JP2000143162A - ホイールクレーン - Google Patents

ホイールクレーン

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JP2000143162A
JP2000143162A JP10324051A JP32405198A JP2000143162A JP 2000143162 A JP2000143162 A JP 2000143162A JP 10324051 A JP10324051 A JP 10324051A JP 32405198 A JP32405198 A JP 32405198A JP 2000143162 A JP2000143162 A JP 2000143162A
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JP
Japan
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auxiliary
hook
boom
bracket
main
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JP10324051A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Miyazawa
洋 宮沢
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Yutani Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先端が基端側より低くなる前傾した状態が走
行姿勢となるブームを備えたホイールクレーンのアプロ
ーチアングルを大きくする。 【解決手段】 主巻ロープの巻切りによる主フック7の
押上げ力で回動されてこの主フック7をブーム1の先端
部下側に格納する主フック格納金具10の前部に補フッ
ク8の一側部が嵌まり込む位置まで、ブームヘッド2の
前面の補助シーブブラケット3に回動可能に設けられた
補フック格納金具20を補巻ロープ6の巻切りによる補
フック8の押し上げ力で回動させる構成にすれば、補フ
ック格納金具20の回動角度が大きく、補フック8を高
い位置に格納することができるので、アプローチアング
ルが大きくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行時には大きな
アプローチアングルを確保することができ、また吊荷作
業を行うに際してはジブの張出し作業の支障にならない
位置に補助シーブブラケットを退避させ得て、しかもよ
り長尺のジブの装着を可能ならしめるようにしたホイー
ルクレーンの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】ホイールクレーンのブームには、大重量
物の低速吊上げ作業に使用される主フックが設けられ、
またブームの先端に設けられた補助シーブブラケットに
は軽量物の高速吊上げ作業に使用される補フックが設け
られている。そして、ホイールクレーンを走行させる場
合には、主フックおよび補フックはフック格納装置によ
りブーム先端部下側に格納されるが、このようなフック
格納装置は、下部走行体の前端部に取り付けられた主フ
ック用係留ロープおよび補フック用係留ロープからなっ
ており、これら主フックおよび補フックは係留ロープに
引掛けられて格納されるように構成されていた。
【0003】このようなフック格納装置では、ホイール
クレーンを走行姿勢から吊荷作業姿勢に、逆に吊荷作業
姿勢から走行姿勢にする都度、運転者が運転室から降り
て主フックおよび補フックの取外し作業を行うと共に格
納作業を行わなければならず、極めて煩わしかった。そ
こで、主フックおよび補フックを自動的に格納して走行
姿勢にし、かつ吊荷作業態勢にし得るようにしたフック
格納装置が、例えば本願出願人の出願になる特許第25
18563号において提案されている。
【0004】以下、上記従来例1に係るホイールクレー
ンのフック格納装置を、主フックと補フックとを巻上げ
た状態を示すその側面図の図9(a)と、図9(a)の
状態からさらに主フックと補フックとを巻上げて、ブー
ムの先端部下側に格納した状態を示すその側面図の図9
(b)と、主フックの正面図の図10(a)と、補フッ
クの正面図の図10(b)とを参照しながら説明する。
なお、この従来例1に係るホイールクレーンはブーム内
に格納され、張出しに際して伸長されるジブを有するも
ので、最縮小状態においてはジブヘッドが補助シーブブ
ラケットとしての役割を担うものである。
【0005】ブームヘッド102aの下端部に主フック
格納金具121が取り付けられ、ジブヘッド108aの
下端部に補フック格納金具122が取り付けられてい
る。上記主・補フック格納金具121,122は、それ
ぞれ左右両側板121a,121a,122a,122
aおよび平坦な底板121b,122bを備えてなり、
左右方向の水平な支軸123,124を支点として、自
重によってブームヘッド102aおよびジブヘッド10
8aから垂下したクレーン作業時位置と、ブームヘッド
102aおよびジブヘッド108aの下端部に沿う格納
位置との間で回動し得るようになっている。なお、ブー
ムヘッド102aおよびジブヘッド108aの外側面
に、上記両フック格納金具121,122を当接させて
格納位置で停止させるストッパ125,126が設けら
れている。また、主フック格納金具121には主巻ロー
プ104に接するローラ127が設けられており、この
