JP6898801B2 - 開閉制御システム - Google Patents

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本発明は、開閉制御システムに関する。
従来、建物の開口部に設けられるシャッター装置として、外部装置(例えば防災盤)から火災信号を受信した後に、開閉機のブレーキを解放することによりシャッターカーテンを自重降下させることで、シャッターカーテンによって開口部を全閉した状態にすることができるシャッター装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシャッター装置は、概略的に、障害物を検知する座板スイッチを備えており、火災信号が受信された後のシャッターカーテンの自重降下中に座板スイッチによって障害物が検知されていない場合にはシャッターカーテンの自重降下を継続させ、障害物が検知された場合にはシャッターカーテンの自重降下を停止させる。
特開2003−176679号公報
しかしながら、上記従来のシステムにおいては、上述したように、火災信号が受信された後のシャッターカーテンの自重降下中に座板スイッチによって障害物が検知されると、常にシャッターカーテンの自重降下を停止させるので、シャッターカーテンによって開口部を全閉した状態にすることができないことから、開口部を介して建物の内部又は外部に向けて火災が延焼するおそれがあった。
一方で、このような問題を解決するために、火災信号が受信された後のシャッターカーテンの自重降下中には、座板スイッチによって障害物が検知されてもシャッターカーテンの自重降下を継続させることも考えられる。しかしながら、このような制御においては、障害物や避難者がシャッターカーテンによって挟まれることで、障害物や避難者に危害が加えられるおそれがあった。
以上のことから、システムの使用におけるユーザの利便性や安全性を確保する観点からは改善の余地があった。
本発明は、上記従来技術における課題を解決するためのものであって、開閉制御システムの使用におけるユーザの利便性や安全性を向上させることが可能になる、開閉制御システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の開閉制御システムは、建物の開口部を開閉するシャッターカーテンの開閉移動を制御するための開閉制御システムであって、前記建物又はその近傍で異常が発生している可能性がある旨を示す第1異常発生信号の入力を受け付ける第1入力手段と、前記第1異常発生信号よりも前記建物又はその近傍で異常が発生している可能性が高い旨を示す第2異常発生信号の入力を受け付ける第2入力手段と、前記第1入力手段によって前記第1異常発生信号が入力された場合に、前記シャッターカーテンの開閉移動を制御する第1制御と、前記第2入力手段によって前記第2異常発生信号が入力された場合に、前記シャッターカーテンの開閉移動を、前記第1制御における前記シャッターカーテンの開閉移動とは異なるように制御する第2制御と、を行う開閉移動制御手段と、前記シャッターカーテンの閉鎖移動の障害になる障害物を検知する障害物検知手段と、を備え、前記開閉移動制御手段は、前記第1制御において、前記第1入力手段によって前記第1異常発生信号が入力された場合には、前記障害物検知手段の検知結果に基づいて、前記シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させ、前記第2制御において、前記第2入力手段によって前記第2異常発生信号が入力された場合には、前記障害物検知手段の検知結果に関わらず、前記シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させる。
請求項2に記載の開閉制御システムは、請求項1に記載の開閉制御システムにおいて、前記開閉移動制御手段は、前記第1制御において、前記シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させている場合に、前記障害物検知手段によって前記障害物が検知された場合には、当該閉鎖移動を停止させた後に当該閉鎖移動を再開させる。
請求項3に記載の開閉制御システムは、請求項1又は2に記載の開閉制御システムにおいて、前記開閉移動制御手段は、前記第1制御において、前記障害物検知手段によって前記障害物が検知されることで前記シャッターカーテンの自重による閉鎖移動が停止している状態で、前記第2入力手段によって前記第2異常発生信号が入力された場合には、前記第1制御に代えて前記第2制御を行うことにより、前記シャッターカーテンの自重による閉鎖移動を再開させる。
請求項4に記載の開閉制御システムは、請求項1から3のいずれか一項に記載の開閉制御システムにおいて、前記開閉移動制御手段は、前記第1制御が行われている場合に、前記第2入力手段によって前記第2異常発生信号が入力された場合には、当該第1制御に代えて前記第2制御を行う。
請求項5に記載の開閉制御システムは、請求項1から4のいずれか一項に記載の開閉制御システムにおいて、前記開閉移動制御手段は、前記第2制御が行われている場合に、前記第1入力手段によって前記第1異常発生信号が入力された場合には、当該第2制御を継続させる。
請求項1に記載の開閉制御システムによれば、第1異常発生信号が入力された場合に、シャッターカーテンの開閉移動を制御する第1制御と、第2異常発生信号が入力された場合に、シャッターカーテンの開閉移動を、第1制御におけるシャッターカーテンの開閉移動とは異なるように制御する第2制御と、を行う開閉移動制御手段と、を備えたので、異常発生信号の種類に応じてシャッターカーテンの開閉移動の制御を異ならせることができる。よって、第1制御においてシャッターカーテンによって通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御を行うことができると共に、第2制御において建物の防災性を確保できる制御を行うことができ、開閉制御システムの使用におけるユーザの利便性や安全性を向上させることが可能になる。
また、開閉移動制御手段が、第1制御において、第1異常発生信号が入力された場合には、障害物検知手段の検知結果に基づいて、シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させ、第2制御において、第2異常発生信号が入力された場合には、障害物検知手段の検知結果に関わらず、シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させるので、入力された異常発生信号の種類に応じてシャッターカーテンの自重閉鎖移動の制御を異ならせることができる。よって、例えば、第1制御において、シャッターカーテンの自重閉鎖移動を停止させることにより、シャッターカーテンによって通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる。また、第2制御において、障害物が検知された場合には、シャッターカーテンの自重閉鎖移動を継続させることができ、通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御よりも、建物の防災性を確保できる制御を優先して行うことができる。
請求項2に記載の開閉制御システムによれば、開閉移動制御手段が、第1制御において、シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させている場合に、障害物が検知された場合には、当該閉鎖移動を停止させた後に当該閉鎖移動を再開させるので、第1制御において、シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させている場合に、障害物が検知された場合には、当該閉鎖移動を停止させた後に当該閉鎖移動を再開でき、障害物が検知された場合に当該閉鎖移動の停止を継続する場合に比べて、建物の防災性を確保することができる。
請求項3に記載の開閉制御システムによれば、開閉移動制御手段が、第1制御において、障害物が検知されることでシャッターカーテンの自重による閉鎖移動が停止している状態で、第2異常発生信号が入力された場合には、第1制御に代えて第2制御を行うことにより、シャッターカーテンの自重による閉鎖移動を再開させるので、シャッターカーテンの自重による閉鎖移動の停止を継続する場合に比べて、建物の防災性を確保しやすくなる。
請求項4に記載の開閉制御システムによれば、開閉移動制御手段が、第1制御が行われている場合に、第2異常発生信号が入力された場合には、当該第1制御に代えて第2制御を行うので、例えば、通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御よりも、建物の防災性を確保できる制御を優先して行うことができる。
請求項5に記載の開閉制御システムによれば、開閉移動制御手段が、第2制御が行われている場合に、第1異常発生信号が入力された場合には、当該第2制御を継続させるので、例えば、通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御よりも、建物の防災性を確保できる制御を優先して行うことができる。
本発明の実施の形態に係るシャッター装置を概念的に示す図である。 制御装置の電気的構成を示したブロック図である。 開閉処理のフローチャートである。 第1制御処理のフローチャートである。 第2制御処理のフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る開閉制御システムの実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の開口部を開閉するシャッターカーテンの開閉移動を制御するための開閉制御システムに関するものである。
