JP7027853B2 - フロート - Google Patents
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Description
(クローラクレーンの構成)
第1実施形態のフロートは、作業機械であるクローラクレーンに設けられたジャッキシリンダの下端部に装着されるものである。クローラクレーン10の側面図である図1に示すように、クローラクレーン10は、クローラ式の下部走行体11に上部旋回体12が旋回可能に搭載された構成となっている。なお、作業機械は、クローラクレーン10に限定されず、クローラ式のショベル等のクローラを備えた作業機械、ホイールクレーン、トラッククレーン、高所作業車等のタイヤを備えた作業機械であってもよい。
フロート1の斜視図である図3に示すように、フロート1は、中間部材2と、接地部材3と、に分割されている。中間部材2は、ジャッキシリンダ27の下端部に着脱可能に装着される。接地部材3は、中間部材2に着脱可能に装着されて、機体のジャッキアップ時に地面に接する。
以上に述べたように、本実施形態に係るフロート1によると、フロート1が、中間部材2と、接地部材3と、に分割されている。これにより、フロート1の総質量が、中間部材2と、接地部材3と、に分割されている。よって、ジャッキシリンダ27の下端部にフロート1を装着する際に、まず、ジャッキシリンダ27の下端部に中間部材2を装着し、その後、中間部材2に接地部材3を装着することで、フロート1全体をジャッキシリンダ27の下端部に装着する場合に比べて、作業者の負担が小さくなる。また、ジャッキシリンダ27の下端部からフロート1を取り外す際に、まず、中間部材2から接地部材3を取り外し、その後、ジャッキシリンダ27の下端部から中間部材2を取り外すことで、フロート1全体をジャッキシリンダ27の下端部から取り外す場合に比べて、作業者の負担が小さくなる。これにより、作業者の負担を軽減させることができる。
次に、第2実施形態のフロートについて、図面を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する構成およびそれにより奏される効果については説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については、第1実施形態と同じ符号を付している。
第1実施形態において、中間部材2の本体部41は、外径が円形であった。これに対して、中間部材102の斜視図である図12に示すように、本実施形態のフロート101が備える中間部材102の本体部141は、接地部材3の収容部53(図7参照)がフランジ部44を収容する方向(B方向)に平行な側面141aを有している。また、本実施形態のフロート101が備える接地部材3の収容部53も、接地部材3の収容部53がフランジ部44を収容する方向(B方向)に平行な側面を有している。
以上に述べたように、本実施形態に係るフロート101によると、本体部141および収容部53の各々は、収容部53がフランジ部44を収容する方向(B方向)に平行な側面141aを有している。よって、中間部材2に接地部材3を装着していくと、フランジ部44の側面が、本体部141の側面141aに当接するので、中間部材2に接地部材3を装着していく最中に、中間部材2に対して接地部材3が回転するのを抑制することができる。これにより、中間部材2に接地部材3を装着しやすくなるので、作業者の負担をさらに軽減させることができる。
2,102 中間部材
3 接地部材
4 固定ピン
5 ピン
10 クローラクレーン
11 下部走行体
12 上部旋回体
13 運転室
14 ブーム
15 ガイドシーブ
16 巻上ロープ
17 フック
18 カウンタウエイト
19 ガントリ
20 下部スプレッダ
21 ブームガイライン
22 上部スプレッダ
23 ブーム起伏用ロープ
24 カーボディ
25 走行体
26 アーム
27 ジャッキシリンダ
31 シリンダロッド
31a 頭部
31b 首部
41,141 本体部
41a 球面
42 収容部
42a 第3ピン孔
43 当接板
44 フランジ部
45 凸部
45a テーパ
46 突出部
46a 第1ピン孔
51 円板部
52 円筒部(凹部)
53 収容部
53a 曲折部
54 突出部
54a 第2ピン孔
61 ブラケット
61a 第4ピン孔
141a 側面
Claims (11)
- 作業機械に設けられて機体をジャッキアップするジャッキシリンダの下端部に装着されるフロートであって、
前記ジャッキシリンダの下端部に着脱可能に装着される中間部材と、
前記中間部材に着脱可能に装着されて、前記機体のジャッキアップ時に地面に接する接地部材と、
に分割されており、
前記中間部材には、第1ピン孔が設けられており、
前記接地部材には、第2ピン孔が設けられており、
前記第2ピン孔は、前記中間部材に前記接地部材を装着した際に、前記第1ピン孔に対向し、
前記中間部材に前記接地部材を装着した際に、前記第1ピン孔と前記第2ピン孔とに同時に挿通される固定ピンをさらに有し、
前記第1ピン孔および前記第2ピン孔の少なくとも一方が、前記機体のジャッキアップ方向に延在する長孔であることを特徴とするフロート。 - 前記機体のジャッキアップ時に、前記中間部材および前記接地部材の一方に設けられた凸部と、他方に設けられた凹部とが嵌合することを特徴とする請求項1に記載のフロート。
