JP7036195B2 - 成形品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、金属板を用いた成形品の製造方法に関するものである。
自動車部品や家庭電気製品には、曲がり形状を有する曲管や、長手方向に外径が異なる異径管、長手方向に断面形状が異なる異形断面管等の管状部品が多用されており、このような管状部品を製造する技術の開発が推進されている。
従来、管状部品の製造においては、ストレート形状の厚肉大径管を中心にUO成形が行われてきた。例えば特許文献1には、Cプレス、Uプレス、Oプレスを順に行い、ストレート形状の鋼管を成形する技術が開示されている。しかしながら、従来のUO成形では、曲管や異径管、異形断面管を成形することは困難である。
近年、UO成形を発展させ、曲管や異径管、異形断面管等の3次元形状を有する管状部品を成形する技術が開発されている。例えば特許文献2には、縦方向端部用のガイドブレードを備える金型を用いてUO成形を行い、ストレート形状の異径管を製造する方法が提案されている。また、特許文献3および特許文献4には、U成形時に長手方向の曲げ加工を行う方法であって、U成形工程を絞り加工を含む工程とする、湾曲中空パイプの製造方法が提案されている。また、特許文献5には、U成形後に長手方向の曲げ加工を行う、管状成形品の製造方法が提案されている。
特開昭58-32010号公報 国際公開第2005/002753号 特許第3114918号公報 特開2008-80381号公報 国際公開第2016/043280号
しかしながら、特許文献2に記載の方法は、ストレート形状の異径管の製造方法であり、曲管を成形することは難しい。特許文献3および特許文献4に記載の方法は、現実的には工程数が多く、歩留りが低い。また、特許文献5等に記載の従来技術においては、曲げ加工中に割れやシワ等の成形不良が発生することのさらなる抑制が望まれている。
このように、曲管、異径管、または異形断面管の管状成形品を製造することができ、歩留まりが高く、成形不良の発生を抑制することが可能な成形品の製造方法が望まれている。
本開示の要旨とするところは以下の通りである。
(1)金属板をプレス成形し、長手方向に曲率αで曲がる曲中間品を得る第1曲げ工程と、
前記曲中間品を略U字形断面にプレス成形し、前記曲率αを有する底部を備えた第1曲U断面中間品を得るU工程と、
前記第1曲U断面中間品を閉断面を形成するようにプレス成形し、前記曲率αを有する底部を備えた管状成形品を得るO工程と
を有することを特徴とする成形品の製造方法。
(2)前記U工程と前記O工程との間において、前記U工程で得られた前記曲率αを有する底部を備えた第1曲U断面中間品を、プレス成形により、前記第1曲U断面中間品の前記底部が長手方向に曲がる向きと同じ向きに曲げ加工し、長手方向に曲がる曲率βを有する底部を備えた第2曲U断面中間品を得る第2曲げ工程を含み、
前記O工程において、前記第2曲U断面中間品を閉断面を形成するようにプレス成形し、前記曲率βを有する底部を備えた管状成形品を得る
上記(1)に記載の成形品の製造方法。
(3)前記第2曲U断面中間品の前記曲率βに対する前記第1曲U断面中間品の前記曲率αの比率α/βが0.5~0.8である、上記(2)に記載の成形品の製造方法。
(4)前記U工程及び前記第2曲げ工程の少なくとも一方において、前記略U字形断面の縦壁部に板厚方向の圧縮力を付与する、上記(1)~(3)のいずれかに記載の成形品の製造方法。
(5)前記第1曲U断面中間品の前記底部が長手方向に曲がる向きが、前記第1曲U断面中間品の内側に凸である、上記(1)~(4)のいずれかに記載の成形品の製造方法。
本開示によれば、曲管、異径管、または異形断面管の管状成形品を製造することができ、歩留まりが高く、成形不良の発生を抑制することが可能な成形品の製造方法を提供することができる。
図1は、本発明の成形品の製造方法における第1曲げ工程の一例を示す工程図である。 図2は、本発明の成形品の製造方法におけるU工程の一例を示す工程図である。 図3は、本発明の成形品の製造方法におけるO工程の一例を示す工程図である。 図4は、本発明の成形品の製造方法における第1曲げ工程の一例を示す工程図である。 図5は、本発明の成形品の製造方法におけるU工程の一例を示す工程図である。 図6は、本発明の成形品の製造方法における第2曲げ工程の一例を示す工程図である。 図7は、本発明の成形品の製造方法におけるO工程の一例を示す工程図である。 図8は、本発明の成形品の製造方法に用いられる金属板の一例を示す概略平面図である。 図9は、本発明の管状成形品の一例を示す概略斜視図である。 図10は、本発明の成形品の製造方法におけるU工程に用いられる金型の他の例を示す断面図である。 図11は、本発明の成形品の製造方法における第1曲げ工程の他の例を示す工程図である。 図12は、本発明の成形品の製造方法におけるU工程の他の例を示す工程図である。 図13は、本発明の成形品の製造方法における第2曲げ工程の他の例を示す工程図である。 図14は、本発明の成形品の製造方法におけるO工程の他の例を示す工程図である。 図15は、本発明の成形品の製造方法における第2曲げ工程に用いられる金型の他の例を示す断面図である。 図16は、本発明の管状成形品の他の例を示す概略斜視図である。 図17は、第1金型の概略斜視図である。 図18は、評価した湾曲円筒管の正面図及び右端部における湾曲円筒管の軸方向に垂直方向の断面図である。 図19は、評価した湾曲円すい管の正面図、並びに湾曲円すい管の軸方向に垂直方向の右端部及び左端部における断面図である。 図20は、金属板の板厚が2.6mmの場合の湾曲円筒管及び湾曲円すい管の成形可能範囲を示すグラフである。 図21は、金属板の板厚が2.0mmの場合の湾曲円筒管及び湾曲円すい管の成形可能範囲を示すグラフである。
