JP7094830B2 - ブラインド - Google Patents

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Description

本発明は、ブラインドに関する。
電動ロールブラインドが特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の電動ロールブラインドは、一対の抵抗体と、一対の摺動子と、比較手段と、モータ停止手段とを備える。一対の抵抗体は、スクリーンの両側において、スクリーンの昇降範囲の全長にわたって設置される。一対の摺動子は、スクリーンの昇降に伴って、抵抗体上を摺動する。比較手段は、抵抗体と摺動子で構成される一対の可変抵抗の抵抗値の差と、予め定められた設定値とを比較する。モータ停止手段は、スクリーンの昇降時に可変抵抗の抵抗値の差が設定値以上のときに、電動ロールブラインドに異常が発生していると判定する。そして、モータ停止手段は、スクリーンを昇降させている電動モータを停止させる。
特開平03-125783号公報
しかし、スクリーンの昇降範囲の全長にわたって抵抗体が設置されるので、装置が大掛かりであった。
本発明は、簡素な装置構成で異常が発生しているか否かを判定することができるブラインドを提供する。
本発明の第1の局面によれば、ブラインドは、ボトムレールと、加速度センサと、制御部とを備える。ボトムレールは、上下方向に沿って移動可能に支持される。加速度センサは、前記ボトムレールに設置される。制御部は、前記加速度センサの検出値に基づいて、前記ブラインドに異常が発生しているか否かを判定する。
本発明のブラインドによれば、簡素な装置構成でブラインドに異常が発生しているか否かを判定することができる。
本発明の第1実施形態に係るブラインドの正面図である。 ブラインドの斜視図である。 ブラインドの構成を示すブロック図である。 (a)制御部の第1動作を示す表である。(b)ブラインドが振動している状態を示す図である。 制御部の第1動作を示す第1フロー図である。 制御部の第1動作を示す第2フロー図である。 (a)制御部の第2動作を示す表である。(b)ボトムレールが傾いている状態を示す図である。 制御部の第2動作を示すフロー図である。 (a)制御部の第3動作を示す表である。(b)ボトムレールの下降動作が妨害を受けている状態を示す図である。 制御部の第3動作を示すフロー図である。 制御部の第4動作を示すフロー図である。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[第1実施形態]
図1及び図2を参照して、本発明の第1実施形態に係るブラインド100について説明する。図1は、ブラインド100の正面図である。図2は、ブラインド100の斜視図である。
図1及び図2に示すように、ブラインド100は、例えば、窓に対向して設置され、日よけ、及び目隠しのために用いられる。
ブラインド100は、ヘッドボックス1と、複数のスラット2と、ラダーコード3と、ボトムレール4と、リフティングテープ5とを備える。
X軸方向は、ボトムレール4の幅方向を示す。ボトムレール4は、X軸方向に沿って延びる。ボトムレール4は、X軸方向に沿った幅を有する。
Y軸方向は、ボトムレール4の奥行き方向を示す。ボトムレール4は、Y軸方向に沿った奥行きを有する。
Z軸方向は、ボトムレール4の高さ方向のうちの上方側を示す。ボトムレール4は、Z軸方向に沿った高さを有する。
ヘッドボックス1は、例えば、天井、窓枠、及びカーテンボックスのような支持部材に取り付けられる。ヘッドボックス1は、略角柱形状を有する。ヘッドボックス1は、中空の部材である。ヘッドボックス1は、複数のスラット2とボトムレール4とを昇降可能に支持する。
スラット2は、日よけ、及び目隠しを行う部材である。スラット2は、例えば、合成樹脂板、及びステンレスのような金属板で形成される。スラット2は、例えば、矩形の板状に形成される。複数のスラット2は、Z軸方向に沿って並んでいる。
ラダーコード3は、複数のスラット2を支持する。ラダーコード3は、複数のスラット2のチルト角度を調整する。ラダーコード3は、ヘッドボックス1から吊り下げられる。
ラダーコード3は、複数設けられる。複数のラダーコード3が、X方向に沿って、互いに間隔を空けて設置される。第1実施形態では、3つのラダーコード3が設置される。
ボトムレール4は、ヘッドボックス1から吊り下げられる。ボトムレール4は、上下方向に沿って移動可能に支持される。ボトムレール4は、複数のスラット2の下方に設置される。ボトムレール4は、略角柱形状を有する。ボトムレール4は、中空の部材である。ボトムレール4は、ラダーコード3に固定される。ボトムレール4は、複数のスラット2がヘッドボックス1から吊り下げられた状態を保持する重量部材として機能する。また、ボトムレール4が引き上げられるとき、複数のスラット2がボトムレール4上に積み上げられる。従って、ボトムレール4が引き上げられるとき、ボトムレール4が複数のスラット2を支持する。
リフティングテープ5は、ボトムレール4を昇降させる。リフティングテープ5は、ヘッドボックス1から吊り下げられる。リフティングテープ5は、複数のスラット2を挿通する。リフティングテープ5には、ボトムレール4が固定される。
リフティングテープ5は、複数設けられる。複数のリフティングテープ5が、X方向に沿って、互いに間隔を空けて設置される。第1実施形態では、2つのリフティングテープ5が設置される。
次に、図2及び図3を説明して、ブラインド100についてさらに説明する。図3は、ブラインド100の構成を示すブロック図である。
図2及び図3に示すように、ブラインド100は、駆動部6と、伝達機構7と、加速度センサ8と、操作部9と、報知部10と、記憶部11と、通信部12と、制御部13とをさらに備える。
