JP4857579B2 - 発光素子駆動装置及び画像形成装置 - Google Patents

発光素子駆動装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、発光素子駆動回路及び画像形成装置に関し、特にレーザゼログラフィにその光源として用いられるレーザ素子の駆動に用いて好適な発光素子駆動装置に関する。
複数のレーザダイオードを用いた画像形成装置において、一部のレーザダイオードに故障が発生した場合、残りのレーザダイオードを用いて感光体上に描画する方法が種々提案されている。
例えば、特許文献1では、故障せずに残ったレーザダイオードの個数に応じて走査速度を上げてスループットを落とさずに描画する方法が提案されている。
特開2000−180751号公報
しかしながら、特許文献1には、レーザダイオードが故障した場合の光量制御についての開示がない。故障LDについてAPC(Auto Power Control)を実行すると、APC用のアンプが振り切れ、次のLDのAPCの収束性が悪化してしまう。従って、故障LDを特定し発光させないだけでなく、APC実行時に故障したレーザダイオードのAPC自体も行なわないような手段が必要となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、故障した発光素子が存在しても発光素子の光量制御精度を維持することができる発光素子駆動装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明の発光素子駆動装置は、複数の発光素子と、点灯された発光素子の光量を検出する光検出手段と、前記光検出手段の検出する光量に基づいて、前記複数の発光素子の光量を各々目標光量に一致させるための制御電圧を前記複数の発光素子のそれぞれについて順次生成する制御部と、前記制御電圧に従って前記複数の発光素子の少なくとも1つを駆動する駆動手段とを備え、前記制御部は、前記複数の発光素子に共通の演算増幅器を有し、該演算増幅器は、前記光検出手段により検出された光量を対応する電圧値に変換した値と、発光素子を目標光量で発光させるための基準電圧との差分に基づいて制御電圧を生成するものであり、前記制御部は、前記制御電圧の生成の際に、点灯制御したが前記光検出手段で検出される光量が所定値以下の発光素子を故障と判定し、次回の制御電圧の生成の際には、故障と判定した発光素子の前記光検出手段による光量検出が、故障と判定していない発光素子の前記光検出手段による光量検出よりも先に実行されないように前記駆動手段による発光素子の駆動順序を制御すると共に、前記故障と判定した発光素子の制御電圧が、前記故障と判定していない発光素子の制御電圧よりも先に生成されないように前記制御電圧の生成順序を制御することを特徴とする。
本発明によれば、故障していない発光素子の光量制御が、故障している発光素子の光量制御を行った後に行われることで、光量制御の精度が低下してしまうのを防止することができる。
上記発光素子駆動装置において、前記制御部は、前記故障と判定していない発光素子の制御電圧を生成した後に、前記故障と判定した発光素子の制御電圧の生成を行うことなく、制御電圧の生成処理を終了するとよい。
本発明の発光素子駆動装置は、画像形成に使用する発光素子と、画像形成に使用しない発光素子とを含む複数の発光素子と、点灯された発光素子の光量を検出する光検出手段と、前記光検出手段の検出する光量に基づいて、前記複数の発光素子の光量を各々目標光量に一致させるための制御電圧を前記複数の発光素子のそれぞれについて順次生成する制御部と、前記制御電圧に従って前記複数の発光素子の少なくとも1つを駆動する駆動手段とを備え、前記制御部は、前記複数の発光素子に共通の演算増幅器を有し、該演算増幅器は、前記光検出手段により検出された光量を対応する電圧値に変換した値と、発光素子を目標光量で発光させるための基準電圧との差分に基づいて制御電圧を生成するものであり、前記制御部は、前記画像形成に使用しない発光素子の前記光検出手段による光量検出が、前記画像形成に使用する発光素子の前記光検出手段による光量検出よりも先に実行されないように前記駆動手段による発光素子の駆動順序を制御すると共に、前記画像形成に使用しない発光素子の制御電圧が、前記画像形成に使用する発光素子の制御電圧よりも先に生成されないように前記制御電圧の生成順序を制御することを特徴とする。
本発明によれば、画像形成に使用する発光素子の光量制御が、画像形成に使用しない発光素子の光量制御を行った後に行われることで、光量制御の精度が低下してしまうのを防止することができる。
上記発光素子駆動装置において、前記制御部は、前記画像形成に使用する発光素子の制御電圧を生成した後に、前記画像形成に使用しない発光素子の制御電圧の生成を行うことなく、制御電圧の生成処理を終了するとよい。