ローラ127と主巻ロープ104とによりこの主フック
格納金具121の前方への回動が規制されるようになっ
ている。
【0006】そして、これら主フック格納金具121お
よび補フック格納金具122における底板121b,1
22bの平坦な下面121c,122cがそれぞれフッ
ク上面に対する当たり面となり、フック巻切り時に、こ
のフック上面がこれら底板の下面(以下、当たり面とい
う。)121c,122cに当接した状態から、フック
巻上げ力がこの当接部分を介して主フック格納金具12
1および補フック格納金具122に押上げ力として加え
られるように構成されている。
【0007】上記支軸123,124が、図9(a)に
示すように、これら主フック103および補フック10
9の巻上げ力線、つまり主フック103においてはブー
ムポイントメインシーブ106とフックシーブ107の
各シーブピン中心O1 ,O2を結ぶ線X1 、補フック1
09においては同フック109とジブポイントメインシ
ーブ112との間における補巻ロープ110の中心線X
2 に対してそれぞれブーム長さ方向の前方にずれた位置
に設けられているため、巻切りにより主フック103が
当たり面121cに当接し、また補フック109が当た
り面122cに当接すると、主フック格納金具121お
よび補フック格納金具122が水平な支軸123,12
4を支点として、ブーム102の基端側方向に回動す
る。この場合、補フック格納金具122は補フック10
9が主フック103に当接する位置まで回動されるもの
である。なお、図10(b)において、符号128は過
巻防止ウエイトであり、また符号129は過巻防止用リ
ミットスイッチである。
【0008】上記従来例1に係るホイールクレーンのフ
ック格納装置によれば、走行時には主フック103およ
び補フック109をそれぞれ巻切り位置まで巻上げるだ
けで、これら主フック103および補フック109をブ
ームヘッド102aおよびジブヘッド108aの下側に
格納し、ロープ張力によって固定することができる。一
方、吊荷作業時には、主巻ロープ104および補巻ロー
プ110を緩めて主フック103と主フック格納金具1
21とを共にブームヘッド102aの下方に、また補フ
ック109および補フック格納金具122を共にジブヘ
ッド108aの下方に垂下させるだけで直ちに吊荷作業
態勢にすることができる。
【0009】ところで、ブームの先端に補助シーブブラ
ケットが取り付けられると共に、ブームの左側面に沿わ
せてジブを格納するようにしたホイールクレーンがあ
る。このようなホイールクレーンでは、ジブにより吊荷
作業を行うためにジブを張り出す場合、張出作業に際し
て邪魔になる補助シーブブラケットをブームの前面から
退避させる必要がある。ジブの張出作業に際して補助シ
ーブブラケットを退避させるようにしたものとしては、
例えば特開平9−323892号公報において提案され
てなるものが公知である。以下、この従来例2に係るジ
ブの張出し、格納装置を、先端部にシングルトップ(補
助シーブブラケットに相当する。)が取り付けられた状
態を示すブームの先端部側面図の図11(a)と、シン
グルトップを上方に移動させて、ジブを支持する回転ブ
ラケットを回動させた状態を示す図の図11(b)と、
ジブを張出した状態を示す図の図11(c)とを参照し
ながら説明する。
【0010】図示しないウインチで繰出し、巻取られる
ワイヤロープ205が掛けられる先端シーブ207を有
するシングルトップ206(補助シーブに相当する。)
がブーム201のトップブーム(ブームヘッドに相当す
る。)202の前面下部に着脱自在な固定ピン208で
取り付けられており、そして先端シーブ207を支持す
る先端シーブ用の軸209と、トップブーム202の先
端上部に設けられ、ワイヤロープ205を下向きに案内
するガイドシーブ203を支持するガイドシーブ用の軸
204とが、このガイドシーブ用の軸204を支点とし
て上向きに回動し得るシングルトップリンク211で連
結されている。
【0011】さらに、上記ブーム201の左側面には、
先端上部に側面示で三角状の支持台213(ジブ装着時
に、上記シングルトップ206を支持するものであ
る。)が突設されてなる回転ブラケット212がブーム
201に沿う位置からこのブーム201の前方に回転し
得るように取り付けられ、この回転ブラケット212の
先端には、ジブ起伏シリンダ215のロッドの伸縮によ
って起伏されるジブ214が水平軸を介して連結されて
いる。なお、ボトム側をブームヘッドに枢着した油圧シ
リンダのロッドの伸縮によりシングルトップリンク21
1を回動させるように構成した例も開示している。
【0012】従って、ホイールクレーンを走行させる場
合には、図11(a)に示すように、ワイヤロープ20
5の巻切りにより補フック210の上平面をシングルト
ップ206の下面に当接させて格納する。また、ジブ2
14を張り出す場合には、固定ピン208を抜き取ると
共に、ワイヤロープ205をさらに巻上げてシングルト
ップリンク211をガイドシーブ用の軸204を支点と
して上方に回動させて、図11(b)に示すように、シ
ングルトップ206を上方に移動させる。次いで、回転
ブラケット212を前方に回転させた後にトップブーム
202の先端部に固定し、上方に移動させたシングルト
ップ206を支持台213の上に載置して支持させると
共に、図11(c)に示すように、ジブ214の先端を
前方に向け、ジブ起伏シリンダ215のロッドの伸縮に
