JP7032467B2 - コネクタのロック構造 - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタのロック構造に関する。
コネクタハウジングと相手コネクタハウジングの嵌合状態を保持可能にするコネクタのロック構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されるコネクタのロック構造は、図8に示すように、第2のコネクタハウジング(コネクタハウジング)511に設けられたロックアーム513と、第1のコネクタハウジング(相手コネクタハウジング)501の天部503に設けられてロックアーム513のロック爪(ロック突起)515を係止するロック爪係止孔(ロック部)505とを備えている。
ロックアーム513は、第2のコネクタハウジング511の天部517おける前端及び後端に各端部513a,513bがそれぞれ一体に連接されて両持梁状とされている。従って、ロックアーム513は、両端部513a,513bを除いて天部517上に空隙(可撓空間)519を介してブリッジ状をなしている。このため、ロックアーム513全体が弾性を持ち、外力を受けて圧縮(圧迫)方向に撓み変形し、また外力が除かれると自身の反発力で元のブリッジ形態に復元する。このロックアーム513は、中央部にロック爪515が設けられている。
このように構成された第1のコネクタハウジング501と第2のコネクタハウジング511のロック解除を行う場合には、指の腹を強く当てるか、ピンなどの治具を用いるなどしてロック爪515の頭を下方へ押し下げる。これにより、ロックアーム513を下方へ変形させて、ロック爪515をロック爪係止孔505の係止から外れるレベルに位置させ、さらに第2のコネクタハウジング511を第1のコネクタハウジング501から分離9操作する。これにより、第1のコネクタハウジング501と第2のコネクタハウジング511とのロック解除が簡単かつ速やかに行われる。
特開2010-170967号公報
しかしながら、上記のコネクタのロック構造では、第1のコネクタハウジング501と第2のコネクタハウジング511との嵌合状態において、ロックアーム513の後方及び後方の端部513bが、第1のコネクタハウジング501から露出した状態にある。そこで、ロックアーム513の後方に外力が加わると、ロックアーム513が撓む虞があり、ロック爪515とロック爪係止孔505との係合が解除され、嵌合状態が損なわれる可能性がある。また、後方の端部513bが塑性変形することも懸念される。
なお、後方の端部513bの剛性を上げて外力により撓みにくくしたり、塑性変形しにくくしたりすると、ロックアーム513が撓みにくくなる。そこで、ロックアーム513は、第1のコネクタハウジング501との嵌合時や、ロックの解除操作時に要する力が大きくなり、作業性が悪化することになる。また、第2のコネクタハウジング511に、ロックアーム513の後方及び後方の端部513bを被うブリッジ状の誤操作防止フードを一体に設けた場合には、第2のコネクタハウジング511が大型化することになる。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、コネクタ嵌合時やロックの解除操作時における作業性を確保するとともに、ロックアームを保護することができるコンパクトなコネクタのロック構造を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 嵌合方向の前側から後方へ延びてコネクタハウジングの側壁に形成され、相手コネクタハウジングに対し弾性的に係合することで嵌合状態を保持するロックアームと、
前記ロックアームの後部を間に挟むように前記側壁の後側に突出して設けられた撓み変形可能な一対の板状支持壁と、
前記板状支持壁と前記ロックアームの後部とを幅方向にそれぞれ連結する連結部と、
前記連結部よりも上方に突出して前記板状支持壁に形成された上方突出部と、
を備えたことを特徴とするコネクタのロック構造。
上記(1)の構成のコネクタのロック構造によれば、例えばロックアームに物が当たる様に、上方より下方に向けた不所望の外力がロックアームに加わる際には、外力は板状支持壁の上方突出部により受け止められる。ここで、板状支持壁は、幅方向(板厚方向)には撓み変形するが、突出方向(板面方向)には剛性を有しているので、上方突出部に加わる外力を受け止めることができる。そこで、外力によりロックアーム自体が撓むことが防止(抑制)される。従って、コネクタハウジングのロックアームに外力が加わり、ロックアーム自体の撓みにより相手コネクタハウジングに対する係合が解除され、嵌合状態が損なわれることが、コンパクトな板状支持壁の上方突出部によって防止される。また、板状支持壁の上方突出部によって、外力によりロックアームが塑性変形させられることも防止される。
一方、コネクタ嵌合時や、ロック解除を行う場合には、ロックアームの中間部を下方に押し下げてロックアーム自体を下方へ撓ませるとともに、連結部を介して板状支持壁を幅方向に撓ませることができる。そこで、コネクタ嵌合時や、ロックの解除操作時に要する力(操作力)が大きくなることが防止(抑制)される。従って、コネクタ嵌合時やロックの解除操作時における作業性を確保することができる。