本発明の画像形成装置は、請求項1又は3記載の発光素子駆動装置と、前記発光素子駆動装置の制御により点灯制御されるレーザ素子とを備えることを特徴としている。
本発明の画像形成装置は、請求項1記載の発光素子駆動装置を用いてレーザ素子を駆動する構成を備えている。最適な光量制御によって最適な画像を形成することができる。
本発明は、故障した発光素子が存在しても発光素子の光量制御精度を維持することができる。
添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例を説明する。
先ず、本発明の第1の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る発光素子駆動装置の全体構成を示す図である。図1において、発光素子駆動装置10は複数個の発光素子を駆動する。図1の構成では、発光素子駆動装置10は32個の発光素子LD1〜LD32を駆動する。換言すれば、発光素子駆動装置10は32チャネル構成である。各発光素子LD1〜LD32は面発光ダイオード(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)で形成され、マトリクス状に配置されている。発光素子駆動装置10は例えばICチップで形成され、内部に以下に説明する回路を備える。
発光素子駆動装置10は各チャネル毎に、つまり発光素子LD1〜LD32毎にドライバ1001〜10032を有する。また、発光素子駆動装置10は各チャネルに共通の制御部として、共通制御電位設定回路200、電流アンプ300、光量モニタ400、強制点灯回路500、APC(Automatic Power Control)回路600(本発明の制御部に該当する)を有する。
ドライバ1001〜10032は、上記各チャネルに共通の制御部からの信号を、バス150を介して受け取り、それぞれ発光素子LD1〜LD32を駆動制御するための制御を行う。具体的には、ドライバ1001〜10032は各発光素子LD1〜LD32を光量制御を行うAPC制御と、APC制御後の変調制御とを行う。後述するように、APC制御では、ドライバ1001〜10032は発光素子LD1〜LD32に印加する電圧と電流との両方を制御する。電圧駆動時、ドライバ1001〜10032は各端子COUTを介して、発光素子LD1〜LD32のカソードにそれぞれ接続されているコンデンサCd1〜Cd32を制御する。電流駆動時、ドライバ1001〜10032は各端子LDOUTを介して、各発光素子LD1〜LD32に流れる電流量を制御する。
ドライバ1001〜10032は複数個ずつが、端子LDCOMを介して共通に接続されるとともに、負荷105に接続されている。図1の構成では、ドライバ1001〜1004のLDCOM端子は共通に接続され、一端がグランドに接続された負荷105の他端に接続されている。各ドライバ1001〜10032は対応する発光素子を駆動していないときには、駆動電流に対応する電流(相補出力)を出力する。この電流を負荷105に流すことにより、発光素子の点灯の数等に依存することなく常に一定の電流が発光素子駆動装置10に流されるようにして、動作の安定化を図っている。
光量制御装置10は、各発光素子LD1〜LD32のレーザ光量をAPC制御で適切な値に設定した後、変調制御を行う。APC制御の概略は次の通りである。まず、発光素子LD1のレーザ光量を調整する。ドライバ1001は発光素子LD1を駆動する。各発光素子LD1〜LD32に共通に設けられた受光器PD(例えばフォトダイオードであって、前述の受光器11に相当する)には、発光素子LD1のレーザ光量に応じた電流が流れる。電流アンプ300は受光器PDに流れる電流に対し、スイッチSWSaをオンし、電流源450からの加算電流を加算した電流を低インピーダンスで受けて増幅する。この場合、スイッチSWSbがオンすることで電流源460から供給される基準電流で加算電流を相殺し、残った電流を基準電圧Vref2に接続された抵抗に供給して電流アンプ300が出力する電流を電圧に変換し、この電圧(検出電圧という)を、スイッチSW19を介してAPC回路600に出力する。APC回路600はオペアンプ61と、1つのスイッチ(SWfb1〜SWfb32の何れか1つ)とコンデンサ(Cfb1〜Cfb32の何れか1つ)との直列回路とを複数個備える。各直列回路はオペアンプ61の出力端子と反転入力端子との間に接続されている。各直列回路はサンプルホールド回路を構成する。1つのサンプルホールド回路が1つの発光素子に対応する。例えば、スイッチSWfb1とコンデンサCfb1とのサンプルホールド回路は、発光素子LD1に対応する。同様に、スイッチSWfb32とコンデンサCfb32とのサンプルホールド回路は、発光素子LD32に対応する。
