JP2003200217A - 環状製品のプレス加工方法 - Google Patents

環状製品のプレス加工方法

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JP2003200217A
JP2003200217A JP2001398849A JP2001398849A JP2003200217A JP 2003200217 A JP2003200217 A JP 2003200217A JP 2001398849 A JP2001398849 A JP 2001398849A JP 2001398849 A JP2001398849 A JP 2001398849A JP 2003200217 A JP2003200217 A JP 2003200217A
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annular
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annular product
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Goji Kaneda
剛児 金田
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ATSUITA PRESS KOGYO KK
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環状製品の製造に要する溶接箇所の数を減少
させることができ、環状製品の製作コストを低減できる
プレス加工方法を提供する。 【解決手段】 環状製品の形成に用いる素材帯状板3
を、該環状製品の周長に見合う長さに設定し、この帯状
板を環状体4にしてその両端を溶接により結合し、該環
状製品の周長の一部分の長さに設定した雄金型7と雌金
型9を用い、環状体4に所定の断面形状と環状製品の曲
率に合う長さ方向の曲げ形状をプレス加工し、このプレ
ス加工を環状体4の周方向に複数回繰り返して行うこと
により、環状製品を製作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、環状製品を形成
する分割体のプレス加工方法、具体的には、熱交換器の
エキスパンジョイントをプレス加工によって形成するた
めの加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の熱交換器に用いられてい
るエキスパンジョイントを示し、このエキスパンジョイ
ント21の形成に用いる素材の帯状金属板を、該エキス
パンジョイント21の周長を例えば8分の1に分割した
長さに設定し、この帯状金属板をプレス加工によって、
所定の断面形状とエキスパンジョイント21の曲率に合
う長さ方向の曲げ形状を施して、図8に示すようなエキ
スパンジョイント21の分割体22を製作し、8個の分
割体22を順次溶接23することにより、エキスパンジ
ョイント21を形成するものである。
【0003】上記エキスパンジョイント21は、熱交換
器の大きさによって口径が異なるが、例えば、直径2m
前後の口径を有する環状金属製品であり、このエキスパ
ンジョイント21の形成に用いる分割体22は断面が外
側へ円弧状に膨出した形状となり、長さ方向にエキスパ
ンジョイント21の曲率に合う曲げ形状を有している。
【0004】従来、上記分割体22は、雄金型と雌金型
を用い、帯状金属板の全長を一度にプレス加工すること
により製作していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、帯状金属板
の全長を一度にプレス加工して円弧状の分割体22を製
作する方法は、当然ながら長さ方向に対して成形できる
限界があり、このため、分割体22をエキスパンジョイ
ント21の直径に応じて周長の3〜8分の1に分割した
長さに形成しているが、このような分割数では溶接箇所
の数が増えることになり、エキスパンジョイント21の
製作コストがその分高くなるという問題がある。
【0006】また、エキスパンジョイント21における
溶接箇所は、十分な強度と気密性が要求され、このた
め、溶接箇所は必ず検査をする必要があり、溶接箇所が
多いとその分検査費用が高くつくという問題もある。
【0007】そこで、この発明の課題は、環状製品の形
成における溶接箇所の数を一か所に減少させ、溶接コス
ト及び検査費用を低減し、環状製品のコストダウンを図
ることができる環状製品のプレス加工方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、第1の発明は、所定の断面形状を有する環状
製品の形成に用いる素材帯状板を、該環状製品の周長に
見合う長さに設定し、この帯状板を環状体にしてその両
端を溶接により結合し、該環状製品の周長の一部分の長
さに設定した雄金型と雌金型を用い、環状体に所定の断
