーブルの設定内容は、図15に示す画面で設定することができ、この画面は、図13に示す画面に続いて表示される。
図16に示すユーザ利用管理テーブルは、ユーザごとの複合機の利用状況を管理するものであり、ジョブの実行記録情報(図3中のJobLog)、ここでは状態(Status)、並びにコピー、プリント、及びスキャンの各機能ごとのカラー及びモノクロ別の面数(累積値)が、ユーザを識別する社員番号ごとに格納されている。このユーザ利用管理テーブルに基づいて、ユーザごとの複合機の利用が、図14の機能制限テーブルに設定された利用制限条件を逸脱した場合には、その項目に関する利用が拒否される。
図17は、図1に示した複合機のユーザ管理部に記憶される自動登録条件テーブルを示している。図18・図19は、図1に示した管理者PCのWebブラウザの表示画面を示している。
図17に示す自動登録条件テーブルは、複合機1のユーザ登録部16で自動振り分け登録処理、すなわち管理者の指示によらずに正規登録ユーザ及び仮登録ユーザに自動で振り分ける処理を行う際に参照されるものであり、ここでは正規登録ユーザとして登録する際の条件として2つの正規登録条件(自動User登録条件及び自動PowerUser登録条件)が設定され、仮登録ユーザ(Guest)と2種類の正規登録ユーザ(User及びPowerUser)の合計3つのユーザ種別に振り分けられる。
この自動登録条件テーブルには、登録条件の優先順位、名称、自動振り分け登録実行の要否、自動振り分け登録時の管理者への電子メールによる通知の要否、自動振り分け処理で仮登録ユーザ(Guest)から変更されるユーザ種別、及び自動振り分け登録処理の具体的な条件に関する情報が格納されている。なお、デフォルトは全てOFFとなっている。
自動振り分け登録処理の条件は、社員番号、メールアドレス、名前、内線番号、所属コード、役職コード、及びカード情報または生体認証情報の各項目ごとに設定され、ここではメールアドレス、役職コード、及びカード情報または生体認証情報の各項目に必要な条件が設定されており、さらにこの項目ごとの条件の組合せが、各項目に割り振られた文字A・B・C・・D・E・F・Gを用いて、論理式(B and F and G)で定義されており、メールアドレス、役職コード、及びカード情報または生体認証情報の3つの項目に設定された条件を全て満足する場合に、正規登録ユーザ(User及びPowerUser)に振り分けられる。
ここでは、2つの正規登録条件(自動User登録条件及び自動PowerUser登録条件)が、役職コードの設定内容で異なっており、役職の別に応じて2種類の正規登録ユーザ(User及びPowerUser)に振り分けられる。また、各項目の条件が一部重複する場合には、優先順位の高い登録条件が他の登録条件に優先して適用され、複数の登録条件を満足する場合には、優先順位の高い登録条件で指定されたユーザ種別に振り分けられる。
この自動登録条件テーブルは、図18・図19に示す画面で、登録条件を新規に追加したり、あるいは既に登録された条件の内容を編集したりすることができる。図18の画面は、運用開始時のウイザードあるいは図6の管理者モードでのトップ画面上のメニュー(グループ管理の自動登録条件)を選択することで表示される。図19の画面は、図18の画面上の編集ボタン、あるいは新規追加ボタンを操作することで表示される。
図19の画面では、自動登録条件の名称の入力、優先順位の入力、自動登録機能の停止の指定(自動登録のStatus)、自動登録時の管理者への電子メールによる通知の指定、仮登録ユーザ(Guest)から変更されるユーザ種別の選択、各登録項目の選択及び各登録項目ごとの条件の入力、並びに論理式の入力を行うことができる。この画面では、編集の際には、自動登録条件テーブルを参照してその値が表示され、新規追加の際には、デフォルトの値が表示される。この画面で、所要の情報の入力及び選択の操作をした上で登録ボタンを操作すると、パラメータチェックの後に、自動登録条件テーブルに新規の値が追加され、あるいは自動登録条件テーブルの値が変更される。
図20は、図1に示した複合機のコントロールパネルを用いてユーザ登録を行う際の手順を示すシーケンス図である。図21は、図1に示した複合機のコントロールパネルにてユーザ登録を行う際の状態遷移図である。図22は、図1に示した複合機のコントロールパネル上のタッチパネルディスプレイの表示画面を示している。
まずユーザが複合機1のカードリーダにICカードをかざすと、ユーザ認証部14にてユーザ認証が実行され、またユーザ登録部16でユーザ登録テーブルを参照してユーザが登録済みか否かの検証が行われ、ここでユーザ認証が不成功で且つユーザが未登録の場合には、図22(A)の画面が表示される。この画面で未登録ボタンを操作すると、図22(B)の画面が表示され、ここで、ユーザにより個人情報(社員番号、氏名、メールアドレス、内線番号など)が入力される。