オペアンプ61は、発光素子LD1を駆動したときの差電圧を増幅しバス150の対応する信号線に出力する。ドライバ1001はこの差電圧がゼロになるように発光素子LD1に与える駆動電流を変化させる。これにより、発光素子LD1のレーザ光量が変化し、受光器PDに流れる電流量が変化する。受光器PDに流れる電流に応じた検出電圧が電流アンプ300からAPC回路600に出力される。このようなフィードバック制御により、電流アンプ300の入力出力に加えられた加算電流は相殺される結果消え、APC基準電圧Vrefで発生した基準電流に対応するレーザ光量となるように発光素子LD1の駆動状態を設定する。なお、この駆動状態の設定とは、発光素子LD1に与える駆動電流と駆動電流の両方をAPC基準電圧Vrefに対応する値に調整することを意味している。
このようにして発光素子LD1を制御している間、APC回路600の32個のサンプルホールド回路のうち、スイッチSWfb1のみがオンとなっており、発光素子LD1のレーザ光量がAPC基準電圧Vrefに相当する値に収束する際の電圧がコンデンサCfb1に蓄積される。以下同様に、発光素子LD2〜LD32を順番に1つずつAPC制御する。
なお、後述するように、APC制御は2回行うことが好ましい。2回目のAPC制御では、1回目のAPCでオンしていたスイッチSWSaをオフする。電流アンプ300の出力側に供給されている相殺電流は基準電流+加算電流がそのままであるため、受光電流は基準電流+加算電流に対応する電流で制御が行われる。APC回路600中の32個のサンプルホールド回路を1回目及び2回目のAPC制御で共通に用いることができるが、2回目のAPC制御用に新たに32個のサンプルホールド回路を設けてもよい。
光量モニタ400は、電流アンプ300に流れる電流から各発光素子LD1〜LD32のレーザ光量を示す光量モニタ信号を出力する。
強制点灯回路500は、APC制御を行う前に必要となる同期信号を生成する回路である。発光素子駆動装置10が組み込まれるコピー機、プリンタ、ファクシミリなどの画像処理装置では、画像を描画する位置を正確に決定するために、描画開始位置の少し手前に光センサを設け、発光素子が出力する光が光センサを横切るタイミング基づき描画開始位置を決定している。
図3に、本発明の発光素子駆動装置を備える画像形成装置の一態様であるレーザゼログラフィにおけるレーザ走査系の構成例と、各センサ出力とを示す。レーザゼログラフィ装置におけるレーザ光走査系の基本的な構成は、次の通りである。レーザ光源10dから出射されたレーザ光は、レンズ15、ポリゴンミラー12及びレンズ13、14を介して感光体表面16に照射される。そして、ポリゴンミラー12の回転により、上記レーザ光が感光体表面16を繰り返し走査する。また、レーザ光源10dから出射されたレーザ光の一部は、半透過型ミラー19を介して受光器11に入力する。図3において、このときの受光器11の出力を光量制御センサ出力として示し、描画開始位置の少し手前に設けられた光センサ17の出力をSOS(Start of Scan)センサ出力として示す。APCのための領域は、走査領域の前後に設けられている。なお、参照番号18は前述した発光素子駆動装置10に相当する。
前述したように、発光素子LD1〜LD32の個々のレーザ光量は端面レーザに比べ小さいので、複数個を同時にオンさせて、SOSセンサ上を走査する。この場合、特に二次元に配列された発光素子のうち、中央部分に位置する複数の発光素子のみをオンすることが好ましい。しかしながら、APC制御では発光素子を1つずつオンさせて条件設定(フィードバックループのゲイン)を行っているため、所定数の発光素子を同時にオンさせてしまっては、APC制御のフィードバックループが発振してしまう可能性がある。従って、この問題点を解決するために、強制点灯回路500は、変調信号(変調データ)に応じて電流アンプ300の負荷の大きさを変化させる。つまり、オンすべき発光素子の数に応じた負荷を電流アンプ300の出力に接続する。図示する構成では、複数の抵抗がスイッチを介して電流アンプの出力に接続されている。オペアンプ61に着目すれば、強制点灯回路500は、オンすべき発光素子の数に応じて電流電源変換ゲインを小さくし全体として負帰還のゲインが変わらないようにする。このような構成により、常に1つの発光素子のみをオンさせた状態と等価な状態が得られるため、換言すれば、フィードバックループのゲインは1つの発光素子のみをオンさせた状態の値となる。この結果、フィードバックループが発振してしまうのを防止することができる。
