JP7074039B2 - 車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体構造に関する。
特許文献1には、アルミダイキャスト製のリアフロアサイドメンバをロッカに結合させる技術が開示されている。この先行技術では、ロッカにおける車両幅方向の外側を構成するロッカアウタに板状部材で形成されたブラケットを取付け、当該ブラケットを介して、ボルト締めによりリアフロアサイドメンバをロッカに結合するというものである。
DE102007006722号公報
しかしながら、前述のように、ブラケットを介してリアフロアサイドメンバをロッカに結合する場合、リアサイドフロアメンバとロッカとの結合部の結合剛性、結合強度は、当該リアフロアサイドメンバの剛性に関係なく、ブラケットの強度、剛性に左右されてしまう。
本発明は、上記事実を考慮し、ブラケットの強度、剛性に関係なく、リアサイドフロアメンバとロッカとの間の結合剛性、結合強度を向上させることが可能な車体構造を提供することが目的である。
請求項1に記載の本発明に係る車体構造は、車両後部における車両幅方向の端部において、車両前後方向に沿って延在されたダイキャスト製のリアフロアサイドメンバと、車両側部において車両前後方向に沿って延在されたロッカの車両前後方向の後方側に設けられ、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状において閉断面部が形成された金属製のロッカリアの車両幅方向の内側を構成し、前記リアフロアサイドメンバの車両前後方向の前端部が結合されたロッカリアインナと、を備え、前記ロッカリアインナと前記リアフロアサイドメンバの車両前後方向の前端部とが結合された結合部は、前記ロッカリアインナにおける車両幅方向の内側を構成し、車両上下方向かつ車両前後方向に沿って延在された縦壁部と、前記リアフロアサイドメンバの車両前後方向の前端部に形成され、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が車両幅方向の外側が開放された開断面形状とされ、前記縦壁部との間に隙間が設けられた状態で当該ロッカリアインナを車両幅方向の内側から覆い当該ロッカリアインナに結合された外側結合部と、を含んで構成され、前記外側結合部には、前記縦壁部側へ向かって凹み底壁部が当該縦壁部に当接して結合された凹部が設けられている。
請求項1に記載の本発明に係る車体構造では、車両後部における車両幅方向の端部において、車両前後方向に沿ってダイキャスト製のリアフロアサイドメンバが延在されている。また、車両側部には、車両前後方向に沿ってロッカが延在されており、当該ロッカの車両前後方向の後方側には、金属製のロッカリアが設けられている。このロッカリアは、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状において閉断面部が形成されており、ロッカリアの車両幅方向の内側を構成するロッカリアインナには、リアフロアサイドメンバの車両前後方向の前端部が結合されている。
ここで、ロッカリアインナとリアフロアサイドメンバの車両前後方向の前端部とは、結合部を介して結合されている。当該結合部は、ロッカリアインナにおいて車両幅方向の内側を構成する縦壁部と、リアフロアサイドメンバ側に形成された外側結合部と、を含んで構成されている。ロッカリアインナの縦壁部は、車両上下方向かつ車両前後方向に沿って延在されており、リアフロアサイドメンバの外側結合部は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が車両幅方向の外側が開放された開断面形状とされている。そして、当該外側結合部は、ロッカリアインナの縦壁部との間に隙間が設けられた状態で当該ロッカリアインナを車両幅方向の内側から覆い、当該ロッカリアインナに結合されている。
このように、本発明では、リアフロアサイドメンバとロッカリアインナとを結合させるに当たって、リアフロアサイドメンバに外側結合部を形成し、当該外側結合部とロッカリアインナの縦壁部との間に隙間を設けた状態で外側結合部がロッカリアインナを車両幅方向の内側から覆い当該ロッカリアインナに結合されるように設定されている。
つまり、外側結合部は、ロッカリアインナの縦壁部との間に隙間を設けることによって、ロッカリアインナとの間で閉断面部を形成し、ロッカリアインナとリアフロアサイドメンバの車両前後方向の前端部とが結合された結合部における剛性を向上させている。さらに、当該外側結合部は、ダイキャストで形成されたリアフロアサイドメンバの一部であるため、本発明では、リアフロアサイドメンバとロッカリアインナとを結合させるためのブラケットは不要となる。
