JP2004124428A - 電動開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動開閉装置の昇降速度を一定にすること。
【解決手段】駆動モータの回転に応じてブラインドを昇降させる電動開閉装置は、所定周波数のパルス信号をギヤードモータに印加するモータ駆動回路(S06)と、ギヤードモータの回転速度を検出する速度検出手段(S08)と、検出された回転速度を予め定められた所定の回転速度と比較する比較手段(S11)と、比較手段による比較の結果に応じて、印加するパルス信号のデューティを変化させる補正手段(S13,S14,S16,S17)とを備える。
【選択図】    図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、電動ブラインドまたは電動スクリーン等の電動開閉装置に関し、特に、昇降速度を一定にした電動開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、オフィスなどの窓一面に、複数の電動ブラインドが設置される場合が多い。複数の電動ブラインドのすべてを同時に昇降させると、各ブラインドの昇降速度が同じでなければ、ブラインド間で高さの違いが生じ、見栄えが悪くなる。このため、すべてのブラインドの昇降速度を同じにすることが求められている。
【0003】
また、近年、オフィスオートメーション化が進んでおり、オフィスにおける騒音の減少が強く望まれているので、電動ブラインドにも静寂性が求められる。
【0004】
【特許文献1】
特許第2694378号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
電動ブラインドは、ブラインドを昇降させる駆動源として電動モータが用いられる。この駆動源としての電動モータの負荷がブラインドの高さ位置に応じて異なってくる。また、電動モータのトルクは、印加される電圧の大きさに依存する。このため、電動モータに一定の電圧を印加する従来の電動ブラインドでは、ブラインドの高さ位置の違いによって昇降速度が異なることになる。1つのブラインドでも高さ位置の違いによって昇降速度が異なるため、併設された複数のブラインド間で昇降速度を揃えるのは困難であった。
【0006】
また、電動モータのトルクを負荷に応じて変動させるために、パルス電圧を印加することも考えられる(たとえば、特許文献1)。しかしながら、パルスの周期が可聴周波数内にあると、電動モータを駆動する際に騒音が発生するといった問題があった。
【0007】
この発明は上述の問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、昇降速度を一定にした電動開閉装置を提供することである。
【0008】
この発明の他の目的は、騒音が発生するのを防止した電動開閉装置を提供することができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、電動開閉装置は、駆動モータの回転に応じてブラインドを昇降させる電動開閉装置であって、所定周波数のパルス電圧を駆動モータに印加する駆動手段と、駆動モータの回転速度を検出する速度検出手段と、回転速度を予め定められた所定の回転速度と比較する比較手段と、比較手段による比較の結果に応じて、印加するパルス電圧のデューティを変化させる補正手段を備える。
【0010】
この発明に従えば、所定周波数のパルス電圧が駆動モータに印加される。駆動モータの回転速度が検出されて、回転速度が予め定められた所定の回転速度と比較される。そして、比較の結果に応じて印加するパルス電圧のデューティを変化させる。このため、駆動モータの回転速度が予め定められた所定の回転速度に制御される。その結果、ブラインドの昇降速度を一定にすることができる。
【0011】
たとえば、所定周波数は、可聴周波数を超える周波数である。
この発明に従えば、駆動モータに印加されるパルス電圧は、可聴周波数を超える周波数なので、駆動モータが駆動されることにより発生する音が、可聴周波数を超える音となる。その結果、騒音が発生するのを防止することができる。
【0012】
好ましくは、ブラインドの高さ位置を検出する検出手段をさらに備え、比較手段は、回転速度を、検出された高さ位置に応じて定まる回転速度と比較する。
【0013】
この発明に従えば、ブラインドの高さ位置が検出され、駆動モータの回転速度が検出された高さ位置に応じて定まる回転速度と比較される。ブラインドの昇降速度は、駆動モータの回転速度とブラインドの高さ位置とに応じて定まるため、ブラインドの高さに係わらずブラインドの昇降速度を一定にすることが可能となる。
【0014】
好ましくは、ブラインドの高さ位置を検出する検出手段と、ブラインドのスラットの開閉を指示するための開閉信号を受付ける開閉信号受付手段とををさらに備え、ブラインドのスラットは、駆動モータの回転に応じて開閉制御され、駆動手段は、開閉信号受付手段による開閉信号の受付に応じて、検出された高さ位置に相当するデューティのパルス電圧を印加する。
【0015】
