JP7085324B2 - 包装体製造方法、及び、包装体製造装置 - Google Patents

包装体製造方法、及び、包装体製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、包装体製造方法、及び、包装体製造装置に関する。
吸収性物品の一例としての生理用ナプキンは、所謂三つ折り状態で個別包装された包装体の形態で市場に提供されている。
特開2012-95807号公報
例えば、包装シートにナプキンが三つ折りに折り畳まれた状態で個別に包装された包装体は、次のようにして生成される。
包装シートは、一般にイラストや商品名、模様等の図柄が繰り返し連続して印刷された連続シートであり、包装シートの連続シートは搬送ローラー等の適宜な搬送部によって搬送方向に搬送される。一方、ナプキンはコンベア等の適宜な搬送部によって、連続シートとの合流位置に向けて搬送され、合流位置にて連続シートの図柄の所定の正規位置に間欠的に載せられる。
そして、連続シートにナプキンを配置したら、例えば[特許文献1]に記載の方法により、連続シートの幅方向の両端部をそれぞれ内側に折り曲げて三つ折り状態の連続シートとした後に、三つ折り状態の連続シートに封止部を形成し、更に、連続シートを切断して、これにより、包装体が生成される。
ここで、連続シートに印刷された図柄の印刷ピッチは必ずしも一定ではなく、種々の要因によって変動し得る。そして、変動した場合には、ナプキンを連続シートの図柄の正規位置に載せることが困難となる。そして、仮に、ナプキンの載置位置が正規位置からずれてしまうと、包装体は全体として見栄えの悪いものになってしまう。
そこで、見栄えの良好な包装体を製造するためには、印刷ピッチが変動した場合に正規位置にナプキンを載せるための位置合わせが必要となる。そして、該位置合わせの方法として、連続シートの伸長状態を調整する方法が考えられる。つまり、連続シートの印刷ピッチごとに連続シートの伸びを調整して、連続シートの正規位置にナプキンが合流するように位置を合わせる方法である。
しかしこの方法によると、印刷ピッチごとに連続シートの伸びが調整されるため、該伸びが解放される度に連続シートがばたつくおそれがある。そして、連続シートがばたついてしまうと、折り畳み工程においてきれいに折り畳むことができず、包装体は全体として見栄えの悪いものになってしまう。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、見栄えの良好な包装体を製造可能にすることにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
包装シートにより吸収性物品が包装された包装体を製造する包装体製造方法であって、
前記包装シートの資材であり、かつ、表示要素が連続方向に繰り返し形成されている連続シートを第一搬送部及び第二搬送部により搬送方向に搬送する搬送工程と、
搬送されている前記連続シートに対し、前記第一搬送部及び前記第二搬送部の間に位置する合流位置にて前記吸収性物品を順次合流させる合流工程と、
合流した前記吸収性物品を包むように前記連続シートを折り畳む折り畳み工程と、
折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断して、前記包装体を生成する切断工程と、を有し、
前記搬送工程においては、
前記表示要素のずれ情報に基づいて、前記第一搬送部が前記連続シートを搬送させる第一搬送速度及び前記第二搬送部が前記連続シートを搬送させる第二搬送速度をそれぞれ増減させることにより、前記吸収性物品が前記連続シートの正規位置に合流するように前記連続シートの搬送制御を行い、
該搬送制御においては、前記第一搬送速度を増加させた場合は前記第二搬送速度を増加させ、前記第一搬送速度を減少させた場合は前記第二搬送速度を減少させるように制御し、
前記切断工程は、折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断すると共に封止する封止切断工程であり、
前記搬送工程においては、前記第一搬送部及び第二搬送部とこれらの搬送部よりも搬送方向下流側に位置する第三搬送部とにより、前記連続シートを搬送方向に搬送し、
前記封止切断工程においては、
前記第三搬送部を、前記第一搬送部及び前記第二搬送部と連動させずに制御することにより、前記連続シート上の封止切断位置が正規位置となるように位置調整を行うことを特徴とする包装体製造方法である。
また、包装シートにより吸収性物品が包装された包装体を製造する包装体製造装置であって、
前記包装シートの資材であり、かつ、表示要素が連続方向に繰り返し形成されている連続シートを搬送方向に搬送する第一搬送部及び第二搬送部と、
前記連続シートに前記吸収性物品を接合するための接着剤を塗布する塗布装置と、
搬送されている前記連続シートに対し、前記第一搬送部及び前記第二搬送部の間に位置する合流位置にて前記吸収性物品を順次合流させる合流装置と、
合流した前記吸収性物品を包むように前記連続シートを折り畳む折り畳み部と、
折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断して、前記包装体を生成する切断装置と、
前記表示要素のずれ情報に基づいて、前記第一搬送部が前記連続シートを搬送させる第一搬送速度及び前記第二搬送部が前記連続シートを搬送させる第二搬送速度をそれぞれ増減させることにより、前記吸収性物品が前記連続シートの正規位置に合流するように前記連続シートの搬送制御を行い、
該搬送制御においては、前記第一搬送速度を増加させた場合は前記第二搬送速度を増加させ、前記第一搬送速度を減少させた場合は前記第二搬送速度を減少させるように制御する搬送制御部と、を有し、
前記切断装置は、折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断すると共に封止し、
前記第一搬送部及び第二搬送部とこれらの搬送部よりも搬送方向下流側に位置する第三搬送部とにより、前記連続シートを搬送方向に搬送し、
前記第三搬送部を、前記第一搬送部及び前記第二搬送部と連動させずに制御することにより、前記連続シート上の封止切断位置が正規位置となるように位置調整を行うことを特徴とする包装体製造装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、見栄えの良好な包装体を製造することができる。
図1Aは、吸収性物品の一例としての生理用ナプキン1の概略平面図であり、図1Bは、図1A中のB-B断面図である。 図2Aは、包装シート7上に配置されたナプキン1の概略斜視図であり、図2Bは、包装シート7によってナプキン1が包装されてなる包装体7pの概略平面図であり、図2Cは、図2Bの逆側から見た同包装体7pの概略平面図である。 ナプキン1の包装体7pの生成過程を示す概略平面図である。 ナプキン1の包装体7pの製造ラインLMの概略側面図である。 包装シートの連続シート7aの概略平面図である。 テープ貼り付け装置71の概略側面図である。 封止切断装置91の概略側面図である。 第1変形例の製造ラインLMの概略側面図である。 第2変形例の製造ラインLMの概略側面図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
包装シートにより吸収性物品が包装された包装体を製造する包装体製造方法であって、
前記包装シートの資材であり、かつ、表示要素が連続方向に繰り返し形成されている連続シートを第一搬送部及び第二搬送部により搬送方向に搬送する搬送工程と、
搬送されている前記連続シートに対し、前記第一搬送部及び前記第二搬送部の間に位置する合流位置にて前記吸収性物品を順次合流させる合流工程と、
合流した前記吸収性物品を包むように前記連続シートを折り畳む折り畳み工程と、
折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断して、前記包装体を生成する切断工程と、を有し、
前記搬送工程においては、
前記表示要素のずれ情報に基づいて、前記第一搬送部が前記連続シートを搬送させる第一搬送速度及び前記第二搬送部が前記連続シートを搬送させる第二搬送速度をそれぞれ増減させることにより、前記吸収性物品が前記連続シートの正規位置に合流するように前記連続シートの搬送制御を行い、
該搬送制御においては、前記第一搬送速度を増加させた場合は前記第二搬送速度を増加させ、前記第一搬送速度を減少させた場合は前記第二搬送速度を減少させるように制御することを特徴とする包装体製造方法である。
このような包装体製造方法によれば、見栄えの良好な包装体を製造することが可能となる。
かかる包装体製造方法であって、
前記搬送制御においては、前記第一搬送速度と前記第二搬送速度の比率を一定に維持する制御を行うことが望ましい。
このような包装体製造方法によれば、より一層見栄えの良好な包装体を製造することが可能となる。
かかる包装体製造方法であって、
前記切断工程は、折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断すると共に封止する封止切断工程であり、
前記搬送制御においては、前記第一搬送速度と前記第二搬送速度の大きさを一致させる制御を行い、
前記封止切断工程においては、
回転部と該回転部に設けられた封止切断部とを有する封止切断装置の該回転部が、回転することにより、前記封止切断部を間欠的に前記連続シートに接触させて、前記連続シートを封止切断し、
前記回転部の位相を変化させる制御により、前記連続シート上の封止切断位置が正規位置となるように位置調整を行い、