一般に、ダイキャストで形成されたダイキャスト部材は設計自由度が高いため、部位によって肉厚を厚くしたり補強リブを設けたりして高い剛性が得られるように形成される。これに対して、例えば、金属製の板状部材の場合、肉厚は略一定となっているため、当該板状部材の剛性は肉厚に因るところが大きい。このため、ダイキャスト部材と板状部材とでは、板状部材の方が剛性は低くなってしまう可能性が高い。したがって、ダイキャスト部材と板状部材とが結合された結合部では、当該結合部における結合強度、結合剛性が、板状部材の強度、剛性に左右されてしまう。
これに対して、本発明では、前述のように、板状部材としてのブラケットは不要とされる。そして、ダイキャストで形成されたリアフロアサイドメンバに外側結合部が形成され、当該外側結合部がロッカリアインナに結合されるため、リアフロアサイドメンバとロッカリアインナとの結合部では、ダイキャスト部材として得られる高い剛性を得ることが可能となる。
さらに、本発明では、リアフロアサイドメンバに形成された外側結合部にロッカリアインナに形成された縦壁部側へ向かって凹む凹部が設けられており、当該凹部の底壁部は、ロッカリアインナの縦壁部に当接して結合されている。
前述したように、発明では、リアフロアサイドメンバの外側結合部は、ロッカリアのロッカリアインナの縦壁部との間に隙間を設けた状態で、当該ロッカリアインナに対して、車両幅方向の内側から覆い結合される。つまり、発明では、リアフロアサイドメンバの外側結合部とロッカリアインナとの結合部は、例えば、当該外側結合部とロッカリアインナの縦壁部の車両上下方向の上方側の壁(上壁部)が結合される結合部位(第1結合部位)を有すると共に、当該外側結合部とロッカリアインナの縦壁部の車両上下方向の下方側の壁(下壁部)が結合される結合部位(第1結合部位)を有する。
さらに本発明では、外側結合部に凹部が設けられ、当該凹部の底壁部をロッカリアインナの縦壁部が結合される結合部位(第2結合部位)を有する。このように、リアフロアサイドメンバとロッカリアインナとの結合部において、ロッカリアインナの縦壁部が第2結合部位として加わることにより、第1結合部位しか設けられない場合と比較して、結合部位が増える分、結合剛性を向上させることができる。これにより、リアフロアサイドメンバの車両前後方向の前端部は変形が拘束される。
請求項に記載の本発明に係る車体構造は、請求項に記載の本発明に係る車体構造において、前記凹部内には、当該凹部の側壁と繋がるリブが車両前後方向に沿って形成されている。
請求項に記載の本発明に係る車体構造では、凹部内には、当該凹部の側壁と繋がるリブが車両前後方向に沿って形成されており、凹部を補強している。
請求項に記載の本発明に係る車体構造は、請求項に記載の本発明に係る車体構造において、前記凹部内において、前記リブを間に置いて、車両上下方向の上方側及び車両上下方向の下方側にそれぞれ結合部位が設けられている。
請求項に記載の本発明に係る車体構造では、凹部内において、リブを間に置いて、車両上下方向の上方側及び車両上下方向の下方側に結合部位が設けられることによって、リアフロアサイドメンバとロッカリアインナとの結合部において、結合剛性を向上させることができる。
請求項に記載の本発明に係る車体構造は、請求項1~請求項の何れか1項に記載の本発明に係る車体構造において、前記ロッカリアインナは、前記縦壁部の車両上下方向の上方側に設けられ、当該縦壁部と繋がる上壁部と、前記縦壁部の車両上下方向の下方側に設けられ、前記上壁部と対向して配置されて当該縦壁部と繋がる下壁部と、をさらに備え、前記外側結合部は、前記上壁部に当接して結合された結合上壁部と、前記下壁部に当接して結合された結合下壁部と、をさらに備えている。
請求項に記載の本発明に係る車体構造では、ロッカリアインナは、縦壁部の車両上下方向の上方側に設けられた上壁部と、縦壁部の車両上下方向の下方側に設けられた下壁部と、をさらに備えている。そして、上壁部及び下壁部は、対向して配置されると共に、それぞれ縦壁部に繋がって形成されている。
また、リアフロアサイドメンバの外側結合部は、ロッカリアインナの上壁部、下壁部に対応して、それぞれ結合上壁部、結合下壁部をさらに備えている。そして、外側結合部の結合上壁部が、ロッカリアインナの上壁部に当接して結合されると共に、外側結合部の結合下壁部が、ロッカリアインナの下壁部に当接して結合される。
このように、本発明では、当該ロッカリアインナの縦壁部、上壁部、下壁部に対して、リアフロアサイドメンバの外側結合部の凹部の底壁部、結合上壁部、結合下壁部がそれぞれ結合されることにより、結合面が増え、リアフロアサイドメンバとロッカリアインナとの結合部における結合強度はさらに向上可能とされる。
請求項1に記載の発明によれば、ブラケットの強度、剛性に関係なく、リアサイドフロアメンバとロッカとの間の結合剛性、結合強度を向上させることができる、という優れた効果を有する。
請求項に記載の発明によれば、リアフロアサイドメンバの車両前後方向の前端部の剛性を向上させることができる、という優れた効果を有する。