以下、本発明の成形品の製造方法の実施態様について、図面を参照しながら説明する。
本発明の成形品の製造方法は、主に2つの実施態様を有する。以下、各実施態様に分けて説明する。
1.第1実施態様
第1実施態様の成形品の製造方法は、金属板をプレス成形し、長手方向に曲率αで曲がる曲中間品を得る第1曲げ工程と、前記曲中間品を略U字形断面にプレス成形し、前記曲率αを有する底部を備えた第1曲U断面中間品を得るU工程と、前記第1曲U断面中間品を閉断面を形成するようにプレス成形し、前記曲率αを有する底部を備えた管状成形品を得るO工程とを有することを特徴とする。
第1実施態様の製造方法によれば、金属板をU字形断面に成形する前に長手方向の曲げ加工を行うことにより、U字形断面の底部における成形不良の発生を抑制することができる。
(第1曲げ工程)
第1実施態様の成形品の製造方法における第1曲げ工程では、金属板を成形し、長手方向に曲率αで曲がる曲中間品を得る。成形方法としては、プレス成形が好ましいが、金属板を長手方向に湾曲して成形することができる方法であれば、特に限定されるものではない。
図1(a)~(d)は、第1曲げ工程の一例を示す工程図である。図1(a)、(c)は正面図であり、図1(b)は図1(a)の側面図であり、図1(d)は図1(c)の側面図である。
第1曲げ工程では、図1(a)、(b)に示すように、第1金型100を準備する。図17に、第1金型100の斜視図を示す。第1金型100は、ダイ11およびポンチ12を有しており、ダイ11の凹部の底部11a、ダイ11の上面11bおよびポンチ12の底部12aはいずれも長手方向に湾曲して形成されている。
ダイ11は、好ましくは、ダイ11の底部に配置され上下方向に移動可能な支持部11dを有している。支持部11dは、図示しない荷重源により下方から支えられている。荷重源としては、特に限定されないが、油圧シリンダー、バネ、ガスクッションなどを用いることができる。
第1金型100のダイ11およびポンチ12の間に金属板1aを載置し、図1(c)、(d)に示すように、第1金型のダイ11の上面11bと、ポンチ12の底部12aとで挟持することで、金属板1aを湾曲させることができる。これにより、図1(c)、(d)に示すような長手方向に曲率αで曲がる曲中間品1bが得られる。本願における曲率とは、金属板の湾曲している部分(曲がり部)の内周側の表面における長手方向の曲率半径の逆数とする。本願における曲がり部とは、第1曲げ工程または後述する第2実施形態における第2曲げ工程で、金属板の長手方向に曲げられた部分を示す。曲率αは、図1(c)に示す長手方向の断面図において、曲がり部1bの内周側(ダイ11側)の表面が示す曲線から曲率半径を求め、その逆数として算出される。
好ましくは、第1金型のダイ11の上面11bと、ポンチ12の底部12aとで挟持し、支持部11dで金属板1aを支えながら、金属板1aを湾曲させる。これにより、曲率αをより良好に制御することができる。金属板1aを湾曲させる際、支持部11dは、金属板1aが略U字形断面に塑性変形しない範囲で、金属板1aがポンチ12の底部12a側に押し込まれる荷重に応じて動いてもよい。
金属板としては、成形可能なものであれば特に限定されるものではなく、例えば熱間圧延鋼板、冷間圧延鋼板、めっき鋼板等を用いることができる。金属板として、複数の金属板をつなぎ合わせたもの、いわゆるテーラードブランクを用いてもよい。金属板として、差厚鋼板を用いることもできる。金属板として、複数の金属板を重ね合わせたものや金属板に非金属素材を重ね合わせたもの、いわゆる積層板を用いてもよい。
金属板の材料としては、成形可能なものであれば特に限定されるものではなく、例えばFe系、Al系、Cu系、Ti系等の材料が挙げられる。
金属板の板厚としては、成形可能な程度であればよく、材料や成形品の形状等に応じて異なるが、例えば1.0~5.0mmの範囲内であることが好ましい。板厚が薄すぎると、曲げ加工時に曲がり部にシワや割れが発生するおそれがある。また、板厚が厚すぎると、成形に過大な荷重を要する場合がある。
金属板の形状としては、成形品の形状に応じて適宜調整される。例えば金属板を、長手方向に対して垂直な断面がU字形断面となるように成形するときには、曲がり部におけるU字形断面の長さが、U字形断面を有するように成形する前の金属板の板幅長さから増加または減少する。このため、金属板の曲がり部になる領域の板幅を、目的とする第1曲U断面中間品のU字形断面の長さと異なる長さで設計してもよい。例えば、図2(e)に示すような曲率αを有する曲がり部10aおよびストレート部10bを備えた第1曲U断面中間品1cを作製する場合、図8に示すように、金属板1aの曲がり部になる領域の板幅d2を、ストレート部になる領域の板幅d1よりも広く設計してもよい。本願におけるストレート部とは、第1曲げ工程または後述する第2実施形態における第2曲げ工程において、金属板の長手方向に曲げられない部分、すなわち長手方向における曲率が変化しない部分を示す。
第1曲げ工程で得られる曲中間品1bは、長手方向に湾曲するものであり、曲中間品1bの幅方向においては、その断面は直線状に形成されている。
(U工程)
U工程では、図2(e)に示すように、第1曲げ工程で得られた曲中間品1bを略U字形断面に成形し、長手方向に曲がる底部を有する第1曲U断面中間品1cを得る。
U工程では、プレス成形が用いられる。U工程では、第1曲U断面中間品を得られる金型であれば特に限定されないが、第1曲げ工程で用いられる第1金型100を用いることができる。第1金型100のダイ11およびポンチ12の間に曲中間品1bを載置し、ダイ11の凹部とポンチ12とで曲中間品1bを略U字形断面にプレス成形し、図2(e)に示すような第1曲U断面中間品1cが得られる。図2(e)は、U工程で得られる第1曲U断面中間品1cの斜視図である。
