JP7060874B2 - 液状化粧料容器 - Google Patents

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Description

本発明は、液状化粧料を塗布するための液状化粧料容器に関する。
従来、ペンシル型の液状化粧料容器にあっては、鏡を見ながら化粧をする際に、容器を構成する軸筒(容器本体)が邪魔となって塗布先が見難いため、これを解決する液状化粧料容器が以下の特許文献1、2に記載されている。特許文献1、2に記載の液状化粧料容器は、容器本体の先端に設けられた先筒の先端部を、容器本体の軸心に対して傾斜する傾斜部とし、容器本体内の液状化粧料を直線状に送り出す中継芯を、傾斜部の筒孔に倣って途中で曲げて傾斜させ、傾斜部の先端の開口から突出している中継芯の先端の塗布部により、液状化粧料を塗布する構成を採用している。これにより、鏡を見ながら化粧をする際に容器が邪魔にならず塗布先が見やすくなっている。
ここで、途中で曲げられた例えば合成繊維等から成る中継芯は、液状化粧料を含浸すると傾斜する前の状態に戻るように反り返る特性を有し、中継芯の先端の塗布部の軸心が、先筒の傾斜部の軸心からずれてしまい、描き難いという問題がある。
そこで、特許文献1では、傾斜部の筒孔の軸心が、傾斜部の軸心が容器本体の軸心に対して傾斜する傾斜方向と同方向に、さらに傾斜部の軸心より傾斜する構成を採用し、塗布部が元に戻ろうと反ると、傾斜部の軸心に塗布部の軸心が近付き、傾斜部と塗布部との軸心同士が概ね合った状態となるようにしている。また、特許文献2では、傾斜部のうち中継芯が反ろうとする側の前端部を前側に伸延することにより、当該前側に伸延している前端部によって、塗布部の反りを抑えるようにしている。
特開2017-153676号公報 特開2017-153677号公報
しかしながら、特許文献1、2の何れの液状化粧料容器も、曲げられた中継芯が液状化粧料を含浸した場合に元に戻ろうと反ることを、根本的に生じないようにするものではないため、根本的な解決の要求がある。
そこで、本発明は、簡易な構成で、塗布部に反り返りが生じることがなく、塗布部の軸心と傾斜部の軸心が一致し描きやすい液状化粧料容器を提供することを目的とする。
本発明による液状化粧料容器は、液状化粧料を収容する収容部を内部に有する容器本体と、筒状に構成されて容器本体の先端側に位置し、筒孔が収容部に連通する先筒と、容器本体及び先筒内に配置され、液状化粧料を送るための中継芯と、中継芯から液状化粧料を受け取ると共に、先筒の先端の開口から突出した部分が塗布部を形成する塗布体と、を備え、中継芯は、前後方向に延びると共に後端が収容部内に位置し、先筒は、その先端側に、容器本体の軸心に対して傾斜した傾斜部を有し、塗布体は、傾斜部の筒孔に挿入され、中継芯と先筒の内面との間に挟み込まれるようにして、塗布体の外面は中継芯の外面先筒の筒孔の径方向に接触していることを特徴としている。
このような液状化粧料容器によれば、塗布体は、容器本体の先端側に位置する先筒のその先端側に形成された傾斜部の筒孔に挿入され、容器本体内部の液状化粧料を送るべく容器本体及び先筒内に配置され前後方向に延びる中継芯と、先筒の傾斜部の内面との間に挟み込まれて中継芯と接触している。このため、塗布体と中継芯とは別部材で構成され、塗布体及び中継芯には曲りを必要としない。従って、塗布体及び中継芯が液状化粧料を含浸しても、塗布体において先筒の先端の開口から突出する塗布部に反り返りが生じることはなく、塗布部の軸心と先筒の傾斜部の軸心が一致し描きやすい液状化粧料容器となる。また、このように、塗布体を、先筒の傾斜部の内面と中継芯との間に挟み込むという簡易な構成で、塗布体と中継芯とを確実に接続し液状化粧料を塗布部に供給できるため、組み立てを容易とし品質及び使用性を向上できる。