共通制御電位設定回路200は、各ドライバ1001〜10032内で必要とされる各種の電流を生成するために必要な制御電位を生成する回路である。図1の構成では、共通制御電位設定回路200は、各ドライバ1001〜10032内で流れるバイアス電流を設定するための共通電位を生成する回路と、オフセット電流を生成するための共通電位を生成する回路とを備えている。バイアス電流とオフセット電流とは典型的な例であって、各ドライバ1001〜10032は駆動と制御に必要なその他の電流を生成するために必要な制御電位を設定することができる。オフセット電流設定用の共通制御電位は、演算増幅器(オペアンプ)211、電流源212,213及び負荷214,215を含む回路で生成される。バイアス電流設定や他の電流設定用の共通制御電位もそれぞれ同様の回路で生成される。外部からのオフセット電流設定信号に応じて、電流源212は支持された電流を負荷214に供給する。負荷214の端子電圧がオペアンプ211のプラス側端子に与えられる。定電圧源216に接続された定電流源213は、オペアンプ211の出力に応じた電流を負荷215に流す。負荷215の端子電圧がオペアンプ211のマイナス側端子に与えられる。オペアンプ211は、電流源213がオフセット電流設定信号で設定されたオフセット電流と同一の電流を流すように電流源213を制御する。このときのオペアンプ211の出力信号は、バス150の対応するバス線に出力される。他方、定電圧源216のプラス側電圧がバス150の対応するバス線に出力される。このバス線は、夫々の共通制御電位に共通であって、かつ各ドライバ1001〜10032に共通である。このように、外部から設定されたオフセット電流値が差分電圧の形でバス150を介して各ドライバ1001〜10032に供給される。各ドライバ1001〜10032は後述するようにして、受け取った差分電圧からオフセット電流を生成する。この結果、たとえ定電圧源216の電源電圧が変動しても、上記電位差は一定となり、電源電圧の変動による影響を回避することができる。なお、オペアンプ211の出力電圧と定電圧源216の電圧とは、平行二線で伝送することが好ましい。
次に、図2を参照してドライバ1001〜10032の内部構成について説明する。各ドライバ1001〜10032は同一構成なので、以下では1〜32の添え字を省略し、単にドライバ100として説明する。
ドライバ100は2つの乗算器21、22を有する。乗算器21は電流源30を制御するために設けられ、乗算器22は図1に示すコンデンサCd1〜Cd32のうちの対応する1つを制御するために設けられている。以下、便宜上、対応する1つのコンデンサをCdとし、図2に破線で示す。コンデンサCdはレーザへの駆動電圧が立ち上がる短い時間電圧源として機能する。電流源30は対応する発光素子LDに流す電流を生成し、電圧源として機能するコンデンサCdは対応する発光素子LDに駆動電圧を与える。
ここで、面発光レーザの駆動電流と駆動電圧(端子電圧)との関係(電圧−電流特性)は、面発光レーザの内部抵抗が高いことから実用的な範囲では比例関係(直線関係)となり、また、駆動電流とレーザ光量との関係も実用的な範囲で比例関係(直線関係)となる。このような特性を踏まえて、1回目のAPC制御において電流源30の電流量は発光素子LDのレーザ光量が基準光量(第1の光量)となるように決められ、2回目のAPC制御においてレーザ光量が第2の光量となるように決められる。同様に、1回目のAPC制御においてコンデンサCdが蓄積する駆動電圧は発光素子LDのレーザ光量が基準光量(第1の光量)となるように決められ、2回目のAPC制御においてレーザ光量が第2の光量となるように決められる。これらの2つの値を用いた内挿又は外挿処理により、レーザ光量を任意の光量に補正することができるようになる。
乗算器21と22は4象限アナログ乗算器を用いることができ、その乗算器に接続されるべき電圧源としてコンデンサを用いることができる。各乗算器21、22の入力は差動構成となっている。各乗算器21、22の+と−で表記された2つの差動入力をそれぞれV1a、V1b及びV2a、V2bとすると、差動構成の各乗算器21、22はIout=α(V1a-V1b)(V2a-V2b)で記述される電流を出力する。但し、αは定数である。
このようなレーザ駆動装置では、各乗算器21及び22の一方の入力端子(乗数端子)には補正信号が入力し、他方の入力端子(被乗数端子)には制御電圧が入力する。通常差動で構成する乗算器の相補出力の+側出力を利用した場合オフセット電流が存在するが上記各乗算器21及び22にオフセットが存在してもその出力に接続されたコンデンサC1、C2によりAPC時当該オフセットがキャンセルされる。補正信号は、レーザ光の走査位置によりレーザ光量が異なる状況を考量したもので、レーザ光の走査位置に応じた制御電圧を有する。