ここで、「建物」とは、その具体的な構造や種類は任意であるが、例えば、戸建て住宅、アパートやマンションの如き集合住宅、オフィスビル、商業施設、及び公共施設等を含む概念である。また、「建物の開口部」とは、建物の躯体の一部分(例えば、壁、床、天井等)において出入口や窓を設置するために形成された開口部である。また、シャッターカーテンを備えるシャッター装置は、防犯や防火のために、建物の開口部に取り付けられる装置であり、例えば、重量シャッター等の自重で閉鎖移動することが可能な全ての形式のシャッターを含む概念である。また、シャッター装置の開閉方向については、例えば上下方向、左右方向、前後方向等が該当する。また、シャッター装置の駆動方式は任意であり、例えば、「電動式のシャッター」、「手動式のシャッター」が該当する。また「シャッターカーテンの状態」とは、例えば、シャッターカーテンによって開口部を全閉した「全閉状態」と、シャッターカーテンによって開口部を全開した「全開状態」と、開口部の一部を開いて当該開口部の他の一部を閉じている「半開状態」とを含む概念である。なお、実施の形態では、全閉状態におけるシャッターカーテンの位置を「全閉位置」と称し、全開状態におけるシャッターカーテンの位置を「全開位置」と称する。以下、実施の形態では、シャッター装置が、商業施設の如き建物内の所定の部屋における通路側の壁に設けられた上下開閉式且つ電動式の重量シャッターである場合について説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
最初に、実施の形態に係る開閉制御システムが適用されるシャッター装置の構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向をシャッター装置の左右方向又は幅方向(−X方向をシャッター装置の左方向、+X方向をシャッター装置の右方向)、図1のY方向をシャッター装置の上下方向(+Y方向をシャッター装置の上方向、−Y方向をシャッター装置の下方向)、X方向及びY方向に直交する方向を前後方向と称する。
図1に示すように、このシャッター装置1は、概略的に、シャッター収納部10、ガイドレール20、シャッターカーテン30、開閉機40、巻取軸(図示省略)、異常報知システム50、及び開閉制御システム60を備えている。ただし、シャッター装置1に関する特記しない構成については、従来と同様であるものとして説明を省略する。
(構成−シャッター収納部)
シャッター収納部10は、シャッター装置1の各部を収納するための中空体である。図1に示すように、このシャッター収納部10は、建物の壁における開口部2の上端部よりも上方に設置されている。また、このシャッター収納部10の内部には、開閉機40、巻取軸、並びに、開閉制御システム60の後述する自動閉鎖装置70、後述する上限検知部90、後述する下限検知部100、後述するコードリール120、及び後述する制御装置130が収容されていると共に、巻取軸にてシャッターカーテン30が巻上げられた状態では、シャッターカーテン30の少なくとも一部が、シャッター収納部10の内部に収容される。また、このシャッター収納部10の具体的な構成については任意であるが、例えば、折り曲げ成形された複数のスチール製の板状体を、ビスや取付ネジ等の取付具によって相互に接続して形成している。
(構成−ガイドレール)
ガイドレール20は、シャッターカーテン30を開口部2の開閉方向(上下方向)に沿って移動するように案内するものである。このガイドレール20は、横断面形状が略コ字状となるように形成された長尺体であり、シャッター装置1の左右の各端部において、上下方向に略沿う方向で配置されており、建物の壁に対して直接的に固定されており、又は下地材(図示省略)を介して間接的に固定されている。
(構成−シャッターカーテン)
シャッターカーテン30は、巻取軸によって閉鎖移動又は開放移動されることで、シャッターカーテン30の状態を全開状態、全閉状態、又は半開状態とする遮蔽手段である。このシャッターカーテン30は、図1に示すように、複数のスラット31を備えており、各スラット31の上下の両端部に形成された嵌合部(図示省略)を介して複数のスラット31が相互に嵌合接続されている。また、このシャッターカーテン30の左右方向の両端部の各々は、ガイドレール20のコ字状の開放端部を介してガイドレール20の内部に挿入されており、上下方向においてはガイドレール20の内部をスライド移動可能であり、かつ、前後方向においてはガイドレール20の外部に脱落しないように規制されている。また、このシャッターカーテン30の下端部には、座板32が接続されている。この座板32は、シャッターカーテン30の状態が全閉状態である場合において建物の床面と近接し、又は接触するように配置されたものであり、シャッターカーテン30の下端部の左右方向全長にわたって形成されている。
(構成−開閉機)
開閉機40は、巻取軸を回転駆動することによって電動でシャッターカーテン30を閉鎖移動又は開放移動させる開閉移動手段である。この開閉機40は、例えばシャッター用の開閉機等を用いて構成されており、出力軸、減速部、調速部、ブレーキ、及び駆動部を備えている(いずれも図示省略)。
このうち、出力軸は、駆動部から伝達された回転力を巻取軸に伝達するものであり、出力軸の一部が外部に向けて突出するように設置されており、当該突出した部分に取り付けられたチェーン(図示省略)を介して巻取軸に連結されている。また、減速部は、駆動部の回転速度を減速させて、出力軸に回転力を伝達させるものである。また、調速部は、出力軸を介して出力軸の回転速度を調整するものである。また、ブレーキは、出力軸への作用によりシャッターカーテン30の自重による閉鎖移動(自重降下)を停止させるものである。このブレーキには、ブレーキによるシャッターカーテン30の自重による閉鎖移動の停止状態を解放するための解放操作部(図示省略)が外部に露出するように取り付けられている。また、駆動部は、出力軸を電動で回転させるための駆動手段である。
このような構成により、駆動部を電動駆動させることにより回転力が出力軸に入力されると、当該入力された回転力が出力軸を介して巻取軸に伝達されるので、シャッターカーテン30を電動で閉鎖移動又は開放移動させることができる。また、後述する異常が発生した際に、開閉制御システム60の後述する自動閉鎖装置70が作動することにより、解放操作部が後述する自動閉鎖装置70によって解放操作されると(例えば、解放操作部が自動閉鎖装置70によって引かれて解放される等)、ブレーキによるシャッターカーテン30の自重による閉鎖移動の停止状態が解放されて、シャッターカーテン30を自重で閉鎖移動させることができる。この場合において、調速部によって出力軸の回転速度が低速になるように調速されるため、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動の速度を低減することができる。
(構成−巻取軸)
巻取軸は、シャッターカーテン30を閉鎖移動又は開放移動させるための回動軸である。この巻取軸は、例えば公知の巻取軸等を用いて構成されており、左右方向に沿って設置されている。また、この巻取軸にはシャッターカーテン30の上端に連結された連結部(図示省略)が接続されており、この巻取軸を回転させることで、連結部を介してシャッターカーテン30を閉鎖移動又は開放移動させることができる。また、この巻取軸の左端部(又は右端部)がチェーン(図示省略)を介して開閉機40の出力軸に連結されているので、開閉機40の出力軸の回転に伴って巻取軸を回転させることができる。
(構成−異常報知システム)
次に、開閉制御システム60と連動させる異常報知システム50の構成について説明する。異常報知システム50は、建物内の監視領域(図示省略)における異常の発生を検出して報知するシステムである。ここで、「異常の発生」とは、監視領域において正常でない状態が生じていることを意味し、例えば、監視領域で火災、洪水等の災害の発生や不審者等の侵入が発生していること等を含む概念であるが、実施の形態では、火災の発生として説明する。また、この異常報知システム50は、例えば公知の火災報知システムを用いて構成されており、建物内に設置されており、図1に示すように、煙感知器51、熱感知器52、及び防災盤53を備えている。
このうち、煙感知器51は、監視領域の煙の濃度に基づいて異常の発生を検出して、異常が発生している可能性がある旨を示す異常発生信号を防災盤53に出力する煙検出手段である。また、熱感知器52は、監視領域の熱に基づいて異常の発生を検出して、異常が発生している可能性がある旨を示す異常発生信号を防災盤53に出力する熱検出手段である。また、防災盤53は、煙感知器51又は熱感知器52から異常発生信号を配線4を介して受信した場合に、警報音の出力や火災表示灯の点灯を行うと共に、これら異常発生信号を開閉制御システム60の後述する制御装置130に配線4を介して1回又は継続して出力する装置である。ここで、一般的には、熱感知器52によって異常の発生が検出された場合には、煙感知器51によって異常の発生が検出された場合に比べて、監視領域で異常が発生している蓋然性が高いと考えられる。したがって、実施の形態では、煙感知器51から出力される「異常発生信号」を、「第1異常発生信号」と称して説明する。また、熱感知器52から出力される「異常発生信号」を、第1異常発生信号に比べて監視領域で異常が発生している可能性が高い旨を示す「第2異常発生信号」と称して説明することとする。
(構成−開閉制御システム)
次に、開閉制御システム60の構成について説明する。図1に示すように、開閉制御システム60は、自動閉鎖装置70、シャッター側操作装置80、上限検知部90、下限検知部100、座板スイッチ110、コードリール120、及び制御装置130を備えている。
(構成−開閉制御システム−自動閉鎖装置)