第1実施形態のブラインド100は、電動ブラインドである。
駆動部6は、レール駆動部として機能すると共に、スラット駆動部として機能する。レール駆動部は、ボトムレール4を昇降させる動力源である。スラット駆動部は、複数のスラット2のチルト角度を変更する動力源である。駆動部6は、例えば、モータを含む。駆動部6は、ヘッドボックス1に収容される。
伝達機構7は、駆動部6の動力をブラインド100の構成部材に伝達する。伝達機構7は、ヘッドボックス1に収容される。伝達機構7は、回転ドラムと、昇降ドラムと、軸体と、クラッチバネとを有する。
回転ドラムには、ラダーコード3が巻きつけられている。回転ドラムは、クラッチバネを介して軸体に連結される。昇降ドラムには、リフティングテープ5が巻きつけられる。昇降ドラムは、軸体に連結される。軸体には、駆動部6が接続される。軸体は、駆動部6の動力により回転する。
軸体が所定の回転角度の範囲内で回転する場合、回転ドラムと昇降ドラムとが軸体と共に回転する。回転ドラムが所定の回転角度の範囲外で回転する場合、昇降ドラムが軸体と共に回転するが、回転ドラムの回転がクラッチバネによって阻止される。回転ドラムが回転することで、複数のスラット2が回転する。その結果、複数のスラット2のチルト角度が変更される。
昇降ドラムが回転することで、ボトムレール4が昇降する。ボトムレール4が上昇すると、複数のスラット2がボトムレール4上で互いに積み重なりつつ上昇する。そして、ボトムレール4が所定の第1位置P1(図1参照)に到達すると、ブラインド100が上がった状態になる。所定の第1位置P1は、ボトムレール4のZ軸方向の可動範囲のうち最も上方側の位値を示す。所定の第1位置P1は、予め決められている。
ボトムレール4が下降すると、複数のスラット2同士の間隔が広がりつつ、複数のスラット2が下降する。そして、ボトムレール4が所定の第2位置P2(図1参照)に到達すると、ブラインド100が下がった状態になる。所定の第2位置P2は、ボトムレール4の上下方向の可動範囲のうちの最も下方側の位置を示す。所定の第2位置P2は、予め決められている。
加速度センサ8は、ボトムレール4の加速度を検出する。加速度センサ8は、ブラインド100に異常が発生しているか否かを検出するためのセンサとして機能する。
加速度センサ8は、ボトムレール4に設置される。加速度センサ8は、例えば、ボトムレール4に収容される。その結果、ブラインド100をコンパクトに構成することが可能になる。また、加速度センサ8がボトムレール4に収容されることで、ブラインド100が不体裁になることを抑制することができると共に、ブラインド100の採光面積が減少することを抑制することができる。
加速度センサ8は、例えば、ボトムレール4の端部に設置される。ボトムレール4の端部は、具体的には、X軸方向に沿う方向の端部を示す。加速度センサ8がボトムレール4の端部に設置されることで、ボトムレール4の中央部に設置されるよりも、ボトムレール4が傾いた際に、ボトムレール4の回動に伴う加速度センサ8の移動量が大きくなる。その結果、加速度センサ8は、ボトムレール4の傾きを効果的に検出することが可能になる。
第1実施形態では、加速度センサ8は、3軸加速度センサである。加速度センサ8は、第1加速度Axと、第2加速度Ayと、第3加速度Azとを検出する。第1加速度Axは、ボトムレール4のX軸方向の加速度を示す。第2加速度Ayは、ボトムレール4のY軸方向の加速度を示す。第3加速度Azは、ボトムレール4のZ軸方向の加速度を示す。
操作部9は、ブラインド100に対する指示を受け付ける。操作部9は、例えば、リモコン、又は、室内の壁に設置された操作パネルである。ユーザーは、ブラインド100を下げる指示、ブラインド100を上げる指示、及び/又は、複数のスラット2のチルト角度を変更する指示を、操作部9から入力することが可能である。ブラインド100を下げる指示は、言い換えれば、ボトムレール4を下降させる指示を示す。ブラインド100を上げる指示は、言い換えれば、ボトムレール4を上昇させる指示を示す。
報知部10は、ブラインド100に異常が発生したことをユーザーに報知する。報知部10は、例えば、報知音を発するスピーカである。ユーザーは、報知音を聞くことで、ブラインド100に異常が発生したことを認識することができる。なお、報知部10は、操作部9に設けられるディスプレイでもよい。この場合、ディスプレイは、ブラインド100に異常が発生したことを示す異常発生情報を表示する。その結果、ユーザーは、ディスプレイを視認することで、ブラインド100に異常が発生したことを認識することができる。
記憶部11は、記憶装置を含む。記憶装置は、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)のような主記憶装置(例えば、半導体メモリー)を含み、補助記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ)をさらに含んでもよい。主記憶装置及び/又は補助記憶装置は、制御部13によって実行される種々のコンピュータープログラムを記憶する。
通信部12は、同じ通信方式(プロトコル)を利用する通信機が搭載された電子機器との間で通信が可能である。本実施形態において、通信部12は、LAN(Local Area Network)などのネットワーク網を介して中央制御センター200と通信する。通信部12は、例えば、LANボードのような通信モジュール(通信機器)である。中央制御センター200は、ブラインド100を管理するサーバである。
中央制御センター200は、本発明の外部機関の一例である。
