JP7140522B2 - ズームレンズ及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明はズームレンズ及び撮像装置に関する。
近年、撮像素子を用いた撮像装置に用いられる撮像光学系には広画角で小型のズームレンズが要望されている。更に沈胴時のカメラ厚みが薄くなる様に各レンズ群のレンズ枚数が少なく、レンズ厚が薄いこと等が要求されている。
全系が小型で広画角のズームレンズとして、負の屈折力のレンズ群が先行する(最も物体側に位置する)ネガティブリード型のズームレンズが知られている(特許文献1、2)。
特許文献1では、物体側より像側へ順に、負、正、正の屈折力の第1レンズ群乃至第3レンズ群よりなり、隣り合うレンズ群の間隔を変化させてズーミングを行うズームレンズを開示している。特許文献2では物体側から像側へ順に、負、正、負、正の屈折力の第1レンズ群乃至第4レンズ群からなり、隣り合うレンズ群の間隔を変化させてズーミングを行うズームレンズを開示している。
一方、近年のデジタルスチルカメラやビデオカメラといった撮像装置においては、諸収差のうち歪曲収差や色収差を電気的な画像処理で補正する事も行われている。この様な補正処理を活用する事でレンズ枚数の削減した小型のズームレンズが提案されている。
特開2016-206257号公報 特開2016-126282号公報
ネガティブリード型のズームレンズは広画角化及び全系の小型化が有利であるが、レンズ系全体が非対称となるため、ズーミングに伴う諸収差の変動が大きく全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得るのが難しい。ネガティブリード型のズームレンズにおいて、全系の小型化を図りつつ広画角で全ズーム範囲で画面全体にわたり高い光学性能を得るには、各レンズ群の屈折力やレンズ構成等を適切に設定することが重要になってくる。
一般にネガティブリード型のズームレンズにおいて広画角化を図るには第1レンズ群の負の屈折力を強めれば良い。しかしながら第1レンズ群の負の屈折力を強めると広画角化に伴って諸収差、特に歪曲収差が増大してくる。このため、全系の小型化及び広画角化を図るには第1レンズ群の負の屈折力及び第1レンズ群に含まれる負レンズのレンズ枚数やレンズ形状等を適切に設定することが重要になってくる。
本発明は、レンズ系全体が小型で、広画角で全ズーム範囲で高い光学性能が容易に得られるズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、または負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
前記第1レンズ群は物体側から像側へ順に配置されたメニスカス形状の負レンズG1、メニスカス形状の負レンズG2、1枚以上の負レンズ、1枚の正レンズを有し、前記負レンズG1の像側のレンズ面の曲率半径をG1R2、前記負レンズG2の像側のレンズ面の曲率半径をG2R2、前記第1レンズ群の厚みD1、広角端におけるバックフォーカスをbfw、広角端における全系の焦点距離をfw、前記負レンズG2の物体側のレンズ面の曲率半径をG2R1とするとき、
1.5<G1R2/G2R2<4.0
4.0<D1/fw<10.0
0.50<bfw/fw<1.95
1.2<(G2R1+G1R2)/(G2R1―G1R2)<10.0
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、レンズ系全体が小型で、広画角で全ズーム範囲で高い光学性能が容易に得られるズームレンズが得られる。
実施例1のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 ズームレンズを搭載する撮像装置(デジタルカメラ)の要部概略図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて説明する。本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、または負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。
図1は実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端(長焦点距離端)における収差図である。実施例1はズーム比2.26、開口比(Fナンバー)4.12、広角端における撮影半画角64.6度程度のズームレンズである。
図3は実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端における収差図である。実施例2はズーム比2.36、開口比4.12、広角端における撮影半画角60.5度程度のズームレンズである。
図5は実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端における収差図である。実施例3はズーム比2.24、開口比4.12、広角端における撮影半画角64.6度程度のズームレンズである。
図7は実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端における収差図である。実施例4はズーム比2.26、開口比4.12、広角端における撮影半画角64.6度程度のズームレンズである。
図9は実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図10(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例5のズームレンズの広角端、中間焦点距離、望遠端における収差図である。実施例5はズーム比2.26、開口比4.12、広角端における撮影半画角64.6度程度のズームレンズである。図11は本発明の撮像装置の要部概略図である。
