JP7021056B2 - エレベーター制御システム及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーター制御システム及びその方法に関し、特に、状況に応じて変化する論理に基づいて運転モードを切り替えるようにしたエレベーター制御システム及びその方法に関する。
エレベーターのかご内は、密室状態を形成するため、例えば、男女が乗り合わせた場合に、かご内で犯罪が発生することが有る。このようなかご内での犯罪の発生を抑制する例として、例えば、特許文献1が知られている。特許文献1によれば、複数台エレベーターが併設された建物において、エレベーター群管理制御装置が、エレベーター乗り場に設置されるカメラにより性別を画像判定し、乗りかご1台を女性専用に割り当てるとともに、スピーカでかごの乗り込み制限をアナウンスすることによって、男女が同じかごに乗り合わせないようしている。
特開2018-62396
特許文献1に記載された、複数台エレベーターが併設された建物において、エレベーター群管理制御装置が、エレベーター乗り場に設置されるカメラにより性別を画像判定する方法では、各階の乗り場にカメラを設置する必要があるが、各階にカメラやスピーカ設置が必要であることや、設置台数分のカメラの映像線、スピーカの信号線等をエレベーター群管理装置に引き込む作業が発生する。更に、既設の建物に本機能を搭載する場合はエレベーター群管理制御装置に対して、画像から性別判定する処理機能の追加が必要である等の課題があり、実際に導入するならば、多額の費用を及び不便を伴う追加工事が必要となる可能性がある。
また、性別だけでなく、特定の人物(社長、オーナー等)や、業種(メンテンナンス業者、宅配業者)に適応する特殊運転モード(以下、単に「特殊運転」又は「専用運転」ともいう)を実現する場合、制御機能は、人物や服装の特徴を画像で判定するほか、ICカードによる判定を行う等、より複雑となりコストも増大する。本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、特段の設備改修をすることなく、最小限の配線工事等や制御装置の調整により、既存のエレベーターを状況の変化に応じて特殊運転モードへ遷移可能にするエレベーター制御システムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、エレベーターの運行を制御するエレベーター制御システムであって、立ち入った人物の属性を推定可能な立入区域に保安設備として配設された既存の人感センサと、該人感センサより得られた人感出力に応じて推定される人物の属性に適合する特殊運転モードへ遷移可能にする制御部と、を備え、前記制御部は、前記人感出力を得るために前記既存の保安設備を兼用利用するように情報接続されたものである。
本発明によれば、特段の設備改修をすることなく、最小限の配線工事等や制御装置の調整により、既存のエレベーターを状況の変化に応じて特殊運転モードへ遷移可能にするエレベーター制御システムを提供できる。
本発明の一実施形態に係るエレベーター制御システム(以下、「本システム」ともいう)の全体構成を示すブロック図である。 図1の本システムを用いたエレベーター制御方法(以下、「本方法」ともいう)の手順を示すフローチャートである。 図1の本システムに対する変形例も交えて、人感センサ(単に「センサ」ともいう)の発報(「動作」ともいう)から特殊運転開始までの時間と、特殊運転持続時間と、設定時刻との一覧表である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について詳細に説明する。ところで、後述するように、所定基準に該当する(ある規模以上の)建物20には防災・セキュリティ管理(以下、「保安」と略す)目的で各部にセンサを配設するとともに、それらのセンサ信号を1か所で把握して設備の状態を集中管理する法定義務がある。本発明では、このように集中管理された既存のセンサ信号を兼用利用することにより、既設の建物に対して特段の設備改修をすることなく、最小限の配線工事等や制御装置の調整だけで、エレベーターを、女性優待モードその他の特殊運転モードに遷移させることを可能にする。
図1は、本発明の一実施形態に係るエレベーター制御システム(本システム)の全体構成を示すブロック図である。本システム10は、建物20に標準的に設置された保安用の人感センサ11~n4を活用することにより、画像処理等の複雑で高価な付帯設備を要することなくエレベーター利用者の性別を判定し、その判定結果が女性であれば、女性優待モードへ遷移するというオプション機能を備えたシステムである。なお、女性優待モードは、ほかにも多種類が考えられる特殊運転モードを分かり易く説明するための典型的な一例に過ぎない。
