JP7086493B2 - 車両の空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の空調装置に関する。
3列シートを有する車両などの車室前後長が長い車両の空調装置においては、例えば特許文献1に示されているように、車室前部のインストルメントパネルなどに設けられる前部吹き出し口に加え、天井内面に車室後方へ向けた天井吹き出し口が設けられることがある。
天井吹き出し口からの空気流を天井内面に沿った比較的流速のあるものとすることにより、前部吹き出し口からの空気流の一部を天井内面に引き寄せ、これを天井吹き出し口からの空気流で加速し、十分な空気流をコアンダ効果により天井内面に沿って車室後方空間に導くことができる。
ところで、車室後部シートに着座する乗員に適切に空調された空気流を向かわせるためには、コアンダ効果により天井内面に沿って流れる空気流を天井内面から所望のように引き剥がすことが求められる。特許文献1に記載された空調装置においては、そのために天井吹き出し口よりも後方に、空気流れの方向を斜め下後方への方向に変更する可動フラップが設けられている。
しかしながら、可動フラップを設けることはコスト上昇を招くし、可動フラップの方向を適切に調節することが前部シートに着座するドライバにとっても、後部シートに着座する乗員にとっても、必ずしも容易とはいえない。
WO2016/056186号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、前部吹き出し口と天井吹き出し口とを有する車両の空調装置において、簡単な構成により、車室の後方空間への適切な空気流を形成できるようにすることをその課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を採用した。
すなわち、本発明により提供される車両の空調装置は、車室前部に設置され、後方への空気流を形成する前部吹き出し口と、車室の天井に設置され、後方を向く天井吹き出し口と、を有する車両の空調装置において、上記天井吹き出し口の下方に近接して、斜め下後方に向けて所定量で突出する突起部を設けたことを特徴とする。
天井吹き出し口からの空気流は、前部吹き出し口が形成する空気流の一部を天井に引き寄せ、こうして引き寄せられた空気流が当該天井吹き出し口からの空気流と合流させられるとともに流速加速作用を受け、合流させられた空気流の必要量がコアンダ効果により天井に沿って車室後方に向かわせられる。
天井吹き出し口の下方に近接して上記の突起部を設けるという簡単な構成により、上記合流させられた空気流の向きを車室後部に着座する乗員に向かうように適切に変更することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかとなろう。
本発明に係る車両の空調装置が適用された車両の概略側面図である。 図1に示される車両の天井を下から見た図である。 図2のIII-III線に沿う断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。なお、図において、車両前方方向をfrで、車両後方方向をrrで示す。
図に示す実施形態は、車室前後方向に3列のシートを設置した車両1に本発明を適用した例である。
図1に示すように、車室前方の例えばインストルメントパネル11には、空調装置2の前部吹き出し口21,22,23が設けられる。車室前部には、前部シートに着座する乗員に向けて空調された空気を吹き出すもの22や、前部シート31に着座する乗員の足元に向けて空調された空気を吹き出すもの21や、斜め上後方を向き、空気流を天井に沿って後方に向かわせるもの23が設けられる。
車室の前後方向中間部の天井4には、天井吹き出し口24が設けられる。この天井吹き出し口24から吹き出される空気流は、空調された空気をダクトにより天井裏に導かれるものであってもよいが、本実施形態では、吸い込み口25から吸い込んだ空気を天井裏に設置した蒸発器やヒータ(図示略)により冷却または加熱してファン(図示略)により吹き出す形態のものが採用されている。
図2に示すように、本実施形態では、天井4の車幅方向中央部に吸い込み口25が設置され、天井吹き出し口24は吸い込み口25を車幅方向に挟む2か所に設けられている。また、天井吹き出し口24はその開口上下幅が薄い横長状になっており、天井4に沿うような恰好で比較的速い流速の空気流を吹き出すことができるように形成されている。
図3は、天井吹き出し口24を含む天井4の縦断面(図2のIII-III線断面)を示す。