前記表示要素のずれ情報を撮像装置により取得し、
取得された前記ずれ情報に基づいて前記封止切断位置の前記正規位置からのずれ量を推定し、
推定された前記ずれ量に応じて前記制御を実行することにより、前記位置調整を行うことが望ましい。
このような包装体製造方法によれば、より一層見栄えの良好な包装体を製造することが可能となる。また、撮像装置による正確なずれ情報に基づいて、封止切断を連続シートの適正な位置に実行することができ、不良率を低減できる。
かかる包装体製造方法であって、
前記切断工程は、折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断すると共に封止する封止切断工程であり、
前記第二搬送部は、前記第一搬送部よりも搬送方向下流側に位置し、
前記封止切断工程においては、
前記第二搬送部から封止切断装置までの連続シートの搬送経路を経路変更部により変更することで該搬送経路の経路長を変化させ、
該経路長を変化させる制御によって、前記連続シート上の封止切断位置が正規位置となるように位置調整を行うことが望ましい。
このような包装体製造方法によれば、連続シートの適正な位置を封止切断することができ、不良率を低減できる。
かかる包装体製造方法であって、
前記経路変更部は、前記折り畳み工程を実行する折り畳み部よりも搬送方向下流側に位置していることが望ましい。
このような包装体製造方法によれば、経路変更部が調整した位置が連続シートの折り畳みによりずれるおそれがないので、連続シートの適正な位置を封止切断することができ、不良率を低減できる。
かかる包装体製造方法であって、
前記切断工程は、折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断すると共に封止する封止切断工程であり、
前記第二搬送部は、前記第一搬送部よりも搬送方向下流側に位置し、
封止切断装置よりも搬送方向上流側に位置するテープ貼り付け装置が、折り畳まれた前記連続シートにテープ部材を貼り付けるテープ貼り付け工程を有し、
前記テープ貼り付け工程においては、
前記第二搬送部から前記テープ貼り付け装置までの連続シートの搬送経路を経路変更部により変更することで該搬送経路の経路長を変化させ、
該経路長を変化させる制御によって、前記連続シート上のテープ貼り付け位置が正規位置となるように位置調整を行うことが望ましい。
このような包装体製造方法によれば、連続シートの適正な位置にテープ部材を貼り付けることができ、見栄えの良好な包装体を製造可能となる。
かかる包装体製造方法であって、
前記切断工程は、折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断すると共に封止する封止切断工程であり、
前記封止切断工程においては、
回転部と該回転部に設けられた封止切断部とを有する封止切断装置の該回転部が、回転することにより、前記封止切断部を間欠的に前記連続シートに接触させて、前記連続シートを封止切断し、
前記回転部の位相を変化させる制御により、前記連続シート上の封止切断位置が正規位置となるように位置調整を行うことが望ましい。
このような包装体製造方法によれば、連続シートの適正な位置を封止切断することができ、不良率を低減できる。
かかる包装体製造方法であって、
前記切断工程は、折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断すると共に封止する封止切断工程であり、
封止切断装置よりも搬送方向上流側に位置し、かつ、回転部と該回転部に設けられたテープ貼り付け部とを有するテープ貼り付け装置が、折り畳まれた前記連続シートにテープ部材を貼り付けるテープ貼り付け工程を有し、
前記テープ貼り付け工程においては、
前記テープ貼り付け装置の前記回転部が、回転することにより、前記テープ貼り付け部を間欠的に前記連続シートに接触させて、前記テープ部材の貼り付けを行い、
前記回転部の位相を変化させる制御により、前記連続シート上のテープ貼り付け位置が正規位置となるように位置調整を行うことが望ましい。
このような包装体製造方法によれば、連続シートの適正な位置にテープ部材を貼り付けることができ、見栄えの良好な包装体が製造可能となる。
かかる包装体製造方法であって、
前記切断工程は、折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断すると共に封止する封止切断工程であり、
前記搬送工程においては、前記第一搬送部及び第二搬送部とこれらの搬送部よりも搬送方向下流側に位置する第三搬送部とにより、前記連続シートを搬送方向に搬送し、
前記封止切断工程においては、
前記第三搬送部を、前記第一搬送部及び前記第二搬送部と連動させずに制御することにより、前記連続シート上の封止切断位置が正規位置となるように位置調整を行うことが望ましい。
このような包装体製造方法によれば、連続シートの適正な位置を封止切断することができ、不良率を低減できる。
かかる包装体製造方法であって、
前記第三搬送部は、前記折り畳み工程を実行する折り畳み部よりも搬送方向下流側に位置していることが望ましい。
このような包装体製造方法によれば、第三搬送部が調整した位置が連続シートの折り畳みによりずれるおそれがないので、連続シートの適正な位置を封止切断することができ、不良率を低減できる。
かかる包装体製造方法であって、
前記切断工程は、折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断すると共に封止する封止切断工程であり、
前記搬送工程においては、前記第一搬送部及び第二搬送部とこれらの搬送部よりも搬送方向下流側に位置する第三搬送部とにより、前記連続シートを搬送方向に搬送し、
封止切断装置よりも搬送方向上流側に位置するテープ貼り付け装置が、折り畳まれた前記連続シートにテープ部材を貼り付けるテープ貼り付け工程を有し、
前記テープ貼り付け工程においては、
前記第三搬送部を、前記第一搬送部及び前記第二搬送部と連動させずに制御することにより、前記連続シート上のテープ貼り付け位置が正規位置となるように位置調整を行うことが望ましい。
このような包装体製造方法によれば、連続シートの適正な位置にテープ部材を貼り付けることができ、見栄えの良好な包装体が製造可能となる。
かかる包装体製造方法であって、
前記封止切断工程においては、
前記表示要素のずれ情報を撮像装置により取得し、
取得された前記ずれ情報に基づいて前記封止切断位置の前記正規位置からのずれ量を推定し、
推定された前記ずれ量に応じて前記制御を実行することにより、前記位置調整を行うことが望ましい。
このような包装体製造方法によれば、撮像装置による正確なずれ情報から連続シートの適正な位置を封止切断することができ、不良率を低減できる。
かかる包装体製造方法であって、
前記封止切断工程においては、
前記連続シートの累積送り量を取得し、
取得された前記累積送り量に基づいて前記封止切断位置の前記正規位置からのずれ量を推定し、
推定された前記ずれ量に応じて前記制御を実行することにより、前記位置調整を行うことが望ましい。
このような包装体製造方法によれば、前述の撮像装置が無くても、見栄えの良好な包装体を製造することが可能となる。
かかる包装体製造方法であって、
前記切断工程は、折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断すると共に封止する封止切断工程であり、
前記合流位置から前記折り畳み部までの連続シートの搬送経路の経路長よりも、前記折り畳み部から封止切断部までの連続シートの搬送経路の経路長のほうが短いことが望ましい。
このような包装体製造方法によれば、合流位置から折り畳み部までの連続シートの搬送経路の経路長よりも、折り畳み部から封止切断部までの連続シートの搬送経路の経路長のほうが短い製造ラインにおいて、見栄えの良好な包装体を製造することが可能となる。
包装シートにより吸収性物品が包装された包装体を製造する包装体製造装置であって、
前記包装シートの資材であり、かつ、表示要素が連続方向に繰り返し形成されている連続シートを搬送方向に搬送する第一搬送部及び第二搬送部と、
搬送されている前記連続シートに対し、前記第一搬送部及び前記第二搬送部の間に位置する合流位置にて前記吸収性物品を順次合流させる合流装置と、
合流した前記吸収性物品を包むように前記連続シートを折り畳む折り畳み部と、
折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断して、前記包装体を生成する切断装置と、
前記表示要素のずれ情報に基づいて、前記第一搬送部が前記連続シートを搬送させる第一搬送速度及び前記第二搬送部が前記連続シートを搬送させる第二搬送速度をそれぞれ増減させることにより、前記吸収性物品が前記連続シートの正規位置に合流するように前記連続シートの搬送制御を行い、
該搬送制御においては、前記第一搬送速度を増加させた場合は前記第二搬送速度を増加させ、前記第一搬送速度を減少させた場合は前記第二搬送速度を減少させるように制御する搬送制御部と、を有することを特徴とする包装体製造装置である。
このような包装体製造装置によれば、見栄えの良好な包装体を製造することが可能となる。
===本実施形態===
本実施形態に係る吸収性物品の包装体製造方法及び包装体製造装置20は、生理用ナプキン1の包装体7pの製造ラインLMで使用される。すなわち、本実施形態では、当該製造方法に基づいて、吸収性物品としての生理用ナプキン1の包装体7pを製造する。つまり、本実施形態に係る製造方法においては(本実施の形態に係る包装体製造装置20は)、包装シート7により生理用ナプキン1が包装された包装体7pを製造する。
