JP7135854B2 - 偏心芯鞘複合繊維および混繊糸 - Google Patents
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Description
(1)A成分及びB成分の2種のポリマーからなる複合繊維の横断面において、A成分がB成分で完全に覆われており、A成分を覆っているB成分の厚みの最小厚みSと繊維径Dの比S/Dが0.01~0.1であり、かつ最小厚みSより厚みが1.05倍以内の部分の繊維の周囲長が繊維全体の周囲長の1/3以上であることを特徴とする偏心芯鞘複合繊維。
(2)伸縮伸長率が20~70%で、かつ少なくとも1成分がポリエステルである(1)に記載の偏心芯鞘複合繊維。
(3)単糸繊度が1.0dtex以下、繊度斑(U%)が1.5%以下である(1)または(2)に記載の偏心芯鞘複合繊維。
(4)異なる断面形態を有した2種類以上の単糸が分散して混在する混繊糸において、少なくとも1種類の単糸が50Pa・s以上溶融粘度が異なる2種類のポリマーの組合せからなる(1)記載の偏心芯鞘複合繊維からなり、他方の単糸との交絡数が1個/m以上100個/m以下で集束していることを特徴とする混繊糸。
(5)異なる断面形態を有した2種類以上の単糸が分散して混在する混繊糸において、少なくとも1種類の単糸が50Pa・s以上溶融粘度が異なる2種類のポリマーの組合せからなる複合糸であり、他方の単糸との交絡数が1個/m以上100個/m以下で集束していることを特徴とする混繊糸。
(6)複合糸が偏心芯鞘型の複合断面を有し、かつ3次元的なスパイラル構造を発現することを特徴とする(4)または(5)に記載の混繊糸。
(7)混繊糸において、他方の単糸が単一成分からなる単独糸であることを特徴とする(4)~(6)のいずれか1項に記載の混繊糸。
(8)複合糸が混繊糸の30重量%以上80重量%以下であることを特徴とする請求項(4)~(7)のいずれか1項に記載の混繊糸。
(9)(4)~(8)のいずれか1項に記載の混繊糸が少なくとも一部に含まれる繊維製品。
本発明の偏心芯鞘複合繊維は、その繊維横断面が、A成分とB成分の2種のポリマーから構成されている。
ここで言うポリマーとは、繊維形成性の熱可塑性重合体が好適に用いられ、本発明の目的に鑑み、加熱処理を施した際に収縮差を生じるポリマーの組み合わせが好適であり、組み合わせるポリマーの溶融粘度差が10Pa・s以上となる分子量または組成が異なるポリマーの組み合わせが好適である。
(IFR/R)≧1・・・(式1)
すなわち、デジタルマイクロスコープ等で糸束の繊維軸に対して垂直な横断面を、構成する単糸が観察できる倍率として画像を撮影する。糸束の横断面を観察する方法としては、糸束あるいは織編物に加工したサンプルを繊維軸に対して垂直に切断し、その切断面を観察する方法がある。糸束の切断面を観察する場合には、糸束をエポキシ樹脂などの包埋剤にて包埋して切断すると、構成する単糸が切断時に固定されるため、簡易に良好な糸束の切断面を採取することができる。さらに、切断前後で金属染色等を施すと単糸間に染め差があるため、構成する単糸やポリマー間の界面を明確にすることができる。
まず本発明の混繊糸を構成する複合糸のみを、該混繊糸と同一の紡糸条件で作製する。作製した複合糸を10mかせ取りし、0.1g/dの荷重をかけて原長L0を測定する。荷重を取り除いた後、実質的に無荷重の状態で沸騰水中に浸漬して、15分間処理を行う。そしてこの処理糸を十分に乾燥させた後に、再び0.1g/dの荷重をかけて30秒後に処理後長L1を測定する。つづいて荷重を取り除き、2分間後の長さL2を測定する。以下の式を用いて、捲縮率を算出した。
捲縮率(%)=[(L1-L2)/L1]×100
本発明の偏心芯鞘複合繊維は、吐出されたポリマーを未延伸糸として一旦巻き取った後に延伸する二工程法のほか、紡糸および延伸工程を連続して行う直接紡糸延伸法や高速製糸法など、いずれのプロセスにおいても製造できる。また、高速製糸法における紡糸速度の範囲は特に規定しないため、半延伸糸として巻き取った後に延伸する工程でもよい。さらに、必要に応じて仮撚りなどの糸加工を行うこともできる。
