JP7101502B2 - 風呂装置 - Google Patents

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Description

本発明は、浴槽に湯水を供給する湯水供給部と、前記湯水供給部の作動を制御する湯水供給制御部と、を備えた風呂装置に関する。
例えば、下記の特許文献1(特開2011-200299号公報)には、浴槽の自動洗浄機能を有する風呂装置において、浴槽〔2〕の底部に設けられた洗浄ノズル〔31〕の詰まりを検知する技術が開示されている。
しかし、一般的には、髪の毛や洗剤カス等を原因として、浴槽の湯水が排出される排水路において詰まりが生じ易くなっている。詰まりの程度が低い場合には、市販の薬剤等を用いて清掃することにより個人で詰まりを解消できることがあるが、そもそも排水路の詰まりに気付きにくいという問題がある。そして、気付かずに詰まりが進行して詰まりの程度が高くなってしまった場合、詰まりを解消するには専門業者による清掃が必要となることが多い。
詰まりを早期に発見するために、排水路の流量を検知する流量センサ等、排水路の詰まりを検知するための専用の機器を設けることも考えられるが、この場合、排水路周りの構造が複雑となり、ひいては風呂装置全体の構造の複雑化につながってしまう。
特開2011-200299号公報
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構造で排水路の詰まり具体を判定可能な風呂装置を提供することにある。
本発明に係る風呂装置の特徴構成は、
浴槽に湯水を供給する湯水供給部と、前記湯水供給部の作動を制御する湯水供給制御部と、を備えた風呂装置であって、
前記湯水供給部は、前記浴槽内に貯留された湯水の圧力値に基づいて前記浴槽内の湯水の水位を検出する水位センサを有し、
前記浴槽内の湯水が排出される排水路に詰まりが無い基準状態での、前記浴槽内の湯水の排出中における経過時間ごとに経時的に検出した減少曲線を示す前記圧力値を基準圧力値とし、
前記浴槽内の湯水が実際に排出されている間に前記水位センサによって実際に検出される前記圧力値を実圧力値とし、
前記湯水供給制御部は、前記基準圧力値を予め記憶すると共に、当該基準圧力値と湯水の排出中において検出される前記実圧力値とに基づいて前記排水路の詰まり具合を判定する詰まり判定処理を実行する場合に、
湯水の排出中において、任意に定められる所定の起算圧力値となる起算時点から予め設定された設定時間内に減少した前記実圧力値の減少量を当該設定時間で除算して得られる実減少速度と、前記起算圧力値となる前記起算時点から前記設定時間内に減少する前記基準圧力値の減少量を当該設定時間で除算して得られる基準減少速度と、を比較することにより前記詰まり判定処理を実行する点にある。
本特徴構成によれば、排水路の詰まりを検知するための専用の機器を設けることなく、浴槽内の湯水の水位を検出する水位センサによって排水路の詰まり具合を判定することができる。従って、排水路周りの構造を複雑化させることなく、簡単な構造で排水路の詰まり具合を判定することができる。
更に、本特徴構成によれば、詰まり判定処理を行うに際して、詰まりの無い基準状態での基準圧力値の減少速度と、実際に検出された実圧力値の減少速度と、を比較するため、詰まりの有無だけでなく詰まりの程度も判定し易くなる。
本発明に係る風呂装置の更なる特徴構成は、
前記湯水供給制御部は、前記浴槽に貯留された湯水を、前記湯水供給部と前記浴槽との間で循環させると共に当該湯水を加熱して再び前記浴槽に供給する追焚処理を実行可能に構成され、
前記水位センサは、前記湯水供給部と前記浴槽との間で湯水を循環させる追焚用循環路に配置されている点にある。