各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルカメラ等の撮像装置に用いられる撮像光学系である。レンズ断面図において、左方が被写体側(物体側)(前方)で、右方が像側(後方)である。レンズ断面図において、iは物体側からのレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。LRは1つ以上のレンズ群を有する後群である。SPはFナンバー光束を制限する開口絞りである。FP1、FP2は各々有害光をカットするフレアーカット絞り(補助絞り)である。
Gは光学フィルター、フェースプレート、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が置かれる。レンズ断面図において、矢印は広角端から望遠端へのズーミングに際しての各レンズ群の移動軌跡を示している。フォーカスに関する矢印は無限遠から近距離へのフォーカシングに際してのレンズ群の移動方向を示す。
収差図のうち、球面収差図においては実線のdはd線(波長587.6nm)と二点鎖線のgはg線(波長435.8nm)について示している。非点収差図において、点線のMはd線のメリディオナル像面、実線のSはd線のサジタル像面である。倍率色収差はg線によって表している。ωは半画角(度)、FnoはFナンバーである。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
実施例1乃至3、5において後群LRは、正の屈折力の第3レンズ群L3より構成されている。実施例1乃至3、5では広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印に示すように第1レンズ群L1は像側へ凸状の軌跡を描いて移動している。これにより広角端におけるレンズ全長を短くし、前玉有効径の小型化を図りつつ、高いズーム比が得られるようにしている。また第2レンズ群L2は物体側に移動している。
ズーミングに際して第2レンズ群L2を物体側に移動させることにより、第2レンズ群L2に変倍分担を持たせている。第3レンズ群L3は像面側へ移動している。また、第3レンズ群L3を光軸上移動させてフォーカシングを行うリアフォーカス方式を採用している。
第3レンズ群L3に関する実線の曲線3aと点線の曲線3bは各々無限遠と近距離にフォーカスしているときの広角端から望遠端へのズーミングに伴う際の像面変動を補正するための移動軌跡を示している。望遠端において無限遠から近距離へフォーカスを行う場合には矢印3cに示すように第3レンズ群L3を前方に繰り出すことによって行っている。
実施例4において後群LRは、負の屈折力の第3レンズ群L3と正の屈折力の第4レンズ群L4より構成されている。実施例4では広角端から望遠端へのズーミングに際して矢印に示すように第1レンズ群L1は像側へ凸状の軌跡を描いて移動している。これにより広角端におけるレンズ全長を短くし、前玉有効径の小型化を図りつつ、高いズーム比が得られるようにしている。また第2レンズ群L2は物体側に移動している。
ズーミングに際して第2レンズ群L2を物体側に移動させることにより、第2レンズ群L2に変倍分担を持たせている。第3レンズ群L3は物体側へ移動し、第4レンズ群L4は像側へ移動している。第4レンズ群L4を光軸上移動させてフォーカシングを行うリアフォーカス方式を採用している。第4レンズ群L4に関する実線の曲線4aと点線の曲線4bは各々無限遠と近距離にフォーカスしているときの広角端から望遠端へのズーミングに伴う際の像面変動を補正するための移動軌跡を示している。
望遠端において無限遠から近距離へフォーカスを行う場合には矢印4cに示すように第4レンズ群L4を前方に繰り出すことによって行っている。尚、実施例4では第3レンズ群L3を後方に繰り込むことによってフォーカスを行うようにしても良い。補助絞りFP1はズーミングに際して他のレンズ群と異なった軌跡で移動する。開口絞りSPは補助絞りFP2はズーミングに際して第2レンズ群L2と一体的に(同じ軌跡で)移動する。
各実施例のズームレンズは、レンズ全長が短く、全系が小型でありながら、撮像画角100度を超える超広画角で歪曲収差の少ない良好な光学性能を有している。超広画角を達成するためには、広角端において入射光束を発散させることが出来る第1レンズ群が負の屈折力よりなるネガティブリードタイプが有利である。
しかしながら、所定のズーム比を得ようとすると、各レンズ群の移動量が大きくなりやすく、レンズ全体が大型化してくる。その為、広画角化、高ズーム比を図りつつ、全系の小型化を達成するために各実施例のズームレンズでは正の屈折力のレンズ群を像側へ配置する構成とし、各レンズ群に変倍分担を持たせている。また一般的に広画角化を図ると、第1レンズ群の負の屈折力が強まるため、特に広角側において歪曲収差、コマ収差、像面湾曲が増加してくる。
そこで各実施例では、第1レンズ群に物体側から像側へ順にメニスカス形状の負レンズを少なくとも2枚配置し、これによって歪曲収差やコマ収差の発生を低減している。また、2枚のメニスカス形状の負レンズの像側のレンズ面の曲率半径を適切にすることで、撮像画角100度を超える広画角でありながら、広角側において像面湾曲、歪曲収差を良好に補正している。
また、第1レンズ群L1内のレンズ構成を適切に設定することにより、全系が小型でありながら超広角化を達成している。さらに、ズームレンズを広画角化するとそれに応じてバックフォーカスが短くなりやすく、センサー(撮像素子)へ入射する光線の入射角度がきつくなりテレセントリック性が低下してくる。その影響で広角側において像面湾曲が増加する。
そこで広角端におけるバックフォーカスの長さと焦点距離を適切に設定し、レンズ全長の短縮を図りつつ、所定の長さのバックフォーカスを確保することで、テレセントリック性を良くし、高い光学性能を得ている。
