JP2525553Y2 - 開栓構造を有する液体容器 - Google Patents

開栓構造を有する液体容器

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JP2525553Y2
JP2525553Y2 JP1990112371U JP11237190U JP2525553Y2 JP 2525553 Y2 JP2525553 Y2 JP 2525553Y2 JP 1990112371 U JP1990112371 U JP 1990112371U JP 11237190 U JP11237190 U JP 11237190U JP 2525553 Y2 JP2525553 Y2 JP 2525553Y2
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liquid
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一真 野口
秀幸 宇佐美
伸生 横内
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 使用前は複数種の液体を互いに独立に収容しておき使
用に当ってこれら液体を互いに混合できるよう開栓する
ようにした液体容器、あるいは、使用前は収容した液体
を外部から遮断しておき開栓することで液体を使用に供
するようにした液体容器など、開栓構造を有する液体容
器に関する。
具体的一例としては、コンサートなどで使用される発
光液や美容院などで使用されるパーマ液など混液使用さ
れるものを収容する容器、燗機能付酒容器など固液混合
発熱体を内蔵する容器、あるいは、筆記液とか塗布液と
かといったものを収容するインキタンクを取り付ける筆
記具とか塗布具などを挙げられる。
(従来の技術) 液体容器における開栓構造には種々のものがある。例
えば、前述例示した混合型発光液容器においては液体分
離体を軟質容器の折り曲げで破壊するようにしている。
また、燗機能付酒容器においては、発熱母体である固体
に注ぐための液体を分離収容する袋体を針体で穿孔でき
るようにしている。また、筆記具や塗布具においては、
射出成形品製のインキタンク本体に栓体を一体成形した
り、あるいは、円板状とか球状の別体の栓体を取り付け
ておき、竹槍状や棒状の部材(破栓体の一例)にインキ
タンクを押し付け挿着して栓体を開口するようにしてい
る。
(考案が解決しようとする課題) 開栓は所望に応じて簡便になせることが望まれる。こ
の点、前述したものに即して述べると、混合型発光液容
器における軟質容器の折り曲げは不安定である。鞄の中
に入れておいたものが外からの加圧で変形し知らない間
に開栓してしまっていたというようなことも生じかねな
い。また、燗機能付酒容器における針体による孔あけは
面倒である。更に、筆記具などのインキタンクの挿着
も、未使用状態ではインキタンクを完全に分離した状態
で保有しておかなければ不要に開栓してしまう恐れがあ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、栓体を有する第1の部材と破栓体を有する
第2の部材とを、収容液体を漏らさずに破栓体による開
栓を可能とするよう、ピストン・シリンダ関係の液密摺
動を可能に嵌合し、また、第1の部材と第2の部材との
嵌合位置を開栓の前と後で異ならしめるよう、開栓前は
互いが衝合し、開栓後にその衝合を解除する凸部を第1
の部材及び第2の部材の各々に一体的に形成してなる開
栓構造を有する液体容器を要旨とする。
(実施例) 添付第1図から第3図に基づいて一例を説明する。
まず、第1図とその縦断面を示す第2図において、先
軸1は先端に接着や溶着などにより十分に一体化した吐
出部材2を有している。吐出部材2の先端部分3は開口
していない。折り取りや刃物切断などによって開口する
ようにしたもので、この開口の便宜を図るために先端近
傍に小径部4を設けてある。
この先軸1は本例のものにおける「第1の部材」であ
り、内孔5に栓体6を有している(第2図)。この栓体
6は容易に破ることができ、価格を考慮し合成樹脂射出
成形品を意識して描いた本例のものでは先軸1と一体成