U工程で曲中間品1bを略U字形断面にプレス成形する際、曲中間品1bが、ポンチ12の底部12aと、ダイ11の支持部11dとの間で挟持された状態であることが望ましい。これにより、曲中間品1bの曲率αを第1曲U断面中間品1cでもより良好に維持することができる。
第1曲U断面中間品1cは、底部3が長手方向に湾曲して形成されている。本願における「第1曲U断面中間品1cの底部3」とは、第1曲U断面中間品1cを長手方向に垂直に切断した切断面において、両方の縁部1c間の縁部1cと反対側の湾曲した領域を示す。第1曲U断面中間品1cは、底部3が長手方向に湾曲する曲がり部10aと、底部3が長手方向に直線状に延び、略U断面の長さが中心線に沿って等しいストレート部10bとを有している。
第1曲U断面中間品1cの曲がり部10aの内周側の表面における長手方向の曲率半径としては、材料や成形品の形状等に応じて異なるが、好ましくは、U字形断面の幅の2.5~10倍の範囲内で設定することができる。曲率半径の下限が前記好ましい範囲内の場合、U工程で曲がり部にシワや割れが発生することをより抑制することができる。曲率半径の上限が上記範囲内の場合、U字形断面に成形する前に長手方向の曲げ加工を行うことの効果をより安定して得ることができる。ここで、U字形断面の幅とは、例えば図3(g)に示されるような、第1曲U断面中間品1cの内面同士が対向する幅Wを指す。
U工程で得られる第1曲U断面中間品1cは、底部3が長手方向に湾曲する曲がり部を有するものであり、周方向の断面(長手方向に対して垂直な断面)においては略U字形断面に形成されている。第1曲U断面中間品1cの底部3が長手方向に湾曲する方向としては、第1曲U断面中間品1cの内側に凸となる方向、すなわち、図2(e)に示すように図中における上方に湾曲することが好ましいが、図2(e’)に示すように、第1曲U断面中間品1cの外側に凸となる方向で湾曲してもよい。第1曲U断面中間品1cの内側とは、第1金型100のポンチ12の底部12aが底部3に当接する側であり、第1曲U断面中間品1cの外側とは、第1金型100のダイ11の底部11aが底部3に当接する側である。第1曲U断面中間品1cの曲がり部の長手方向に沿った端部は、直線状に形成されていてもよく、または、図16(f)に示すように、例えば外側に凸になるように、湾曲して形成されていてもよい。
U工程で用いる金型は第1曲げ工程で用いられる第1金型100でもよく、ダイ11の凹部の底部11a、ダイ11の上面11b、及びポンチ12の底部12aの長手方向の曲率半径が等しく形成されていることが望ましい。また、ダイ11の支持部11dについては、例えばダイ11の長手方向の全長にわたって配置されていてもよく、ダイ11の長手方向の一部に配置されていてもよく、得られる第1曲U断面中間品に応じて適宜選択される。
ダイ11の支持部11dを下方から支える荷重の大きさも、得られる第1曲U断面中間品の形状や材質、板厚に応じて適宜調整され、例えば成形中に変化してもよい。
U工程においては、略U字形断面の縦壁部に、板厚方向の圧縮力を付与しながら成形を行ってもよい。略U字形断面の縦壁部に板厚方向の圧縮力を付与する方法として、例えば、図10(a)に示すように、第1金型100のダイ11の縦壁部11eを、ダイ11の下部11fに対して左右に移動可能な構造としておき、図10(b)において白抜き矢印に示すように、ダイ11の縦壁部11eをポンチ12側に加圧する方法を用いることができる。加圧する方法としては、油圧シリンダー、バネ、ガスクッションなどを用いることができる。加圧の大きさは、得られる第1曲U断面中間品の形状、材質、及び板厚に応じて適宜調整され、例えば成形中に変化してもよい。
(O工程)
O工程では、図3に示すように第1曲U断面中間品1cを閉断面を形成するようにプレス成形し、管状成形品1dを得る。
第1曲U断面中間品1cを閉断面を形成するように成形する方法としては、プレス成形が用いられる。第1曲U断面中間品1cを閉断面を形成するように成形する際には、必要に応じて中子を用いてもよい。中子を用いることにより、第1曲U断面中間品1cの周方向の断面形状が複雑な形状であっても安定して管状成形品1dを成形することができる。
図3(f)~(h)は第1実施態様の成形品の製造方法におけるO工程の一例を示す工程図である。図3(f)は正面図であり、図3(g)は図3(f)の側面図であり、図3(h)は、O工程で得られる管状成形品1dの斜視図である。
O工程では、図3(f)、(g)に示すように、第3金型300を準備する。第3金型300は、ダイ31およびポンチ32を有している。ダイ31の凹部の底部31aおよびポンチ32の凹部の底部32aは長手方向に湾曲して形成されている。ダイ31の凹部およびポンチ32の凹部はいずれも略半円形の断面形状を有している。
第3金型300のダイ31およびポンチ32の間に第1曲U断面中間品1cを載置して閉断面を形成するようにプレス成形し、第1曲U断面中間品1cの板幅方向の両方の縁部1cを互いに突き合わせる。図3(h)に示すような管状成形品1dが得られる。管状成形品1dは、突合せ部4および突合せ部4の反対側に位置する底部5が軸方向に湾曲して形成されている。管状成形品1dは、底部5が軸方向に湾曲する曲がり部10aと、底部5が軸方向に直線状に延び、周方向の長さが中心線に沿って等しいストレート部10bとを有している。
従来のようにU字形断面への成形および長手方向の曲げ加工を同時に行う場合には、金属板を板幅方向に曲げるとともに長手方向にも曲げるため、ほぼ平坦に近い状態の底面に圧縮力が生じ、シワが発生しやすい。また、U字形断面へ成形した後に長手方向の曲げ加工を行う場合にも、成形品の形状や素材によっては底部に過大な変形が生じ、成形不良が発生しやすい。
これに対し第1実施態様においては、金属板1aを長手方向の曲げ加工を行った後にU字形断面形状の第1曲U断面中間品1cに成形することにより、第1曲U断面中間品1cの底部3に生じる長手方向の変形を小さくすることが可能となる。これにより、底部3の成形不良の発生を抑制することが可能である。したがって、成形不良のない管状成形品1dを得ることができる。