ここで、中継芯の外面には、中継芯が前端に向かって先細となるように、中継芯の軸心に対して傾斜して延びる傾斜面が形成され、塗布体が、傾斜面と先筒の内面との間に挟み込まれるようにして、塗布体の外面は中継芯の傾斜面先筒の筒孔の径方向に接触していると、中継芯の先細となる傾斜面が、塗布体の中継芯側の外面に倣って密着するため、塗布体は、中継芯の先端の傾斜面と先筒の傾斜部の内面との間に一層しっかり挟み込まれて中継芯に接触することになり、組立時に塗布体と中継芯を容易且つ確実に接触させることができ、組み立てが一層容易となる。
また、先筒の筒孔が、当該筒孔の軸線に垂直な断面が扁平形状を成す扁平筒孔部を有し、塗布体と中継芯は、扁平筒孔部の扁平筒孔の長軸方向に並設されて収容され、塗布体は、扁平筒孔部の内面と中継芯との間に挟み込まれるようにして、塗布体の外面は中継芯の外面扁平筒孔部の扁平筒孔の長軸方向に接触していると、塗布体及び中継芯が円形の孔に並設されて収容される場合に比して、中継芯の短軸方向へのずれを扁平筒孔部により抑制できる。
また、先筒は、傾斜部から容器本体の軸線に沿って後方へ延びその筒孔に中継芯が挿入される基部を有し、基部の筒孔は、基部の軸心に対して傾斜部の傾斜している側に偏心した軸心を有すると、基部の筒孔に挿入される中継芯の先端部が、塗布体の中継芯側の外面に一層容易且つ確実に接触することになる。
このように本発明によれば、塗布体及び中継芯が液状化粧料を含浸しても塗布部に反り返りが生じることはなく塗布部の軸心と先筒の傾斜部の軸心が一致し描きやすく、且つ組み立てを容易とし品質及び使用性を向上できる液状化粧料容器を提供できる。
本発明の実施形態に係る液状化粧料容器を示す縦断面図である。 図1に示す液状化粧料容器からキャップを取り外した状態を示す側面図である。 図1に示す液状化粧料容器の要部を拡大して示す縦断面図である。 図3のIV -IV矢視図である。 図3中の先筒を示す縦断面図である。 図5のVI-VI矢視図である。 図5のVII-VII矢視図である。 図5に示す先筒の背面図である。 図3中の前側中継芯を示す斜視図である。 図9に示す前側中継芯の側面図である。 図3中の塗布体を示す斜視図である。 図11に示す塗布体の側面図である。
以下、本発明による液状化粧料容器の好適な実施形態について図1~図12を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る液状化粧料容器を示す縦断面図、図2は、図1からキャップを取り外した側面図、図3は、図1の要部の拡大縦断面図、図4は、図3のIV-IV矢視図、図5~図8は、先筒を示す各図、図9及び図10は、前側中継芯を示す各図、図11及び図12は、塗布体を示す各図であり、本実施形態の液状化粧料容器は、液状化粧料を被塗布部に塗布する際に適宜使用者により用いられるものである。
図1及び図2に示すように、液状化粧料容器100は、全体形状が筆記具の如き細長い丸棒状を呈するものであり、容器本体1及び先筒2と、図1に示すように、容器本体1の内部に設けられ液状化粧料Lを収容する収容部1aと、容器本体1及び先筒2内に収容され、前後方向に延び収容部1a内の液状化粧料Lを先端側に送るための中継芯3と、先筒2内に収容され中継芯3からの液状化粧料Lを受け取ると共に当該先筒2の先端の開口2aから突出した部分が塗布部4aを形成する塗布体4と、中継芯3の後半部を囲繞するように配置された略円筒状のジャバラ部材5と、を概略備える。
この液状化粧料容器100にあっては、先筒2の先端側が、容器本体1の軸心に対して傾斜する傾斜部2bを有しており、先筒2の先端の開口2aに続く筒孔2cは同様な傾斜角度で傾斜し、この傾斜部2bの傾斜筒孔2cに塗布体4が挿入され、塗布体4の後端部が、中継芯3の先端側と先筒2の傾斜部2bの内面2dとの間に挟み込まれるように配設される構成となっている(図3参照)。
なお、ここでは、使用者が容器本体1を持って塗布しやすいように、容器本体1に対して、有底円筒状の把持筒6が外挿され着脱可能に装着される。また、容器本体1の先端側には、塗布部4a及び先筒2を保護すべく容器本体1に対してキャップ7が外挿され着脱自在に装着される。