(2) 前記連結部は、前側に設けたスリットにより嵌合方向に沿う連結長さが短くされる、
ことを特徴とする上記(1)に記載のコネクタのロック構造。
上記(2)の構成のコネクタのロック構造によれば、ロックアームの中間部を下方に押し下げる際の操作部から連結部までの距離が、スリットが設けられた分だけ長くなる。そこで、ロックアーム自体を下方へ撓ませることで、連結部を介して板状支持壁を幅方向に撓ませる力を梃子の作用により増大させることができる。従って、ロックの解除操作時に要する力(操作力)をさらに低減できる。
(3) 前記ロックアームの中間部には、
前記相手コネクタハウジングのロック部に係止される係止突起と、
前記係止突起と前記連結部との間で上方に突出する凸部からなる操作部と、
を有することを特徴とする上記(2)に記載のコネクタのロック構造。
上記(3)の構成のコネクタのロック構造によれば、ロックアームの中間部を下方に押し下げる際の操作力が、凸部からなる操作部を介してロックアームに集中的に加えられる。そこで、操作部から連結部までの距離を長くすることで板状支持壁を撓ませる力を増大させる梃子の作用が、確実に作用させられる。
本発明に係るコネクタのロック構造によれば、コネクタ嵌合時やロックの解除操作時における作業性を確保するとともに、ロックアームを保護することができるコンパクトなコネクタのロック構造を提供することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係るコネクタのロック構造を構成するコネクタハウジング及び相手コネクタハウジングの嵌合前状態を示す斜視図である。 図1に示したコネクタハウジングの端子収容前状態を示す斜視図である。 (a),(b)は、図1に示したコネクタハウジングの側面図及び背面図である。 図1に示したコネクタハウジングの上面図及び一部拡大図である。 図4におけるV-V断面矢視図である。 (a),(b)は、図4におけるVI-VI断面矢視図及び背面図である。 図6の(a),(b)に示したコネクタハウジングのロック解除動作を説明する説明図である。 従来の第1のコネクタハウジングと第2のコネクタハウジングの嵌合動作を説明する説明図である。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るコネクタのロック構造を構成するコネクタハウジング1及び相手コネクタハウジング21の嵌合前状態を示す斜視図である。図2は、図1に示したコネクタハウジング1の端子収容前状態を示す斜視図である。図3の(a),(b)は、図1に示したコネクタハウジング1の側面図及び背面図である。
本実施形態に係るコネクタのロック構造は、図1に示すように、コネクタハウジング1と相手コネクタハウジング21とにより構成される。ここで、コネクタハウジング1は、端子収容室3に雌端子31が収容された雌型コネクタハウジングである。相手コネクタハウジング21は、コネクタ嵌合部23内に雄端子(図示せず)が配設された雄型コネクタハウジングである。なお、以下の説明においては、相手コネクタハウジング21に嵌合する側(図3の(a)中、左側)をコネクタハウジング1の前方とする。
本実施形態に係るコネクタのロック構造は、コネクタハウジング1の上壁(側壁)4に形成されたロックアーム5と、ロックアーム5の後部を間に挟むように上壁4の後側に突出して設けられた撓み変形可能な一対の板状支持壁11,11と、板状支持壁11とロックアーム5の後部9とを幅方向(図3の(b)中、左右方向)にそれぞれ連結する連結部13と、連結部13よりも上方に突出して板状支持壁11に形成された上方突出部12と、を主要な構成として備える。
図1に示すように、本実施形態の相手コネクタハウジング21は合成樹脂の成形品として形成され、四形筒状のコネクタ嵌合部23を有する。このコネクタ嵌合部23内には後述のコネクタハウジング1の嵌合部2が略密接状態で挿入および嵌合される。コネクタ嵌合部23の奥壁には、雄端子のタブ端子部が開口端に向かって突設されている。
コネクタ嵌合部23の天壁25には、コネクタ嵌合部23内へ突出するロック部26が設けられている。このロック部26には、後述のロックアーム5のロック爪(係止突起)6が係止される。
図1~図3に示すように、本実施形態のコネクタハウジング1は合成樹脂製の成形品として形成され、全体として略矩形筒状を有する。このコネクタハウジング1の前半部は、相手コネクタハウジング21におけるコネクタ嵌合部23内に挿入可能な嵌合部2となっている。この嵌合部2を含むコネクタハウジング1の内部は、前端開口部3aを介して相手コネクタハウジング21の雄端子を受け入れる雌端子31の端子収容室3となっている。
この端子収容室3内には雌端子31を抜け止めする片持ち梁状のランス17が設けられ、このランス17によってこのコネクタハウジング1の後端開口部3bから挿入された雌端子31が保持される。