本特徴構成によれば、追焚機能を有する風呂装置に設けられる追焚用循環路のスペースを利用して水位センサを配置することができ、更に、この水位センサによって排水路の詰まり具合を判定することができる。そのため、排水路の詰まりを検知するための専用の機器を新たに設ける場合に比べて、風呂装置全体として構造が複雑化することを抑制できる。
本発明に係る風呂装置の更なる特徴構成は、
前記詰まり判定処理による判定結果をユーザーに報知する報知部を更に備えている点にある。
本特徴構成によれば、排水路の詰まり具合をユーザーに知らせることができるため、例えば、排水路を清掃すべきタイミングをユーザーに知らせることも可能となる。
風呂装置の概略構成図 風呂装置の制御ブロック図 施形態に係る詰まり判定処理の説明図 1参考形態に係る詰まり判定処理の説明図 2参考形態に係る詰まり判定処理の説明図
本発明に係る風呂装置は、浴槽への湯張りを自動で行うことができ、また、浴槽に貯留された湯水が排出される際の排水路の詰まり具合を判定可能に構成されている。以下、本発明に係る風呂装置の実施形態について、図面を参照して説明する。但し、以下の実施形態は一例であり、これによって本発明が限定的に解釈されるわけではない。
.実施形態
1-1.風呂装置の機械構成
図1に示すように、風呂装置100は、浴室9の浴槽91に湯水を供給する湯水供給部Gと、湯水供給部Gの作動を制御する湯水供給制御部Hと、を備えている。浴槽91には、浴槽91内に貯留された湯水を外部に排出するための排水路92が設けられている。
湯水供給部Gは、熱源として機能し、給水路21から供給された水を加熱する給湯用加熱部11を備えると共に、この給湯用加熱部11によって加熱された水を湯水として浴槽91に供給するように構成されている。また、湯水供給部Gは、浴槽91内に貯留された湯水を当該湯水供給部Gとの間で循環させる追焚用循環路Cと、この追焚用循環路Cを循環する湯水を加熱する追焚用加熱部12と、を備えると共に、追焚用循環路Cによって加熱された湯水を浴槽91に供給するように構成されている。なお、図示の例では、湯水供給部Gは、給湯栓3と給湯用加熱部11とを接続する給湯路31を有しており、給湯用加熱部11によって加熱された湯水を給湯栓3にも供給できるように構成されている。
給湯用加熱部11は、ガス燃焼式のバーナg1と、上下2段に配置された主熱交換器11A及び潜熱回収式の熱交換器としての潜熱回収熱交換器11Bと、を有している。また、追焚用加熱部12も、給湯用加熱部11と同様に、ガス燃焼式のバーナg2と、上下2段に配置された主熱交換器12A及び潜熱回収式の熱交換器としての潜熱回収熱交換器12Bと、を有している。図示は省略するが、給湯用加熱部11及び追焚用加熱部12における潜熱回収熱交換器11B,12Bにて熱交換された後の燃焼排ガスは、排気路を通して外部に排出される。また、潜熱回収熱交換器11B,12Bから生成される酸性の凝縮水(燃焼生成水)は、中和器によって中和された後に外部に排出される。
給水路21と給湯路31との間には、これらを接続する給水バイパス路22が設けられている。給水バイパス路22は、給湯用加熱部11を迂回するように、給水路21と給湯路31とを接続している。これにより、給湯用加熱部11によって加熱された湯水と給水路21に供給される未加熱の水とを混合させることが可能となっている。
給湯路31には、上流側から順に、給湯用加熱部11からの湯量と給水バイパス路22からの水量との混合比を調整するミキシング弁32と、ミキシング弁32により混合された後の湯水の温度を検出する出湯サーミスタ33と、が設けられている。