よってジブ214を起伏させるものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブームの先
端が基端側よりも低くなる前傾した状態が走行姿勢とな
るホイールクレーンがあるが、このようなホイールクレ
ーンに上記従来例1に係るフック格納装置を適用する
と、ブームが水平乃至若干上向き傾斜した状態で走行す
るホイールクレーンに比較して、補フックが低位置とな
るので、ホイールクレーンのアプローチアングルが小さ
くなる。そのため、急勾配の坂道の登坂走行開始時に補
フックの下端が道路面に接触し、ホイールクレーンの走
行に支障をきたすという解決すべき課題が生じる。
【0014】従来例2に係るホイールクレーンの場合
も、補巻ロープの巻切りにより補助シーブブラケットに
相当するシングルトップに補フックを当接させる構成で
あるため、走行姿勢では補フックが低位置となり、アプ
ローチアングルが小さくなるので、上記従来例1と同様
の解決すべき課題がある。
【0015】また、起伏可能なジブによる吊荷作業姿勢
では、長いシングルトップリンクの回動により上方に移
動されたシングルトップを支持する支持台を回転アーム
に設ける必要がある関係上、ジブを起伏可能に支持する
回転アームの長さを長くせざるを得ない。ホイールクレ
ーンの走行姿勢、あるいはジブ不使用時には、ブームの
側面に沿う状態で回転アームとジブとが格納されるた
め、回転アームが長くなるにつれてジブを短くしなけれ
ばならなくなるので、ジブ作業時の作業半径に関して不
利になる。さらに、シングルトップがブームの前方上方
に位置する構成であって、ブーム先端部が重くなるため
に、吊荷能力についても不利になるという解決すべき課
題が生じる。
【0016】従って、本発明の目的は、ブームの先端が
基端側よりも低くなる前傾斜した状態が走行姿勢となる
ホイールクレーンに採用しても、補フックを高位置に保
持して大きなアプローチアングルを確保することがで
き、ブームの先端により長尺のジブを取り付けることが
できると共に、ジブによる吊荷能力の向上を可能にする
ことができるホイールクレーンを提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】ホイールクレーン発明は
上記実情に鑑みてなされたものであって、従って上記課
題を解決するために、本発明の請求項1に係るホイール
クレーンが採用した手段の特徴とするところは、起伏自
在に枢支されたブームと、このブームの基端側から導か
れる主巻ロープと、この主巻ロープが掛けまわされるシ
ーブを備えた主フックと、補巻ロープの端が着脱可能に
連結された補フックと、この補フックをブーム先端より
前方下方に案内する補助シーブを備えた補助シーブブラ
ケットとを備え、上記主フックと補フックとを回動させ
てブーム先端部下側に格納する主フック格納金具と補フ
ック格納金具とを備えたホイールクレーンにおいて、上
記主フック格納金具の前部に補フックの一側部が嵌まり
込むように構成されてなるところにある。
【0018】本発明の請求項2に係るホイールクレーン
が採用した手段の特徴とするところは、起伏自在に枢支
されたブームと、このブームの基端側から導かれる主巻
ロープと、この主巻ロープが掛けまわされるシーブを備
えた主フックと、補巻ロープの端が着脱可能に連結され
た補フックと、この補フックをブーム先端より前方下方
に案内する補助シーブを備えた補助シーブブラケットと
を備え、上記主フックと補フックとを回動させてブーム
先端部下側に格納する主フック格納金具と補フック格納
金具とを備えたホイールクレーンにおいて、上記主フッ
ク格納金具の前部に補フック、または補助シーブブラケ
ットの一側部が嵌まり込むように構成され、これら補フ
ックまたは補助シーブブラケットを嵌まり込み状態で保
持する保持手段が設けられてなるところにある。
【0019】本発明の請求項3に係るホイールクレーン
が採用した手段の特徴とするところは、起伏自在に枢支
されたブームと、このブームの基端側から導かれる主巻
ロープと、この主巻ロープが掛けまわされるシーブを備
えた主フックと、補巻ロープの端が着脱可能に連結され
た補フックと、この補フックをブーム先端より前方下方
に案内する補助シーブを備えた補助シーブブラケットと
を備え、上記主フックを回動させてブーム先端部下側に
格納する主フック格納金具を備えたホイールクレーンに
おいて、上記主フック格納金具の前部に補助シーブブラ
ケットの一側部が嵌まり込むように構成され、この補助
シーブブラケットを嵌まり込み状態で保持する保持手段
が設けられてなるところにある。
【0020】本発明の請求項4に係るホイールクレーン
が採用した手段の特徴とするところは、請求項1,2ま
たは3のうちの何れか一つの項に記載のホイールクレー
ンにおいて、上記補助シーブブラケットの後部下位側
が、ブーム先端部の前端部下位に、ブーム幅方向のほぼ
水平軸回りに回動可能に取り付けられ、上位側は、着脱
可能に連結する連結手段とで保持されているところにあ
る。
【0021】本発明の請求項5に係るホイールクレーン
が採用した手段の特徴とするところは、請求項4に記載
のホイールクレーンにおいて、上記補助シーブブラケッ
トが、側面視で略三角形状に形成されてなるところにあ
る。
【0022】本発明の請求項6に係るホイールクレーン
が採用した手段の特徴とするところは、請求項5に記載
のホイールクレーンにおいて、上記主フック格納金具の
補フックまたは補助シーブブラケットの一側部が接近す
る部位に衝撃緩和手段が設けられてなるところにある。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態1に係るホイ
