JP7149930B2 - パンの品質改良剤及び/又は品質改良組成物 - Google Patents
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Description
本発明のパンの品質改良剤は、エキソマルトテトラオヒドロラーゼを含む。エキソマルトテトラオヒドロラーゼは、澱粉をエキソ型で加水分解する酵素であり、4分子のグルコースからなるマルトテトラオースを生成する酵素として知られている。
(A)配列番号1に示すアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(B)配列番号1に示すアミノ酸配列と85%以上の配列同一性を示し、澱粉をエキソ型で加水分解してマルトテトラオースを生成する活性を有するポリペプチド;
(C)配列番号1に示すアミノ酸配列において、1または複数個のアミノ酸が欠失、挿入、置換および/または付加したアミノ酸配列からなり、澱粉をエキソ型で加水分解してマルトテトラオースを生成する活性を有するポリペプチド。
(a)配列番号2に示す塩基配列を含むDNA;
(b)配列番号2に示す塩基配列と相補的な塩基配列を含むDNAとストリンジェントな条件でハイブリダイズし、澱粉をエキソ型で加水分解してマルトテトラオースを生成する活性を有するポリペプチドをコードするDNA;
(c)配列番号2に示す塩基配列と85%以上の配列同一性を示し、澱粉をエキソ型で加水分解してマルトテトラオースを生成する活性を有するポリペプチドをコードするDNA;
(d)配列番号2に示す塩基配列において、1または複数個の塩基が欠失、挿入、置換および/または付加した塩基配列からなり、澱粉をエキソ型で加水分解してマルトテトラオースを生成する活性を有するポリペプチドをコードするDNA。
本発明のパンの品質改良組成物は、前記品質改良剤を含むことを特徴とする。品質改良組成物は、前記品質改良剤に加えて、食品に許容される他の成分を含んでいてもよい。
本発明のパンの品質改良組成物をパンの材料に配合すると、焼成されたパンの品質を改良できる。品質改良としては、焼き色の改善、食感の改善、風味の改善が挙げられる。
(1)冷凍生地を部分解凍する。
(2)50mLのビーカーに、冷凍生地あるいは焼成後生地10gと、30mM HCl 30g(フランスパンの場合、40g)を混合する。
(3)(2)の混合物をスターラーにて90分間~2時間混合し、抽出する。
(4)全量を50mLの遠沈管に移し、8000rpmで30分間、遠心分離する。
(5)上清をエッペンチューブに計りとり、14000rpmで30~60分間、遠心分離する。
(6)上清をフィルターろ過し、HPLCにより分析する。
カラム:Xbridge Amide 4.6×150mm
移動相:77%アセトン水溶液+0.05%トリエチルアミン(v/v)、pH10.3
カラム温度:85℃
流速:0.5mL/分
検出器:RI
最大圧力:40MPa
許容pH:pH2~11
(1)蒸留水50mLに硫酸150mLを冷却しながら混合し、アンスロン0.4gを溶解して0.2%アンスロン溶液を作成する。
(2)糖液サンプルを蒸留水で希釈する。
(3)冷却したアンスロン溶液2mLに、糖液0.4mLを添加混合する。
(4)沸騰水浴中で10分間加熱後、冷却する。
(5)620nmでの吸光度を測定し、標準品により作製した検量線により希釈液中の糖濃度を求め、上記(2)の希釈倍率に基づき糖量を求める。
本発明のパンの製造方法は、パン生地材料に前記組成物を添加することにより、焼成後のパンにおけるマルトースを増加させる工程を含む。パン生地材料に前記組成物を添加し、生地を発酵処理する際に、エキソマルトテトラオヒドロラーゼの活性により生地材料中の澱粉が分解されてマルトテトラオースを生じ、マルトテトラオースが小麦粉原料中に含まれるアミラーゼにより分解されてマルトースが増加する。マルトースの増加により焼成後のパンの品質を改良できる。マルトースの増加はパン生地材料における増加であってもよく、焼成後のパンにおける増加であってもよい。
エキソマルトテトラオヒドロラーゼ(酵素原末)と食品素材(デキストリン)を、エキソマルトテトラオヒドロラーゼ約3%、食品素材約97%となるように混合した後、粉砕することにより、粉末状のパンの品質改良組成物を製造した。