まず、第1のAPC制御により、第1の光量(基準値とする)を次のように設定する。スイッチSWSaはオン、SWSbはオフ、SW1はオフ、SW2はオフ、SW3はオフ、SW5−1はオン、SW5−2はオフ、SW5−3はオフ、SW5−4はオン、SW6−1はオン、SW6−2はオフ、SW6−3はオフ、SW6−4はオン、SW7はオフ、SW8はオン、SW11はオン、SW11−1はオン、SW11−2はオフ、SW12はオフ、SW13はオン、SW15−1はオフ、SW15−2はオン、SW16はオフ、スイッチSWSaをオンに設定する。また、第1の光量を設定する際には、各乗算器21及び22の乗数端子に0Vの補正信号を与える。この状態では、乗数が0であるため、被乗数端子にどのような制御電圧が入力されても各乗算器21及び22はオフセット電圧を出力する。また、図1に示すAPC回路600のオペアンプ61には、第1のAPC基準電圧Vref1が与えられる。オペアンプ61は、発光素子LDのレーザ光量が第1のAPC基準電圧Vref1となるような制御電圧を出力する。この制御電圧は図2のスイッチSW8、オペアンプ26、インバータ28及びスイッチSW11を通り、電流源30に与えられる。電流源30は受け取った制御電圧に応じた電流を発光素子LDに与える。また、オペアンプ26が出力する制御電圧はサンプルホールド回路のコンデンサC3−1に格納される。補正信号は0Vに設定されているため、乗算器21はオフセット電圧を出力する。よって、コンデンサC1は、上記制御電圧と乗算器21から出力されるそのオフセット電圧との差電圧で充電される。他方、図1のオペアンプ61が出力する制御電圧は、コンデンサC2に与えられるとともに、サンプルホールド回路のコンデンサC4−1に格納される。補正信号は0Vに設定されているため、乗算器22はオフセット電圧を出力する。よって、コンデンサC2には制御電圧と乗算器22のオフセット電圧との差電圧で充電される。
そして、第2のAPC制御により第2の光量(これを補正光量という)を次のように設定する。スイッチSWSaはオフ、SWSbはオフ、SW1はオフ、SW2はオフ、SW3はオフ、SW5−1はオフ、SW5−2はオン、SW5−3はオン、SW5−4はオフ、SW6−1はオフ、SW6−2はオン、SW6−3はオン、SW6−4はオフ、SW7はオフ、SW8はオフ、SW11はオフ、SW11−1はオン、SW11−2はオフ、SW12はオフ、SW13はオン、SW15−1はオフ、SW15−2はオフ、SW16はオフ、SWSaをオフに設定する。また、第2の光量を設定する際には、各乗算器21及び22の乗数端子に所定電圧の補正信号を与える。更に、スイッチSWSaがオフになっていることからオペアンプ61は、第1のAPC制御に対し、電流源450の加算電流分、受光器PDからの光量が増大するように制御電圧を出力する。この制御電圧は図1のスイッチSW8、オペアンプ26、インバータ28及びスイッチSW5−2、SW5−3、乗算器21、抵抗R11、キャパシタC1を通り、電流源30に与えられる。電流源30は、受け取った制御電圧に応じ、受光器PDからの電流を、基準電流から、この基準電流に加算電流を加えた電流へと変化させる。また、オペアンプ26が出力する制御電圧はサンプルホールド回路のコンデンサC3−2に格納される。コンデンサC1は、上記制御電圧と乗算器21の出力との差電圧で充電される。第1のAPC制御において発光素子LDに与えられる電流はI+ΔIと記述することができる。他方、図1のオペアンプ61が出力する制御電圧は、コンデンサC2に与えられるとともに、サンプルホールド回路のコンデンサC4−2に格納される。コンデンサC2には制御電圧と乗算器22の出力との差電圧で充電される。第1のAPC制御においてコンデンサC2に格納される電圧をVとすれば、第2のAPC制御のいてコンデンサC2に格納される電圧はV+ΔVと記述することができる。
ここではスイッチSW6−1、SW6−4をオン、SW6−2,SW6−3をオフしたが、2回目以降のAPCではSW6−3、SW6−1をオン、SW6−2、SW6−4をオフとしてもよく、この方が変調時と同じ条件のため精度向上が期待できる。
発光素子LDの変調時には、レーザ光の走査位置に応じた光量補正量に対応した補正電圧が各乗算器21、22の乗数端子に入力される。それにより、乗算器22、コンデンサC2及びオペアンプ26で構成される電圧源から面発光レーザに印加される駆動電圧、及び電流源30から発光素子LDに供給される駆動電流の双方が同時に制御され、上記レーザ光の走査位置に応じて補正された光量にて発光素子LDの発光がなされる。
コンデンサC1には直列に抵抗R11を接続する。すなわち、本実施例では、コンデンサC1を含むサンプルホールド回路110をローパスフィルタで構成する。これにより、スイッチSW11のオン/オフを切り替えた際に発生する高周波ノイズを抑制できる。また、このローパスフィルタにはコンデンサC11を並列に接続する。これにより、ローパスフィルタの時定数によって負帰還ループの位相が遅れることを防止できる。同様に、コンデンサC2に直列に抵抗R21を接続することで、これを含むサンプルホールド回路220をローパスフィルタで構成する。これにより、スイッチSW8のオン/オフを切り替えた際に発生する高周波ノイズを抑制できる。更に、コンデンサC2及び抵抗R21で構成されたローパスフィルタに、負帰還ループの位相遅れを防止するためのコンデンサC22を並列に接続し、負帰還ループでの発振を防止する。