ールクレーンを、ラフテレーンクレーンと呼ばれるホイ
ールクレーンを例として、主フックと補フックとを巻上
げた状態を示すそのブーム先端部側面図の図1と、主フ
ック格納金具の正面構成説明図の図2(a)と、補フッ
ク格納金具の正面構成説明図の図2(b)と、主フック
と補フックとをブームヘッド下側に格納した状態を示す
側面図の図3と、ジブ張出し前の状態を示すそのブーム
先端部側面図の図4(a)と、過巻検出ウエイトの他の
格納状態を示す図の図4(b)と、ジブを装着した状態
を示すそのブーム先端部側面図の図5とを参照しながら
説明する。なお、この実施の形態1に係るホイールクレ
ーンの主フック格納金具や補フック格納金具を回動させ
る機構については、上記従来例1(特許第251856
3号)に係るフック格納装置の機構とほぼ同構成である
から、主としてその構成上の相違点について詳述し、そ
れ以外については概要説明に止める。
【0024】図1に示す符号1は、図示しないホイール
クレーンの周知の構成になる多段伸縮式のブームであっ
て、このブーム1は、ホイール走行式の下部走行体の上
に旋回可能に搭載された上部旋回体の後部側に設けられ
た水平なブームフットピンを支点として倒伏可能に支持
されると共に、俯仰シリンダの伸縮作動により起伏され
るように構成されている。このブーム1の先端には、上
部にガイドシーブ2aを有するブームヘッド2が設けら
れており、このブームヘッド2の下端付近に支持されて
なるシーブ支軸P1 により、主巻ロープ5が掛けまわさ
れたブームポイントシーブ2bが支持されると共に、前
面にはシーブ支軸P2 を介して補巻ロープ6が掛けられ
る補助シーブ3aが取り付けられた後述する補助シーブ
ブラケット3が設けられている。
【0025】上記補助シーブブラケット3は略三角形状
に形成されており、一つの角部分がブームヘッド2の前
面の下端付近に突設された下部取付ブラケット2cに回
動支点ピンP3 を介して回動可能に連結されると共に、
他の角部分に下部取付ブラケット2cの上部に突設され
た上部連結ブラケット2dに一端側が連結ピンP5 を介
して連結されたアーム4の他端が挿脱自在な固定ピンP
4 を介して連結されて、所定の角度で保持されるように
なっている。そして、このアーム4は、不使用時には連
結ピンP5 が抜き取られて上方に回動され、ブームヘッ
ド2の前面の上端付近に設けられたアーム固定用穴2e
に抜き取った連結ピンP5 を介して上端が固定されて格
納されるように構成されている。なお、補助シーブブラ
ケット3を略三角形状に形成したのは、ブーム1に起伏
可能なジブを装着するに際して邪魔になることがないよ
うに、補助シーブブラケット3をブームヘッド2下側に
格納したときに、ブーム1の前方方向への突出量を少な
くするためである。
【0026】上記ブームヘッド2の下端部には後述する
構成になる主フック格納金具10が金具連結ピンP6
介して、また上記補助シーブブラケット4の下端部とな
るもう一つの他の角部分には後述する構成になる補フッ
ク格納金具20が金具連結ピンP7 を介して、ブーム1
の基端側方向に回動可能に連結されている。
【0027】先ず、上記主フック格納金具10は、金具
連結ピンP6 を介してブームヘッド2の下端部に連結さ
れ、補フック格納金具20側に突出するブラケット固定
用片11aを有する左右の側板11,11と、これら側
板11,11の下端を繋ぎ、かつ主巻ロープ5の通過穴
を有する平坦な底板12と、この底板12に下端が、ま
た側板11,11に両端が固着されてなるU字状の切欠
きを有する補強板13と、この補強板13の補フック格
納金具20側の面に貼着されたゴム等の弾性材からなる
衝撃緩和手段である衝撃緩和シート14とから構成され
ている。
【0028】次に、上記補フック格納金具20は、金具
連結ピンP7 を介して補助シーブブラケット3の先端に
連結される左右の側板21,21と、これら左右の側板
21,21の下端を繋ぎ、かつ補巻ロープ6の通過穴を
有する平坦な底板22と、これら左右の側板21,21
に固着され、格納位置に回動されたこの補フック格納金
具20を補助シーブブラケット3に固定するためのブラ
ケット固定用片21aとから構成されている。なお、補
フック格納金具20によりワイヤを介して吊持されてな
るものは、補巻ロープ6の過巻を検出する過巻検出装置
の過巻検出ウエイト9である。
【0029】上記主フック格納金具10は、従来例1に
係るものと同様に、ブームヘッド2の先端部にシーブ支
軸P1 を介して回転可能に取り付けられたブームポイン
トシーブ2bに掛けられた主巻ロープ5が掛けまわされ
たフックシーブ7aを介して連結されてなる主フック7
の上記主巻ロープ5の巻切りによる押上げ力によって格
納位置に回動されるものである。このようにして、主フ
ック格納金具10がブーム1の基端側方向に回動されて
主フック7がブームの下方位置に格納されたときには、
主フック7は上記ブームヘッド2の下側後部に設けられ
た主フック固定用穴2fへのフック固定ピンP8 の嵌挿
によって固定することができるようになっている。
【0030】また、この主フック格納金具10の左右の
側板11,11の間隔は、補フック格納金具20の左右
の側板21,21の間隔よりも広く設定されていて、こ
の主フック格納金具10の左右の側板11,11の前面
側の内側に上記補フック格納金具20の下端部および後
述する補フック8の一側部が嵌まり込み得るように構成
されている。そして、補フック8の一側部が主フック格
納金具10の左右の側板11,11の内側に嵌まり込ん