請求項に記載の発明によれば、リアフロアサイドメンバとロッカリアインナとの結合部における結合剛性を向上させ、操縦安定性を高めることができる、という優れた効果を有する。
請求項に記載の発明によれば、リアフロアサイドメンバとロッカリアインナとの結合部における結合強度が向上することで、車両の後突時にロッカリアインナからロッカ側へ効率よく衝突荷重の伝達を図ることができる、という優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係る車体構造が適用された車両下部における後部側を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る車体構造の一部を構成するリアフロアサイドメンバを示す側面図である。 図1に示されるA-A線に沿って切断したときの断面位置におけるロッカリアとリアフロアサイドメンバとの結合部を示す断面図である。 図1に示されるロッカリアとリアフロアサイドメンバの結合部を矢印B方向から見た矢視図である。 本発明の一実施形態に係る車体構造が適用されたロッカリアとリアフロアサイドメンバのとの結合部における変形例1の要部を示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係る車体構造が適用された車体(車両)について説明する。なお、各図において適宜示される矢印FRは、車両前後方向前側を示しており、矢印UPは、車両上下方向上側を示している。また、矢印OUTは、車両幅方向の外側を示している。以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
(車体構造の構成)
まず、本実施の形態に係る車体構造の構成について説明する。
図1には、本実施の形態に係る車体構造が適用された車両10の下部(以下、「車両下部」という)12における車両10の後部(以下、「車両後部」という)14側を示す平面図が示されている。
この図に示されるように、車両10の側部(以下、「車両側部」という)16には、車両前後方向に延びるロッカ18が左右に設けられている。この左右のロッカ18は、当該ロッカ18の長手方向に対して直交する方向(車両上下方向及び車両幅方向)に沿って切断したときの断面形状が閉断面形状とされており、それぞれ車両側部16の骨格の一部を構成している。
左右のロッカ18間には、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って延在され車室内(キャビン)22の床面を構成するフロアパネル24が設けられており、当該フロアパネル24の車両幅方向の両端部は、左右のロッカ18にそれぞれ結合されている。また、左右のロッカ18の車両前後方向の後方側には、ロッカリア19が車両前後方向に沿ってそれぞれ延在されており、ロッカ18とロッカリア19とは互いに結合され一体化されている。なお、ロッカ18及びロッカリア19が一体形成されてもよいのは勿論のことである。
そして、左右のロッカリア19の車両前後方向の前端部19A間には、車両幅方向に沿ってフロアクロスメンバ28が配設されており、当該フロアクロスメンバ28は、フロアパネル24上に結合されている。また、左右のロッカリア19の車両幅方向の内側には、車両前後方向に沿って延在されたリアフロアサイドメンバ20の車両前後方向の前端部20Aが結合されている(後述する結合部29)。
当該リアフロアサイドメンバ20は、平面視で車両幅方向の内側へ向かって突出するように湾曲すると共に、図2に示されるように、側面視で車両上下方向の上方側へ向かって突出するように湾曲している。なお、図2には、リアフロアサイドメンバ20の側面図が示されている。
図1に示されるように、左右のリアフロアサイドメンバ20間には、フロアパネル24の車両前後方向の後方側に位置し車両前後方向かつ車両幅方向に沿って延在されて車室内22の後部側の床面を構成するセンタフロアパネル26が設けられている。そして、このセンタフロアパネル26の車両幅方向の両端部は、左右のリアフロアサイドメンバ20にそれぞれ結合されている。
また、当該リアフロアサイドメンバ20の車両前後方向の中央部20Bには、左右のリアフロアサイドメンバ20間において、車両幅方向に沿ってフロアクロスメンバ30が配設されており、当該フロアクロスメンバ30は、センタフロアパネル26上に結合されている。
さらに、リアフロアサイドメンバ20の車両前後方向の後端部20Cには、左右のリアフロアサイドメンバ20間において、車両幅方向に沿ってフロアクロスメンバ32が配設されている。前述したフロアクロスメンバ30と同様に、当該フロアクロスメンバ32もセンタフロアパネル26上に結合されている。
なお、左右のリアフロアサイドメンバ20の車両前後方向の前部側、つまり、フロアクロスメンバ28とフロアクロスメンバ30の間には、センタフロアパネル26の下方側に燃料タンク34が配設されている。また、左右のリアフロアサイドメンバ20の車両幅方向の外側には、図示はしないが、ショックアブソーバが取付けられるサスペンションタワー36等が設けられている。