図1に示すように、本システム10は、建物20において、エレベーターの運行を制御するエレベーター制御システム10である。本システム10は、人感センサ11~n4と、制御部1と、を備えて構成される。制御部1は、状況の変化に応じてエレベーターを特殊運転モードへ遷移可能にする。状況の変化は、人感出力で検出する。
人感出力で検出するための人感センサ11~n4は、建物20内の立入区域15~18に立ち入った人物の属性を推定可能に配設されている。図1に例示するn階建ての建物20は、説明を簡略化するため全ての階が同一間取りであり、各階のセンサ配置も同一とする。保安用のセンサが配設された立入区域15~18は、各階毎に男子トイレ15、女子トイレ16、男子更衣室17、及び女子更衣室18である。
男子トイレ15には人感センサ11~n1が配設され、女子トイレ16には人感センサ12~n2が配設され、男子更衣室17には人感センサ13~n3が配設され、女子更衣室18には人感センサ14~n4が配設されている。これらより得られる人感出力に基づいて、その立入区域15~18別に人感センサ毎の発報原因を把握できる。これによって立ち入った人物の属性を推定することが可能である。なお、保安用のセンサは本来、非常事態を検出して対処する目的が多いものの、ここでは、不審者等による例外的な立ち入りのあった場合は想定しないものとする。定期清掃等の立ち入りに対しても、タイマーセットその他の選別手段を用いて適用除外する。
上述以外に、図示しない各階のエレベーター乗り場や廊下、テナントドア、非常口ドア等にも、人感センサや電気錠が、標準的に配設されているので、それらの発報出力を適宜に利用可能である。つまり、ある属性の人だけが立ち入ることを許容された区域15~16に配設された人感センサ11~n4から得られた人感出力によれば、人物の属性を推定できる。なお、電気錠は、「状態表示」の常時出力と、開閉動作時に「開動作発報」及び「閉動作発報」の発報信号と、少なくとも何れかが得られるものを使えるものとする。
つぎに、制御部1について説明する。制御部1は、一般的な保安管理のほか、複数台のエレベーターを群管理する本来の標準的な機能に加えて、本発明に係る特徴的なオプション機能を備えている。そのオプション機能とは、得られた人感出力に応じて推定される人物の属性に適合する特殊運転モードに遷移させるように、エレベーターの運行を制御する機能をいう。
制御部1は、エレベーター制御装置2と、管理人室や中央管理室等(以下、「保安中枢設備」ともいう)3と、エレベーター監視装置5と、より構成されている。エレベーター制御装置2は、上述の群管理機能に加えて、本発明に係るオプション機能として、特殊運転モードを受け付けて実行する制御機能も備えている。
保安中枢設備3には設備盤・防災盤4が配設されて監視員等が常駐していることが多い。なお、本発明において、監視員等の人手は不要である。設備盤・防災盤4には各設備の発報状態を集中監視するために保安用の各種センサが集中的に情報接続されている。各種センサには、人感センサ11~n4や電気錠のほか、不図示のポンプ・給排水設備・火災報知器等に関連する煙感知器や熱感知器もある。このような設備盤・防災盤4は、ほかでも説明するように、ある規模以上の建物20に対し、法的に設置が義務付けられている。したがって、建物20には、本発明を実施するための構成要件のほとんどが揃っている。
エレベーター監視装置5は、エレベーターの運行制御を行うエレベーターの状態を監視する制御中枢機能であり、エレベーター制御装置2に対して上位の制御機能である。このエレベーター監視装置5は、設備盤・防災盤4にも情報接続されており、各種センサが発報しているか否かについて、設備盤・防災盤4を通じて取得できるように構成されている。
このエレベーター監視装置5は、設備状態検出部6と、制御処理部7と、設備状態記憶部8と、エレベーター動作状態判定部9と、エレベーター動作モード切替部19と、エレベーター通信部25と、を備えている。
設備状態検出部6は、設備盤・防災盤4を介して、各種設備センサ11~n4の発報有無に係る情報を取得する。制御処理部7は、設備状態検出部6、設備状態記憶部8、エレベーター動作状態判定部9、及びエレベーター動作モード切替部19と、に情報接続され、所定のプログラムを実行して演算処理する専用のコンピュータである。この制御処理部7は、想定された状況に適切な対応するための制御信号を生成して出力する。