自動閉鎖装置70は、開閉機40のブレーキを解放させることにより、シャッターカーテン30を自重で閉鎖移動させるブレーキ解放手段であり、例えば公知の自動閉鎖装置等を用いて構成されている。ここで、「開閉機40のブレーキを解放させる」とは、開閉機40のブレーキを開閉機40の出力軸に作用させないことを意味する。また、この自動閉鎖装置70の具体的な動作については任意であるが、例えば、制御装置130の後述する出力部134から配線(図示省略)を介して受信した制御信号に基づいて、開閉機40の解放操作部を解放操作することにより開閉機40のブレーキを解放させることで、シャッターカーテン30を自重で閉鎖移動させたり、あるいは、開閉機40の解放操作部を解放操作される前の状態に戻すことにより開閉機40のブレーキを作用させることで、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動を停止させる。
(構成−開閉制御システム−シャッター側操作装置)
シャッター側操作装置80は、シャッターカーテン30の閉鎖移動又は開放移動に関する操作入力を受け付ける操作手段である。このシャッター側操作装置80は、例えば公知の操作装置等を用いて構成されており、シャッターカーテン30の近傍に設けられており、図1に示すように、電動開放ボタン81、電動閉鎖ボタン82、電動停止ボタン83、非常作動ボタン84、及び復旧ボタン85を備えている。
このうち、電動開放ボタン81は、シャッターカーテン30を電動で開放移動させるための操作入力を受け付け、当該操作入力が受け付けられた旨を示す電動開放信号を出力するボタンである。また、電動閉鎖ボタン82は、シャッターカーテン30を電動で閉鎖移動させるための操作入力を受け付け、当該操作入力が受け付けられた旨を示す電動閉鎖信号を出力するボタンである。また、電動停止ボタン83は、電動による閉鎖移動又は開放移動を停止させるための操作入力を受け付け、当該操作入力が受け付けられた旨を示す電動停止信号を出力するボタンである。また、非常作動ボタン84は、シャッターカーテン30を自重で閉鎖移動させるための操作入力を受け付け、当該操作入力が受け付けられた旨を示す信号を出力するボタンである。ここで、非常作動ボタン84が操作される状況においては、監視領域で発生している異常の種類に応じて、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動を異ならせることが望ましいことから、実施の形態では、制御装置130が第1異常発生信号の入力が受け付けられていない場合には、非常作動ボタン84から出力される信号を「第1異常発生信号」として取り扱い、制御装置130が第1異常発生信号の入力が受け付けられている場合には、非常作動ボタン84から出力される信号を「第2異常発生信号」として取り扱うものとする。また、復旧ボタン85は、後述する制御装置130の第1入力部131又は第2入力部132によって第1異常発生信号又は第2異常発生信号の入力が受け付けられた後に、開閉制御システム60を第1異常発生信号又は第2異常発生信号の入力が受け付けられる前の状態に復旧させるための操作入力を受け付け、当該操作入力が受け付けられた旨を示す復旧信号を出力するボタンである。
また、このシャッター側操作装置80の設置方法については任意であるが、例えば、人が部屋の床面に立った状態でシャッター側操作装置80に手が届く位置に設置することが望ましく、一例として、部屋の壁の部分のうち、部屋の床面から所定距離(例えば1m等)上方に向けて離れた部分に設置している。
(構成−開閉制御システム−上限検知部、下限検知部)
上限検知部90は、シャッターカーテン30の下端部が部屋の天井3の面と面一となる位置(以下、「上限位置」と称する。)に達しているか否かを検出する上限検知手段である。また、下限検知部100は、シャッターカーテン30の下端部が、部屋の床面近傍に設定された位置(例えば、床面から所定距離(数cm)だけ上方側に設定された位置等。以下、「下限位置」と称する。)に達しているか否かを検出する下限検知手段である。これら上限検知部90及び下限検知部100は、例えばカウンター式のリミットスイッチ等の公知の検知センサを用いて構成されており、開閉機40の近傍位置にそれぞれ設置されている。
また、この上限検知部90が開閉機40の出力軸の回転数を検出するカウンター式のリミットスイッチである場合の具体的な検知動作については任意であるが、例えば、上限検知部90においては、開閉機40の出力軸の回転数が、シャッターカーテン30の下端部が開口部2の下端部から上限位置に到達するまでに必要な必要回転数に達していない場合には、上限検知信号を出力しないが、開閉機40の出力軸の回転数が上記必要回転数に達している場合には、上限検知信号を出力する。また、この下限検知部100が開閉機40の出力軸の回転数を検出するカウンター式のリミットスイッチである場合の具体的な検知動作については任意であるが、例えば、下限検知部100においては、開閉機40の出力軸の回転数が、シャッターカーテン30の下端部が開口部2の上端部から下限位置に到達するまでに必要な必要回転数に達していない場合には、下限検知信号を出力しないが、開閉機40の出力軸の回転数が上記必要回転数に達している場合には、下限検知信号を出力する。
(構成−開閉制御システム−座板スイッチ)
座板スイッチ110は、シャッターカーテン30の閉鎖移動の障害になる障害物を検知する障害物検知手段である。この座板スイッチ110は、例えば公知の有線式の座板スイッチ等を用いて構成されており、座板32に取り付けられている。
また、座板スイッチ110がマイクロスイッチである場合の検知動作については任意であるが、例えば、シャッターカーテン30の閉鎖移動中にシャッターカーテン30の下端部が障害物に接触して当該シャッターカーテン30に対して相対的に上方に持ち上げられた場合に、その持ち上げられた変位がマイクロスイッチ等によって検知されることにより、障害物が検知された旨を示す情報を含む信号(以下、「障害物検知信号」と称する)を出力する。一方、シャッターカーテン30の閉鎖移動中においてシャッターカーテン30の下端部が障害物に接触していないことで当該シャッターカーテン30に対して相対的に上方に持ち上げられていない場合には、障害物検知信号を出力しない。
なお、実施の形態では、座板スイッチ110が設けられていると説明するが、これに限られず、例えば、座板スイッチ110に代えて、障害物を検知するための任意の検知手段を用いることができ、一例として、光電センサ等によって、シャッターカーテン30の下端部よりも下方に存在する障害物を検知してもよい。
(構成−開閉制御システム−コードリール)
コードリール120は、シャッターカーテン30の開閉移動に伴って座板スイッチ110が当該開閉移動方向に向けて移動しても、座板スイッチ110と制御装置130とを有線通信可能に接続する配線4の巻出し長さが常に適切な長さに維持されるように、配線4の巻上げ又は巻出しを行うものであり、例えば公知のコードリール等を用いて構成されている。
(構成−開閉制御システム−制御装置)
制御装置130は、シャッター装置1の各部を相互に連動させるものである。この制御装置130は、開閉機40、自動閉鎖装置70、シャッター側操作装置80、上限検知部90、下限検知部100、座板スイッチ110、及び異常報知システム50の防災盤53と配線4を介して電気的に接続されており、図2に示すように、第1入力部131、第2入力部132、第3入力部133、出力部134、電源部135、制御部136、及び記憶部137を備えている。
(構成−開閉制御システム−制御装置−第1入力部、第2入力部、第3入力部)
第1入力部131は、第1異常発生信号の入力を受け付ける入力手段であり、例えば公知の入力端子等を用いて構成されている(なお、第2入力部132の構成、第3入力部133の構成についても同様とする)。第2入力部132は、第2異常発生信号の入力を受け付ける入力手段である。第3入力部133は、第1異常発生信号や第2異常発生信号以外の信号(具体的には、電動開放信号、電動閉鎖信号、電動停止信号、復旧信号、上限検知信号、下限検知信号、障害物検知信号等)の入力を受け付ける入力手段である。
(構成−開閉制御システム−制御装置−出力部)
出力部134は、信号を自動閉鎖装置70又は開閉機40に出力する出力手段であり、例えば公知の出力端子等を用いて構成されている。
(構成−開閉制御システム−制御装置−電源部)
電源部135は、図示しない商用電源又は電池(例えば、バッテリ等)から供給された電力を、制御装置130の各部に供給すると共に、自動閉鎖装置70、シャッター側操作装置80、上限検知部90、及び下限検知部100にも供給する電源手段である。
(構成−開閉制御システム−制御装置−制御部)
制御部136は、制御装置130の各部を制御する制御手段である。この制御部136は、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。
また、この制御部136は、図2に示すように、機能概念的に、開閉移動制御部136aを備えている。ここで、開閉移動制御部136aは、第1入力部131によって第1異常発生信号が入力された場合に、シャッターカーテン30の開閉移動を制御する制御(以下、「第1制御」と称する)と、第2入力部132によって第2異常発生信号が入力された場合に、シャッターカーテン30の開閉移動を、第1制御におけるシャッターカーテン30の開閉移動とは異なるように制御する制御(以下、「第2制御」と称する)と、を行う開閉移動制御手段である。なお、この制御部136によって実行される処理の詳細については後述する。
(構成−開閉制御システム−制御装置−記憶部)
記憶部137は、制御装置130の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段であり、書き換え可能な公知の記録媒体を用いて構成され、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性記録媒体を用いることができる。
(開閉処理)