各実施例において、第1レンズ群L1は物体側から像側へ順に配置されたメニスカス形状の負レンズG1、メニスカス形状の負レンズG2を有している。負レンズG1の像側のレンズ面の曲率半径をG1R2、負レンズG2の像側のレンズ面の曲率半径をG2R2、第1レンズ群の厚みD1、広角端におけるバックフォーカスをbfw、広角端における全系の焦点距離をfwとする。このとき、
1.5<G1R2/G2R2<4.0 ・・・(1)
4.0<D1/fw<10.0 ・・・(2)
0.50<bfw/fw<1.95 ・・・(3)
なる条件式を満足する。
尚、本件で言うレンズ面の曲率半径とは、球面の場合はその近軸曲率半径、非球面の場合は広角端における物体距離無限時の軸上の光線が通る有効範囲で算出した参照球面半径と定義する。
各実施例では第1レンズ群L1のレンズ構成、レンズ面の曲率半径、レンズ群厚み及びバックフォーカス等を適切に定めることで、撮像画角100度を超える超広角化と全系の小型化を図りつつ諸収差、特に歪曲収差の少ない高画質なズームレンズを得ている。
以下、前述の各条件式の技術的な説明をする。条件式(1)は、第1レンズ群L1内の物体側から像側へ順に配置された2枚のメニスカス形状の負レンズG1、負レンズG2の像側のレンズ面の曲率半径の比を規定している。条件式(1)は特に広角側において倍率色収差、像面湾曲、歪曲収差等を良好に補正するためのものである。
条件式(1)の下限値を下回ると、主に倍率色収差と像面湾曲が増加する。また、負レンズG1の像側のレンズ面の開角が大きくなるため、レンズの加工が困難となる。一方、条件式(1)の上限値を上回ると、負レンズG1が大型化し、全系の小型化が困難になる。また、有効径の大きい負レンズG1による倍率色収差、歪曲収差、像面湾曲等の補正効果が薄れ、これらの諸収差の補正が困難となる。さらに、負レンズG2の像側のレンズ面の開角が大きくなるため、レンズの加工が困難となる。
条件式(2)は全系の小型化及び超広角化を図るために、第1レンズ群L1の光軸上の厚さD1および、広角端における全系の焦点距離fwの比を適切に定めている。条件式(2)の下限値を下回ると、広画角化した際の倍率色収差、歪曲収差、像面湾曲等の諸収差の第1レンズ群L1による補正効果が少なくなり、広画角化が困難となる。一方、条件式(2)の上限値を上回ると、広画角化した際に第1レンズ群L1のレンズ群厚みが大きくなり、全系の小型化が困難になる。
条件式(3)は、広角端におけるバックフォーカスと広角端における全系の焦点距離の比を適切に規定し、レンズ全長の短縮化を達成するためのものである。条件式(3)は特にレンズ全長、像面湾曲、コマ収差等の諸収差を良好に補正するためのものである。条件式(3)の下限値を下回り、バックフォーカスが短くなると、レンズ全長は短くなるが、像面湾曲の補正が困難となる。また、撮像面に入る光束の入射角度がきつくなるため、色ムラや周辺光量が低下してくる。一方、条件式(3)の上限値を上回り、バックフォーカスが長くなるとレンズ全長が増大するため好ましくない。また、コマ収差、歪曲収差の補正が困難となる。
各実施例では以上の如く構成することにより、全系が小型でありながら、撮像画角100度を超える超広角で、かつ、歪曲収差の少ない高画質なズームレンズを得ている。尚、各実施例において、収差補正上更に好ましくは、条件式(1)乃至(3)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
1.55<G1R2/G2R2<4.00 ・・・(1a)
4.0<D1/fw<8.0 ・・・(2a)
0.80<bfw/fw<1.95 ・・・(3a)
より更に好ましくは、条件式(1a)乃至(3a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
1.60<G1R2/G2R2<4.00 ・・・(1b)
4.0<D1/fw<7.0 ・・・(2b)
1.00<bfw/fw<1.92 ・・・(3b)
各実施例において更に好ましくは次の条件式のうち1つ以上を満足するのが良い。第1レンズ群L1の焦点距離をf1、第2レンズ群L2の焦点距離をf2とする。第1レンズ群L1には、負レンズG2の像側に隣接して配置された負レンズG3を有し、負レンズG3の像側のレンズ面の曲率半径をG3R2とする。負レンズG2の物体側のレンズ面の曲率半径をG2R1とする。負レンズG3の材料の屈折率をNd13、負レンズG3の材料のアッベ数をνd13とする。
ズーミングに際して第1レンズ群L1は移動し、広角端から望遠端へのズーミングにおける第1レンズ群L1の移動量をM1とする。レンズ群の移動量の符号は広角端から望遠端へのズーミングによって移動した結果、その位置が広角端に比べて望遠端において物体側に位置するときを正、像側に位置するときを負とする。このとき、以下の条件式のうち1つ以上を満足することが好ましい。
0.5<|f1/f2|<2.0 ・・・(4)
0.6<G2R2/G3R2<2.0 ・・・(5)
1.2<(G2R1+G1R2)/(G2R1―G1R2)<10.0・・・(6)
1.55<Nd13<1.65 ・・・(7)
65<νd13<75 ・・・(8)
-3.0<M1/fw<1.0 ・・・(9)
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。条件式(4)は全系の小型化を図るために、第1レンズ群L1の焦点距離と第2レンズ群L2の焦点距離の比を適切に規定している。
条件式(4)の下限を超えて第1レンズ群L1の負の焦点距離の絶対値が第2レンズ群L2の正の焦点距離の絶対値に比べて小さくなりすぎると、バックフォーカスが長くなり、結果的にレンズ全長が長くなり、全系の小型化が困難になる。条件式(4)の上限を超えて第1レンズ群L1の負の焦点距離の絶対値が第2レンズ群L2の正の焦点距離の絶対値に比べて大きくなりすぎると、前玉有効径が増大してくる。また、バックフォーカスが短くなるため、像面湾曲の補正が困難になる。