天井4の裏側に形成されたスペースに閉断面状の空気流路26が形成されており、この空気流路26から、天井吹き出し口24を形成するためのノズル部27が斜め下後方に向けて延ばされている。このノズル部27は、横長状の閉断面を有しており、その後端部開口が天井吹き出し口24を形成している。空調され、図示しないファンにより流速を与えられた空気は、空気流路26およびノズル部27を通って天井吹き出し口24から吹き出されることになる。
ノズル部261の内部には、吹き出し口24からの空気流の方向を左右方向に変更することができるフィン28が設けられている。フィン28は、その下部からノズル部27の下壁271を貫通して延びる軸29を中心として回動可能である。軸29には、その下部から軸29と直角方向後方に向けて一体的に延びる操作部281が設けられており、操作部281は、ノズル部27が延びる方向と平行な、斜め下後方に延びることになる。操作部281は、本実施形態において、軸29を中心とする孤状の縁282を有する扇形をしている。フィン28は、この操作部281を操作することにより、方向を変更することができる。
上記操作部281は、天井吹き出し口24の下方を覆うガーニッシュ5の後端部51から、適当距離突出させられており、本実施形態では、上記操作部281のガーニッシュ5から突出する部分が、本発明の突起部6に相当する。
図3に表れているように、上記ノズル部27の下方を覆うガーニッシュ5の下面52、並びに、ガーニッシュ5および当該ガーニッシュ5の前方の天井面41は、その延長線が天井吹き出し口24の後方の天井面42にいたるようにして、なだらかに湾曲している。
次に、上記構成の車両の空調装置2の作用について説明する。
後方に向かわせられた前部吹き出し口22や前部吹き出し口23からの空気流FL1は、天井吹き出し口24から比較的高速で吹き出される空気流FL2に引き寄せられて当該空気流FL2に合流させられた空気流FL3となる。上記したように、ガーニッシュ5および天井面41,42がなだらかに湾曲しておりために、上記合流させられた空気流FL3の必要量がコアンダ効果により天井4に沿ってさらに車室後方に向かわせられる。
一方、天井吹き出し口24の下方において、ガーニッシュ5の後端からの突起部6を形成するフィン28の操作部281が設けられているために、上記合流させられた空気流FL3の一部(FL3’)を、シート32に着座する乗員にも向かうように適切に変更することができる。
本実施形態では、天井吹き出し口24のフィン28の方向を変更するための操作部281に、上記したように合流させられた空気流FL3の一部(FL3’)の方向を変更する突起部6としての機能を与えているので、特別なフラップを設けることに比較し、違和感なく車室内環境をシンプルに整えることができる。
もちろん、この発明は上記した実施形態形に限定されることはなく、請求項に記載した事項の範囲内でのあらゆる変更は、すべて本発明の範囲に含まれる。
突起部6の構成としては、実施形態のようにフィン28の操作部281を兼用する構成に限られず、例えば、ガーニッシュ5の後端に、所定長さ斜め下後方に延びる固定フィンを設けるなどしてもよい。
1 車両
11 インストルメントパネル
2 空調装置
21 前部吹き出し口
22 前部吹き出し口
23 前部吹き出し口
24 天井吹き出し口
25 吸い込み口
26 空気流路
27 ノズル部
271 下壁
28 フィン
281 操作部
29 軸
31,32,33 シート
4 天井
41 天井面(前方)
42 天井面(後方)
5 ガーニッシュ
51 後端部(ガーニッシュの)
52 下面(ガーニッシュの)
6 突起部

Claims (1)

  1. 車室前部に設置され、後方への空気流を形成する前部吹き出し口と、車室の天井に設置され、斜め下後方に向けて空気流を吹き出す天井吹き出し口と、を有する車両の空調装置において、
    上記天井吹き出し口の下方は、下面が天井面となだらかにつながり、後端部を有するガーニッシュで覆われており、
    上記天井吹き出し口の内部には当該天井吹き出し口からの空気流の方向を左右に変更可能に回動可能なフィンが設けられており、
    上記天井吹き出し口と上記ガーニッシュとの間の空間において斜め下後方に延び、上記フィンを回動操作するための操作部は、一部が上記ガーニッシュの後端から突出する突出部を有しており、
    上記記操作部の上記突出部が、上記天井吹き出し口の下方に近接して、斜め下後方に向けて所定量で突出する突起部を形成していることを特徴とする、車両の空調装置。
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