この発明に従えば、ブラインドのスラットの開閉を指示するための開閉信号が受付けられると、検出された高さ位置に相当するデューティのパルス電圧が印加される。このため、スラットの開閉トルクがブラインドの高さ位置に応じて異なる場合であっても、ブラインドの高さ位置に係わらず、ブラインドを略同じ速度で開閉することができる。
【0016】
好ましくは、速度検出手段は、駆動モータが1/n回転(nは正数)する毎に検出される検出信号の間隔を計測する計測手段と、計測された検出信号の間隔を所定数分平均した値に基づいて回転速度を算出する平均手段とを含む。
【0017】
この発明に従えば、駆動モータが1/n回転(nは正数)する毎に検出される検出信号の間隔が計測され、計測された検出信号の間隔を所定数分平均した値に基づいて回転速度が算出される。このため、駆動モータの回転速度を検出する際に、ノイズを除去して回転速度を正確に検出することができる。
【0018】
好ましくは、駆動手段は、複数の異なる周波数のパルス電圧を出力可能であり、複数の異なる周波数のパルス電圧の中から所定の周波数を選択するための選択手段をさらに含む。
【0019】
この発明に従えば、複数の異なる周波数のパルス電圧の中から所定の周波数が選択される。このため、駆動モータが駆動されることにより発生する振動にブラインドの他の部分が共振して騒音が発生する場合に、そのような騒音が発生する周波数とは異なる周波数を選択することができる。
【0020】
好ましくは、補正手段は、ブラインドが上昇するときと下降するときとで、パルス電圧のデューティを変化させる度合いを異ならせる。
【0021】
この発明に従えば、ブラインドが上昇するときと下降するときとで、パルス電圧のデューティを変化させる度合いを異ならせる。駆動モータの負荷が、ブラインドが上昇するときと下降するときとで異なるので、ブラインドの昇降速度が所定の速度となるまでの時間を、上昇するときと下降するときとで略同じにすることができる。
【0022】
好ましくは、ブラインドの高さ位置を検出する検出手段をさらに備え、駆動手段は、ブラインドの昇降動作の起動時に、検出された高さに応じたデューティのパルス電圧を印加する。
【0023】
この発明に従えば、ブラインドの高さ位置が検出され、ブラインドの昇降動作の起動時に、検出された高さに応じたデューティのパルス電圧が印加される。ブラインドの起動時には、駆動モータに大きなトルクが必要とされるため、起動時に駆動モータに大きなトルクを発生させるパルス電圧を印加することにより、ブラインドが昇降する速度が所定の速度となるまでの時間を短くすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0025】
図1は、本実施の形態における電動ブラインドの巻取機構の要部を示す図である。図2は、本実施の形態における電動ブラインドの巻取機構の詳細を説明するための斜視図である。図1および図2を参照して、本実施の形態における電動ブラインドは、スラット13と、スラット13を上下駆動または開閉駆動するための装置が収容されたヘッドボックス15と、スラット13の上下をコントロールするためのコントローラ2とを含む。ヘッドボックス15はリフティングテープ10を巻上げまたは巻下げすることによりスラット13を上昇または下降させるための昇降ユニット6,7,8と、昇降ユニットを回転させるためのギヤードモータ4と、モータの回転を制御する制御部3と、モータからの回転力を各昇降ユニットに伝達するための昇降シャフト12とを含む。
【0026】
コントローラ2はスラット13を上昇させるための上昇スイッチ21、スラットの動きを停止させるための停止スイッチ22、スラット13を降下させるための降下スイッチ23、スラットを開けるための開スイッチ24、スラットを閉じるための閉スイッチ25とを含む。
【0027】
制御部3には、駆動モータにギヤが組込まれたギヤードモータ4が接続される。ギヤードモータ4の回転軸はカップリング5を介して昇降シャフト12に連結されている。昇降シャフト12には、昇降ユニット6、7および8が連結されている。これらの昇降ユニット6、7および8に内蔵されているセンサや障害スイッチ(図示せず)や上限スイッチ16は配線材9によって制御部3に接続されている。なお、配線材9には、ギヤードモータ4への配線やコントローラ2への接続コード20も含まれる。昇降ユニット6および8は巻取ドラム37とラダードラム39とを含み、昇降ユニット7はラダードラム39のみを含む。
【0028】
巻取ドラム37にはリフティングテープ10(これは紐状のものであってもよい)の一端が固定されてされている。リフティングテープ10の他端は複数のスラット13の孔13aを貫通し、ボトムレール14に固定されている。そして、巻取ドラム37は昇降シャフト12の回転に伴ってリフティングテープ10を巻上げまたは巻戻しして、スラット13およびボトムレール14を昇降させる。またラダードラム39には、ラダーコード11の一端が固定され、ラダーコード11の他端はボトムレール14に固定されている。
【0029】
