JP7154079B2 - 記録装置および発光素子駆動用基板 - Google Patents

記録装置および発光素子駆動用基板 Download PDF

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Description

本発明は、記録装置および発光素子駆動用基板に関する。
電子写真方式の記録装置(レーザプリンタなど)は、感光ドラムにレーザ光を照射するための発光素子を備える。記録装置の中には、レーザ光が適切な光量(目標値)に維持されるように、発光素子の駆動を制御する自動光量制御(APC:Auto Power Control)機能を有する記録装置がある。特許文献1には、発光素子と、発光素子の発光量に応じたモニタ電流を出力する受光素子と、モニタ電流と参照電流とを比較する判定部と、判定部による比較結果に基づいて発光素子を駆動する駆動部と、を含むAPC機能を有する記録装置が示されている。
特開2017-63110号公報
特許文献1の構成において、判定部に用いられる比較器の反転入力端子にはモニタ電流および参照電流、非反転入力端子には参照電圧がそれぞれ入力され、APCを行う際、反転入力端子の電圧は、参照電圧と等しくなるように比較器は動作する。したがって、APC動作時に、受光素子に印加される逆バイアス電圧は、それぞれ定電圧である電源電圧と参照電圧との差分によって決まる。受光素子に印加される逆バイアス電圧は、受光素子の応答速度や暗電流量などの特性に影響を与えるため、逆バイアス電圧を制御することによって、APCの制御性が向上しうる。
本発明は、APCの制御性を向上するのに有利な技術を提供することを目的とする。
本発明の1つの側面は、記録装置に係り、前記記録装置は、発光素子と、第1端子および第2端子を有し、前記第1端子と前記第2端子との間に与えられる逆バイアス電圧によって駆動され、前記発光素子の発光量を検出する受光素子と、参照電流を前記第2端子が接続されたノードに供給する参照電流生成部と、前記第2端子に接続された第1入力端子と、第2入力端子と、を有し、前記発光量に応じて前記受光素子が前記第2端子に流すモニタ電流と、前記参照電流と、を比較する比較部と、前記第1入力端子と前記第2入力端子とを接続するためのスイッチ素子と、前記比較部の出力に基づいて前記発光素子を駆動する駆動部と、前記第2端子の電圧を制御するための参照電圧制御部と、を含み、前記参照電圧制御部は、少なくとも2つの電圧値から選択される参照電圧を前記第2入力端子に供給することによって、前記第2端子の電圧を前記参照電圧に応じた電圧に制御し、前記スイッチ素子は、前記モニタ電流と前記参照電流とを比較する前に、前記第1入力端子と前記第2入力端子とを接続し、前記モニタ電流と前記参照電流とを比較する期間中、前記第1入力端子と前記第2入力端子との接続を解除する。
本発明によれば、APCの制御性を向上するのに有利な技術を提供することができる。
本発明の実施形態に係る記録装置の構成例を示す図。 図1の記録装置の動作例を示すタイミング図。 図1の記録装置の変形例を示す図。 図1の記録装置の変形例を示す図。
以下、本発明に係る記録装置の具体的な実施形態を、添付図面を参照して説明する。以下の説明および図面において、複数の図面に渡って共通の構成については共通の符号を付している。そのため、複数の図面を相互に参照して共通する構成を説明し、共通の符号を付した構成については適宜説明を省略する。
第1の実施形態
図1、2(a)、2(b)を参照して、本発明の実施形態による記録装置および記録装置に含まれる発光素子駆動用基板の構造および動作について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における記録装置100の構成例を示す回路図である。記録装置100は、発光素子110、受光素子120、発光素子駆動用基板300(以下、基板300と称する場合がある)および感光ドラム400を含む。基板300は、比較部130、駆動部140、電流生成部150、参照電流生成部160、制御部170、参照電圧制御部180およびスイッチ素子SW1を含む。また、基板300は、発光素子110を駆動するための駆動信号を出力するための端子T1(電極パッド)と、発光素子110の発光量を検出する受光素子120から出力される電流を入力するための端子T2(電極パッド)とを備える。
発光素子110は、アノードが電源電圧VCCに接続され、カソードが端子T1に接続されている。発光素子110は、例えば、レーザーダイオードなどであってもよい。発光素子110は、駆動部140から端子T1を介して供給される駆動信号によって駆動されることにより発光し、その発光(例えば、レーザー光)が感光ドラム400に照射される。
受光素子120は、カソード端子(第1端子)が電源電圧VCCに接続され、アノード端子(第2端子)が端子T2に接続されている。受光素子120は、例えば、フォトダイオードなどの光電変換素子であってもよい。受光素子120は、カソード端子とアノード端子との間に与えられる逆バイアス電圧によって駆動され、発光素子110からの光を受光することによって、発光素子110の発光量を検出する。受光素子120は、アノード端子を介して発光素子110の発光量に応じたモニタ電流Imを端子T2に出力する。
次いで、基板300に含まれる各構成要素について説明する。制御部170は、例えば、記録動作を制御するためのCPUやプロセッサなどであってもよい。制御部170は、電流生成部150、参照電圧制御部180、比較部130およびスイッチ素子SW1を、制御信号sig1、sig2およびsig3を用いてそれぞれ制御する。