次に、このように構成された開閉制御システム60によって実行される開閉処理について説明する。以下の説明では、図3から図5に示す各処理の説明ではステップを「S」と略記する。開閉処理は、シャッターカーテン30の開閉移動を制御するための処理であり、概略的には、シャッターカーテン30を開閉移動させるために、開閉機40の駆動部を電動駆動させたり、又は自動閉鎖装置70を作動させる処理が行われる。
ここで、開閉処理における開閉機40のブレーキの具体的な動作については、実施の形態では「開閉機40のブレーキを作用させる」こと、「開閉機40のブレーキを機械的に解放させる」こと、「開閉機40のブレーキを電気的に解放させる」ことが該当する。このうち、「開閉機40のブレーキを作用させる」とは、開閉機40の図示しない付勢手段(例えば、スプリング等)による付勢力を用いて、開閉機40のブレーキを開閉機40の出力軸に対して効かせることを意味する。また、「開閉機40のブレーキを機械的に解放させる」とは、開閉機40のブレーキを作用させた状態において、自動閉鎖装置70によって開閉機40の解放操作部が解放操作されることにより、開閉機40の付勢手段による付勢力に抗して、開閉機40のブレーキを解放することで、開閉機40のブレーキを開閉機40の出力軸に対して効かせないことを意味する。また、「開閉機40のブレーキを電気的に解放させる」とは、開閉機40のブレーキを作用させた状態において、開閉機40の電磁クラッチ(図示省略)が電気的に操作されることにより、開閉機40の付勢手段による付勢力に抗して、開閉機40のブレーキを解放することで、開閉機40のブレーキを開閉機40の出力軸に対して効かせないことを意味する。
また、この開閉処理を実行するタイミングは任意であるが、実施の形態では、開閉機40、異常報知システム50の煙感知器51、熱感知器52、及び防災盤53、並びに、開閉制御システム60の自動閉鎖装置70、シャッター側操作装置80、上限検知部90、下限検知部100、及び制御装置130の電源が投入された後に起動されるものとして説明する。また、この開閉処理の前提としては、具体的には、シャッターカーテン30の状態が全開状態であって、開閉機40のブレーキを作用させることで、シャッターカーテン30を停止させていること、として説明する。
開閉処理が起動されると、シャッター装置1を通常のシャッター装置として機能させることができるように、制御装置130の制御部136は、図3に示すように、SA1からSA6の処理を行う。
まず、SA1において制御装置130の制御部136は、第1入力部131によって第1異常検知信号の入力が受け付けられたか否かを判定する。そして、制御装置130の制御部136は、第1異常検知信号の入力が受け付けられていないと判定された場合(SA1、No)にSA2に移行し、第1異常検知信号の入力が受け付けられたと判定された場合(SA1、Yes)に第1制御処理(SA5)を起動させる。なお、第1制御処理の処理内容の詳細については後述する。
SA2において制御装置130の制御部136は、第2入力部132によって第2異常検知信号の入力が受け付けられたか否かを判定する。そして、制御装置130の制御部136は、第2異常検知信号の入力が受け付けられていないと判定された場合(SA2、No)にSA3に移行し、第2異常検知信号の入力が受け付けられたと判定された場合(SA2、Yes)に第2制御処理(SA6)を起動させる。なお、第2制御処理の処理内容の詳細については後述する。
SA3において制御装置130の制御部136は、第3入力部133によって電動閉鎖信号、電動開放信号、電動停止信号、上限検知信号、下限検知信号、又は障害物検知信号の入力が受け付けられたか否かを判定する。そして、制御装置130の制御部136は、電動閉鎖信号等の入力が受け付けられたと判定された場合(SA3、Yes)、SA4に移行し、電動閉鎖信号等の入力が受け付けられていないと判定された場合(SA3、No)にSA1に移行する。
SA4において制御装置130の開閉移動制御部136aは、開閉機40によって、SA3にて入力が受け付けられた電動閉鎖信号、電動開放信号、電動停止信号、上限検知信号、下限検知信号、又は障害物検知信号に基づいて、シャッターカーテン30を電動で閉鎖移動又は開放移動させたり、あるいは、シャッターカーテン30の電動による閉鎖移動又は開放移動を停止させる。その後、制御装置130の制御部136は、SA1に移行する。
ここで、SA3にて電動閉鎖信号、電動開放信号、又は電動停止信号の入力が受け付けられた場合には、以下に示す方法によりシャッターカーテン30の開閉移動の制御が行われる。すなわち、SA3にて電動閉鎖信号又は電動開放信号の入力が受け付けられた場合には、制御装置130の出力部134を介して開閉機40に向けて制御信号を出力することにより、開閉機40のブレーキを電気的に解放させると共に、開閉機40の駆動部を駆動させることで、シャッターカーテン30を電動で閉鎖移動又は開放移動させる。この場合において、例えば、SA3にて電動閉鎖信号又は電動開放信号の入力が受け付けられた後に建物にいる操作者がシャッター側操作装置80の電動閉鎖ボタン82又は電動開放ボタン81を操作することなくシャッターカーテン30を電動で閉鎖移動又は開放移動できるように、第3入力部133による電動閉鎖ボタン82又は電動開放ボタン81の入力の受け付けが停止した場合においても、出力部134からの制御信号の出力を継続することによって開閉機40の駆動部を駆動させることで、シャッターカーテン30の電動による閉鎖移動又は開放移動を継続させてもよい。また、シャッターカーテン30が電動で閉鎖移動又は開放移動している場合に、電動停止信号の入力が受け付けられた場合には、出力部134を介して開閉機40に制御信号を出力することにより、開閉機40の駆動部の駆動を停止させると共に、開閉機40のブレーキを作用させることで、シャッターカーテン30の電動による閉鎖移動又は開放移動を停止させる。
また、SA3にて上限検知信号、下限検知信号、又は障害物検知信号の入力が受け付けられた場合には、以下に示す方法によりシャッターカーテン30の開閉移動の制御が行われる。すなわち、シャッターカーテン30が電動で開放移動している場合に、第3入力部133によって上限検知信号の入力が受け付けられた場合には、出力部134を介して開閉機40に制御信号を出力することにより、開閉機40の駆動部の駆動を停止させると共に、開閉機40のブレーキを作用させることで、シャッターカーテン30の電動による開放移動を停止させる。また、シャッターカーテン30が電動で閉鎖移動している場合に、第3入力部133によって下限検知信号の入力が受け付けられた後、さらに、シャッターカーテン30の下端部が部屋の床面と接触したことにより、第3入力部133によって障害物検知信号の入力が受け付けられた場合には、出力部134を介して開閉機40に制御信号を出力することにより、開閉機40の駆動部の駆動を停止させると共に、開閉機40のブレーキを作用させることで、シャッターカーテン30の電動による閉鎖移動を停止させる(いわゆる、「タッチストップ動作」を行う)。また、シャッターカーテン30が電動で閉鎖移動している場合に、第3入力部133によって下限検知信号の入力が受け付けられる前に、第3入力部133によって障害物検知信号の入力が受け付けられた場合には、出力部134を介して開閉機40に制御信号を出力することにより、開閉機40の駆動部の駆動を停止させると共に、開閉機40のブレーキを作用させることで、シャッターカーテン30の電動による閉鎖移動を一旦停止させる。その後、シャッターカーテン30の下端部の位置が現状の位置よりも上方位置となるように、開閉機40のブレーキを電気的に解放させると共に、開閉機40の駆動部を所定時間駆動させる。そして、再び開閉機40の駆動部の駆動を停止させると共に、開閉機40のブレーキを作用させることで、シャッターカーテン30の電動による閉鎖移動を停止させる(いわゆる「タッチアップ動作」を行う)。あるいは、これに限られず、第3入力部133によって下限検知信号の入力が受け付けられる前に、第3入力部133によって障害物検知信号の入力が受け付けられた場合には、出力部134を介して開閉機40に制御信号を出力することにより、開閉機40の駆動部の駆動を停止させると共に、開閉機40のブレーキを作用させることで、シャッターカーテン30の電動による閉鎖移動を停止させてもよい(いわゆる「タッチストップ動作」を行う)。なお、第3入力部133によって下限検知信号の入力が受け付けられる前に、タッチアップ動作又はタッチストップ動作が行われた場合には、SA1の第1異常発生信号の入力、SA2の第2異常発生信号の入力、又はSA3の電動開放信号若しくは電動閉鎖信号の入力が受け付けられるまで、シャッターカーテン30の開閉移動を停止させた状態を維持する。このような処理により、例えば、シャッターカーテン30が電動で閉鎖移動している場合に、シャッターカーテン30によって開口部2を通行する通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる。
次に、SA5の第1制御処理又はSA6の第2制御処理が実行された後に、SA1にて第1異常検知信号の入力が受け付けられる前の状態、又はSA2にて第2異常検知信号の入力が受け付けられる前の状態に復旧できるように、制御装置130の制御部136は、図3に示すように、SA7、SA8の処理を行う。
まず、SA7において制御装置130の制御部136は、第3入力部133によって復旧信号の入力が受け付けられたか否かを判定する。そして、制御装置130の制御部136は、復旧信号の入力が受け付けられるまで待機し(SA7、No)、復旧信号の入力が受け付けられたと判定された場合(SA7、Yes)にSA8に移行する。