条件式(5)は、第1レンズ群L1内の物体側から像側へ順に第2番目の負レンズG2の像側のレンズ面の曲率半径と第3番目の負レンズG3の像側のレンズ面の曲率半径の比を規定している。特に広角側において倍率色収差、像面湾曲、歪曲収差等を良好に補正するためのものである。条件式(5)の下限値を下回ると、主に広角端のズーム付近において倍率色収差と像面湾曲が増加する。また、負レンズG3の像側のレンズ面の開角が大きくなるため、レンズの加工が困難となる。
一方、条件式(5)の上限値を上回ると、負レンズG2が大型化し、全系の小型化が困難になる。また、有効径の大きい負レンズG2による倍率色収差、歪曲収差、像面湾曲等の補正が困難となる。さらに、負レンズG3の像側のレンズ面の開角が大きくなるため、レンズの加工が困難となる。
条件式(6)は超広角化を図りつつ歪曲収差を良好に補正するために、第1レンズG1と第2レンズG2で形成される空気間隔のシェイプファクター(形状)を適切に定めている。条件式(6)の下限値を下回ると、広角端において歪曲収差および倍率色収差の補正が困難になる。また、負レンズおよび負レンズG2の有効径が大型化してしまい、全系の小型化が困難になる。条件式(6)の上限値を上回ると、負レンズG1と負レンズG2による主に広角端のズーム付近における像面湾曲の補正が困難となる。また負レンズG1の像側のレンズ面の開角が大きくなり、加工が困難となる。
条件式(7)、(8)は前玉有効径の小型化を図りつつ、広角端のズーム付近における倍率色収差の補正を良好に行うためのものである。条件式(7)、(8)は第1レンズ群L1中の負レンズG3の材料の屈折率およびアッベ数を規定している。条件式(7)の下限値を下回ると、負レンズG3の有効径が大きくなり、広画角化していくと前玉有効径が大きくなり、全系の小型化が困難になる。条件式(7)の上限値を上回ると、第1レンズ群L1内の負の屈折力が大きくなりすぎて、主に像面湾曲が正の方向に増大し、この補正が困難となる。
条件式(8)の下限値を下回ると、広角端のズーム付近において倍率色収差の補正が困難となる。条件式(8)の上限値を上回ると、望遠端のズーム付近において倍率色収差の補正が困難となる。
条件式(9)は全系の小型化を図りつつ、高ズーム比化を図るために、ズーミングにおける第1レンズ群L1の移動量と広角端における全系の焦点距離の比を適切に定めたものである。条件式(9)の下限値を下回ると、広角端におけるレンズ全長が長くなり、また前玉有効径が大きくなるため、全系の小型化が困難になる。また有効径が大きい第1レンズ群L1の移動量が大きくなるため、ズーミングに際して像揺れが増大してくるので良くない。条件式(9)の上限値を上回ると、望遠端におけるレンズ全長が長くなり、各レンズ群を沈胴した際の全系の小型化が困難になる。
尚、各実施例において、収差補正上更に好ましくは、条件式(4)乃至(9)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.51<|f1/f2|<2.00 ・・・(4a)
0.65<G2R2/G3R2<2.00 ・・・(5a)
1.3<(G2R1+G1R2)/(G2R1―G1R2)<8.0・・・(6a)
1.57<Nd13<1.65 ・・・(7a)
66.0<νd13<75.0 ・・・(8a)
-3.0<M1/fw<0.80 ・・・(9a)
より更に好ましくは、条件式(4a)乃至(9a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.515<|f1/f2|<1.500 ・・・(4b)
0.65<G2R2/G3R2<1.50 ・・・(5b)
1.4<(G2R1+G1R2)/(G2R1―G1R2)<4.3・・・(6b)
1.58<Nd13<1.63 ・・・(7b)
66.0<νd13<71.0 ・・・(8b)
-2.8<M1/fw<0.60 ・・・(9b)
各実施例において更に好ましくは、第1レンズ群L1は広角端において倍率色収差、歪曲収差を補正しつつ、全系の小型化を図るために、物体側から像側へ順に3枚以上の負レンズと1以上の正レンズで構成するのが良い。また、前玉有効径の小型化のためには第1レンズ群L1および、第2レンズ群L2のレンズ群間に補助絞りFP1を配置し、ズーミングに際して各レンズ群とは別体で移動させることが好ましい。
さらに、ズーム全域で倍率色収差を良好に補正するために、第2レンズ群L2内に負レンズと正レンズを接合した接合レンズを配置するのが良い。
尚、各実施例のズームレンズを有する撮像装置においては、諸収差のうち歪曲収差の補正を電気的な画像処理によって補正しても良い。特に広角側は撮像素子の有効撮像範囲に対して望遠側に比べて小さい撮像範囲とし、歪曲収差の補正をしても良く、これによれば、前玉有効径の小型化が容易になる。即ち、広角端における有効像円径が望遠端における有効像円径よりも小さいことが良い。
各実施例においては、像ぶれ補正に際して第2レンズ群L2を光軸に対し垂直方向の成分を持つように移動させている。即ち光軸に対し垂直方向に像を変移させても良い。これによればズームレンズ全体が振動(傾動)したときの撮影画像のぶれを良好に補正することができる。
各実施例では、可変頂角プリズム等の光学部材や防振のためのレンズ群を新たに付加することなく防振を行うようにし、これによって全体が大型化するのを防止している。なお、各実施例では第2レンズ群L2の全体または一部を光軸と垂直方向に移動させて防振を行っているが、移動方式は第2レンズ群L2を光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動させれば、画像のぶれを補正することができる。
例えば鏡筒構造の複雑化を許容すれば、光軸上に回転中心を持つように第2レンズ群L2を回動させて防振を行っても良い。なお、各実施例において開口絞りSPはズーミングに際して第2レンズ群L2と一体移動している。また、補助絞りFP1を第1レンズ群L1および第2レンズ群L2の間に配置し、各レンズ群とは別体で移動させている。