制御部13は、CPU(Central Processing Unit)及びMPU(Micro Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。制御部13は、ブラインド100の各要素を制御する。具体的には、制御部13のプロセッサーは、記憶装置に記憶されたコンピュータープログラムを実行することにより、駆動部6と、加速度センサ8と、操作部9と、報知部10と、記憶部11と、通信部12とを制御する。
制御部13は、例えば、駆動部6に含まれるモータの回転角度に基づいて、ボトムレール4のZ軸方向の位置と、複数のスラット2のチルト角度とを認識することができる。
次に、図4(a)から図6を参照して、制御部13の第1動作について説明する。図4(a)は、制御部13の第1動作を示す表である。第1動作は、ブラインド100が振動したときの制御部13の動作を示す。図4(b)は、ブラインド100が振動している状態を示す図である。
第1実施形態では、ブラインド100の異常な振動は、ボトムレール4の昇降が不実施のときの振動を示す。ボトムレール4の昇降は、ボトムレール4を上げる動作と、ボトムレール4を下げる動作とを示す。
図4(a)及び図4(b)に示すように、窓が開いており、かつ、ブラインド100が下がった状態のとき、ブラインド100が窓からの風を受けることで、ブラインド100に異常な振動が発生することがある。ブラインド100に異常な振動が発生すると、例えば、スラット2が風圧により湾曲するおそれがある。また、ブラインド100に異常な振動が発生すると、ブラインド100を構成する部材の耐久性が低下するおそれがある。このような事態に対処するために、第1実施形態では、制御部13は第1動作を行う。
図4(a)は、第4加速度S1を示す。第4加速度S1は、第1加速度Axと第2加速度Ayとの合成値を示す(第4加速度S1=√((Ax)2+(Ay)2))。
第4加速度S1は、本発明の合成加速度の一例である。
図4(a)は、第1グラフG1を示す。第1グラフG1において、縦軸は第4加速度S1を示し、横軸Tは時間を示す。
図4(a)は、第1閾値A1と、第2閾値A2と、第3閾値A3とを示す。第1閾値A1、第2閾値A2、及び第3閾値A3は、ブラインド100に異常な振動が発生したか否かを制御部13が判定するための閾値である。
第1閾値A1、第2閾値A2、及び第3閾値A3は、第1閾値A1、第2閾値A2、及び第3閾値A3の順番に大きくなる。第1閾値A1、第2閾値A2、及び第3閾値A3は、予め決められており、記憶部11に記憶されている。
第4加速度S1が大きくなる程、ブラインド100の振動が大きくなる。従って、第4加速度S1とブラインド100の振動との間には相関がある。その結果、制御部13は、第4加速度S1に基づいて、ブラインド100に異常な振動が発生しているか否かを判定する。
ボトムレール4の昇降が不実施の状態で、第4加速度S1が第1閾値A1未満になる場合(第4加速度S1<第1閾値A1)、ブラインド100に異常な振動が発生していないと制御部13が判定する。
ボトムレール4の昇降が不実施の状態は、制御部13がボトムレール4を上げる処理を行っておらず、かつ、制御部13がボトムレール4を下げる処理を行っていない状態を示す。
ボトムレール4の昇降が不実施の状態で、第4加速度S1が第1閾値A1以上、第2閾値A2未満になる場合(第1閾値A1≦第4加速度S1<第2閾値A2)、ブラインド100に第1の異常な振動が発生していると制御部13が判定する。この場合、制御部13は報知部10を作動させる。その結果、ユーザーは、ブラインド100に異常が発生していることを認識することができる。
ボトムレール4の昇降が不実施の状態で、第4加速度S1が第2閾値A2以上、第3閾値A3未満になる場合(第2閾値A2≦第4加速度S1<第3閾値A3)、ブラインド100に第2の異常な振動が発生していると制御部13が判定する。この場合、複数のスラット2のチルト角度が所定角度になるように、制御部13が駆動部6を制御する。所定角度は、予め決められている。所定角度は、記憶部11に記憶されている。所定角度は、ブラインド100が風を受けたときに、ボトムレール4の振動が最小になるような複数のスラット2のチルト角度である。所定角度は、例えば、複数のスラット2の板面が水平面に対して略平行になる角度である。
ボトムレール4の昇降が不実施の状態で、第4加速度S1が第3閾値A3以上になる場合(第3閾値A3≦第4加速度S1)、ブラインド100に第3の異常な振動が発生していると制御部13が判定する。この場合、ブラインド100が上がった状態になるように、制御部13が駆動部6を制御する。その結果、ボトムレール4が所定の第1位置P1(図1参照)まで上昇する。
以上、図4(a)及び図4(b)を参照して説明したように、ボトムレール4に加速度センサ8が設置されるだけで、ブラインド100に異常が発生しているか否かを制御部13が判定する。従って、簡素な装置構成でブラインド100に異常が発生しているか否かを制御部13が判定することが可能になる。なお、第1実施形態では、異常は、ボトムレール4に異常な振動が発生することを示す。
図5は、制御部13の第1動作を示す第1フロー図である。図6は、制御部13の第1動作を示す第2フロー図である。
図5に示すように、ステップS10において、ボトムレール4の昇降が不実施であるか否かを制御部13が判定する。ボトムレール4の昇降が不実施であると制御部13が判定すると(ステップS10で、Yes)、処理がステップS11に移行する。ボトムレール4の昇降が不実施でないと制御部13が判定すると(ステップS10で、No)、ステップS10に示す処理が繰り返される。
ステップS11において、制御部13が、加速度センサ8の検出値を取得する。
ステップS12において、制御部13は、加速度センサ8の検出値に基づいて、第4加速度S1を算出する。
ステップS13において、制御部13は、第4加速度S1が第1閾値A1未満であるか否かを判定する。