容器本体1は、例えばPP(ポリプロピレン)等から形成され、鍔付きで先細の円筒状に構成される。容器本体1の外周面に設けられた鍔部1bの後端面には、把持筒6の先端面が突き当てられ、鍔部1bの先端面には、容器本体1に装着されたキャップ7の開放端面が突き当てられる。容器本体1の後端の開口は、尾栓8を容器本体1に装着することにより閉じられている。
ジャバラ部材5は、液状化粧料Lの液量を調節するためのもので、例えばPP等から形成される。ジャバラ部材5は、液状化粧料Lを含む溝(ジャバラ)を有し、その円筒状の後端部5aが、容器本体1の内周面の凹部1cに嵌合することにより、容器本体1に装着される。そして、容器本体1内のジャバラ部材5の後端部5aと尾栓8との間に収容部1aが形成されており、この収容部1a内に液状化粧料Lが充填されている。なお、収容部1a内には、液状化粧料Lと共に、当該液状化粧料Lを撹拌するための球状の撹拌子9が収容されている。
収容部1a内の液状化粧料Lは、ここでは、特に好ましいとして、アイライナーとしているが、例えばアイブロウや、ヘアマスカラ等の他の液状化粧料とすることもできる。
中継芯3は、毛細管現象を発現するものであり、前側から後側へ向かって、前半部を構成する前側中継芯3xと、後半部を構成する後側中継芯3yと、をこの順に並設して備える。後側中継芯3yは、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等から形成され、断面円形を成す軸体である。この後側中継芯3yの先端には円錐状の尖鋭部3a(図3参照)が突設されている。
図1及び図3に示すように、前側中継芯3xは、例えばPA(ポリアミド)より成る細い繊維を接着剤で固めた繊維の集束体とされたフェルトであり、図9及び図10に示すように、断面円形を成す軸体の先端が尖鋭な毛筆の如き外観を呈している。具体的には、前側中継芯3xには、前端に向かって先細となるように、前側中継芯3xの軸心に対して延びる略円錐状の傾斜面3pが形成されている。この前側中継芯3xは、例えばPET等から形成されていても良い。
そして、図1に示すように、中継芯3は、容器本体1内に通され、その後側中継芯3yが、ジャバラ部材5の筒孔を通過するように軸線方向に延在し、後側中継芯3yの先端側の部分が、ジャバラ部材5の溝より前側の部分と嵌合することにより、ジャバラ部材5に装着されている。この後側中継芯3yの後端は、収容部1a内に位置し液状化粧料Lに浸漬している。
前側中継芯3xは、その後端部が、ジャバラ部材5の先端に設けられた円筒状の嵌合部5b内に押し込まれ、嵌合固定されている。前側中継芯3xの後端面には、後側中継芯3yの尖鋭部3aが突き刺さるように進入し当接した状態になっている。
塗布体4は、毛細管現象を発現するものであり、例えばPAより成る細い繊維を接着剤で固めた繊維の集束体とされたフェルトであり、図11及び図12に示すように、断面円形を成す軸体の途中に段差面4bが形成され、当該段差面4bより前側が小径の断面円形の軸体とされ、その軸体の先端が尖鋭な毛筆の如き外観を呈し、その先端が塗布部4aとされている。
先筒2は、塗布体4を保持するためのものであり、例えばPP等から形成される。図3、図5及び図8に示すように、先筒2は筒状に構成され、容器本体1の軸心C1(図8参照)と同軸に位置し概ね直線状に前方へ延びる(軸心C1に沿って延びる)基部2eと、基部2eの先端から湾曲するようにして(折れ曲がるようにして)傾斜する傾斜部2bと、を備える。傾斜部2bは、概ね先端面から図5のVII-VII矢視線辺りまでの部分であり、基部2eは、傾斜部2bの後端から先筒2の後端までの部分である。
先筒2の先端から後端に貫通する筒孔は、前側から後側に向かって、図5に示すように、上記傾斜筒孔2c、扁平筒孔2h、後側筒孔2iの順に連通した状態となっている。
図3及び図5に示すように、傾斜筒孔2cは、前述した筒孔2cであり、その軸心が傾斜部2bの軸心と同軸に位置し、塗布体4のみが通る断面円形の孔である。傾斜筒孔2cの後端には円形の段差面2j(図5及び図6参照)が拡径し、この段差面2jが塗布体4の抜け止めとして機能する。