雌端子31は、図2に示すように、例えば電気接触部となる箱部33を挿入方向の先端に有する。箱部33は、外観が挿入方向に長い直方体形状とされる。箱部33の内部には、相手コネクタハウジング21に収容される雄端子のタブ端子部と導通接触する板ばね片32が設けられている(図5参照)。雌端子31は、箱部33の後方に、導体43を圧着する導体圧着部34と電線41を固定する被覆圧着部35とからなる電線圧着部37が連設される。
図4は、図1に示したコネクタハウジング1の上面図及び一部拡大図である。図5は、図4におけるV-V断面矢視図である。
図4及び図5に示すように、コネクタハウジング1の上壁4には、相手コネクタハウジング21に対し弾性的に係合することで嵌合状態を保持するロックアーム5が形成されている。コネクタハウジング1の上壁4における前端及び後端には、ロックアーム5の前部7及び後部9がそれぞれ一体に連接され、後部9では連結部13を介して一対の板状支持壁11,11にそれぞれ連接された二股状となっている。即ち、本実施形態に係るロックアーム5は、嵌合方向の前側から後方へ延びてコネクタハウジング1の上壁4に形成され、前部7及び後部9を除いて上壁4上に可撓空間(空隙)10を介してブリッジ状をなしている。
このため、ロックアーム5全体が弾性を持ち、操作力Fを受けて押圧方向(図5中、下方)に撓み変形し、また操作力Fが除かれると自身の反発力で元のブリッジ形態に復元する。このロックアーム5の中間部には、相手コネクタハウジング21のロック部26に係止されるロック爪6と、ロック爪6と連結部13との間で上方に突出する凸部からなる一対の操作部8と、を一体に有する。即ち、ロックアーム5は、相手コネクタハウジング21のロック部26にロック爪6が係止されることで、コネクタハウジング1と相手コネクタハウジング21との嵌合状態を保持する。また、ロックアーム5は、操作部8が手指などで下方に押し下げられることで、操作力Fが操作部8に集中的に加えられて下方に凸形状となるように撓み変形する。
本実施形態に係る撓み変形可能な一対の板状支持壁11,11は、ロックアーム5の後部9を幅方向から間に挟むように上壁4の後側で上方に突出して並行に設けられている。板状支持壁11は、幅方向(板厚方向)には撓み変形するが、突出方向(板面方向)には所定の剛性を有するように板厚及び嵌合方向長さが適宜設定される。
この板状支持壁11の上端部は、ロックアーム5に連結された連結部13よりも上方に突出する上方突出部12とされている。この上方突出部12は、ロックアーム5の操作部8よりも上方に突出する。なお、上方突出部12は、本実施形態のように板状支持壁11の上端部全体を上方へ突出させて形成されたものに限らず、板状支持壁11の上端部における一部を上方へ突出させて形成されたものでもよい。
本実施形態に係る連結部13は、図4に示すように、ロックアーム5の後部9における幅方向端と板状支持壁11の内壁面とをそれぞれ幅方向に連結している。そこで、ロックアーム5の中間部が下方に押し下げられて下方へ撓ませられると、板状支持壁11にも連結部13を介して幅方向内側に撓ませる力が作用する。即ち、コネクタ嵌合時にロックアーム5のロック爪6が相手コネクタハウジング21のロック部26によって下方に押し込まれる場合や、ロックの解除操作時にロックアーム5の操作部8が操作力Fによって下方に押し下げられる場合には、ロックアーム5自体と共にロックアーム5の後部9を支持している板状支持壁11も一緒に撓ませることで、ロックアーム5だけを撓ませる場合に比べて反発力を小さくすることができる。
更に、本実施形態の連結部13は、前側に設けたスリット15によって、ロックアーム5と板状支持壁11との嵌合方向に沿う連結長さが短くされている。即ち、ロックアーム5の中間部を下方に押し下げる際の操作力Fが加えられる操作部8から連結部13までの距離Lが、スリット15が設けられた分だけ長くなっている。そこで、ロックアーム5自体を下方へ撓ませることで連結部13を介して板状支持壁11を幅方向に撓ませる力が、梃子の作用により増大する。
次に、上記した構成の作用を説明する。
図6の(a),(b)は、図4におけるVI-VI断面矢視図及び背面図である。図7は、図6の(a),(b)に示したコネクタハウジング1のロック解除動作を説明する説明図である。
本実施形態に係るコネクタのロック構造によれば、図6に示すように、相手コネクタハウジング21との嵌合状態において、コネクタハウジング1はロックアーム5の後方及び嵌合部2より後方が、相手コネクタハウジング21のコネクタ嵌合部23から露出した状態にある。しかしながら、ロックアーム5に物が当たる様に、上方より下方に向けた不所望の外力Pがロックアーム5に加わる際には、外力Pは板状支持壁11の上方突出部12により受け止められる。ここで、板状支持壁11は、幅方向(板厚方向)には撓み変形するが、突出方向(板面方向)には剛性を有しているので、上方突出部12に加わる外力Pを受け止めることができる。そこで、外力Pによりロックアーム5自体が撓むことが防止(抑制)される。