給湯路31と追焚用循環路Cとの間には、これらを接続する湯張り路41が設けられている。本実施形態では、追焚用循環路Cは、浴槽用戻り路51と浴槽用往き路61とを含んで構成されており、上述の湯張り路41は、給湯路31と追焚用循環路Cの一部である浴槽用戻り路51とを接続している。図示の例では、湯張り路41は、給湯路31におけるミキシング弁32と給湯栓3との間から分岐して浴槽用戻り路51に接続している。湯張り路41には湯張り逆止弁42が設けられており、この湯張り逆止弁42によって浴槽用戻り路51から湯張り路41への逆流が抑制される。
湯水供給部Gは、浴槽91内に貯留された湯水の圧力値Vに基づいて浴槽91内の湯水の水位を検出する水位センサ52と、浴槽91内に貯留された湯水を吸引して追焚用循環路Cに循環させる追焚用循環ポンプ54と、浴槽91内から吸引された湯水の温度を検出する戻りサーミスタ53と、水流を検出する水流スイッチ55と、を有している。本実施形態では、水位センサ52と、戻りサーミスタ53と、追焚用循環ポンプ54とは、湯水供給部Gと浴槽91との間で湯水を循環させる追焚用循環路Cに配置されている。図示の例では、浴槽91からの流れ方向を基準として上流側から順に、水位センサ52、戻りサーミスタ53、追焚用循環ポンプ54、及び水流スイッチ55が、追焚用循環路Cの一部である浴槽用戻り路51に設けられている。そして、前述の湯張り路41は、浴槽用戻り路51における追焚用循環ポンプ54と水流スイッチ55との間に接続している。
1-2.風呂装置の制御構成
次に、風呂装置100の制御構成について、図2も参照して説明する。
風呂装置100は、湯水供給部Gの作動を制御する湯水供給制御部Hを備えている。湯水供給制御部Hは、マイクロコンピュータを備えたプログラム制御方式のコントローラで構成されている。湯水供給制御部Hは、ユーザーによって操作されるリモコン装置Rとの間で通信可能に構成されている。図1に示す例では、リモコン装置Rは、浴室9の壁面に設けられている。但し、このような構成に限定されることなく、リモコン装置Rは、例えば炊事場など、浴室9外に設けられていても良く、更には、浴室9の内外において複数設けられていても良い。なお、図示は省略するが、リモコン装置Rには、運転の開始と停止とを指令する運転スイッチ、風呂自動運転を指令する自動スイッチ、追焚運転を指令する追焚スイッチ等が設けられている。
図2に示すように、湯水供給制御部Hは、リモコン装置R、出湯サーミスタ33、往きサーミスタ62、戻りサーミスタ53、及び水位センサ52からの情報を取得可能に構成されている。本実施形態では、湯水供給制御部Hは、時間計測機能を有するタイマー8からの情報も取得可能に構成されている。
本実施形態では、湯水供給制御部Hは、運転制御部H1を備えており、この運転制御部H1によって湯水供給部Gの作動(運転)を制御するように構成されている。運転制御部H1は、ユーザーによってリモコン装置Rに入力された設定温度及び設定湯量等に基づいて各機器を制御し、後述する湯張り処理及び追焚処理を実行する。
ここで、本発明に係る風呂装置100は、例えば髪の毛や洗剤カス等によって排水路92に詰まりが生じた場合に、その詰まり具合を判定することができるように構成されている。本実施形態では、湯水供給制御部Hは、排水路92の詰まり具合を判定する判定部H2と、詰まり具合の判定のために各種の値を演算する演算部H3と、各種の情報や値等を記憶する記憶部H4と、を備えている。
記憶部H4は、浴槽91内の湯水が排出される排水路92に詰まりが無い基準状態での、浴槽91内の湯水の排出中における経過時間ごとの圧力値Vを基準圧力値Viとして記憶している(図3も参照)。このように、湯水供給制御部Hは、記憶部H4を介して基準圧力値Viを予め記憶している。例えば、湯水供給制御部Hは、浴槽91を設置後の試運転時に、湯水貯留量が所定の貯留量(初期基準圧力値Vi0)からゼロになるまでの水位センサ52によって検出された圧力値を継時的に記憶している。