なお、左右のリアフロアサイドメンバ20の車両前後方向の後方側には、車両前後方向に沿ってリアフロアサイドメンバリア38がそれぞれ延在されている。また、センタフロアパネル26の車両前後方向の後方側には、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って延在され荷室内41の床面を構成するリアフロアパネル42が設けられている。
そして、このリアフロアパネル42の車両幅方向の両外側には、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って延在されたリアフロアサイドパネル44がそれぞれ設けられており、左右のリアフロアサイドメンバリア38は、このリアフロアサイドパネル44にそれぞれ結合されている。
ここで、ロッカリア19とリアフロアサイドメンバ20の結合部29について説明する。
図3には、図1に示されるA-A線に沿って切断したときの断面位置におけるロッカリア19とリアフロアサイドメンバ20の結合部29の断面形状が示されている。また、図4には、図1において、当該結合部29を矢印B方向から見た矢視図が示されている。
図3、図4に示されるように、本実施形態では、当該リアフロアサイドメンバ20は、例えば、アルミダイキャストで形成されており、リアフロアサイドメンバ20における車両幅方向に沿って型開きする金型が用いられている。なお、当該リアフロアサイドメンバ20は、アルミニウムに限らず、亜鉛・マグネシウム・銅等の合金によるダイキャスト製品であってもよく、また、砂型による鋳物により形成されてもよい。一方、ロッカリア19は、例えば、鋼板で形成されている。なお、鋼板に限らず、アルミニウム合金等、他の金属による板状部材によって形成されてもよいのは勿論のことである。
当該ロッカリア19は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状において閉断面部46が形成されている(後述する)。また、ロッカリア19は、当該ロッカリア19の車両幅方向の内側を構成する板状のロッカリアインナ48と、当該ロッカリア19の車両幅方向の外側を構成する板状のロッカリアアウタ50と、を含んで構成されている。
そして、当該ロッカリアインナ48とロッカリアアウタ50とは、溶接等により結合されることによって一体化されており、当該ロッカリアインナ48に、リアフロアサイドメンバ20の車両前後方向の前端部20Aが結合されている。なお、ロッカリア19は、必ずしもロッカリアインナ48とロッカリアアウタ50とを含んで構成される必要はなく、ロッカリアインナ48及びロッカリアアウタ50が一体形成されたものでもよい。
また、ロッカリア19の車両幅方向の外側には、車両側部16の意匠を構成するサイドメンバアウタ52が設けられている。図3では、当該サイドメンバアウタ52とロッカリアインナ48との間で閉断面部46が形成されているが、車両前後方向の位置によっては、ロッカリアインナ48とロッカリアアウタ50との間で閉断面部46が形成される。
(ロッカリアインナ)
ここで、ロッカリアインナ48について説明する。
図3に示されるように、ロッカリアインナ48は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が、車両幅方向の外側が開放された略ハット型形状を成している。そして、ロッカリアインナ48は、車両上下方向の中央部において、車両前後方向かつ車両上下方向に沿って形成された縦壁部54を備えている。
当該縦壁部54の車両上下方向の上方側には、当該縦壁部54と繋がり、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って形成された上壁部56が設けられている。また、当該縦壁部54の車両上下方向の下方側には、当該上壁部56と対向すると共に当該縦壁部54と繋がり、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って形成された下壁部58が設けられている。
さらに、上壁部56の車両幅方向の外端56Aからは、車両上下方向の上方側へ向かう上フランジ部60が延出されており、下壁部58の車両幅方向の外端58Aからは、車両上下方向の下方側へ向かう下フランジ部62が延出されている。
(ロッカリアアウタ)
次に、ロッカリアアウタ50について説明する。
当該ロッカリアアウタ50は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が、車両幅方向の内側が開放された略ハット型形状を成している。そして、ロッカリアインナ48の縦壁部54に対向して車両前後方向かつ車両上下方向に沿って縦壁部64が形成されている。