第4加速度S1が第1閾値A1未満であると制御部13が判定した場合(ステップS13で、Yes)、処理がステップS10に移行する。この場合、ブラインド100に異常が発生していないと制御部13が判定する。
第4加速度S1が第1閾値A1未満でないと制御部13が判定した場合(ステップS13で、No)、処理がステップS14に移行する。この場合、ブラインド100に異常が発生していると制御部13が判定する。
ステップS14において、制御部13は、第4加速度S1が第1閾値A1以上、第2閾値A2未満であるか否かを判定する。第4加速度S1が第1閾値A1以上、第2閾値A2未満であると制御部13が判定した場合(ステップS14で、Yes)、処理が図6に示すステップS18に移行する。第4加速度S1が第1閾値A1以上、第2閾値A2未満でないと制御部13が判定した場合(ステップS14で、No)、処理がステップS15に移行する。
ステップS15において、制御部13は、第4加速度S1が第2閾値A2以上、第3閾値A3未満であるか否かを判定する。
第4加速度S1が第2閾値A2以上、第3閾値A3未満であると制御部13が判定した場合(ステップS15で、Yes)、処理がステップS16に移行する。
第4加速度S1が第2閾値A2以上、第3閾値A3未満でないと制御部13が判定した場合(ステップS15で、No)、処理がステップS17に移行する。第4加速度S1が第2閾値A2以上、第3閾値A3未満でない場合は、言い換えれば、第4加速度S1が第3閾値A3以上になる場合を示す。
ステップS16において、複数のスラット2のチルト角度が所定角度になるように、制御部13が駆動部6を制御する。ステップS16に示す処理が終了すると、処理がステップS10に移行する。
ステップS17において、ブラインド100が上がった状態になるように、制御部13が駆動部6を制御する。ステップS17に示す処理が終了すると、処理が終了する。
図6に示すように、ステップS18において、報知部10が作動するように、制御部13が報知部10を制御する。その結果、報知部10は、例えば、報知音を発生し、又は、操作部9に設けられたディスプレイに異常発生情報を表示する。
ステップS19において、ボトムレール4の昇降が不実施であるか否かを制御部13が判定する。ボトムレール4の昇降が不実施であると制御部13が判定すると(ステップS19で、Yes)、処理がステップS21に移行する。ボトムレール4の昇降が不実施でないと制御部13が判定すると(ステップS19で、No)、処理がステップS20に移行する。
ステップS20において、報知部10が停止するように、制御部13が報知部10を制御する。その結果、報知部10は、例えば、報知音の発生を止め、又は、ディスプレイに表示される異常発生情報を消去する。ステップS20に示す処理が終了すると、処理が図5に示すステップS10に移行する。
ステップS21において、制御部13が、加速度センサ8の検出値を取得する。
ステップS22において、制御部13は、加速度センサ8の検出値に基づいて、第4加速度S1を算出する。
ステップS23において、制御部13は、第4加速度S1が第1閾値A1未満であるか否かを判定する。
第4加速度S1が第1閾値A1未満であると制御部13が判定した場合(ステップS23で、Yes)、処理がステップS24に移行する。この場合、ブラインド100に異常が発生していないと制御部13が判定する。
第4加速度S1が第1閾値A1未満でないと制御部13が判定した場合(ステップS23で、No)、処理がステップS25に移行する。この場合、ブラインド100に異常が発生していると制御部13が判定する。
ステップS24において、報知部10が停止するように、制御部13が報知部10を制御する。ステップS24に示す処理が終了すると、処理が図5に示すステップS10に移行する。
ステップS25において、制御部13は、第4加速度S1が第1閾値A1以上、第2閾値A2未満であるか否かを判定する。第4加速度S1が第1閾値A1以上、第2閾値A2未満であると制御部13が判定した場合(ステップS25で、Yes)、処理がステップS19に移行する。第4加速度S1が第1閾値A1以上、第2閾値A2未満でないと制御部13が判定した場合(ステップS25で、No)、処理がステップS26に移行する。
ステップS26において、報知部10が停止するように、制御部13が報知部10を制御する。ステップS26に示す処理が終了すると、処理が図5に示すステップS17に移行する。
以上、図5及び図6を参照して説明したように、ステップS14において、第4加速度S1が第1閾値A1以上、第2閾値A2未満である場合、報知部10が作動する。また、ステップS15において、第4加速度S1が第2閾値A2以上、第3閾値A3未満である場合、複数のスラット2のチルト角度が変更される。また、第4加速度S1が第3閾値A3以上になる場合、ブラインド100が上げられる。従って、制御部13は、ブラインド100の振動の大きさに応じて処理内容を変更することが可能になる。その結果、ブラインド100の異常な振動に対して効果的に対処することが可能になる。
また、ステップS18からステップS26において、制御部13は報知部10を作動し続ける。従って、第4加速度S1が第1閾値A1以上、第2閾値A2未満である間中、報知部10が作動し続けることが可能になる。その結果、ブラインド100に異常な振動が発生していることをユーザーに効果的に報知することが可能になる。
なお、第1実施形態では、制御部13は、第4加速度S1を算出する。第4加速度S1は、第1加速度Axと第2加速度Ayとの合成値を示す。従って、第1実施形態では、ブラインド100に異常が発生しているか否かを判定するために、第1加速度Axと第2加速度Ayとが用いられる。その結果、第1実施形態では、加速度センサ8は、3軸加速度センサである必要はなく、第1加速度Axと第2加速度Ayとを算出する2軸加速度センサであってもよい。