このとき、紡糸ドラフトは300倍以下とするとフィラメント間での物性バラツキが抑制された均質な繊維が得られ好ましい。フィラメント数は、口金のサイズにより適宜設定できるが、フィラメントの吐出孔間隔を10mm以上に保つと、フィラメントの冷却固化がスムーズに行えて均質な繊維を得やすいので好ましい。
紡糸ドラフト=Vs/V0
Vs:紡糸速度(m/分)
V0:吐出線速度(m/分)
本発明の混繊糸を得るためには、紡糸混繊法を用いることが好ましい。ここでいう紡糸混繊法とは、複数の種類の単糸を同一の紡糸口金から吐出し、同時に巻取りを行う製造方法のことである。
以上のように、本発明の混繊糸の製造方法を一般の溶融紡糸法に基づいて説明したが、メルトブロー法およびスパンボンド法でも製造可能であることは言うまでもなく、さらには、湿式および乾湿式などの溶液紡糸法などによって製造することも可能である。
チップ状のポリマーを真空乾燥機によって、水分率200ppm以下とし、東洋精機製キャピログラフ1Bによって、歪速度を段階的に変更して、溶融粘度を測定した。なお、測定温度は紡糸温度と同様にし、実施例あるいは比較例には、1216s-1の溶融粘度を記載している。ちなみに、加熱炉にサンプルを投入してから測定開始までを5分とし、窒素雰囲気下で測定を行った。
枠周1.0mの検尺機を用いて100回分のカセを作製し、下記式に従って繊度を測定した。
繊度(dtex)=100回分のカセ重量(g)×100
試料を引張試験機(オリエンテック製“テンシロン”(TENSILON)UCT-100)でJIS L1013(2010) 8.5.1標準時試験に示される定速伸長条件で測定した。この時の掴み間隔は20cm、引張り速度は20cm/分、試験回数10回であった。なお、破断伸度はS-S曲線における最大強力を示した点の伸びから求めた。タフネスは以下の式から求めた。
タフネス=強度(cN/dtex)×√(伸度(%))
繊度斑測定装置Zellweger製(UT-4)を用いて、供糸速度200m/分、ツイスター回転数20000rpm、測定長200mの条件で、U%(H)を測定した。
JIS L1013(2010)8.11項C法(簡便法)に従い、伸縮伸長率を求めた。
インテック社製(旧カネボウエンジニアリング社製)KE-2S熱応力測定器で、昇温速度150℃/分で測定した。サンプルは、0.1m×2ループとし、初期張力は繊度(dtex)×0.03cNとした。なお、収縮応力が最大値となったときの温度が最大値温度(℃)である。
各実施例についての製糸を行い、1千万m当たりの糸切れ回数から製糸安定性を3段階評価した。
極めて良好 ◎ :0.8回/千万m未満
良好 ○ :0.8回/千万m以上、2.0回/千万m未満
不良 × :2.0回/千万m以上
3.5インチ×280本の編み針の編み機に、サンプル長5cmの編み地を作製し、次の染色条件で染色した。
染料:テラシールネイビーブルーSGL(チバガイギー製) 0.4%
助剤:テトロシンPEC(正研化工製) 5.0%
分散剤:サンソルト#1200(日華化学製) 1.0%
染色条件:50℃×20分 → 98℃×20分
熟練した検査者(5人)の触感によって布帛の表面均一性(特にシボやスジ)、風合い(特になめらかさやソフト性)、染色均一性を相対評価した。各項目について、総合的に非常に良い(4点)、良い(3点)、あまり良くない(2点)、悪い(1点)の4段階で官能評価してその合計値(最高点は12点)を算出し、各検査者の合計値の平均値にて下記の通り評価をした。
極めて良好 ◎ :10点以上
良好 ○ :10点未満8点以上
不良 × :8点未満
直径10cmに切った布帛サンプルを10枚準備し、2枚ずつのセットとし、それぞれ評価用ホルダーにセットする。片側のサンプルを蒸留水にて完全に湿潤させた後、2枚サンプルを重ね合わせ押し付け圧7.4Nを掛けながら磨耗させ、単繊維の毛羽立ち(フィブリル化)および白化の様子を(株)キーエンス社製マイクロスコープVHX-2000にて50倍で観察した。この際、磨耗処理前後のサンプル表面変化を確認し、フィブリル化と白化の様子を総合して、3段階評価した。処理前後にてサンプル表面全体にフィブリル化または白化が発生した場合は、不可として「C」、一部に発生が認められる場合は可として「B」、発生が認められない場合は良として「A」とした。