当該縦壁部64の車両上下方向の上方側には、当該縦壁部64と繋がり、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って形成された上壁部66が設けられている。また、当該縦壁部64の車両上下方向の下方側には、当該上壁部66と対向すると共に当該縦壁部64と繋がり、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って形成された下壁部68が設けられている。
さらに、上壁部66の車両幅方向の内端66Aからは、車両上下方向の上方側へ向かう上フランジ部70が延出されており、下壁部68の車両幅方向の内端68Aからは、車両上下方向の下方側へ向かう下フランジ部72が延出されている。なお、当該下フランジ部72は、ロッカリアインナ48の下フランジ部62と重なり互いに結合されている。
(サイドメンバアウタ)
さらに、サイドメンバアウタ52について説明する。
当該サイドメンバアウタ52は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が、車両幅方向の内側が開放された略ハット型形状を成している。そして、ロッカリアアウタ50の縦壁部64と重なる縦壁部74が、車両前後方向かつ車両上下方向に沿って形成されている。
当該縦壁部74の車両上下方向の上方側には、当該縦壁部74と繋がり、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って形成された上壁部76が設けられている。また、当該縦壁部74の車両上下方向の下方側には、当該上壁部76と対向すると共に当該縦壁部74と繋がり、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って形成された下壁部78が設けられている。なお、この下壁部78は、ロッカリアアウタ50の下壁部68と重なり互いに結合されている。
また、上壁部76の車両幅方向の内端76Aからは、車両上下方向の上方側へ向かう上フランジ部80が延出されており、当該上フランジ部80は、ロッカリアインナ48の上フランジ部60と重なり、互いに結合されている。なお、前述のように、サイドメンバアウタ52の下壁部78は、ロッカリアアウタ50の下壁部68と重なり互いに結合されているため、ここでは、いわゆる下フランジ部は形成されていない。
(リアフロアサイドメンバ)
次に、リアフロアサイドメンバ20について説明する。
前述のように、ロッカリア19の車両幅方向の内側を構成するロッカリアインナ48と、リアフロアサイドメンバ20の車両前後方向の前端部20Aとは、結合部29で結合されている。
簡単に説明すると、このリアフロアサイドメンバ20の車両前後方向の前端部20Aには、外側結合部82が設けられており、当該外側結合部82が、ロッカリアインナ48を車両幅方向の内側から覆い、当該ロッカリアインナ48に対して結合されるようになっている。
ここで、リアフロアサイドメンバ20の外側結合部82は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が車両幅方向の外側が開放された開断面形状とされている。そして、外側結合部82は、車両上下方向の中央部において、車両前後方向かつ車両上下方向に沿って形成された縦壁部84を備えており、当該縦壁部84の車両上下方向の中央部には、ロッカリアインナ48の縦壁部54側へ向かって凹む凹部86が形成されている。そして、当該縦壁部54において、凹部86が形成された領域では、当該凹部86によって、縦壁部54は上側縦壁部54Aと下側縦壁部54Bとに分断される。
図4に示されるように、当該凹部86は、側面視で略矩形状を成しており、車両上下方向かつ車両前後方向に沿って凹設されている。なお、縦壁部84は、車両前後方向の前方側へ向かうにつれて車両幅方向の外側へ向かってなだらかな円弧を描きながらロッカリアインナ48の縦壁部54に近づくように形成されている。
このため、当該凹部86では、車両前後方向の後端86Aから前端86Bへ向かうにつれて凹部86の深さは徐々に浅くなっている。これにより、本実施形態では、凹部86の後端86Aに位置する後壁部(側壁)88は存在するものの、凹部86の前端86Bに位置する前壁部は縦壁部84と繋がり存在しない。
したがって、凹部86の車両上下方向の上端86Cに位置する上壁部90及び凹部86の車両上下方向の下端86Dに位置する下壁部92は、平面視で車両前後方向の前端90A、92Aをそれぞれ頂部とする三角形状を成している。勿論、凹部86において、前壁部が形成されてもよい。
また、凹部86の底壁部94は、図3に示すロッカリアインナ48の縦壁部54に当接可能とされている。図3に示されるように、凹部86の底壁部94がロッカリアインナ48の縦壁部54に当接された状態で、当該凹部86の底壁部94はロッカリアインナ48の縦壁部54に結合可能とされる。