図1Aはナプキン1の概略平面図であり、図1Bは、図1A中のB-B断面図である。また、図2Aは包装シート7上に配置されたナプキン1の概略斜視図であり、図2Bは、包装シート7によってナプキン1が包装されてなる包装体7pの概略平面図であり、図2Cは、図2Bの逆側から見た同包装体7pの概略平面図である。
図1A及び図1Bに示すように、ナプキン1は、例えば、不織布等の液透過性のトップシート2と、フィルム等の液不透過性のバックシート4と、これらの間に介装されて***物を吸収するパルプ繊維等の吸収体3と、を有する。そして、これらシート2,4同士は、吸収体3よりも大きく、吸収体3から突出する部分にて互いに貼り合わせられ、これにより、これらシート2,4同士の間に吸収体3が保持されている。
かかるナプキン1の平面形状は、長手方向と幅方向(以下、短手方向とも言う)とを有した略長方形であるが、場合によっては、ナプキン1の長手方向の略中央の位置に、幅方向の外方に突出した一対のウイング部1w,1wを有していても良く、この例では、そのようになっている。
そして、ナプキン1の使用時においては、これらウイング部1w,1wは、バックシート4と協同して下着を挟み込むべくバックシート4側に折り返されて下着に接着固定される。そのため、当該ウイング部1w,1wにおいて、この折り返し時に下着と当接すべき面には、接着剤5a,5aが塗布されている。また、同目的の接着剤5b,5bが、ナプキン1の使用時に下着と当接すべきバックシート4の面にも塗布されている。
かかる接着剤5a,5bの粘着力をナプキン1の使用時まで保護する目的で、図1B及び図2Aに示すように、上述の接着剤5a,5bの塗布領域には、これら塗布領域を覆って保護シート6a,6bが設けられている。詳しくは、この使用前の時点では、一対のウイング部1w,1wは、それぞれトップシート2側に折り畳まれた状態で同ウイング部1w,1wには、一枚の保護シート6aが架け渡され、これにより、ウイング部1w,1wの接着剤5a,5aが保護されている(図2A)。他方、バックシート4の接着剤5b,5bの塗布領域にも、その略全面を覆って保護シート6bが設けられていて、これにより、接着剤5b,5bは保護されている(図1B)。
また、かかる使用前にあっては、図2A及び図2Bに示すように、ナプキン1は、包装シート7によって個別包装された包装体7pの形態にある。すなわち、先ず、図2Aに示すように、このナプキン1よりも大きい平面サイズの略矩形の単票状の包装シート7上に、互いの長手方向を揃えつつ配置されたナプキン1が、包装シート7と共に長手方向に関して三つ折りされた状態にあり、そして、図2Bの三つ折り状態において、包装シート7の短辺部分7Sが同包装シート7にテープ部材8の接着剤で固定されており、また、包装シート7の一対の長辺部分7Lg,7Lgでは、互いに対向する包装シート7の部分同士が溶着されて封止部7j,7jが形成されている。
また、上述の載置状態においては、ナプキン1の保護シート6bが包装シート7に複数の位置で接着固定されていても良く、この例では、包装シート7の長手方向の三箇所の位置(不図示)でナプキン1の保護シート6bは包装シート7に接着されている。
かかる包装シート7としては、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等の熱可塑性樹脂フィルムや、PE繊維やPP繊維等の熱可塑性樹脂繊維を有した不織布等を挙げることができる。
また、図2Cに示すように、包装シート7には、意匠用途で図柄の一例として花の図柄Gが印刷されている。詳しくは、図柄Gは、複数の花のイラストIL,IL…を有し、これら複数の花のイラストIL,IL…が組み合わされて一つの図柄Gが形成されている。そして、これにより、包装体7pの片面の略全面に亘って花の図柄Gが印刷されている。また、図柄Gの印刷方法としては、グラビア印刷やフレキソ印刷、インクジェット印刷等を例示することができる。
図3は、ナプキン1の包装体7pの生成過程を示す概略平面図である。
同図3に示すように、先ず、包装シート7が、搬送方向に沿った連続シート7aの形態で搬送方向に搬送されている(つまり、連続シート7aは、包装シート7の資材である)。そして、搬送方向の合流位置Pjで、搬送方向にナプキン搬送ピッチで並んで搬送されるナプキン1が合流する。そして、搬送方向の合流位置Pjで、搬送方向にナプキン搬送ピッチで並んで搬送されるナプキン1が合流する。なお、この時点では、ナプキン1は完成状態にあり、つまり、図2Aのようにウイング部1w,1wは折り畳まれ、また前述の保護シート6a,6bも取り付け済みの状態にある。また、各ナプキン1は、図3に示すように、同ナプキン1の幅方向(短手方向)が搬送方向を向いた所謂横流れ姿勢で搬送されている。
そして、この合流位置Pjでは、同位置Pjの接合装置25によって、包装シートの連続シート7aの片面たる上面に複数のナプキン1,1が搬送方向に順次載置されて、各ナプキン1は、同連続シート7aに接着剤(不図示)で固定される。
そうしたら、ナプキン1が載置された連続シート7aは、搬送方向における折り畳み装置61(折り畳み部に相当)の位置を通過するが、その通過の際には、同装置61によって、連続シート7aは幅方向に三つ折りされる。すなわち、連続シート7aの幅方向の一方の端部7ae1及び他方の端部7ae2がそれぞれ幅方向の内側に折り畳まれる。また、このときには、ナプキン1も一緒に三つ折りされる。
そうしたら、三つ折り状態の連続シート7aは、搬送方向におけるテープ貼り付け装置71の位置を通過するが、その通過の際には、同装置71によって、厚さ方向の上下に重なる上記の端部7ae1,7ae2同士を跨ぐように連続シート7aにテープ部材8が貼り付けられる。そして、同テープ部材8によって連続シート7aは三つ折り状態に固定される。
そうしたら、連続シート7aに封止部7j,7jを形成し、切断して連続シート7aからナプキン1の包装体7pを生成するが、封止部7j,7jの形成と切断は同時に行ってもよいし、別々に行ってもよい。本実施形態においては、図7に示すように、封止部7j,7jの形成と切断を同時に行う封止切断装置91を用いている。本実施形態において、搬送方向における同装置91の位置の通過の際には、同装置91によって、図3に示すように、搬送方向に隣り合うナプキン1,1同士の間の連続シート7aにおいて搬送方向にナプキン1が存在しないナプキン1の非存在部分であり、連続シート7a上の所定の封止切断位置7anに対して熱溶着処理がなされる。そして、これにより、厚さ方向の上下に重なる連続シート7aの部分同士が溶着により接合一体化されて一対の封止部7j,7jが搬送方向に並んで形成される。また、このときには、同装置91によって、一対の封止部7j,7j同士の間の所定の切断位置Pcで連続シート7aは搬送方向の前後に切断されて、これにより、ナプキン1の包装体7pが生成される。
なお、本実施の形態においては、合流位置Pjから折り畳み装置61までの連続シート7aの搬送経路の経路長よりも、折り畳み装置61から封止切断装置91までの連続シート7aの搬送経路の経路長のほうが短くなっている。
図4は、ナプキン1の包装体7pの製造ラインLMの概略側面図である。
製造ラインLMは、ナプキン1を供給するナプキン供給系統L1と、包装シートの連続シート7aを供給する包装シート供給系統L7aと、ナプキン1が接合された包装シートの連続シート7aに対して適宜な加工処理を行う加工処理系統Lkと、を有する。
なお、各系統L1,L7a,Lkには、それぞれベルトコンベアや搬送ローラー等の適宜な搬送装置が配されている。例えば、後述する第一搬送装置41(第一搬送部に相当)、第二搬送装置42(第二搬送部に相当)、第三搬送装置43(第三搬送部に相当)が、これに該当する。そして、これらの搬送装置によって、連続シート7a或いはナプキン1等の搬送対象物が搬送方向に搬送されている。ちなみに、ベルトコンベアの一例としては、駆動周回する無端ベルトを搬送面として有した通常のベルトコンベアや、無端ベルトの外周面に吸着機能を有したサクションベルトコンベア等を挙げることができる。
また、この製造ラインLMには、同ラインLMの幅方向としてCD方向(図4中では、紙面を貫通する方向)が設定されている。そして、この例では、CD方向は水平方向を向いているが、何等これに限らない。また、この例では、CD方向と直交する二方向として鉛直な上下方向と水平な前後方向とが設定されていて、これにより、包装シート7の連続シート7aの搬送方向は、それぞれ搬送方向の位置に応じて、上下方向と前後方向との両者で規定される方向を向いている。なお、連続シート7aの幅方向は、CD方向と平行である。また、CD方向及び搬送方向と直交する方向をZ方向と定義した場合には、当該Z方向は、連続シート7aの厚さ方向と平行である。
<<<ナプキン供給系統L1>>>
ナプキン供給系統L1(合流装置に相当)は、搬送されている連続シート7aに対し、後述する第一搬送装置41及び第二搬送装置42の間に位置する合流位置Pjにてナプキン1を順次合流させる(合流工程に相当)。すなわち、ナプキン供給系統L1(合流装置)は、上工程から搬送される完成状態のナプキン1を受け取って同ナプキン1の状態を包装に適した状態に変更しながら搬送するナプキン状態変更装置21と、上記の合流位置Pjに配されて、ナプキン1を包装シートの連続シート7aに接合する接合装置25と、を有する。