このラダーコード11はスラット13のたとえば50mm,25mmまたは15mmの幅に相当する間隔を隔てて2本11a、11b1組となって構成されており、この2本のラダーコード11a、11bはスラット13のピッチpに相当する間隔で、たとえば梯子状に横紐11cで結ばれている。スラット13はラダーコード11a、11bと横方向のコード11cで構成される梯子状の空間の中に挿入されて保持されている。そして、ラダードラム39は昇降シャフト12の回転に伴って回動し、スラットの開き具合を制御する。なお、ボトムレール14はブラインドを降下させるときの重りや降下後に風などによってブラインドが揺れるのを防ぐ重りとしての機能を果たす。
【0030】
制御部3とギヤードモータ4と昇降ユニット6、7および8は外箱を構成するヘッドボックス15によって覆われている。このヘッドボックス15の下部には、上限スイッチ16が設けられており、この上限スイッチ16はブラインドを巻上げたときに、スラット13によっ押圧されて動作し、上限位置の検出を行なう。なお、上限スイッチ16は光センサなどの電子スイッチによって構成してもよい。
【0031】
図3は、本実施の形態における電動ブラインドの機能を説明するための機能ブロック図である。図3を参照して、電源トランス31には、電源コード1を介して交流電源が入力される。電源トランス31は入力された交流電源を降圧させて低電圧を安定化電源部32に与え、制御部3およびギヤードモーダ4に必要な電源を作り出している。MPU34には、モータ駆動回路33が接続されている。モータ駆動回路33は、MPU34からの指令に応じて、ギヤードモータ4に所定の周波数のパルス電圧を印加することにより、正転または反転させるように制御する。すなわち、モータ駆動回路33は、パルス幅変調(PWM)制御により、ギヤードモータ4のトルクを制御する。
【0032】
このMPU34は、電動ブラインドのギヤードモータ4に印加するパルス電圧の周波数、デューティを変化させるための度合い(パルス幅のONとOFFの比率)等を記憶するROM(Read Only Memory)71と、ブラインドの高さ位置等を記憶するためのRAM70とを含む。ROM71は、ギヤードモータ4に印加するパルス電圧の周波数、ブラインドの下降または上昇動作の起動時にギヤードモータ4に印加されるパルス電圧のデューティを定義する起動時デューティテーブル、スラットの開閉動作時にギヤードモータ4に印加されるパルス電圧のデューティを定義する開閉時デューティテーブル、および、高さ位置に応じたギヤードモータ4の回転速度(基準値TS)等を記憶する。RAM70は、ブラインドの高さ位置(ボトムレールの高さ位置)を記憶する他、MPU34で実行されるプログラムが必要とする変数などを一時記憶するための作業領域として用いられる。
【0033】
切換部35は、モータ駆動回路33に印加するパルス電圧の周波数を切換えるためのディップスイッチである。切換部35は、コントローラ2に設けてもよく、ヘッドボックス15に設けるようにしてもよい。上述したようにROM71には、ギヤードモータ4に印加するパルス電圧の周波数が記憶されている。この周波数は、可聴周波数を超える周波数であり、かつ、複数の周波数が記憶されている。切換部35は、ユーザにより設定される。
【0034】
MPUは、切換部35で設定された周波数をROM71より読出し、読出された周波数のパルス電圧を出力するように、モータ駆動回路33を制御する。また、MPUは、後述する昇降制御処理または開閉制御処理で決定されたデューティのパルス電圧を出力するように、モータ駆動回路33を制御する。
【0035】
巻取ドラム37は、ギヤードモータ4の回転に伴って回転し、リフティングテープ10を巻取りまたは巻戻してブラインドを昇降させる。また、巻取ドラム37は、リフティングテープ10のガイド371、372を含む。ガイド371の周囲には、スリット373が形成されている。このスリット373を挟むようにして、透過型のフォトインタラプタ38が設けられている。このフォトインタラプタ38は、巻取ドラム37のガイド372に形成されたスリット373の断続を光学的に検出し、昇降シャフト12の回転を電気的なパルス信号に変換してMPU34に入力している。すなわち、MPU34は巻取ドラム37の回転に応じてフォトインタラプタ38から出力されるパルス信号をカウントすることによって、巻取ドラム37の回転量、換言すればリフティングテープ10の上昇量または下降量を検出する。巻取ドラム37のガイド372に形成されたスリットをn個とすれば、たとえば、100個のパルス信号が検出されれば、巻取ドラム37が100/n回転したことになる。巻取ドラム37の半径と検出された回転数とから、リフティングテープ10の上昇量または下降量を検出する。
【0036】
また、MPU34は、ボトムレール14が最上端または最下端にあるときからのフォトインタラプタ38のパルス信号の数をカウントしており、累積カウントされたパルス数をRAM70に記憶する。したがって、MPUは、RAM70に記憶されたパルス数からボトムレールの最上端からの位置、または、最下端からの位置を把握することが可能である。換言すれば、ボトムレールの位置は、フォトインタラプタ38のパルス信号の累積数で表される。
【0037】
スリット373の幅および間隔は一定である。したがって、MPU34は、フォトインタラプタ38が出力するパルス信号のパルスの間隔を計測することにより、昇降シャフト12またはギヤードモータ4の回転速度を検出する。巻取ドラム37のガイド372に形成されたスリットをn個とすれば、巻取ドラム37が1/n回転する時間が、計測されたパルス信号の間隔で得られることになる。巻取ドラム37の回転速度から昇降シャフト12またはギヤードモータ4の回転速度が検出可能になる。