演算部H3は、浴槽91内の湯水が実際に排出されている間に水位センサ52によって実際に検出される圧力値Vを実圧力値Vfとして取得可能に構成されていると共に、タイマー8によって計測される時間情報を取得可能に構成されている。また、演算部H3は、記憶部H4に記憶された情報も取得可能に構成されている。本実施形態では、演算部H3は、基準圧力値Viの情報を記憶部H4から取得する。
本実施形態では、運転制御部H1(湯水供給制御部H)は、ユーザーによるリモコン装置Rの操作に応じて、自動で浴槽91に湯水を張る自動湯張り処理と、浴槽91に貯留された湯水を湯水供給部Gと浴槽91との間で循環させると共に当該湯水を加熱して再び浴槽91に供給する追焚処理を実行可能に構成されている。運転制御部H1は、自動湯張り処理及び追焚処理の実行に際して、水位センサ52による検出値に基づいて浴槽91に供給される湯水の湯量(水位)が目標設定湯量となるように、また、出湯サーミスタ33や戻りサーミスタ53などの検出値に基づいて湯水の温度が目標設定温度となるように、各水路に設けられた弁および各加熱部11,12等を制御する。
そして、詳細は後述するが、湯水供給制御部Hは、基準圧力値Viと湯水の排出中において検出される実圧力値Vfとに基づいて排水路92の詰まり具合を判定する詰まり判定処理を実行する。ここで、「排水路92の詰まり具合」とは、排水路92における湯水の流れにくさを指す。排水路92の詰まりは、例えば、髪の毛や洗剤カス等が排水路92の内部に張り付くなどして流路を狭くすることによって生じる。
本実施形態では、風呂装置100は、詰まり判定処理による判定結果をユーザーに報知する報知装置7を更に備えている。図1に示す例では、報知装置7は、リモコン装置Rと一体的に構成されている。換言すれば、リモコン装置Rが、詰まり判定処理による判定結果をユーザーに報知する報知機能を有している。報知装置7は、表示手段や音声発声手段等を有し、これらの手段によって詰まり判定処理による判定結果をユーザーに報知する。
この場合、例えば、報知装置7は、詰まり判定処理による判定結果を随時ユーザーに報知するようにしても良いし、詰まり具合に応じて排水路92を清掃すべきタイミングにのみ判定結果をユーザーに報知するようにしても良い。なお、報知装置7は、例えばスマホ等の情報端末を介して、上記のような判定結果をユーザーに報知するように構成されていても良い。
次に、詰まり判定処理について図3を参照して詳細に説明する。図3は、水位センサ52によって検出される圧力値Vと、タイマー8によって計測される時刻Tとの関係を示しており、縦軸を圧力値V、横軸を時刻Tとしている。そして、図中において実線で示される曲線が、排水路92に詰まりが無い基準状態での圧力値V(基準圧力値Vi)である。
破線で示される曲線が、実際に水位センサ52によって検出される圧力値V(実圧力値Vf)である。図中の基準圧力値Vi0(初期基準圧力値Vi0)では、浴槽91の大部分に湯水が貯留されている状態であり、最大設定湯量(例えば200リットル)の湯水が浴槽91に貯留されている状態である。ここでは、最大設定湯量よりも少ない量の湯水、換言すれば、初期基準圧力値Vi0よりも小さい値である第1実圧力値Vf1に相当する量の湯水が浴槽91に貯留された状態から湯水の排出が開始される場合を例に説明する。湯水の排出が開始される直前までは、基準圧力値Viと実圧力値Vfとは等しい。すなわち、湯水の排出が開始される直前(又は開始時点)の第1実圧力値Vf1とこれに対応する第1基準圧力値Vi1とは等しい。
湯水供給制御部Hは、湯水の排出中において、任意に定められる起算時点から予め設定された設定時間Ts内に減少した実圧力値Vfの減少量(実減少量Rf)を当該設定時間Tsで除算して得られる実減少速度と、前記起算時点から設定時間Ts内に減少する基準圧力値Viの減少量(基準減少量Ri)を当該設定時間Tsで除算して得られる基準減少速度と、を比較することにより詰まり判定処理を実行する。ここでは、実減少量Rf、基準減少量Ri、実減少速度、及び基準減少速度は、演算部H3によって算出される。またここでは、起算時点は、湯水の排出が開始される時刻である「第1時刻T1」として定められる。