SA8において制御装置130の開閉移動制御部136aは、シャッターカーテン30の開閉移動を停止させる(あるいは、SA8の処理直前に既にシャッターカーテン30の開閉移動が停止している場合には、当該停止している状態を維持する)。なお、例えば、シャッター側操作装置80の復旧ボタン85が押し続けられることにより、SA7にて復旧信号の入力が継続して受け付けられている場合には、当該入力が継続している間において、第1異常検知信号又は第2異常検知信号の入力の有無に関わらず、シャッターカーテン30の開閉移動が停止している状態を維持させてもよい。この場合には、復旧信号の入力がされなくなった後に第1異常検知信号又は第2異常検知信号の入力が受け付けられると、SA5の第1制御処理又はSA6の第2制御処理が実行される。その後、制御装置130の制御部136は、SA1に移行させて、以降同様に、SA1からSA8の処理を繰り返す。
(開閉処理−第1制御処理)
次に、図3のSA5の第1制御処理について説明する。第1制御処理は、第1入力部131によって第1異常発生信号が入力された場合に第1制御を行うための処理である。
第1制御処理が起動されると、図4に示すように、SB1において制御装置130の開閉移動制御部136aは、自動閉鎖装置70によって、シャッターカーテン30を自重で閉鎖移動させる。この自重で閉鎖移動させる方法については任意であるが、実施の形態では、出力部134を介して自動閉鎖装置70に制御信号を出力して、開閉機40のブレーキを機械的に解放させることで、シャッターカーテン30を自重で閉鎖移動させる(なお、後述するSC1の処理についても同様とする)。なお、実施の形態では、復旧信号又は障害物検知信号の入力が受け付けられ、又はシャッターカーテン30の下端部が全閉位置に達するまで、開閉機40のブレーキを機械的に解放させることで、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動を継続させる。
SB2において制御装置130の開閉移動制御部136aは、第2入力部132によって第2異常検知信号の入力が受け付けられたか否かを判定する。そして、制御装置130の開閉移動制御部136aは、第2異常検知信号の入力が受け付けられていないと判定された場合(SB2、No)にSB3に移行し、第2異常検知信号の入力が受け付けられたと判定された場合(SB2、Yes)に図3の第2制御処理(SA6)を起動させる。
図4に戻り、SB3において制御装置130の開閉移動制御部136aは、第3入力部133によって復旧信号の入力が受け付けられたか否かを判定する。そして、制御装置130の開閉移動制御部136aは、復旧信号の入力が受け付けられていないと判定された場合(SB3、No)にSB4に移行し、復旧信号の入力が受け付けられたと判定された場合(SB3、Yes)に図3のSA8に移行する。
図4に戻り、SB4において制御装置130の開閉移動制御部136aは、第3入力部133によって障害物検知信号の入力が受け付けられたか否かを判定する。そして、制御装置130の開閉移動制御部136aは、障害物検知信号の入力が受け付けられたと判定された場合(SB4、Yes)にSB5に移行し、障害物検知信号の入力が受け付けられていないと判定された場合(SB4、No)にSB8に移行する。
SB5において制御装置130の開閉移動制御部136aは、自動閉鎖装置70によって、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動を停止させる。この自重による閉鎖移動を停止させる方法については任意であるが、実施の形態では、まず、自動閉鎖装置70によって開閉機40の解放操作部を解放操作される前の状態に戻すことにより、開閉機40のブレーキが機械的に解放された状態から開閉機40のブレーキを作用させた状態に切り替えることで、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動を一旦停止させる。次いで、シャッターカーテン30の下端部の位置が現状の位置よりも上方位置となるように、開閉機40のブレーキを電気的に解放させると共に、開閉機40の駆動部を所定時間駆動させる。そして、再び開閉機40の駆動部の駆動を停止させると共に、開閉機40のブレーキを作用させることで、シャッターカーテン30の電動による閉鎖移動を停止させる(いわゆる「タッチアップ動作」を行う。ただし、これに限らず、例えば、上述したように、タッチアップ動作に代えて、図3のSA4における「タッチストップ動作」を行ってもよい(特に、停電時においては、「タッチアップ動作」を行うことができないので、「タッチストップ動作」を行うことになる)。
図4に戻り、SB6において制御装置130の開閉移動制御部136aは、第2入力部132によって第2異常検知信号の入力が受け付けられたか否かを判定する。そして、制御装置130の開閉移動制御部136aは、第2異常検知信号の入力が受け付けられていないと判定された場合(SB6、No)にSB7に移行し、第2異常検知信号の入力が受け付けられたと判定された場合(SB6、Yes)に図3の第2制御処理(SA6)を起動させる。
図4に戻り、SB7において制御装置130の開閉移動制御部136aは、SB4にて受け付けられた障害物検知信号の入力が受け付けられなくなってから所定時間(例えば10sec等)が経過したか否かを判定する。そして、制御装置130の開閉移動制御部136aは、所定時間が経過したと判定されていない場合(SB7、No)にはSB6に移行し、所定時間が経過したと判定された場合(SB7、Yes)には、SB1に移行する。このようなSB6、SB7の処理により、SB4にて障害物検知信号の入力が受け付けられたことで、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動が停止している場合に、SB7にて所定時間が経過するまでに、第2異常検知信号の入力が受け付けられた場合には、第1制御処理に代えて後述する第2制御処理を実行することができる。よって、SB6の処理を行わない場合(すなわち、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動の停止を継続する場合)に比べて、シャッターカーテン30の状態を迅速に全閉状態にすることができ、建物の防災性を確保しやすくなる。
SB8において制御装置130の開閉移動制御部136aは、シャッターカーテン30の下端部の位置が全閉位置に達しているか否かを判定する。このシャッターカーテン30の下端部の位置が全閉位置に達しているか否かの判定方法については任意であるが、例えば、第3入力部133によって下限検知信号の入力が受け付けられているか否かに基づいて判定し、下限検知信号の入力が受け付けられている場合には全閉位置に達していると判定し、下限検知信号の入力が受け付けられていない場合には全閉位置に達していないと判定する(なお、後述するSC3の処理についても同様とする)。そして、制御装置130の開閉移動制御部136aは、全閉位置に達していないと判定されていない場合(SB8、No)にはSB1に移行し、全閉位置に達していると判定された場合(SB8、Yes)には、SB9に移行する。
SB9において制御装置130の開閉移動制御部136aは、SB5の処理と同様の方法で、自動閉鎖装置70によって、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動を停止させ(いわゆる「タッチストップ動作」を行う。)、その後第1制御処理を終了して、図3の開閉処理に戻る。
このような第1制御処理により、第1制御において、第1異常発生信号に応じたシャッターカーテン30の開閉移動の制御を行うことができる。特に、第1制御において、障害物が検知された場合には、シャッターカーテン30の自重閉鎖移動を停止させることにより、シャッターカーテン30によって通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる。また、第1制御において、シャッターカーテン30を自重で閉鎖移動させている場合に、障害物が検知された場合には、当該閉鎖移動を停止させた後に当該閉鎖移動を再開でき、障害物が検知された場合に当該閉鎖移動の停止を継続する場合に比べて、建物の防災性を確保することができる。また、第1制御において、第2異常発生信号が入力された場合には、第1制御処理に代えて第2制御処理を行うことができ、例えば、通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御よりも、後述するような建物の防災性を確保できる制御を優先して行うことができる。
(開閉処理−第2制御処理)
次に、図3のSA6の第2制御処理について説明する。第2制御処理は、第2入力部132によって第2異常発生信号が入力された場合に第2制御を行うための処理である。
第2制御処理が起動されると、図5に示すように、SC1において制御装置130の開閉移動制御部136aは、自動閉鎖装置70によって、シャッターカーテン30を自重で閉鎖移動させる。
SC2において制御装置130の開閉移動制御部136aは、第3入力部133によって復旧信号の入力が受け付けられたか否かを判定する。そして、制御装置130の開閉移動制御部136aは、復旧信号の入力が受け付けられていないと判定された場合(SC2、No)にSC3に移行し、復旧信号の入力が受け付けられたと判定された場合(SC2、Yes)に図3のSA8に移行する。
SC3において制御装置130の開閉移動制御部136aは、シャッターカーテン30の下端部の位置が全閉位置に達しているか否かを判定する。そして、制御装置130の開閉移動制御部136aは、全閉位置に達していないと判定されていない場合(SC3、No)にはSC2に移行し、全閉位置に達していると判定された場合(SC3、Yes)には、SC4に移行する。
SC4において制御装置130の開閉移動制御部136aは、自動閉鎖装置70によって、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動を停止させ(いわゆる「タッチストップ動作」を行う。)、その後第2制御処理を終了して、図3の開閉処理に戻る。