ナプキン状態変更装置21は、ナプキン1の向きとピッチの変更を行う。先ず、上流工程からはナプキン1の長手方向が搬送方向を向いた状態で送り込まれる。よって、同装置21は、同ナプキン1の搬送形態を縦流れから、包装に適した横流れに変更する。すなわち、ナプキン1の向きを90°変更することにより、ナプキン1の長手方向がCD方向を向いた状態にする。そして、同ナプキン1の搬送ピッチをリピッチしてナプキン搬送ピッチに変更する。
接合装置25は、上記のナプキン状態変更装置21からナプキン1を回転ドラム26の外周面で受け取って吸気等によって保持する。そして、当該回転ドラム26を駆動回転することにより、各ナプキン1をナプキン搬送ピッチで搬送し、合流位置Pjで各ナプキン1を連続シート7aの片面としての上面に押し付けて、連続シート7aにナプキン1を接着剤で接合する。
ここで、当該回転ドラム26の駆動回転動作は、同期信号に基づいてなされる。同期信号は、単位信号が繰り返し出力されてなる信号であるとともに、各単位信号は、それぞれ0°~360°の回転角度値で構成される回転角度信号である。そして、この接合装置25では、単位処理動作としてナプキン搬送ピッチの搬送動作が対応付けられている。すなわち、かかる同期信号は、当該回転ドラム26の駆動源であるサーボモータ(不図示)に送信されるとともに、同期信号の単位信号毎に、ナプキン搬送ピッチに相当する回転角度だけ回転するように位置制御されている。よって、単位信号が出力される度に、当該回転ドラム26は、ナプキン1を搬送方向にナプキン搬送ピッチだけ搬送する。また、後述するテープ貼り付け装置71,封止切断装置91においても、ナプキン1毎に繰り返し行うべきパターン化された単位処理動作を有するが、かかる単位処理動作と単位信号とは、位置制御により一対一対応で関連付けられている。
なお、同期信号の生成は、例えば、シーケンサーやコンピュータ等の適宜な制御部(不図示)でなされる。すなわち、同制御部は、プロセッサとメモリとを有し、メモリには、同期信号を生成するプログラムが予め格納されている。そして、プロセッサが、上記プログラムをメモリから読み出して実行することにより、同期信号の単位信号を繰り返し生成する。但し、何等これに限らない。例えば、同期信号の生成を電気回路が行うようにしても良いし、更に言えば、同期信号を、他の基幹となる装置が各ナプキン1に対して繰り返し行う単位処理動作を、適宜な検出器で検出して生成しても良い。例えば、ナプキン1を打ち抜き生成するロータリーダイカッターロール(不図示)に、その回転動作を検出するロータリー式エンコーダ(不図示)を設け、このエンコーダが、カッターロールの回転動作に連動して、ナプキンを1つ打ち抜き生成する度に上記の単位信号を出力するようにしても良い。
<<<包装シート供給系統L7a>>>
図4に示すように、包装シート供給系統L7aは、繰り出し装置31と、繰り出し装置31よりも搬送方向下流側に位置する第一搬送装置41と、第一搬送装置41よりも搬送方向下流側に位置する第二搬送装置42と、を有する。
連続シート7aについては、予め別の工場等で連続方向に所定の印刷ピッチで図柄Gが印刷されたものが、連続方向に巻き取られた資材コイル7acの形態として、製造ラインLMへ搬入される。ここで、所定の印刷ピッチで図柄Gが印刷されていたものが、資材コイル7acに巻き取られる際に印刷ピッチにずれが生じ、繰り出し装置31で繰り出された連続シート7aは、図5の概略平面図に示すように、図柄Gが連続方向に印刷ピッチP12、P23…のピッチで印刷された状態となっている。
繰り出し装置31で繰り出した連続シート7aは、図柄Gが印刷ピッチP12,P23…と一定ではないため、第一搬送装置41と第二搬送装置42は、ナプキン1が連続シート7aの図柄Gの正規位置に載る(合流する)ように調整する。そして、この合流位置Pjにおいて、接合装置25により、ナプキン1が連続シート7aに配置されて接合される。
以下、包装シート供給系統L7aに係る各装置31,41,42について説明する。
(1)繰り出し装置31
図4に示すように、繰り出し装置31は、資材コイル7acから連続シート7aを繰り出すためのものであり、CD方向に沿った回転軸部31aと、回転軸部31aを駆動回転する駆動源としてのサーボモータ(不図示)と、回転軸部31aから繰り出されて搬送される連続シート7aの張力を調整するテンションコントローラ35と、を有する。そして、資材コイル7acが中心部に有する貫通孔に上記回転軸部31aが挿入されて当該回転軸部31aで資材コイル7acを支持した状態で、同回転軸部31aが駆動回転することにより、資材コイル7acから連続シート7aが繰り出される。
(2)第一搬送装置41、第二搬送装置42
第一搬送装置41及び第二搬送装置42は、協働して、連続シート7aを搬送方向に搬送する(搬送工程に相当)。
図4に示すように、第一搬送装置41は、CD方向に沿った回転軸周りに回転するロール41rと、このロール41rを駆動回転する駆動源としてのサーボモータ(不図示)と、を有する。
第二搬送装置42については、無端ベルト42bが、搬送方向の前後に間隔をあけて配置された一対のロール42r,42rに掛け回されている。そして、これら一対のロール42r,42rのうちの少なくとも一方のロール42rは、駆動回転する駆動源としてのサーボモータ(不図示)を有する。よって、図4に示すように、無端ベルト42bは、搬送方向に長い略長円軌道を周回する。かかる無端ベルト42bのベルト面42sには、複数の吸気孔(不図示)が形成されている。そして、これら吸気孔からの吸気により、ベルト面42sには吸引力が生じる。よって、当該ベルト面42sに連続シート7aの下面を吸引保持しながら無端ベルト42bが移動することにより、連続シート7aは、搬送方向の上流側から下流側へと搬送される。
また、第一搬送装置41と第二搬送装置42の間には、ナプキン1の合流位置Pjが位置している。本実施形態では、第一搬送装置41は合流位置Pjから搬送方向上流側の一番近い搬送部に相当する。また、第二搬送装置42は合流位置Pjから搬送方向下流側の一番近い搬送部に相当し、かつ、合流位置Pjと折り畳み装置61の間に位置する。
第一搬送装置41と第二搬送装置42は、連続シート7aを連動して送り出す。送り出す際には、連続シート7a上の図柄Gの正規位置にナプキン1が載る(合流する)ように、第一搬送装置41が連続シート7aを搬送させる第一搬送速度と、第二搬送装置42が連続シート7aを搬送させる第二搬送速度と、をそれぞれ増減する。つまり、後述するレジスターマークM(このレジスターマークMは、連続シート7aにおいて連続方向に繰り返し形成されている)のずれ情報に基づいて、第一搬送速度及び第二搬送速度をそれぞれ増減させることにより、ナプキン1が連続シート7aの正規位置に合流するように連続シート7aの搬送制御を行う。そして、前述の同期信号により、ナプキン1が合流位置Pjに配置されるタイミングで、連続シート7a上の図柄Gの正規位置が合流位置Pjに位置するように、連続シート7aの搬送送り速度が調整される。そして、これにより、合流位置Pjでは、図5に示すように、連続シート7aの各図柄Gに対応した正規位置に各ナプキン1が載せられて接合された状態になる。
従来は、ナプキンを前記正規位置に合流させる(載置させる)方策として、積極的に連続シートを伸ばす方策を採っていた。つまり、印刷ピッチが変動した場合に正規位置にナプキンを載せるための位置合わせの方法として、連続シートの印刷ピッチごとに連続シートの伸びを調整して(伸びの調整は、本実施形態と同様、二つの搬送装置により行われる)、連続シートの正規位置にナプキンが合流するように位置を合わせることを行っていた。しかしながら、かかる場合には、以下の問題が生ずる場合があった。
すなわち、印刷ピッチ毎に連続シートの搬送調整を行う場合には、ある印刷ピッチ(第一印刷ピッチと呼ぶ)に対応した連続シートの部分の伸び度合いと、次の印刷ピッチ(第二印刷ピッチと呼ぶ)に対応した連続シートの部分の伸び度合いとが異なった状態となる。例えば、第一印刷ピッチに対応した連続シートの部分の伸びが大きくなるのに対し、隣の第二印刷ピッチに対応した連続シートの部分の伸びが小さくなる場合が生ずる。そして、このような延び状態は、これらの部分が前記二つの搬送装置を通過すると、解放されることとなるが、かかる際に、延びが大きい部分と小さい部分とが作用し合う(つまり大きい部分が小さい部分を引っ張る)ことにより、これらの部分の境界で連続シートのばたつきが発生する可能性がある。そして、当該ばたつきが発生すると、折り畳み工程においてきれいに折り畳むことができず、包装体は全体として見栄えの悪いものになってしまう。
これに対し、本実施の形態においては、第一搬送速度を増加させた場合は第二搬送速度を増加させ、第一搬送速度を減少させた場合は第二搬送速度を減少させるように制御する。つまり、第一搬送装置41と第二搬送装置42との間で連続シート7aになるべく延びを発生させることなく、ナプキン1を前記正規位置に合流させる(載置させる)制御を行う。したがって、見栄えの良好な包装体を製造できる。
さらに、本実施の形態においては、第一搬送速度と第二搬送速度の比率を一定に維持する制御を行う。このような搬送制御によれば、制御目的として第一搬送装置41と第二搬送装置42との間で連続シート7aに異なる延びを発生させないように(第一印刷ピッチと第二印刷ピッチの伸び度合が同じとなるように)、ナプキン1を前記正規位置に合流させる(載置させる)制御を、第一搬送装置41と第二搬送装置42により行う。したがって、より一層見栄えの良好な包装体を製造できる。