従って、コネクタハウジング1のロックアーム5に外力Pが加わり、ロックアーム5自体の撓みにより相手コネクタハウジング21に対する係合が解除され、嵌合状態が損なわれることが、コンパクトな板状支持壁11の上方突出部12によって防止される。また、板状支持壁11の上方突出部12によって、外力Pによりロックアーム5が塑性変形させられることも防止される。即ち、例えばロックアーム5の後方及び後部9を被うブリッジ状の誤操作防止フードがコネクタハウジング1に一体に設けられた場合のように、コネクタハウジング1が大型化することがない。
一方、ロック解除を行う場合には、図7に示すように、ロックアーム5の中間部に設けた操作部8を操作力Fで下方に押し下げてロックアーム5自体を下方へ撓ませるとともに、連結部13を介して一対の板状支持壁11,11を幅方向内側にそれぞれ撓ませることができる。そこで、ロックの解除操作時に要する操作力Fが大きくなることが防止(抑制)される。同様に、コネクタ嵌合時にロックアーム5のロック爪6が相手コネクタハウジング21のロック部26によって下方に押し込まれる場合にも、コネクタ嵌合時に要する嵌合力が大きくなることが防止(抑制)される。従って、コネクタ嵌合時やロックの解除操作時における作業性を確保することができる。
また、本実施形態のコネクタのロック構造によれば、ロックアーム5の中間部を下方に押し下げる際の操作部8から連結部13までの距離Lが、スリット15が設けられた分だけ長くなる。そこで、図7に示すように、ロックアーム5自体を下方へ撓ませることで、連結部13を介して板状支持壁11を折り線Xに沿って幅方向内側に撓ませる力を梃子の作用により増大させることができる。従って、ロックの解除操作時に要する操作力Fをさらに低減できる。
更に、本実施形態のコネクタのロック構造によれば、ロックアーム5の中間部を下方に押し下げる際の操作力Fが、凸部からなる操作部8を介してロックアーム5に集中的に加えられる。そこで、操作部8から連結部13までの距離Lを長くすることで板状支持壁11を撓ませる力を増大させる梃子の作用が、確実に作用させられる。
従って、上記実施形態に係るコネクタのロック構造によれば、コネクタ嵌合時やロックの解除操作時における作業性を確保するとともに、ロックアーム5を保護することができるコンパクトなコネクタのロック構造を提供することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るコネクタのロック構造の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 嵌合方向の前側から後方へ延びてコネクタハウジング(1)の側壁(上壁4)に形成され、相手コネクタハウジング(21)に対し弾性的に係合することで嵌合状態を保持するロックアーム(5)と、
前記ロックアーム(5)の後部(9)を間に挟むように前記側壁の後側に突出して設けられた撓み変形可能な一対の板状支持壁(11,11)と、
前記板状支持壁と前記ロックアームの後部とを幅方向にそれぞれ連結する連結部(13)と、
前記連結部よりも上方に突出して前記板状支持壁に形成された上方突出部(12)と、
を備えたことを特徴とするコネクタのロック構造。
[2] 前記連結部(13)は、前側に設けたスリット(15)により嵌合方向に沿う連結長さが短くされる、
ことを特徴とする上記[1]に記載のコネクタのロック構造。
[3] 前記ロックアーム(5)の中間部には、
前記相手コネクタハウジング(21)のロック部(26)に係止される係止突起(ロック爪6)と、
前記係止突起と前記連結部(13)との間で上方に突出する凸部からなる操作部(8)と、
を有することを特徴とする上記[2]に記載のコネクタのロック構造。
1…コネクタハウジング
4…上壁(側壁)
5…ロックアーム
9…後部
11…板状支持壁
12…上方突出部
13…連結部
15…スリット
21…相手コネクタハウジング

Claims (3)

  1. 嵌合方向の前側から後方へ延びてコネクタハウジングの側壁に形成され、相手コネクタハウジングに対し弾性的に係合することで嵌合状態を保持するロックアームと、
    前記ロックアームの後部を間に挟むように前記側壁の後側に突出して設けられた撓み変形可能な一対の板状支持壁と、
    前記板状支持壁と前記ロックアームの後部とを幅方向にそれぞれ連結する連結部と、
    前記連結部よりも上方に突出して前記板状支持壁に形成された上方突出部と、
    を備えたことを特徴とするコネクタのロック構造。
  2. 前記連結部は、前側に設けたスリットにより嵌合方向に沿う連結長さが短くされる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタのロック構造。
  3. 前記ロックアームの中間部には、
    前記相手コネクタハウジングのロック部に係止される係止突起と、
    前記係止突起と前記連結部との間で上方に突出する凸部からなる操作部と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載のコネクタのロック構造。
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