また、図4に示されるように、凹部86内には、当該凹部86の車両上下方向の略中央部86Eにおいて、底壁部94と後壁部88を架け渡すリブ96が車両前後方向に沿って形成されており、当該リブ96は平面視で車両前後方向の前端96Aを頂部とする三角形状を成している。
一方、縦壁部84の車両上下方向の上方側には、当該縦壁部84と繋がり、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って形成された結合上壁部98が設けられており、当該結合上壁部98は、ロッカリアインナ48の上壁部56に当接した状態で結合可能とされる。
また、縦壁部84の車両上下方向の下方側には、当該結合上壁部98と対向すると共に当該縦壁部84と繋がり、車両前後方向かつ車両幅方向に沿って形成された結合下壁部100が設けられている。この結合下壁部100は、ロッカリアインナ48の下壁部58に当接した状態で結合可能とされる。
以上のような構成により、本実施形態では、図3に示されるように、ロッカリアインナ48の縦壁部54にリアフロアサイドメンバ20の外側結合部82に設けられた凹部86の底壁部94が当接した状態で、当該縦壁部54と当該外側結合部82の縦壁部84の間には、隙間102が設けられる。
そして、当該凹部86の底壁部94がロッカリアインナ48の縦壁部54に当接した状態で、当該凹部86の底壁部94がロッカリアインナ48の縦壁部54に結合される(結合部位A)。そして、リアフロアサイドメンバ20の外側結合部82の結合上壁部98がロッカリアインナ48の上壁部56に当接した状態で、当該外側結合部82の結合上壁部98がロッカリアインナ48の上壁部56に結合される(結合部位B)。なお、凹部86によって隙間102は、上部102Aと下部102Bに区画される。
また、リアフロアサイドメンバ20の外側結合部82の結合下壁部100がロッカリアインナ48の下壁部58に当接した状態で、当該外側結合部82の結合下壁部100がロッカリアインナ48の下壁部58に結合される(結合部位C)。なお、結合部位A、結合部位B、結合部位Cは、この順番に結合されるわけではない。
そして、当該結合部29では、FDS(フロードリルスクリュー)等による片側結合や、SPR(セルフピアスリベット)等による両側結合によって、リアフロアサイドメンバ20の前端部20Aに設けられた外側結合部82が、ロッカリア19のロッカリアインナ48の外側に結合されている。なお、本実施形態では、結合部位A、結合部位B及び結合部位Cについては片側結合とされるが、部位によっては両側結合とされる。
(車体構造の作用及び効果)
次に、本実施の形態に係る車体構造の作用及び効果について説明する。
本実施形態では、図1に示す車両後部14における車両幅方向の端部において車両前後方向に沿って延在されたリアフロアサイドメンバ20は、アルミダイキャストで形成されており、ロッカリア19は、鋼板で形成されている。そして、当該ロッカリア19の車両幅方向の内側を構成するロッカリアインナ48に、リアフロアサイドメンバ20の車両前後方向の前端部20Aが結合されている(結合部29)。
ここで、当該結合部29は、ロッカリアインナ48において車両幅方向の内側を構成する縦壁部54と、リアフロアサイドメンバ20側に形成された外側結合部82と、を含んで構成されている。ロッカリアインナ48の縦壁部54は、車両上下方向かつ車両前後方向に沿って延在されており、リアフロアサイドメンバ20の外側結合部82は、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が車両幅方向の外側が開放された開断面形状とされている。そして、当該外側結合部82は、ロッカリアインナ48の縦壁部54との間に隙間102が設けられた状態で当該ロッカリアインナ48を車両幅方向の内側から覆い、当該ロッカリアインナ48に結合されている。
このように、本実施形態では、リアフロアサイドメンバ20の外側結合部82とロッカリアインナ48の縦壁部54との間に隙間102を設けることによって、外側結合部82とロッカリアインナ48との間でいわゆる閉断面部を形成し、ロッカリアインナ48とリアフロアサイドメンバ20の外側結合部82とが結合された結合部29における剛性を向上させている。さらに、本実施形態では、当該外側結合部82は、ダイキャストで形成されたリアフロアサイドメンバ20の一部であるため、リアフロアサイドメンバ20とロッカリアインナ48とを結合させるためのブラケットは不要となる。
一般に、ダイキャストで形成されたダイキャスト部材は設計自由度が高いため、部位によって肉厚を厚くしたり補強リブを設けたりして高い剛性が得られるように形成される。これに対して、ブラケット等、金属製の板状部材の場合、肉厚は略一定となっているため、当該板状部材の剛性は肉厚に因るところが大きい。板状部材において、肉厚を厚くして剛性を高く設定することもできるが、この場合、車両質量が増加してしまう。