設備状態記憶部8は、設備状態の履歴を記憶判定する。エレベーター動作状態判定部9は、エレベーター運転モードや運転履歴を判定する。エレベーター動作モード切替部19は、専用運転(本発明でいう「特殊運転モード」)や平常運転等のエレベーター運転モードの切り替えを行う。エレベーター通信部25は、制御処理部7とエレベーター制御装置2との間に介在して制御信号を通信する。
制御部1のオプション機能として、得られた人感出力に応じて推定される人物の属性に適合する特殊運転モードに遷移させるように、エレベーターの運行を制御する。ここでは主に、特殊運転モードの一例である女性優待モード(以下、「専用運転」ともいう)を例示して、より具体的に説明する。建物20内で、ある女性が、2階女子トイレ16に立ち入った場合、その場所に設置されているセンサ22が人感出力を発報する。
この人感出力により、エレベーター監視装置5は、設備盤・防災盤4を介して、2階女子トイレ16に女性が立ち入ったことを検出する。この検出により、エレベーター監視装置5は「2階にはトイレに限らず女性が居る」と推定できる。このことは、建物20に既存の設備を兼用利用することにより、画像処理等の複雑で高価な付帯設備を用いることなく、簡便かつ容易に性別判定が可能なことを意味する。その検出結果に応じて、エレベーターの運転状態を女性優待モードに遷移させることができる。
上述したように、従来技術による性別判定には、カメラ等の追加や、画像から性別判定を行う処理のため、高価な付帯設備が必要であった。本システム10では、それらを不要とし、ある規模以上の建物20であれば、法の規定もあって標準的に既設されているセンサを兼用利用することにより、状況に適応した特殊運転モードに遷移可能なエレベーター制御を行うことができる。その特殊運転モードの一例として、女性優待モードを挙げたが、ほかにも多様な対応が可能である。
図2は、図1の本システムを用いたエレベーター制御方法(以下、「本方法」ともいう)の手順を示すフローチャートである。女性が女子トイレ16を利用すると、人感センサ12~n2が発報する。例えば、2階の女子トイレ16のセンサ22が発報すると、エレベーター監視装置5は設備状態検出部6よりセンサ22が発報したことを検出する(ステップS1)。
特定のセンサの発報を検出した後、エレベーター監視装置5は、設備状態記憶部8に記憶された履歴をたどり、他の特定のセンサが所定時間以内に発報したか否かを参照する(ステップS2)。本システム10において、他の特定のセンサは、2階の男子トイレ15のセンサ21、及び男子更衣室17のセンサ23とし、所定時間は5分として説明する。ただし、2階以外、すなわち1階に及びn階に配設された、男子トイレ15のセンサ11,n1と、男子更衣室17のセンサ13,n3と、については、つぎのように位置付けられる。すなわち、これらは、女性が搭乗中のエレベーターへの相乗りを防ぐために、S2でいう他の特定のセンサ以外の位置づけとされる。
他の特定のセンサ21又は23が5分以内に発報していた場合(S2でYes)、女性優待モードへの移行処理(以下、「本処理」ともいう)は行わずに終了する。その理由は、同じ階にエレベーター利用者が他に居ること、また、利用者がフロアから乗り場に移動する進行経路による推定によれば、部外者・不審者の可能性が低いからである。逆に、他の特定のセンサ21又は23が5分以内に発報していない場合や、他の特定のセンサ以外11又はn1、13、n3が発報していた場合(S2でNo)であっても、同じ階に女性以外のエレベーター利用者は居ないと見なし、ステップS3に進む。
エレベーター監視装置5は、エレベーター通信部25とエレベーター動作状態判定部9から、エレベーターが利用されずに所定時間以上経過したか否かを判定する(ステップS3)。なお、本システム10では、エレベーター利用者が多数の状態で、女性優待モードに遷移することによるサービスの低下を防ぐため、エレベーターがしばらく利用されていない時間を10分として説明する。エレベーターが10分以内に利用されていた場合(S3でNo)、エレベーターは頻繁に利用されていると見なし、本処理は行わず終了する。エレベーターが10分以上利用されていない場合(S3でYes)、ステップS4に進む。
ここでは、特定のセンサが発報し、他の特定のセンサが5分以内に発報しておらず、エレベーターも10分以上利用されていないため、エレベーター監視装置5は、エレベーター動作モード切替部19より、エレベーター制御装置2へ「通常運転」から「専用運転」に切替えの指令を行う(ステップS4)。
ステップS4と合わせて、エレベーター監視装置5は、エレベーター動作モード切替部19を作動し、エレベーター制御装置2に対し、特定階(ここでは女性が居る2階となる)へエレベーターを移動して待機させるよう制御する(ステップS5)。