特に、本実施の形態においては、第一搬送速度と第二搬送速度の大きさを一致させる制御を行う。つまり、制御目的として第一搬送装置41と第二搬送装置42との間で連続シート7aに延びを発生させないようにナプキン1を前記正規位置に合流させる制御を実行するので、理想的には前述したばたつきを発生させないようにすることができる。したがって、より一層見栄えの良好な包装体を製造できる。
そして、このような正規位置への搬送速度の調整の実現は、図4に示すCCDカメラ等の撮像装置47とコンピュータ等の制御部48(搬送制御部に相当)とを用いて、具体的に次のようにしてなされる。
先ず、図5に示すように、連続シート7aには、予め別の工場等で、各図柄Gに対応させて略矩形のレジスターマークM(表示要素に相当)が印刷されている。そして、図柄Gが印刷ピッチP12、P23…でずれるのと同様に、レジスターマークMも印刷ピッチP12、P23…でずれた状態となっている。また、図4に示すように、撮像装置47は、本実施形態においては第一搬送装置41の搬送方向の上流位置P47(以下、撮像位置P47とも言う)で連続シート7aを撮像して連続シート7aの画像データを生成するが、ここで、撮像装置47は、前述の同期信号を受信している。よって、撮像動作は、同期信号の回転角度値が、撮像装置47のメモリに予め記録されている規定の回転角度値と一致する度になされる。
そうしたら、制御部48は、撮像装置47から送信される画像データを二値化処理等で解析することにより、連続シート7a上におけるレジスターマークMの位置と基準位置とのずれ量の情報を取得する。ここで、基準位置とは、前述した連続シート7aに予め別の工場等で連続方向に図柄Gを印刷した所定の印刷ピッチに基づくものであり、資材コイル7acに巻き取る際のずれが生じていない状態を基準としたときの、ナプキン搬送ピッチに基づく本来前述のレジスターマークMが位置すべき位置のことである。そして、この例では、画像データ上の当該基準位置の情報が、制御部48のメモリに予め記録されている。よって、例えば、二値化処理等で画像データ上のレジスターマークMの位置を取得するとともに、この位置と、上記画像データ上の基準位置とのずれ量を演算して、これを、当該位置のずれ量の情報とする。
そして、当該ずれ量の情報に基づいて、第一搬送装置41と第二搬送装置42は、合流位置Pjにおいて当該ずれ量が無くなるように、連続シート7aの第一搬送速度と第二搬送速度を調整する(前述したとおり、第一搬送速度と第二搬送速度とを一致させた状態で調整する)。例えば、上記のずれ量の情報が、「レジスターマークMが、基準位置よりも搬送方向の下流に位置している」旨を示している場合には、制御部48は、第一搬送装置41と第二搬送装置42のそれぞれに、ずれ量に所定ゲインを乗算した調整量だけ第一搬送速度と第二搬送速度を現状値よりもそれぞれ減少させる一方、「レジスターマークMが基準位置よりも搬送方向の上流に位置している」旨を示している場合には、ずれ量に所定ゲインを乗算した調整量だけ第一搬送速度と第二搬送速度を現状値よりもそれぞれ増加させる。
また、図4に示すように、本実施形態においては、連続シート7aにナプキン1を接合するための接着剤を、接着剤塗布装置51が連続シート7aの方に塗布している。そして、かかる接着剤の塗布は、前述の同期信号に基づいて単位信号毎に間欠的になされ、前記ずれ量によってタイミングが調整される。よって、連続シート7aにおいて各ナプキン1が配置されるべき各位置に、それぞれ接着剤を正確に塗布することができる。
<<<加工処理系統Lkについて>>>
図4に示すように、加工処理系統Lkでは、ナプキン1が接合された包装シートの連続シート7aが搬送方向に搬送されるが、かかる連続シート7aの搬送は、前述した第一搬送装置41及び第二搬送装置42に加えて、当該加工処理系統Lkに設けられた第三搬送装置43によっても実行される。なお、本実施の形態において、第三搬送装置43の搬送速度は、第一搬送速度と第二搬送速度と一致するように制御される。
加工処理系統Lkは、折り畳み装置61と、テープ貼り付け装置71と、封止切断装置91(切断装置に相当)と、を有しており、搬送方向にこの順番で並んで配されている。
折り畳み装置61は、合流したナプキン1を包むように連続シート7aを折り畳む(折り畳み工程に相当)。テープ貼り付け装置71は、封止切断装置91よりも搬送方向上流側に位置し、折り畳まれた連続シート7aにテープ部材8を貼り付ける(テープ貼り付け工程に相当)。封止切断装置91は、折り畳まれた連続シート7aを隣り合うナプキン1,1の間で切断すると共に封止する(切断工程、封止切断工程に相当)。なお、テープ貼り付け装置71及び封止切断装置91は、基本的に同期信号に基づいて駆動される。
以下、各装置61,71,91について説明する。
(1)折り畳み装置61
折り畳み装置61は、適宜な板部材やローラー部材等の折り曲げ部材(不図示)をCD方向の両側に有する。そして、図3及び図4に示すように、ナプキン1が接合された包装シートの連続シート7aが、折り曲げ部材の位置を通過する際に、折り曲げ部材が連続シート7aに当接することにより、ナプキン1と一緒に連続シート7aの幅方向の両端部7ae1,7ae2をそれぞれ幅方向の内側へ折り曲げる。そして、これにより、連続シート7aは、ナプキン1と一緒に三つ折り状態にされる。
(2)テープ貼り付け装置71
図6は、テープ貼り付け装置71の概略側面図である。
テープ貼り付け装置71は、三つ折り状態の連続シート7aの搬送経路に外周面72sを対向させつつCD方向に沿った回転軸周りに回転可能な回転ドラム72(回転部に相当)と、回転ドラム72を駆動回転する駆動源としてのサーボモータ(不図示)と、を有する。そして、この回転ドラム72の外周面72sには、吸気などで吸着力が発生していて、これにより、同外周面72sには、回転方向Dc72にテープ部材搬送ピッチで複数のテープ部材8,8…が並んだ状態で保持されている(テープ部材8が保持されている保持部分がテープ貼り付け部に相当)。そして、回転ドラム72の回転により各テープ部材8が三つ折り状態の連続シート7aと対向する対向位置P7a(テープ貼り付け位置に相当)へ送られて同位置P7aを通過する際に、各テープ部材8の接着剤に基づいて、各テープ部材8が連続シート7aに接着して、これにより、回転ドラム72の外周面72sから連続シート7aへとテープ部材8が引き渡される。すなわち、回転ドラム72が、回転することにより、前記保持部分を間欠的に連続シート7aに接触させて、テープ部材8の貼り付けを行う。
回転ドラム72の回転動作は、基本的に同期信号に基づいてなされる。すなわち、外周面72sにおいてテープ部材8を吸着保持する位置が、同期信号が示す回転方向Dc72の指令位置になるように回転ドラム72のサーボモータが位置制御されている。そして、これにより、基本的には、同期信号の単位信号が出力される度に、外周面72sにテープ部材搬送ピッチで配されたテープ部材8を単位処理動作の回転角度だけ回転方向Dc72に搬送する。
ところで、前述したとおり、連続シート7aの搬送は、ナプキン1が連続シート7aの正規位置に合流するように(正規位置に合流させる制御の下)、包装シート供給系統L7aの第一搬送装置41及び第二搬送装置42により成されている。連続シート7aは、包装シート供給系統L7aから加工処理系統Lkまで一繋がりとなっているため、加工処理系統Lkにおける連続シート7aの搬送も、かかる制御に基づいたものとなる(かかる制御の影響を受ける)。したがって、前述した回転ドラム72の外周面72sにテープ部材搬送ピッチで配されたテープ部材8を、同期信号に基づいてテープ部材搬送ピッチの回転角度だけ回転方向Dc72に搬送したのでは、連続シート7a上の正規位置に接着しようとしても、当該正規位置からテープ部材8がずれてしまうおそれがある。
そのため、本実施形態においては、回転ドラム72の位相を変化させる制御により、連続シート7a上のテープ貼り付け位置が正規位置となるような位置調整を行う。かかる位置調整により、連続シート7aの適正な位置にテープ部材8を貼り付けることができ、見栄えの良好な包装体7pを製造可能となる。
折り畳まれた連続シート7aのレジスターマークMが本来位置すべき位置たる基準位置からの搬送方向の位置のずれ量の情報を取得するとともに、この位置のずれ量の情報に基づいて、回転ドラム72がテープ部材8を上記対向位置P7aへと送り出すタイミングを、同期信号が示すタイミングからずらしている。なお、このようなタイミングのずらし処理の実現は、前述の包装シート供給系統L7aの場合と同じように、CCDカメラ等の撮像装置81とコンピュータ等の制御部82(図4)とを用いて、次のようにしてなされる。
図5に示すように、連続シート7aにはレジスターマークMが前述の印刷ピッチP12,P23…で印刷されており、撮像装置81は、折り畳み装置61とテープ貼り付け装置71の回転ドラム72との間で連続シート7aを撮像して連続シート7aの画像データを生成するが、ここで、撮像装置81は、同期信号を受信している。よって、撮像動作は、同期信号の回転角度値が、撮像装置81のメモリに予め記録されている規定の回転角度値と一致する度になされる。
そうしたら、制御部82は、撮像装置81から送信される画像データを二値化処理等で解析することにより、テープ部材搬送ピッチに基づく連続シート7a上における基準位置からのレジスターマークMの位置のずれ量の情報を取得し、前述したように、当該位置のずれ量の情報を演算する。