O工程では、第1曲U断面中間品1cを閉断面を形成するようにプレス成形する。閉断面とは、周方向の断面における閉断面であり、完全に閉じた断面だけでなく、突き合わされた縁部の間に隙間が存在する場合も含まれる概念である。すなわち、管状成形品1dの突合せ部4では、縁部1c同士が密着していてもよく離れていてもよい。突き合わされた縁部1cの間に隙間が存在する場合、好ましくは、隙間の板幅方向の長さは、0mm超~10mmである。
O工程で得られる管状成形品1dは、突合せ部4の反対側に位置する底部5が長手方向に湾曲する曲がり部を有するものであり、周方向の断面においては閉断面が形成されている。管状成形品1dの底部5が長手方向に湾曲する方向としては、管状成形品1dの内側に凸となる方向が好ましいが、管状成形品1dの外側に凸となる方向でもよい。突合せ部4は、直線状に形成されていてもよく、または、例えば外側に凸になるように、湾曲して形成されていてもよい。管状成形品1dの内側とは、第3金型300のポンチ32の底部32aが底部5に当接する側であり、管状成形品1dの外側とは、第3金型300のダイ31の底部31aが底部5に当接する側である。
管状成形品1dの周方向の断面形状は、特に限定されるものではなく、円形、楕円形、四角形や、上下非対称の形状等、種々の形状にすることができる。
(その他の工程)
第1実施態様において、O工程後に、管状成形品1dの突合せ部4を溶接する溶接工程を行ってもよい。溶接方法としては、例えばアーク溶接、レーザ溶接等が挙げられる。
また、第1実施態様においては、第1曲げ工程前に、金属板1aの端曲げ、いわゆるC成形等の加工を行ってもよい。
(成形品)
第1実施態様により製造される成形品は、管状成形品1dである。管状成形品1dの形状としては、第1実施態様の方法により良好に成形可能なものであれば特に限定されるものではなく、例えば図9(a)に示すような周方向の断面形状が円形状である曲管や、図9(b)に示すような周方向の断面形状が上下非対称の形状である曲管、図示しないが異径管や異形断面管等を例示することができる。また、第1実施態様により製造される管状成形品1dは、例えば図16(a)~(f)に示すような曲管、異径管、異形断面管等であることができる。
2.第2実施態様
第2実施態様は、本発明の成形品の製造方法の好ましい実施態様である。第2実施態様は、金属板をプレス成形し、長手方向に曲率αで曲がる曲中間品を得る第1曲げ工程と、前記曲中間品を略U字形断面にプレス成形し、前記曲率αを有する底部を備えた第1曲U断面中間品を得るU工程と、プレス成形により、前記第1曲U断面中間品の前記底部が長手方向に曲がる向きと同じ向きに曲げ加工し、長手方向に曲がる曲率βを有する底部を備えた第2曲U断面中間品を得る第2曲げ工程と、前記第2曲U断面中間品を閉断面を形成するようにプレス成形し、前記曲率βを有する底部を備えた管状成形品を得るO工程とを有する。
すなわち、第2実施態様は、第1実施態様におけるU工程とO工程との間において、U工程で得られた曲率αを有する底部を備えた第1曲U断面中間品を、プレス成形により、第1曲U断面中間品の底部が長手方向に曲がる向きと同じ向きに曲げ加工し、長手方向に曲がる曲率βを有する底部を備えた第2曲U断面中間品を得る第2曲げ工程を含み、O工程において、第2曲U断面中間品を閉断面を形成するようにプレス成形し、曲率βを有する底部を備えた管状成形品を得ることを特徴とする。
第2実施態様の製造方法によれば、金属板をU字形断面に成形する前に長手方向の曲げ加工を行うことにより、U字形断面の底部における成形不良の発生を抑制することができる。したがって、成形不良のない管状成形品を得ることができる。
また、第2実施態様においては、第1曲げ工程と第2曲げ工程とで、長手方向の曲げ加工を分散して行うことにより、U字形断面の底部と、曲り部の長手方向に沿った端部とに生じる長手方向の変形を適切に調節することができる。したがって、成形不良の発生をより効果的に抑制することができる。
このように第2実施態様においては、成形可能範囲をさらに拡大させることができる。そのため、例えば曲率半径が小さい曲がり部を有する管状成形品やテーパー部を有する管状成形品も、シワや割れの発生を抑制して、安定して成形可能である。
(第1曲げ工程)
第2実施態様の成形品の製造方法における第1曲げ工程では、金属板を成形し、長手方向に曲率αで曲がる曲中間品を得る。成形方法としては、プレス成形が好ましいが、金属板を長手方向に湾曲して成形することができる方法であれば、特に限定されるものではない。
図4(a)~(f)は、第1曲げ工程の一例を示す工程図である。図4(a)、(c)、(e)は正面図であり、図4(b)は図4(a)の側面図であり、図4(d)は図4(c)の側面図であり、図4(f)は図4(e)の側面図である。
第1曲げ工程では、図4(a)、(b)に示すように、第1金型100を準備する。第1金型100は、ダイ11およびポンチ12を有しており、ダイ11の凹部の底部11a、ダイ11の上面11bおよびポンチ12の底部12aはいずれも長手方向に湾曲して形成されている。
ダイ11は、好ましくは、ダイ11の底部に配置され上下方向に移動可能な支持部11dを有している。支持部11dは、図示しない荷重源により下方から支えられている。荷重源としては、特に限定されないが、油圧シリンダー、バネ、ガスクッションなどを用いることができる。
第1金型100のダイ11およびポンチ12の間に金属板1aを載置し、図4(c)、(d)に示すように、第1金型のダイ11の上面11bと、ポンチ12の底部12aとで挟持することで、金属板1aを、曲率αを有するように湾曲させることができる。これにより、図4(e)、(f)に示すような長手方向に曲がる曲率αを有する曲中間品1bが得られる。