実施例1のパンの品質組成物を用いて、中種法によるレシピで食パンの製造を行った(実施例2)。また、実施例1のパンの品質改良組成物に代えて、酵素なし(比較例1)、マルトジェニックアミラーゼ(Bakezyme MA10000、DSM社)(比較例2)、α-アミラーゼ(Bakezyme P500、DSM社)(比較例3)を用いる条件でパンの製造を行った。
比容積は、単位質量の物質が占める容積を意味する。パンの体積(cm3)および重量(g)をレーザー体積計を用いて測定し、比容積(cm3/g)を算出した。さらに、同一生地から4個の山型パンが得られるため、それらの平均値を算出した。レーザー体積計として3D Laser Volume Measurement Selnac-WinVM2100(ASTEX社製)を使用した。結果を図1Aに示す。
同一生地から4個の山型パンが得られるため、各パンの表面中心(1点)の焼き色を色差計にて測定し、酵素未添加を対照として、それらの平均値を色差とした。色差計として、Color meter ZE6000(日本電色工業株式会社製)を使用した。色差は、L*a*b表色系における座標L*、a*、b*の差であるΔL*、Δa*、Δb*によって定義される二つの試料(色刺激)の間の色の差を意味する。得られた数字が大きいほど色差は大きいため、コントロール(酵素無添加区)を0とした際の各酵素添加区との色差を求めた。結果を表4に示す。
硬さは、ブランジャーで負荷を加えた際の、その最大試験力(N)を意味する。レオメーターを用い、角食パンのクラム部分に負荷を加えることで得られた最大試験力(N)から硬さを算出した。角食パンを3cm幅でスライスし、クラム部分から3cm四方の断片を4つ切り取り、それらを測定に用いて平均値を硬さ(N)とした。レオメーターとしてSUN RHEO METER CR-500DX(株式会社サン科学製)を使用した。このレオメーターにパンのクラム部分をセットすると、パンに上方向から2回、力が加えられ、力の大きさや物体が沈んだ高さなどが応力記録図とテクスチャープロファイルに出力される。レオメーターによる応力記録図とテクスチャープロファイルは、(RHEO DATA ANALKYZER(株式会社サン科学製))の取扱説明書を参照した。
結果を図2Aに示す。
付着性は、食品を手で触れたり、食して歯・舌・口腔に付着して、引き離そうとする力(N)を意味する。レオメーターを用い、ブランジャーで角食パンのクラム部分に負荷を加えることで得られた数値から付着性を求めた。角食パンを3cm幅でスライスし、クラム部分から3cm四方の断片を4つ切り取り、それらを測定に用いて平均値を付着性(N)とした。レオメーターとしてSUN RHEO METER CR-500DX(株式会社サン科学製)を使用した。結果を図3Aに示す。
食品に負荷を与えるとその食物は変形したり破損したりするが、凝集性は、負荷を連続で2回加えた際の、1回目と2回目の負荷面積(エネルギー)の比を意味する。レオメーターを用い、ブランジャーで角食パンのクラム部分に負荷を加えることで得られた数値から凝集性を求めた。角食パンを3cm幅でスライスし、クラム部分から3cm四方の断片を4つ切り取り、それらを測定に用いて平均値を凝集性(N)とした。レオメーターとしてSUN RHEO METER CR-500DX(株式会社サン科学製)を使用した。結果を図4Aに示す。
もろさは、食物が口の中で壊れる力(N)を意味する。レオメーターを用い、ブランジャーで角食パンのクラム部分に負荷を加えることで得られた数値からもろさを求めた。角食パンを3cm幅でスライスし、クラム部分から3cm四方の断片を4つ切り取り、それらを測定に用いて平均値をもろさ(N)とした。レオメーターとしてSUN RHEO METER CR-500DX(株式会社サン科学製)を使用した。結果を図5Aに示す。
弾力性は、ブランジャーで食物に連続2回の負荷を加えた際の、1回目の「くぼみ変位」に対する2回目の「くぼみ変位」の比を意味する。レオメーターを用い、ブランジャーで角食パンのクラム部分に負荷を加えることで得られた数値から弾力性を求めた。角食パンを3cm幅でスライスし、クラム部分から3cm四方の断片を4つ切り取り、それらを測定に用いて平均値を弾力性とした。レオメーターとしてSUN RHEO METER CR-500DX(株式会社サン科学製)を使用した。結果を図6Aに示す。