このような第2制御処理により、第2制御において、第2異常発生信号に応じたシャッターカーテン30の開閉移動の制御を行うことができる。また、実施の形態では、復旧信号の入力が受け付けられた場合には、第2制御処理が中止されるものの、復旧信号以外の信号(具体的には、第1異常発生信号や障害物検知信号)の入力が受け付けられた場合には、第2制御処理が継続される。これにより、例えば、第2制御が行われている場合に、第1異常発生信号が入力された場合には、第2制御を継続させることができ、例えば、通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御よりも、建物の防災性を確保できる制御を優先して行うことができる。また、例えば、第2制御において、障害物が検知された場合には、シャッターカーテン30の自重閉鎖移動を継続させることができ、シャッターカーテン30によって障害物が押しつぶされること等により障害物に危害が加えられるものの、建物の防災性を確保できる制御を確実に行うことができる。
また、以上のような開閉処理により、異常発生信号の種類に応じてシャッターカーテン30の開閉移動の制御を異ならせることができる。よって、第1制御においてシャッターカーテン30によって通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御を行うことができると共に、第2制御において建物の防災性を確保できる制御を行うことができ、開閉制御システム60の使用におけるユーザの利便性や安全性を向上させることが可能になる。
(開閉処理−具体的な処理内容)
続いて、開閉処理が実行される具体的な状況及びその場合の処理内容について、以下で説明する。
(開閉処理−具体的な処理内容−1つ目の具体的な例)
最初に、1つ目の具体的な例について説明する。1つ目の具体的な例については、シャッターカーテン30の状態が全開状態において、障害物が存在する場合に、煙感知器51のみから第1異常発生信号が出力された場合には、以下に示す処理が行われる。
すなわち、まず、図3の開閉処理のSA1にて第1異常検知信号の入力が受け付けられると、図3のSA5の第1制御処理が起動される。図3のSA5の第1制御処理では、図4のSB1にてシャッターカーテン30が自重で閉鎖移動された後に、座板スイッチ110が障害物と接触することにより、図4のSB4にて座板スイッチ110から出力された障害物検知信号の入力が受け付けられると、図4のSB5にてシャッターカーテン30の自重による閉鎖移動が停止される。次に、障害物が取り除かれると共に、図4のSB7にて所定時間経過すると、図4のSB1にてシャッターカーテン30の自重による閉鎖移動が再開される。そして、図4のSB8にてシャッターカーテン30の下端部の位置が全閉位置に達すると、図4のSB9にてシャッターカーテン30の自重による閉鎖移動が停止されて、図3の開閉処理に戻る。その後、図3のSA7にて復旧信号の入力が受け付けられた場合には、図3のSA8にてシャッターカーテン30の閉鎖移動の停止状態が維持される。
このような1つ目の具体的な例に対応する処理により、第1異常検知信号の入力が受け付けられることでシャッターカーテン30を自重で閉鎖移動させている場合に、障害物が検知された場合には当該閉鎖移動を停止させることができるので、シャッターカーテン30によって障害物に危害が加えられることを回避できる。また、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動を停止させた後に当該閉鎖移動を再開できるので、建物の防災性を確保することができる。
(開閉処理−具体的な処理内容−2つ目の具体的な例)
次に、2つ目の具体的な例について説明する。2つ目の具体的な例については、シャッターカーテン30の状態が全開状態において、障害物が存在する場合に、熱感知器52のみから第2異常発生信号が出力された場合には、以下に示す処理が行われる。
すなわち、まず、図3のSA2にて第2異常検知信号の入力が受け付けられると、図3のSA6の第2制御処理が起動される。図3のSA6の第2制御処理では、図5のSC1にてシャッターカーテン30が自重で閉鎖移動された後に、座板スイッチ110が障害物と接触することにより、座板スイッチ110から出力された障害物検知信号の入力が受け付けられた場合には、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動が継続される。次に、図5のSC3にてシャッターカーテン30の下端部の位置が全閉位置に達すると、図5のSC4にてシャッターカーテン30の自重による閉鎖移動が停止されて、図3の開閉処理に戻る。その後、図3のSA7にて復旧信号の入力が受け付けられた場合には、図3のSA8にてシャッターカーテン30の閉鎖移動の停止状態が維持される。
このような2つ目の具体的な例に対応する処理により、第2異常検知信号の入力が受け付けられることでシャッターカーテン30を自重で閉鎖移動させている場合に、障害物が検知されても当該閉鎖移動を継続できるので、建物の防災性を確保することができる。
(開閉処理−具体的な処理内容−3つ目の具体的な例)
次に、3つ目の具体的な例について説明する。3つ目の具体的な例については、シャッターカーテン30の状態が全開状態において、煙感知器51から第1異常発生信号が出力された後に、熱感知器52から第2異常発生信号が出力された場合には、以下に示す処理が行われる。
すなわち、まず、図3のSA1にて第1異常検知信号の入力が受け付けられると、図3のSA5の第1制御処理が起動される。図3のSA5の第1制御処理では、図4のSB1にてシャッターカーテン30が自重で閉鎖移動している際に(あるいは、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動中に、図4のSB4にて障害物検知信号の入力が受け付けられることで、図4のSB5にてシャッターカーテン30の自重による閉鎖移動が停止している状態において)、図4のSB6にて第2異常検知信号の入力が受け付けられると、図3のSA6の第2制御処理が起動される。そして、図3のSA6の第2制御処理では、図5のSC1にてシャッターカーテン30の自重による閉鎖移動が継続された後に、図5のSC3にてシャッターカーテン30の下端部の位置が全閉位置に達すると、図5のSC4にてシャッターカーテン30の自重による閉鎖移動が停止されて、図3の開閉処理に戻る。その後、図3のSA7にて復旧信号の入力が受け付けられた場合には、図3のSA8にてシャッターカーテン30の閉鎖移動の停止状態が維持される。
このような3つ目の具体的な例に対応する処理により、第1異常発生信号が入力された後に第2異常発生信号が入力された場合には、第1制御処理に代えて第2制御処理を行うことができ、通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御よりも、建物の防災性を確保できる制御を優先して行うことができる。また、第1制御において、障害物が検知されることでシャッターカーテン30の自重による閉鎖移動が停止している状態で、第2異常発生信号が入力された場合には、第2制御において、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動を再開させることができ、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動の停止を継続する場合に比べて、建物の防災性を確保しやすくなる。
(開閉処理−具体的な処理内容−4つ目の具体的な例)
次に、4つ目の具体的な例について説明する。4つ目の具体的な例については、シャッターカーテン30の状態が全開状態において、熱感知器52から第2異常発生信号が出力された後に、煙感知器51から第1異常発生信号が出力された場合には、以下に示す処理が行われる。
すなわち、まず、図3のSA2にて第2異常検知信号の入力が受け付けられると、図3のSA6の第2制御処理が起動される。図3のSA6の第2制御処理では、図5のSC1にてシャッターカーテン30が自重で閉鎖移動された後に、第1異常検知信号の入力が受け付けられた場合には、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動が継続される。そして、図5のSC3にてシャッターカーテン30の下端部の位置が全閉位置に達すると、図5のSC4にてシャッターカーテン30の自重による閉鎖移動が停止されて、図3の開閉処理に戻る。その後、図3のSA7にて復旧信号の入力が受け付けられた場合には、図3のSA8にてシャッターカーテン30の閉鎖移動の停止状態が維持される。
このような4つ目の具体的な例に対応する処理により、第2異常発生信号が入力された後に第1異常発生信号が入力された場合には、シャッターカーテン30の自重閉鎖移動を継続させることができ、通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御よりも、建物の防災性を確保できる制御を優先して行うことができる。
(効果)
このように実施の形態によれば、第1異常発生信号が入力された場合に、シャッターカーテン30の開閉移動を制御する第1制御と、第2異常発生信号が入力された場合に、シャッターカーテン30の開閉移動を、第1制御におけるシャッターカーテン30の開閉移動とは異なるように制御する第2制御と、を行う開閉移動制御部136aと、を備えたので、異常発生信号の種類に応じてシャッターカーテン30の開閉移動の制御を異ならせることができる。よって、第1制御においてシャッターカーテン30によって通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御を行うことができると共に、第2制御において建物の防災性を確保できる制御を行うことができ、開閉制御システム60の使用におけるユーザの利便性や安全性を向上させることが可能になる。