このため、車両用部材では、車両質量の増加を抑制するため、ダイキャスト部材と板状部材とでは、板状部材の方が剛性は低くなってしまう可能性が高い。したがって、ダイキャスト部材と板状部材とが結合された結合部では、当該結合部における結合強度、結合剛性が、板状部材の強度、剛性に左右されてしまう。
これに対して、本実施形態では、前述のように、ダイキャストで形成されたリアフロアサイドメンバ20に外側結合部82が形成され、当該外側結合部82がロッカリアインナ48に結合される。このため、リアフロアサイドメンバ20とロッカリアインナ48との結合部29では、ダイキャスト部材として得られる高い剛性を得ることが可能となる。
すなわち、本実施形態では、リアフロアサイドメンバ20とロッカ18(ロッカリア19)との間の結合剛性、結合強度を向上させることができる。これにより、車両10(図1参照)において、操縦安定性を高めることができ、パッチ等の補強部材を削減することが可能となり、部品点数の低減を図ることができる。
また、本実施形態では、リアフロアサイドメンバ20に形成された外側結合部82の縦壁部84に対して、ロッカリアインナ48に形成された縦壁部54側へ向かって凹む凹部86が設けられている。これにより、外側結合部82の縦壁部84の剛性を向上させることができる。さらに、当該凹部86の底壁部94は、ロッカリアインナ48の縦壁部54に当接して結合されている。
前述したように、本実施形態では、リアフロアサイドメンバ20の外側結合部82は、ロッカリアインナ48の縦壁部54との間に隙間102を設けた状態で、当該ロッカリアインナ48に対して、車両幅方向の内側から覆い結合される。
つまり、この場合、リアフロアサイドメンバ20の外側結合部82とロッカリアインナ48との結合部29は、当該外側結合部82の結合上壁部98とロッカリアインナ48の上壁部56が結合される結合部位Bを有すると共に、当該外側結合部82の結合下壁部100とロッカリアインナ48の下壁部58が結合される結合部位Cを有する。さらに、本実施形態では、これらの結合部位B、Cに対して、当該外側結合部82に形成された凹部86の底壁部94とロッカリアインナ48の縦壁部54が結合される結合部位Aを有する。
このように、リアフロアサイドメンバ20とロッカリアインナ48との結合部29において、ロッカリアインナ48の縦壁部54が結合部位Aとして加わることにより、結合部位B、Cしか設けられない場合と比較して、結合部位が増える分、結合剛性を向上させることができる。これにより、リアフロアサイドメンバ20の外側結合部82は変形が拘束され、車両10(図1参照)の後突時にリアフロアサイドメンバ20の車両前後方向の外側結合部82において、面外変形を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、凹部86内には、当該凹部86の底壁部94と後壁部88とを繋げるリブ96が車両前後方向に沿って形成されている。これにより、当該凹部86を補強し、リアフロアサイドメンバ20の外側結合部82において、剛性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、凹部86内において、当該リブ96は車両前後方向に沿って形成されているが、これに限るものではない。例えば、図示はしないが、凹部86内において、リブが車両上下方向に沿って形成されてもよく、これにより、リアフロアサイドメンバ20の外側結合部82において、剛性を向上させることができる。また、リブは、凹部86内だけでなく、縦壁部54の裏面側(ロッカリアインナ48の縦壁部54)に設けられてもよい。つまり、当該外側結合部82において、リブを形成することで剛性を向上させることができる。
また、本実施形態では、凹部86内において、リブ96を間に置いて、車両上下方向の上方側及び車両上下方向の下方側に結合部位Aがそれぞれ設けられている。これにより、リアフロアサイドメンバ20とロッカリアインナ48との結合部29において、結合剛性を向上させることができる。これにより、車両10(図1参照)において、操縦安定性を高めることができる。
さらに、本実施形態では、ロッカリアインナ48は、縦壁部54の車両上下方向の上方側に設けられた上壁部56と、縦壁部54の車両上下方向の下方側に設けられた下壁部58と、を備えている。そして、当該上壁部56及び下壁部58は、対向して配置されると共に、それぞれ縦壁部54に繋がって形成されている。
一方、リアフロアサイドメンバ20の外側結合部82は、ロッカリアインナ48の上壁部56、下壁部58に対応して、それぞれ結合上壁部98、結合下壁部100を備えている。そして、外側結合部82の結合上壁部98が、ロッカリアインナ48の上壁部56に当接して結合される(結合部位B)と共に、外側結合部82の結合下壁部100が、ロッカリアインナ48の下壁部58に当接して結合される(結合部位C)。