咀嚼性は、固形食品を飲み込める状態にまで咀嚼するのに必要なエネルギーを意味する。硬さ(N)×弾力性×凝集性で表す。角食パンを3cm幅でスライスし、クラム部分から3cm四方の断片を4つ切り取り、それらの硬さ、弾力性、凝集性を上述のように測定して咀嚼性を算出し、さらに平均値を求めた。レオメーターとしてSUN RHEO METER CR-500DX(株式会社サン科学製)を使用した。結果を図7Aに示す。
糖組成は下記(i)~(vi)の方法により測定した。
(i)パンクラム(レオメーター測定後の3cmキューブ4個)を粉砕
(ii)50mLビーカーにパン粉を5g計りとり、イオン交換水を30g添加
(iii)室温にて、60分間撹拌(6連スターラーメモリ5、No6は6)
(iv)全量を50mL遠沈管に入れ、遠心分離(8000rpm×10分)
(v)上清2mLをエッペンチューブに入れ、遠心分離(14000rpm×15分)
(vi)上清をHPLC分析に供する
HPLC分析によりグリセリン、フルクトース、グルコース、スクロース、マルトース(G2)、ラクトース、マルトトリオース(G3)、マルトテトラオース(G4)、マルトペンタオース(G5)の含有量を測定し、各成分の割合(%)を算出した。結果を図8に示す。
上記(9)(v)で得られた上清をアンスロン・硫酸法で測定した。ここで、パンクラム中の水分量を40%とし、水抽出した際の水量は30gとした。結果を図9に示す。図9において、縦軸はパンクラム中の全糖量の割合(単位:%)を表す。また、糖組成および全糖量から、個別の糖量を算出した。結果を図10に示す。図10において、縦軸はパンクラム中の個別の糖量の割合(単位:%)を表す。
焼成後1日経過時のパンのクラム部分について、6人の評価者の食味による官能試験を行った。評価は1~5の5段階で行い、酵素無添加を3とした。ここで、「やわらかい」とは、パンを咀嚼することが容易か否かを表す。1が硬く、5が柔らかい。「しっとり感」とは、パンを咀嚼する際に、パンに保湿性があるか否かを表す。1がパサパサしており、5がしっとりしている。「もちもち感(弾力性)」とは、パンを咀嚼する際に、パンに弾力性があるか否かを表す。1がパリパリしており、5がもちもちしている。「発酵臭(アルコール)」とは、パン自体およびパンを咀嚼する際にアルコール臭がするか否かを表す。1がアルコール臭がせず、5がアルコール臭がする。「原料臭(小麦の香り)」とは、パン自体およびパンを咀嚼する際に小麦臭がするか否かを表す。1が小麦臭がし、5が小麦臭がしない。「甘さ」とは、パンに甘みがあるか否かを表す。1が甘くなく、5が甘い。「酸味」とは、パンに酸味があるか否かを表す。1が酸味がなく、5が酸味がある。結果を図11Aに示す。
パンの外観を図12Aおよび図12Bに示す。図12Aおよび図12Bではそれぞれ、左から、比較例1(酵素無添加)、実施例2、比較例2(マルトジェニックアミラーゼ)、比較例3(α-アミラーゼ)のパンである。
実施例1のパンの品質改良組成物を用いて、中種法によるレシピでパンの製造を行った(実施例3)。品質改良組成物の含有量は、実施例2と同じ含有量とした。また、実施例1のパンの品質改良組成物に代えて、酵素なし(比較例4)、遺伝子組み換え品であるG4生成酵素(シュードモナス・サッカロフィリア(Pseudomonas saccharophilia)由来、HPLG4、ダニスコ社)(比較例5)を用いる条件でパンの製造を行った。原料配合量、中種工程の条件、および本捏工程の条件は表1~3に示した通りである。なお、品質改良組成物の含有量は、G4生成酵素(比較例5)では9.1ppmとした。
図1Bにおいて、実施例3のパンは比較例4~5のパンよりも比容積が大きく、実施例2と同様の結果であった。
図2Bにおいて、実施例3のパンは比較例4~5のパンよりも柔らかく、実施例2と同様の結果であった。
図3Bにおいて、実施例3のパンは比較例4~5のパンよりも付着性が低く、実施例2と同様の結果であった。