好ましくは、第1金型のダイ11の上面11bと、ポンチ12の底部12aとで挟持し、支持部11dで金属板1aを支えながら、金属板1aを湾曲させる。これにより、曲率αをより良好に制御することができる。金属板1aを湾曲させる際、支持部11dは、金属板1aが略U字形断面に塑性変形しない範囲で、金属板1aがポンチ12の底部12a側に押し込まれる荷重に応じて動いてもよい。
第1曲U断面中間品1cの底部の曲率αは、好ましくは、後述する第2曲げ工程で得られる第2曲U断面中間品の底部の曲率βの50%~80%である。すなわち、第2曲U断面中間品の曲率βに対する第1曲U断面中間品の曲率αの比率α/βが0.5~0.8である。曲率αが、前記好ましい範囲内にあることにより、U字形断面の底部と曲り部の長手方向に沿った端部とに生じる長手方向の変形をより適切に調節することができ、成形不良の発生をより効果的に抑制することができる。
金属板および曲中間品1bについてのその他の構成は、上記第1実施態様の第1曲げ工程と同様であるので、ここでの説明は省略する。
(U工程)
U工程では、図5(g)に示すように、第1曲げ工程で得られた曲率αを有する曲中間品1bを略U字形断面に成形し、長手方向に曲がる曲率αを有する底部を備えた第1曲U断面中間品1cを得る。
U工程では、プレス成形が用いられる。U工程では、第1曲U断面中間品1cを得られる金型であれば特に限定されないが、第1曲げ工程で用いられる第1金型100を用いることができる。第1金型100のダイ11およびポンチ12の間に曲中間品1bを載置し、ダイ11の凹部とポンチ12とで曲中間品1bを略U字形断面にプレス成形し、図5(g)に示すような曲率αを有する底部3を備えた第1曲U断面中間品1cが得られる。第1曲げ工程で形成した金属板1aの曲率αは、U工程で得られる第1曲U断面中間品1cの底部3において実質的に維持される。図5(g)は、U工程で得られる第1曲U断面中間品1cの斜視図である。
U工程で曲中間品1bを略U字形断面にプレス成形する際、曲中間品1bが、ポンチ12の底部12aと、ダイ11の支持部11dとの間で挟持された状態であることが望ましい。曲中間品1bがポンチ12の底部12aとダイ11の支持部11dとの間で挟持された状態で、曲中間品1bを略U字形断面にプレス成形することにより、得られる第1曲U断面中間品1cの底部3の曲率をより良好に制御することができる。
第1曲U断面中間品1cは、底部3が長手方向に湾曲して形成されている。第1曲U断面中間品1cは、底部3が長手方向に湾曲する曲がり部10aと、底部3が長手方向に直線状に延び、略U断面の長さが中心線に沿って等しいストレート部10bとを有している。
第1金型および第1曲U断面中間品についてのその他の構成は、上記第1実施態様のU工程と同様であるので、ここでの説明は省略する。
(第2曲げ工程)
第2曲げ工程では、第1曲U断面中間品1cを長手方向に曲げ加工する。第2曲げ工程で曲げ加工する方向は、第1曲U断面中間品1cの底部3が長手方向に曲がる向きと同じ方向である。これにより、長手方向に曲がる曲率βを有する底部6を備えた第2曲U断面中間品1eが得られる。
加工方法としては、プレス成形が好ましいが、第1曲U断面中間品を長手方向に曲げ加工することができる方法であれば特に限定されるものではない。
図6(h)~(j)は、第2曲げ工程の一例を示す工程図である。図6(h)は正面図であり、図6(i)は図6(h)の側面図であり、図6(j)は、第2曲げ工程で得られる第2曲U断面中間品1eの斜視図である。
第2曲げ工程では、図6(h)、(i)に示すように、第2金型200を準備する。第2金型200は、ダイ21及びポンチ22を有しており、ダイ21の凹部の底部21aおよびポンチ22の底部22aは長手方向に湾曲して形成されている。
第2金型200のダイ21及びポンチ22の間に長手方向に曲がり曲率αを有する底部3を備えた第1曲U断面中間品1cを載置し、第1曲U断面中間品1cを長手方向に曲げ加工して、図6(j)に示すような長手方向に曲がる曲率βを有する底部6を備えた第2曲U断面中間品1eが得られる。第2曲げ工程で曲げ加工する方向は、第1曲U断面中間品1cの底部3が長手方向に曲がる向きと同じ方向である。第2曲U断面中間品1eの曲率βは、曲率αよりも大きく、O工程で得られる管状成形品1dの底部5において実質的に維持される。曲率βは、図6(j)に示すように、曲がり部10aの底部6の長手方向における内周側の表面が示す曲線から曲率半径を求め、その逆数として算出される。
第2曲U断面中間品1eは、底部6が長手方向に湾曲して形成されている。第2曲U断面中間品1eは、底部6が長手方向に湾曲する曲がり部10aと、底部6が長手方向に直線状に延び、略U断面の長さが中心線に沿って等しいストレート部10bとを有している。
第2曲U断面中間品1eの曲がり部10aの内周側の表面における長手方向の曲率半径としては、材料や成形品の形状等に応じて異なるが、好ましくは、U字形断面の幅の1.5~10倍の範囲内で設定することができる。曲率半径の下限が前記好ましい範囲内の場合、第2曲げ工程で曲がり部にシワや割れが発生することをより抑制することができる。曲率半径の上限が上記範囲内の場合、第2曲げ工程において第1曲U断面中間品に対する長手方向の曲げ加工を行うことの効果をより安定して得ることができる。ここで、U字形断面の幅とは、例えば図6(i)に示されるような、第1曲U断面中間品1cの内面同士が対向する幅Wを指す。
第2曲げ工程で得られる第2曲U断面中間品1eは、底部6が長手方向に湾曲する曲がり部を有するものであり、周方向の断面(長手方向に対して垂直な断面)においては略U字形断面に形成されている。底部が長手方向に湾曲する方向としては、第2曲U断面中間品1eの内側に凸となる方向、すなわち、図6(j)に示すように図中における上方に湾曲することが好ましいが、第2曲U断面中間品1の外側に凸となる方向でもよい。第2曲U断面中間品1eの内側とは、第2金型200のポンチ22の底部22aが底部6に当接する側であり、第2曲U断面中間品1eの外側とは、第2金型200のダイ21の底部21aが底部6に当接する側である。第2曲U断面中間品1eの曲がり部の長手方向に沿った端部は、直線状に形成されていてもよく、または、例えば外側に凸になるように、湾曲して形成されていてもよい。