だ状態において、振動で揺れても上記衝撃緩和シート1
4の存在によってこの補フック8が直接補強板13に干
渉することがないように配慮されている。
【0031】上記補フック8は、補助シーブブラケット
3の先端部にシーブ支軸P2 を介して回転可能に取り付
けられた補助シーブ3aに掛けられてなる補巻ロープ6
の先端が着脱自在に連結されていて、上記過巻検出ウエ
イト9を押し上げながら上面を介して補フック連結金具
20に押上げ力を付与し得るように構成されている。つ
まり、この補フック格納金具20は、上記主フック格納
金具10の場合と同様に、補巻ロープ6の巻切りによる
押上げ力により、図3に示すように、補フック8の一側
部が主フック格納金具10の左右の側板11,11の内
側に嵌まり込む格納位置まで回動されるように構成され
ている。そして、補フック8がブーム1の下方位置に格
納されたときには、補フック格納金具20は固定用ブラ
ケット21aのピン穴に金具固定ピンP10(補フックの
保持手段である。)が嵌挿されることにより補助シーブ
ブラケット3に固定され、補フック8の下端が、補助シ
ーブブラケット3の先端を通るアプローチアングル線L
aより上側に位置するように構成されている。
【0032】なお、上記主フック7と補フック8とは、
主・補巻ロープ5,6の巻切りによりブーム1先端部下
側に格納されたときは、上記のとおり、フック固定ピン
8、ブラケット固定ピンP9 および金具固定ピンP10
によって固定されるように構成されているが、主・補巻
ロープ5,6の巻切りにより主フック7と補フック8と
の格納状態を保持することができるので、これらフック
固定ピンP8 、ブラケット固定ピンP9 および金具固定
ピンP10は必ずしも必要としないものである。勿論、こ
れらフック固定ピンP8 、ブラケット固定ピンP9 およ
び金具固定ピンP10による固定によって、走行時の振動
による揺れが防がれ、相互の干渉が防止されるという効
果を期待することができる。
【0033】以下、本発明の実施の形態に係るフック格
納装置の作用態様を説明すると、本実施の形態に係るフ
ック格納装置によれば、上記従来例1に係るフック格納
装置の場合と同様に、主フック7および補フック8を巻
切り位置まで巻上げるだけで、これら主フック7および
補フック8をブームヘッド2の下側および補助シーブブ
ラケット3の下側に格納し、フック固定ピンP8 により
主フック7をブームヘッド2に、また金具固定ピンP10
により補フック格納金具20を補助シーブブラケット3
に固定するだけで、ホイールクレーンを走行姿勢にする
ことができる。一方、固定ピンP8 ,P10を抜き取ると
共に、主巻ロープ5および補巻ロープ6を繰出して緩め
ることにより、主フック7および補フック8を主フック
格納金具10,補フック格納金具20と共にブームヘッ
ド2aおよび補助シーブブラケット4の下方に垂下させ
るだけで、ホイールクレーンを直ちに主フック7と補フ
ック8とによる吊荷作業状態にすることができる。
【0034】ところで、本実施の形態1に係るホイール
クレーンの場合には、上記のとおり、補フック8の一側
部が主フック格納金具10の左右の側板11,11の前
面側の内側に入込むというように、上記従来例1に係る
フック格納装置の補フック格納金具よりもより大きな回
動角度で回動されてブームヘッド2下側に格納されてい
る。そのため、ホイールクレーンを走行姿勢にした場
合、補フック8の下端がアプローチアングル線Laより
も上側に位置していて、地上から補フック5下端までの
高さが高いので、ブームの先端が基端側よりも低くなる
前傾斜した状態が走行姿勢となるホイールクレーンに採
用しても、従来例1に係るフック格納装置よりも地上か
ら補フック5下端までの高さを高くすることができる。
つまり、走行姿勢におけるホイールクレーンのアプロー
チアングルが大きいので、従来例1または2に係るホイ
ールクレーンよりも、坂道の登坂走行開始に際して補フ
ック5の下端が道路面に接触するというようなトラブル
の発生が少なくなるという優れた効果がある。
【0035】さらに、ホイールクレーンの走行姿勢にお
いては、主フック7はフック固定ピンP8 によってブー
ムヘッド2に固定され、また補フック格納金具20が金
具固定ピンP10によって補助シーブブラケット3に固定
されているが、走行時における振動によって補フック8
が揺れて主フック格納金具10に衝突しようとしても衝
撃緩和シート14に衝突するので、衝突時の衝撃が緩和
されると共に、衝突による衝突音の発生や主フック格納
金具10と補フック8との損傷が防止される。
【0036】次に、上記フック格納装置を備えたホイー
ルクレーンのブーム1の先端にジブを装着する場合を、
図4(a),(b)と図5とを参照しながら説明する。
先ず、図4(a)に示すように、主フック格納金具10
が回動されて主フック7がブーム1の下方位置に格納さ
れる。そして、連結ピンP5 が抜き取られ、アーム4が
固定ピンP44 を支点として上方向きに回動されると共
に、アーム4の先端が抜き取られた連結ピンP5 でブー
ムヘッド2に設けられたアーム固定用穴2eに固定され
て格納される。次いで、過巻検出ウエイト9が外された
補巻ロープ6が補助シーブ3aから外され、補助シーブ
ブラケット3が回動支点ピンP3を支点としてブーム1
の下側に回動されると共に、主フック7に格納されてい
たブラケット固定ピンP9 (補助シーブブラケットの保
持手段である。)により補助シーブブラケット3が主フ
ック格納金具10に固定され、また補フック格納金具2