エレベーターが2階に待機すると、エレベーター監視装置5はエレベーター動作状態判定部9にてモード変更時限をカウントアップさせる(ステップS6)。ここでは、女性が特定の場所を出てからエレベーターを利用するまでの時間(モード変更時限)を2分として説明する。
女性がエレベーターを利用したか、すなわち2階に待機した当該エレベーターが運転されたかを判定し(ステップS7)、運転されない場合(S7でNo)は、モード変更時限が2分を経過したかを確認する(ステップS8)。モード変更時限が2分以内の場合は(S8でNo)、ステップS6に戻りモード変更時限をカウントアップさせる。モード変更時限が2分を経過した場合は(S8でYes)、女性はエレベーターを利用しなかったと見なし、ステップS9に進む。
また、ステップS7でエレベーターが運転された、すなわち女性がエレベーターを利用した場合も(S7でYes)、ステップS9に進む。ここでは、エレベーターが利用された、あるいはエレベーターが利用されないままモード変更時限を経過したならば、モード変更時限をクリアする(ステップS9)。
合わせて、以降の運行サービス低下を防止するために、エレベーター監視装置5は、エレベーター動作モード切替部19より、エレベーター制御装置2へ「専用運転(特殊運転モード)」から「通常運転」に切替えを行い、本処理を終了する(ステップS10)。
以上説明した本システム10、又は本方法によれば、画像処理による特別な性別判定を行うことなく、建物20に標準的に備え付けられたセンサにより容易に性別判定が可能であり、エレベーターに対し特定の運転を行うことができる。女性優待モードに対して説明をしているが、同様に男性専用運転を行うことも可能である。また、日時情報を取得(図3に一部開示)することで、図3とは異なるが、例えば、20時から翌5時の間のみ本処理を有効にする制御、あるいは、金曜~日曜のみ本処理を有効にする制御も可能である。
また、本システム10は、性別を原因とするエレベーターの特殊運転モードについて述べているが、それに限定するものではない。本システム10は、社長室、オーナー居住室周辺のセンサ(例えば、最上階)や、メンテナンス業者や宅配業者等の一般利用者以外が利用する区域(例えば、バックヤードやサーバルーム、MDF室等)に配設されたセンサの発報に基づく特殊運転モード、あるいは、特定業種の従事者であること、人物の識別を原因とするエレベーターの特殊運転モードを実現しても良い。例えば、VIP運転やシークレット運転のほか、音声案内、電子案内や広告の表示を起動するか否かを区別するモード設定も可能である。以上、説明した各種センサに加えて、更に多数のセンサを活用することで、より精度の高いエレベーターのサービスを提供することも可能である。
図3は、図1の本システムに対する変形例も交えて、人感センサの発報から特殊運転開始までの時間と、特殊運転持続時間と、設定時刻との一覧表である。図3に示す表には、発報位置と、発報から特殊運転開始までの時間と、特殊運転持続時間と、設定時刻と、によるそれぞれの列を設けるとともに、発報位置として、女子トイレ、女子更衣室、弁当仮置き場、VIP(救急)専用区域、車椅子専用区域と、による行を設けている。
図3の表に規定する発報位置からの人感信号を、制御部1が得たならば、発報後の規定時間経過後に特殊運転モードを開始し、開始から規定の持続時間を経過したときに、特殊運転モードを解除する。一例として、n階の女子トイレ16に配設された人感センサn2が発報後、3分経過してから、制御部1が女性優待モードに遷移させる。その女性優待モードの開始から5分後に、制御部1は女性優待モードを解除する。なお、女性優待モードの設定時刻は17:00~24:00、すなわち、一般的な会社の退社時刻を想定しており、退社時に該当女性が女子トイレ16に立ち寄ってから、その階のエレベーターに乗り込むまでの時間を3分以上で8分以内に設定している。なお、この設定時間は説明のために仮定した数字に過ぎない。さらに、図2を用いた説明と整合しない箇所もある。
本システム10は、建物20に標準的に設置された人感センサ11~n4や不図示の電気錠等のセンサと、通称管理人室や建築基準法で規定された中央管理室等の保安中枢設備3に引き込まれたセンサの検出信号線を入力する設備盤・防災盤(「監視盤」ともいう)4をエレベーター監視装置5やエレベーター制御装置2と接続したエレベーター制御システム10である。本システム10は、性別が判定可能な立入区域15~18(例えば、トイレや更衣室)に設置されたセンサ11~n4の検出状態に基づいて、エレベーター監視装置5が、階床毎、立入区域15~18毎の男女の有無を検出し、検出結果を参照して規定の演算処理を実行し、エレベーターを女性専用(あるいは男性専用)に割り当てるように制御する。また、本システム10は、人物が判定可能な立入区域15~18(例えば、最上階の社長室やバックヤード、サーバルーム)に設置されたセンサの検出状態に基づいて、エレベーター監視装置5が、エレベーター制御装置2に特殊運転モードへ遷移させて、該当者の求めに応じたサービスを提供できる。