図4Bにおいて、実施例3のパンは比較例4~5のパンとほぼ同等の凝集性を示し、実施例2と同様の結果であった。
図5Bにおいて、実施例3のパンは比較例4のパンよりもかなりもろく、比較例5のパンとほぼ同等の凝集性を示し、実施例2と同様の結果であった。
図6Bにおいて、実施例3のパンは比較例4~5のパンより高い弾力性を示し、実施例2と同様の結果であった。
図7Bにおいて、実施例3のパンは比較例4のパンよりも咀嚼性が低く、比較例5のパンと同等の咀嚼性を示し、実施例2と同様の結果であった。
図8において、比較例5のパンでは、フルクトースが糖質の主成分であった。
図9において、比較例5のパンでは、全糖量が比較例2~3と同等以下であった。図10において、比較例5のパンでは、フルクトース量が比較例2~3と同等であり、マルトース量も比較例2~3と同等以下であった。
図11Bにおいて、実施例3のパンでは、やわらかさ、しっとり感、甘さの評価が高く、比較例5のパンと同等、比較例4よりも風味の良いパンができたと考えられる。実施例3のパンは、もちもち感、発酵臭、原料臭、酸味は比較例4、5とほぼ同等であった。
パンの外観を図13Aおよび図13Bに示す。図13Aおよび図13Bではそれぞれ、左から、比較例4(酵素無添加)、実施例3、比較例5(G4生成酵素)のパンである。実施例3のパンの高さは比較例4~5のパンより高く、実施例2と同様の結果であった。
焼成中のパンの匂い(n=4)は、次の手順で評価した。すなわち、二次発酵終了後のパン生地を、蓋の上部から匂いを嗅げるように改造した100mLのメディウム瓶に入れ、このメディウム瓶をインキュベーターに入れた。インキュベーター内の温度を120℃から180℃まで加温しながら30分間焼成し、その際の匂いを確認した。その結果、比較例5では、比較例4よりも甘く香ばしい香りが感じられたが、実施例3では、甘く香ばしい香りが比較例5よりさらに強く感じられた。
実施例1のパンの品質改良組成物を用いて、バラエティパンの製造を行った(実施例4)。また、実施例1のパンの品質改良組成物に代えて、酵素を用いない条件でバラエティパンの製造を行った(比較例6)。原料配合量、およびバラエティパンの製造工程を表6~7に示す。
焼成直後と、焼成1日後(温度20℃、湿度30%で保存)のバラエティパンの比容積を実施例2と同じ方法で測定した。その結果を図14Aに示す。焼成直後、および焼成1日後において、実施例4のバラエティパンは比較例6に対し比容積が増大した。
焼成1~6日後(温度20℃、湿度30%で保存)のバラエティパンの硬さを実施例2と同じ方法で測定した。その結果を図14Bに示す。焼成1日後、焼成3日後、および焼成6日後のいずれにおいても、実施例4のバラエティパンは比較例6に対し硬さ(g/cm2)が小さく、老化しにくいことが確認された。
焼成後1日経過後の実施例4のバラエティパンについて、6人の評価者による、食味による官能試験を行った。評価は5段階で行い、比較例6を3とした。ここで、「柔らかさ」は、パンを咀嚼することが容易か否かを表す。1が硬く、5が柔らかい。「しっとり感」は、パンを咀嚼する際に、パンに保湿性があるか否かを表す。1がパサパサしており、5がしっとりしている。「凝集性」は、パンを咀嚼する際に、団子様の塊を形成しやすいか否かを表す。1が凝集性が高く、5が凝集性が低い。「口どけ」は、パンを咀嚼する際に、溶けるような口当たり、あるいは滑らかさがあるか否かを表す。1が口どけが悪く、5が口どけがよい。「甘み」は、パンに甘みがあるか否かを表す。1が甘くなく、5が甘い。
糖含量は実施例2と同じ方法で測定した。結果を図14Eに示す。実施例4のバラエティパンは、比較例6と同等のフルクトース、グルコース、スクロース、ラクトースを含んでいた。一方、実施例4のバラエティパンのマルトース(G2)含有量は、比較例6に対し約3倍に増大していた。
全糖量は実施例2と同じ方法で測定した。結果を図14Fに示す。図14Fにおいて、縦軸はバラエティパン中の全糖の割合(%)を表す。実施例4のバラエティパンでは比較例6に対して全糖量が増加していた。
パンの外観を図14Gに示す。実施例4のバラエティパンは比較例6よりも焼き色が濃厚になった。これは糖含量が増大したことによると考えられる。