デジタルマイクロスコープ(キーエンス社製、VHX-2000)で糸束の繊維軸に対して垂直な横断面を、構成する単糸が観察できる倍率として10画像以上撮影し、各画像から無作為に抽出した10箇所について隣接フィラメント群を構成する単糸数をカウントし、測定結果を元に、隣接フィラメント群比率=(隣接フィラメント群を構成する単糸数)/(着目した単糸の総数)×100(%)を算出する。10箇所の計測結果の単純な数平均の小数点第1位以下を四捨五入して評価した糸束の隣接フィラメント比率を評価した。
ロッシールド社(Rothschild社、スイス)製のエンタングルメントテスター(Entanglement Tester Type R2072)を用い、以下のように交絡数を求めた。
糸条に針を刺したままで初張力10gを掛けて一定速度5m/minで走行させ、交絡点で張力が規定値(トリップレベル)の15.5cNまで達する長さ(開繊長)を30回測定し、30回分を平均した長さ(平均開繊長:mm)に基づいて、下記式を用い糸条1m当たりの交絡度(CF値)を求め、小数点第2位以下は四捨五入するものである。
交絡度(CF値)=1000/平均開繊長
ヨコ糸に混繊糸、タテ糸に56dtex-18フィラメントのポリエステル繊維を用い、ヨコ糸密度113本/inchで1/3ツイル組織の織物を作製し、80℃で20分の精錬を行い、次の染色条件で染色した。
染料:NICHILON BLUE(日成化成製) 3.0%owf
助剤:ウルトラN-2(ミテジマ化学製) 0.5g/L
分散剤:RAP-250(明成化学製) 0.5g/L
染色条件:50℃×20分 → 100℃×30分
上記で作製した織物サンプルを熟練者10名により、触感によって布帛のストレッチ性(◎、○、×で判定)、風合い(特にふくらみ感と表面の触感、◎、○、×で判定)、および目視によって布帛の杢調を次の4段階判定法で評価した。
◎:こなれた杢調
○:ややこなれた杢調
△:やや粗い杢調
×:粗い杢調
A成分として、ポリブチレンテレフタレート(PBT1 溶融粘度:160Pa・s)、B成分として、ポリエチレンテレフタレート(PET1 溶融粘度:140Pa・s)とし、A成分のポリマーとB成分のポリマーをいずれもエクストルーダーを用いてそれぞれ270℃、280℃で溶融後、ポンプによる計量を行い、それぞれのポリマーで最も融点の高い、海成分の融点よりも30℃高い290℃を紡糸温度として、温度を保持したまま口金に流入させた。A成分とB成分の重量複合比は50/50とし、吐出孔数72の偏心芯鞘複合繊維用紡糸口金に流入させた。各ポリマーは、口金内部で合流し、B成分のポリマー中にA成分のポリマーが包含された偏心芯鞘複合形態を形成し、口金から吐出した。なお、実施例1の紡糸においては、図1に示す偏心芯鞘複合繊維が得られるような分配板方式の口金を用いた。
続いて、得られた未延伸糸を300m/分の速度で延伸装置に送糸し、延伸温度90℃、伸度20~40%程度となるように延伸倍率2.63倍で延伸した後、130℃で熱セットし、紡糸、延伸工程を通じて安定的に強度3.6cN/dtex、伸度32%の56dtex-72フィラメントの延伸糸を得た。
実施例2~4は、A成分およびB成分の組み合わせ、実施例5~7はS/Dの大きさ、実施例8~11は複合比率を、それぞれ表1のとおり変更した以外は、実施例1と同様にして偏心芯鞘複合繊維を得た。いずれも十分なストレッチ性能と耐摩耗性を有し、かつシボやスジの無い均一な布帛品位でなめらかで繊細な風合いの布帛が得られた。
表1のとおり、比較例1および2は日本国特開平09-157941号公報に記載の口金を用い、比較例3は複合形態が図5と同様になるようにした口金を用い、比較例4は、従来の芯鞘複合口金を用いて、それ以外は実施例1と同様にした。いずれも満足できる原糸では無かった。