そして、当該位置のずれ量の情報に基づいて、同期信号が示す回転方向Dc72の指令位置を修正する。例えば、上記のずれ量の情報が、「レジスターマークMが基準位置よりも搬送方向の下流に位置している」旨を示している場合には、制御部82は、ずれ量に所定ゲインを乗算した調整量だけ上記の指令位置を大きくする一方、「レジスターマークMが基準位置よりも搬送方向の上流に位置している」旨を示している場合には、ずれ量に所定ゲインを乗算した調整量だけ上記の指令位置を小さくする。つまり、表示要素のずれ情報を撮像装置81により取得し、取得された前記ずれ情報に基づいて正規位置からのずれ量を推定し、推定された前記ずれ量に応じて前記制御を実行することにより、前記位置調整を行う。
(3)封止切断装置91
図7は、封止切断装置91の概略側面図である。なお、同図7中には、同装置91の一部拡大図を併記している。
既述のように、封止切断装置91は、三つ折り状態の連続シート7aにおいて搬送方向に隣り合うナプキン1,1同士の間の部分7an、すなわち、連続シート7aにおいてナプキン1が存在しないナプキン1の非存在部分である所定の封止切断位置7anに、熱溶着で一対の封止部7j,7jを形成するとともに、一対の封止部7j,7j同士の間の位置で連続シート7aを切断して、これにより、ナプキン1の包装体7pを生成する。
同装置91は、CD方向に沿った回転軸回りに回転可能な上下一対のロール91u,91dと、これら一対のロール91u,91dを駆動回転する駆動源としてのサーボモータ(不図示)と、を有する。
上ロール91u(回転部に相当)の外周面には、一対の封止部7j,7jの形状に対応して一対の凸部91up,91up(封止切断部に相当)が、回転方向Dc91に90°等の所定角度おきに設けられており、また、一対の凸部91up,91up同士の間の位置には、カッター刃91uc(封止切断部に相当)が設けられている。一方、下ロール91dの外周面の形状は、上記の一対の凸部91up,91up及びカッター刃91ucを受けることが可能な形状とされていて、本実施形態では、上記の一対の凸部91up,91up及びカッター刃91ucが対向する位置に、それぞれ受け用の一対の凸部91dp,91dp及び受け刃91dcを有した形状とされている。そして、基本的に、これらロール91u,91dの回転動作も、前述の同期信号に基づいてなされている。すなわち、基本的には、一対の凸部91up,91up及びカッター刃91ucの位置が、同期信号が示す回転方向Dc91の指令位置になるようにサーボモータは位置制御されている。そして、これにより、同期信号の単位信号が出力される度に、一対の凸部91up,91up及びカッター刃91ucが、連続シート7aにおけるナプキン1の非存在部分である封止切断位置7anに対向するように回転し、その結果として、ナプキン1の包装体7pが生成される。すなわち、上ロール91uが、回転することにより、凸部91up,91up及びカッター刃91ucを間欠的に連続シート7aに接触させて、連続シート7aを封止切断する。
但し、前述のテープ貼り付け装置71の場合と同様に、同期信号で封止切断装置91を制御しても、封止切断位置7anの正規位置に正しく一対の封止部7j,7jを形成して、一対の封止部7j,7jの間の位置で切断することが困難である。そのため、本実施形態では、テープ貼り付け装置71の場合と同様に、連続シート7aのレジスターマークMが本来位置すべき位置たる基準位置からの位置のずれ量の情報を取得し、この位置のずれ量の情報に基づいて、封止部7j,7jを形成するタイミング及び連続シート7aを切断するタイミングを、同期信号が示すタイミングからずらしている。詳しくは、次の通りである。
本実施形態においては、上ロール91u(及び下ロール91d)の位相を変化させる制御により、連続シート7a上の封止切断位置7anが正規位置となるように位置調整を行う。そのため、連続シート7aの適正な位置を封止切断することができ、不良率を低減できる。そして、上記の位置のずれ量の情報として、前述のテープ貼り付け装置71で用いたものと同じ情報が兼用され、また、制御部82(図4)は、上ロール91u(及び下ロール91d)の回転動作の位置制御を、当該位置のずれ量の情報に基づいて行っている。すなわち、上記の同期信号が示す回転方向Dc91の指令位置を、当該位置のずれ量の情報に基づいて修正している。より詳しくは、上記のずれ量の情報が、「レジスターマークMが、基準位置よりも搬送方向の下流に位置している」旨を示している場合には、制御部82は、ずれ量に所定ゲインを乗算した調整量だけ上記の指令位置を大きくする一方、「レジスターマークMが、基準位置よりも搬送方向の上流に位置している」旨を示している場合には、ずれ量に所定ゲインを乗算した調整量だけ上記の指令位置を小さくしている。そして、これにより、封止切断位置7anの正規位置に正しく一対の封止部7j,7jを形成して、一対の封止部7j,7jの間の位置で切断することが可能となっている。つまり、レジスターマークMのずれ情報を撮像装置81により取得し、取得されたずれ情報に基づいて封止切断位置7anの正規位置からのずれ量を推定し、推定された前記ずれ量に応じて前記制御を実行することにより、前記位置調整を行っている。
===第1変形例===
図8は、第1変形例の製造ラインLMの概略側面図である。
本実施形態(図4)との主な相違点は、図8に示すように、(1)経路変更部101が前述の撮像装置81とテープ貼り付け装置71の間に配されていること、及び、(2)コンピュータ等の制御部82の指令が、テープ貼り付け装置71及び封止切断装置91ではなく、当該経路変更部101にされていることの2点にある。そして、これ以外の構成は、概ね前述の本実施形態と同じである。よって、以下では、この相違点について主に説明し、同様の構成については同じ符号を付してその説明については省略する。
経路変更部101は、1対の固定ロール102,102と、その間に位置する可動ロール103と、計測器(不図示)と、アクチュエータ(不図示)を有する。
1対の固定ロール102,102は、CD方向に沿った回転軸周りに回転する。可動ロール103は、所定方向(図8では鉛直方向)に移動し、かつ、CD方向に沿った回転軸回りに回転する。計測器は、エンコーダ等であり、前記所定方向の位置を検出して位置情報を出力する。アクチュエータは、可動ロール103を所定方向に移動させる。
そして、三つ折り状態とされた連続シート7aの厚さ方向の一方側が固定ロール102,102に接するように、厚さ方向の他方側が可動ロール103に接するように掛け回されていて、これにより連続シート7aのループが形成されている。そして、可動ロール103が所定方向に移動することにより、ループの大きさが調整され、その結果、搬送経路長が調整される。
そして、前述のとおり、テープ貼り付け装置71や封止切断装置91を、単に同期信号で制御しても、正規位置へのテープ部材8の貼り付けや封止切断が困難である。そのため、第1変形例では、前述のとおり、連続シート7aのレジスターマークMが本来位置すべき位置たる基準位置からの位置のずれ量の情報を取得し、この位置のずれ量の情報に基づいて、搬送経路長を調整することにより、連続シート7aのテープ貼り付けや封止切断を正規位置で行うようにする。詳しくは、次の通りである。
第1変形例においては、第二搬送装置42から封止切断装置91までの連続シート7aの搬送経路を経路変更部101により変更することで該搬送経路の経路長を変化させ、該経路長を変化させる制御によって、連続シート7a上の封止切断位置7anが正規位置となるように位置調整を行う。そして、上記の位置のずれ量の情報として、前述で用いたものと同じ情報が兼用され、また、制御部82は、可動ロール103の位置制御を、当該ずれ量の情報に基づいて、可動ロール103を所定方向の位置を移動させるアクチュエータ(不図示)により移動させ、当該ずれ量が無くなるように搬送経路長を調整する。より詳しくは、上記のずれ量の情報が、「レジスターマークMが基準位置よりも搬送方向の下流に位置している」旨を示している場合には、制御部82は、ずれ量に所定ゲインを乗算した調整量だけ可動ロール103を移動させて搬送経路長を現状値よりも大きくする一方、「レジスターマークMが基準位置よりも搬送方向の上流に位置している」旨を示している場合には、ずれ量に所定ゲインを乗算した調整量だけ可動ロール103を移動させて搬送経路長を小さくする。そして、これにより、連続シート7aの正規位置でのテープ部材8の貼り付けと封止切断が可能となる。
つまり、連続シート7aの適正な位置にテープ部材8を貼り付けることができ、見栄えの良好な包装体7pを製造可能となる。また、連続シート7aの適正な位置を封止切断することができ、不良率を低減できる。
また、経路変更部101が調整した位置が連続シート7aの折り畳みによりずれるおそれがないように、経路変更部101は、折り畳み工程を実行する折り畳み装置61よりも搬送方向下流側に位置しているのが望ましい。
===第2変形例===
図9は、第2変形例の製造ラインLMの概略側面図である。
本実施形態(図4)との主な相違点は、図9に示すように、(1)第三搬送装置43が第二搬送装置42と搬送速度の大きさが一致するように制御されていないこと、(2)コンピュータ等の制御部82の指令が、テープ貼り付け装置71及び封止切断装置91ではなく、第三搬送装置43にされていることにある。当該第三搬送装置43は、無端ベルト43bと、ベルト面43sと、搬送方向の前後に間隔をあけて配置された一対のロール43r,43rと、これら一対のロール43r,43rのうちの少なくとも一方のロール43rに設けられ、駆動回転する駆動源としてのサーボモータ(不図示)と、を有する。また、第三搬送装置43は第二搬送装置42と同じ方法により、連続シート7aを搬送する。よって、以下では、この相違点について主に説明し、同様の構成については同じ符号を付してその説明については省略する。