以下、本発明の要点を説明する。
[1]本システム10は、エレベーターの運行を制御するものである。本システム10は、人感センサ11~n4と、制御部1と、を備えている。制御部1は、状況の変化に応じてエレベーターを特殊運転モードへ遷移可能にする。制御部1は、人感センサ11~n4をはじめ、建物20内に既存の保安設備を兼用利用する。
人感センサ11~n4は、建物20内の立入区域15~18によって人物の属性を推定可能に配設されている。つまり、ある属性の人だけが立ち入ることを許容された区域15~18に配設された人感センサ11~n4から得られた人感出力によれば、人物の属性を推定できる。制御部1は、得られた人感出力に応じて推定される人物の属性に適合する特殊運転モードに遷移させるように、エレベーターの運行を制御する。
本発明によれば、特段の設備改修をすることなく、最小限の配線工事等や制御装置の調整により、既存のエレベーターを状況の変化に応じて特殊運転モードへ遷移可能にするエレベーター制御システム10を提供できる。
[2]本システム10の制御部1は、複数台のエレベーターに対する群管理として、割当制御と、全体制御と、遷移制御と、について制御機能を有する。割当制御は、建物20内の即応的交通状況やかご呼びに応じて複数台の中から最適なエレベーターを選択して割り当てる制御である。全体制御は、周期的な交通流の変化に応じてエレベーター群の全体的な運行を決定する制御である。遷移制御は、各エレベーターに対する待機、回送、又は輸送の状態を遷移させる制御である。
特殊運転モードでは、呼応独占と、選別輸送と、時限専用化と、属性専用運行表示と、特殊運転モード表示と、の少なくとも何れかを実現する。呼応独占では、特殊運転モードに遷移する原因の人感出力を生じた発報階からのかご呼びに応じて回送するエレベーターを、他の階からのかご呼びに応じさせない独占排他的な運転に少なくとも1回割り当てる。
選別輸送では、回送状態のエレベーターに対し、同一の属性を推定させる人感出力を生じる発報階があれば、当発報階からのかご呼びに応じて、推定された人物の属性に適合する輸送状態を維持する。時限専用化では、特殊運転モードに遷移する原因の人感出力を生じた発報時刻から所定時間だけ推定された人物の属性に応じて複数台の中から当属性専用に指定したエレベーターの運行を決定する。
また、属性専用に指定したエレベーターの運行状態である旨の表示として、例えば、かご呼びボタンのすぐ上で、それを押す人の目の高さ位に、「〇×専用運転中」等と表示すれば良い。また、特殊運転モードである旨の表示として、例えば、かご内の行き先指定ボタンや、かご呼びボタンの周辺等に、「車椅子対応緩慢運転中」、あるいは「60階直行」等と特殊運転の仕様に合わせて表示すれば良い。これは、該当者への案内であるとともに、非該当者への不利益告知でもある。該当位置、又はその近傍に既設の液晶表示器等があれば、兼用利用すると良い。
[3]本システム10における立入区域15~18として、女性専用領域16,18を採用すれば、相当の効果を発揮できる。すなわち、女性専用領域16,18に立ち入った人の属性は女性だから、そこに配設された人感センサ12,22,n2,14,24,n4の発報を受けた本システム10の制御部1は、特殊運転モードとして、女性優待モードに遷移すると良い。
[4]特に、女性専用領域16,18が、女子更衣室18又は女子トイレ16である場合、その階からエレベーターを利用する人が女性である可能性が高い。そのことを原因として遷移する特殊運転モードとして、女性優待モードにする。具体的には、つぎに第1~第3で示す3つの特殊制御のうち、少なくとも何れかを実行する。
第1の特殊制御として、このような状況のため、女性が乗り込んだと推定される場合、その階で乗り込んだ人が行先指定した階以外の途中階から、どの属性の人からかご呼びがあっても、それに応じないで通過するように制御する。その結果、既に乗っている女性は、途中階から乗り込もうとする者がどんな人であるかを予想して身構える必要もなく、安心して目的階まで到達できる。