電圧印加時間調整回路800は、スイッチSW2を制御して発光素子LDに電圧を印加する時間を調整する。この電圧はコンデンサCdに蓄積された電圧である。前述したように、本実施形態では、発光素子LDに与える電圧と電流との両方を制御して発光素子LDを駆動する。発光素子LDを駆動する際、まず電圧で駆動し次に電流で駆動する。電圧駆動の電圧印加時間を調整可能にすることで、図2のLDOUT端からレーザまでの配線が長く立ち上がりに時間がかかる場合のように発光素子LDの実装状態に応じた電圧印加時間を適切に設定することができる。
電圧印加時間調整回路800は、遅延回路81と排他的論理和回路82とを2組有2つの遅延回路81は、インバータ83で図示するように接続されている。遅延回路81は、電圧印加時間信号と変調信号とを受け取り、電圧印加時間信号に従って変調信号を遅延させる。一方の遅延回路81の出力信号と変調信号との排他的論理和をとり、その出力信号でスイッチSW2をオンさせる。この結果、出力信号は変調信号の立ち上がりで立ち上がり、遅延した変調信号の立ち上がりで立ち下がる第1のパルスと変調信号の立ち下がりで立ち上がり、遅延した変調信号の立ち下がりで立ち下がる第2のパルスを発生する。つまり、遅延回路81の遅延時間と同じパルス幅で電圧を変調信号の立ち上がり時と立ち下り時に印加するようになる。このようにして、適切な電圧印加時間を設定することが可能になる。同様に、他方の遅延回路81と排他的論理和回路82の作用によりスイッチSW1を制御しOFFバイアスを供給することで、発光素子LDがオンからオフへの動作を制御する(高速化する)。
電流生成回路700は、図1に示す共通制御電位設定回路200が出力する電流毎の差分電圧を受け取り、差分電圧に応じた電流を出力する。電流生成回路700のオペアンプ34と定電流源32とは基準共通電位と基準オフセット電位で形成される差分電圧を受け取り、差分電圧に応じたオフセット電流を生成する。オフセット電流はスイッチSW16を介して負荷24に流れる。オフセット電流に応じてコンデンサC2の端子電位が決まり、これにより電圧源として機能するコンデンサC2が発光素子LDに与える駆動電圧を調整することができる。駆動電圧を調整することで、駆動パルスをオーバシュートさせ、短いパルス幅までレーザを追従させることでハイライトの再現性を高めることができ、駆動電圧を少し大きめに設定することで画像の輪郭を強調できるなど、画像に合わせてこれらを適宜設定することで画質の調整にも使用することができる。オペアンプ35と電流源31とは、基準共通電位と基準バイアス電位で形成される差分電圧をスイッチ750を介して受け取り、差分電圧に応じたバイアス電流を生成する。また、スイッチ750に接続される図中の電圧源が設定するOFFバイアス電圧を受けた電流源31は、OFFバイアス電圧応じたレーザ駆動電流を生成する。
上記構成を備える本実施例は、発光素子LDの一部が故障した場合や、一部の発光素子LDのみを使用する場合に、故障または未使用の発光素子LDに対してAPCを行うことで悪化してしまうAPC精度を全発光素子を使用する場合と同等程度に確保することを目的としている。
APC精度の悪化は、故障、未使用の発光素子に対して、光量制御を行うと、発光しないにも係わらず基準光量に合せるために制御電圧が上昇し、光量モニタ用の演算増幅器が振り切れることにより、次の発光素子の光量制御時の開始電圧が高く、収束性が悪化することに起因する。
そのため本実施例では、APC回路(制御部)600に各発光素子のAPC順序を設定するAPC順序制御回路1005を備えており、未使用(故障含む)の発光素子のAPC順序を後回しにする。
また、APC順序制御回路1005でAPC制御の実行、非実行を制御する制御信号を各発光素子ごとに設定可能としており、この信号をもとに、未使用(故障含む)発光素子のAPCの順番となった際に、APCの精度悪化の要因となる演算増幅器の入力電圧のレベルを一個前のレベルに保持しておく。
図1に示すオペアンプ61に接続されているスイッチSWfb1〜SWfb32を制御することで、APC制御の順番を設定するAPC順序制御回路1005の構成を図4に示す。複数の発光素子に対応して設けられたシフトレジスタ1000、ラッチ回路1001(1)〜1001(32)、カウンタ1002、同じく複数の発光素子に対応して設けられた比較器1003(1)〜1003(32)、スイッチSWfb1〜SWfb32のONとOFFとを制御する出力コントロール部1004とから構成されている。