混繊糸を構成する複合糸のA成分として、溶融粘度160Pa・sのポリブチレンテレフタレート(PBT1)、B成分として、溶融粘度30Pa・sのポリエチレンテレフタレート(PET4)とし、組み合わせる単独糸にポリエチレンテレフタレートにアジピン酸ジメチルを4.5重量%、ナトリウムスルホイソフタル酸を0.4重量%共重合したカチオン可染性PET(CD-PET1)を用いた。これらのポリマーを個別に溶融した後に、ポンプによる計量を行い、同一の紡糸パックに別途流入させて、紡糸温度280℃として、口金に穿設された吐出孔から吐出した。なお、吐出孔形状は複合糸、単独糸ともに、丸とし、口金の吐出孔数はPBT1とPET4からなる複合糸用が24ホール、単独糸用が48ホールであり、口金面内で複合糸の吐出孔群を単独糸の吐出孔群で囲うように配置された同心円孔配置の口金を用いた。なお、実施例12の複合糸は、図7に例示した分配プレートにより、A成分とB成分の重量複合比は50/50のB成分ポリマー中にA成分ポリマーが包含された偏心芯鞘型(図2)の複合断面を形成するものである。紡糸ドラフト(引取速度/吐出線速度)は、複合糸45、単独糸101となるように吐出孔径によって調整し、吐出糸条を冷却固化した後、全ての単糸を同時に集束して油剤を付与し、紡糸速度1500m/minで巻き取ることで、365dtex-72フィラメントの未延伸糸とした(複合糸:24フィラメント、単独糸:48フィラメント)。
紡糸温度と紡糸ドラフトを適正に調整したことによって、複合糸の糸揺れによる単糸干渉による毛羽発生はなく、複合糸と単独糸の巻き張力差によるボビン上での単糸のたるみは見られず、品位に優れた未延伸糸パッケージを安定的に得ることができた。引き続き巻き取った未延伸糸を90℃と150℃に加熱したローラ間で延伸速度600m/minで延伸し、135dtex-72フィラメントの本発明の混繊糸を得た(複合糸の重量比:35重量%)。未延伸糸の品位が優れるため、延伸工程中においても単糸切れは見られず、安定した延伸性を有しており、延伸糸パッケージにおいてもたるみ等の発生がない優れた品位を有しているものであった。
得られた混繊糸は、強度3.5cN/dtex、伸度34%と実用に耐えうる十分な力学特性を有しており、交絡数は、4.4個/m、糸束の断面観察では、複合糸の隣接フィラメント群比率は39%であり、高次加工の工程通過性を確保できる好適な集束性を有しながら糸束内での複合糸分散性に優れるものであった。
該混繊糸を布帛とし、染色したところ、複合糸が3次元的なスパイラル構造を発現し、良好なストレッチ性能を有していた(ストレッチ性評価:○)。また、複合糸と単独糸の糸長差と複合糸の3次元的なスパイラル構造発現による単糸同士の排除効果のため、膨らみのある風合いと滑らかな表面触感を有していた(風合い評価:◎)。染色サンプルでは、染色の濃淡が適度にこなれた外観を有しており、本発明の目的とする従来にはない自然な杢調を表現するものであった(杢調評価:◎)。結果を表4に示す。
実施例12に記載される方法から、吐出量を調整することで複合糸の重量比を45重量%(実施例13)、50重量%(実施例14)、65重量%(実施例15)と段階的に変更したこと以外は全て実施例12に従い実施した。
実施例13~15の混繊糸は、いずれにおいても糸条の走行安定性等で優れるものであり、良好なパッケージに巻き上げることが可能であった。また、糸ガイド等に単糸が絡まる等も起こりにくく、高次加工においても高い工程通過性を有していた。
実施例13~15では、混繊糸における複合糸の重量比を増大させるに伴い、淡染部の視認性が強くなり、濃淡のコントラストが強調されるものであった。このため、これらの混繊糸からなる布帛を染色すると、実施例13では、淡染部の視認性が低くなり、濃淡が細やかに混じったメランジ調の杢調を、実施例15では、濃淡が細やかに混じりつつも、淡染部の視認性が強調されるためにウール調の杢調を有しているものであり、複合糸が3次元的なスパイラル構造を形成する力が強く、ストレッチ性と嵩高性に優れたものであった。また、実施例14においては、実施例13と実施例15の中間の杢調になり、淡染部にグラデーションを持った独特の外観を有し、ストレッチ性にも優れたものであった。結果を表4に示す。