前述のとおり、テープ貼り付け装置71や封止切断装置91を単に同期信号で制御しても、正規位置へのテープ部材8の貼り付けや封止切断が困難である。そのため、第2変形例では、前述のとおり、連続シート7aのレジスターマークMが本来位置すべき位置たる基準位置からの位置のずれ量の情報を取得し、この位置のずれ量の情報に基づいて、第二搬送装置42と連動しない第三搬送装置43の第三搬送速度を調整することにより、連続シート7aのテープ貼り付けや封止切断を正規位置で行うようにする。詳しくは、次の通りである。
第2変形例においては、第三搬送装置43を、第一搬送装置41及び第二搬送装置42と連動させずに制御することにより、連続シート7a上の封止切断位置7anが正規位置となるように位置調整を行う。そして、上記の位置のずれ量の情報として、前述で用いたものと同じ情報が兼用され、また、制御部82は、当該ずれ量の情報に基づいて、当該ずれ量が無くなるように第三搬送速度を調整する。より詳しくは、上記のずれ量の情報が、「レジスターマークMが基準位置よりも搬送方向の下流に位置している」旨を示している場合には、制御部82は、ずれ量に所定ゲインを乗算した調整量だけ第三搬送速度を減少させる一方、「レジスターマークMが基準位置よりも搬送方向の上流に位置している」旨を示している場合には、ずれ量に所定ゲインを乗算した調整量だけ第三搬送速度を増加させる。そして、これにより、連続シート7aの正規位置にテープ部材8の貼り付けと封止切断が可能となる。
つまり、連続シート7aの適正な位置にテープ部材8を貼り付けることができ、見栄えの良好な包装体7pを製造可能となる。また、連続シート7aの適正な位置を封止切断することができ、不良率を低減できる。
また、第三搬送装置43が調整した位置が連続シート7aの折り畳みによりずれるおそれがないように、第三搬送装置43は、折り畳み工程を実行する折り畳み装置61よりも搬送方向下流側に位置しているのが望ましい。
===第3変形例===
本実施形態(図4)との主な相違点は、(1)撮像装置81が無いことにある。そして、これ以外の構成は、概ね前述の本実施形態と同じである。よって、以下では、この相違点について主に説明し、同様の構成については同じ符号を付してその説明については省略する。
前述のとおり、テープ貼り付け装置71や封止切断装置91を単に同期信号で制御しても、正規位置へのテープ部材8の貼り付けや封止切断が困難である。そのため、第3変形例では、第二搬送装置42が連続シート7aを搬送方向下流側へ送り出す位置である第二搬送装置送り出し位置P42から封止切断装置91までの連続シート7aが送り出された長さの累積(累積送り量に相当)と、第二搬送装置送り出し位置P42から封止切断装置91までの製造ライン上の搬送経路の経路長との長さのずれ量の情報を取得し、この長さのずれ量の情報に基づいて、回転ドラム72や上ロール91u(及び下ロール91d)の位相を変化させる制御により、連続シート7a上のテープ貼り付けや封止切断の位置が正規位置となるように位置調整を行う。つまり、連続シート7aの累積送り量を取得し、取得された前記累積送り量に基づいて封止切断位置7anの正規位置からのずれ量を推定し、推定された前記ずれ量に応じて前記制御を実行することにより、位置調整を行うものである。詳しくは、次の通りである。
連続シート7aの搬送は、ナプキン1が合流位置Pjに配置される一定のタイミングで、ナプキン1が連続シート7aの正規位置に合流するように、第一搬送速度及び第二搬送速度を増減することにより制御されている。つまり、連続シート7aの搬送においては、一定のタイミングで搬送速度が増減される。換言すれば、連続シート7aの搬送は、第一搬送装置41の送り出し長さ(第一搬送速度の積分値)及び第二搬送装置42の送り出し長さ(第二搬送速度の積分値)の増減により制御されているともいえる。つまり、前述した累積送り量は、第二搬送装置42の送り出し長さを、前述の一定のタイミングで行われる制御毎に累積していけば取得できる。具体的には、第二搬送装置送り出し位置P42から封止切断処理がなされる連続シート7a上の封止切断位置7anまでの第二搬送装置42が送り出した長さの累積が累積送り量となる。
そして、制御部82は、該累積送り量と、予め制御部82のメモリに記録してある第二搬送装置送り出し位置P42から封止切断装置91までの製造ライン上の搬送経路の経路長と、のずれ量を演算する。
そして、当該ずれ量の情報に基づいて、回転ドラム72や上ロール91u(及び下ロール91d)の回転動作の位置制御を行う。すなわち、前述の同期信号が示す回転方向Dc72やDc91の指令位置を、当該位置のずれ量の情報に基づいて修正している。より詳しくは、上記のずれ量の情報が、「累積送り量が製造ライン上の搬送経路長よりも短い」旨を示している場合には、制御部82は、ずれ量に所定ゲインを乗算した調整量だけ上記の指令位置を大きくする一方、「累積送り量が製造ライン上の搬送経路長よりも長い」旨を示している場合には、ずれ量に所定ゲインを乗算した調整量だけ上記の指令位置を小さくしている。そして、これにより、連続シート7aの正規位置にテープ部材8の貼り付けと封止切断が可能となる。
つまり、連続シート7aの適正な位置にテープ部材8を貼り付けることができ、見栄えの良好な包装体7pを製造可能となる。また、連続シート7aの適正な位置を封止切断することができ、不良率を低減できる。
また、このような包装体製造方法によれば、撮像装置81が無くても、見栄えの良好な包装体7pを製造することが可能となる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、図5に示すように、連続シート7aには、意匠用の図柄Gとは別にレジスターマークMも印刷されていた。そして、このレジスターマークMが、「表示要素」に相当していた。しかし、何等これに限らない。すなわち、レジスターマークMに代えて図柄Gを用いても良い。
上述の実施形態では、図5の表示要素としてのレジスターマークMは、連続シート7aに印刷で形成されていたが、表示要素の形成は何等印刷に限らない。例えば、連続シート7aを厚さ方向に押圧して複数のドット状凹部或いは複数の線状凹部を形成することにより、表示要素を形成しても良い。
上述の実施形態では、吸収性物品の一例として図1Aの生理用ナプキン1を例示したが、着用者の***物を吸収するものであれば、何等これに限らない。例えば、使い捨ておむつでも良いし、尿取りパッドでも良い。
上述の実施形態では、図4に示すように、第一搬送装置41はロール41rを有していたが、何等これに限らない。例えば、第一搬送装置41が、それぞれベルトコンベアで構成されていても良い。すなわち、例えば、ロール41rに代えて、一対のロールと、当該一対のロールに掛け回された無端ベルトと、を有した構成を用い、そして、無端ベルトの外周面に連続シート7aの片面を当接させて同シート7aを搬送しても良い。
上述の実施形態では、図4の撮像装置47と制御部48とを用いて、レジスターマークMのずれ量の情報を取得していたが、これらの情報を取得可能な装置の具体例としては、画像センサCV-5000(株式会社キーエンス製)を挙げることができる。但し、何等これに限らない。
上述の実施形態では、テープ貼り付け装置71及び封止切断装置91の位置の制御に、同一の制御方法を用いていたが、何等これに限らない。各々の装置に別々の方法を用いて制御してもよい(例えばテープ貼り付け装置71は経路変更部101により制御し、封止切断装置91は回転部の位相により制御)。
上述の実施形態では、封止切断工程が用いられているが、何等これに限らない。封止工程と切断工程の2つ別々の工程であってもよい。
1 生理用ナプキン(吸収性物品)、1w ウイング部、
2 トップシート、3 吸収体、4 バックシート、
5a 接着剤、5b 接着剤、6a 保護シート、6b 保護シート、
7 包装シート、7Lg 長辺部分、7S 短辺部分、
7a 包装シートの連続シート、
7ac 資材コイル、7ae1 端部、7ae2 端部、
7an 連続シート上の封止切断位置、7j 封止部、
7p 包装体、
8 テープ部材、
20 包装体製造装置
21 ナプキン状態変更装置(向き変更装置、ピッチ変更装置)、
25 接合装置、26 回転ドラム、
31 繰り出し装置、31a 回転軸部、35 テンションコントローラ、
41 第一搬送装置 41r ロール、42 第二搬送装置、42r ロール、
42b 無端ベルト、42s ベルト面
43 第三搬送装置、43r ロール、43b 無端ベルト、43s ベルト面
47 撮像装置、48 制御部、
51 接着剤塗布装置、
61 折り畳み装置、62 起立ガイド部材、63 折り畳みガイド部
64 移動規制ガイド部材
71 テープ貼り付け装置、72 回転ドラム、72s 外周面
81 撮像装置、82 制御部
91 封止切断装置、91u 上ロール、91uc カッター刃、91up 凸部、
91d 下ロール、91dp 凸部、91dc 受け刃、
101 経路変更部、102 固定ロール、103 可動ロール、
LM 製造ライン、
L1 ナプキン供給系統、L7a 包装シート供給系統、Lk 加工処理系統、
Lb 折り線、
G 図柄、IL イラスト、M レジスターマーク(表示要素)
Pj 合流位置、P7a テープ貼り付け位置、P42 第二搬送装置送り出し位置
Pc 切断位置、P47 撮像位置、
P12 印刷ピッチ、P23 印刷ピッチ、P34 印刷ピッチ、
Dc72 回転方向、DC91 回転方向

Claims (8)

  1. 包装シートにより吸収性物品が包装された包装体を製造する包装体製造方法であって、