第2曲げ工程においては、略U字形断面の縦壁部に、板厚方向の圧縮力を付与しながら成形を行ってもよい。略U字形断面の縦壁部に板厚方向の圧縮力を付与する方法として、例えば図10(a)に示すように、第2金型200のダイ21の縦壁部21eを、ダイ21の下部21fに対して左右に移動可能な構造としておき、図10(b)において白抜き矢印に示すように、ダイ21の縦壁部21eをポンチ22側に加圧する方法を用いることができる。加圧する方法としては、油圧シリンダー、バネ、ガスクッションなどを用いることができる。加圧の大きさは、得られる第2曲U断面中間品の形状、材質、及び板厚に応じて適宜調整され、例えば成形中に変化してもよい。
(O工程)
O工程では、第2曲U断面中間品1eを閉断面を形成するようにプレス成形し、管状成形品1dを得る。
閉断面を形成するように成形する方法としては、プレス成形が用いられる。閉断面を形成するように成形する際には、必要に応じて中子を用いてもよい。中子を用いることにより、周方向の断面形状が複雑な形状であっても安定して成形することができる。
図7(k)~(m)は第2実施態様の成形品の製造方法におけるO工程の一例を示す工程図である。図7(k)は正面図であり、図7(l)は図7(k)の側面図であり、図7(m)は、O工程で得られる管状成形品1dの斜視図である。
O工程では、図7(k)、(l)に示すように、第3金型300を準備する。第3金型300は、ダイ31およびポンチ32を有している。ダイ31の凹部の底部31aおよびポンチ32の凹部の底部32aは長手方向に湾曲して形成されている。ダイ31の凹部およびポンチ32の凹部はいずれも略半円形の断面形状を有している。
第3金型300のダイ31およびポンチ32の間に第2曲U断面中間品1eを載置して成形し、図7(m)に示すような管状成形品1dが得られる。管状成形品1dは、突合せ部4および突合せ部4の反対側に位置する底部5が軸方向に湾曲して形成されている。管状成形品1dは、底部5が軸方向に湾曲する曲がり部10aと、底部5が軸方向に直線状に延び、周方向の長さが中心線に沿って等しいストレート部10bとを有している。
O工程では、第2曲U断面中間品1eを閉断面を形成するようにプレス成形する。閉断面とは、周方向の断面における閉断面であり、完全に閉じた断面だけでなく、突き合わされた縁部の間に隙間が存在する場合も含まれる概念である。すなわち、管状成形品1dの突合せ部4では、縁部1e同士が密着していてもよく離れていてもよい。突き合わされた縁部1eの間に隙間が存在する場合、好ましくは、隙間の板幅方向の長さは、0mm超~10mmである。
O工程で得られる管状成形品についてのその他の構成は、上記第1実施態様のO工程と同様であるので、ここでの説明は省略する。
(その他の工程)
第2実施態様において、O工程後に、管状成形品1dの突合せ部4を溶接する溶接工程を行ってもよい。溶接方法としては、例えばアーク溶接、レーザ溶接等が挙げられる。
また、第2実施態様においては、第1曲げ工程前に、金属板の端曲げ、いわゆるC成形等の加工を行ってもよい。
(成形品)
第2実施態様により製造される成形品は、管状成形品であり、例えば曲管、異径管、異形断面管等であることができる。管状成形品の形状としては、例えば図16(a)、(b)に示すような周方向の断面形状が円形状であり、曲がり部10aとストレート部10bとを有する曲管や、図16(c)に示すような周方向の断面形状が円形状であり、曲がり部10aとストレート部10bとテーパー部10cとを有するラッパ状の異径管、図16(d)に示すような周方向の断面形状が円形状から四角形状に変化し、曲がり部10aとストレート部10bとテーパー部10cとを有するラッパ状の異径管、図16(e)に示すような周方向の断面形状が上下非対称の形状であり、曲がり部10aとストレート部10bとを有する曲管、図16(f)に示すような曲がり部10a、ストレート部10bおよびテーパー部10cをそれぞれ複数有する異径管等を例示することができる。
(第2実施態様の変化態様)
第2実施態様の変化態様を以下に説明する。
(第1曲げ工程)
図11(a)~(d)は、本変化態様の第1曲げ工程の例を示す工程図である。図11(b)、(d)は正面図であり、図11(a)は図11(b)の上面図であり、図11(c)は図11(d)の上面図である。
第1曲げ工程では、図11(a)、(b)に示すような金属板1aを準備する。
次に、図11(c)、(d)に示すように、長手方向に曲率αで曲がる曲中間品1bをプレス成形する。
(U工程)
図12(e)~(h)は、本変化態様のU工程の例を示す工程図である。図12(f)は正面図であり、図12(e)は図12(f)の上面図であり、図12(g)は図12(f)の破線部x-xにおける断面図であり、図12(h)は図12(f)の破線部y-yにおける断面図である。
U工程では、曲中間品1bを略U字形断面にプレス成形することで、図12(e)、(f)、(g)、(h)に示すように、底部3が曲率αで長手方向に湾曲して形成され、周方向の断面おいては略U字形断面に形成された、第1曲U断面中間品1cが得られる。
(第2曲げ工程)
図13(i)~(l)は、本変化態様の第2曲げ工程の例を示す工程図である。図13(j)は正面図であり、図13(i)は図13(j)の上面図であり、図13(k)は図13(j)の破線部x-xにおける断面図左側面図であり、図13(l)は図13(j)の破線部y-yにおける断面図である。