そして個人情報の入力が終了してOKボタンを操作すると、図22(C)の画面が表示され、この画面でユーザが入力内容を確認した上でOKボタンを操作すると、図22(D)の画面が表示される。このとき、ユーザ登録部16ではユーザが入力した個人情報が所定の仮登録条件(図11参照)を満足するか否かの判定が行われ、仮登録条件を満足する場合には仮登録ユーザとして登録するようにユーザ管理部15に指示し、ユーザ管理部15ではユーザ管理データベースを更新する処理が行われる。
そして新規のユーザ登録が行われたことを管理者に電子メールで通知する処理が行われ、また仮登録ユーザとして複合機を使用するためのパスワードを電子メールでユーザに通知する処理が行われる。
これで、以後、仮登録ユーザとして複合機1を利用することができる。また、新規ユーザ登録の通知を受けた管理者が管理者PC3から複合機1にアクセスして登録内容を閲覧編集する画面(図8参照)を表示させ、正規登録ユーザに変更する操作を行うと、ユーザ管理データベースが更新され、また正規登録ユーザとして登録された旨を電子メールでユーザに通知する処理が行われ、以後、正規登録ユーザとして複合機1を利用することができる。
図23は、図1に示したユーザPCのWebブラウザからユーザ登録を行う際の手順を示すシーケンス図である。図24・図25は、図1に示したユーザPCのWebブラウザの表示画面を示している。図26は、図1に示した複合機のコントロールパネル上のタッチパネルディスプレイの表示画面を示している。
ユーザPC2のWebブラウザ31から複合機1にアクセスしてユーザモードのトップ画面(図示せず)で仮ユーザ登録を選択すると、図24(A)に示す画面が表示され、ここでユーザがユーザPC2のキーボード(入力手段)などを操作して個人情報を入力した後、送信ボタンを操作すると、入力された個人情報及びユーザPCの装置情報が複合機1に送信され、複合機1にて新規ユーザか否かの判断が行われ、新規ユーザであれば、図24(B)の画面が表示され、ここでユーザが入力内容を確認した上でOKボタンを操作すると、図25の画面が表示される。
このとき複合機1では、ユーザPC2からの個人情報及びユーザPCの装置情報を受信すると、それをユーザ管理データベースに登録する更新処理が行われ、ついで新規のユーザ登録が行われたことを管理者に電子メールで通知する処理が行われ、またユーザ認証情報登録のための仮のパスワードをユーザに電子メールで通知する処理が行われる。
このようにユーザPC2にて個人情報を入力する操作が終了すると、ユーザは複合機1のところに行き、カード情報(ユーザ認証情報)の登録操作を行う。ここでは、まずカードリーダにICカードをかざすと、ユーザ認証部14にてユーザ認証が実行され、このユーザ認証が不成功の場合には、図26(A)に示す画面が表示され、ここで登録済みボタンを操作すると、図26(B)に示す画面が表示され、ここで社員番号、及び電子メールで取得したパスワードを入力すると、図26(C)に示す画面が表示され、ユーザは登録内容を確認した上でOKボタンを操作すると、図26(D)に示す画面が表示される。
このとき複合機1では、ICカードから取得したユーザ認証情報をユーザ管理データベースに登録する更新処理が行われ、またユーザ認証情報(認証キー)が登録されたことを管理者に電子メールで通知する処理が行われる。
これで仮登録の処理が終了し、以後、仮登録ユーザとして複合機1を利用することができる。そして、ユーザ認証情報登録の通知を受けた管理者が、管理者PC3から複合機1にアクセスして登録内容を閲覧編集する画面(図8参照)を表示させ、正規登録ユーザに変更する操作を行うと、正規登録ユーザに登録されるようにユーザ管理データベースが更新され、また正規登録された旨を電子メールでユーザに通知する処理が行われ、以後、正規登録ユーザとして複合機1を利用することができるようになる。
なお、この例では、ユーザ認証情報を登録して初めて、仮登録ユーザとして複合機1を利用することができるものとしたが、ユーザ認証情報の登録を待たずに仮登録ユーザとして複合機1を利用することができるようにしても良く、この場合、正規登録ユーザに更新する際にユーザ認証情報の登録を行うようにすれば良い。また、ユーザ認証を指紋で行う場合も、前記のICカードの例と同様である。
図27は、図1に示したユーザPCのプリンタドライバからユーザ登録を行う際の表示画面を示している。ユーザPC2のプリンタドライバ32のメイン画面上のユーザ登録ボタンを操作すると、図27(A)に示す画面が表示され、ここでユーザが個人情報を入力した後、送信ボタンを操作すると、複合機1にて新規ユーザか否かの判断が行われ、新規ユーザであれば、図27(B)の画面が表示され、ここでユーザが入力内容を確認した上でOKボタンを操作すると、図27(C)の画面が表示される。