これにより、広角端近傍に付近における第1レンズ群L1および第2レンズ群L2の有効レンズ径の小型化を行い、超広角化かつ小型化を実現している。第1レンズ群L1の有効レンズ径を小型化するためには、第1レンズ群L1を構成するレンズの数が少ない方が好ましい。
実施例1、2、4、5では第1レンズ群L1は物体側から像側へ順に、負、負、負、正レンズの4枚のレンズで構成し、実施例3では負、負、負、負、正レンズの5枚のレンズで構成している。これにより第1レンズ群L1を小型にしつつ、超広角化に伴い発生する倍率色収差を良好に補正している。小型化のためには第1レンズ群L1内の負レンズはすべて物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズあることが好ましい。
実施例1乃至3、5では第2レンズ群L2は正レンズ、負レンズ、正レンズ、負レンズと正レンズを接合した接合レンズ、負レンズより構成している。実施例4では正レンズ、負レンズ、正レンズ、負レンズと正レンズを接合した接合レンズより構成している。第2レンズ群L2中に負レンズと正レンズを接合した接合レンズを用いることにより、ズーム全域における倍率色収差を良好に補正している。第2レンズ群L2は1以上の非球面を有している。これにより、望遠端における球面収差を良好に補正している。
実施例1乃至3、5では第3レンズ群L3を1枚の正レンズより構成している。実施例4では第3レンズ群L3を1枚の負レンズで構成している。これにより、小型化かつ高ズーム比化を図っている。実施例1乃至5ではフォーカスレンズ群を1枚の正レンズで構成している。これにより、フォーカスレンズ群の高速化、軽量化を図っている。
各実施例では以上のように各レンズ群を構成することによって、全系が小型でありながら撮像画角100°を超える超広画角で歪曲収差が比較的少なく良好な光学性能のズームレンズ及びそれを有する撮像装置を得ている。
次に本発明のズームレンズを撮像光学系として用いた撮像装置(デジタルカメラ)の実施例を図11を用いて説明する。図11において、30はカメラ本体、31は実施例1乃至5で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮像光学系である。32はカメラ本体に内蔵され、撮像光学系31によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。33は固体撮像素子32によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。
このように本発明のズームレンズをデジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮像装置が実現できる。尚、各実施例のズームレンズは投射装置(プロジェクタ)用の投射光学系として用いることもできる。
次に、本発明の実施例1乃至5に対応する数値データ1乃至5を示す。各数値データにおいて、iは物体からの面の順番を示す。riはレンズ面の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の面を示す。ndi、νdiはそれぞれd線を基準とした第i番目の光学部材の屈折率と、アッベ数である。 各実施例において、バックフォーカス(BF)はレンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算長により表したものである。
レンズ全長は最も物体側のレンズ面から最終レンズ面までの距離にバックフォーカスを加えたものである。非球面形状は光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとする。
このとき、
x=(h2/R)/[1+{1-(1+K)(h/R)2}1/2]+A4h4+A6h6+A8h8+A10h10
で表される。但し、Kは円錐定数、A4、A6、A8、A10は4次、6次、8次、10次の非球面係数、Rは近軸曲率半径である。又、「e-X」は「×10-X」を意味している。非球面は各表中の面番号の右側に*印を付している。又、前述の各条件式と各実施例との関係を表1に示す。
[数値データ1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 27.760 1.45 1.69680 55.5
2 12.883 5.06
3 25.811 0.80 1.76802 49.2
4* 7.127 4.61
5 34.587 0.80 1.59201 67.0
6* 10.672 3.01
7 14.389 3.40 1.85478 24.8
8 32.090 (可変)
9(補助絞り)∞ (可変)
10(開口絞り) ∞ 1.87
11 11.769 2.20 1.67270 32.1
12 -11.941 0.80
13 -8.543 0.45 1.91082 35.3
14 15.090 0.80
15(補助絞り)∞ 0.00
16* 9.866 3.60 1.49710 81.6
17* -9.602 0.50
18 13.370 0.50 1.88300 40.8
19 6.822 5.50 1.49700 81.5
20 -11.865 0.93
21* -248.215 0.70 1.85135 40.1
22* 16.554 (可変)
23* 17.945 4.50 1.53110 55.9
24* -129.766 (可変)
25 ∞ 1.00 1.51633 64.1
26 ∞ 1.00
像面 ∞
非球面データ
第4面
K =-2.44642e+000 A 4= 3.34698e-004 A 6=-1.84192e-006 A 8= 2.29346e-008 A10=-7.80820e-012