第2曲げ工程では、曲U断面中間品1cを長手方向に曲げ加工する。第2曲げ工程で曲げ加工する方向は、第1曲U断面中間品1cの底部3が長手方向に曲がる向きと同じ方向である。これにより、図13(i)、(j)、(k)、(l)に示すように、底部6が曲率βで長手方向に湾曲して形成され、周方向の断面おいては略U字形断面に形成された、第2曲U断面中間品1eが得られる。
(O工程)
図14(m)~(o)は、本変化態様のO工程の例を示す工程図である。図14(n)は図14(m)の左側面図であり、図14(o)は図14(m)の右側面図である。
O工程では、管状成形品1dを成形する。突合せ部4および突合せ部4の反対側に位置する底部5が軸方向に曲率βで湾曲して形成されている。
第2実施態様の変化態様においても、金属板をU字形断面に成形する前に長手方向の曲げ加工を行うことにより、U字形断面の底部に生じる長手方向の変形を小さくすることで、成形不良の発生を抑制することが可能である。したがって、成形不良のない管状成形品を得ることができる。
また、第2実施態様の変化態様においても、第1曲げ工程と第2曲げ工程とで、長手方向の曲げ加工を分散して行うことにより、U字形断面の底部と、曲り部の長手方向に沿った端部とに生じる長手方向の変形を適切に調節することができる。したがって、成形不良の発生を効果的に抑制することができる。
このように第2実施態様の変化態様においても、成形可能範囲をさらに拡大させることができる。そのため、例えば曲率半径が小さい曲がり部を有する管状成形品やテーパー部を有する管状成形品も、シワや割れの発生を抑制して、安定して成形可能である。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
<管状成形品の作製>
[実施例1]
図16(a)に示すような曲率αを有する曲がり丸管1dを作製した。曲がり丸管1dの曲がり部10aの内周側の表面における長手方向の曲率αは0.000465(1/mm)(曲率半径は215mm)、曲がり部10aの曲げ角度は40°、曲がり丸管の外径は65mm、ストレート部10bの長さはそれぞれ150mmとした。曲がり部の曲げ角度とは、管状成形品の片方のストレート部の軸線を延長した線(図16(a)の破線)と、もう一方のストレート部の軸線を延長した線(図16(a)の破線)とがなす角度のうち、小さい方の角度をいう。
金属板には、図8に示すような両端の幅よりも曲げ中心の幅が広い形状を有し、TS:390MPa、板厚2.6mmの熱間圧延鋼板を用いた。
図1(a),(b)に示すような金型を用いて、図1~3に示す第1曲げ工程、U工程およびO工程を順に行った。
曲がり部に割れやシワが発生することなく成形を行うことが可能であった。また、O工程では、突合せ部が良好な状態であり、レーザアークハイブリッド溶接により接合可能であった。
[比較例1]
U字形断面への成形および長手方向の曲げ加工を同時に行ったこと以外は、実施例1と同様の曲がり丸管を作製した。
得られた曲がり丸管では、U字形断面の底部にシワが発生し、成形不可であった。
[実施例2]
実施例1と同様の曲がり丸管を作製した。
金属板には、図8に示すような両端の幅よりも曲げ中心の幅が広い形状を有し、TS:390MPa、板厚2.6mmの熱間圧延鋼板を用いた。
図4(a),(b)に示すような金型を用いて、図4~7に示す第1曲げ工程、U工程、第2曲げ工程およびO工程を順に行った。
曲がり部に割れやシワが発生することなく成形を行うことが可能であった。また、O工程では、突合せ部が良好な状態であり、レーザアークハイブリッド溶接により接合可能であった。
[実施例3]
図16(b)に示すような曲率βを有する曲がり丸管1dを作製した。曲がり丸管1dの曲がり部10aの内周側の表面における長手方向の曲率βは0.01(1/mm)(曲率半径は100mm)、曲がり部10aの曲げ角度は40°、曲がり丸管の外径は65mm、ストレート部10bの長さはそれぞれ150mmとした。
金属板には、図8に示すような両端の幅よりも曲げ中心の幅が広い形状を有し、TS:390MPa、板厚2.6mmの熱間圧延鋼板を用いた。
図4(a)、(b)に示すような金型を用いて、図4~7に示す第1曲げ工程、U工程、第2曲げ工程およびO工程を順に行った。
曲がり部に割れやシワが発生することなく成形を行うことが可能であった。また、O工程では、突合せ部が良好な状態であり、レーザアークハイブリッド溶接により接合可能であった。
[比較例2]
U字形断面への成形および長手方向の曲げ加工を同時に行ったこと以外は、実施例3と同様の曲がり丸管を作製した。
得られた曲がり丸管では、U字形断面の底部にシワが発生し、成形不可であった。
[実施例4]
図16(c)に示すようなラッパ状の異径管1dを作製した。異径管1dの曲がり部10aの内周側の表面における長手方向の曲率βは0.0025(1/mm)(曲率半径は400mm)、曲がり部10aの曲げ角度は10°、ストレート部10bの外径は40mm、ストレート部10bの長さは150mmとした。
金属板には、TS:270MPa、板厚1.2mmの冷間圧延鋼板を用いた。
図11~14に示すような工程により、第1曲げ工程、U工程、第2曲げ工程およびO工程を順に行った。
曲がり部に割れやシワが発生することなく成形を行うことが可能であった。また、O工程では、突合せ部が良好な状態であり、レーザアークハイブリッド溶接により接合可能であった。
[比較例3]
U字形断面への成形および長手方向の曲げ加工を同時に行ったこと以外は、実施例4と同様のラッパ状の異径管を作製した。
得られたラッパ状の異径管では、U字形断面の底部にシワが発生し、成形不可であった。
<評価>
このようにして得られた実施例1~4及び比較例1~3の管状成形品のそれぞれについて、成形途中における割れやシワの発生を調査した。また、上記の管状成形品のそれぞれについて、成形完了時における溶接不良について調査した。これらの結果を以下に併記する。