電流生成部150は、制御部170から出力される制御信号sig1にしたがって、発光素子110の発光量の目標値に応じた定電流である基準電流I1を生成する。電流生成部150は、基準電流I1を参照電流生成部160に供給する。
参照電流生成部160は、電流生成部150と、端子T2に接続する電流経路CPと、に接続している。参照電流生成部160は、電流生成部150から基準電流I1を受け、予め決められた比率を基準電流I1の値に乗じて得られた値の参照電流I2を電流経路CPに供給する。換言すると、参照電流生成部160は、参照電流I2を受光素子120のアノード端子が接続されたノードに供給する。参照電流I2は、発光素子110の発光量の目標値に対応し、「ターゲット電流」と称されてもよい。換言すると、参照電流生成部160は、発光素子110の発光量を目標値に制御するための参照電流I2を電流経路CPに供給する。また、上述の電流生成部150は、参照電流生成部160に参照電流I2に応じた基準電流I1を供給する。参照電流生成部160は、例えば、NMOSトランジスタによって構成さてもよい。本実施形態において、参照電流生成部160は、NMOSトランジスタのトランジスタM1、M2により構成されるカレントミラー回路を有する。
ここで、電流生成部150からの基準電流I1が流れ、参照電流生成部160のカレントミラー回路の入力端子に対応するノードをノードn1とする。また、参照電流生成部160のカレントミラー回路の接地ノードをノードn2とする。さらに、参照電流I2が流れ、参照電流生成部160のカレントミラー回路の出力端子に対応するノードをノードn3とする。つまり、ノードn3は、電流経路CPに接続され、受光素子120のアノード端子と接続される。
参照電流生成部160のカレントミラー回路を構成するトランジスタM1は、ドレインおよびゲートがノードn1に接続され、ソースがノードn2に接続されるように配される。また、参照電流生成部160のカレントミラー回路を構成するトランジスタM2は、ゲートがノードn1に接続され、ソースがノードn2に接続され、ドレインがノードn3に接続されるように配される。トランジスタM2は、トランジスタM1に流れる基準電流I1の値に、トランジスタM1とトランジスタM2とのサイズ比を乗じた値の参照電流I2を電流経路CPに供給する。トランジスタM11とトランジスタM12とのサイズ比は、参照電流生成部160の電流変換率に対応し、カレントミラー回路のミラー比とも表現されうる。
本実施形態において、参照電流生成部160は、ゲインが1倍の単純なカレントミラー回路によって基準電流I1と参照電流I2との間で電流-電流変換する構成を例示した。しかしこれに限られることはない。例えば、参照電流生成部160が、互いに異なるミラー比を有する複数のカレントミラー回路を備えることによって、複数の電流変換率(ゲイン)で基準電流I1を変換可能な回路構成を有していてもよい。この場合、参照電流生成部160は、例えば、制御部170から出力される制御信号に応じて複数のゲインから何れかのゲインの設定を選択し、発光素子110の発光量の目標値に応じた参照電流I2を出力する。また、参照電流生成部160は、出力する参照電流I2の精度を向上させるために、例えば、カスコードカレントミラー回路の構成を用いてもよい。
参照電圧制御部180は、詳細は後述するが、端子T2を介して受光素子120のアノード端子の電圧を制御する。参照電圧制御部180は、抵抗R1、R2、R3、スイッチ素子SW2、SW3、差動入力アンプ190、インバータINV1を含む。
抵抗R1、R2、R3は、電源電圧VCCと接地電圧VSSとの間に直列に接続されている。スイッチ素子SW2は、抵抗R1と抵抗R2の接続点であるノードn4とに接続され、もう一方は差動入力アンプ190の非反転入力端子に接続されている。スイッチ素子SW3は、抵抗R2と抵抗R3の接続点であるノードn5に接続され、もう一方は差動入力アンプ190の非反転入力端子に接続されている。差動入力アンプ190は、反転入力端子と出力端子であるノードn6とが接続されたボルテージフォロワ回路の構成となっており、差動入力アンプ190の非反転入力端子に入力される電圧を参照電圧VRとしてノードn6に出力する。スイッチ素子SW3およびインバータINV1には、制御信号sig2が入力され、インバータINV1により論理反転された信号がスイッチ素子SW2に入力される。
参照電圧制御部180は、制御部170から出力される制御信号sig2がL(ローレベル)であるとき、スイッチ素子SW2がオンし、スイッチ素子SW3がオフする。これによって、ノードn4の電圧を差動入力アンプ190でバッファした電圧を参照電圧VRとして出力する。以下、この場合の参照電圧VRを参照電圧VRHと称する場合がある。また、参照電圧制御部180は、制御部170から出力される制御信号sig2がH(ハイレベル)であるとき、スイッチ素子SW2がオフし、スイッチ素子SW3がオンする。これによって、ノードn5の電圧を差動入力アンプ190でバッファした電圧を参照電圧VRとして出力する。以下、この場合の参照電圧VRを参照電圧VRLと称する場合がある。
このように、参照電圧制御部180は、少なくとも2つの電圧値が異なる電圧を生成する電圧生成部と、電圧生成部の出力を受けるボルテージフォロア回路とを含む。参照電圧制御部180は、制御部170から出力される制御信号sig2に応答し、スイッチ素子SW2およびスイッチ素子SW3の一方を選択的にオンさせて、参照電圧VRHおよびVRLの何れか一方を出力する。この参照電圧VRHおよびVRLの何れか一方が、後述する比較部130の非反転入力端子(第2入力端子)に供給される。換言すると、参照電圧制御部180は、少なくとも2つ(2種類)の電圧値から選択される参照電圧VRを比較部130の非反転入力端子に供給する。