第2の特殊制御として、女性が乗り込んだと推定される輸送状態の途中階でかご呼びがあった場合、それが女性のかご呼びと推定されるなら、その階でかごを止めて女性同士の相乗りを許容するが、それ以外は応じないで途中階を通過するように制御する。その結果、既に乗っている女性は、途中階から乗り込もうとする者がいても、女性に限られるので、特に身構える必要もなく、安心して目的階まで到達できる。
第3の特殊制御として、女性優待モードでは、女性専用又は男性の利用禁止、あるいは男性に利用の遠慮を要請するように表示する制御を行う。なお、この表示は、女性優待モードが解除されるまでの間、少なくともエレベーター停止階の全てにおいて、かごの内外に目立たせるが、解除後は解除されていることが誰の目にも明らかであることが望ましい。
[5]本システム10は、少なくともエレベーターの制御と監視を行う目的の保安中枢設備3(「管理人室」又は「中央管理室」その他の呼称は問わない)を備えた建物20のエレベーターに適用される。保安中枢設備3には、他の防災保安信号とともに、人感出力が情報接続されている。制御部1は、保安中枢設備3の内部又は近辺にて情報接続された人感出力を用いて、エレベーターを特殊運転モードへ遷移可能にする。
[6]建物20内の立入区域15~18による推定可能な人物の属性は、つぎに第1~第4で示す4つの属性のうち、少なくとも何れかである。第1の属性は、男女の別であり、女性優待を目的とする。第2の属性は、特定業種の従事者であり、例えば、貨物の搬送効率を高める効果が期待できる。特に、弁当仮置き場に配設された人感センサの発報に応じて、エレベーターを弁当納入業者専用モードに遷移させようにすれば、弁当納入業者が昼食時間に間に合わせるように納品できる効果がある。
第3の属性として、建物20内における、処遇、又は重要性や緊急性の優劣に基づく属性がある。この属性を推定して、エレベーターを特殊運転モードへ遷移可能にする。例えば、建物20のオーナーやテナントの社長は、そのように規定された人だけが通過するゲートに配設された人感センサの発報に応じて、エレベーターをVIP専用モードに遷移させようにすれば、多忙なVIPの時間を有効活用できる効果がある。なお、上述のVIPを救急隊員と読み替えれば、救急専用モードに遷移できて、救命率を高める効果がある。
第4の属性として、保護が必要であればその程度の区別に基づく属性がある。この属性を推定して、エレベーターを特殊運転モードへ遷移可能にする。例えば、車椅子の専用ゲートや専用通路に配設された人感センサの発報に応じて、エレベーターを車椅子優待モードに遷移させる。そうすれば、扉の開閉に至るまでの時間を延長して緩慢にすることにより、安全性を高めるとともに、該当利用者の使い勝手を向上させる効果がある。
[7]本方法は、エレベーターの運行を制御するエレベーター制御方法である。まず、エレベーターを備えた建物20内において、人の立入区域15~18毎に人感センサ11~n4が配設されている。これら、異なる立入区域15~18毎に、立ち入る人の属性が区別されていることが多い。その一例として、トイレや更衣室に定められた男女の別がある。したがって、女子トイレ16に配設された人感センサ12,22,n2や女子更衣室18に配設された人感センサ14,24,n4が発報すれば、該当する区域に立ち入った者は、女性と推定される。
まず、特定のセンサに発報の有無を確認する(ステップS1)。例えば、n階の女子トイレ16の人感センサn2の発報が検出された(ステップS1)とする。これを換言すると、制御部1が、人感センサn2の人感出力を認識した(ステップS1)。つぎに、他の特定のセンサの発報が所定時間以内に検出されたか否かを確認する(ステップS2)。例えば、2階の男子トイレ15の人感センサ21の発報が検出された(ステップS2)とする。これを換言すると、制御部1が、人感センサ21の人感出力を認識した(ステップS2)。
制御部1は、ステップS1,S2より、認識された人感出力の発報原因となった立入区域が、n階の女子トイレ16と、2階の男子トイレ15であることを認識する。このように、制御部1は、識別結果に基づいて、立ち入った人物の属性を、男女の別と、特定業種の従事者と、建物20内における処遇、又は重要性や緊急性の優劣と、保護が必要であればその程度の区別と、のうち少なくとも何れかに該当するか否かについて、これらの項目を識別結果と照合する。
制御部1は、上述のように照合した結果、人感センサ11~n4から得られた人感出力に応じて推定される人物の属性に適合する特殊運転モードへ遷移する(ステップS4~S9)。なお、男女の識別以外の属性については、説明を簡略にしている。