例えばCPU(不図示)などから各発光素子のAPC実行順序情報を入力する。APC実行順序情報は、全発光素子分のデータとしてシリアルデータとして転送されシフトレジスタ1000に入力される。入力されたデータは順に転送されるとともに、各発光素子ごとの情報を蓄積するラッチ回路1001(1)〜1001(32)に出力する。APCの実行時にAPC用のクロックが入力されると、カウンタ1002でカウントを開始するが、各比較器1003(1)〜1003(32)は、カウンタ1002の出力とラッチ回路1001(1)〜1001(32)の値とを比較し、一致した比較器1003の出力が遷移(例えば、ハイレベル)し、該当の発光素子のAPCを実行する。
図5は、3番目のレーザに故障が発生した場合に、出力コントロール部1004から出力される制御信号を表している。故障判断は前回APC実行時に図示しない判定回路によって判断し、CPUに故障レーザーとして情報を転送する。例えば、印加電流値を最大に設定しても基準光量に満たない場合や予め設定された最大印加電流値を超えた場合に故障と判定する。CPUはこの情報をもとにAPC実行順序情報を設定し、駆動回路に転送する。所定のタイミングで、出力コントロール部1004が制御信号LD1〜LD32をオンすることで、該当するスイッチSWfb1〜SWfb32がオンする。スイッチSWfb1〜SWfb32がオンすることで、該当する発光素子LD1〜32のレーザ光量がAPC基準電圧Vrefに相当する値に収束する際の電圧がコンデンサCfb1〜Cfb32に蓄積される。図5(A)には、発光素子LD1〜LD32がすべて正常である場合の制御信号が示されている。
図5(B)は、発光素子LD3に故障が発生した場合の制御信号を示している。不図示のCPUからの設定信号によりAPC制御の順番を最後に設定されると、スイッチSWfb3はオンしないまま順番を最後に回される。図5(B)に示すように制御信号LD2の次に制御信号LD4がオンし、スイッチSWfb4がオンする。これにより、各レーザのAPC制御時の開始電圧は、発光素子のばらつきはあるもののそれほど大きな差はなく、収束性が悪化することはない。尚、次のAPC期間用にLD32のスイッチSWfb32は、ホールド状態を保つように制御される。
また図5(C)は、順番は変更せずスイッチSWfb1〜SWfb32のみを制御した例である。発光素子LD3が故障しているのでLD2のスイッチSWfb2をLD4の順番まで保持し続ける。すなわち、図2の回路では、スイッチWfb2に対応するシフトレジスタ800(2)に、2番目と3番目とでオンするように設定情報を入力する。比較器1003(2)では、2番目と3番目でカウンタ1002のカウント値が一致するので、このタイミングでスイッチSWfb2をオンする信号が出力される。
以上は、故障時の対応だが使用する個数を変えて使用する場合にも応用できる。システム(解像度、スピード)に応じて発光個数を変える場合、都度光源や回路を製作するのではコストアップになる。本発明を用いることで個数可変にも対応できるようになる。
例えば発光素子32個のうち偶数番目の16個のみ使用する場合、偶数番めの発光素子を最初の16個までに、奇数番目を後ろの16個に割り付けるようにレジスタを書き換える。これにより16個のみ使用しても使用しない素子のAPCの影響を受けることがなくなる。さらにこの場合は、例えば図示しないAPC期間設定制御信号により、APC期間自体を16個終了時に止めるよう制御するればAPC期間を半分にすることができる。
また、奇数番目のAPCを非実行にするだけでも同様のAPC精度は確保できる。このときはAPC期間の短縮はできないが、レジスタの値を書き換えるだけで、他の制御信号を変更する必要がない。
上述した実施例は本発明の好適な実施例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。例えば、本実施例では故障素子にのみ応じてAPC順序を可変として説明しているが、他の目的例えば発光素子の光量ばらつきに相関させ順序を可変とした上でさらに故障素子に対する順序変更を加えても良い。
発光素子駆動装置の全体構成を示す回路図である。 発光素子駆動装置のドライバ100の構成を示す回路図である。 発光素子駆動装置を備える画像形成装置の一態様であるレーザゼログラフィにおけるレーザ走査系の構成例を示す図である。 APCを行う順番を設定する回路部の構成を示す図である。 出力コントロール部804から出力される制御信号を表す図である。
符号の説明
10、18 発光素子駆動装置 105 負荷
10d レーザ光源 11 受光器
12 ポリゴンミラー 13、14、15 レンズ
16 感光体表面 17 SOSセンサ
21、22 乗算器 28 インバータ
23、24、214、215 負荷 81 遅延回路
82 排他的論理和回路 150 バス
1001〜10032、100 ドライバ PD 受光器