実施例1のパンの品質改良組成物を用いて、フランスパンの製造を行った(実施例5)。また、実施例1のパンの品質改良組成物に代えて、モルトシロップ0.3重量%(比較例7)、モルトシロップ0.6重量%(比較例8)を含むか、または酵素なし(比較例9)の条件でフランスパンの製造を行った。原料配合量、およびフランスパンの製造工程を表8~9に示す。
フランスパンの比容積を実施例2と同じ方法で測定した。その結果を図15Aに示す。実施例5のフランスパンは比較例7に対し比容積が増大した。比較例8~9のフランスパンは、ボリュームアップ効果を有するモルトシロップを含むため比較例7に対し比容積が増大したが、実施例5のフランスパンはモルトシロップを含まないにもかかわらず比較例8を上回り、比較例9と同等の比容積を示した。
焼成1~7日後のフランスパンの硬さを実施例2と同じ方法で測定した。その結果を図15Bに示す。焼成1日後、焼成4日後、および焼成7日後のいずれにおいても、実施例5のフランスパンは比較例7~9に対し硬さ(g/cm2)が小さく、老化しにくいことが確認された。
糖含量を実施例2と同じ方法で測定した。結果を図15Cに示す。実施例5のバラエティパンのマルトース(G2)含有量は比較例7~8に対し大きく増大し、モルトシロップを0.6重量%含む比較例9と同等量であった。また、実施例5のフランスパンは、比較例7~9に対してフルクトース、グルコースの含有量が増大していた。
焼成後1日経過した後の実施例5のフランスパンについて、6人の評価者による、食味による官能試験を行った。評価は5段階で行い、比較例7の評価を3とした。ここで、「柔らかさ」は、パンを咀嚼することが容易か否かを表す。1が硬く、5が柔らかい。「噛み切り」は、パンの噛み切りが容易か否かを表す。1が噛み切りが容易ではなく、5が噛み切りが容易である。「しっとり感」は、パンを咀嚼する際に、パンに保湿性があるか否かを表す。1がパサパサしており、5がしっとりしている。「キメの細かさ」は、パンを咀嚼する際に、目視でキメの細かさを表す。1がキメが細かくなく、5がキメが細かい。結果を図15Dに示す。実施例5のバラエティパンは、柔らかさ、噛み切り、しっとり感、キメの細かさのいずれの点においても、比較例7~8より良好な食味を呈した。実施例5のバラエティパンは、比較例9と同じ食味を呈した。
実施例1のパンの品質改良組成物を用いて、クロワッサンの製造を行った(実施例6)。また、実施例1のパンの品質改良組成物を使用せず、酵素なしの条件でフランスパンの製造を行った(比較例10)。原料配合量、およびクロワッサンの製造工程を表10~11に示す。
実施例1のパンの品質改良組成物を用いてストレート法で食パンの製造を行った(実施例7~10)。また、実施例1のパンの品質改良組成物を用いずにストレート法で食パンの製造を行った(比較例11~12)。原料配合量、および食パンの製造工程を表12~13に示す。
食パンの比容積を実施例2と同じ方法で測定した。また、食パンの底面からトップの高さを測定した。その結果を図17Aに示す。実施例7~8の食パンは比較例11に対し比容積および高さが増大した。ビタミンCを添加した比較例12の食パンは比較例11より比容積および高さが増大するが、ビタミンCおよび品質改良組成物を含む実施例9~10の食パンは、比較例12よりもさらに比容積および高さが増大し、その効果は品質改良組成物の添加量に依存していた。
焼成1日、3日、6日後の食パンの硬さを実施例2と同じ方法で測定した。その結果を図17Bに示す。焼成1日後、焼成3日後、および焼成6日後のいずれにおいても、実施例7~8の食パンは比較例11より硬さ(g/cm2)が小さく、老化しにくいことが確認された。また、ビタミンCを添加した比較例12の食パンは比較例11より老化が抑えられるが、ビタミンCおよび品質改良組成物を含む実施例9~10の食パンは、比較例12よりもさらに老化が抑えられ、その効果は品質改良組成物の添加量に依存していた。