なお、複合機1で行われる処理は、ユーザPC2のプリンタドライバ32との間のやりとりをネットワーク印刷制御部28が行う以外は、図23〜図26に示したWebブラウザの例と同様である。
図28は、図1に示した複合機のユーザ登録部で行われる処理の手順を示すフロー図である。図20・図23の例では、自動仮登録と管理者登録との組合せ処理、すなわちユーザの登録操作に応じて仮登録ユーザとして登録された後に、管理者の指示に基づいて仮登録ユーザを正規登録ユーザに変更する更新処理が行われるものとしたが、ここでは自動振り分け登録処理、すなわち管理者の指示によらずに正規登録ユーザ及び仮登録ユーザに自動で振り分ける処理が行われる。
まず前記の例と同様に、ユーザにより個人情報の入力及びユーザ認証情報の読み取りが行われ、これらの情報をユーザ登録部16が取得すると、必須入力項目に関する登録条件テーブル(図11参照)を参照して、仮ユーザ登録条件を満たしているか否かの判定が行われ(ステップ201)、仮ユーザ登録条件を満たしていなければ、登録不可とする(ステップ202)。
一方、仮ユーザ登録条件を満たしていれば、次に、自動登録条件テーブル(図17参照)を参照して、正規登録ユーザ(User及びPowerUser)に種別変更が可能か、すなわち正規登録条件(自動User登録条件及び自動PowerUser登録条件)を満たしているか否かの判定が行われ(ステップ203)、正規登録ユーザへの種別変更ができない場合には、仮登録ユーザ(Guest)に決定される(ステップ204)。
一方、正規登録ユーザへの種別変更が可能であれば、再度、必須入力項目に関する登録条件テーブル(図11参照)を参照して、正規登録ユーザ(User及びPowerUser)の必須入力項目に関する登録条件を満たしているか否かの判定が行われ(ステップ205)、この正規登録ユーザの登録条件を満たしていなければ仮登録ユーザに決定される(ステップ204)。
一方、正規登録ユーザ(User及びPowerUser)の必須入力項目に関する登録条件を満たしていれば、2つの正規登録条件(自動User登録条件及び自動PowerUser登録条件)に基づいてそれぞれ2つの正規登録ユーザ(User及びPowerUser)に決定される(ステップ206・207)。そして、決定されたユーザ種別(Guest、User及びPowerUser)がユーザ登録テーブルに登録される(ステップ208)。このとき、複合機1を利用するためのパスワードが自動生成される。
本発明にかかる画像処理装置、及び画像処理装置の管理システムは、ユーザ登録に関する管理者の作業負担を軽減することができる効果を有し、多数のユーザ間で共用され、ユーザごとの画像処理装置の利用を管理するためにユーザ登録を必要とする画像処理装置、及び画像処理装置の管理システムなどとして有用である。
1 複合機
2 ユーザPC
3 管理者PC
4 メールサーバ
11 画像処理部
12 制御部(制御手段)
13 コントロールパネル(入力手段)
14 ユーザ認証部(ユーザ認証手段)
15 ユーザ管理部(ユーザ管理手段)
16 ユーザ登録部(ユーザ登録手段)
21 記憶部
22 管理処理部
26 Webサーバ
27 メール作成部
28 ネットワーク印刷制御部
31 Webブラウザ
32 プリンタドライバ
2 ユーザPC
3 管理者PC
4 メールサーバ
11 画像処理部
12 制御部(制御手段)
13 コントロールパネル(入力手段)
14 ユーザ認証部(ユーザ認証手段)
15 ユーザ管理部(ユーザ管理手段)
16 ユーザ登録部(ユーザ登録手段)
21 記憶部
22 管理処理部
26 Webサーバ
27 メール作成部
28 ネットワーク印刷制御部
31 Webブラウザ
32 プリンタドライバ
Claims (9)
- ユーザごとの個人情報及び仮登録ユーザ及び正規登録ユーザの別を示すユーザ種別に関する情報を記憶するユーザ管理手段と、
自装置を利用しようとするユーザのユーザ種別に応じた利用制限条件に基づいて当該ユーザに自装置の利用を許可する制御手段と、
ユーザから個人情報を取得して、そのユーザが未登録の場合に仮登録ユーザとして前記ユーザ管理手段に新規登録させ、管理者による登録指示を受けた場合には、仮登録ユーザを正規登録ユーザに変更するように前記ユーザ管理手段の登録内容を更新させるユーザ登録手段とを有することを特徴とする画像処理装置。 - ユーザごとの個人情報及び仮登録ユーザ及び正規登録ユーザの別を示すユーザ種別に関する情報を記憶するユーザ管理手段と、