本実施形態において、参照電圧制御部180の電圧生成部として、電源電圧VCCが3つの抵抗R1~R3によって分圧され、2つの電圧値が互いに異なる電圧を生成する分圧回路を含む例を示した。しかしながら、参照電圧制御部180の構成は、これに限るものではなく、複数の電圧値が異なる電圧を供給あるいは内部生成し、制御部170が出力する制御信号sig2に応じて何れかの電圧を出力する構成であればよい。
比較部130は、発光素子110の発光量に応じて受光素子120がアノード端子に流すモニタ電流Imと、参照電流I2と、を比較する。比較部130は、電流経路CPに接続された反転入力端子INN(第1入力端子)と、参照電圧VRが供給される非反転入力端子INPと、を含む。より具体的には、反転入力端子INNに、端子T2および電流経路CPを介して受光素子120のアノード端子および電流経路CPを介して参照電流生成部160のカレントミラー回路の出力端子に対応するノードn3が接続される。これによって、比較部130の反転入力端子INNには、受光素子120から流れるモニタ電流Imと参照電流生成部160から流れる参照電流I2とが、それぞれ入力される。また、非反転入力端子INPには、参照電圧制御部180のボルテージフォロア回路の出力端子に対応するノードn6が接続され、参照電圧制御部180から参照電圧VRが供給される。
モニタ電流Imと参照電流I2との電流量の差が、比較部130の反転入力端子INNで電流-電圧変換される。モニタ電流Imが参照電流I2よりも大きい場合、反転入力端子INNの電位(電圧)は、上昇する。このことは、モニタ電流Imと参照電流I2(<Im)との差分(Im-I2)によって、反転入力端子INNの入力容量が充電されると考えればよい。他の観点では、受光素子120で生じる単位時間あたりの電荷量が参照電流I2よりも大きいことによって受光素子120では電荷が増加し、増加した電荷が反転入力端子INNの電位を上げる、と考えてもよい。
また、モニタ電流Imが参照電流I2より小さい場合、反転入力端子INNの電位(電圧)は、接地電圧方向に降下する。このことは、モニタ電流Imと参照電流I2(>Im)との差分(I2-Im)によって、反転入力端子INNの入力容量からの放電が生じると考えればよい。他の観点では、受光素子120で生じる単位時間あたりの電荷量が参照電流I2よりも小さいことによって受光素子120では電荷が減少し、減少した電荷が反転入力端子INNの電位を下げる、と考えてもよい。
本実施形態において、比較部130は、上述のような構成によってモニタ電流Imと参照電流I2との比較を行う。比較部130におけるモニタ電流Imと参照電流I2との比較に応じた出力に基づいて、駆動部140は発光素子110を駆動し、発光素子110の発光量を目標値にするためのフィードバック制御がなされる。このため、モニタ電流Imの電流値と参照電流I2の電流値とが互いに等しくなったとき、反転入力端子INNの電位は、参照電圧VRと同電位になりうる。このような状態になったときに、発光素子110の発光量が目標値になったと判断するように基板300の各構成が動作してもよい。ここで、フィードバック制御においては、必ずしも反転入力端子INNの電位と参照電圧VRとを同電位にする必要はなく、モニタ電流Imと参照電流I2との比較結果に応じて発光素子110の発光量を変化させればよい。
また、本実施形態において、記録装置100の基板300は、図1に示されるように、比較部130の反転入力端子INNと非反転入力端子INPとを接続するためのスイッチ素子SW1を含む。スイッチ素子SW1には、制御部170が出力する制御信号sig3がインバータINV2によって論理反転された反転信号が入力される。詳細は後述するが、制御信号sig3は、APCの動作を制御するための信号であり、インバータINV2、比較部130および駆動部140に供給される。
駆動部140は、比較部130の出力に基づいて、端子T1を介して発光素子110を駆動するための駆動信号を生成する。具体的には、駆動部140は、例えば、情報保持部(例えばサンプリング回路)およびドライバ部を含む。駆動部140は、APCが完了したときの比較部130からの出力を、発光素子110の発光量を目標値にするための情報として情報保持部に保持する。ドライバ部は、その後の記録において、情報保持部に保持された情報に応じた駆動信号を用いて発光素子110を駆動し、発光素子110は、駆動信号に応じた発光量で感光ドラム400に光を照射する。
このように、発光素子110、受光素子120、比較部130、駆動部140、電流生成部150、参照電流生成部160、参照電圧制御部180およびスイッチ素子SW1は、発光素子110の発光量を目標値に近付けるためのフィードバック系を構成している。このフィードバック系を用いたフィードバック制御によって、自動光量制御(APC:Auto Power Control)が実現される。本実施形態において、アノード駆動型の発光素子110を用いる構成例を示したが、カソード駆動型の発光素子を用いる構成にしてもよい。
次いて、図2(a)、2(b)を用いて、本実施形態におけるAPCの動作について説明する。図2(a)、2(b)は、発光素子110を所望の光量とするために、すでに1回以上のAPC動作を終えている状態から、さらにAPC動作をさせた場合のAPC動作のタイミング図を示している。例えば、レーザプリンタが印字を行う際、行間毎にAPC動作が行われるような場合があり、この場合、一定の時間内に正確にAPC動作を行う必要がある。