形により設けたものとしてあるが、フィルム状物を貼り
付けるなどしてもよい。先軸1の内孔5は、この栓体6
より後方で環状の凹陥部7を形成するよう内径を小さく
している。凹陥部7は後述する後軸との嵌合の強さを安
定させる。
また、先軸1の後部8は前部9に比べて外径が小さく
なっている。但し、境界は直線的でなく、凹凸状となっ
ている。前部9から後部8に向かって複数のリブ10が互
いに間隙11を有して突出しているということもできる
が、このリブ10が本例のものにおける「(第1の部材
の)凸部」である。
この先軸1に対して嵌合しているのが後軸12である。
先部が2層構造になっており、2ヵ所で嵌合するものと
なっている。即ち、内筒部13が先端1の内孔5に内挿す
る嵌合と、外筒部14が先軸1の後部8に外挿する嵌合で
ある。ここで、内筒部13は斜切断先端を有するが、この
内筒部13と先軸1の内孔5との嵌合は液密である。ま
た、外筒部14は先端から複数の切欠15を有し、これら切
欠15によって形成される先方に向かう突出部16の部分が
先軸1の後部8に外挿している。
嵌合は先軸1と後軸12との相対的な摺動を可能とする
ものとなっている。即ち、内筒部13をピストンとし、先
軸1の後部8をシリンダとする関係を満足する。但し、
第1図,第2図の状態では先軸1のリブ10と後軸12の突
出部16とが互いに端部を衝合させているので、これ以上
は嵌合できない。
嵌合を進めるには、まず、先軸1と後軸12とを相対的
に回転させる。先軸1の間隙11に対して後軸12の突出部
16が、また、後軸12の切欠15に対して先軸1のリブ10
が、それぞれ位置するようにである。その後、先軸1と
後軸12に相対的押圧力を加えれば、嵌合が進む。
この嵌合の進行によって、先軸1の内筒部13が栓体6
に当接し、やがて開栓し、第3図の状態になる。後軸1
2、内筒部13、突出部16が、それぞれ本例のものにおけ
る「第2の部材」、「破栓体」、「(第2の部材の)凸
部」である。尚、参照符号17は尾栓であり、接着や溶着
などにより十分に後軸12と一体化してある。また、参照
符号18,19は、後軸12の突出部16がこれらに突き当た
り、また、これらを乗り越える際の感触で嵌合位置を確
認できるようにするため先軸1に設けた突起である。ま
た尚、嵌合の進行による全体としての体積減少による内
圧増加は、内筒部13の径や収容する液体量に対する考慮
で、特に問題となることはないが、どうしても懸念され
る場合は、吐出部材2の先端部分3を開口してから嵌合
を進めるなどすればよい。
本例のものにおいて、先軸1,後軸12のいずれの中にも
液体を収容することができる。例えば、混液を使用する
ために、それぞれに異種の液体を収容しておくこともで
きるし、先軸1に液体を収容しておき、一方、後軸12に
は反応開始剤を収容しておくなどである。ただ、本例の
ものは、少なくとも先軸1の中に液体を収容しておく場
合のことを考慮している。即ち、本例のものは、開栓前
でも図面上方を上とする保管をされる場合も多いと思わ
れ、この場合、栓体6を後軸12に設け、突出部16を先軸
1に設け、これによって後軸12を第1の部材、先軸1を
第2の部材とし、その先軸1に液体収容するようにする
こともできるが、そのようにすると、ピストン・シリン
ダの摺接部に常に液体が位置することになる。これに対
し、先軸1に栓体6を設けておけば、後軸12に満水状態
に液体を収容しない限り、液漏れ防止の確実性は高い。
次に、第4図に変形の一例を示す。尚、以下において
は、前述したものと基本的に同一の部位には同一の参照
符号を使用する。
リブ10,間隙11,切欠15,突出部16は適宜数、適宜形状
に設けることができく。例えば、前述のものにおいて、
リブ10及び突出部16の各一つを残し、残りすべてを間隙
11及び切欠15としたり、間隙11及び突出部16の一つを残
し、残りすべてをリブ10及び切欠15にすることもできる
(形状的に「リブ」などの表現は適切でないかも知れな
いが)。
第4図に示すもの、その一例であり、リブ10と突出部
16との衝合領域を狭くしてある。このようにすると、開
栓に当っての先軸1と後軸12の相対的回転量を小さくで
き、かつ、内筒部13による栓体6との当接・開栓に捻り
関係を付与することができる。