第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 5.36206e-005 A 6=-2.61064e-006 A 8= 6.29865e-010

第16面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.15358e-004 A 6= 2.49230e-006 A 8=-7.82238e-008

第17面
K = 0.00000e+000 A 4=-7.31779e-005 A 6= 1.09202e-006 A 8=-5.51957e-008

第21面
K = 0.00000e+000 A 4=-6.91130e-005 A 6=-3.30701e-006

第22面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.83165e-004 A 6=-1.98407e-006 A 8= 1.17227e-008

第23面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.05014e-005 A 6=-6.34422e-007

第24面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.17843e-004 A 6=-5.87782e-006 A 8= 2.40121e-008
各種データ
ズーム比 2.26
広角 中間 望遠
焦点距離 3.77 6.50 8.52
Fナンバー 4.12 4.12 4.12
半画角(度) 60.08 49.07 42.81
像高 6.55 7.50 7.89
レンズ全長 67.90 64.36 65.51
BF 6.32 5.32 4.75

d 8 13.17 4.99 1.50
d 9 4.30 2.07 2.05
d22 2.63 10.50 15.72
d24 4.66 3.66 3.09

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -9.12
2 9 ∞
3 10 15.61
4 23 30.00
5 25 ∞
[数値データ2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 21.480 1.45 1.69680 55.5
2 12.646 4.18
3 20.816 0.80 1.76802 49.2
4* 7.870 5.38
5 794.407 0.80 1.59201 67.0
6* 9.511 2.81
7 13.254 3.00 1.85478 24.8
8 29.321 (可変)
9(補助絞り)∞ (可変)
10(開口絞り) ∞ 0.18
11 16.049 2.20 1.67270 32.1
12 -12.666 0.80
13 -8.162 0.45 1.91082 35.3
14 25.396 0.80
15(補助絞り)∞ 0.00
16* 10.834 3.10 1.49710 81.6
17* -8.707 0.50
18 11.602 0.50 1.88300 40.8
19 6.895 5.50 1.49700 81.5
20 -40.481 2.00
21* -7.545 0.70 1.85135 40.1
22* -12.165 (可変)
23* 16.007 4.50 1.53110 55.9
24* -3101.840 (可変)
25 ∞ 1.00 1.51633 64.1
26 ∞ 1.00
像面 ∞
非球面データ
第4面
K =-2.44642e+000 A 4= 3.66963e-004 A 6=-2.58745e-006 A 8= 1.64207e-008 A10= 2.25860e-011

第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.19393e-005 A 6=-9.44009e-008 A 8=-2.52417e-008

第16面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.51606e-004 A 6= 6.69996e-007 A 8=-3.52122e-008

第17面
K = 0.00000e+000 A 4=-8.74102e-005 A 6= 2.67674e-006 A 8=-1.02348e-009

第21面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.75660e-003 A 6=-2.17583e-005

第22面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.68633e-003 A 6=-1.99741e-005 A 8= 1.65009e-008