また、開閉移動制御部136aが、第1制御が行われている場合に、第2異常発生信号が入力された場合には、当該第1制御に代えて第2制御を行うので、例えば、通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御よりも、建物の防災性を確保できる制御を優先して行うことができる。
また、開閉移動制御部136aが、第2制御が行われている場合に、第1異常発生信号が入力された場合には、当該第2制御を継続させるので、例えば、通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御よりも、建物の防災性を確保できる制御を優先して行うことができる。
また、開閉移動制御部136aが、第1制御において、第1異常発生信号が入力された場合には、座板スイッチ110の検知結果に基づいて、シャッターカーテン30を自重で閉鎖移動させ、第2制御において、第2異常発生信号が入力された場合には、座板スイッチ110の検知結果に関わらず、シャッターカーテン30を自重で閉鎖移動させるので、入力された異常発生信号の種類に応じてシャッターカーテン30の自重閉鎖移動の制御を異ならせることができる。よって、例えば、第1制御において、シャッターカーテン30の自重閉鎖移動を停止させることにより、シャッターカーテン30によって通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる。また、第2制御において、障害物が検知された場合には、シャッターカーテン30の自重閉鎖移動を継続させることができ、通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御よりも、建物の防災性を確保できる制御を優先して行うことができる。
また、開閉移動制御部136aが、第1制御において、シャッターカーテン30を自重で閉鎖移動させている場合に、障害物が検知された場合には、当該閉鎖移動を停止させた後に当該閉鎖移動を再開させるので、第1制御において、シャッターカーテン30を自重で閉鎖移動させている場合に、障害物が検知された場合には、当該閉鎖移動を停止させた後に当該閉鎖移動を再開でき、障害物が検知された場合に当該閉鎖移動の停止を継続する場合に比べて、建物の防災性を確保することができる。
また、開閉移動制御部136aが、第1制御において、障害物が検知されることでシャッターカーテン30の自重による閉鎖移動が停止している状態で、第2異常発生信号が入力された場合には、第1制御に代えて第2制御を行うことにより、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動を再開させるので、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動の停止を継続する場合に比べて、建物の防災性を確保しやすくなる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。例えば、制御装置130を、相互に通信可能に構成された複数の装置に分散して構成し、これら複数の装置の一部に制御部136を設けると共に、これら複数の装置の他の一部に記憶部137を設けてもよい。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(異常報知システムについて)
上記実施の形態では、異常報知システム50が、防災盤53を備えていると説明したが、これに限られず、例えば、防災盤53を省略してもよい。この場合には、制御装置130が、煙感知器51や熱感知器52から公知の通信方法(一例として、シリアル有線通信、シリアル無線通信、DC24の信号をフリッカさせる有線通信等)を用いて直接的に異常発生信号の入力を受け付けてもよい。
また、上記実施の形態では、異常報知システム50が、建物における異常の発生を検出して報知すると説明したが、これに限られず、例えば、建物の近傍における異常の発生、又は建物及びその近傍における異常の発生を検出して報知してもよい。
また、上記実施の形態では、異常報知システム50が、公知の火災報知システムを用いて構成されていると説明したが、これに限られない。例えば、洪水を検出して報知する場合には、水位検知センサを含む公知の洪水報知システムを用いて構成されてもよい。あるいは、不審者等の侵入を検出して報知する場合には、侵入検知センサを含む公知の侵入報知システムを用いて構成されてもよい。
(座板スイッチについて)
上記実施の形態では、座板スイッチ110が有線式の座板スイッチを用いて構成されていると説明したが、これに限られず、例えば、無線式の座板スイッチ又は機械式の座板スイッチを用いて構成されてもよい。ここで、座板スイッチ110が無線式の座板スイッチである場合には、コードリール120を省略し、座板スイッチ110と制御装置130とが無線にて通信可能に接続される。また、座板スイッチ110が機械式の座板スイッチである場合には、コードリール120が座板スイッチ110に接続されたワイヤの巻上げ又は巻出しを行う。
(第1異常発生信号について)
上記実施の形態では、第1異常発生信号が、煙感知器51から出力される異常発生信号であると説明したが、これに限られない。例えば、所定台数未満の煙感知器51から出力された異常発生信号、所定距離以上離れた場所に位置する熱感知器52から出力された異常発生信号、又は、第1異常発生信号の入力の有無に関わらずに非常作動ボタン84から出力される信号であってもよい。
(第2異常発生信号について)
上記実施の形態では、第2異常発生信号が、熱感知器52から出力される異常発生信号であると説明したが、これに限られない。例えば、監視領域に設置された火災断定スイッチから出力された異常発生信号、所定台数以上の煙感知器51から出力された異常発生信号、所定距離以内の場所に位置する熱感知器52から出力された異常発生信号、又は、第1異常発生信号の入力の有無に関わらずに非常作動ボタン84から出力される信号であってもよい。
(開閉制御システムについて)
上記実施の形態では、開閉制御システム60が、座板スイッチ110及びコードリール120を備えていると説明したが、これに限られず、例えば、座板スイッチ110及びコードリール120を省略してもよい。
(第1制御処理について)
上記実施の形態では、第1制御処理では、第2異常発生信号が入力された場合には、第1制御処理に代えて第2制御処理を行うと説明したが、これに限られず、例えば、第1制御処理を継続させてもよい。
(第2制御処理について)
上記実施の形態では、第2制御処理において、第1異常発生信号が入力された場合には、第2制御処理を継続させると説明したが、これに限られず、例えば、第2制御処理に代えて第1制御処理を行ってもよい。
また、上記実施の形態では、第2制御処理において、第2入力部132によって第2異常発生信号の入力が受け付けられた場合には、座板スイッチ110の検知結果に関わらず、シャッターカーテン30を自重で閉鎖移動させると説明したが、これに限られない。例えば、第1制御において、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動している状態(又は、座板スイッチ110によって障害物が検知されることでシャッターカーテン30の自重による閉鎖移動を停止させている状態)で、第2入力部132によって非常作動ボタン84から出力された信号(第2異常発生信号)の入力が受け付けられた場合には、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動を停止させている状態を所定時間(例えば、1min等)維持させた後に、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動を再開させてもよい。
また、上記実施の形態では、第2制御処理では、座板スイッチ110の検知結果に関わらず、シャッターカーテン30を自重で閉鎖移動させると説明したが、これに限られない。例えば、シャッター側操作装置80に緊急停止ボタンが設けられている場合には、緊急停止ボタンからシャッターカーテン30の開閉移動を強制的に停止させる信号(以下、「緊急停止信号」と称する)の入力が受け付けられた場合に、シャッターカーテン30の自重による閉鎖移動を停止させて、所定時間(例えば、1min等)経過後に当該閉鎖移動を再開させてもよい。この場合には、第1制御処理又は第2制御処理のいずれかが実行されている旨を示す情報を出力する出力手段(例えば、公知の表示手段又は公知の音声出力手段)の出力結果をユーザが認識可能な位置に設けることで、ユーザが緊急停止ボタンを適切なタイミング(すなわち、第2制御処理が実行されているタイミング)で操作することが可能となる。
(付記)
付記1の開閉制御システムは、建物の開口部を開閉するシャッターカーテンの開閉移動を制御するための開閉制御システムであって、前記建物又はその近傍で異常が発生している可能性がある旨を示す第1異常発生信号の入力を受け付ける第1入力手段と、前記第1異常発生信号よりも前記建物又はその近傍で異常が発生している可能性が高い旨を示す第2異常発生信号の入力を受け付ける第2入力手段と、前記第1入力手段によって前記第1異常発生信号が入力された場合に、前記シャッターカーテンの開閉移動を制御する第1制御と、前記第2入力手段によって前記第2異常発生信号が入力された場合に、前記シャッターカーテンの開閉移動を、前記第1制御における前記シャッターカーテンの開閉移動とは異なるように制御する第2制御と、を行う開閉移動制御手段と、を備えた。
付記2の開閉制御システムは、付記1に記載の開閉制御システムにおいて、前記開閉移動制御手段は、前記第1制御が行われている場合に、前記第2入力手段によって前記第2異常発生信号が入力された場合には、当該第1制御に代えて前記第2制御を行う。