    前記包装シートの資材であり、かつ、表示要素が連続方向に繰り返し形成されている連続シートを第一搬送部及び第二搬送部により搬送方向に搬送する搬送工程と、
    搬送されている前記連続シートに対し、前記第一搬送部及び前記第二搬送部の間に位置する合流位置にて前記吸収性物品を順次合流させる合流工程と、
    合流した前記吸収性物品を包むように前記連続シートを折り畳む折り畳み工程と、
    折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断して、前記包装体を生成する切断工程と、を有し、
    前記搬送工程においては、
    前記表示要素のずれ情報に基づいて、前記第一搬送部が前記連続シートを搬送させる第一搬送速度及び前記第二搬送部が前記連続シートを搬送させる第二搬送速度をそれぞれ増減させることにより、前記吸収性物品が前記連続シートの正規位置に合流するように前記連続シートの搬送制御を行い、
    該搬送制御においては、前記第一搬送速度を増加させた場合は前記第二搬送速度を増加させ、前記第一搬送速度を減少させた場合は前記第二搬送速度を減少させるように制御し、
    前記切断工程は、折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断すると共に封止する封止切断工程であり、
    前記搬送工程においては、前記第一搬送部及び第二搬送部とこれらの搬送部よりも搬送方向下流側に位置する第三搬送部とにより、前記連続シートを搬送方向に搬送し、
    前記封止切断工程においては、
    前記第三搬送部を、前記第一搬送部及び前記第二搬送部と連動させずに制御することにより、前記連続シート上の封止切断位置が正規位置となるように位置調整を行うことを特徴とする包装体製造方法。
  2. 請求項1に記載の包装体製造方法であって、
    前記第三搬送部は、前記折り畳み工程を実行する折り畳み部よりも搬送方向下流側に位置していることを特徴とする包装体製造方法。
  3. 包装シートにより吸収性物品が包装された包装体を製造する包装体製造方法であって、
    前記包装シートの資材であり、かつ、表示要素が連続方向に繰り返し形成されている連続シートを第一搬送部及び第二搬送部により搬送方向に搬送する搬送工程と、
    搬送されている前記連続シートに対し、前記第一搬送部及び前記第二搬送部の間に位置する合流位置にて前記吸収性物品を順次合流させる合流工程と、
    合流した前記吸収性物品を包むように前記連続シートを折り畳む折り畳み工程と、
    折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断して、前記包装体を生成する切断工程と、を有し、
    前記搬送工程においては、
    前記表示要素のずれ情報に基づいて、前記第一搬送部が前記連続シートを搬送させる第一搬送速度及び前記第二搬送部が前記連続シートを搬送させる第二搬送速度をそれぞれ増減させることにより、前記吸収性物品が前記連続シートの正規位置に合流するように前記連続シートの搬送制御を行い、
    該搬送制御においては、前記第一搬送速度を増加させた場合は前記第二搬送速度を増加させ、前記第一搬送速度を減少させた場合は前記第二搬送速度を減少させるように制御し、
    前記切断工程は、折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断すると共に封止する封止切断工程であり、
    前記搬送工程においては、前記第一搬送部及び第二搬送部とこれらの搬送部よりも搬送方向下流側に位置する第三搬送部とにより、前記連続シートを搬送方向に搬送し、
    封止切断装置よりも搬送方向上流側に位置するテープ貼り付け装置が、折り畳まれた前記連続シートにテープ部材を貼り付けるテープ貼り付け工程を有し、
    前記テープ貼り付け工程においては、
    前記第三搬送部を、前記第一搬送部及び前記第二搬送部と連動させずに制御することにより、前記連続シート上のテープ貼り付け位置が正規位置となるように位置調整を行うことを特徴とする包装体製造方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の包装体製造方法であって、
    前記封止切断工程においては、
    前記表示要素のずれ情報を撮像装置により取得し、
    取得された前記ずれ情報に基づいて封止切断位置の前記正規位置からのずれ量を推定し、
    推定された前記ずれ量に応じて前記制御を実行することにより、前記位置調整を行うことを特徴とする包装体製造方法。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の包装体製造方法であって、
    前記封止切断工程においては、
    前記連続シートの累積送り量を取得し、
    取得された前記累積送り量に基づいて封止切断位置の前記正規位置からのずれ量を推定し、
    推定された前記ずれ量に応じて前記制御を実行することにより、前記位置調整を行うことを特徴とする包装体製造方法。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の包装体製造方法であって、
    前記切断工程は、折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断すると共に封止する封止切断工程であり、
    前記合流位置から前記折り畳み部までの連続シートの搬送経路の経路長よりも、前記折り畳み部から封止切断部までの連続シートの搬送経路の経路長のほうが短いことを特徴とする包装体製造方法。
  7. 包装シートにより吸収性物品が包装された包装体を製造する包装体製造装置であって、
    前記包装シートの資材であり、かつ、表示要素が連続方向に繰り返し形成されている連続シートを搬送方向に搬送する第一搬送部及び第二搬送部と、
    前記連続シートに前記吸収性物品を接合するための接着剤を塗布する塗布装置と、
    搬送されている前記連続シートに対し、前記第一搬送部及び前記第二搬送部の間に位置する合流位置にて前記吸収性物品を順次合流させる合流装置と、
    合流した前記吸収性物品を包むように前記連続シートを折り畳む折り畳み部と、
    折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断して、前記包装体を生成する切断装置と、
    前記表示要素のずれ情報に基づいて、前記第一搬送部が前記連続シートを搬送させる第一搬送速度及び前記第二搬送部が前記連続シートを搬送させる第二搬送速度をそれぞれ増減させることにより、前記吸収性物品が前記連続シートの正規位置に合流するように前記連続シートの搬送制御を行い、
    該搬送制御においては、前記第一搬送速度を増加させた場合は前記第二搬送速度を増加させ、前記第一搬送速度を減少させた場合は前記第二搬送速度を減少させるように制御する搬送制御部と、を有し、
    前記切断装置は、折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断すると共に封止し、
    前記第一搬送部及び第二搬送部とこれらの搬送部よりも搬送方向下流側に位置する第三搬送部とにより、前記連続シートを搬送方向に搬送し、
    前記第三搬送部を、前記第一搬送部及び前記第二搬送部と連動させずに制御することにより、前記連続シート上の封止切断位置が正規位置となるように位置調整を行うことを特徴とする包装体製造装置。
  8. 包装シートにより吸収性物品が包装された包装体を製造する包装体製造装置であって、
    前記包装シートの資材であり、かつ、表示要素が連続方向に繰り返し形成されている連続シートを搬送方向に搬送する第一搬送部及び第二搬送部と、
    前記連続シートに前記吸収性物品を接合するための接着剤を塗布する塗布装置と、
    搬送されている前記連続シートに対し、前記第一搬送部及び前記第二搬送部の間に位置する合流位置にて前記吸収性物品を順次合流させる合流装置と、
    合流した前記吸収性物品を包むように前記連続シートを折り畳む折り畳み部と、
    折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断して、前記包装体を生成する切断装置と、
    前記表示要素のずれ情報に基づいて、前記第一搬送部が前記連続シートを搬送させる第一搬送速度及び前記第二搬送部が前記連続シートを搬送させる第二搬送速度をそれぞれ増減させることにより、前記吸収性物品が前記連続シートの正規位置に合流するように前記連続シートの搬送制御を行い、
    該搬送制御においては、前記第一搬送速度を増加させた場合は前記第二搬送速度を増加させ、前記第一搬送速度を減少させた場合は前記第二搬送速度を減少させるように制御する搬送制御部と、を有し、
    前記切断装置は、折り畳まれた前記連続シートを、隣り合う前記吸収性物品の間で切断すると共に封止し、
    前記第一搬送部及び第二搬送部とこれらの搬送部よりも搬送方向下流側に位置する第三搬送部とにより、前記連続シートを搬送方向に搬送し、
    封止切断装置よりも搬送方向上流側に位置するテープ貼り付け装置が、折り畳まれた前記連続シートにテープ部材を貼り付け、
    前記第三搬送部を、前記第一搬送部及び前記第二搬送部と連動させずに制御することにより、前記連続シート上のテープ貼り付け位置が正規位置となるように位置調整を行うことを特徴とする包装体製造装置。
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