【0038】
また、本実施の形態における電動ブラインドにおいては、MPU34は、連続する複数のパルス信号の間隔を複数回計測し、それらの平均を用いて巻取ドラム37の回転速度を求めるようにしている。これにより、何らかの外力を受けて巻取ドラム37の回転が制限を受けた場合であっても、正確に巻取ドラム37の回転速度、換言すればブラインドの昇降速度を検出することができる。
【0039】
なお、巻取ドラム37とは別個に円板を昇降シャフト12の他の部分に取付けてその円板にスリットを形成して昇降シャフト12の回転量を検出してもよい。また、昇降シャフト12の回転量を検出するのに代えて、ギヤードモータ4のモータ軸の回転量を検出するようにしてもよい。すなわち、昇降シャフト12まはたギヤードモータ4のモータ軸の回転量を検出できれば、取付位置はこれらに限定されない。また、フォトインタラプタ38に限らず、磁気的または電気的なセンサを用いるようにしてもよい。
【0040】
ラダードラム39には、前述のごとく、ラダーコード11の一端が固定されており、このラダードラム39の回転によってスラット13の角度を変え、外光の入力量を変化させ、室内を適当な明るさにしたり、外光を遮断したりしている。
【0041】
ラダードラム39は昇降シャフト12に貫通しているドラム軸40を介して摩擦力を有する状態で嵌合している。昇降シャフト12とドラム軸40は一体(同期)して回転するが、ラダードラム39がほぼ半回転すると、ヘッドボックス15などによって設けられた突起(図示せず)によってラダードラム39の回転が停止させられ、ドラム軸40とスリップして空転する。また、昇降シャフト12が反転すると、同様にしてラダードラム39も反転するが、前述の説明と同様にして、ヘッドボックス15などの突起に当たり空転する。ラダードラム39がほぼ半回転することによって、スラット13が回動し、スラット13の角度が変化する。
【0042】
すなわち、スラット13は室内側で傾斜して閉じられた状態から水平状態になって開かれ、さらに屋外側に傾斜して閉じられた状態に変化する。昇降シャフト12が前述の説明とは逆方向に回転すると、スラット13の回動が反転する。すなわち屋外側で傾斜して閉じられた状態から水平状態になって開かれ、室内側で傾斜して閉じられた状態になる。
【0043】
ラダードラム39の一端には、このラダードラム39の回転を検出するためのスリット391が形成されている。このスリット391は、ラダードラム39のほぼ半回転に対応した角度で形成されていて、このスリット391の位置を検出するために、フォトインタラプタ41が設けられる。このフォトインタラプタ41はスリット391の位置を検出して電気信号に変換し、MPU34に与える。MPU34はこの電気信号に応じて、ラダードラム39の角度、すなわちスラット13の角度を知ることができる。
【0044】
コントローラ2の各スイッチ21〜25、クロック発生回路43およびリセット回路44はMPU34に接続される。
【0045】
図4は、本実施の形態における電動ブラインドのMPU34で実行される昇降制御処理の流れを示すフローチャートである。図4を参照して、MPU34では、昇降信号が入力されるまで待機状態となる(S01)。昇降信号が入力されると、ステップS02に進む。なお、昇降信号が入力された時点で割り込みを発生させ、以降の処理を実行させるようにしてもよい。昇降信号は、コントローラ2の上昇スイッチ21または降下スイッチ23がユーザにより押下されることに基づいて検出される。上昇スイッチ21または降下スイッチ23のいずれの押下が検出されたかは、RAM70に一時的に記憶される。
【0046】
ステップS02では、上昇または下降前のブラインドの高さ位置(ボトムレール14の高さ位置)をRAM70に記憶されたパルス数から取得する。そして、取得した高さ位置に応じたデューティをROM71に記憶された起動時デューティテーブルから読出す(ステップS03)。ブラインドを上昇または下降させる起動時においては、ギヤードモータ4に大きなトルクを発生させる必要がある。また、ギヤードモータ4で起動時に必要とされるトルクは、ブラインドの高さ位置により異なる。すなわち、ブラインドが高い位置にあるときは、低い位置にあるときよりも大きなトルクが必要である。さらに、ブラインドを昇降させる場合と下降させる場合とでギヤードモータに必要とされるトルクが異なる。このため、本実施の形態における電動ブラインドは、起動時のギヤードモータ4に印加するパルス電圧のデューティを、ブラインドの高さ位置および起動方向(上昇あるいは下降)に応じて異ならせている。これにより、ブラインドが昇降動作を開始してから所望の速度になるまでの時間をできるだけ短くすることができる。
【0047】