このように、本実施形態では、ロッカリアインナ48の縦壁部54、上壁部56、下壁部58に対して、リアフロアサイドメンバ20の外側結合部82の凹部86の底壁部94、結合上壁部98、結合下壁部100がそれぞれ結合される。これにより、本実施形態では、リアフロアサイドメンバ20とロッカリアインナ48との結合部29における結合面が増え、結合強度はさらに向上可能とされる。
このように、リアフロアサイドメンバ20とロッカリアインナ48との結合部29における結合強度が向上することで、本実施形態では、車両10(図1参照)の後突時にロッカリアインナ48(ロッカリア19)からロッカ18(図1参照)側へ効率よく衝突荷重の伝達を図ることができる。
つまり、本実施形態では、リアフロアサイドメンバ20のアルミダイキャスト化に伴って増加する車両10(図1参照)において、後突時の衝突荷重に耐えて、ロッカ18(図1参照)側へ衝突荷重を伝達することができる。言い換えると、車両10(図1参照)の後突時に、リアフロアサイドメンバ20は短いストロークで、破壊することなくロッカ18(図1参照)側へ衝突荷重を伝達する。
なお、以上の実施形態では、リアフロアサイドメンバ20は、アルミダイキャスト製の部材であるが、必ずしもアルミダイキャストのみによって形成される部材でなくてもよい。例えば、図5に示されるように、アルミダイキャスト製のリアフロアサイドメンバ104の周辺部に、鉄、アルミニウム合金等による金属パネル106が設けられてもよい。そして、当該金属パネル106は、リアフロアサイドメンバ本体108と同じ材料で形成されてもよいし、異なる材料で形成されてもよい。
そして、当該金属パネル106をロッカリアインナ48に結合させる。金属パネル106の場合、ダイキャスト部材と比較すると、結合面においてフラット面を確保しやすく、この変形例のような構成であっても、上記実施形態における効果と略同じ効果を有することができる。
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 車両
14 車両後部
16 車両側部
18 ロッカ
19 ロッカリア
20 リアフロアサイドメンバ
20A 前端部(リアフロアサイドメンバの車両前後方向の前端部)
29 結合部
46 閉断面部
48 ロッカリアインナ
54 縦壁部(ロッカリアインナ)
56 上壁部(ロッカリアインナ)
58 下壁部(ロッカリアインナ)
82 外側結合部
86 凹部
88 後壁部(側壁)
94 底壁部
96 リブ
98 結合上壁部(外側結合部)
100 結合下壁部(外側結合部)
102 隙間
104 リアフロアサイドメンバ
A 結合部位

Claims (4)

  1. 車両後部における車両幅方向の端部において、車両前後方向に沿って延在されたダイキャスト製のリアフロアサイドメンバと、
    車両側部において車両前後方向に沿って延在されたロッカの車両前後方向の後方側に設けられ、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状において閉断面部が形成された金属製のロッカリアの車両幅方向の内側を構成し、前記リアフロアサイドメンバの車両前後方向の前端部が結合されたロッカリアインナと、
    を備え、
    前記ロッカリアインナと前記リアフロアサイドメンバの車両前後方向の前端部とが結合された結合部は、
    前記ロッカリアインナにおける車両幅方向の内側を構成し、車両上下方向かつ車両前後方向に沿って延在された縦壁部と、
    前記リアフロアサイドメンバの車両前後方向の前端部に形成され、車両上下方向かつ車両幅方向に沿って切断したときの断面形状が車両幅方向の外側が開放された開断面形状とされ、前記縦壁部との間に隙間が設けられた状態で当該ロッカリアインナを車両幅方向の内側から覆い当該ロッカリアインナに結合された外側結合部と、
    を含んで構成され
    前記外側結合部には、前記縦壁部側へ向かって凹み底壁部が当該縦壁部に当接して結合された凹部が設けられている車体構造。
  2. 前記凹部内には、当該凹部の側壁と繋がるリブが車両前後方向に沿って形成されている請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記凹部内において、前記リブを間に置いて、車両上下方向の上方側及び車両上下方向の下方側にそれぞれ結合部位が設けられている請求項2に記載の車体構造。
  4. 前記ロッカリアインナは、
    前記縦壁部の車両上下方向の上方側に設けられ、当該縦壁部と繋がる上壁部と、
    前記縦壁部の車両上下方向の下方側に設けられ、前記上壁部と対向して配置されて当該縦壁部と繋がる下壁部と、
    をさらに備え、
    前記外側結合部は、
    前記上壁部に当接して結合された結合上壁部と、
    前記下壁部に当接して結合された結合下壁部と、
    をさらに備えている請求項1~請求項3の何れか1項に記載の車体構造。
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