面形状と環状製品の曲率に合う長さ方向の曲げ形状を、
環状体の周方向に複数回繰り返してプレス加工すること
により、環状製品を製作する構成を採用したものであ
る。
【0009】また、第2の発明は、所定の断面形状を有
する環状製品が熱交換器のエキスパンジョイントであ
り、このエキスパンジョイントの形成に用いる素材帯状
板を、該エキスパンジョイントの周長に見合う長さに設
定し、この帯状板を環状体にしてその両端を溶接により
結合し、該環状製品の周長の一部分の長さに設定した雄
金型と雌金型を定位置に配置し、環状体の周壁の一部を
雄金型と雌金型間に位置させた状態で、雄金型と雌金型
により所定の断面形状と環状製品の曲率に合う長さ方向
の曲げ形状を部分的にプレス加工し、この環状体の周方
向への回動変位と上記プレス加工の繰り返しにより、プ
レス加工を環状体の全長にわたって施す構成を採用した
ものである。
【0010】ここで、上記したエキスパンジョイントの
製作において、溶接は一箇所だけとなり、溶接箇所の数
が減少した分だけ検査も少なくなり、エキスパンジョイ
ントの製作コストを低減できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0012】図2は、この発明の対象となる環状金属製
品として熱交換器のエキスパンジョイント1を示し、例
えば、直径2m前後の口径を有し、断面が外側へ円弧状
に膨出した部分2を有する形状のリング状である。
【0013】上記キスパンジョイント1の形成に用いる
素材は、図1のように、一枚の金属帯状板3を用い、こ
の帯状板3を該キスパンジョイント1の周長に見合う長
さに設定し、この帯状板3を環状体4に曲げ加工してそ
の両端を溶接5により結合する。
【0014】図3は、環状体4のプレス加工に用いる金
型を示し、環状体4の内面側を成形するため断面の中央
部に凸部6を備えた雄金型7と、環状体4の外面側を成
形するため断面の中央部に凹部8を備えた雌金型9の組
合わせによって形成され、この雄金型7と雌金型9は、
環状体4の周長の一部分の長さに設定されている。
【0015】上記環状体4の形成に用いる帯状板3は、
例えば、16mm厚の鋼板等を用い、エキスパンジョイ
ント1の断面形状の形成に必要な幅と、エキスパンジョ
イント1の周長に見合う長さを有し、この環状体4を加
工する上記の雄金型7と雌金型9は、例えば、その長さ
が環状体4の周長の全長の6分の1の長さに設定されて
いる。
【0016】図5と図6は、上記雄金型7と雌金型9を
用いて環状体4をエキスパンジョイント1に加工するプ
レス装置を示し、雌金型9をベース台10上に固定する
と共に、雌金型7の直上に位置するプレス昇降体11の
下面に、上下に長い一対の枠体12、12を固定し、こ
の枠体12、12の下部に雄金型7を雌金型9と対向す
るよう取り付け、プレス昇降体11によって雄金型7を
昇降させるようになっている。
【0017】上記枠体12、12は、環状体4の幅が納
まって貫通する内幅と、環状体4が雌金型9上に載った
状態で、雄金型7が下降して雌金型9とで環状体4の一
部をプレス加工した際に、環状体4の上部外周面に干渉
しない程度の高さに設定され、また、この枠体12、1
2は、環状体4の途中を出し入れすることができるよう
に、側面部分がボルト等を用いて開閉可能な構造になっ
ている。
【0018】次に、エキスパンジョイントの加工方法を
説明する。
【0019】先ず、鋼板等を用いた所定長さを有する帯
状板3を用い、この帯状板3を環状体4にしてその両端
を溶接5により結合し、環状体4を製作する。
【0020】次に、図5のように、上記環状体4の周囲
の一部をプレス装置の枠体12内に挿入し、この環状体
4の下部を雄金型7と雌金型9の間に位置させ、環状体
4が雌金型9の上に載ったセット状態で、プレス昇降体
11により雄金型7を下降させ、環状体4の一部をプレ
ス加工する。
【0021】上記のようなプレス加工により、雄金型7
の凸部6と雌金型9の凹部8の形状により、図4のよう
に、環状体4の一部に、雄金型7と雌金型9の長さに見
合う範囲で断面が外側へ円弧状に膨出した部分2を加工
する。
【0022】このようなプレス加工後、雄金型7を上昇
させ、環状体4を周方向へ送り移動させ、先のプレス加
工部分に隣接する位置を雌金型9の上に載せ、上記と同
様にプレス加工を施す。
【0023】このようにして、部分的なプレス加工と環
状体4の周方向へ送りを繰り返すことにより、環状体4
の周方向にプレス加工部分をラップするように順次施せ
ば、図2に示すような、エキスパンジョイント1が製作
できる。
【0024】図2の如く、上記のようにして製作された
エキスパンジョイント1は、溶接5の部分が一箇所だけ
になり、溶接5の検査に要する費用を大幅に削減するこ
とができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、帯状
板を環状体にしてその両端を溶接により結合し、環状製
品の周長の一部分の長さに設定した雄金型と雌金型を用