図5は、起動時デューティテーブルの一例を示す図である。図5を参照して、起動時デューティテーブルは、ブラインドの高さ位置に対応して、ギヤードモータ4に印加するパルス電圧のデューティを定義する。本実施の形態においては、ブラインドの高さ位置を高さ方向に5等分して上から順に、上段、上中段、中段、中下段、下段に分類している。そして、各段階におけるデューティを、上昇時と下降時とで定義している。上昇時では、上段、上中段、中段、中下段、下段それぞれに対して70,65,60,55,50(%)のデューティを対応付けている。下降時では、上段、上中段、中段、中下段および下段それぞれに対して30,35,40,45,50(%)のデューティを対応付けている。これは、上昇させる場合には、ブラインドの高さ位置が高い場合の方が、低い場合よりもモータの負荷が高くなり、ブラインドを下降させる場合には、ブラインドの高さ位置が高い場合の方が、低い場合よりもモータの負荷が低くなるからである。
【0048】
なお、本実施の形態においては、ブラインドの高さ位置を高さ方向に5等分して、それぞれの段階でデューティを定義するようにしたが、より複数の段階に等分してそれぞれの段階にデューティを定義するようにしてもよい。さらに、デューティを高さ位置を変数とする関数で表すようにしてもよい。この場合には、関数をROM71に記憶しておくだけでよいので、記憶容量を少なくすることができる。
【0049】
図4に戻って、ステップS04〜S18までの処理が、ステップS18で停止信号が入力されたと判断されるまで、繰返し実行される。ステップS04では、ステップS02の処理と同様に、ブラインドの現在の高さ位置(ボトムレール14の高さ位置)をRAM70に記憶されたパルス数から取得する。ステップS02における処理が、ブラインドの上昇または下降前におけるブラインドの高さ位置を取得するのに対して、ステップS04では、ブラインドが上昇または下降しているときのブラインドの高さ位置を取得する点で異なる。
【0050】
ステップS05では、ステップS04で取得されたブラインドの現在の高さ位置に応じた基準値TSを取得する。基準値TSは、ROM71に予め記憶された値であり、ブラインドの高さ位置に対応してギヤードモータの回転速度を定義するための値である。本実施の形態における基準値TSは、フォトインタラプタ38が出力する信号のパルスの間隔の基準を定める値としている。上述したように、巻取ドラム37は、リフティングテープ10を巻取るため、ブラインドの高さ位置により巻取ドラム37でリフティングテープ10を巻取る径が異なってくる。ブラインドが上方にあるときの方が、下方にあるときよりも径が大きくなる。このため、巻取ドラム37の回転速度が一定であってもブラインドの昇降速度が一定とならない。すなわち、巻取ドラム37の回転速度が一定の場合には、ブラインドは上方にあるときのほうが下方にあるときよりも昇降速度が速くなる。基準値TSは、ブラインドがいずれの高さにあっても昇降速度が一定となるように、ブラインドの高さ位置ごとに巻取ドラム37の回転速度を定めた値である。すなわち、基準値TSは、ブラインドが上方にあるときの方が下方にあるときよりも小さな値となる。
【0051】
基準値TSは、ブラインドの高さ位置を、たとえば5等分して、それぞれの段階で1つの値が定義される。なお、基準値TSは、ブラインドの高さ位置に対応して定まるのであれば、高さ位置を等分する数はこれに限られることなく、複数の段階に等分して各段階に1つの基準値が定められればよい。また、基準値TSは、高さ位置を変数とした関数で基準値TSを定義するようにしてもよい。
【0052】
次のステップS06では、切換部35で設定された周波数がROM71より読出され、読出された周波数のパルス電圧をギヤードモータ4に印加するようにモータ駆動回路33を制御する。このときのデューティは、ステップS03で読込まれたデューティである。以下、ステップS18で停止信号が受信されるまで、モータ駆動回路33からギヤードモータ4にパルス電圧が印加されるが、そのパルス電圧は、周波数が一定でデューティが補正される。
【0053】
次のステップS07では、フォトインタラプタ38の出力が検出され、パルスの立上りが検出されたときはステップS08に進み、そうでない場合、すなわちフォトインタラプタ38のパルスの立下りまたは出力に変化がない場合には、待機状態となる。ステップS08では、フォトインタラプタ38の出力するパルスの出力間隔tが取得される。ステップS08では、フォトインタラプタ38の出力するパルスが少なくとも2つ検出される必要がある。したがって、ステップS08は、ステップS07で少なくとも2つのパルスの立上りが検出された後に実行される。そして、連続する2つのパルスの間隔、換言すれば、先のパルスが立上ってから次のパルスが立上るまでの時間が内部タイマで計測され、計測された時間が出力間隔tとして取得される。
【0054】
ステップS09では、ステップS08で取得された出力間隔tがm個取得されたか否かが判断され、真の場合にはステップS10に進み、偽の場合にはステップS06に戻る。すなわち、出力間隔tがm個取得されるまでステップS06〜ステップS08の処理が繰返し実行される。ここでは、説明を簡単にするためm=2とするが、mはこれに限られることなく、MPUの処理速度、フォトインタラプタ38の出力するパルス間隔等に応じて適宜定めることができる。特に、昇降シャフト12の回転量を検出するのに代えて、ギヤードモータ4のモータ軸の回転量を検出する場合には、ギヤードモータ4が1回転する間に検出されるパルス信号が多くなる(たとえば32個)ので、m=10程度であることが好ましい。