本実施形態では、実減少量Rfは、湯水の排出が開始される第1時刻T1の第1実圧力値Vf1と、第1時刻T1から設定時間Ts経過後の第2時刻T2における第2実圧力値Vf2と、の差によって算出される。また、基準減少量Riは、第1時刻T1に相当する時刻における第1基準圧力値Vi1と、設定時間Ts経過後の第2時刻T2に相当する時刻における第2基準圧力値Vi2と、の差によって算出される。
湯水供給制御部Hは、演算部H3によって算出された実減少速度と基準減少速度とを判定部H2により比較して、実減少速度が基準減少速度に比べて所定速度遅い場合に、排水路92に詰まり傾向有りと判定する。本実施形態では、湯水供給制御部Hは、実減少速度が、基準減少速度のα%以下である場合に、排水路92に詰まり傾向有りと判定する。この場合、「α%」は任意に設定することができる。例えば「α%」は、50%~90%の範囲のいずれかに設定されると好適である。本実施形態では、「α%」は、90%に設定される。これによれば、詰まりの程度が高くない状態、すなわち、ユーザー個人によって排水路92の清掃が可能な詰まりの状態で、詰まり傾向有りとの判定を行える。
上述のように、湯水供給制御部Hは、詰まり判定処理の実行後、その判定結果を、報知装置7を介してユーザーに報知する。例えば、ユーザーへの報知は、表示手段および音声発声手段の一方または双方によって行われれば良い。
2.第1参考形態
次に、本願の権利範囲には含まれるものではないが、1参考形態に係る風呂装置100について図4を参照して説明する。本第1参考形態では、詰まり判定処理の実行時における比較対象が上記実施形態と異なる。以下では、上記実施形態と異なる点を中心に説明する。特に説明しない点については、上記実施形態と同様である。
第1参考形態では、湯水供給制御部Hは、湯水の排出中において、任意に定められる起算時点から予め設定された設定時間Tsが経過した時点での実圧力値Vfと、前記起算時点から設定時間Tsが経過した時点での基準圧力値Viと、を比較することにより詰まり判定処理を実行する。ここでは、起算時点は、湯水の排出が開始される時刻である「第1時刻T1」として定められる。
図4に示すように、本第1参考形態では、湯水の排出が開始される第1時刻T1から起算して、設定時間Tsが計測される。第1時刻T1では、実圧力値Vfと基準圧力値Viとは等しくなっている。湯水供給制御部Hは、第1時刻T1から設定時間Ts経過後の第2時刻T2における第3実圧力値Vf3と第3基準圧力値Vi3とを比較して、第3実圧力値Vf3が第3基準圧力値Vi3よりも大きい場合に、排水路92に詰まり傾向有りと判定する。本第1参考形態では、湯水供給制御部Hは、第3実圧力値Vf3が、第3基準圧力値Vi3のβ%である場合に、排水路92に詰まり傾向有りと判定する。この場合、「β%」は任意に設定することができる。例えば「β%」は、110%~150%の範囲のいずれかに設定されると好適である。本第1参考形態では、「β%」は、110%に設定される。
3.第2参考形態
次に、本願の権利範囲には含まれるものではないが、2参考形態に係る風呂装置100について図5を参照して説明する。本第2参考形態では、詰まり判定処理の実行時における比較対象が上記実施形態と異なる。以下では、上記実施形態と異なる点を中心に説明する。特に説明しない点については、上記実施形態と同様である。