[第2実施形態]
次に、図7(a)から図8を参照して、本発明の第2実施形態に係るブラインド100について説明する。
第2実施形態は、ボトムレール4が傾くと、制御部13がブラインド100の動作を制御する点が第1実施形態と異なる。ボトムレール4の傾きは、詳細には、ボトムレール4のX軸方向に対する傾きを示す。
図7(a)は、制御部13の第2動作を示す表である。第2動作は、ボトムレール4が傾いたときの制御部13の動作を示す。図7(b)は、ボトムレール4が傾いている状態を示す図である。
図7(a)及び図7(b)に示すように、例えば、ボトムレール4の昇降が行われる際、一方のリフティングテープ5が昇降ドラムからスムーズに送り出されるが、他方のリフティングテープ5が昇降ドラムからスムーズに送り出されない場合、ボトムレール4が傾く。ボトムレール4が傾くと、ボトムレール4を所定の第2位置P2(図1参照)まで下降させることができない。このような事態に対処するために、制御部13は第2動作を行う。
なお、例えば、昇降ドラム又はリフティングテープ5の経時劣化により、昇降ドラムからリフティングテープ5がスムーズに送り出されなくなる。
図7(a)は、第5加速度S2を示す。第5加速度S2は、第1加速度Axの絶対値を示す(第5加速度S2=|Ax|)。
図7は、第2グラフG2を示す。第2グラフG2において、縦軸は第5加速度S2を示し、横軸Tは時間を示す。
図7(a)は、第4閾値B1を示す。第4閾値B1は、ボトムレール4に傾きが発生したか否かを制御部13が判定するための閾値である。第4閾値B1は、予め決められており、記憶部11に記憶されている。
第5加速度S2が大きくなる程、ボトムレール4の回転角度が大きくなるので、ボトムレール4の傾きが大きくなる。従って、第5加速度S2と、ボトムレール4の傾きとの間には相関がある。その結果、制御部13は、第5加速度S2に基づいて、ボトムレール4に傾きが発生しているか否かを判定する。
第5加速度S2が第4閾値B1未満である場合、ブラインド100に傾きが発生していないと制御部13が判定する。すなわち、ブラインド100に異常が発生していないと制御部13が判定する。
第5加速度S2が第4閾値B1未満でない場合、ブラインド100に傾きが発生していると制御部13が判定する。すなわち、ブラインド100に異常が発生していると制御部13が判定する。この場合、通信部12が中央制御センター200に通報を行うように、制御部13が通信部12を制御する。その結果、例えば、サービスマンがブラインド100の修理を行うために、ブラインド100の設置場所へ訪れる。
以上、図7(a)及び図7(b)を参照して説明したように、ボトムレール4に加速度センサ8が設置されるだけで、ブラインド100に異常が発生しているか否かを制御部13が判定する。従って、簡素な装置構成でブラインド100に異常が発生しているか否かを制御部13が判定することが可能になる。なお、第2実施形態では、異常は、ボトムレール4が傾くことを示す。
図8は、制御部13の第2動作を示すフロー図である。
図8に示すように、ステップS30において、制御部13が、加速度センサ8の検出値を取得する。
ステップS31において、制御部13は、加速度センサ8の検出値に基づいて、第5加速度S2を算出する。
ステップS32において、制御部13は、第5加速度S2が第4閾値B1未満であるか否かを判定する。
第5加速度S2が第4閾値B1未満であると制御部13が判定した場合(ステップS32で、Yes)、処理がステップS30に移行する。この場合、ブラインド100に異常が発生していないと制御部13が判定する。
第5加速度S2が第4閾値B1未満でないと制御部13が判定した場合(ステップS32で、No)、処理がステップS33に移行する。この場合、ブラインド100に異常が発生していると制御部13が判定する。第5加速度S2が第4閾値B1未満でない場合は、言い換えれば、第5加速度S2が第4閾値B1以上である場合を示す。
ステップS33において、通信部12が中央制御センター200に通報を行うように、制御部13が通信部12を制御する。ステップS33に示す処理が終了すると、処理が終了する。
以上、図8を参照して説明したように、ステップS32において、第5加速度S2が第4閾値B1未満でない場合、通信部12が中央制御センター200に通報を行う。従って、ユーザーが中央制御センター200に通報を行わなくても、ブラインド100に異常が発生したことを中央制御センター200が認識することができる。
なお、第2実施形態では、制御部13は、第5加速度S2を算出する。第5加速度S2は、第1加速度Axの絶対値を示す。従って、第2実施形態では、ブラインド100に異常が発生しているか否かを判定するために、第1加速度Axが用いられる。その結果、第2実施形態では、加速度センサ8は、3軸加速度センサである必要はなく、第1加速度Axを算出する1軸加速度センサであってもよい。
[第3実施形態]
次に、図9(a)から図10を参照して、本発明の第3実施形態に係るブラインド100について説明する。
第3実施形態は、ボトムレール4の下降動作が妨害を受けると、制御部13がブラインド100の動作を制御する点が第1実施形態及び第2実施形態と異なる。
図9(a)は、制御部13の第3動作を示す表である。第3動作は、ボトムレール4の下降動作が妨害を受けたときの制御部13の動作を示す。図9(b)は、ボトムレール4の下降動作が妨害を受けている状態を示す図である。
図9(a)及び図9(b)に示すように、ボトムレール4の下降動作は、ブラインド100を下げる指示に従って、ボトムレール4が下降することを示す。なお、ブラインド100を下げる指示は、操作部9から入力される。