段差面2jより後方の扁平筒孔2h(図5参照)は、傾斜部2bの軸心に対して直交する断面のうち、段差面2jの上側の半円(図6参照)2dが、図5に示すように、そのまま傾斜筒孔2cの傾斜と同じ上り勾配の傾斜で後方へ延びていき、塗布体4を、中継芯3の先端側との間で挟み込む前述した内面2dを構成している。この断面半円2dは、そのまま傾斜筒孔2cの傾斜と同じ上り勾配の傾斜で後方へ延びていくと共に、段差面2jの下側の断面半円2u(図6参照)は、図5に示すように、傾斜筒孔2cの傾斜とは逆の下り勾配の傾斜で後方へ延びていく扁平筒孔となっている(図6参照)。すなわち、この扁平筒孔2hは、図6の上下方向を長軸方向とし、これに直交する左右方向(図6の左右方向)を短軸方向とすると、その上部に断面半円を有する扁平筒孔となっている。この扁平筒孔2hでは、後方へ行くに従い、その下部がさらに長軸方向下方へ拡径すると共に、上下方向中央部が短軸方向側方へ徐々に拡径している。
そして、図7に示すように、扁平筒孔2hのうち、図5のVII-VII矢視線辺りから、容器本体1の軸心C1に対して傾斜部2bの傾斜している側とは反対側の部分(図5の上側の半円2dを含む部分)は、容器本体1の軸心C1に沿って後方へ延びた形状となっている。また、扁平筒孔2hのうち、図5のVII-VII矢視線辺りから、容器本体1の軸心C1に対して傾斜部2bの傾斜している側の部分(図5の下側部分)は、これより前側の扁平筒孔2hと同様な下り勾配の傾斜で後方へそのまま延びている(図7参照)。すなわち、先筒2の傾斜筒孔2cを有する筒孔部と、後側筒孔2iを有する後側筒孔部との間には、傾斜部2bと概ね同様に曲がるようにした扁平筒孔2hを有する扁平筒孔部2qが設けられている。
図5に示すように、扁平状の扁平筒孔2hに続く後側筒孔2iは、扁平筒孔2hを拡径した断面円形とされ、当該後側筒孔2iに進入する前側中継芯3xの外径にほぼ合致する。図8に示すように、基部2eの後側筒孔2iの軸心C2は、基部2e(容器本体1)の軸心C1に対して傾斜部2bの傾斜している側(図8の下側)に多少偏心している(軸ずれしている)。これに伴い、図3に示すジャバラ部材5の嵌合部5bより後方の部分の軸心は、容器本体1の軸心C1と同軸であるが、嵌合部5bの前側中継芯3xを嵌合する筒孔の軸心のみ、容器本体1の軸心C1に対して傾斜部2bの傾斜している側に偏心している。この偏心量は、容器本体1(先筒2の基部2e)の軸心C1に対する先筒2の後側筒孔2iの軸心C2の偏心量と同量であり、先筒2の後側筒孔2iの軸心と、ジャバラ部材5の嵌合部5bの軸心とが一致した軸心C2となる。なお、ジャバラ部材5の嵌合部5bの筒孔の軸心を、容器本体1の軸心C1、及び、ジャバラ部材5の嵌合部5bより後方の部分の軸心と同軸としても良く、この場合、基部2eの後側筒孔2iの軸心C2は、ジャバラ部材5の嵌合部5bの筒孔の軸心C1に対して傾斜部2bの傾斜している側に偏心することになり、前側中継芯3xは、基部2eの後側筒孔2iに進入する前側部分の軸心が、ジャバラ部材5の嵌合部5bの筒孔に嵌合する後側部分の軸心に対して傾斜部2bの傾斜している側に偏心(軸ずれ)するように構成される。
そして、このような構成を有する液状化粧料容器100にあっては、図1に示すように、塗布体4は、その先端側から、先筒2の後側筒孔2iに内挿され、塗布体4が先筒2の傾斜部2bの傾斜筒孔2cに通される、そして、この状態で、図3に示すように、塗布体4の段差面4bが、先筒2の段差面2jに突き当てられ位置決めされた状態になっている。
一方、容器本体1側では、内部に後側中継芯3yを収容固定したジャバラ部材5のその嵌合部5bの筒孔に、前側中継芯3xの後端を嵌合し、前側中継芯3xの後端に尖鋭部3aを介して後側中継芯3yを接続する。このとき、容器本体1及びジャバラ部材5の嵌合部5bより後方の部分の軸心C1に対して、前側中継芯3xの軸心C2は下方へ偏心している。