図2(a)、2(b)において、縦軸は、制御信号sig2、sig3および端子T2のそれぞれ電圧値を示し、横軸は、時間を示している。また、図2(a)は、制御部170から出力される制御信号sig2がL(ローレベル)であり、これに応じて、参照電圧制御部180が参照電圧VRHを出力するときのAPC動作を示している。また、図2(b)は、制御部170から出力される制御信号sig2がH(ハイレベル)であり、これに応じて、参照電圧制御部180が参照電圧VRLを出力するときのAPC動作を示している。
図2(a)において、まず、モニタ電流Imと参照電流I2とを比較する前の制御信号sig3がLであるとき、比較部130および駆動部140は、ノンアクティブとなりAPC動作は行われず、発光素子110は駆動されない。また、このとき、制御信号sig3の反転信号が入力されるスイッチ素子SW1はオン動作し、比較部130の反転入力端子INNと非反転入力端子INPとは電気的に接続される。したがって、端子T2は、スイッチ素子SW1を介して参照電圧制御部180の出力端子であるノードn6と電気的に接続される。つまり、端子T2と接続される受光素子120のアノード端子の電圧は、参照電圧VRHとなる(ここでは、電流経路CPなどでの微小な電圧降下は無視する)。したがって、受光素子120には、カソード端子とアノード端子との間に与えられる電源電圧VCCから参照電圧VRHを差し引いた値の電圧(VCC-VRH)が、逆バイアス電圧VPDRHとして印可されることになる。
次に、制御信号sig3がHとなりAPC動作を行うモニタ電流Imと参照電流I2とを比較するAPC動作を行う期間P11になると、比較部130および駆動部140はアクティブとなる。駆動部140は、比較部130の出力に応じて発光素子110を駆動する。また、APC動作を行う期間P11の期間中、制御信号sig3の反転信号が入力されるスイッチ素子SW1はオフ動作し、比較部130の反転入力端子INNと非反転入力端子INPとの電気的な接続は解除される。
発光素子110は、駆動部140によって駆動され、受光素子120は、発光素子110の発光量に応じたモニタ電流Imを出力し、比較部130は、モニタ電流Imと参照電流I2との比較を行った結果を駆動部140に出力する。これによって、フィードバックループが形成され、APC動作が行われる。
このとき、受光素子120のアノード端子が接続される端子T2の端子電圧VT2について注目する。期間P11の開始直後、受光素子120の応答遅延などに起因してモニタ電流Imが出力されず、かつ、スイッチ素子SW1がオフするため、端子電圧VT2は、参照電流生成部160のトランジスタM2を介して参照電圧VRHから接地電圧方向に下降する。
その後、受光素子120からのモニタ電流Imが出力されるようになると、端子電圧VT2は目標電圧(参照電圧VRH)に向かって上昇する。次いで、モニタ電流Imと参照電流I2とが釣り合い、フィードバック制御によって端子電圧VT2が参照電圧VRHに収束したところでAPC動作が完了する。
このとき、受光素子120の応答速度が遅く、モニタ電流Imとして発光素子110の発光量に応じた値を出力するまでの時間が長くかかる場合、端子電圧VT2が目標電圧に収束するまでの期間P12が長くなってしまう。一般的に、受光素子120の応答速度は、受光素子120が駆動する際に受光素子120に印加される逆バイアス電圧の電圧値によって変化し、逆バイアス電圧値が小さいほど応答速度は遅くなり、逆バイアス電圧値が大きいほど応答速度は速くなる。一方、受光素子120を駆動する際の逆バイアス電圧が大きいと、受光素子120の暗電流量が大きくなる。このため、APC動作において、所望の応答速度や暗電流量を得るための適切な逆バイアス電圧は、受光素子120や発光素子110の発光量の目標値によって異なってくるといえる。
図2(b)に示す動作において、制御信号sig2がHであり、参照電圧制御部180は参照電圧VRLを出力する。このため、制御信号sig3がLのとき、受光素子120のアノード端子が接続される端子T2の端子電圧VT2は、スイッチ素子SW1を介して参照電圧VRLとなる。したがって、受光素子120には、カソード端子とアノード端子との間に与えられる電源電圧VCCから参照電圧VRLを差し引いた値の電圧(VCC-VRL)が逆バイアス電圧VPDRLとして印可される。参照電圧VRLは、図2(b)に示すように、上述した参照電圧VRHよりも小さいため、受光素子120に印可される逆バイアス電圧VPDRLは、上述した逆バイアス電圧VPDRHよりも大きくなる。
このため、制御信号sig3がHとなるAPC動作を行う期間P21(本実施形態において、期間P11と期間P12とは同じ長さ。)となったとき、図2(a)に示される動作と同様にAPC動作が開始されるが、受光素子120を駆動するための逆バイアス電圧VPDRLの値が、図2(a)に示される場合の逆バイアス電圧VPDRHの値よりも大きい。結果として、受光素子120の応答速度が高くなり、モニタ電流Imが出力されるまでの時間や、その後に端子電圧VT2が目標電圧(参照電圧VRL)に収束するまでの期間P22が短くなる。
ここで、制御信号sig2を切替えるタイミングは、APC動作に影響を与えないようにするため、上述のフィードバックループが形成されていない期間(APC非動作期間)であってもよい。つまり、制御信号sig3がLの期間に、制御部170は、必要に応じて制御信号sig2の切り替えを行う。
ここで、再び図1を参照すると、APC収束後の受光素子120のアノード端子が接続される端子T2の端子電圧VT2は、フィードバックループが形成されているため、参照電圧制御部180が出力する参照電圧に収束しうる。つまり、APC収束後の受光素子120のアノード端子の電圧は、制御信号sig2によって制御されるともいえる。また、参照電流生成部160のトランジスタM2のドレイン-ソース間の電圧である電圧VDS2は、端子電圧VT2と同値である。このため、APC収束後の電圧VDS2は、制御信号sig2がLのときに参照電圧VRHと同値となり、制御信号sig2がHのときに参照電圧VRLと同値となりうる。