例えば、ボトムレール4の下降時に、ボトムレール4が障害物Wに当接することで、ボトムレール4の下降動作が妨害を受ける。ボトムレール4の下降動作が妨害を受けると、ボトムレール4を所定の第2位置P2まで下降させることができない。このような事態に対処するために、制御部13は第3動作を行う。
図9(a)は、第3グラフG3を示す。第3グラフG3において、縦軸は第3加速度Azを示し、横軸Tは時間を示す。
図9(a)は、第5閾値C1を示す。第5閾値C1は、ボトムレール4の下降動作が妨害を受けたか否かを制御部13が判定するための閾値である。第5閾値C1は、予め決められており、記憶部11に記憶されている。
図9(a)は、下降加速度Cを示す。下降加速度Cは、ボトムレール4が下降動作を行うときの第3加速度Azの値を示す。第3実施形態では、下降加速度Cは、略一定の値である。しかし、本発明はこれに限定されない。下降加速度Cは、第5閾値C1よりも小さい値であればよく、略一定の値ではなくてもよい(下降加速度C<第5閾値C1)。
ボトムレール4の下降動作が妨害を受けるとボトムレール4の下降速度が減速するので、第3加速度Azが加速度0に近づく。従って、ボトムレール4の下降動作が妨害を受けることと、第3加速度Azとの間には相関がある。その結果、制御部13は、第3加速度Azに基づいて、ボトムレール4の下降動作が妨害を受けたか否かを判定する。
第3加速度Azが第5閾値C1未満になる場合、ボトムレール4の下降動作が妨害を受けていないと制御部13が判定する。すなわち、ブラインド100に異常が発生していないと制御部13が判定する。この場合、制御部13は、下降制御を継続する。
下降制御は、ボトムレール4が下降動作を行うように、制御部13が駆動部6を制御することを示す。
第3加速度Azが第5閾値C1以上になる場合、ボトムレール4の下降動作が妨害を受けていると制御部13が判定する。すなわち、ブラインド100に異常が発生していると制御部13が判定する。この場合、ボトムレール4が緊急停止するように、制御部13が駆動部6を制御する。その結果、ボトムレール4が緊急停止する。
以下では、ボトムレール4が緊急停止した位置を停止位置P3と記載することがある。停止位置P3は、所定の第1位置P1(図1参照)よりも下方に位置すると共に、所定の第2位置P2よりも上方に位置する。
ボトムレール4が特定の停止位置P3で緊急停止した回数が所定回数になった場合、制御部13は以下の処理を行ってもよい。所定回数は、予め決められている。所定回数は、1回以上の任意の回数である。
まず、制御部13は、特定の停止位置P3を記憶部11に記憶する。そして、制御部13は、ボトムレール4の上下方向の可動範囲のうちの最も下方側の位置を、所定の第2位置P2から特定の停止位置P3に変更する。従って、特定の停止位置P3よりも下方側がボトムレール4の可動範囲に含まれなくなる。その結果、ボトムレール4の下降動作が妨害を受けることを抑制することが可能になる。
また、ボトムレール4が特定の停止位置P3で緊急停止した回数が所定回数になった場合、制御部13は、ボトムレール4の上下方向の可動範囲のうちの最も下方側の位置を、所定の第2位置P2から補正位置P4に変更してもよい。補正位置P4は、特定の停止位置P3よりも第1所定距離だけ上方の位置を示す。第1所定距離は、予め決められている。第1所定距離は、例えば、1cmである。その結果、ボトムレール4の下降動作が妨害を受けることを効果的に抑制することが可能になる。
図9(a)及び図9(b)を参照して説明したように、ボトムレール4に加速度センサ8が設置されるだけで、ブラインド100に異常が発生しているか否かを制御部13が判定する。従って、簡素な装置構成でブラインド100に異常が発生しているか否かを制御部13が判定することが可能になる。なお、第3実施形態では、異常は、ボトムレール4の下降動作が妨害を受けることを示す。
図10は、制御部13の第3動作を示すフロー図である。
図10に示すように、ステップS40において、ブラインド100を下げる指示を操作部9が受け付けたか否かを制御部13が判定する。ブラインド100を下げる指示を操作部9が受け付けたと制御部13が判定すると(ステップS40で、Yes)、処理がステップS41に移行する。ブラインド100を下げる指示を操作部9が受け付けていないと制御部13が判定すると(ステップS40で、No)、ステップS40に示す処理が繰り返される。
ステップS41において、制御部13がボトムレール4の下降制御を開始する。その結果、ボトムレール4が下降し始める。
ステップS42において、制御部13が、加速度センサ8の検出値を取得する。
ステップS43において、制御部13は、第3加速度Azが第5閾値C1未満であるか否かを判定する。
第3加速度Azが第5閾値C1未満であると制御部13が判定した場合(ステップS43で、Yes)、処理がステップS44に移行する。この場合、ブラインド100に異常が発生していないと制御部13が判定する。
第3加速度Azが第5閾値C1未満でないと制御部13が判定した場合(ステップS43で、No)、処理がステップS45に移行する。この場合、ブラインド100に異常が発生していると制御部13が判定する。第3加速度Azが第5閾値C1未満でない場合は、言い換えれば、第3加速度Azが第5閾値C1以上になる場合を示す。
ステップS44において、下降制御が完了したか否かを制御部13が判定する。下降制御が完了したことは、ボトムレール4が所定の第2位置P2に到達したことを示す。
下降制御が完了したと制御部13が判定すると(ステップS44で、Yes)、処理が終了する。
下降制御が完了していないと制御部13が判定すると(ステップS44で、No)、処理がステップS42に移行する。この場合、制御部13は、下降制御を継続する。