成形途中における割れやシワの発生がある例(具体的には、比較例1、2、3)については、それ以降の成形が不可能となるため、O工程は行っていない。このため、成形途中における割れやシワの発生がある例では「溶接不良」が発生するかどうか判断できなかった。
Figure 0007036195000001
表1によれば、本願発明の技術的思想の範囲に含まれる実施例1~4については、いずれも、成形中の割れ及びシワ並びに溶接不良の全ての項目で「無し」との良好な結果が出ていることが判る。これに対し、本願発明の技術的思想の範囲外である比較例1~3については、いずれも、少なくともいずれかの項目において不所望な結果が出ていることが判る。
(成形可能範囲の評価)
金属板の材料及び板厚による湾曲円筒管及び湾曲円すい管の成形可能範囲を評価した。図18に評価した湾曲円筒管の正面図及び右端部における湾曲円筒管の軸方向に垂直方向の断面図を示す。図19に評価した湾曲円すい管の正面図、並びに湾曲円すい管の軸方向に垂直方向の右端部及び左端部における断面図を示す。
湾曲円筒管は、円筒部外径Dと湾曲部の軸線における曲率半径ρ、曲げ角度φの3つのパラメータで規定した。湾曲円すい管は、湾曲円筒管の3つのパラメータに、円すい部の開き角度θを加えた4つのパラメータで規定した。
成形可能範囲を評価には、有限要素法(FEM)を用いた。FEMには動的陽解法の汎用コードPAM-STAMPを用いた。工具は剛体とした。ブランクはシェル要素を用いてモデル化し、材料特性は引張試験で得た応力-ひずみ線図をSwift式で近似した。工具と板との間は,摩擦係数が0.15のクーロン摩擦とした。異径円管については、メッシュの設定には、始めに長手方向に75分割(約4mm)、周方向に26分割(約4.6mm)して、大きく変形する部位の要素が自動的に再分割(4等分)される設定(Refinement機能)を用いた。湾曲円筒管と湾曲円すい管については、長手方向に88分割(約5mm)、周方向に56分割(約4mm)した。積分点は板厚方向に5点とした。
金属板の板厚が2.6mmの場合の湾曲円筒管及び湾曲円すい管の成形可能範囲を図20に示す。金属板の板厚が2.0mmの場合の湾曲円筒管及び湾曲円すい管の成形可能範囲を図21に示す。湾曲円筒管及び湾曲円すい管の幾何形状パラメータで成形性に強く影響するのは円筒部外径D/曲率半径ρの1つなのでこれを縦軸にとり、曲率α/βの比率との関係を評価した。図20及び21で成形可能範囲を評価した材料特性を、表2に示す。材料の引張試験は、JIS Z2241「金属材料引張試験方法」により、5号試験片を用いて行った。
Figure 0007036195000002
図21では、金属板Aの板厚が薄いため座屈が発生しやく、金属板Aの成形可能範囲は、金属板Cと比較して、座屈限界がD/ρの小さい側に移動した。また、金属板Aは金属板Cよりも延性に優れるため、破断限界はD/ρの大きい側に移動した。
すなわち、図20及び21から、金属板の厚みが大きい金属板Cの方が、○(欠陥無し)と△(しわ有り)との境界が,図の上側に移動し、座屈しわ限界が向上することが分かる。また、材料の延性が良いほど、○(欠陥無し)と×(割れ有り)との境界が、図の上側に移動し、破断限界が向上することが分かる。
図20及び21から、しわ及び割れを発生させずに湾曲円筒管及び湾曲円すい管を成形するには、α/β=0.5~0.8が好ましいことが分かった。
100 第1金型
200 第2金型
300 第3金型
1a … 金属板
1b … 曲中間品
1b 曲中間品の曲がり部
1c … 第1曲U断面中間品
1c 第1曲U断面中間品または管状成形品の長手方向に垂直方向の縁部
1e 第2曲U断面中間品または管状成形品の長手方向に垂直方向の縁部
1d … 管状成形品
1e … 第2曲U断面中間品
3、5、6 … 底部
4 … 突合せ部
10a … 曲がり部
10b … ストレート部
10c … テーパー部
11、21、31 … ダイ
12、22、32 … ポンチ
11a、21a、31a … ダイの凹部の底部
12a、22a、32a … ポンチの底部
11b … ダイの上面
11d … 支持部
11e、21e … ダイの縦壁部
11f、21f … ダイの下部

Claims (4)

  1. 金属板をプレス成形し、長手方向に曲率αで曲がる曲中間品を得る第1曲げ工程と、
    前記曲中間品を略U字形断面にプレス成形し、前記曲率αを有する底部を備えた第1曲U断面中間品を得るU工程と、
    前記第1曲U断面中間品を閉断面を形成するようにプレス成形し、前記曲率αを有する底部を備えた管状成形品を得るO工程と
    を有し、
    前記U工程と前記O工程との間において、前記U工程で得られた前記曲率αを有する底部を備えた第1曲U断面中間品を、プレス成形により、前記第1曲U断面中間品の前記底部が長手方向に曲がる向きと同じ向きに曲げ加工し、長手方向に曲がる曲率βを有する底部を備えた第2曲U断面中間品を得る第2曲げ工程を含み、
    前記O工程において、前記第2曲U断面中間品を閉断面を形成するようにプレス成形し、前記曲率βを有する底部を備えた管状成形品を得る
    ことを特徴とする成形品の製造方法。
  2. 前記第2曲U断面中間品の前記曲率βに対する前記第1曲U断面中間品の前記曲率αの比率α/βが0.5~0.8である、請求項に記載の成形品の製造方法。
  3. 前記U工程及び前記第2曲げ工程の少なくとも一方において、前記略U字形断面の縦壁部に板厚方向の圧縮力を付与する、請求項1または2に記載の成形品の製造方法。
  4. 前記第1曲U断面中間品の前記底部が長手方向に曲がる向きが、前記第1曲U断面中間品の内側に凸である、請求項1~のいずれか一項に記載の成形品の製造方法。
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