0が金具固定ピンP10によって固定される。
【0037】上記補助シーブブラケット3がブームヘッ
ド2の下側に回動されて格納された状態においては、上
記のとおり、ブーム1に起伏可能なジブを装着するに際
して邪魔になることがないように、この補助シーブブラ
ケット3のブームヘッド2の前方方向への突出量は、下
部取付ブラケット2cの突出量とほぼ等しくなるように
構成されている。なお、過巻検出ウエイト9は、図4
(a)に示すように、主フック7に引っ掛けて格納して
も良いし、また補フック格納金具20の前面に鉤状のウ
エイト格納金具を付設し、このウエイト格納金具に引っ
掛けて格納しても良い。
【0038】上記主フック7、補助シーブブラケット3
および補フック格納金具20がそれぞれ格納されると、
ブームヘッド2には、図5に示すように、後述するジブ
ブラケット40を介して起伏可能なジブ30が取り付け
られる。より詳しくは、ジブブラケット40には、ジブ
連結ピンP11を介してジブ30が連結されており、この
ジブ30はシリンダ取付ピンP12を介してボトム側が連
結されてなるジブ起伏シリンダ41で起伏されるように
構成されている。そして、ブームヘッド2にジブ30が
取り付けられた場合には、図示しない補フックは補巻ロ
ープ6と共にジブ30に付替えられる。ブームヘッド2
の前面には、ジブブラケット40を介してジブ30が取
り付けられるが、上記のとおり、補助シーブブラケット
3がブームヘッド2下側に格納されていて、このブーム
ヘッド2の前面にはジブブラケット40の装着作業に邪
魔になるようなものがないので、ブームヘッド2にジブ
ブラケット40を容易に取り付けて、ジブ起伏シリンダ
41を伸長させてジブ30を容易に張出すことができ
る。
【0039】従って、従来例2に係るホイールクレーン
のように、回転アームに相当するジブブラケット40
に、長いシングルトップリンクにより上方に移動された
シングルトップに相当する補助シーブブラケット3を支
持させる必要がないから、ジブブラケット40の長さを
短くすることができる。そのため、ジブ30の長さを従
来例2に係るホイールクレーンのものよりも長尺にする
ことができるので、ジブ作業時の作業半径に関して有利
になる。さらに、シングルトップに相当する補助シーブ
ブラケットが従来例2に係るホイールクレーンのように
ブームの前方に位置する構成でなく、ブーム1先端部下
側に回動されて格納される構成であるから、ブーム1先
端部の重量を従来例2に係るホイールクレーンのブーム
先端部の重量よりも軽量化することができるので、吊荷
能力についても有利になるという優れた効果がある。
【0040】本発明の実施の形態2に係るホイールクレ
ーンを、補フックによる吊荷可能状態態を示すそのブー
ム先端部側面図の図6と、ジブ張出し前の状態を示すそ
のブーム先端部側面図の図7と、ジブを装着した状態を
示すそのブーム先端部側面図の図8とを順次参照しなが
ら説明する。但し、ホイールクレーン実施の形態2が上
記実施の形態1と相違するところは、補助シーブブラケ
ットの形状と取り付け構成との相違にあるから、上記実
施の形態1と同一のもの並びに同一機能を有するものに
同一符号を付して、主として相違する点について説明す
る。
【0041】即ち、ブームヘッド2の前面に突設されて
なる下部取付ブラケット2cに回動支点ピンP3 を介し
て、また上部取付ブラケット2dに挿脱自在な固定ピン
4を介して補助シーブブラケット3が取り付けられて
なる構成になっている。従って、図6に示すように、主
フック7がブーム1の下方位置に格納されている状態で
は、補助シーブブラケット3を用いての軽量物の高速吊
上げ作業を行うことができる。勿論、フック固定ピンP
8 を抜き取ると共に、主巻ロープを繰出して緩めること
により、主フック7を主フック格納金具10と共にブー
ムヘッド2および補助シーブブラケット3の下方に垂下
させれば、主フック7と補フック8とによる吊荷作業状
態にすることができる。
【0042】また、補巻ロープ6を巻上げて補フック8
を引上げ、過巻検出ウエイト9を押し上げながら上面を
介して補フック格納金具20をブームヘッド2の下側に
回動させ、固定用ブラケット21aのピン穴に金具固定
ピンP10を嵌挿すれば、補フック格納金具20の下端部
および補フック8の一側部が主フック格納金具10の左
右の側板11の前面側の内側に嵌まり込んだ状態で格納
され、実施の形態1に係る図3と同様の姿勢になってア
プローチアングルが大きくなるので、坂道の登坂走行開
始に際して補フック5の下端が道路面に接触するという
ようなトラブルの発生が少なくなる。
【0043】次に、図6に示す状態のブームヘッドにジ
ブを装着する場合を、図7および図8を参照しながら説
明すると、先ず、図7に示すように、固定ピンP4 が抜
き取られ、補巻ロープが補助シーブ3aから外され、補
助シーブブラケット3が回動支点ピンP3 を支点として
ブーム1の下側に回動されると共に、主フック7に格納
されいたブラケット固定ピンP9 により補助シーブブラ
ケット3が主フック格納金具10に固定され、また補フ
ック格納金具20が金具固定ピンP10によって固定され
る。このようになった状態においては、補助シーブブラ
ケット3のブームヘッド2の前面方向への突出量は、上
記実施の形態1の場合より幾分大きくなっている。
【0044】次いで、ブームヘッド2に、図8に示すよ
うに、上記実施の形態1において説明したものと同等の
ジブ30がジブブラケット40を介して取り付けられ
る。本実施の形態2の場合も上記実施の形態1と同様