ステップS45において、ボトムレール4が緊急停止するように、制御部13が駆動部6を制御する。その結果、ボトムレール4が緊急停止する。ステップS45に示す処理が終了すると、処理が終了する。
緊急停止は、制御部13が下降制御を中止して、ボトムレール4を停止させることを示す。
以上、図10を参照して説明したように、ステップS43において、第3加速度Azが第5閾値C1未満でない場合、ブラインド100に異常が発生していると判定され、ボトムレール4が緊急停止する。その結果、ユーザーが操作部9に対してボトムレール4を停止させる指示を入力しなくても、ボトムレール4を停止させることができる。
なお、第3実施形態では、ブラインド100に異常が発生しているか否かを判定するために、第3加速度Azが用いられる。従って、第3実施形態では、加速度センサ8は、3軸加速度センサである必要はなく、第3加速度Azを算出する1軸加速度センサであってもよい。
[第4実施形態]
次に、図11を参照して、本発明の第4実施形態に係るブラインド100について説明する。
第4実施形態は、所定の時間帯のみ制御部13がブラインド100を監視する点が、第1実施形態から第3実施形態と異なる。
所定の時間帯は、例えば、ブラインド100が通常は操作されない時間帯を示す。所定の時間帯は、予め設定される。所定の時間帯を示す情報は、記憶部11に記憶される。ブラインド100がオフィスに設置される場合、所定の時間帯は、例えば、営業時間外の時間帯(例えば、深夜0時から早朝6時)に設定される。
第4実施形態では、制御部13は、ブラインド100の振動に基づいて、ブラインド100を監視する。
所定の時間帯にブラインド100に不審な振動が発生すると、制御部13は、例えば、ブラインド100が設置された施設に不審者がいると判定する。これに対し、所定の時間帯にブラインド100に不審な振動が発生しないと、制御部13は、例えば、ブラインド100が設置された施設に不審者がいないと判定する。
制御部13は、第4加速度S1に基づいて、ブラインド100に不審な振動が発生したか否かを判定する。理由は、第4加速度S1とブラインド100の振動との間には相関があるからである。
第4実施形態では、ブラインド100の不審な振動は、ボトムレール4の昇降が不実施のときの振動のみならず、ボトムレール4の昇降が実施されているときの振動も含む。
図11は、制御部13の第4動作を示すフロー図である。
図11に示すように、ステップS50において、制御部13は、現在の時刻が所定の時間帯内の時刻であるか否かを判定する。現在の時刻が所定の時間帯内の時刻であると制御部13が判定すると(ステップS50で、Yes)、処理がステップS51に移行する。現在の時刻が所定の時間帯内の時刻でないと制御部13が判定すると(ステップS50で、No)、ステップS50に示す処理が繰り返される。
ステップS51において、制御部13が、加速度センサ8の検出値を取得する。
ステップS52において、制御部13は、加速度センサ8の検出値に基づいて、第4加速度S1を算出する。
ステップS53において、制御部13は、第4加速度S1が第6閾値D1以上であるか否かを判定する。
第6閾値D1は、ブラインド100に不審な振動が発生しているか否かを制御部13が判定するための閾値である。第6閾値D1は、本発明の所定値の一例である。
第6閾値D1は、予め決められている。第6閾値D1は、記憶部11に記憶されている。
第4加速度S1が第6閾値D1以上であると制御部13が判定した場合(ステップS53で、Yes)、処理がステップS54に移行する。この場合、ブラインド100に不審な振動が発生していると制御部13が判定する。
第4加速度S1が第6閾値D1以上でないと制御部13が判定した場合(ステップS53で、No)、処理がステップS50に移行する。この場合、ブラインド100に不審な振動が発生していないと制御部13が判定する。
ステップS54において、通信部12が中央制御センター200に通報を行うように、制御部13が通信部12を制御する。その結果、例えば、ガードマンが安全確認のために、ブラインド100が設置された施設へ訪れる。
図11を参照して説明したように、ボトムレール4に加速度センサ8が設置されるだけで、ブラインド100に異常が発生しているか否かを制御部13が判定する。従って、簡素な装置構成でブラインド100に異常が発生しているか否かを制御部13が判定することが可能になる。なお、第4実施形態では、異常は、所定の時間帯にボトムレール4に不審な振動が発生することを示す。
また、ステップS54において、第4加速度S1が第6閾値D1以上でない場合、通信部12が中央制御センター200に通報を行う。従って、ユーザーが中央制御センター200に通報を行わなくても、ブラインド100に異常が発生したことを中央制御センター200が認識することができる。
なお、第1実施形態では、制御部13は、第4加速度S1を算出する。従って、第1実施形態では、加速度センサ8は、3軸加速度センサである必要はなく、第1加速度Axと第2加速度Ayとを算出する2軸加速度センサであってもよい。
以上、図面(図1~図11)を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、(1)~(3))。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の個数等は、図面作成の都合から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)制御部13は、第1実施形態から第4実施形態において、それぞれ、第1動作から第4動作を行う。しかし、本発明はこれに限定されない。
制御部13は、第1動作から第4動作のうち、少なくとも1つの動作を行えばよい。制御部13は、例えば、第1動作のみを行ってもよい。