自装置を利用しようとするユーザのユーザ種別に応じた利用制限条件に基づいて当該ユーザに自装置の利用を許可する制御手段と、
ユーザから個人情報を取得して、その個人情報が所定の正規登録条件を満足する場合には、正規登録ユーザとして前記ユーザ管理手段に登録させ、前記個人情報が正規登録条件を満足しない場合には、仮登録ユーザとして前記ユーザ管理手段に登録させるユーザ登録手段とを有することを特徴とする画像処理装置。 - 画像処理装置とユーザごとの情報処理装置とがネットワークを介して相互に接続され、
ユーザごとの個人情報及び仮登録ユーザ及び正規登録ユーザの別を示すユーザ種別に関する情報を記憶するユーザ管理手段と、
前記画像処理装置を利用しようとするユーザのユーザ種別に応じた利用制限条件に基づいて当該ユーザに前記画像処理装置の利用を許可する制御手段と、
ユーザから個人情報を取得して、そのユーザが未登録の場合に仮登録ユーザとして前記ユーザ管理手段に新規登録させ、管理者による登録指示を受けた場合には、仮登録ユーザを正規登録ユーザに変更するように前記ユーザ管理手段の登録内容を更新させるユーザ登録手段とを有することを特徴とする画像処理装置の管理システム。 - 画像処理装置とユーザごとの情報処理装置とがネットワークを介して相互に接続され、
ユーザごとの個人情報及び仮登録ユーザ及び正規登録ユーザの別を示すユーザ種別に関する情報を記憶するユーザ管理手段と、
前記画像処理装置を利用しようとするユーザのユーザ種別に応じた利用制限条件に基づいて当該ユーザに前記画像処理装置の利用を許可する制御手段と、
ユーザから個人情報を取得して、その個人情報が所定の正規登録条件を満足する場合には、正規登録ユーザとして前記ユーザ管理手段に登録させ、前記個人情報が正規登録条件を満足しない場合には、仮登録ユーザとして前記ユーザ管理手段に登録させるユーザ登録手段とを有することを特徴とする画像処理装置の管理システム。 - 前記ユーザ登録手段が、ユーザに前記情報処理装置の入力手段を操作させて個人情報を取得することを特徴とする請求項3若しくは請求項4に記載の画像処理装置の管理システム。
- 画像処理装置を利用しようとするユーザからユーザ認証情報を取得してユーザ認証を行うユーザ認証手段をさらに有し、
前記制御手段が、前記ユーザ認証手段でのユーザ認証が成功した場合にのみ当該ユーザに前記画像処理装置の利用を許可し、
前記ユーザ管理手段が、ユーザごとのユーザ認証情報を記憶し、
前記ユーザ登録手段が、ユーザ登録時に前記ユーザ認証手段にてユーザからユーザ認証情報を取得して前記管理手段に登録することを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の画像処理装置、並びに請求項3若しくは請求項4に記載の画像処理装置の管理システム。 - 前記画像処理装置が、自装置を利用しようとするユーザからユーザ認証情報を取得してユーザ認証を行うユーザ認証手段を備え、
前記ユーザ管理手段が、ユーザごとのユーザ認証情報を記憶し、
前記ユーザ登録手段が、ユーザに前記情報処理装置の入力手段を操作させて個人情報を取得した後、ユーザ認証情報登録のためのパスワードをユーザに発行し、ユーザがユーザ認証情報を登録する際に、入力したパスワードが真正の場合に、前記ユーザ認証手段にて取得したユーザ認証情報を前記ユーザ管理手段に登録することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置の管理システム。 - 前記ユーザ登録手段が、利用制限条件が互いに異なる複数のユーザ種別ごとの正規登録条件に基づいて、複数のユーザ種別の正規登録ユーザに振り分けて登録することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置、並びに請求項4に記載の画像処理装置の管理システム。
- 前記正規登録条件が、所定の項目ごとに設定された条件の組合せを論理式で定義して設定されたことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置、並びに画像処理装置の管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007206729A JP2009042991A (ja) | 2007-08-08 | 2007-08-08 | 画像処理装置、及び画像処理装置の管理システム |
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JP2009042991A true JP2009042991A (ja) | 2009-02-26 |
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