この状態で、塗布体4を収容した先筒2の後端部に容器本体1を装着すると、塗布体4は、図3及び図4に示すように、その後端部が、前側中継芯3xの先端部と先筒2の傾斜部2bの内面2dとの間に挟み込まれ、塗布体4と前側中継芯3xは接触した状態にある。そして、この状態にあっては、図3に示すように、前側中継芯3xの先細となる図示上側の傾斜面3pが、塗布体4の前側中継芯側の外面に倣って密着するため、塗布体4は、前側中継芯3xの先端の傾斜面3pと先筒2の傾斜部2bの内面2dとの間に一層しっかり挟み込まれて前側中継芯3xに接触した状態となっている。さらに、図3及び図4に示すように、前側中継芯3xの先端より後方部分の断面略半円状の図示下側の面3kが、先筒2の扁平筒孔2hの下側内面2kに当接するため、塗布体4は、前側中継芯3xの先端の傾斜面3pと先筒2の傾斜部2bの内面2dとの間に、より一層しっかり挟み込まれて前側中継芯3xに接触した状態となっている。この状態で、その段差面4bに先筒2の段差面2jが突き当てられ、傾斜筒孔2cを通る塗布体4は、その先端の塗布部4aが、先筒2の開口2aから突出し、その軸心が、先筒2の傾斜部2bの軸心と一致する状態となっている。
このように、本実施形態においては、塗布体4は、容器本体1の先端側に位置する先筒2のその先端側に形成された傾斜部2bの傾斜筒孔2cに挿入され、容器本体1内部の液状化粧料Lを送るべく容器本体1及び先筒2内に配置され前後方向に延びる中継芯3(前側中継芯3x及び後側中継芯3y)と、先筒2の傾斜部2bの内面(断面半円)2dとの間に挟み込まれて中継芯3と接触している。このため、塗布体4と中継芯3とは別部材で構成され、塗布体4及び中継芯3には曲りを必要としない。従って、塗布体4及び中継芯3が液状化粧料Lを含浸しても、塗布体4において先筒2の先端の開口2aから突出する塗布部4aに反り返りが生じることはなく、塗布部4aの軸心と先筒2の傾斜部2bの軸心が一致し描きやすい液状化粧料容器となっている。また、このように、塗布体4を、先筒2の傾斜部2bの内面2dと中継芯3との間に挟み込むという簡易な構成で、塗布体4と中継芯3とを確実に接続し液状化粧料Lを塗布部4aに供給できるため、組み立てを容易とし品質及び使用性を向上できる。
また、本実施形態においては、中継芯3には、図9及び図10に示すように、中継芯3が前端に向かって先細となるように、中継芯3の軸心に対して傾斜して延びる傾斜面3pが形成され、塗布体4が、傾斜面3pと先筒2の内面2dとの間に挟み込まれるようにして中継芯3と接触しているため、図3に示すように、中継芯3の先細となる傾斜面3pが、塗布体4の中継芯側の外面に倣って密着し、塗布体4は、前側中継芯3xの先端の傾斜面3pと先筒2の傾斜部2bの内面2dとの間に一層しっかり挟み込まれて中継芯3に接触することになり、組立時に塗布体4と中継芯3を容易且つ確実に接触させることができ、組み立てが一層容易となる。
また、図4に示すように、先筒2の筒孔は、当該筒孔の軸線に垂直な断面が扁平形状を成す扁平筒孔部2qを有し、塗布体4と中継芯3は、扁平筒孔部2qの扁平筒孔2hの長軸方向に並設されて収容され、塗布体4は、扁平筒孔部2q(傾斜部2b)の内面2dと中継芯3との間に挟み込まれるようにして中継芯3と接触しているため、塗布体4及び中継芯3が円形の孔に並設されて収容される場合に比して、孔に対する中継芯3の接触面積が大きく、中継芯3の短軸方向へのずれを扁平筒孔部2q(扁平筒孔2h)により抑制できる。
また、先筒2は、傾斜部2bから容器本体1の軸線に沿って後方へ延びその後側筒孔2iに中継芯3(前側中継芯3x)が挿入される基部2eを有し、基部2eの後側筒孔2iは、基部2e(容器本体1)の軸心C1に対して傾斜部2bの傾斜している側に偏心した軸心C2を有しているため、基部2eの後側筒孔2iに挿入される中継芯3の先端部が、塗布体4の中継芯側の外面に一層容易且つ確実に接触するようになっている。
なお、従来技術では、塗布部として機能する中継芯は途中で曲がり長尺なため、液状化粧料Lを含浸すると、先筒の先端の開口からの突出度合い(寸法)の変動が大きくなるが、本実施形態の塗布体4は短く直線状のため、液状化粧料Lを含浸しても、先筒2の先端の開口2aからの突出度合いの変動を抑制できる。