このような衝合領域の狭化は、僅かな先軸1と後軸12
との相対的回転によって押圧による開栓が可能になる
分、不安定さが増すとも言えるかも知れない。しかし、
ピストン・シリンダ関係による液密摺動を可能とする内
筒部13における嵌合は、十分な嵌合力を必然的に有する
ものであり、先軸1と後軸12との相対的回転が通常状態
では生じにくいこともあって、実際上は問題にはならな
い。但し、他の安定性向上手段が併用されてもよいこと
を示すため、図示のものは、リブ10の突出端を僅かに窪
ませてある。
次に、第5図、第6図に別の一例を示す。本例のもの
は、先端ノック式弁構造の塗布具としたものである。基
本構造はよく知られているので簡略説明するに留める
が、20は塗布先、21は弁杆、22はスプリング、23は含液
体、24は弁座部材、25は前軸、26はインキタンク、27は
外軸である。栓体6を有するインキタンク26が「第1の
部材」、内後部28を破栓体とする前軸25が「第2の部
材」となっている。また、前軸25の外後部29に設けた内
リブ30及びインキタンク26に設けた外リブ31が、それぞ
れ「凸部」となっている。インキタンク26の先端に凹陥
部7に相当するものは設けていないが、外軸27を外し、
インキタンク26と前軸25との嵌合を進めて開栓するとき
の基本的動作は、前述したものと同様である。
本例は、美観上などの理由で、外軸27を有するものと
してあるが、勿論、このような外軸27を有することな
く、インキタンク26が軸の一部となるようにすることも
できる。
図示はしないが、以上の他にも要旨を逸脱しない範囲
で種々なせる。例えば、破栓体の形状は適宜であるし、
また、第1図に示すものにおいて、吐出部材2の先端部
分3をもともと開口するものとしておき、別部材として
のキャップを使用することなどもできる。
(考案の効果) 本考案の液体容器は、栓体を有する第1の部材と破栓
体を有する第2の部材とを、収容液体を漏らさずに破栓
体による開栓を可能とするよう、ピストン・シリンダ関
係の液密摺動を可能に嵌合し、また、第1の部材と第2
の部材との嵌合位置を開栓の前と後で異ならしめるよ
う、開栓前は互いが衝合し、開栓後はその衝合を解除す
る凸部を第1の部材及び第2の部材の各々に一体的に形
成してなる開栓構造を有するので、不要に開栓すること
を防止したものでありながら、所望に応じて簡便に開栓
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における開栓前の状態を示す
側面図、第2図は第1図のA−A′線縦断面図、第3図
は、同じく開栓後の状態を示す縦断面図、第4図は変形
の一例を示す側面図、第5図は他の一実施例を示す縦断
面図、第6図は第5図のB−B′線横断面図。 1……先軸、2……吐出部材、3……先端部分、4……
小径部、5……内孔、6……栓体、7……凹陥部、8…
…先軸の後部、9……先軸の前部、10……リブ、11……
間隙、12……後軸、13……内筒部、14……外筒部、15…
…切欠、16……突出部、17……尾栓、18……突起、19…
…突起、20……塗布先、21……弁杆、22……スプリン
グ、23……含液体、24……弁座部材、25……前軸、26…
…インキタンク、27……外軸、28……内後部、29……外
後部、30……内リブ、31……外リブ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】栓体を有する第1の部材と破栓体を有する
    第2の部材とを、収容液体を漏らさずに破栓体による開
    栓を可能とするよう、ピストン・シリンダ関係の液密摺
    動を可能に嵌合し、また、第1の部材と第2の部材との
    嵌合位置を開栓の前と後で異ならしめるよう、開栓前は
    互いが衝合し、開栓後はその衝合を解除する凸部を第1
    の部材及び第2の部材の各々に一体的に形成してなる開
    栓構造を有する液体容器。
JP1990112371U 1990-10-26 1990-10-26 開栓構造を有する液体容器 Expired - Lifetime JP2525553Y2 (ja)

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