【0055】
次のステップS10では、m個の出力間隔tの平均tmが算出される。このように、計測された複数の出力間隔tの平均tmを求めることにより、巻取ドラム37の回転速度のムラやフォトインタラプタ38の出力信号のノイズを分散することができ、巻取ドラム37の回転速度を正確に求めることができる。
【0056】
そして、算出された平均tmと、ステップS05で取得された基準値TSとが比較される(ステップS11)。平均tmが基準値TSより小さい場合にはステップS12へ進み、平均tmが基準値TSより大きい場合にはステップS15へ進み、平均tmが基準値TSと等しい場合にはステップS18へ進む。
【0057】
ステップS12では、ステップS01で入力された昇降信号の方向が判断され、上昇を指示する信号の場合にはステップS13に進み、下降を指示する信号の場合にはステップS14に進む。ステップS13では、デューティDを3%減じた値に変更する。ステップS14では、デューティDを1%減じた値に変更する。一方、ステップS15では、ステップS01で入力された昇降信号の方向が判断され、上昇を指示する信号の場合にはステップS16に進み、下降を指示する信号の場合にはステップS17に進む。ステップS16では、デューティDを3%増加した値に変更する。ステップS17は、デューティDを1%増加した値に変更する。上述したデューティの変化幅は、デューティを変化させるための度合いであり、ROM71に予め記憶されている。
【0058】
ブラインドを上昇させる場合と下降させる場合とで、デューティの変化幅を異ならせるようにした。これは、ブラインドを上昇させる場合は下降させる場合に比較してギヤードモータ4にかかる負荷が大きいため、デューティの変化幅を上昇時には下降時よりも大きくすることにより、ギヤードモータ4が所望の回転速度となるまでの時間を上昇する場合と下降する場合とで略等しくするためである。したがって、デューティの変化幅は、上昇時の方が下降時よりも大きければよい。なお、上昇時および下降時それぞれにおけるデューティの変化幅は、下降時に±1%、上昇時に±3%としたが、これに限られることなく、ギヤードモータの性能、負荷等に応じて適宜定まる値である。
【0059】
このように、平均tmが基準値TSと異なる場合には、ブラインドの移動方向に応じたデューティの補正が行われた後、ステップS18に進む。そして、ステップS18では、停止信号が検出されたか否かが判断される。停止信号が検出されるのは、ユーザによる停止スイッチ22の押下が検出された場合、または、ブラインドが上限位置または下限位置に到達したことがそれぞれ上限位置スイッチまたは下限位置スイッチにより検出された場合等である。停止信号が検出されない場合には、ステップS04に戻り上述の処理が繰返し行われる。したがって、ステップS13、S14、S16またはS17でデューティが変更されている場合には、ステップS06において変更された後のデューティのパルス電圧がギヤードモータ4に印加されることになる。
【0060】
これにより、基準値TSとなるまでデューティが変更されることになり、ギヤードモータが所望の回転速度となるように制御される。その結果、ブラインドを一定の速度で昇降させることができる。
【0061】
図6は、パルス電圧の周波数とギヤードモータが発生する音の音圧との関係を示す図である。図6を参照して、ギヤードモータ4から発生する音は、印加されるパルス電圧の周波数を中心した所定範囲の周波数の音である。したがって、ギヤードモータ4に印加するパルス電圧を可聴周波数以下の周波数にした場合には、ギヤードモータ4から発生する音を人が聞き取れてしまう。一方、パルス電圧を可聴周波数を超える周波数とした場合には、ギヤードモータ4から発生する音を人が聞き取ることができない。一般的に、可聴周波数は13kHz以下とされている。したがって、パルス電圧の周波数は、可聴周波数を超える周波数とすればよく、好ましくは、14kHzである。また、本実施の形態における電動ブラインドでは、ROM71にパルス電圧の周波数を複数記憶しており、切換部35で切替えるようにしている。そして、ROM71には、14kHz、16kHz、20kHzの周波数を記憶している。
【0062】
図7は、フォロインタラプタの出力とパルス電圧との関係を示す図である。図7では、ブラインドが最上端にあり、下降方向の昇降信号が入力された場合を例に示している。図6を参照して、降下スイッチ23の押下が検出されると、MPU34は、ROM71に記憶された起動時デューティテーブル(図5参照)から上段で下降方向のデューティ30%を読取り、そのデューティのパルス電圧をギヤードモータ4に印加するようにモータ駆動回路33を制御する。このときのパルス電圧の周波数は、切換部35で設定された周波数であり、ROM71から読出される。これにより、ギヤードモータ4が回転する。ギヤードモータ4の回転に伴い巻取ドラム37が回転して、フォトインタラプタ38の出力信号が得られる。
【0063】