以上、本発明をその実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施形態においては、液状化粧料Lを直接収容部1aに充填し、ジャバラ部材5により液状化粧料Lの液量を調節しながら中継芯3(前側中継芯3x,後側中継芯3y)を介して塗布体4に供給する所謂直液式を採用しているが、ジャバラ部材5がなく、液状化粧料Lを含浸した中綿(含浸体)を収容部1aに収容し、中綿の液状化粧料Lを中継芯3を介して塗布体4に供給する所謂中綿式に対しても適用可能であり、後側中継芯3yが中綿の機能を兼ねて収容部1aに収容されるタイプの液状化粧料容器に対しても適用可能である。
また、上記実施形態においては、特に好適であるとして、先筒2の断面半円の内面2dに、塗布体4の断面円形の軸体を中継芯3により押し付けているが、押し付けられる先筒2の内面形状、塗布体4の形状、押し付ける中継芯3の形状も上記実施形態に限定されるものではなく、例えば断面長方形等の他の形状としても良い。
また、液状化粧料容器を、押出機構により液状化粧料Lを押し出す液状化粧料容器や、使用者の押圧力により液状化粧料を押し出すことができるチューブやソフトボトル等のスクイーズタイプの液状化粧料容器としても良い。
1…容器本体、1a…収容部、2…先筒、2a…開口、2b…傾斜部、2c…傾斜筒孔、2d…先筒の内面、2e…基部、2h…扁平筒孔、2i…後側筒孔、2q…扁平筒孔部、3…中継芯、3p…傾斜面、3x…前側中継芯、3y…後側中継芯、4…塗布体、4a…塗布部、100…液状化粧料容器、C1…基部の軸心、C2…基部の後側筒孔の軸心、L…液状化粧料。

Claims (4)

  1. 液状化粧料を収容する収容部を内部に有する容器本体と、
    筒状に構成されて前記容器本体の先端側に位置し、筒孔が前記収容部に連通する先筒と、
    前記容器本体及び前記先筒内に配置され、前記液状化粧料を送るための中継芯と、
    前記中継芯から前記液状化粧料を受け取ると共に、前記先筒の先端の開口から突出した部分が塗布部を形成する塗布体と、を備え、
    前記中継芯は、前後方向に延びると共に後端が前記収容部内に位置し、
    前記先筒は、その先端側に、前記容器本体の軸心に対して傾斜した傾斜部を有し、
    前記塗布体は、前記傾斜部の筒孔に挿入され、前記中継芯と前記先筒の内面との間に挟み込まれるようにして、前記塗布体の外面は前記中継芯の外面前記先筒の前記筒孔の径方向に接触していることを特徴とする液状化粧料容器。
  2. 前記中継芯の外面には、前記中継芯が前端に向かって先細となるように、前記中継芯の軸心に対して傾斜して延びる傾斜面が形成され、
    前記塗布体が、前記傾斜面と前記先筒の内面との間に挟み込まれるようにして、前記塗布体の前記外面は前記中継芯の前記傾斜面前記先筒の前記筒孔の径方向に接触していることを特徴とする請求項1記載の液状化粧料容器。
  3. 前記先筒の筒孔が、当該筒孔の軸線に垂直な断面が扁平形状を成す扁平筒孔部を有し、
    前記塗布体と前記中継芯は、前記扁平筒孔部の扁平筒孔の長軸方向に並設されて収容され、前記塗布体は、前記扁平筒孔部の内面と前記中継芯との間に挟み込まれるようにして、前記塗布体の前記外面は前記中継芯の前記外面前記扁平筒孔部の前記扁平筒孔の前記長軸方向に接触していることを特徴とする請求項1又は2記載の液状化粧料容器。
  4. 前記先筒は、前記傾斜部から前記容器本体の軸線に沿って後方へ延びその筒孔に前記中継芯が挿入される基部を有し、
    前記基部の前記筒孔は、前記基部の軸心に対して前記傾斜部の傾斜している側に偏心した軸心を有することを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載の液状化粧料容器。
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