したがって、制御信号sig2がLの場合、制御信号sig2がHである場合に比べ、電圧VDS2が大きくなる(VRH>VRL)。このため、参照電流生成部160の変換精度が高くなる可能性がある。具体的には、例えば、電圧VDS2が参照電圧VRLである場合、トランジスタM2のドレイン-ソース間の電圧VDS2の値が低く、トランジスタM2が線形領域での動作となり、所望の電流比が得られない場合がある。一方、電圧VDS2が、参照電圧VRLよりも大きい参照電圧VRHである場合、トランジスタM2が飽和領域での動作となり、電圧VDS2が参照電圧VRLの場合よりも所望の電流比を得られるようになる可能性がある。このため、制御信号sig2がLの場合、参照電流生成部160の変換精度が高くなりうる。
このように、本実施形態において、制御部170が出力する制御信号sig2に応じて、受光素子120に印加される逆バイアス電圧を制御することが可能となる。これによって、受光素子120の応答速度や暗電流の制御が可能となる上、参照電流生成部160の変換精度についての制御が可能となる。
このことは、発光素子110の発光量の目標値によって異なる受光素子120を駆動するための逆バイアス電圧を、制御信号sig2によって調整することが可能であることを示す。つまり、APCの制御性が向上しうる。また、受光素子120の特性などにばらつきがある場合であっても、適切な逆バイアス電圧を受光素子120に印加することができる。つまり、APC回路の設計自由度を向上させることができる。
例えば、発光素子110の発光量の目標値が大きい場合、モニタ電流Imが大きくなることによって相対的に受光素子120の応答速度が遅くなり、結果的にAPC収束時間が長くなりうる。この場合、参照電圧制御部180から出力される参照電圧VRに低い電圧を選択し、受光素子の逆バイアス電圧が大きくなるように制御してもよい。参照電圧VRに低い電圧を選択することによって、受光素子120の応答速度が速くなる。また、発光素子110の発光量の目標値が小さい場合、参照電圧VRに高い電圧を選択し、参照電流生成部160のトランジスタM2のドレイン-ソース間の電圧VDS2を大きくなるように制御してもよい。これによって、受光素子120で発生する暗電流が抑制され、参照電流生成部160の変換精度が高くなり、発光素子110の適度の発光においても、発光量の調整精度を高めることが可能となりうる。
例えば、発光素子110を第1光量で発光させる場合、参照電圧制御部180が第1電圧を参照電圧VRとして供給するように、制御部170は制御信号sig2を参照電圧制御部180に出力する。これに対して、発光素子110を第1光量よりも大きい第2光量で発光させる場合、参照電圧制御部180が第1電圧よりも絶対値が小さく、かつ、同じ極性の第2電圧を参照電圧VRとして供給するように、制御部170は制御信号sig2を参照電圧制御部180に出力してもよい。
図2(a)、2(b)は、上述のように、すでに1回以上のAPC動作を終えている状態から、さらにAPC動作をさせた場合のAPC動作のタイミング図を示しているが、本実施形態はこの場合に適用されることに限られることはない。例えば、記録装置に電源を投入した後、最初のキャリブレーション工程などにおいてAPC動作を行う際にも適用できる。
第2の実施形態
図3を参照して、本発明の実施形態による記録装置100の構造および動作について説明する。図3は、本発明の第2の実施形態における記録装置100に含まれる発光素子110、受光素子120、発光素子駆動用基板301(以下、基板301と称する場合がある)の構成例を示す回路図である。
本実施形態において、上述の第1の実施形態に示す記録装置100と異なり、発光素子110のカソード及び受光素子120のアノード端子が、互いに共通の接地電圧VSSに接続されている。つまり、発光素子110が、カソード駆動型の発光素子110となっている。このため、受光素子120から端子T2に出力されるモニタ電流Imの電流が、上述の第1の実施形態とは極性が反転するため、参照電流生成部160は、PMOSトランジスタを用いたトランジスタM1及びM2により構成されている。また、発光素子110、比較部130、駆動部140、インバータINV2、スイッチ素子SW1、および、発光素子110を駆動するための駆動信号を出力する端子T1が、1つの単位グループGを構成している。基板301は、複数のグループGを含む。また、基板301は、グループ間スイッチ素子SW4を含む。これ以外の構成において、記録装置100は、上述の第1の実施形態に示される各構成と同様であってもよい。このため、ここでは、第1の実施形態とは異なる基板301を中心に説明する。また、説明を容易にするため、図3に示されるように、基板301に配されるグループGの数を2つとし、それぞれグループGa、グループGbと呼ぶ。
図3に示されるように、比較部130、駆動部140、電流生成部150および参照電流生成部160は、グループGa、Gbのそれぞれに対応して配されている。また、参照電圧制御部180は、比較部130や駆動部140などと同様に、グループGa、Gbのそれぞれに対応して配されてもよい。一方、受光素子120が1つであるため、参照電圧VRは、グループGa、Gbのそれぞれで共通としてもAPC回路の設計自由度を大きく下げることはなく、回路規模を抑えるために参照電圧制御部180は、図3に示されるように1つとしてもよい。
図3に示される構成おいて、発光素子110などの各構成要素がグループGaとグループGbとの何れのものであるかを区別するため、各構成要素において何れのグループGに属するか区別が必要な場合、符号の末尾に「a」または「b」を付して示す。例えば、グループGaの発光素子110を「発光素子110a」と示す(他の構成要素についても同様である)。