MPU34では、フォトインタラプタ38の出力信号の連続するパルスの間隔が計測される。ここでは、連続するパルスの先の立上りから後のパルスが立上るまでの間隔を出力間隔t0〜t4としている。MPU34では、出力間隔t1が計測された時点で、平均tm=(t0+t1)/2を算出し、基準値TSと比較する。ここでは、平均tmが基準値TSよりも大きい場合を例示している。この場合には、デューティが1%増加した31%に更新される。これにより、ギヤードモータ4のトルクが増大して、ブラインドの下降速度が増加する。次に、出力間隔t3が計測された時点では、平均tm=(t2+t3)/2は、TSにより近い値となるはずである。
【0064】
このように、デューティを変化させて出力間隔tの平均tmを基準値TSに近づけることにより、ギヤードモータが所望の回転速度となるように制御される。その結果、ブラインドを一定の速度で昇降させることができる。なお、本実施の形態においては、m=2を例に説明したが、mの値はこれに限定されることはない。また、出力間隔tの平均tmを用いることなく、出力間隔tを基準値TSと比較するようにしてもよい。
【0065】
また、ギヤードモータの回転速度が高さ位置に応じた基準値TSと一致するように、デューティが変更されるため、巻取ドラム37によりリフティングテープ10を巻取る際の巻取径が、高さ位置により変動する場合であっても、ブラインドの高さ位置にかかわらずブラインドの昇降速度を一定にすることができる。
【0066】
さらに、ブラインドの昇降動作の起動時には、ROM71に予め記憶された起動時デューティテーブルから読込まれた高さ位置に応じたデューティのパルス電圧がギヤードモータに印加される。このため、ブラインドが昇降動作を開始してから所望の速度になるまでの時間をできるだけ短くすることができる。
【0067】
次に、スラットの開閉制御について説明する。上述したように、スラットはラダードラム39の回転により開閉される。このラダードラム39は、昇降シャフト12の回転に伴って回転する。昇降シャフト12は、ラダードラム39を回転させると同時に、巻取ドラム37を回転させることになる。したがって、ブラインドを開閉する場合には、ブラインドを上昇または下降させる場合と同じトルクがギヤードモータ4に必要とされる。本実施の形態における電動ブラインドでは、スラットを開成させる開方向がブラインドの上昇方向と同じであり、スラットを閉成させる閉方向がブラインドの下降方向と同じである。
【0068】
図8は、本実施の形態における電動ブラインドで実行される開閉制御処理の流れを示すフローチャートである。図8を参照して、MPU34では、開閉信号が入力されるまで待機状態となる(S21)。開閉信号が入力されると、ステップS22に進む。なお、開閉信号が入力された時点で割り込みを発生させ、以降の処理を実行させるようにしてもよい。開閉信号は、コントローラ2の開スイッチ24または閉スイッチ25がユーザにより押下されることに基づいて検出される。開スイッチ24または閉スイッチ25のいずれの押下が検出されたかは、RAM70に一時的に記憶される。
【0069】
ステップS22では、開成または閉成前のブラインドの高さ位置(ボトムレール14の高さ位置)をRAM70に記憶されたパルス数から取得する。そして、取得した高さ位置に応じたデューティをROM71に記憶された開閉時デューティテーブルから読出す。ブラインドを開成または閉成させる場合に、ギヤードモータ4で必要とされるトルクは、ブラインドの高さ位置により異なる。すなわち、ブラインドが高い位置にあるときは、低い位置にあるときよりも大きなトルクが必要である。さらに、ブラインドを昇降させる場合と下降させる場合とでギヤードモータに必要とされるトルクが異なる。このため、本実施の形態における電動ブラインドは、開閉時のギヤードモータ4に印加するパルス電圧のデューティを、ブラインドの高さ位置および開閉方向に応じて異ならせることにより、ブラインドが開閉する速度をブラインドの高さ位置にかかわらず一定となるようにしている。
【0070】
図9は、開閉時デューティテーブルの一例を示す図である。図9を参照して、開閉時デューティテーブルは、ブラインドの高さ位置に対応して、ギヤードモータ4に印加する電圧のデューティを定義する。このデューティは、ブラインドがいずれの高さ位置にあっても、スラットの開閉速度、換言すればブラインドの上昇または下降速度が略同じとなるように定められた値である。本実施の形態においては、ブラインドの高さ位置を高さ方向に5等分して上から順に、上段、上中段、中段、中下段、下段に分類している。そして、各段階におけるデューティを、開方向と閉方向とで別々に定義している。開方向では、上段、上中段、中段、中下段、下段それぞれに対して70,65,60,55,50(%)のデューティを対応付けている。閉方向では、上段、上中段、中段、中下段および下段それぞれに対して30,35,40,45,50(%)のデューティを対応付けている。これは、スラットを開成(上昇)させる場合には、ブラインドの高さ位置が高い場合の方が、低い場合よりもモータの負荷が高くなり、ブラインドを閉成((下降)させる場合には、ブラインドの高さ位置が高い場合の方が、低い場合よりもモータの負荷が低くなるからである。
【0071】
なお、本実施の形態においては、ブラインドの高さ位置を高さ方向に5等分して、それぞれの段階でデューティを定義するようにしたが、より複数の段階に等分してそれぞれの段階ごとにデューティを定義するようにしてもよい。さらに、デューティを高さ位置を変数とする関数で表すようにしてもよい。この場合には、関数をROM71に記憶しておくだけでよいので、記憶容量を少なくすることができる。