[8]照合した結果、すなわち、立入区域15~18が女性専用領域16,18であれば、特殊運転モードとして女性優待モードにする、少なくとも女性が存在するので、制御部1は、予め定められた論理に基づいて女性優待モードへ遷移する(S5)。なお、この論理には、日中の混雑時間帯であれば、女性優待モードへ遷移させないようにプログラムされていても良い(図3参照)。この運用時間帯の論理は、満員電車に対する女性優待モードの適用時間帯とは逆である。
[9]立入区域が特定業種の従事者専用領域であれば、特殊運転モードとして特定業種に適合する運転モードにする。例えば、建物20のテナントにおける多数の就業者に対する仕出し弁当提供の業者が、弁当を積んだ配送用の台車を地上階の弁当仮置き場に指定された不図示の所定区域に置いたとする。このとき、当該区域に配設された人感センサ等が発報したことに基づいて、制御部1は、弁当搬入優先モードに遷移させることが可能である。ただし、適用時間は、図3に示すように、午前11時から同45分までの45分間内であり、複数の貨物専用エレベーターのうちの所定の1機に限定するといった論理(不図示)を併用しても良い。
[10]立入区域が保護を要する人専用の領域であれば、特殊運転モードとして要保護者優待モードにする。例えば、車椅子優待モードの運用について、[6]に第4の属性として説明したとおりである。
[11]立入区域が建物20内における優待処遇者専用の領域であれば、特殊運転モードとしてVIPモードにする。制御部1は、該当する人感センサ等が発報したことに基づいて、VIPモードに遷移する。VIPモードでは、VIPと認定された搭乗者が、かご内の行き先指示したとおりに運転される以外、他の階からのかご呼びに応じない独占排他輸送状態となる。なお、VIPモードを救急隊員専用モードと読み替えても同様の運行になる。
[補足]
中央管理室(本発明でいう「保安中枢設備」)3とは、建物や建築設備などを集中的に管理するための場所である。建築基準法及び建築基準法施行令の規定により、一定の規模を超える建築物において設置が義務づけられている。高層ビル、大規模な百貨店、病院等には必ず設置されている。中央監視室3を設置しなければならない建築物の一つに、高さ31mを超える非常用エレベーターの設置が必要な建築物がある(他の詳細は省略する)。
本システム10の適用対象とする建物20は、建築基準法施行令第20条の2第2号に規定された中央管理室(保安中枢設備3)を備えている。保安中枢設備3は、少なくとも非常用エレベーターの制御と監視を行う。逆に、非常用エレベーターが設置された建物20には、その非常用エレベーターの制御と監視を行う保安中枢設備3の設置が義務付けられている。保安中枢設備3は、保安目的で常時人による監視等が行われており、確実な通報体制が確保されている。
建物20は、このような法定義務を遵守するために、建物20の随所に各種センサ11~n4が配設されて、保安中枢設備3の監視員に保安情報を提供できる体制が構築されている。その保安情報は、保安用信号線により保安中枢設備3に情報接続されている。この保安用信号線から得られた信号を用いて任意に設定された特殊運転モードへの遷移を可能にする制御部1が設けられている。なお、保安情報とは、人感センサ11~n4の発報する人感出力をいう。また、保安用信号線とは、図1の設備盤・防災盤4を経由してエレベーター監視装置5に接続されて情報接続された信号線であって、人感出力のほか、図示せぬ電気錠の開閉信号を伝達する信号線も含まれる。
上述した保安用信号線と、特殊運転モードへの遷移を可能にする制御部1と、は何れも既存、又はわずかな配線や増設、あるいは改造工事の負担で実現できる設備である。これらによって、制御部1が、保安用信号線から得られた発報信号を用いて、特殊運転モードへの遷移を可能にする。
以上、説明したように、所定基準に該当する(ある規模以上の)建物20には防災・セキュリティ管理目的で各部にセンサが配置され、設備の状態を集中管理する法定義務がある。本システム1及び本方法は、このように集中管理された既存のセンサ信号を利用することにより、特段の設備改修をすることなく、最小限の配線工事等や制御装置の調整により、既存のエレベーターを状況の変化に応じて特殊運転モードへ遷移可能にする。一例として、女性優待モードを実現する。
1 制御部
2 エレベーター制御装置
3 保安中枢設備(管理人室、又は中央管理室)
4 設備盤・防災盤
5 エレベーター監視装置
6 設備状態検出部
7 制御処理部
8 設備状態記憶部
9 エレベーター動作状態判定部
10 エレベーター制御システム(本システム)
11~14(1階),21~24(2階),n1~n4(n階), 人感センサ
11~n1 (1階~n階にある男子トイレ15の)人感センサ