- 前記中間部材には、一対の第3ピン孔が設けられており、
前記ジャッキシリンダの下端部に前記中間部材を装着した際に、前記一対の第3ピン孔に同時に挿通されるピンをさらに有し、
前記機体のジャッキアップ方向に直交する方向における前記中間部材の中心から見て、前記一対の第3ピン孔は、前記第1ピン孔とは反対側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフロート。 - 前記ジャッキシリンダの下端部に前記中間部材が装着された状態で、前記ジャッキシリンダが前記機体に格納され、
前記機体には、第4ピン孔が設けられており、
前記ジャッキシリンダの格納時に、前記第1ピン孔と前記第4ピン孔とにピンが同時に挿通されることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のフロート。 - 作業機械に設けられて機体をジャッキアップするジャッキシリンダの下端部に装着されるフロートであって、
前記ジャッキシリンダの下端部に着脱可能に装着される中間部材と、
前記中間部材に着脱可能に装着されて、前記機体のジャッキアップ時に地面に接する接地部材と、
に分割されており、
前記機体のジャッキアップ時に、前記中間部材および前記接地部材の一方に設けられた凸部と、他方に設けられた凹部とが嵌合し、
前記機体がジャッキアップされていないときに、前記接地部材が前記中間部材から吊り下げられた状態になることで、前記凸部と前記凹部とが嵌合しないことを特徴とするフロート。 - 前記中間部材には、第1ピン孔が設けられており、
前記接地部材には、第2ピン孔が設けられており、
前記第2ピン孔は、前記中間部材に前記接地部材を装着した際に、前記第1ピン孔に対向し、
前記中間部材に前記接地部材を装着した際に、前記第1ピン孔と前記第2ピン孔とに同時に挿通される固定ピンをさらに有し、
前記第1ピン孔および前記第2ピン孔の少なくとも一方が、前記機体のジャッキアップ方向に延在する長孔であることを特徴とする請求項5に記載のフロート。 - 前記中間部材には、一対の第3ピン孔が設けられており、
前記ジャッキシリンダの下端部に前記中間部材を装着した際に、前記一対の第3ピン孔に同時に挿通されるピンをさらに有し、
前記機体のジャッキアップ方向に直交する方向における前記中間部材の中心から見て、前記一対の第3ピン孔は、前記第1ピン孔とは反対側に配置されていることを特徴とする請求項6に記載のフロート。 - 前記ジャッキシリンダの下端部に前記中間部材が装着された状態で、前記ジャッキシリンダが前記機体に格納され、
前記機体には、第4ピン孔が設けられており、
前記ジャッキシリンダの格納時に、前記第1ピン孔と前記第4ピン孔とにピンが同時に挿通されることを特徴とする請求項6又は7に記載のフロート。 - 前記中間部材は、
本体部と、
前記本体部の周囲に形成されて、外方に突出したフランジ部と、
を有し、
前記接地部材は、前記中間部材に前記接地部材を装着する際に、その開口側から前記フランジ部を収容する収容部を有することを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載のフロート。 - 前記収容部の開口側の側面は、前記接地部材が前記中間部材に装着された際に前記中間部材に対向する側とは反対側が切り欠かれていることを特徴とする請求項9に記載のフロート。
- 前記本体部および前記収容部の各々は、前記収容部が前記フランジ部を収容する方向に平行な側面を有することを特徴とする請求項9又は10に記載のフロート。
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JP2017233982A JP7027853B2 (ja) | 2017-12-06 | 2017-12-06 | フロート |
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JP2017233982A JP7027853B2 (ja) | 2017-12-06 | 2017-12-06 | フロート |
Publications (2)
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JP7027853B2 true JP7027853B2 (ja) | 2022-03-02 |
Family
ID=66975781
Family Applications (1)
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JP2017233982A Active JP7027853B2 (ja) | 2017-12-06 | 2017-12-06 | フロート |
Country Status (1)
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US4266809A (en) * | 1978-12-26 | 1981-05-12 | Burro-Badger Corporation | Outrigger float pad assembly |
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2017
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