図3に示されるように、比較部130aの反転入力端子INNaまたは比較部130bの反転入力端子INNbと、端子T2とを接続するように、グループ間スイッチ素子SW4が配される。グループ間スイッチ素子SW4は、制御部170から出力される制御信号sig4にしたがって、受光素子120のカソード端子に接続される端子T2と複数のグループGのうち1つのグループに含まれる比較部130とを選択的に接続する。基板301が、このような構成を備えることによって、グループGaについてのAPC動作と、グループGbについてのAPC動作とを順に行うことができる。
具体的には、グループ間スイッチ素子SW4は、端子T2と反転入力端子INNaとを電気的に接続し、グループGaのAPC動作を行い発光素子110aの光量制御を行なう。次いで、端子T2と反転入力端子INNbとを電気的に接続し、グループGbのAPC動作を行い、発光素子110bの光量制御を行う。
本実施形態によると、例えば、カソード駆動型の発光素子110を用いた場合おいても、上述の第1の実施形態と、同様の効果を得ることができる。また、発光素子110、比較部130、駆動部140をそれぞれ含む複数のグループGが配された記録装置100(例えば、マルチビームレーザー対応の記録装置100。)においても、それぞれの発光素子110に対して、上述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、図3に示される構成において、基板301には、グループGaとグループGbとの2つのグループGが配される例を示したが、3つ以上のグループGが配されていてもよい。
第3の実施形態
図4を参照して、本発明の実施形態による記録装置100の構造および動作について説明する。図4は、本発明の第3の実施形態における記録装置100に含まれる発光素子110、受光素子120、発光素子駆動用基板302(以下、基板302と称する場合がある)の構成例を示す回路図である。
本実施形態において、基板302の受光素子120のアノード端子が接続される端子T2と比較部130との間に逆バイアス電圧制御部200が配されている。逆バイアス電圧制御部200は、参照電圧制御部180から参照電圧VRを受け、端子T2を介して参照電圧に応じた電圧に受光素子120のアノード端子を制御する。また、比較部130の非反転入力端子INPに比較電圧VCが供給される。さらに、発光量を目標値に制御するための参照電流I2を参照電流生成部160から流す電流経路CPに、逆バイアス電圧制御部200から出力されるモニタ電流Imが供給される点が上述の第1の実施形態の基板300とは異なる。これ以外の基板302の各構成は、上述の基板300の各構成と同じであってもよいため、ここでは説明を省略する。
まず、逆バイアス電圧制御部200について説明する。逆バイアス電圧制御部200は、PMOSトランジスタを用いたトランジスタM11、NMOSトランジスタを用いたトランジスタM12、M13を含む。トランジスタM12とM13とはカレントミラー回路を構成している。つまり、逆バイアス電圧制御部200は、トランジスタM12、M13によって構成されるカレントミラー回路と、受光素子120のアノード端子に接続される端子T2とカレントミラー回路との間に配されたトランジスタM11と、を含む。トランジスタM11の主端子のうち一方(ソース)が端子T2を介して受光素子120のアノード端子に接続され、他方(ドレイン)がカレントミラー回路に接続される。また、トランジスタM11の制御端子(ゲート)が、参照電圧制御部180が参照電圧VRを出力する端子に接続される。
発光素子110の発光量に応じて受光素子120が流す電流Ipが流れる端子T2に接続される、逆バイアス電圧制御部200の入力端子に対応するノードをノードn11とする。つまり、ノード11は、受光素子120のアノード端子と接続される。さらに、接地ノードをノードn12とする。また、逆バイアス電圧制御部200が、受光素子120のアノード端子に接続される端子T2を流れる電流Ipに応じた電流をモニタ電流Imとして電流経路CPに供給する、逆バイアス電圧制御部200の出力端子に対応するノードをノードn13とする。ノードn13は、電流経路CPを介して参照電流生成部160および比較部130の反転入力端子INNに接続される。トランジスタM11は、ソースがノードn11に接続され、ゲートには参照電圧VRが供給され、ドレインにはトランジスタM12のドレインおよびゲート、トランジスタM13のゲートが接続される。トランジスタM12のソースは、ノードn12に接続され、トランジスタM13は、ソースがノードn12に接続され、ドレインがノードn13に接続される。
トランジスタM13は、受光素子120からトランジスタM12に流れる電流Ipの値に、トランジスタM12とトランジスタM13とのサイズ比(ミラー比)を乗じた値のモニタ電流Imを電流経路CPに供給する。このため、モニタ電流Imは、発光素子110の発光量に応じた受光素子120の検出量に基づいて電流経路CPに供給される電流ともいえる。
また、トランジスタM11に受光素子120から電流Ipが流れているとき、トランジスタM11はソースフォロア動作する。このため、受光素子120のアノード端子が接続される端子T2の端子電圧VT2は、参照電圧VRとトランジスタM11のゲート-ソース間電圧VGSとを用いて電圧(VR+VGS)と表される。つまり、端子電圧VT2を介して、受光素子120のアノード端子に掛かる電圧は、参照電圧VRによって制御でき、結果として、受光素子120を駆動する際に印加する逆バイアス電圧が制御可能となる。