実施例12に記載される方法から、複合糸と単独糸の吐出孔配置を千鳥格子(実施例16)、群分け(実施例17)に変更したこと以外は全て実施例12に従い実施した。
実施例16および17の混繊糸は、適度な交絡数を有しており、たるみや毛羽は見られない良好なパッケージに巻き上げることが可能であり、高い高次加工通過性を有していた。
実施例16では、吐出孔配置が千鳥格子型であることから、隣接フィラメント群比率が低く、混繊糸中の複合糸の分散性が極めて良好なため、触感に優れる布帛となった。また、該布帛を染色すると、濃淡が極めてこなれたメニトーン調の特徴のなる杢調を有していた。
実施例17では、吐出孔配置を群分け配置とすることで、混繊糸中に複合糸が適度に近寄った状態で分散しており、濃淡のコントラストが強い杢調を有していた。結果を表4に示す。
複合糸に使用するA成分およびB成分のポリマーを表3に示すとおりに変更し、各実施例で得られる混繊糸の伸度が30~40%となるように紡糸条件および延伸条件を設定したこと以外は全て実施例12に従い実施した。
A成分を覆っているB成分の最小となる厚みSと複合糸の単糸の直径Dの比S/Dを変更することを目的としてA成分とB成分の重量複合比を70/30に変更したこと以外は、全て実施例12に従い実施した。
高収縮成分の割合が高いことから、紡糸および延伸工程において、高収縮成分への応力集中が顕著となり、複合糸の捲縮率が上昇するため、布帛とした際には、やや風合いが硬化するものの、ストレッチ性に優れるものであった。結果を表4に示す。
延伸工程の巻取直前にインターレースノズルを設置し、混繊交絡を付与したこと以外は全て実施例12に従い実施した。実施例24では、インターレースノズルの圧空圧を0.20MPa、実施例25では、インターレースノズルの圧空圧を0.40MPaとした。
混繊糸の交絡数は、実施例24では45.0個/m、実施例25では85.6個/mとなり、交絡数が増えることで、糸条の集束性は極めて良好であり、得られた混繊糸にたるみや毛羽は見られない良好なパッケージに巻き上げることが可能であった。また、未開繊部で交絡により複合糸が拘束され、高次加工での糸掛け性等にも優れるものであった。
得られた混繊糸はいずれも複合糸の分散性は良好であったが、糸条の開繊部では未開繊部と比較して、複合糸の分散性がより高く、混繊糸は繊維軸方向の開繊部、未開繊部の周期に応じて、複合糸の分散性の周期を有していた。これらの混繊糸を布帛とし、染色すると、開繊部、未開染部の周期に応じて、杢の細やかな部分と濃淡が極めて分散しているために、1色に見える部分が存在し繊維軸方向に周期性を持つ杢調を表現した。
実施例1に記載される方法に追加で1000回/mの撚りを加え、80℃スチームにより撚り止めセットを行った。混繊糸に撚りが加わることで、染色の濃淡が特にこなれた杢調となった。さらに、繊維軸方向の濃淡のピッチが変化し、ドット状に濃淡を有する杢調を表現した。結果を表4に示す。
混繊糸を構成する複合糸のA成分として、PBT1(溶融粘度:160Pa・s)、B成分として、PET4(溶融粘度:30Pa・s)とし、組み合わせる単独糸にCD-PET1を用いた。これらのポリマーを個別に溶融した後に、ポンプによる計量を行い、同一の紡糸パックに別途流入させて、紡糸温度280℃として、口金に穿設された吐出孔から吐出した。なお、吐出孔形状は複合糸、単独糸ともに、丸とし、口金の吐出孔数はPBT1とPET4からなる複合糸用が24ホール、単独糸用が48ホールであり、口金面内で複合糸の吐出孔群を単独糸の吐出孔群で囲うように配置された同心円孔配置の口金を用いた。なお、複合糸は、図2に示す偏心芯鞘型の複合断面を形成するものである。吐出糸条を冷却固化した後、全ての単糸を同時に集束して油剤を付与し、紡糸速度3000m/minで巻き取ることで、140dtex-72フィラメントの部分配向糸を採取した。