第2参考形態では、湯水供給制御部Hは、湯水の排出中において実圧力値Vfが任意に定められる起算圧力値Vcから予め設定された設定圧力値Vsに減少するまでに要した実経過時間Tfと、基準圧力値Viが起算圧力値Vcから設定圧力値Vsに減少するまでに要する基準経過時間Tiと、を比較することにより詰まり判定処理を実行する。ここで、設定圧力値Vsは、任意の値に設定することができる。但し、設定圧力値Vsを、最大設定湯量又はこれに近い湯量に相当する圧力値V(初期基準圧力値Vi0又はこれに近い圧力値V)に設定するなどして高く設定し過ぎると、実際に浴槽91に貯留されている湯水の量が、湯水の排出開始以前において設定圧力値Vsに相当する湯量に満たない場合がある。そのため、例えば、設定圧力値Vsは、初期基準圧力値Vi0の20%~60%の範囲のいずれかに設定されていると好適である。これによれば、浴槽91に貯留されている湯水の元々の量が少ない場合であっても詰まり判定処理を適切に実行することができる。但し、上記のような構成に限定されることなく、例えば設定圧力値Vsは、湯水の排出を開始する時点における圧力値Vの20%~60%の範囲のいずれかに設定されていても良い。
図5に示すように、本第2参考形態では、湯水の排出が開始される際の圧力値Vを起算圧力値Vcとして、実圧力値Vf及び基準圧力値Viが、起算圧力値Vcから設定圧力値Vsになるまでに要する経過時間をそれぞれ計測する。換言すれば、湯水の排出が開始される第1時刻T1から起算して、実経過時間Tfおよび基準経過時間Tiが計測される。第1時刻T1では、実圧力値Vfと基準圧力値Viとは等しくなっている。図示の例では、実圧力値Vfは、第3時刻T3において設定圧力値Vsに等しい値となっている。そのため、実経過時間Tfは、湯水の排出が開始された第1時刻T1から第3時刻T3までに掛かった時間となる。そして、基準圧力値Viは、第2時刻T2において設定圧力値Vsに等しい値となっている。そのため、基準経過時間Tiは、湯水の排出が開始された第1時刻T1から第2時刻T2までに掛かった時間となる。本第2参考形態では、湯水供給制御部Hは、実経過時間Tfが、基準経過時間Tiのγ%である場合に、排水路92に詰まり傾向有りと判定する。この場合、「γ%」は任意に設定することができる。例えば「γ%」は、110%~150%の範囲に設定されると好適である。本第2参考形態では、「γ%」は、110%に設定される。なお、本第2参考形態のように実圧力値Vf及び基準圧力値Viが設定圧力値Vsになるまでの経過時間Tf、Tiに基づいて詰まり判定処理を実行することの他、実圧力値Vf及び基準圧力値Viが設定圧力値Vsになるまでの圧力減少速度に基づいて詰まり判定処理を実行しても良い。
4.その他の実施形態
次に、風呂装置100のその他の実施形態について説明する。
(1)上記の各実施形態では、湯水の排出が開始される第1時刻T1を基準に詰まり判定処理を実行する例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、湯水の排出が行われている途中の時刻Tを基準に詰まり判定処理を実行しても良い。換言すれば、湯水が排出されている途中において詰まり判定処理を開始するようにしても良い。具体的には、湯水の排出開始後における任意の時点において、起算時点(第1時刻T1)を定めても良い。この場合、第1時刻T1から設定時間Ts経過後の第2時刻T2までに減少する実圧力減少速度と基準圧力減少速度とを比較することにより、詰まり判定処理を実行しても良い。また、この場合における第2時刻T2の実圧力値Vfと基準圧力値Viとを比較することにより、詰まり判定処理を実行しても良い。また、具体的には、湯水の排出開始から所定時間経過後における任意の圧力値Vとして所定の起算圧力値Vcを定め、実圧力値Vf及び基準圧力値Viが、起算圧力値Vcから設定圧力値Vsになるまでに要する経過時間Tf、Tiをそれぞれ計測しても良い。換言すれば、湯水の排出が開始される第1時刻T1から所定の第1時間経過して、実圧力値Vfが起算圧力値Vcとなった時点から設定圧力値Vsになるまでに要する経過時間Tf、及び湯水の排出が開始される第1時刻T1から第2時間(上記第1時間とは異なる時間)経過して、基準圧力値Viが起算圧力値Vcとなった時点から設定圧力値Vsになるまでに要する経過時間Tiをそれぞれ計測し、両経過時間を比較することにより詰まり判定処理を実行しても良い。
