JP6869050B2 - 遮蔽装置制御システム及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
本実施形態のブラインド制御システム10は、図1に示したように、ブラインド100と、ブラインド100との間で通信を行いブラインド100を制御するコントローラ200と、を主な構成要素とする。以下、各システム構成要素について、詳細に説明する。
ブラインド100は、図1に示したように、ブラインド本体110と、受信部120と、制御部130とを有する。ここでブラインド本体110は、一般的な横型の電動ブラインドと同様のものとすることができる。すなわち、本実施形態のブラインド100は、通常のブラインドに受信部120及び制御部130を追加したものとして構成することができる。以下、各構成要素について詳細に説明する。
コントローラ200は、ユーザーの操作によりブラインド100を制御するための機器であり、コントローラ200の自己動作を検知する検知部210と、検知部210で検知された自己動作に対応する動作信号を上述したブラインド100に送信する送信部220とを有する。コントローラ200は、このブラインド制御システム10に専用の機器であってもよく、あるいは、一般的なスマートフォン等の携帯電子機器にコンピュータプログラムをインストールすることによりコントローラ200を構成するようにしてもよい。
検知部210は、所定時間内におけるコントローラ200の自己の動作(自己の姿勢(向きと傾き)又は位置の少なくともいずれかの変化)に関する自己動作を検知する。このためにコントローラ200には、ジャイロセンサーが内蔵されている。検知部210はこのジャイロセンサーを含む機能部である。
・ヨーイング動作:コントローラ200を左右に振る動作(図2(a))。
・ピッチング動作:コントローラ200を引き起こしたり寝かせたりする動作(図2(b))
・ローリング動作:コントローラ200を左右に捻る動作(図2(c))
・コントローラ200をピッチング動作=ブラインド100の昇降動作あるいはスラット110aの回転動作を停止(STOP)
・コントローラ200を寝かせてローリング動作=スラット110aの凸部を室外へ向けて回転動作(REV)
・コントローラ200を立ててローリング動作=スラット110aの凸部を室内へ向けて回転動作(FOR)
・コントローラ200を寝かせてヨーイング動作=ブラインド100を下降動作(CLOSE)
・コントローラ200を立ててヨーイング動作=ブラインド100を上昇動作(OPEN)
送信部220は、検知部210により検知した動作毎に割り当てたブラインド動作指令(動作コマンド)を、ブラインド100にワイヤレスにて送信する機能部である。ここで送信とは、情報の受け渡しができるあらゆる手段をいい、無線通信(ワイヤレス通信)でも有線通信でもよい。ワイヤレス通信の規格としては、赤外線や無線Lan(Wi−Fi)やブルートゥース(登録商標)の他、インターネットを介してもよく、さらに将来開発されるいかなる通信規格をも採用することができる。
ユーザーは設定が必要かを判断する(ステップS110)。設定が必要であれば、設定工程に入る(ステップS120)。設定工程では、コントローラ200の各種動作に対する機能の割り当て記憶の各工程を、ブラインドの台数分行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、コントローラ200の自己動作を利用して、ブラインド100を容易に直感的に制御することができる。また、細かい指の動作が困難な人でも操作しやすいので、ユニバーサルデザインに配慮できるという効果もある。
本実施形態では、コントローラ200(例えば、アプリケーションがインストールされたスマートフォン)に内蔵された機能を活用して、以下のような機能を付加したことを特徴とする、
(1)GPSの情報
操作対象となるブラインド100が設置されている緯度・経度を計測して記憶する。これにより「とある場所」の情報が取得される。
(2)電子コンパスの情報
操作対象となるブラインド100が設置されている方位を計測して記憶する。これにより、「とある方位」の情報が取得される。
(3)内蔵時計の情報
操作対象となるブラインド100を操作したいタイミングを取得する。これにより、「とある日付」、「とある時刻」の情報が取得される。
ユーザーは設定が必要かを判断する(ステップS210)。設定が必要であれば、設定工程に入る(ステップS220)。この設定工程では、(1)ブラインドタイプ選択・記憶、(2)GPSによるブラインド設置位置計測・記憶、(3)電子コンパスによるブラインド設置方位計測・記憶、(4)コントローラ200の各種動作に対する機能の割り当て記憶の各工程を、ブラインドの台数分行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、コントローラ200(スマートフォン)に内蔵された機能を活用して、各種の有用な機能を付加することが可能である。
本実施形態では、上記第1の実施形態にさらにブラインド100を微調整する手段を設ける。ここで微調整する手段としては、コントローラ200(スマートフォン)の表示部(画面)に表示されるボタンとすることができる。このようなボタンとしては、例えば以下のものがある。
(1)1ステップ角度を送るボタン
(2)1ステップ角度を戻すボタン
(3)1ステップ上昇ボタン
(4)1ステップ下降ボタン
上記第1の実施形態と同様に、コントローラ200によるブラインド100の動作が完了すると(ステップS110〜S170)、ユーザーはブラインド100の調整が必要かを判断する(ステップS380)。ブラインド100の調整が必要な場合には、調整工程に入る(ステップS390)。調整工程では、コントローラ200の表示部に、各種微調整ボタンを表示し、ユーザーにより押下された動作指令をブラインドへ送信する。これをユーザーが納得するまで繰り返す。