に、補助シーブブラケット3がブームヘッド2の下方位
置に格納されていて、このブームヘッド2の前面にはジ
ブブラケット40の装着作業に邪魔になるものがないの
で、ブームヘッド2にジブブラケット40を容易に取り
付けて、ジブ30を張出すことができる。
【0045】ところで、このジブブラケット40には、
ジブ連結ピンP11を介してジブ30が連結されており、
そしてこのジブ30は、このジブ30の上側に配設さ
れ、シリンダ取付ピンP12を介してボトム側が連結され
てなるジブ起伏シリンダ41で起伏されるようになって
いて、ジブ30とジブ起伏シリンダ41との配設位置
が、上記実施の形態1に係るホイールクレーンに用いた
ものと上下位置が逆になっているが、全く同等の機能を
有するものである。
【0046】なお、以上では、ラフテレーンクレーンと
呼ばれるホイールクレーンを例として説明した。しかし
ながら、運転室を備えた下部走行体と、伸縮かつ起伏自
在なブームを有し、この下部走行体の上に旋回自在に搭
載された上部旋回体とからなるトラッククレーンと呼ば
れるホイールクレーンに対しても適用することができる
ので、上記実施の形態によって、本発明に係るホイール
クレーンのフック格納装置の適用範囲が限定されるもの
ではない。
【0047】
【発明の効果】本発明の請求項1または2に係るホイー
ルクレーンによれば、主フック格納金具の前部に補フッ
ク、または補助シーブブラケットの一側部が嵌まり込む
ように構成されているので、ブームの先端が基端側より
も低くなる前傾した状態が走行姿勢となるホイールクレ
ーンを走行姿勢にするに際して、主フック格納金具の前
部に補フック、または補助シーブブラケットの一側部を
嵌まり込ませることにより補フックを高位置にすること
ができる。
【0048】従って、主フックに当接する状態で補フッ
クが格納される従来例1に係るホイールクレーンや、補
助シーブブラケットに相当するシングルトップに補フッ
クを当接させる従来例2に係るホイールクレーンの場合
よりもアプローチアングルが大きいので、急勾配の坂道
の登坂走行開始時に補フックの下端が道路面に接触し
て、ホイールクレーンの走行に支障をきたすというよう
な不具合の発生が少なくなるという優れた効果がある。
さらに、請求項2に係るホイールクレーンによれば、補
フックは格納状態で保持手段によって保持されるので、
走行時の振動によっても揺れたりするようなことがな
い。
【0049】本発明の請求項3に係るホイールクレーン
によれば、主フック格納金具の前部に補助シーブブラケ
ットの一側部が嵌まり込むように構成され、この補助シ
ーブブラケットを嵌まり込み状態で保持する保持手段が
設けられているので、主フック格納金具の前部に補助シ
ーブブラケットの一側部を嵌まり込ませて保持手段で保
持すれば、ブームの先端部を軽量化した状態で、しかも
邪魔ものがないので容易にジブを取付けることができ
る。そして、ブームの先端にジブを取り付けるためのジ
ブブラケットの長さを、従来例2に係るホイールクレー
ンのジブを取り付けるための回動アームよりも短くする
ことができるので、ジブ作業時の作業半径に関して有利
になる長尺のジブの装着が可能になると共に、補助シー
ブブラケットをブームの前方方向でなく、ブーム先端部
下部側に位置させる構成であって、ブーム先端部の重量
を従来例2に係るホイールクレーンのブーム先端部の重
量よりも軽量化できるため、吊荷能力についても有利に
なるという効果がある。
【0050】本発明の請求項4に係るホイールクレーン
によれば、請求項1,2または3のうちの何れか一つの
項に記載のホイールクレーンに係る効果に加えて、連結
手段を取り外して回動させることによって補助シーブブ
ラケットをブームブーム先端部下側に格納することがで
きる。
【0051】本発明の請求項5に係るホイールクレーン
によれば、請求項4に係るホイールクレーンの効果に加
えて、格納された補助シーブブラケットのブーム前方方
向への突出量が少なくなる。
【0052】本発明の請求項6に係るホイールクレーン
によれば、請求項5に係るホイールクレーンの効果に加
えて、補フックが振動により主フック格納金具に衝突し
ようとしても衝撃緩和手段に衝突するので、衝突時の衝
撃が緩和されると共に、金属同士の衝突による衝突音の
発生や相互の損傷が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係り、主フックと補フ
ックとを巻上げた状態を示すホイールクレーンのブーム
先端部側面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係り、図2(a)は主
フック格納金具の正面構成説明図であり、図2(b)は
補フック格納金具の正面構成説明図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係り、主フックと補フ
ックとをブームヘッド下側に格納した状態を示す側面図
である。
【図4】本発明の実施の形態1に係り、図4(a)はジ
ブ張出し前の状態を示すホイールクレーンのブーム先端
部側面図、図4(b)は過巻検出ウエイトの他の格納状
態を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係り、ジブを装着した
状態を示すホイールクレーンのブーム先端部側面図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態2に係り、補フックによる
吊荷可能状態態を示すホイールクレーンのブーム先端部