第23面
K = 0.00000e+000 A 4= 5.34164e-005 A 6=-3.02585e-008

第24面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.33932e-004 A 6=-1.46642e-006 A 8= 3.64524e-010
各種データ
ズーム比 2.36
広角 中間 望遠
焦点距離 4.50 6.09 10.60
Fナンバー 4.12 4.12 4.12
半画角(度) 55.51 50.89 36.67
像高 6.55 7.50 7.89
レンズ全長 67.40 65.33 69.07
BF 5.57 5.52 4.75

d 8 12.82 4.26 1.50
d 9 4.59 7.26 3.22
d22 4.77 8.64 19.95
d24 3.91 3.86 3.09

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -9.12
2 9 ∞
3 10 15.61
4 23 30.00
5 25 ∞
[数値データ3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 26.228 1.45 1.80400 46.6
2 16.057 6.20
3 91.128 0.70 1.58313 59.4
4* 7.142 3.60
5 24.994 0.80 1.59522 67.7
6* 9.631 3.90
7 45.524 0.50 1.59282 68.6
8 15.678 0.10
9 14.070 3.00 1.95375 32.3
10 71.270 (可変)
11(補助絞り)∞ (可変)
12(開口絞り) ∞ 0.50
13 13.680 2.20 1.60342 38.0
14 -10.766 0.54
15 -7.428 0.45 1.91082 35.3
16 415.684 0.80
17(補助絞り)∞ 0.00
18 7.803 0.45 1.91082 35.3
19 6.530 3.00 1.49700 81.5
20* -8.112 1.10
21 9.999 3.50 1.49700 81.5
22 -5.268 0.45 1.80400 46.6
23 34.953 1.40
24 -70.025 0.70 1.58313 59.4
25* 229.017 (可変)
26 -318.666 3.00 1.53110 55.9
27* -14.236 (可変)
28 ∞ 1.00 1.51633 64.1
29 ∞ 1.00
像面 ∞
非球面データ
第4面
K =-2.44642e+000 A 4= 3.75721e-004 A 6=-6.42404e-006 A 8= 6.87871e-008 A10=-2.48868e-010

第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.46805e-005 A 6=-1.51040e-007 A 8=-2.74332e-008

第20面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.25887e-004 A 6= 5.80499e-006 A 8= 1.96175e-007

第25面
K = 0.00000e+000 A 4= 9.28606e-004 A 6= 8.37906e-006 A 8=-2.44335e-008

第27面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.55622e-004 A 6=-2.39482e-006 A 8= 5.21421e-009
各種データ
ズーム比 2.24
広角 中間 望遠
焦点距離 3.79 6.09 8.49
Fナンバー 4.12 4.12 4.12
半画角(度) 59.92 50.60 42.92
像高 6.55 7.42 7.89
レンズ全長 61.68 53.58 51.51
BF 3.42 3.36 3.31

d10 14.13 4.55 1.00
d11 3.63 2.12 0.50
d25 2.16 5.21 8.36
d27 1.76 1.70 1.65

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -10.53
2 11 ∞
3 12 12.07
4 26 27.96
5 28 ∞
[数値データ4]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 26.062 1.45 1.69680 55.5
2 12.997 4.95
3 24.278 0.80 1.76802 49.2
4* 7.209 4.72
5 68.257 0.80 1.59201 67.0
6* 9.744 1.30
7 11.383 3.40 1.85478 24.8
8 20.862 (可変)
9(補助絞り)∞ (可変)
10(開口絞り) ∞ 1.87
11 11.964 2.20 1.67270 32.1
12 -11.846 0.80
13 -9.858 0.45 1.91082 35.3
14 18.116 0.80
15(補助絞り)∞ 0.00
16* 8.286 3.60 1.49710 81.6
17* -13.384 0.50
18 25.573 0.50 1.88300 40.8
19 6.958 5.50 1.49700 81.5
20 -10.920 (可変)
21* 14.779 0.70 1.85135 40.1
22* 9.245 (可変)
23* 17.185 4.50 1.53110 55.9
24* 4297.262 (可変)
25 ∞ 1.00 1.51633 64.1
26 ∞ 1.00
像面 ∞
非球面データ
第4面
K =-2.44642e+000 A 4= 2.04448e-004 A 6=-1.98507e-006 A 8= 2.13161e-008 A10=-3.49872e-011

第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.61751e-004 A 6=-2.66723e-006 A 8=-1.08423e-008

第16面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.87689e-004 A 6= 3.77415e-006 A 8=-1.38081e-007

第17面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.52861e-004 A 6= 4.16820e-006 A 8=-1.27288e-007

第21面
K = 0.00000e+000 A 4=-5.15560e-004 A 6=-6.60428e-007

第22面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.78918e-004 A 6=-2.31904e-006 A 8= 3.78466e-008

第23面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.24918e-005 A 6=-6.43777e-008