なお、得られた混繊糸は、仮撚り加工前の部分配向糸の品位が優れるため、仮撚り工程中においても、単糸切れや単糸同士の融着は見られず、毛羽やネップ等といった欠点のない、糸品位と工程通過性に優れるものであった。
得られた混繊糸は、仮撚り加工により、複合糸と単独糸の糸長差と相まって、嵩高性に優れるものであった。また、布帛とした際には、嵩高く、膨らみのある風合いを有していた。また、仮撚り加工することで、混繊糸を構成する単糸間の空隙がより大きくなり、混繊糸中の複合糸は3次元的なスパイラル構造を形成しやすく、ランダムな捲縮構造を発現するようになるため、極めてストレッチ性に優れ、且つ特徴的な表面触感が得られるものであった。また、混繊糸中の複合糸の分散性に優れ、染色すると、濃淡が好適にこなれ、ナチュラルな杢感を有していた。
仮撚り加工工程において、75℃に加熱したホットピンを使用し、1.20倍で不均一延伸をした後に、180℃に設定されたヒーターで予備加熱し、延伸速度100m/minで延伸を行いながら、フリクションディスクにより仮撚りを施したこと以外は全て実施例27に従い実施した。
得られた混繊糸は、不均一延伸および仮撚り加工前の部分配向糸の品位が優れるため、不均一延伸工程および仮撚り工程中においても、ホットピンへの巻きつきやヒーターの擦過による単糸切れや単糸同士の融着は見られず、毛羽やネップ等といった欠点のない、糸品位と工程通過性に優れるものであった。不均一延伸を行ったことにより、単独糸と複合糸間の染色濃淡差のみならず、延伸部と未延伸部の濃淡差が繊維軸方向にランダムに出現することとなり、繊維軸方向にも濃淡のピッチを有し、かつ多色杢を表現した。
複合糸のポリマーをPBT1(溶融粘度:160Pa・s)とPET4(溶融粘度:30Pa・s)、単独糸のポリマーをCD-PET1として、複合糸と単独糸を個別に紡糸し、紡糸速度1500m/minで一旦各未延伸糸の巻取りを行い、延伸機に供給する際に複合糸と単独糸の合糸を行うことで合糸延伸を行って、複合糸と単独糸からなる後混繊糸を得た以外は全て実施例14に従い実施した(135dtex-72フィラメント、複合糸の重量比:50重量%)。
得られた混繊糸は、隣接フィラメント群比率が88%と非常に高いものであり、複合糸の単糸の分散性が悪く、後混繊糸をボビンから解舒すると、複合糸と単独糸が即座に分離し、粗大なたるみを発生するものであった。このため、製織時の糸送りを精密に制御しない場合には、複合糸の存在比率の高い場所でシボや染めムラが発生する場合があった。
また、該後混繊糸からなる布帛を染色すると、ストレッチ性は認められるものの、ロングピッチの明瞭な白筋を有するものであり、片方の種類の単糸が偏在し、布帛表面に浮かんだ箇所では、ざらついた触感となるものであった。結果を表4に示す。
複合糸のポリマーをPBT1(溶融粘度:160Pa・s)とPET4(溶融粘度:30Pa・s)、単独糸のポリマーをCD-PET1として、複合糸と単独糸を個別に紡糸し、紡糸速度1500m/minで一旦各未延伸糸の巻取りを行い、別々に延伸機に供給することで複合糸と単独糸の延伸糸を得た。引き続き、複合糸と単独糸の合糸を行った後にインターレースノズルで混繊交絡を行い(圧空圧:0.5MPa)、混繊交絡糸を得たこと以外は全て実施例12に従い実施した(135dtex-72フィラメント、複合糸の重量比:35重量%)。
得られた混繊交絡糸は、強固な交絡が付与されているため(交絡数:108.0個/m)、ボビン上での単糸のたるみは見られないものであった。該混繊交絡糸からなる布帛は、ストレッチ性には問題ないものの、染色するとロングピッチの明瞭な白筋を有するものであった。また、布帛において片方の単糸が偏在する場合があり、ここでは表面がざらついた触感となり、良好な風合いとは言いがたいものであった。結果を表4に示す。
比較例6に記載される方法に追加で1000回/m撚りを加え、80℃スチームにて撚り止めセットを行い、混繊撚糸を得た。該混繊撚糸を布帛とすると、白筋は短ピッチ化したが、濃淡のコントラストが過剰で、本発明のようなナチュラルな杢調にはならなかった。