側面図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係り、ジブ張出し前の
状態を示すホイールクレーンのブーム先端部側面図であ
る。
【図8】本発明の実施の形態2に係り、ジブを装着した
状態を示すホイールクレーンのブーム先端部側面図であ
る。
【図9】従来例1に係り、図9(a)は主フックと補フ
ックとを巻上げた状態を示すそホイールクレーンのブー
ム先端部側面図であり、図9(b)は図9(a)の状態
からさらに主フックと補フックとを巻上げて、ブームの
先端部下側に格納した状態を示すホイールクレーンのブ
ーム先端部側面図である。
【図10】従来例1に係り、図10(a)は主フックの
正面図であり、図10(b)は補フックの正面図であ
る。
【図11】従来例2に係り、図11(a)は先端部にシ
ングルトップ(補助シーブブラケットに相当する。)が
取り付けられた状態を示すブームの先端部側面図であ
り、図11(b)はシングルトップを上方に移動させ
て、ジブを支持する回転ブラケットを回動させた状態を
示す図であり、図11(c)はジブを張り出した状態を
示す図である。
【符号の説明】
1…ブーム,2…ブームヘッド,2a…ガイドシーブ,
2b…ブームポイントシーブ,2c…下部取付ブラケッ
ト,2d…上部取付ブラケット,2e…アーム固定用
穴,2f…主巻フック固定用穴,3…補助シーブブラケ
ット,3a…補助シーブ,4…アーム,5…主巻ロー
プ,6…補巻ロープ,7…主フック,7a…フックシー
ブ,8…補フック,9…過巻検出ウエイト 10…主フック格納金具,11…側板,11a…ブラケ
ット固定用片,12…底板,13…補強板,14…衝撃
緩和シート 20…補フック格納金具,21…側板,21a…ブラケ
ット固定用片,22…底板 30…ジブ 40…ジブブラケット,41…ジブ起伏シリンダ P1 …シーブ支軸, 2 …シーブ支軸,P3 …回動支点
ピン,P4 …固定ピン,P5 …連結ピン,P6 …金具連
結ピン,P7 …金具連結ピン,P8 …フック固定ピン,
9 …ブラケット固定ピン(主フックに格納),P10
金具固定ピン,P11…ジブ連結ピン,P12…シリンダ連
結ピン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起伏自在に枢支されたブームと、このブ
    ームの基端側から導かれる主巻ロープと、この主巻ロー
    プが掛けまわされるシーブを備えた主フックと、補巻ロ
    ープの端が着脱可能に連結された補フックと、この補フ
    ックをブーム先端より前方下方に案内する補助シーブを
    備えた補助シーブブラケットとを備え、上記主フックと
    補フックとを回動させてブーム先端部下側に格納する主
    フック格納金具と補フック格納金具とを備えたホイール
    クレーンにおいて、上記主フック格納金具の前部に補フ
    ックの一側部が嵌まり込むように構成されてなることを
    特徴とするホイールクレーン。
  2. 【請求項2】 起伏自在に枢支されたブームと、このブ
    ームの基端側から導かれる主巻ロープと、この主巻ロー
    プが掛けまわされるシーブを備えた主フックと、補巻ロ
    ープの端が着脱可能に連結された補フックと、この補フ
    ックをブーム先端より前方下方に案内する補助シーブを
    備えた補助シーブブラケットとを備え、上記主フックと
    補フックとを回動させてブーム先端部下側に格納する主
    フック格納金具と補フック格納金具とを備えたホイール
    クレーンにおいて、上記主フック格納金具の前部に補フ
    ック、または補助シーブブラケットの一側部が嵌まり込
    むように構成され、これら補フックまたは補助シーブブ
    ラケットを嵌まり込み状態で保持する保持手段が設けら
    れてなることを特徴とするホイールクレーン。
  3. 【請求項3】 起伏自在に枢支されたブームと、このブ
    ームの基端側から導かれる主巻ロープと、この主巻ロー
    プが掛けまわされるシーブを備えた主フックと、補巻ロ
    ープの端が着脱可能に連結された補フックと、この補フ
    ックをブーム先端より前方下方に案内する補助シーブを
    備えた補助シーブブラケットとを備え、上記主フックを
    回動させてブーム先端部下側に格納する主フック格納金
    具を備えたホイールクレーンにおいて、上記主フック格
    納金具の前部に補助シーブブラケットの一側部が嵌まり
    込むように構成され、この補助シーブブラケットを嵌ま
    り込み状態で保持する保持手段が設けられてなることを
    特徴とするホイールクレーン。
  4. 【請求項4】 上記補助シーブブラケットの後部下位側
    が、ブーム先端部の前端部下位に、ブーム幅方向のほぼ
    水平軸回りに回動可能に取り付けられ、上位側は、着脱
    可能に連結する連結手段とで保持されていることを特徴
    とする請求項1,2または3のうちの何れか一つの項に
    記載のホイールクレーン。
  5. 【請求項5】 上記補助シーブブラケットが、側面視で
    略三角形状に形成されてなることを特徴とする請求項4
    に記載のホイールクレーン。
  6. 【請求項6】 上記主フック格納金具の補フックまたは
    補助シーブブラケットの一側部が接近する部位に衝撃緩
    和手段が設けられてなることを特徴とする請求項5に記
    載のホイールクレーン。
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