第24面
K = 0.00000e+000 A 4= 7.21741e-005 A 6=-2.86180e-006 A 8= 1.31578e-008
各種データ
ズーム比 2.26
広角 中間 望遠
焦点距離 3.77 6.09 8.52
Fナンバー 4.12 4.12 4.12
半画角(度) 60.08 50.89 42.81
像高 6.55 7.50 7.89
レンズ全長 66.86 65.86 66.39
BF 7.22 5.24 3.86

d 8 14.06 7.02 1.50
d 9 3.41 2.92 4.20
d20 0.70 1.54 3.00
d22 2.63 10.31 14.99
d24 5.56 3.58 2.20

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -7.50
2 9 ∞
3 10 13.13
4 21 -30.80
5 23 32.48
6 25 ∞
[数値データ5]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 27.314 1.45 1.69680 55.5
2 14.883 4.50
3 24.805 0.80 1.76802 49.2
4* 6.894 5.26
5 29.623 0.80 1.59201 67.0
6* 9.316 2.86
7 10.974 3.40 1.85478 24.8
8 17.191 (可変)
9(補助絞り)∞ (可変)
10(開口絞り) ∞ 1.87
11 9.606 2.20 1.67270 32.1
12 -11.702 0.80
13 -8.001 0.45 1.91082 35.3
14 12.323 0.80
15(補助絞り)∞ 0.00
16* 10.261 3.60 1.49710 81.6
17* -8.786 0.50
18 15.327 0.50 1.88300 40.8
19 7.057 5.50 1.49700 81.5
20 -12.123 0.10
21* -19.935 0.70 1.85135 40.1
22* -199.518 (可変)
23* 19.544 4.50 1.53110 55.9
24* -89.690 (可変)
25 ∞ 1.00 1.51633 64.1
26 ∞ 1.00
像面 ∞
非球面データ
第4面
K =-2.44642e+000 A 4= 3.65500e-004 A 6=-3.13592e-006 A 8= 4.48417e-008 A10=-2.18770e-010

第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.65803e-004 A 6=-3.63705e-006 A 8= 2.12057e-008

第16面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.78745e-004 A 6= 1.83877e-006 A 8=-5.14669e-008

第17面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.73985e-004 A 6= 7.17016e-007 A 8=-1.28223e-007

第21面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.71703e-004 A 6=-3.87914e-006

第22面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.50686e-004 A 6=-4.35775e-006 A 8= 1.64219e-008

第23面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.22922e-004 A 6=-1.96727e-006

第24面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.38827e-004 A 6=-7.56044e-006 A 8= 2.81030e-008
各種データ
ズーム比 2.26
広角 中間 望遠
焦点距離 3.77 6.48 8.52
Fナンバー 4.12 4.12 4.12
半画角(度) 60.08 49.14 42.81
像高 6.55 7.50 7.89
レンズ全長 69.78 67.07 69.28
BF 6.96 6.61 6.16

d 8 13.69 5.14 1.50
d 9 4.03 2.23 2.53
d22 4.51 12.51 18.51
d24 5.30 4.95 4.50

レンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -8.44
2 9 ∞
3 10 16.32
4 23 30.65
5 25 ∞

Figure 0007140522000001
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群 SP 開口絞り
FP1 前側補助絞り(移動) FP2 後側補助絞り

Claims (8)

  1. 物体側より像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、または負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群より構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
    前記第1レンズ群は物体側から像側へ順に配置されたメニスカス形状の負レンズG1、メニスカス形状の負レンズG2、1枚以上の負レンズ、1枚の正レンズを有し、
    前記負レンズG1の像側のレンズ面の曲率半径をG1R2、前記負レンズG2の像側のレンズ面の曲率半径をG2R2、前記第1レンズ群の厚みD1、広角端におけるバックフォーカスをbfw、広角端における全系の焦点距離をfw、前記負レンズG2の物体側のレンズ面の曲率半径をG2R1とするとき、
    1.60<G1R2/G2R2<4.0
    4.0<D1/fw<10.0
    0.50<bfw/fw<1.95
    1.2<(G2R1+G1R2)/(G2R1―G1R2)<10.0
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
    0.5<|f1/f2|<2.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第1レンズ群は、前記負レンズG2の像側に隣接して配置された負レンズG3を有し、
    前記負レンズG3の像側のレンズ面の曲率半径をG3R2とするとき、
    0.6<G2R2/G3R2<2.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第1レンズ群は、前記負レンズG2の像側に隣接して配置された負レンズG3を有し、
    前記負レンズG3の材料の屈折率をNd13、前記負レンズG3の材料のアッベ数をνd13とするとき、
    1.55<Nd13<1.65
    65<νd13<75
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. ズーミングに際して前記第1レンズ群は移動し、
    広角端から望遠端へのズーミングにおける前記第1レンズ群の移動量をM1とし、移動量の符号を広角端に比べて望遠端において物体側に位置するときを正、像側に位置するときを負とするとき、
    -3.0<M1/fw<1.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第2レンズ群は、負レンズと正レンズを接合した接合レンズを有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズと該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
  8. 広角端における有効像円径が望遠端における有効像円径よりも小さいことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
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