焼成後1日経過後の食パンについて、6人の評価者の食味による官能試験を行った。評価は5段階で行い、比較例11を3とした。ここで、「柔らかさ」は、パンを咀嚼することが容易か否かを表す。1が硬く、5が柔らかい。「しっとり感」は、パンを咀嚼する際に、パンに保湿性があるか否かを表す。1がパサパサしており、5がしっとりしている。「口どけ」は、パンを咀嚼する際に、溶けるような口当たり、あるいは滑らかさがあるか否かを表す。1が口どけが悪く、5が口どけがよい。結果を表14および図17Cに示す。
実施例1のパンの品質改良組成物を用いて中種法で食パンの製造を行った(実施例11~14)。また、実施例1のパンの品質改良組成物を用いずに中種法で食パンの製造を行った(比較例13~14)。原料配合量、および食パンの製造工程を表15~16に示す。
食パンの比容積を実施例2と同じ方法で測定した。その結果を図18Bに示す。ビタミンCを添加した比較例14の食パンは比較例13に対し比容積が増大した。品質改良組成物とビタミンCを併用した実施例11~14では比容積はさらに増大し、その増大効果は品質改良組成物の添加量に依存的であった。
焼成1日後の食パンの硬さを実施例2と同じ方法で測定した。その結果を図18Cに示す。ビタミンCを添加した比較例14の食パンは比較例13より硬さ(g/cm2)が小さく、老化しにくいことが確認された。品質改良組成物とビタミンCを併用した実施例11~14では老化が更に抑制され、その効果は品質改良組成物の添加量に依存的であった。
焼成1日後の食パンの糖含量を実施例2と同じ方法で測定した。結果を図18Eに示す。比較例13~14において、ビタミンの有無は食パンの糖組成に影響しなかった。含む実施例11~14の食パンは、品質改良組成物の含有量に依存してマルトース含量が大きく増大した。
焼成後1日経過後の食パンについて、6人の評価者の食味による官能試験を行った。なお、比較例14、実施例11~14のパンとして、アスコルビン酸ナトリウムを40ppm含有するパンを用いた。評価は5段階で行い、比較例13を3とした。ここで、「柔らかさ」は、パンを咀嚼することが容易か否かを表す。1が硬く、5が柔らかい。「噛み切り」は、パンの噛み切りが容易か否かを表す。1が噛み切りが容易ではなく、5が噛み切りが容易である。「口どけ」は、パンを咀嚼する際に、溶けるような口当たり、あるいは滑らかさがあるか否かを表す。1が口どけが悪く、5が口どけがよい。結果を表17および図18Fに示す。
エキソマルトテトラオヒドロラーゼは、マルトジェニックアミラーゼ、α-アミラーゼと比較して、パンの焼き色、食感(くちゃつき感、もちもち感、口どけ感)、および風味を顕著に改善できた。さらに、エキソマルトテトラオヒドロラーゼは、非遺伝子組み換え品であるにもかかわらず、遺伝子組み換え品であるG4生成酵素よりもパンの焼き色、食感、および風味を改善できた。エキソマルトテトラオヒドロラーゼは、ボリュームアップ、老化防止、発酵促進の点でも、従来の品質改良組成物より優れていた。
◎:酵素無添加と比較し、効果が顕著で著しい
○:酵素無添加と比較し、効果がある
△:酵素無添加と比較し、効果がわずかにある
×:酵素無添加と比較し、効果がない、または悪い
総合評価結果を表19に示す。
Claims (7)
- 天然型のエキソマルトテトラオヒドロラーゼを含む、パンの品質改良剤であって、
前記品質改良が焼き色の改善、または風味の改善である、パンの品質改良剤。 - パン生地中にマルトースを主成分とする糖質が生成するよう設計された、請求項1に記載の品質改良剤。
- マルトースを主成分とする糖質が、エキソマルトテトラオヒドロラーゼの作用により生成したマルトテトラオースが、アミラーゼにより分解されて生じたものである、
請求項1または2に記載の品質改良剤。 - エキソマルトテトラオヒドロラーゼが、シュードモナス・スタッツェリ(Pseudomonas stutzeri)由来である、請求項1~3のいずれかに記載の品質改良剤。
- 請求項1~4のいずれかに記載の品質改良剤を含む、パンの品質改良組成物。
- パン生地材料に請求項5に記載の組成物を添加することにより、マルトースを増加させる工程を含む、パンの製造方法。
- 請求項5に記載の組成物を含むことにより発酵前と比較してマルトースが増加した、
マルトースを主成分とする糖質を含むパン。
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