い、上記環状体に所定の断面形状と環状製品の曲率に合
う長さ方向の曲げ形状を、環状体の周方向に複数回繰り
返してプレス加工するようにしたので、帯状板を用いて
環状製品を製作する場合に、溶接箇所の数を一箇所に減
少することができ、溶接箇所の減少で、溶接の検査に要
する費用と手間を削減し、環状製品の製作コストを低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のプレス加工方法に用いる環状体の斜
視図
【図2】環状製品であるエキスパンジョイントの斜視図
【図3】分割体のプレス加工に用いる金型の分解斜視図
【図4】環状体に対するプレス加工の途中を示す斜視図
【図5】環状体に対してプレス加工を施すプレス装置の
一部を切り欠いた縦断正面図
【図6】環状体に対してプレス加工を施すプレス装置の
縦断側面図
【図7】従来のエキスパンジョイントの斜視図
【図8】同上の分割体の斜視図
【符号の説明】
1 エキスパンジョイント 2 膨出した部分 3 帯状板 4 環状体 5 溶接 6 凸部 7 雄金型 8 凹部 9 雌金型 10 ベース台 11 プレス昇降体 12 枠体
【手続補正書】
【提出日】平成14年1月18日(2002.1.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】図は、従来の熱交換器に用いられてい
るエキスパンジョイントを示し、このエキスパンジョイ
ント21の形成に用いる素材の帯状金属板を、該エキス
パンジョイント21の周長を例えば8分の1に分割した
長さに設定し、この帯状金属板をプレス加工によって、
所定の断面形状とエキスパンジョイント21の曲率に合
う長さ方向の曲げ形状を施して、図に示すようなエキ
スパンジョイント21の分割体22を製作し、8個の分
割体22を順次溶接23することにより、エキスパンジ
ョイント21を形成するものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】図5と図6及び図7は、上記雄金型7と雌
金型9を用いて環状体4をエキスパンジョイント1に加
工するプレス装置を示し、雌金型9をベース台10上に
固定すると共に、雌金型7の直上に位置するプレス昇降
体11の下面に、上下に長い一対の枠体12、12を固
定し、この枠体12、12の下部に雄金型7を雌金型9
と対向するよう取り付け、プレス昇降体11によって雄
金型7を昇降させるようになっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】環状体に対してプレス加工を施すプレス装置の
構造を示す斜視図
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】従来のエキスパンジョイントの斜視図
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図9
【補正方法】追加
【補正内容】
【図9】同上の分割体の斜視図
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】追加
【補正内容】
【図9】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の断面形状を有する環状製品の形成
    に用いる素材帯状板を、該環状製品の周長に見合う長さ
    に設定し、この帯状板を環状体にしてその両端を溶接に
    より結合し、該環状製品の周長の一部分の長さに設定し
    た雄金型と雌金型を用い、環状体に所定の断面形状と環
    状製品の曲率に合う長さ方向の曲げ形状を、環状体の周
    方向に複数回繰り返してプレス加工することにより、環
    状製品を製作することを特徴とする環状製品のプレス加
    工方法。
  2. 【請求項2】 所定の断面形状を有する環状製品が熱交
    換器のエキスパンジョイントであり、このエキスパンジ
    ョイントの形成に用いる素材帯状板を、該エキスパンジ
    ョイントの周長に見合う長さに設定し、この帯状板を環
    状体にしてその両端を溶接により結合し、該環状製品の
    周長の一部分の長さに設定した雄金型と雌金型を定位置
    に配置し、環状体の周壁の一部を雄金型と雌金型間に位
    置させた状態で、雄金型と雌金型により所定の断面形状
    と環状製品の曲率に合う長さ方向の曲げ形状を部分的に
    プレス加工し、この環状体の周方向への回動変位と上記
    プレス加工の繰り返しにより、プレス加工を環状体の全
    長にわたって施すことを特徴とする環状製品のプレス加
    工方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111954579A (zh) * 2018-03-30 2020-11-17 日本制铁株式会社 成型品的制造方法

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