付記3の開閉制御システムは、付記1又は2に記載の開閉制御システムにおいて、前記開閉移動制御手段は、前記第2制御が行われている場合に、前記第1入力手段によって前記第1異常発生信号が入力された場合には、当該第2制御を継続させる。
付記4の開閉制御システムは、付記1から3のいずれか一項に記載の開閉制御システムにおいて、前記シャッターカーテンの閉鎖移動の障害になる障害物を検知する障害物検知手段を備え、前記開閉移動制御手段は、前記第1制御において、前記第1入力手段によって前記第1異常発生信号が入力された場合には、前記障害物検知手段の検知結果に基づいて、前記シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させ、前記第2制御において、前記第2入力手段によって前記第2異常発生信号が入力された場合には、前記障害物検知手段の検知結果に関わらず、前記シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させる。
付記5の開閉制御システムは、付記4に記載の開閉制御システムにおいて、前記開閉移動制御手段は、前記第1制御において、前記シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させている場合に、前記障害物検知手段によって前記障害物が検知された場合には、当該閉鎖移動を停止させた後に当該閉鎖移動を再開させる。
付記6の開閉制御システムは、付記4又は5に記載の開閉制御システムにおいて、前記開閉移動制御手段は、前記第1制御において、前記障害物検知手段によって前記障害物が検知されることで前記シャッターカーテンの自重による閉鎖移動が停止している状態で、前記第2入力手段によって前記第2異常発生信号が入力された場合には、前記第1制御に代えて前記第2制御を行うことにより、前記シャッターカーテンの自重による閉鎖移動を再開させる。
(付記の効果)
付記1に記載の開閉制御システムによれば、第1異常発生信号が入力された場合に、シャッターカーテンの開閉移動を制御する第1制御と、第2異常発生信号が入力された場合に、シャッターカーテンの開閉移動を、第1制御におけるシャッターカーテンの開閉移動とは異なるように制御する第2制御と、を行う開閉移動制御手段と、を備えたので、異常発生信号の種類に応じてシャッターカーテンの開閉移動の制御を異ならせることができる。よって、第1制御においてシャッターカーテンによって通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御を行うことができると共に、第2制御において建物の防災性を確保できる制御を行うことができ、開閉制御システムの使用におけるユーザの利便性や安全性を向上させることが可能になる。
付記2に記載の開閉制御システムによれば、開閉移動制御手段が、第1制御が行われている場合に、第2異常発生信号が入力された場合には、当該第1制御に代えて第2制御を行うので、例えば、通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御よりも、建物の防災性を確保できる制御を優先して行うことができる。
付記3に記載の開閉制御システムによれば、開閉移動制御手段が、第2制御が行われている場合に、第1異常発生信号が入力された場合には、当該第2制御を継続させるので、例えば、通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御よりも、建物の防災性を確保できる制御を優先して行うことができる。
付記4に記載の開閉制御システムによれば、開閉移動制御手段が、第1制御において、第1異常発生信号が入力された場合には、障害物検知手段の検知結果に基づいて、シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させ、第2制御において、第2異常発生信号が入力された場合には、障害物検知手段の検知結果に関わらず、シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させるので、入力された異常発生信号の種類に応じてシャッターカーテンの自重閉鎖移動の制御を異ならせることができる。よって、例えば、第1制御において、シャッターカーテンの自重閉鎖移動を停止させることにより、シャッターカーテンによって通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる。また、第2制御において、障害物が検知された場合には、シャッターカーテンの自重閉鎖移動を継続させることができ、通行対象又は障害物に危害が加えられることを回避できる制御よりも、建物の防災性を確保できる制御を優先して行うことができる。
付記5に記載の開閉制御システムによれば、開閉移動制御手段が、第1制御において、シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させている場合に、障害物が検知された場合には、当該閉鎖移動を停止させた後に当該閉鎖移動を再開させるので、第1制御において、シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させている場合に、障害物が検知された場合には、当該閉鎖移動を停止させた後に当該閉鎖移動を再開でき、障害物が検知された場合に当該閉鎖移動の停止を継続する場合に比べて、建物の防災性を確保することができる。
付記6に記載の開閉制御システムによれば、開閉移動制御手段が、第1制御において、障害物が検知されることでシャッターカーテンの自重による閉鎖移動が停止している状態で、第2異常発生信号が入力された場合には、第1制御に代えて第2制御を行うことにより、シャッターカーテンの自重による閉鎖移動を再開させるので、シャッターカーテンの自重による閉鎖移動の停止を継続する場合に比べて、建物の防災性を確保しやすくなる。
1 シャッター装置
2 開口部
3 天井
4 配線
10 シャッター収納部
20 ガイドレール
30 シャッターカーテン
31 スラット
32 座板
40 開閉機
50 異常報知システム
51 煙感知器
52 熱感知器
53 防災盤
60 開閉制御システム
70 自動閉鎖装置
80 シャッター側操作装置
81 電動開放ボタン
82 電動閉鎖ボタン
83 電動停止ボタン
84 非常作動ボタン
85 復旧ボタン
90 上限検知部
100 下限検知部
110 座板スイッチ
120 コードリール
130 制御装置
131 第1入力部
132 第2入力部
133 第3入力部
134 出力部
135 電源部
136 制御部
136a 開閉移動制御部
137 記憶部

Claims (5)

  1. 建物の開口部を開閉するシャッターカーテンの開閉移動を制御するための開閉制御システムであって、
    前記建物又はその近傍で異常が発生している可能性がある旨を示す第1異常発生信号の入力を受け付ける第1入力手段と、
    前記第1異常発生信号よりも前記建物又はその近傍で異常が発生している可能性が高い旨を示す第2異常発生信号の入力を受け付ける第2入力手段と、
    前記第1入力手段によって前記第1異常発生信号が入力された場合に、前記シャッターカーテンの開閉移動を制御する第1制御と、
    前記第2入力手段によって前記第2異常発生信号が入力された場合に、前記シャッターカーテンの開閉移動を、前記第1制御における前記シャッターカーテンの開閉移動とは異なるように制御する第2制御と、を行う開閉移動制御手段と、
    前記シャッターカーテンの閉鎖移動の障害になる障害物を検知する障害物検知手段と、を備え、
    前記開閉移動制御手段は、
    前記第1制御において、前記第1入力手段によって前記第1異常発生信号が入力された場合には、前記障害物検知手段の検知結果に基づいて、前記シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させ、
    前記第2制御において、前記第2入力手段によって前記第2異常発生信号が入力された場合には、前記障害物検知手段の検知結果に関わらず、前記シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させる、
    開閉制御システム。
  2. 前記開閉移動制御手段は、
    前記第1制御において、前記シャッターカーテンを自重で閉鎖移動させている場合に、前記障害物検知手段によって前記障害物が検知された場合には、当該閉鎖移動を停止させた後に当該閉鎖移動を再開させる、
    請求項1に記載の開閉制御システム。
  3. 前記開閉移動制御手段は、
    前記第1制御において、前記障害物検知手段によって前記障害物が検知されることで前記シャッターカーテンの自重による閉鎖移動が停止している状態で、前記第2入力手段によって前記第2異常発生信号が入力された場合には、前記第1制御に代えて前記第2制御を行うことにより、前記シャッターカーテンの自重による閉鎖移動を再開させる、
    請求項1又は2に記載の開閉制御システム。
  4. 前記開閉移動制御手段は、前記第1制御が行われている場合に、前記第2入力手段によって前記第2異常発生信号が入力された場合には、当該第1制御に代えて前記第2制御を行う、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の開閉制御システム。
  5. 前記開閉移動制御手段は、前記第2制御が行われている場合に、前記第1入力手段によって前記第1異常発生信号が入力された場合には、当該第2制御を継続させる、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の開閉制御システム。
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