比較部130の非反転入力端子INPに入力される比較電圧VCは、APC動作を行う際、参照電流生成部160および逆バイアス電圧制御部200の双方に含まれるカレントミラー回路が精度よく動作するように予め設定された電圧であってもよい。また、比較電圧VCは、参照電圧制御部180と同様な構成によって出力が制御されるような電圧であってもよい。例えば、逆バイアス電圧制御部200が、ゲインが1倍のカレントミラー回路によって電流Ipとモニタ電流Imとの間で電流-電流変換する場合、受光素子のカソード端子の電圧(例えば、電源電圧VCC。)と接地電圧との間の値を有する電圧が、比較部130の非反転入力端子INPに供給されてもよい。また、同様にゲインが1倍のカレントミラー回路によって電流Ipとモニタ電流Imとの間で電流-電流変換する場合、非反転入力端子INPに、参照電圧VRに応じた電圧が供給されてもよい。この場合、参照電圧制御部180が参照電圧VRを出力する端子が、トランジスタM11のゲートとともに、非反転入力端子INPに接続され、非反転入力端子INPに参照電圧VRが供給されてもよい。
本実施形態において、モニタ電流Imおよび参照電流I2を高精度に調節可能とした状態を保ちながら、受光素子120の逆バイアス電圧を制御可能となり、APC回路の設計自由度を向上させることができる。具体的には、レーザーダイオードなどを用いた発光素子110の発光量の目標値が小さく、受光素子120が出力する電流Ipが小さい場合、受光素子120の暗電流の影響が大きくならないように参照電圧VRの電圧値が大きく設定されてもよい。これによって、受光素子120を駆動する際の逆バイアス電圧が小さくなり、受光素子120の暗電流の生成が抑制される。一方、発光素子110の発光量の目標値が大きく、受光素子が出力する電流Ipが大きい場合、受光素子120の応答速度が速くなるように、参照電圧VRの電圧値が小さく設定されてもよい。これによって、受光素子120を駆動する際の逆バイアス電圧が大きくなり、受光素子120の応答速度が速くなり、図2(b)に示される期間P22が短くなる。
以上、本発明に係る実施形態を示したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態は適宜変更、組み合わせが可能である。
100:記録装置、110:発光素子、120:受光素子、130:比較部、140:駆動部、160:参照電流生成部、180:参照電圧制御部

Claims (15)

  1. 発光素子と、
    第1端子および第2端子を有し、前記第1端子と前記第2端子との間に与えられる逆バイアス電圧によって駆動され、前記発光素子の発光量を検出する受光素子と、
    参照電流を前記第2端子が接続されたノードに供給する参照電流生成部と、
    前記第2端子に接続された第1入力端子と、第2入力端子と、を有し、前記発光量に応じて前記受光素子が前記第2端子に流すモニタ電流と、前記参照電流と、を比較する比較部と、
    前記第1入力端子と前記第2入力端子とを接続するためのスイッチ素子と、
    前記比較部の出力に基づいて前記発光素子を駆動する駆動部と、
    前記第2端子の電圧を制御するための参照電圧制御部と、を含み
    前記参照電圧制御部、少なくとも2つの電圧値から選択される参照電圧を前記第2入力端子に供給することによって、前記第2端子の電圧を前記参照電圧に応じた電圧に制御し、
    前記スイッチ素子は、
    前記モニタ電流と前記参照電流とを比較する前に、前記第1入力端子と前記第2入力端子とを接続し、
    前記モニタ電流と前記参照電流とを比較する期間中、前記第1入力端子と前記第2入力端子との接続を解除することを特徴とする記録装置。
  2. 前記参照電圧制御部が、少なくとも2つの電圧値が異なる電圧を生成する電圧生成部と、前記電圧生成部の出力を受けるボルテージフォロア回路とを含み、
    前記ボルテージフォロア回路の出力が、前記第2入力端子に供給されることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記記録装置は、前記参照電流生成部に前記参照電流に応じた電流を供給するための電流生成部をさらに含み、
    前記参照電流生成部が、カレントミラー回路を有し、
    前記参照電流生成部のカレントミラー回路の入力端子が、前記電流生成部が前記参照電流に応じた電流を出力する端子に接続され、
    前記参照電流生成部のカレントミラー回路の出力端子が、前記第2端子が接続されたノードに接続されることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 発光素子と、
    第1端子および第2端子を有し、前記第1端子と前記第2端子との間に与えられる逆バイアス電圧によって駆動され、前記発光素子の発光量を検出する受光素子と、
    参照電流を電流経路に供給する参照電流生成部と、
    前記発光量に応じた前記受光素子の検出量に基づいて前記電流経路に供給されるモニタ電流と、前記参照電流と、を比較する比較部と、
    前記比較部の出力に基づいて前記発光素子を駆動する駆動部と、
    前記第2端子の電圧を制御するために、少なくとも2つの電圧値から選択される参照電圧を生成する参照電圧制御部と、
    前記第2端子と前記比較部との間に配され、前記参照電圧制御部から前記参照電圧を受け、前記参照電圧に応じた電圧に前記第2端子を制御する逆バイアス電圧制御部と、を含み、
    前記比較部は、前記電流経路に接続された第1入力端子を含み、
    前記逆バイアス電圧制御部は、カレントミラー回路と、前記第2端子と前記カレントミラー回路との間に配されたトランジスタと、を含み、