200 共通制御電位設定回路 216 定電圧源
230 電圧源 250 補正回路
252、253 カレントミラー回路 212、213 定電流源
300 電流アンプ 400 光量モニタ
500 強制点灯回路 600 APC回路
700 電流生成回路 800 電圧印加時間調整回路
26、34、35、61、211、251 演算増幅器(オペアンプ)
30、31、32、32’、450、460 電流源
110、220 サンプルホールド回路
1000 シフトレジスタ 1001 ラッチ回路
1002 カウンタ 1003 比較器
1004 出力コントロール部 1005 APC順序制御回路
LD1〜LD32 発光素子
Vref、Vref1、Vref2 APC基準電圧
COUT、LDOUT、LDCOM 端子
R2、R3、R11、R21、R31、R32、R33、R34 抵抗
C1、C2、C3−1、C4−1、C3−2、C4−2、C11、C22、Cd、Cd1〜Cd32、Cfb32〜Cfb32 コンデンサ
SW1、SW2、SW3、SW5−1、SW5−2、SW5−3、SW5−4、SW6−1、SW6−2、SW6−3、SW6−4、SW7、SW8、SW11、SW11−1、SW11−2、SW12、SW13、SW15−1、SW15−2、SW16、SW19、SWfb1〜SWfb32 スイッチ
Tr1、Tr3、Tr31、Tr33、Tr36 P−MOSトランジスタ
Tr32、Tr34、Tr35 N−MOSトランジスタ

Claims (5)

  1. 複数の発光素子と、
    点灯された発光素子の光量を検出する光検出手段と、
    前記光検出手段の検出する光量に基づいて、前記複数の発光素子の光量を各々目標光量に一致させるための制御電圧を前記複数の発光素子のそれぞれについて順次生成する制御部と、
    前記制御電圧に従って前記複数の発光素子の少なくとも1つを駆動する駆動手段とを備え、
    前記制御部は、前記複数の発光素子に共通の演算増幅器を有し、該演算増幅器は、前記光検出手段により検出された光量を対応する電圧値に変換した値と、発光素子を目標光量で発光させるための基準電圧との差分に基づいて制御電圧を生成するものであり、
    前記制御部は、前記制御電圧の生成の際に、点灯制御したが前記光検出手段で検出される光量が所定値以下の発光素子を故障と判定し、次回の制御電圧の生成の際には、故障と判定した発光素子の前記光検出手段による光量検出が、故障と判定していない発光素子の前記光検出手段による光量検出よりも先に実行されないように前記駆動手段による発光素子の駆動順序を制御すると共に、前記故障と判定した発光素子の制御電圧が、前記故障と判定していない発光素子の制御電圧よりも先に生成されないように前記制御電圧の生成順序を制御することを特徴とする発光素子駆動装置。
  2. 前記制御部は、前記故障と判定していない発光素子の制御電圧を生成した後に、前記故障と判定した発光素子の制御電圧の生成を行うことなく、制御電圧の生成処理を終了することを特徴とする請求項1記載の発光素子駆動装置。
  3. 画像形成に使用する発光素子と、画像形成に使用しない発光素子とを含む複数の発光素子と、
    点灯された発光素子の光量を検出する光検出手段と、
    前記光検出手段の検出する光量に基づいて、前記複数の発光素子の光量を各々目標光量に一致させるための制御電圧を前記複数の発光素子のそれぞれについて順次生成する制御部と、
    前記制御電圧に従って前記複数の発光素子の少なくとも1つを駆動する駆動手段とを備え、
    前記制御部は、前記複数の発光素子に共通の演算増幅器を有し、該演算増幅器は、前記光検出手段により検出された光量を対応する電圧値に変換した値と、発光素子を目標光量で発光させるための基準電圧との差分に基づいて制御電圧を生成するものであり、
    前記制御部は、前記画像形成に使用しない発光素子の前記光検出手段による光量検出が、前記画像形成に使用する発光素子の前記光検出手段による光量検出よりも先に実行されないように前記駆動手段による発光素子の駆動順序を制御すると共に、前記画像形成に使用しない発光素子の制御電圧が、前記画像形成に使用する発光素子の制御電圧よりも先に生成されないように前記制御電圧の生成順序を制御することを特徴とする発光素子駆動装置。
  4. 前記制御部は、前記画像形成に使用する発光素子の制御電圧を生成した後に、前記画像形成に使用しない発光素子の制御電圧の生成を行うことなく、制御電圧の生成処理を終了することを特徴とする請求項3記載の発光素子駆動装置。
  5. 請求項1又は3記載の発光素子駆動装置と、
    前記発光素子駆動装置の制御により点灯制御されるレーザ素子とを備えることを特徴とする画像形成装置。
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