【0072】
図8に戻って、ステップS24の処理が、ステップS25で停止信号が入力されたと判断されるまで繰返し実行される。ステップS24では、切換部35で設定された周波数がROM71より読出され、読出された周波数のパルス電圧をギヤードモータ4に印加するようにモータ駆動回路33を制御する。このときのデューティは、ステップS23で読込まれたデューティである。
【0073】
ステップS25では、停止信号が検出されたか否かが判断される。停止信号が検出されるのは、ユーザによる停止スイッチ22の押下が検出された場合等である。停止信号が検出されない場合には、ステップS24に戻り継続してパルス電圧が印加される。
【0074】
これにより、ブラインドの高さ位置に応じたデューティのパルス電圧がギヤードモータ4に印加されるので、スラットを開成するスピードをブラインドの高さ位置に係わらず一定にすることができる。
【0075】
なお、本実施の形態においては、電動ブラインドについて説明したが昇降制御については、電動スクリーンにも適用することができるのは言うまでもない。
【0076】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態における電動ブラインドの巻取機構の要部を示す図である。
【図2】本実施の形態における電動ブラインドの巻取機構の詳細を説明するための斜視図である。
【図3】本実施の形態における電動ブラインドの機能を説明するための機能ブロック図である。
【図4】本実施の形態における電動ブラインドのMPU34で実行される昇降制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】起動時デューティテーブルの一例を示す図である。
【図6】パルス電圧の周波数とギヤードモータが発生する音の音圧との関係を示す図である。
【図7】フォロインタラプタの出力とパルス電圧との関係を示す図である。
【図8】本実施の形態における電動ブラインドで実行される開閉制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】開閉時デューティテーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
2 コントローラ、3 制御部、4 ギヤードモータ、10 リフティングテープ、11 ラダーコード、12 昇降シャフト、13 スラット、14 ボトムレール、15 ヘッドボックス、33 モータ駆動回路、35 切換部、37巻取ドラム、39 ラダードラム、38,41 フォトインタラプタ、373,391 スリット。

Claims (8)

  1. 駆動モータの回転に応じてブラインドを昇降させる電動開閉装置であって、
    所定周波数のパルス電圧を駆動モータに印加する駆動手段と、
    前記駆動モータの回転速度を検出する速度検出手段と、
    前記回転速度を予め定められた所定の回転速度と比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果に応じて、駆動モータに印加するパルス電圧のデューティを変化させる補正手段とを備える、電動開閉装置。
  2. 前記所定周波数は、可聴周波数を超える周波数である、請求項1に記載の電動開閉装置。
  3. ブラインドの高さ位置を検出する検出手段をさらに備え、
    前記比較手段は、前記回転速度を、前記検出された高さ位置に応じて定まる回転速度と比較する、請求項1に記載の電動開閉装置。
  4. ブラインドの高さ位置を検出する検出手段と、
    ブラインドのスラットの開閉を指示するための開閉信号を受付ける開閉信号受付手段とをさらに備え、
    ブラインドのスラットは、前記駆動モータの回転に応じて開閉制御され、
    前記駆動手段は、前記開閉信号受付手段による開閉信号の受付に応じて、前記検出された高さ位置に応じたデューティのパルス電圧を印加する、請求項1に記載の電動開閉装置。
  5. 前記速度検出手段は、前記駆動モータが1/n回転(nは正数)する毎に検出される検出信号の間隔を計測する計測手段と、
    前記計測された検出信号の間隔を所定数分平均した値に基づいて回転速度を算出する平均手段とを含む、請求項1に記載の電動開閉装置。
  6. 前記駆動手段は、複数の異なる周波数のパルス電圧を出力可能であり、
    前記複数の異なる周波数のパルス電圧の中から所定の周波数を選択するための選択手段をさらに含む、請求項1に記載の電動開閉装置。
  7. 前記補正手段は、ブラインドが上昇するときと下降するときとで、パルス電圧のデューティを変化させる度合いを異ならせる、請求項1に記載の電動開閉装置。
  8. ブラインドの高さ位置を検出する検出手段をさらに備え、
    前記駆動手段は、ブラインドの昇降動作の起動時に、前記検出された高さに応じたデューティのパルス電圧を印加する、請求項1に記載の電動開閉装置。
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