A成分とB成分に同じPET6(溶融粘度:110Pa・s)を用いてPET6単独糸が採取できるようにし、カチオン可染性PETとしてポリエチレンテレフタレートにナトリウムスルホイソフタル酸を0.3重量%、ポリエチレングリコールを1.0重量%共重合したCD-PET2を用い、紡糸温度を290℃としたこと以外はいずれも実施例16に従い実施し、PET6単独糸とCD-PET2単独糸の混繊仮撚糸を得た(100dtex-72フィラメント、PET6単独糸の重量比率:35重量%)。
該混繊仮撚糸は複合糸を含まないため、ストレッチ性をほとんど発現しないものであり、嵩高性も低く、本発明の混繊糸と比較すると、風合い(触感)が悪いものであった。また、隣接フィラメント群比率は92%と糸束中で単糸の分散性が低く、染色すると白筋のショートピッチとなるものの、色の濃淡のコントラストが強く、不自然な杢調となった。
また、この混繊糸は、十分なストレッチ性能を有しながらも、膨らみのある心地よい触感と天然調のナチュラルな外観を有する織編物であり、伸縮性と審美性が要求されるスポーツ用途衣料からインナーやアウターといった一般アパレル衣料まで幅広く利用でき、これまでにない天然繊維を模したストレッチ素材を生産性よく提供できるものである。
C:複合繊維断面の重心点
S:B成分の最小厚み
D:繊維径
IFR:複合繊維断面におけるA成分とB成分の界面の曲率半径
1-(a)、(b):混繊糸断面において隣接して連なる同種の単糸の一例
1-(c):混繊糸断面における隣接フィラメント群の一例
5-(a):最終分配プレートにおける分配孔のうち、薄皮を形成するB成分の分配孔
5-(b):最終分配プレートにおける分配孔のうち、5-(a)以外のB成分の分配孔
5-(c):最終分配プレートにおける分配孔のうち、A成分の分配孔
Claims (9)
- A成分及びB成分の2種のポリエステルからなる複合繊維の横断面において、A成分がB成分で完全に覆われており、A成分を覆っているB成分の厚みの最小厚みSと繊維径Dの比S/Dが0.01~0.1であり、かつ最小厚みSより厚みが1.05倍以内の部分の繊維の周囲長が繊維全体の周囲長の2/5以上であり、繊維断面におけるA成分を覆っているB成分の厚みの最大厚みとなるA成分とB成分の界面の曲率半径をIFRとして、繊維径Dを2で除した値をRとしたとき下記式1を満足することを特徴とする偏心芯鞘複合繊維。
(IFR/R)≧1・・・(式1) - 伸縮伸長率が20~70%である請求項1に記載の偏心芯鞘複合繊維。
- 単糸繊度が1.0dtex以下、繊度斑(U%)が1.5%以下である請求項1または2に記載の偏心芯鞘複合繊維。
- 異なる断面形態を有した2種類以上の単糸が分散して混在する混繊糸において、少なくとも1種類の単糸が50Pa・s以上溶融粘度が異なる2種類のポリエステルの組合せからなる請求項1記載の偏心芯鞘複合繊維からなり、他方の単糸との交絡数が1個/m以上100個/m以下で集束していることを特徴とする混繊糸。
- 異なる断面形態を有した2種類以上の単糸が分散して混在する混繊糸において、少なくとも1種類の単糸が50Pa・s以上溶融粘度が異なる2種類のポリマーの組合せからなる複合糸であり、複合糸が偏心芯鞘型の複合断面を有し、少なくとも1つの種類の単糸の隣接フィラメント群比率が10~50%の範囲であり、他方の単糸との交絡数が1個/m以上100個/m以下で集束していることを特徴とする混繊糸。
- 複合糸が3次元的なスパイラル構造を発現することを特徴とする請求項5に記載の混繊糸。
- 混繊糸において、他方の単糸が単一成分からなる単独糸であることを特徴とする請求項4~6のいずれか1項に記載の混繊糸。
- 複合糸が混繊糸の30重量%以上80重量%以下であることを特徴とする請求項5または6に記載の混繊糸。
- 請求項4~8のいずれか1項に記載の混繊糸が少なくとも一部に含まれる繊維製品。
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