(2)上記の実施形態では、水位センサ52によって検出される圧力値Vそれ自体に基づいて、詰まり判定処理が実行される例について説明した。しかし、このような例に限定されることなく、圧力値Vに相当する湯量(あるいは水位)に基づいて、詰まり判定処理が実行されても良い。説明を加えると、上述の実減少量Rfおよび基準減少量Riは、圧力値Vを換算した湯量に基づいて算出されても良い。そして、このようにして算出された実減少量および基準減少量に基づいて、実減少速度および基準減少速度が算出される。また、例えば、第3実施形態における設定圧力値Vsを設定湯量に換算して、詰まり判定処理を実行するようにしても良い。
(3)なお、上述した各実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
本発明は、浴槽に湯水を供給する湯水供給部と、前記湯水供給部の作動を制御する湯水供給制御部と、を備えた風呂装置に利用することができる。
100 :風呂装置
7 :報知装置
8 :タイマー
21 :給水路
22 :給水バイパス路
52 :水位センサ
91 :浴槽
92 :排水路
C :追焚用循環路
G :湯水供給部
H :湯水供給制御部
Tf :実経過時間
Ti :基準経過時間
Ts :設定時間
V :圧力値
Vf :実圧力値
Vf1 :第1実圧力値
Vf2 :第2実圧力値
Vf3 :第3実圧力値
Vi :基準圧力値
Vi1 :第1基準圧力値
Vi2 :第2基準圧力値
Vi3 :第3基準圧力値
Vs :設定圧力値
Vc :起算圧力値

Claims (3)

  1. 浴槽に湯水を供給する湯水供給部と、前記湯水供給部の作動を制御する湯水供給制御部と、を備えた風呂装置であって、
    前記湯水供給部は、前記浴槽内に貯留された湯水の圧力値に基づいて前記浴槽内の湯水の水位を検出する水位センサを有し、
    前記浴槽内の湯水が排出される排水路に詰まりが無い基準状態での、前記浴槽内の湯水の排出中における経過時間ごとに経時的に検出した減少曲線を示す前記圧力値を基準圧力値とし、
    前記浴槽内の湯水が実際に排出されている間に前記水位センサによって実際に検出される前記圧力値を実圧力値とし、
    前記湯水供給制御部は、前記基準圧力値を予め記憶すると共に、当該基準圧力値と湯水の排出中において検出される前記実圧力値とに基づいて前記排水路の詰まり具合を判定する詰まり判定処理を実行する場合に、
    湯水の排出中において、任意に定められる所定の起算圧力値となる起算時点から予め設定された設定時間内に減少した前記実圧力値の減少量を当該設定時間で除算して得られる実減少速度と、前記起算圧力値となる前記起算時点から前記設定時間内に減少する前記基準圧力値の減少量を当該設定時間で除算して得られる基準減少速度と、を比較することにより前記詰まり判定処理を実行する風呂装置。
  2. 前記湯水供給制御部は、前記浴槽に貯留された湯水を、前記湯水供給部と前記浴槽との間で循環させると共に当該湯水を加熱して再び前記浴槽に供給する追焚処理を実行可能に構成され、
    前記水位センサは、前記湯水供給部と前記浴槽との間で湯水を循環させる追焚用循環路に配置されている請求項1に記載の風呂装置。
  3. 前記詰まり判定処理による判定結果をユーザーに報知する報知部を更に備えている請求項1又は2に記載の風呂装置。
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