以上説明したように、本実施形態によれば、コントローラ200をそのまま用いてブラインド100を微調整することが可能である。
コントローラ200(スマートフォン)の各種姿勢変化に割り当てることができる機能としては、上記実施形態で説明したものも含めて、以下のようなものがある。なお、ブラインド100の動作をコントローラ200のどのような動作に割り当てるかは、任意に設定することができるが、直感的に対応付けられるものや、その他合理的な対応付けが好ましい。
(1)1ステップずつ角度を部屋内側へ順送りする(第3の実施形態)。
(2)1ステップずつ角度を部屋外側へ逆戻しする(第3の実施形態)。
(3)指定した角度にする。
(4)ブラインドを上昇させる(第1の実施形態)。
(5)ブラインドを下降させる(第1の実施形態)。
(6)指定した高さにする。
(7)ブラインドの動作を停止する(第1の実施形態)。
(8)一気に下降および角度を水平にする。
(9)一気に下降および角度を部屋内全閉する。
(10)一気に下降および角度を部屋外全閉する。
(11)ソーラー制御:太陽位置に対して最適な遮蔽角度にする(第2の実施形態)。
(12)日の出動作:日の出時刻に、ブラインドを任意の状態にする(第2の実施形態)。
(13)日の入動作:日の入時刻に、ブラインドを任意の状態にする(第2の実施形態)。
100 ブラインド(遮蔽装置)
110 ブラインド本体(遮蔽装置本体)
110a スラット
120 受信部
130 制御部
200 コントローラ
210 検知部
220 送信部
Claims (7)
- 電動の遮蔽装置と、前記遮蔽装置との間で通信を行い前記遮蔽装置を制御するコントローラと、からなる遮蔽装置制御システムであって、
前記コントローラは、
所定時間内における自己の姿勢又は位置の少なくともいずれかの変化に関する自己動作 であって、前記遮蔽装置の遮蔽材の動作の方向と自己の動作の方向とが同じ方向である前 記自己動作を検知する検知部と、
前記検知部で検知された自己動作に対応する動作信号を前記遮蔽装置に送信する送信部と、
を備え、
前記遮蔽装置は、
遮蔽装置本体と、
前記コントローラからの前記動作信号を受信する受信部と、
前記受信部で受信した動作信号に基づいて前記遮蔽装置本体を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする、遮蔽装置制御システム。 - 前記遮蔽装置の開閉状態を微調整する制御指示を受付可能な画面を表示する表示部をさ らに備え、
前記送信部は、
前記検知部で前記自己動作が検知された場合には前記自己動作に対応する第1の動作信 号を前記遮蔽装置に送信する機能と、
前記表示部で表示された画面を介して前記制御指示を受け付けた場合には前記制御指示 に対応する第2の動作信号を前記遮蔽装置に送信する機能と、
を有し、
前記受信部は、前記第1の動作信号又は前記第2の動作信号を受信し、
前記制御部は、前記第1の動作信号又は前記第2の動作信号に基づいて前記遮蔽装置本 体を制御し、
前記表示部は、前記制御部による前記第1の動作信号に基づく前記遮蔽装置本体の制御 後に、前記画面を表示することを特徴とする、請求項1に記載の遮蔽装置制御システム。 - 電動の遮蔽装置と、前記遮蔽装置との間で通信を行い前記遮蔽装置を制御するコントローラと、からなる遮蔽装置制御システムであって、
前記コントローラは、
所定時間内における自己の姿勢又は位置の少なくともいずれかの変化に関する自己動作を検知する検知部と、
前記検知部で検知された自己動作に対応する動作信号を前記遮蔽装置に送信する送信部と、
前記遮蔽装置の開閉状態を微調整する制御指示を受付可能な画面を表示する表示部と、を備え、
前記遮蔽装置は、
遮蔽装置本体と、
前記コントローラからの前記動作信号を受信する受信部と、
前記受信部で受信した動作信号に基づいて前記遮蔽装置本体を制御する制御部と、
を備え、
前記送信部は、
前記検知部で前記自己動作が検知された場合には前記自己動作に対応する第1の動作信 号を前記遮蔽装置に送信する機能と、
前記表示部で表示された画面を介して前記制御指示を受け付けた場合には前記制御指示 に対応する第2の動作信号を前記遮蔽装置に送信する機能と、
を有し、
前記受信部は、前記第1の動作信号又は前記第2の動作信号を受信し、
前記制御部は、前記第1の動作信号又は前記第2の動作信号に基づいて前記遮蔽装置本 体を制御し、
前記表示部は、前記制御部による前記第1の動作信号に基づく前記遮蔽装置本体の制御 後に、前記画面を表示することを特徴とする、遮蔽装置制御システム。 - 前記コントローラは、前記検知部としてジャイロセンサーが内蔵されたスマートフォンであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の遮蔽装置制御システム。
- 前記検知部は、前記コントローラのヨーイング動作、ローリング動作又はピッチング動作のいずれか又は組み合わせに基づいて、前記コントローラの自己動作を検知することを特徴とする、請求項4に記載の遮蔽装置制御システム。
- 前記送信部は、前記検知部が前記コントローラのピッチング動作を検知したときに、前記遮蔽装置本体の動作を止めることに対応する前記動作信号を前記遮蔽装置に送信することを特徴とする、請求項5に記載の遮蔽装置制御システム。
- 携帯型電子機器を請求項1〜6のいずれかに記載のコントローラとして機能させるためのコンピュータプログラム。
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