    前記トランジスタの主端子のうち一方は前記第2端子に接続され、他方は前記カレントミラー回路に接続され、
    前記トランジスタの制御端子は、前記参照電圧制御部が前記参照電圧を出力する端子に接続されることを特徴とする記録装置。
  5. 前記逆バイアス電圧制御部が、前記第2端子を流れる電流に応じた電流を前記モニタ電流として前記電流経路に供給することを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  6. 前記比較部が、前記第1端子の電圧と接地電圧との間の値を有する電圧が供給される第2入力端子をさらに備えることを特徴とする請求項またはに記載の記録装置。
  7. 前記第2入力端子に、前記参照電圧に応じた電圧が供給されることを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  8. 前記記録装置は、前記参照電流生成部に前記参照電流に応じた電流を供給するための電流生成部をさらに含み、
    前記参照電流生成部が、第2カレントミラー回路を有し、
    前記参照電流生成部の前記第2カレントミラー回路の入力端子が、前記電流生成部が前記参照電流に応じた電流を出力する端子に接続され、
    前記参照電流生成部の前記第2カレントミラー回路の出力端子が、前記電流経路に接続されることを特徴とする請求項乃至の何れか1項に記載の記録装置。
  9. 前記参照電圧制御部が、少なくとも2つの電圧値が異なる電圧を生成する電圧生成部と、前記電圧生成部の出力を受けるボルテージフォロア回路とを含み、
    前記ボルテージフォロア回路の出力が、前記トランジスタの制御端子に供給されることを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項に記載の記録装置。
  10. 前記電圧生成部が、分圧回路を含むことを特徴とする請求項2またはに記載の記録装置。
  11. 前記参照電圧制御部は、
    前記発光素子を第1光量で発光させる場合、第1電圧を前記参照電圧として供給し、
    前記発光素子を前記第1光量よりも大きい第2光量で発光させる場合、前記第1電圧よりも絶対値が小さく、かつ、同じ極性の第2電圧を前記参照電圧として供給することを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の記録装置。
  12. 前記発光素子、前記比較部および前記駆動部は、1つのグループを構成し、
    前記記録装置は、
    複数の前記グループを含み、
    前記第2端子と複数の前記グループのうち1つのグループに含まれる前記比較部とを選択的に接続するためのグループ間スイッチ素子をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の記録装置。
  13. 前記記録装置は、前記発光素子からの光が照射される感光ドラムをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の記録装置。
  14. 発光素子を駆動するための駆動信号を出力するための第1端子と、
    前記発光素子の発光量を検出する受光素子から出力されるモニタ電流を入力するための第2端子と、
    参照電流を前記第2端子が接続されたノードに供給する参照電流生成部と、
    前記第2端子に接続された第1入力端子と、第2入力端子と、を有し、前記受光素子から前記第2端子に入力される前記モニタ電流と、前記参照電流と、を比較する比較部と、
    前記第1入力端子と前記第2入力端子とを接続するためのスイッチ素子と、
    前記比較部の出力に基づいて前記駆動信号を生成する駆動部と、
    前記第2端子の電圧を制御するための参照電圧制御部と、を含み
    前記参照電圧制御部が、少なくとも2つの電圧値から選択される参照電圧を前記第2入力端子に供給することによって、前記第2端子の電圧を前記参照電圧に応じた電圧に制御し、
    前記スイッチ素子は、
    前記モニタ電流と前記参照電流とを比較する前に、前記第1入力端子と前記第2入力端子とを接続し、
    前記モニタ電流と前記参照電流とを比較する期間中、前記第1入力端子と前記第2入力端子との接続を解除することを特徴とする発光素子駆動用基板。
  15. 発光素子を駆動するための駆動信号を出力するための第1端子と、
    前記発光素子の発光量を検出する受光素子から出力されるモニタ電流を入力するための第2端子と、
    参照電流を電流経路に供給する参照電流生成部と、
    前記受光素子から前記電流経路に供給される前記モニタ電流と、前記参照電流と、を比較する比較部と、
    前記比較部の出力に基づいて前記駆動信号を生成する駆動部と、
    前記第2端子の電圧を制御するために、少なくとも2つの電圧値から選択される参照電圧を生成する参照電圧制御部と、
    前記第2端子と前記比較部との間に配され、前記第2端子を前記参照電圧制御部から供給される前記参照電圧に応じた電圧に制御する逆バイアス電圧制御部と、を含み、
    前記比較部は、前記電流経路に接続された第1入力端子を含み、
    前記逆バイアス電圧制御部は、カレントミラー回路と、前記第2端子と前記カレントミラー回路との間に配されたトランジスタと、を含み、
    前記トランジスタの主端子のうち一方は前記第2端子に接続され、他方は前記カレントミラー回路に接続され、
    前記トランジスタの制御端子は、前記参照電圧制御部が前記参照電圧を出力する端子に接続されることを特徴とする発光素子駆動用基板。
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