12~n2 (1階~n階にある女子トイレ16の)人感センサ
13~n3 (1階~n階にある男子更衣室17の)人感センサ
14~n4 (1階~n階にある女子更衣室18の)人感センサ
15~18 立入区域
19 エレベーター動作モード切替部
20 (ある規模以上の)建物
25 エレベーター通信部

Claims (7)

  1. エレベーターの運行を制御するエレベーター制御システムであって、
    立ち入った人物の属性を推定可能な立入区域に保安設備として配設された既存の人感センサと、
    該人感センサより得られた人感出力に応じて推定される人物の属性に適合する特殊運転モードへ遷移可能にする制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記人感出力を得るために前記既存の保安設備を兼用利用するように情報接続された、
    エレベーター制御システム。
  2. 前記制御部は、複数台のエレベーターに対する群管理として、
    建物内の即応的交通状況やかご呼びに応じて複数台の中から最適なエレベーターを選択して割り当てる割当制御と、
    周期的な交通流の変化に応じてエレベーター群の全体的な運行を決定する全体制御と、
    各エレベーターに対する待機、回送、又は輸送の状態を遷移させる遷移制御と、
    を制御可能であり、
    前記特殊運転モードでは、
    該特殊運転モードに遷移する原因となる前記人感出力を生じた発報階からのかご呼びに応じて回送するエレベーターを、他の階からのかご呼びに応じさせない独占排他的な運転に少なくとも1回割り当てる呼応独占と、
    回送状態のエレベーターに対し、同一の属性を推定させる前記人感出力を生じる発報階があれば、当該発報階からのかご呼びに応じて、前記推定された人物の属性に適合する前記輸送の状態を維持する選別輸送と、
    前記特殊運転モードに遷移する原因となる前記人感出力を生じた発報時刻から所定時間だけ前記推定された人物の属性に応じて前記複数台の中から当該属性専用に指定したエレベーターの運行を決定する時限専用化と、
    前記属性専用に指定したエレベーターの運行状態である旨の表示と、
    前記特殊運転モードである旨の表示と、
    の少なくとも何れかを実現する、
    請求項1に記載のエレベーター制御システム。
  3. 前記立入区域は、女性専用領域であり、
    前記特殊運転モードは、女性優待モードである、
    請求項1に記載のエレベーター制御システム。
  4. 前記女性専用領域は女子更衣室又は女子トイレであり、
    前記女性優待モードは、
    女性が乗り込んだと推定される場合に途中階からのかご呼びに応じない制御と、
    女性が乗り込んだと推定される場合に途中階では、女性からのかご呼びと推定され場合以外に応じない制御と、
    女性専用又は男性の利用禁止、あるいは男性に利用の遠慮を要請する表示と、
    の少なくとも何れかを実行する、
    請求項3に記載のエレベーター制御システム。
  5. 前記エレベーターは、少なくともエレベーターの制御と監視を行う保安中枢設備を備えた建物に配設され、
    前記人感出力は他の防災保安信号とともに前記保安中枢設備に情報接続され、
    前記制御部は、前記保安中枢設備の内部又は近辺にて情報接続された前記人感出力を用いて、前記特殊運転モードへ遷移可能にする、
    請求項1に記載のエレベーター制御システム。
  6. 前記立入区域による推定可能な人物の属性は、
    男女の別と、特定業種の従事者と、前記建物内における処遇、又は重要性や緊急性の優劣と、保護が必要であればその程度の区別と、のうち少なくとも何れかである、
    請求項1に記載のエレベーター制御システム。
  7. エレベーターの運行を制御するエレベーター制御方法であって、
    前記エレベーターを備えた建物内の立入区域に配設された人感センサが発報した人感出力を認識するステップと、
    該認識された人感出力の発報原因となった立入区域を識別すると、
    該識別された結果に基づいて立ち入った人物の属性を、男女の別と、特定業種の従事者と、前記建物内における処遇、又は重要性や緊急性の優劣と、保護が必要であればその程度の区別と、のうち少なくとも何れかに該当するか否かについて推定すると、
    該人感センサから得られた人感出力に応じて推定される人物の属性に適合する特殊運転モードへ制御部が遷移するステップと、
    を有するエレベーター制御方法。
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