また、制御部13は、例えば、第1動作から第3動作の全ての動作を行ってもよい。制御部13が第1動作から第3動作の全ての動作を行う場合、加速度センサ8として3軸加速度センサが用いられる。
(2)ボトムレール4が所定の第2位置P2(図1参照)に位置するとき、ボトムレール4が窓のヘリのような構造物に載置されると、加速度センサ8のセンシングの感度が低下するおそれがある。
そこで、制御部13は、ボトムレール4の下降時にボトムレール4が構造物に当接したことを認識すると、ボトムレール4が構造物に当接した位置から第2所定距離だけ上昇するように、駆動部6を制御してもよい。従って、ボトムレール4が構造物から第2所定距離だけ上昇した位置に配置される。その結果、ボトムレール4を宙づりの状態にすることができるので、加速度センサ8のセンシングの感度が低下することを抑制することができる。
第2所定距離は、予め決められている。第2所定距離は、例えば、1cmである。
なお、制御部13は、例えば、図9(a)に示すように、ボトムレール4の下降時の第3加速度Azの変化に基づいて、ボトムレール4が構造物に当接したことを認識する。
(3)第1実施形態から第4実施形態では、加速度センサ8はボトムレール4に収容される。しかし、本発明はこれに限定されない。加速度センサ8は、ボトムレール4に設置されていればよい。つまり、加速度センサ8は、ボトムレール4と一体移動すればよい。例えば、加速度センサ8は、ボトムレール4の外面に固定されてもよい。その結果、加速度センサ8の設置の自由度を向上させることができる。なお、第1実施形態から第4実施形態のように加速度センサ8がボトムレール4に収容される方が、ブラインド100をコンパクトに構成することができる点で有利である。
本発明は、ブラインドの分野に利用可能である。
2 スラット
4 ボトムレール
6 駆動部(レール駆動部、スラット駆動部)
8 加速度センサ
10 報知部
12 通信部
13 制御部
100 ブラインド
200 中央制御センター(外部機関)
A1 第1閾値
A2 第2閾値
A3 第3閾値
B1 第4閾値
C1 第5閾値
D1 第6閾値(所定値)
S1 第4加速度(合成加速度)

Claims (10)

  1. 上下方向に沿って移動可能に支持されるボトムレールと、
    前記ボトムレールに設置される加速度センサと、
    前記加速度センサの検出値に基づいて、ブラインドに異常が発生しているか否かを判定する制御部と
    を備え、
    前記加速度センサは、前記ボトムレールのX軸方向の加速度を検出し、
    前記X軸方向は、前記ボトムレールの幅方向を示す、ブラインド。
  2. 前記加速度センサが前記ボトムレールに収容される、請求項1に記載のブラインド。
  3. 前記加速度センサは、前記ボトムレールのY軸方向の加速度を検出し、
    前記制御部は、合成加速度に基づいて前記ブラインドに異常が発生しているか否かを判定し、
    前記合成加速度は、前記X軸方向の加速度と、前記Y軸方向の加速度との合成値を示し
    記Y軸方向は、前記ボトムレールの奥行き方向を示す、請求項1又は請求項2に記載のブラインド。
  4. 前記ブラインドに異常が発生したことを報知する報知部をさらに備え、
    前記ボトムレールの昇降が不実施の状態で、前記合成加速度が第1閾値以上、第2閾値未満になる場合、前記制御部は前記報知部を作動させる、請求項3に記載のブラインド。
  5. 複数のスラットと、
    前記複数のスラットのチルト角度を変更するスラット駆動部と
    をさらに備え、
    前記ボトムレールの昇降が不実施の状態で、前記合成加速度が前記第2閾値以上、第3閾値未満になる場合、前記複数のスラットのチルト角度が所定角度になるように、前記制御部が前記スラット駆動部を制御する、請求項4に記載のブラインド。
  6. 前記ボトムレールを昇降させるレール駆動部をさらに備え、
    前記ボトムレールの昇降が不実施の状態で、前記合成加速度が前記第3閾値以上になる場合、前記ブラインドが上がった状態になるように、前記制御部が前記レール駆動部を制御する、請求項5に記載のブラインド。
  7. 前記ブラインドを管理する外部機関と通信可能な通信部をさらに備え、
    所定の時間帯内に前記合成加速度が所定値以上になる場合、前記通信部が前記外部機関に通報を行うように、前記制御部が前記通信部を制御する、請求項3から請求項6のいずれか1項に記載のブラインド。
  8. 前記ブラインドを管理する外部機関と通信可能な通信部をさらに備え
    記X軸方向の加速度の絶対値が第4閾値以上になる場合、前記通信部が前記外部機関に通報を行うように、前記制御部が前記通信部を制御する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のブラインド。
  9. 前記ボトムレールを昇降させるレール駆動部をさらに備え、
    前記加速度センサは、前記ボトムレールのZ軸方向の加速度を検出し、
    前記ボトムレールの下降時に、前記Z軸方向の加速度が第5閾値以上になった場合、前記ボトムレールが緊急停止するように、前記制御部が前記レール駆動部を制御し、
    前記Z軸方向は、前記ボトムレールの高さ方向のうちの上方側を示す、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のブラインド。
  10. 前記ボトムレールが特定の位置で緊急停止した回数が所定回数になった場合、前記制御部は、前記特定の位置、又は、前記特定の位置よりも所定距離だけ上方の位置を、前記ボトムレールの上下方向の可動範囲のうちの最も下方側の位置に設定する、請求項9に記載のブラインド。
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